6205. 2000年10月30日 09時54分49秒 投稿:Cauli. 
うーむ。確かに、これからも火山の近くに住むつもりなら「普通の市民の9割」でいてはいけないのかもしれない。早川さんは教育学部の先生だから、高校における地学教育についても一家言お持ちかもしれないけれど、あたしのいた、今世紀に限って言えば柵をくぐって危険地帯に入り込む無謀な人間がたまにガスに殺される程度しか火山の直接的被害かない県では、公立高校数約40校に対し専任の地学の先生は15人くらいしかいなかったらしい。

教育の充実は中長期的な課題として、ここでの話についていくくらいなら、本を一冊読めば何とかなりそうな気はする。ただ、そういう本はなかなか街の書店には置いてないので、買いに行くのにひと苦労するかもしれない。よい図書館があればそちらを探した方が早いかも。

[202.233.211.237][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]

6208. 2000年10月30日 16時20分08秒 投稿:たかやま 
 明日31日の朝くらいから、南風が吹くようになります。850hPaの予想でも南から南東になります。

 火山ガスが関東にやってこなかった#6133の時との違いは、南シナ海に台風20号があることと、夏に近い気圧配置になることです。台風が東海上に抜けるまで、850hPaで南風が吹きやすい気圧配置が続きそうです。

[160.202.2.10][Mozilla/4.75 [ja] (Win95; U)]

6209. 2000年10月30日 18時38分52秒 投稿:Cauli. 
6196早川さん>
火山学者ではないのですが、危機管理に従事した経験も一応あるので、自分なりの考えを書いてみます。

《二酸化硫黄以外のガスへの留意》
 二酸化硫黄が減っても、他の有毒ガスが多ければ帰島は難しいと思います。具体的には硫化水素を懸念しています。温度が下がって硫黄が十分酸化されずに出てくるとなると、SO2/H2S比が減って二酸化硫黄の放出量は減少しても硫化水素は減らないかもしれない。COSPECで観測できないからといって他のガスを軽視すべきではないでしょう。

《観測体制の充実》
 数千トン/日レベルといえば9月初めくらいの数値で(8月28日二酸化硫黄関東来襲時に雄山が何をしたのか不詳なので、それはひとまず置きます)、風向きによっては決して安心できる数値ではないでしょう。島での生活再開の前にまずは一時帰島を目指すことになるかと思いますが、その前に火山ガスの常時観測点を何か所か整備し、雄山に不穏な動きがあったときはすみやかに避難指示ができる体制が必要だと思います。6168でたかやまさんが指摘されたように、ウインドプロファイラレーダーを(できれば複数台)置けるともっといいのですが。

《避難体制の確保》
 三宅島に発着する東海汽船は、波浪を避けて風下となる港に接岸するのが通常の運航ですが、火山ガス来襲時の避難体制としてはまったく不適当です。かとれあ丸接岸強行事件(9月20日)の報を聞いたときは、島に人を置いてなかったことにほっとしました。補助汽船(タグボート)の力を借りればかとれあ丸クラスの船でも接岸できるのか、別の船(もっと小型の船?)を使えばいいのかはわかりませんが、風下以外の港から避難できる体制が必要です。小型船利用の場合は、阿古・錆ヶ浜以外の港の利用も考慮できます。

[211.128.227.51][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]

6210. 2000年10月30日 18時40分27秒 投稿:村松@東北大 
#浦島大太郎
6161すみれさん:
お呼びだったんですね。すいません。超多忙のメルトダウン状態だったので。
水タオルは呼吸して気体を通過させることによって吸収させてますから、そういう動的なものを取り入れないと、SO2は簡単には水には吸収されないでしょうね。
って、そういう話でしたっけ?
すいません。意味を取り違えているかもしれません。
#すでに話題はHCHOにいってましたね。
[130.34.31.136][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

6211. 2000年10月30日 20時25分06秒 投稿:M3 
>6210
>>>
水タオルは呼吸して気体を通過させることによって吸収させてますから、そういう動的なものを取り入れないと、SO2は簡単には水には吸収されないでしょうね。
って、そういう話でしたっけ?
<<<
 水の蒸発熱で室内を冷やす、冷風機?器?(冷風扇?)というものが
あったように記憶していますけど(?マークだらけでごめんなさい)。
構造的には濡れタオルのようなものに室内空気を透過させるんでしたか。
 これで、SO2吸収の効果は期待できるでしょうか?
[202.219.203.47][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows NT 5.0)]

6212. 2000年10月30日 20時33分14秒 投稿:M3 
とりあえず検索でかかった「冷風扇」関係?のURL紹介
http://www.moritadenko.co.jp/mwc390.htm
http://www.iimono.co.jp/p/1502-72156.html
http://ww1.enjoy.ne.jp/~selen/CRS-GLOOP/OTHER/OT2-9907.HTM
SO2雰囲気では寿命が問題かもしれませんね。
[202.219.203.47][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows NT 5.0)]

6213. 2000年10月30日 22時18分04秒 投稿:すみれ 
6210村松さん
ありがとうございます。SO2の話で良いのです。
とすると濡れマスクみたいなものは、風邪の予防にも効果ありそうですが、
SO2を除去する幾分かの効果はありそうですかね?

それから、気体の分子は激しく飛びまわりぶつかり合っているのですから、
水槽の中に飛び込んできて、うまい具合に水につかまって溶ける
ということにはならないでしょうか?

>そういう動的なものを取り入れないと  から一案
大きなバスタオルを濡らして(畳が濡れないように注意して)
室内にぶら下げる。 
そのバスタオルめがけて扇風機の風を送る というのはどうでしょうか?

[133.205.224.145][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)]

6218. 2000年10月31日 02時01分10秒 投稿:Cauli. 
#6205自己フォロー。

新宿の、名の知られている大書店に寄って、どんな本がいいか目をつけてきました。店内の「車・星」という表示(そんな無茶な)に従いそこに行ったものの、天文と気象に関する本はあっても火山に関する本はなく、結局はそこからかなり離れた「地理」の表示の下で見つけたのですが、とりあえず3冊。

(1)宇井忠英編「火山噴火と災害」東京大学出版会3700円+税
(2)兼岡一郎・井田喜明著「火山とマグマ」東京大学出版会3400円+税
(3)下鶴大輔著「火山のはなし」朝倉書店2900円+税

さて、ここから火山学者には書けないことを書きます。あたしがこの3冊の中でどれが良いかと問われれば、どれでもいいと答えます。敢えて選べば、安くて薄い(読了に時間が掛からない)、かつ今夏出たばかりで平積み在庫がある(3)がおすすめ。

そんな無茶な、と職業火山学者には言われるかもしれないけど、どの本にもひと通りの火山災害に関する情報は載っていると思います。いま問題となっている火山ガスの発生メカニズムについては(2)がやや詳しいけれど、どうせ三宅島は史上例のない量のガスを出しているのだから、必ずしも過去のメカニズムがあてはまるかどうかわからないし、そこまで知っている必要もなさそう。(1)も社会科学的分野の記述が詳しいけれど、マスコミならともかく住民の立場では知らなくてもよさそう。ということで、(3)は薄いからといって情報が足りないわけではないと判断しました。

[211.2.44.112][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]

6221. 2000年10月31日 06時16分56秒 投稿:いけだ 
いしざきさん6187>飛鳥明日香(とぶとりのあすか)→飛鳥(あすか)
          斗=大量に=早く
昔の話題を蒸し返すので、かなり心苦しいのですが、飛鳥明日香と書かれた出典を教えていただくと大変嬉しく思います。
飛鳥の安宿(飛ぶ鳥も安らげる土地)→飛鳥と書いてあすかと読む→かな書きで明日香と書く。
わたしはこのような順番だったと理解していたので飛鳥明日香という用例を知りません。この掲示板に地名マニアとしてデビューした経歴を持つわたしとしては大変興味があります。

同様に『斗=大量に=早く』の用例を知りたい。少量の、取るに足らない、という意味で使われている例ならばわたしも出会ったことがあります。
10升=1斗の単位としての用例は斗のよみと形が十に似ていることから来ています。
「とます」という部首名や北斗七星を出すと分かり易いと思いますが「斗」は酒などを酌む柄のついた容器、ひしゃくなどを指しそこから升や壺など、液体を入れる容器の意味で使われることが多く漏斗の場合もその意味と考えて差し支えない。とわたしは判断しています。

すみれさん6213>濡れタオル
経験的には枕元に掛けておいても余り効果はありませんでした。風邪の予防にはなったかもしれません。
外からの風の入口、窓辺や玄関先に風の方向と平行に幾つかタオルを掛けるやり方が最も効果があったような気がします。気がするというのはその日がたまたま余りガスが来ていなかった可能性も否定できないので。
とはいえやはりわたしにはヨモギ枕が楽にしてくれたという思いの方が強い。

[210.166.226.27][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

6225. 2000年10月31日 07時19分20秒 投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/volcanology/content.html]
6218Cauli.さんに対抗して宣伝します.

↑なら,ただで読めます.
ただし図表は,買ってお読みください.

[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

6229. 2000年10月31日 10時25分45秒 投稿:ちば 
 [http://www.moritadenko.co.jp/mwc390.htm]
6211,6212M3 さん>

私の理解では
「冷風扇」は水に浸したタオルに後ろから扇風機で風を送って
部屋を冷やすという、強力な加湿器のようなものです。

外気との熱交換のための管もなければ、モーターの発熱を逃がす
ための何らかの手段も講じられていない代物です。

結果的に気化した分だけ部屋の湿度が上がってしまうので
閉め切った部屋の中は、水蒸気で飽和し、カビだらけになるだけ

これは買ってしまって困った人から聞いた話です
(部屋を締め切っていなければ、多少冷えるのかもしれませんが)
とても体によいという気はしません

[202.32.150.2][Mozilla/4.7 [ja] (Macintosh; I; PPC)]

6230. 2000年10月31日 12時01分23秒 投稿:Cauli. 
6225早川さん>
その、新版地学教育講座2『地震と火山』(東海大学出版会)を探したのですが、書店にありませんでした。6218で紹介したうち(1)(2)も1冊ずつしか在庫がなく、ここを読んで買いに行く人が他にいればその書店ではすぐに入手できないかもしれません。
 

6226早川さん>
ちょっとそのレベルになると、ネット上で読むのはつらいです。これは早川さんが書かれた内容に対する批判でなく現在のInternet環境の問題で、大学等で常時接続環境のある人がつれづれに読むにはいいけど、ダイヤルアップで読むにはボリュームがあり過ぎると思います。また、「スコリア」って何?と思ったときに使うべき索引がないのも検索で足りるはずだけど、これも時間に追われながらの接続ではつらい。なお、以上の欠点は必要なページをまとめてダウンロードしてくるツールを使うことで、ある程度は解決可能でしょう。

なお、早川さんによる一連の解説ページで秀逸なのはこれだと思います。簡にして要を得ており、10分で読めるし印刷して配るのも楽(あ、著作権放棄階層にないんだっけ)。あとは岩塊/礫/灰の違いと火山ガスに関する記述が追加されれば完璧…と思ったのですが、警職法第4条と災対基本法第61条・第63条の関係はちょっと違うらしい(参考文献:防災行政研究会編集「逐条解説災害対策基本法 改訂版」1997.8ぎょうせい刊)。

[211.128.226.177][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]

6233. 2000年10月31日 13時19分12秒 投稿:村松@東北大 
#超多忙でメルトダウン進行中 (;_;)
6213すみれさん:
液体への気体の溶解速度は結構遅いので、濡れタオルよりも、吸着剤の方が100倍も(←全く理論的根拠なしの数字)効き目がありまっせ。吸着速度は結構速いので。
家庭でどうするか。
エアコンや扇風機の吸い込み口のところに、吸着剤の入ったずたぶくろを下げておくとか、でしょうか。なんか良いアイデアはないでしょうか。
[130.34.31.136][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

6239. 2000年10月31日 18時56分55秒 投稿:ちば 
 [http://www.med.nagoya-cu.ac.jp/isotope.dir/kou1]
ガスをどうやって無害化するかですが、
実験室にあるドラフトチェンバーのその先がどうなっているかが
参考になるのではないでしょうか。

昔のドラフトは、ただ、危険なガスを吸い込んで外に排出するだけで
実験作業者の安全確保のためには十分でしたが、
外に直接出すという点では、煙突や換気扇と何も違わなかったのです。
要するに、その分だけ屋外の大気(環境)を汚染していたわけです。

いまは、そんなことはとても許されないのでしょう。
最近のものはずいぶんと違うようです(参考写真)。
ドラフトの隣に大きな透明な箱があって
なかにシャワーがあって水がジャージャーと流れている。

どうやら吸い込んだガスをこのシャワーの中を通過させながら
無害化させているようです。
それだけなのかどうか、活性炭があるのか、その水をどうするのか
詳しい仕組みは知りませんが、
興味津々。

[202.32.150.2][Mozilla/4.7 [ja] (Macintosh; I; PPC)]

6241. 2000年10月31日 22時17分01秒 投稿:M3 
6229>>>
結果的に気化した分だけ部屋の湿度が上がってしまうので
閉め切った部屋の中は、水蒸気で飽和し、カビだらけになるだけ
<<<<
はい。冬期に密閉度の高い部屋で使うと悲惨なことになると思います。
でも、密閉度が高くないからガスの浸入が問題になるのだろうし、
これからの関東地方は、湿度が低くなるでしょうから、もしかして使
えるかなと思いました。

*

そろそろ来年の話をしても、良い頃?
海上保安庁水路部のホームページ
20世紀最後の日没情報・21世紀最初の初日の出情報

[202.248.12.105][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows NT 5.0)]

6245. 2000年11月01日 01時13分14秒 投稿:大庭 
6229 ちばさん

 同じ原理を使った加湿器が販売されていた(います)。
 カタログハウスの「通販生活」で取り扱っている商品で、大きなスポンジ状のフィルタ
に水を染み込ませ、ファンによる風を強制的に当てて加湿するという物です。

 説明によると、超音波加湿器などと違い、水だけを蒸発させるので白い粉が付かない。
フィルタに塵などが付着する事によって、空気清浄効果を持つ。
 周囲の湿度が上がると蒸発量が減るので、電子的な制御をしなくても、湿度をほぼ一定
に保てる。

 などの長所が書かれていたと思います。今販売しているかはわかりません。

 あと、壁などの結露の話ですが、室内の空気が飽和して結露するのではなく、壁や窓
など、室内の空気より温度の低い物に空気が接することによって、その部分だけ空気の
温度が下がる為に、一部の空気が飽和して結露するものだと思います。

 窓がビチョビチョになっている時でも、湿度計が40%以下の値を示していることは
よくあります。壁や窓が室温と同じなら、結露はそう簡単には起こりません。
 寒い地方で一日中暖房をしている様な所では、壁の結露は以外と少ないものです。

 壁に断熱材を貼る。家具と壁の間に十分な隙間を取って換気を良くする。窓は雨戸を
閉めて、内側にはカーテンを二重にする。断熱効果のあるミラータイプのフィルムを貼る
などの処置で、結露をずいぶん改善できます。

 後、築造後日が短い鉄筋コンクリートの建物の場合には、コンクリートの中の水分が
まだ外に出きっていないので、結露はさらにひどくなります。

 なんだが、話が脱線してしまった様な気がする(^_^;) 

[211.13.145.246][Mozilla/4.73 [ja] (Win98; U)]

6247. 2000年11月01日 18時45分11秒 投稿:吉野@千葉県 
 [http://www.pref.chiba.jp/syozoku/e_taiki/kanshi/joukyou/tainfo.htm]
早川さん
ちばさん
すみれさん
ららさん
さち@さいたまさん

5700>の続きです。

大気汚染データのリアルタイムでの公開について、千葉県が後れてました。
県当局(大気保全課)にインターネットでの公開を要請し、9月県議会の場でも公式に要請してきました。県当局も、事態の重要性を認識し、本日(11月1日)から千葉県のホームページ↑にあがりました。風は南風から北東あるいは北西風の季節となってしまいましたが、ようやく東京、神奈川、埼玉に並びました。
三宅島の火山活動が越年し、再び、南風の季節になるまでに、県内の事業所の排出量(NOX,NO,
CO,etc)などをリアルタイムで公開し、東京都の現状を追い超せるようになりたいと県当局も頑張っております。

エピソードを一つ。
今回のデータ公開で、予算やら何やら、いろいろあったようですが、外部に発注しようと見積をとったところ、結構な金額の見積だったとか。これまでだったら、当然、実施は次年度(来年4月以降)からということになったと思います。
しかし、この度は県当局(環境生活部や大気保全課)のトップ自身に気合が入ってたことで、課の職員も、「なにくそ」と職員が自らの手で変換プログラムを書き、キーボードで打ち込んだとの由。県職員も、なかなかやるじゃん!!、という感じでした。
皆さん。この件で何かお気づきのことがあったらご指摘下さい。

[202.238.108.222][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows NT 5.0)]

6250. 2000年11月01日 22時57分15秒 投稿:Cauli. 
 [http://www.hokkaido-np.co.jp/News/Stock/20001101/0021.200010318663.html]
道新↑によると、洞爺湖汽船が募集していた有珠・金比羅山噴火口(2つ)の愛称が「有(ゆう)くん」「珠(たま)ちゃん」になったという。

応募作の中には「おかだ」「ひろむ」というのもあったらしいが、火口に自分の名が付けられるとしたらやはり火山学者冥利に尽きるのか、それとも…。
 

6247吉野さん>
それ、リンク集に載せるかどうか迷っています。もちろん県庁サイトに載せたのは県民の関心に応えるという意味で効果がないわけではないけど、実はそらまめ君にリダイレクトしているだけで、他の南関東3都県のと違って以前あったようなそらまめ君への入電停止時に予備として使えるわけではありませんから。

ただ、あたしも千葉県に県民税払っていますが、いまさらプログラムを外注して他県と同じことをやるのも能がないと思います。いっそ国立環境研と提携して、そらまめ君のバックアップサイトを千葉県が運営するというのはどうでしょう。プログラムは環境研からタダでもらってきて、そらまめ君停止時にも千葉県のサイトで関東1都7県のデータを見られるようにするわけ。もちろんそれは、茨城県がやっても群馬県がやってもいいのですが。

[211.2.44.70][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]

6256. 2000年11月02日 01時18分42秒 投稿:吉野@千葉県 
6250>Cauliさん

ご指摘の通りと思います。

現状で、そらまめ君の停止、又は、そらまめ君への入電停止時の予備機能をどう発揮させるかが課題であることは、私も承知しています。現状の県内55ポイントの常時観測データをまとめているのはDosベースのプログラムだそうで、そこで経過措置としてリダイレクトして県庁サイトに載せたとのことです。なお、神奈川、埼玉、千葉などの観測データは、一端、東京都のサーバーを経由して、環境研に入れているようです。

Cauliさんの言われる「いまさらプログラムを外注して他県と同じことをやるのも能がないと思います。いっそ国立環境研と提携して、そらまめ君のバックアップサイトを千葉県が運営するというのはどうでしょう。プログラムは環境研からタダでもらってきて、そらまめ君停止時にも千葉県のサイトで関東1都7県のデータを見られるようにする」ことが、次の段階の作業かと思います。

適切なご提案に感謝します。私も真剣に取り組んでみます。

[202.238.108.126][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows NT 5.0)]

6265. 2000年11月02日 20時41分11秒 投稿:M&M 
 [http://www.kishou.go.jp/press/0011/01a/miyake.html]
はやかわさん
気象庁↑に掲載されています.すでにお読みとおもいますが.ところで文中に触れられている「10月下旬に行った観測では、二酸化炭素の放出量も高いことが確認されています」のデータは未掲載のようです.
[133.11.109.247][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.5; Mac_PowerPC)]

6270. 2000年11月02日 22時03分59秒 投稿:みね 
 [http://volcanoes.usgs.gov/]
>6265.M&M さん
USGSのVolcanoesさんのHPにある、↑
Volcano-Monitoring Techniquesという小冊子から、

Measuring volcanic CO2 gas from the air with an infrared analyzer (LI-COR)のページをご紹介します。

Measuring volcanic SO2 gas from the air with a Correlation Spectrometerのページもご紹介します。

CO2は赤外線領域で観測し、SO2は紫外線領域で観測するようです。
飛行機の飛び方も違います。
観測後、「データ解析や入念な確認をされている」と、今のところ思っています。

[210.251.8.84][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; MSN 2.5; Windows 98)]

6290. 2000年11月04日 05時31分27秒 投稿:たかやま 
#6208のフォローです。

 結局、関東には、三宅島の硫黄を含むガスはやってきませんでした。850hPaでかなり強い南風になったときもあったのですが、その時地上付近では東風が吹いていたりしました。そうしたことも来なかった原因の一つかと思います。

 関東の異臭騒ぎの頃を思い起こすと、安定した夏型で対流が弱く、なおかつ南風が吹くときでした。こうした条件が整わないと、関東に硫黄を含むガスはやってこないようです。

 してみると、来年の春先の春一番の南風でも、関東に硫黄を含むガスはやってきそうにありません。梅雨の後半、太平洋高気圧が強まるまで、異臭騒ぎは起こらないと思います。

 なお、御蔵島などの伊豆諸島は、この限りではありません。

[211.0.138.62][Mozilla/4.75 [ja] (Win95; U)]

6291. 2000年11月04日 07時14分19秒 投稿:ある読者 
 [http://www.k-erc.pref.kanagawa.jp/taiki/frtipk.htm]
6290 たかやまさんへ
11月2日のことですが、横須賀市中心部のバス停で硫黄臭を感じています。8月末の時のほどではありませんが、かなりハッキリとしたものです。すぐにバスに乗り込んでしまいましたのでどれくらいの間、においがしていたかは分かりません。横須賀市郊外(海より)でバスを降りましたが、その時には何でもありませんでしたが、30分後ぐらいに少しの間、弱い硫黄臭がありました。上記の神奈川県大気速報で確認しましたがデータには表れなかったようです。短時間だったり場所によってはモレもあるのだと認識しました。個人として解る範囲で情報を得、周りのものの安全に役立てています。こちらのサイトにも感謝しています。
[63.12.185.105][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 95)]

6293. 2000年11月04日 22時59分58秒 投稿:さの 
6290 たかやまさま

東京都が三宅近隣諸島にSO2等常時観測をせず、また、気象予報の中で三宅島の火山ガスの
情報が全く取り上げられない(神奈川県の環境当局は別)中で、狼少年効果を恐れず火山
ガスの拡散見通しをここにアップされることに敬意を表します。他にろくな情報がないです
もんね。

関東平野や濃尾平野はさておき、神津島や御蔵島において、今も硫黄酸化物や浮遊粒子状
物質により島民の健康がじわじわと蝕まれているのではないかと心配し続けています。

三宅近隣諸島でのSO2等の常時モニタリングデータは、三宅島への住民復帰のための極めて
重要な客観データとなるはずですが、何としたものか!

ところで、6290で「安定した夏型で対流が弱く」とありますが、逆に最近対流が弱くなった
ので、1500-2000m付近の火山ガス流が着地しにくくなったんじゃないかと思うんですが。
強風山岳流的流下のケースを別として、内陸に向かって日射により成長する大気混合層の厚
みが、火山ガスの着地を支配しているように思えますが、いかがでしょうか。

[210.165.70.240][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90)]

6295. 2000年11月04日 23時42分25秒 投稿:へちゃ 
6293さのさん.お久しぶりです.
>ところで、6290で「安定した夏型で対流が弱く」とありますが、逆に最近対流が弱くなったので、1500-2000m付近の火山ガス流が着地しにくくなったんじゃないかと思うんですが。

ちょっと気になる表現なので乱入させて下さい.たかやまさんの仰る状況は、静的安定度が高い状況を述べているのだと思います.この際,ガスの密度もしくはガスを含む大気の密度が大きくなったときだけ,静かな下降流が卓越し,地表面に濃いガスが到達したということでしょう.絶対不安定で,雷雲が多発するようなときは,対流が活発に起きていて,ガスの濃度が薄められてしまうということではないでしょうか?

強い擾乱の通過時(例えば日本海低気圧)の鉛直混合は,静的安定場に比べると,地面までガスが下りて来にくいのか,それ以前に拡散するかのことだと思います.

[210.236.130.19][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)]

6296. 2000年11月05日 01時48分20秒 投稿:たかやま 
さのさま、へちゃさま

 気象については、大学校時代の頃に学んだことと、予報士の試験を受けるために勉強しただけですので、いろいろ指摘して下さい。

 で、私の持っているイメージは、総観規模の擾乱の場合、圏界面まで全層で不安定になるため、硫黄を含むガスが拡散してしまうため、濃度が高くならないのではと思っています。へちゃさまがご指摘のような、夏の雷を発生させるような気圧配置もそうだと思います。

 夏の比較的安定した状況では、硫黄を含むガスが下層に閉じこめられます。そして、さのさま・へちゃさまがご指摘のように、海陸風かなんかの対流で硫黄を含むガスが引き下ろされ、異臭騒ぎが起きたのではと思っています。

 さらにいえば、海霧が発生するような強い逆転層があれば、もっと悲惨なことが起こるのではと思っています。三宅島では、ありえないですが。

[211.0.138.62][Mozilla/4.75 [ja] (Win95; U)]