6321. 2000年11月06日 16時09分26秒 投稿:松島 
他にもコメントしたいことがありますが、時間がないのでこれだけ。

6290 たかやまさん
>来年の春先の春一番の南風でも、関東に硫黄を含むガスはやってきそうにありません。梅雨の後半、太平洋高気圧が強まるまで、異臭騒ぎは起こらないと思います。

春一番のように南から暖かい風がやってくる場合、陸上に冷気が溜まっていて暖かい空気がその冷気に乗り上げてしまうようなときは大丈夫でしょう.
でも、温風が陸上の冷気をさらってしまうような時は要注意だと思います.風速も大きいので対流混合が盛んになると思います.
それから、春には地上が強い日射で温まった時に、上空に寒気が入ってとても大気が不安定になることがあります。当然,対流混合が強くなります。
にわか雨や雷雨、ときにはひょうが降る場合がこれに当たります.
春の関東地方ではこういうことが多いので要注意だと思います.

[130.34.125.208][Mozilla/4.75 [ja] (Windows NT 5.0; U)]

6322. 2000年11月06日 19時36分58秒 投稿:Cauli. 
 [http://www.kishou.go.jp/miyake/jyoukyo/1106.pdf]
三宅島火山観測情報第337号↑、「11月3日頃から、微動振幅の大きさがおおよそ30分毎に周期的に変化している状態が続いています」って何だろう?

雄山上空約1000mの今夜から明日の風向:南東、風速:4〜6m

[211.128.226.183][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]

6323. 2000年11月06日 19時43分11秒 投稿:Cauli. 
 [http://www.pref.gifu.jp/s11142/seikatu/teleme/]
岐阜県保健環境研究所↑。19時現在、笠原0.075ppm、中津川0.073ppmとそらまめ君スケールで緑レベル。静岡・愛知がデータ発表してないのが痛いなぁ。
[202.233.211.247][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]

6336. 2000年11月07日 19時04分30秒 投稿:Cauli. 
 [http://www.kishou.go.jp/miyake/jyoukyo/1106.pdf]
東大地震研中田教授によると、10月末から三宅島上空からの火口観察は毎日から週3日体制となり、悪天中止もあって観測がはかどっていない由。

地調によると、6日の(1週間振りに行なわれた)ヘリ観測で「スオウ穴西側壁が陥没火口側に少し崩壊」ことが確認されたとのこと。山に動きがあるようなのに、観測体制縮小はもどかしい。気象庁自前のヘリでなく他省庁(防衛、海保)・自治体(警視庁、東消)頼みの限界か。ただし、地調は10月下旬に各種観測機器を島に持ち込んだとのこと。
 

きょう午前中、岐阜県三重県で二酸化硫黄濃度が最大0.08ppm(80ppb)程度まで上がっていましたが、午後には下がってきました。東京・多摩地方でも16時頃0.03ppm程度まで上がっていましたが、17時には下がり気味となっています。

[211.128.227.106][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]

6337. 2000年11月07日 19時08分14秒 投稿:Ass 
久しぶりにSO2濃度が上昇していますね(そら豆くん)
8月末-9月初ほどではないけれど
東京湾岸と多摩地区、14:00-16:00。南風と共に。偶然ではないでしょうね
気象に詳しい方の解説、期待します
(綾瀬市役所は最近低濃度が続いているけれど、時系列を見ると欠測?こんな街には住みたくない)

6332,6333 早川さん
11/7毎日3面読みました
層序、テフラクロノロジー、まったく触れてないですね。まずいと思います
私がテフラクロノロジーという言葉を最初に知ったのは岩波新書?の「火山の話」という本だったでしょうか。当時なぜか怡土火砕流に関心を持っていました
日本は火山のおかげでいい物差しを持っているのですね
石器の年代はそれが散発的に土中から発見された場合にはその地層の年代で決めてよいと思いますが、今回のように掘りくぼめたところからまとめて埋納した形で出たものについては一層の検討が必要ではないでしょうか
そもそも、まとめて埋納ということ自体が疑わしいのかも
年代がどんどんさかのぼって、日本が旧石器発祥の地になり兼ねない勢いに、かすかな違和感を覚えていたのですが、まさかこんなことになるとは…
藤村氏が出す石器はきれいすぎるという疑問もあったようですが、今後は出土時に土を洗い流さず付着した土の状態を観察したり、成分を分析することも必要ではないでしょうか

[202.219.233.32][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows 95)]

6342. 2000年11月08日 05時03分17秒 投稿:たかやま 
#6336 Cauliさま #6337 Asaさま

 昨日(7日)の関東は、午前中雨が降っていました。それも、気象衛星の赤外画像でやっとわかるような低い雲で降っていました。つまり、地上付近だけ対流があって、その上は安定していたと考えられます。
 また、850hPaの風は、9時も21時も弱いながら西風で、途中南になりそうな気圧配置でもありません。地上付近では、東風が吹いていました。

 そうしたことを考慮すると、三宅島から放出された亜硫酸ガスが、主力は東に流れていったが一部が地上付近に拡散し、地上付近の南東の風に乗ってやってきたのではないでしょうか。主力でなかったため、異臭事件には至らなかったのでしょう。
 

#6321 松島さま
 昨日は、居室が掃除のため使えない時間があり、冬から春にかけての天気図を眺めてみました。最新が1995年だったので、この年見てみました。春一番の時は、850hPaの風は南西になってしまい、おそらく関東に硫黄を含むガスはやってこないでしょう。南から南東になるのは、日本の上もしくは日本を挟んで低気圧が通るときです。こうしたときは、関東でも雨が降り、また南風の継続時間が短く、やはりやってきそうにありません。
 ただ、日本付近に寒冷低気圧が居座ると、南風が続きます。唯一、2日続けて南風となっていました。こうした気圧配置はめったにないです(私が見た範囲では1回だけ)。

[211.0.138.62][Mozilla/4.75 [ja] (Win95; U)]

6343. 2000年11月08日 06時20分52秒 投稿:さの 
 [http://www.metro.tokyo.jp/INET/ETC/SAITAI/HISAI/MIYAK309.HTM]
都災対本部第209報↑で、10/16-10/28の三宅島のSO2測定値の集計結果が発表されています。測定方法は、1)期間平均値の測定方法:分子拡散式サンプラー・イオンクロマト法、
2)期間最大値の測定方法:携帯式ガス検知器、となっています。
測定値にどのくらいの時空間代表性があるのか考えるために、より詳しいデータを出して
欲しい。
[210.165.70.107][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90)]

6371. 2000年11月09日 02時22分09秒 投稿:かとう 
はじめて投稿させていただきます。いつもROMさせていただいております。
私は東京在住で子どもが5人おりまして、一人はちょっと喘息の気がありますので、
三宅島からのSO2には敏感になっておりました。
皆さんのお話は大変興味深く、参考にさせていただいております。
今でもほとんど毎日、東京都大気汚染地図情報のページを見ております。
そこで、一つ気になっていることがあるのですが、SO2でもメタンでもない、
非メタン炭化水素というものが、毎晩ちょうど今時分、真っ赤になる現象があります。
SO2あるいはメタンは火山噴火が影響して、東京が高濃度になることが多いようですが、
この非メタン炭化水素というのは、どういう物質で、なぜ、毎晩決まったように高濃度になるのか、どなたか教えていただけますか。
http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/cgi-bin/tokyokh/bunpu1/p101.cgi?nmhc==973701806=======1=
[203.165.186.97][Mozilla/4.7 [ja] (Macintosh; I; PPC)]

6372. 2000年11月09日 03時13分39秒 投稿:ポチ 
 [http://www.pref.aomori.jp/kankyo/econavi/hourei/yogokaisesu.htm]
6371;かとうさん

わたしの分野ではありませんが、

非メタン炭化水素(NMHC) 

 各種の炭化水素のうち、光化学反応性に乏しいメタンを除いたものをいい、光化学反応により光化学スモッグを引き起こす。非メタン炭化水素の発生源は、自動車排ガス、塗装・洗浄工場からの放出、石油タンクやガソリンスタンドからの揮発である。 

↑環境関連用語解説より。

*大気中の炭化水素の大半はメタンです。ですね?

成田エアポートではこんなグラフがあります。
あとは専門家のお答えに期待して、おやすみなさい。
 

[211.132.33.176][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

6373. 2000年11月09日 09時32分53秒 投稿:さの 
6371 かとうさま

自動車や工場などから排出される窒素酸化物(NOx)や非メタン炭化水素(NMHC)が、
太陽光の紫外線を吸収して光化学反応を起こし、オゾンなどの光化学オキシダント
(Ox)を発生させます。

そらまめ君では、上記の役者(Ox、NO、NO2、NMHC)の濃度が示されていますよね。

夜間は太陽光がない、だから光化学反応が進まない、そこで原料のNOxやNMHCの濃度が
高い、ということが大体言えそうなんですが、それぞれの物質の発生源の空間分布、
時間変動、気象条件(風系や日射量)が複雑に絡むので、いつも夜のNMHCが高いとは
限りません。

というわけで、NMHCについては「光化学スモッグ」や「光化学オキシダント」を
キーワードにして調べると色々でてきます。

[210.165.70.121][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90)]