6538. 2000年11月27日 00時41分47秒  投稿:Cauli. 
 [http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/topics/MIYAKE/miyake001126.html]
6533自己フォロー。
笹井さんの報告@東大地震研↑によると、24・25日の両日、島内ではガスに悩まされることなく済んだそうです。「ある町の高い煙突」的に、山頂が逆転層の上に出ていると島内には降りて来ずに遠方まで流れていく、との仮説を立ててみたのですが、もとよりそれを証明するデータは持ち合わせていません。

#やはり島へのウインドプロファイラ設置が望まれる。

[211.2.44.68][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]
6540. 2000年11月27日 07時19分18秒  投稿:Cauli. 
 [http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/topics/MIYAKE/miyake001126.html]
6538つづき:
笹井さんの報告@東大地震研↑を読み返して思ったのですが、現地災対が火砕流の恐れはほとんどないことを認めて(予知連・気象庁は先月からそう主張している)、耐熱消防車同伴の必要なしと判断し、一方ウインドプロファイラによる観測で火山ガスが島内に降りて来ない気象条件であることがリアルタイムに把握できれば、雄山が今のペースでガスを放出していても島民(既に行われている家屋調査の結果泥流被害を受けているorその危険が高い世帯優先)の一時帰島はできませんかねぇ。

もちろん、そういう気象条件がどの程度あるか、(海路を使うなら)海況も含め神津や御蔵でどの程度待機が必要かも検討しなければならないわけで、今すぐ結論を出すわけにはいかないと思いますけど。

[211.2.44.135][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]
6541. 2000年11月27日 07時54分53秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/miyake/index.html]
6540 Cauli.さん,

できない理由はないでしょう.
そもそも観測者が行けるのだから,土地の所有者が行けないはずはない.
所有者が行きたいと十分言ってない状態だというべきでしょう.
「交渉」ということばを知らないらしい.

[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]
6542. 2000年11月27日 08時24分12秒  投稿:ちば 
 上陸しての観測作業は、風向きさることながら
上空でP3Cが警戒しているなかで行われているので
日中でしかも雄山の火口が見えるという条件も
クリアされている必要があります。
 移動性高気圧がたびたび来るこの季節は
観測や調査に最も適しているのかもしれません。
 笹井先生も言及していますが、
やはり、このチャンスに、一気に観測機器を展開して、
雄山の状況をより詳しく把握できる観測体制を確立することが急務と思います。
(荒海の漁船に乗っても平気な体力も必要なわけですが)

 「ウインドプロファイラ」というのは具体的にはどういうシステムなのですか
高度毎の風向風速の観測ということだと思いますが
気球をあげるのでしょうか、それではリアルタイムじゃないし

[210.166.70.8][Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)]
6543. 2000年11月27日 09時35分31秒  投稿:M&M 
 [http://www.asahi.com/paper/nie/syasin/kiji16.html]
6542ちばさん>
ウインドプロファイラについては↑がくわしいかも.
自分は詳しくないのですが,要するに3次元観測が可能なレーダーで,高層の層準に対する観測が可能なはずです.しかもリアルタイムで観測出来ます.時間経過を見れば気流の移動速度や拡散速度も観測出来ると思います.詳しい方フォローして下さい.

たしか最近ニュースで来年度の予算要求の中にウインドプロファイラの設置が何カ所か認められた?(る予定),との報道が有りましたが,検索にかからず断念しました.
 

[133.11.109.247][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.5; Mac_PowerPC)]
6544. 2000年11月27日 10時11分56秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/miyake/index.html]
M&Mさん,

よいものを教えていただきまいた.
ウインドプロファイラーをはじめて知ったのですが,みるところ,
鉛直方向の風速と温度は測れないようですね.
ちと不満.
でも,ないよりよい.
 

ちばさんへ,

P3Cはいまなにを警戒してるの?

[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]
6545. 2000年11月27日 11時04分16秒  投稿:M&M 
6543.M&Mの自己レスと,6544.早川さん>
ウインドプロファイラについての指摘は,6209.Cauli.さんが言及してますね.しかも早川さんに対するレスです.その前の6168.たかやまさんも言及しています.

ところで,ウインドプロファイラは鉛直方向の大気の動きは見られるはずです.但し垂直分解能との関係があると思います.>早川さん

以下も参考になります.
http://www.kurita.co.jp/aqualogin/non/techno/index.htm
http://www2.crl.go.jp/okn/Wind-Profiler-J.html
http://www.vaisala.co.jp/lap.html
これらを見るとよくわかります.

[133.11.109.247][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.5; Mac_PowerPC)]
6547. 2000年11月27日 12時00分35秒  投稿:Cauli. 
6543M&Mさん>
24日の朝日新聞朝刊2面(早版では1面だった)によると、ウインドプロファイラの全国展開は始まっており、来年4月から稼動とのこと。
同紙を見る限り、現在ゾンデで高層観測を実施している八丈島を含め伊豆諸島への設置予定はないようです。

6544早川さん>
確かに1本のビームでは測れないのですが、複数のビームによる測定結果を合成することで風速の鉛直方向成分も測れます。
通信総合研究所のサイトには記述はないけれど、5年ほど前の同研究所の一般公開展示では温度も測れるとありました(ただし当時の研究レベルででしょう)。上空に向け音波を発射して、温度による音速の変化により波長が変化するのを捉えるとのこと。NOAAが「RASS(Radio Acoustic Sounding System)」と呼んでいるもののようです。

[211.2.44.126][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]
6551. 2000年11月28日 14時12分14秒  投稿:村松@東北大 
 [http://www.iamp.tohoku.ac.jp/~liquid/MURA/hitorigoto/]
拝啓 千葉さま
「ある化学屋のひとりごと」というページを作ってしまいました。↑
ああ、何卒、お許しを。。。。
事後報告ですいません。掲示板ではないので、ご勘弁下さいませ。
内容は、ここや三宅島MLでのガスの話(自分の分だけ)など、です。
今後充実させていくつもり(は、あくまでも、つもり)です。 (_ _;)
[130.34.31.136][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]
6552. 2000年11月28日 22時37分35秒  投稿:Cauli. 
 [http://www.hokkaido-np.co.jp/News/Stock/20001125/0022.200011245114.html]
道新↑によると、「洞爺湖温泉地区の自宅に戻った児童の中に、ぜんそくや結膜炎、気管支炎などになったケースが目立つ」として父母らが道教委に対策を要望したとのこと。火山現象との因果関係の解明はこれからのようだけど。
[211.2.44.155][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]
6563. 2000年12月01日 16時28分57秒  投稿:たかやま 
#6534 さのさま

 11月26日も25日ほどではないにしろ、千葉とか北関東で午後に二酸化硫黄の濃度があがりました。

 今のところの数値予報では、12月3日に11月25日と同じような気圧配置になります。ただ、寒冷前線の通過が15時くらいになりそうです。西風に変わるのが対流が盛んになるぎりぎりの時間です。ですので、濃度は25日ほどにはならないかもしれません。
 

[160.202.2.10][Mozilla/5.0 (Windows; U; Win 9x 4.90; ja-JP; m18) Gecko/20001108 Netscape6/6.0]
 
6589. 2000年12月02日 19時10分04秒 投稿:すみれ 
こんばんは  御無沙汰しています。 
以前ご紹介した先生にCauliさん5996(10月17日)からの質問ほか、若干の質問をさせていただきました。お返事が届きましたのでご紹介します。なるべく短く書きたいですが、内容が変わってしまうといけないので、長くなりますが御了承ください。

まず、以前にも書きましたが、これから載せる情報によって不利益が生じても、それについては責任を負えないということを再確認させてください。それぞれの御自分の責任で参考になさってください。
それから名前の公表は希望されていませんので、この点も御了承ください。とりあえずA医師としましょう。

A医師からのCauliさんの質問への回答についてですが、Cauliさんの病歴や現在の状況など肝心な情報がないまま回答するという、診察室でのように、医師が患者さんにいろいろたずねることが無い状態での回答ということで、限界があることも御承知くださいとのことです。

1.Cauli氏からのもの
 まず普通の環境にいる場合と二硫化硫黄(ママ たぶん二酸化硫黄のことか?)などが多く含まれている環境とでは、話が全くちがってくることを知っておいてください。大気汚染がかなりひどいといっても、現在の状況は、かつての四日市ゼンソクのような劣悪な汚染状況とはちがいます。
 このような環境で生活している場合、基本になる治療は吸入剤(吸入ステロイド)の持続使用により気道の安定を保つことです。それでも不充分なケースが半数ちかくいますので、その場合は別の吸入剤・経口剤(気管支拡張剤・交感神経刺激剤)を追加してコントロールすることになります。
 但し、ゼンソクの歴史が長い人(というより、有効な治療が行われないままで来たひと)では、気管支に形態学的な変化がきていますので、どうしても発作が抑えられないというケースがあります。
 こうした例では、修復されていない剥き出しのまま知覚神経が刺激されて重い発作を起こすわけです。刺激となるものは排ガスなどに汚染された空気、線香の煙、ある種の香料、ナフタリン臭など、通常のひとには無害の因子です。
 これに対して、二硫化硫黄(ママ)のようなものは、基本的に「有害性」を持った因子です。それともうひとつ、このようなガスが混合されている空気は、普通の空気に較べて酸素濃度が低下している場合があることを考えておく必要があるでしょう。
 ここでいう「無害」の因子と「有害」の因子の差は、前者が「ある特定のひと」だけに症状が出る場合をいい、後者は「ほとんどすべてのひと」に症状が出る場合であると限定して解釈してください。とりわけ後者では、高濃度で不可逆的な変化をもたらす危険があります。
 低酸素状態での酸素ボンベ使用は「可」ですが、中から大発作が生じていて血中の二酸化炭素分圧が上昇している場合ですと、酸素ボンベの使用は「不可」です。

2.濡れタオル云々について
 この内容は、まさにケースバイケースですので、コメントできません。
但し、冬季の室内ということでは、湿度を上げすぎるのは却って逆効果であることが多いです。経験的には、むしろ乾燥傾向に保ったほうが安定しています。乾燥→風邪→ゼンソク悪化という構図を想定しているのでしょうが、冬季に安定しないケースは、じとじとした部屋で生活している例が圧倒的に多いという印象をもっています。
 空気清浄器の使用はいいですが、加湿器の使用は好ましくないでしょう。

なお、今回はお返事をいただくまでに約1ヶ月近くかかりましたが、A医師は現在多忙のため、半年もかかることがあるかもしれないとのことですので、御了承ください。

[133.205.224.142][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)]
 
6591. 2000年12月03日 01時10分48秒 投稿:Cauli. 
6589すみれさん>
> このような環境で生活している場合、基本になる治療は吸入剤(吸入ステロイド)
>の持続使用により気道の安定を保つことです。それでも不充分なケースが半数ちかく
>いますので、その場合は別の吸入剤・経口剤(気管支拡張剤・交感神経刺激剤)を追
>加してコントロールすることになります。

「このような環境」は普通の環境でなく、かといって「かつての四日市ゼンソクのような劣悪な汚染状況」でもなく、「大気汚染がかなりひどいといっても、現在の状況」すなわち二酸化硫黄が多くても環境基準(1時間値0.1ppm/日平均値0.04ppm)の数倍程度の環境のことですよね。
 

> 但し、ゼンソクの歴史が長い人(というより、有効な治療が行われないままで来た
>ひと)では、気管支に形態学的な変化がきていますので、どうしても発作が抑えられ
>ないというケースがあります。

あたしはこれ↑には該当しないから、とりあえずは通常の対応(普段は何もしない、ごく稀に発作が起きたときだけ薬を使う)で大丈夫そう。それでもひどくなる一方だったら、それこそ救急車呼んででも病院に走りますけど。

[211.2.44.132][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]
 
6592. 2000年12月03日 10時54分35秒 投稿:すみれ 
6591Cauliさん
「このような環境」が何を指しているのか、私も何度か読み返しましたが、
Cauliさんの仰るように、「かつての四日市ゼンソクのような劣悪な汚染状況」でもなく、
「大気汚染がかなりひどいといっても、現在の状況」
を指すと思います。
[133.205.224.220][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)]
 
6593. 2000年12月03日 14時28分51秒 投稿:Cauli. 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/miyake/]
芝浦小学校で井田さんの話を聴いています。

早川さん↑も引用された朝日新聞の記事に『井田教授は「火山ガスは増え始めて3カ月たっても明確に減る兆しが見られない。あと3カ月ぐらい続くかもしれない」と話す』とあるけど、ここでは3か月で減る可能性はあると言いながら、それを「大変楽観的な見方」と話している。基調としては、「いろいろな考え方はあるが、見通しを示すための材料が乏しく、努力はしているが予知は難しい」との見方。

ガスが止まってから何か爆発的なことが起きるのではないかとの説にも言及。でも基本的には何が起こるかわからないという立場。

[211.2.44.81][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]