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ある火山学者のひとりごと 0800-0899


899. 99年10月04日 12時33分52秒  投稿:まきまき 
 [http://www.eartheon.co.jp/index2.html]

千葉さんへ ↑ 東海北陸自動車道の崩落現場です。

[202.32.153.2][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows NT; DigExt)]


898. 99年10月02日 23時22分53秒  投稿:おおさと 

災害対応時系列ならびに事故経緯、放射線量測定結果関連HP
茨城県HP(農作物、井戸水、水道水、雨水、ダスト、土壌、鶏卵、牛乳サンプリング結果)
(市町村対応、記者会見資料等)
科技庁HP(放射線量等)
(被爆者容体、搬送記録、体制、搬送者の被爆可否等)
消防庁HP(現在第8報)
(各市町村、県、消防関係、国等の対応時系列、事故の概要等)
で確認できます。

[210.166.224.162][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 95)]


897. 99年10月02日 17時22分20秒  投稿:きつかわ 
 [http://www.asahi.com/paper/special/tokai/images/991001a01.gif]


[133.43.162.138][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows NT)]


896. 99年10月02日 17時14分52秒  投稿:きつかわ 
 [http://news.yahoo.co.jp/Full_Coverage/Nuclear_Fuel/]

足をまたくじいてしまいました.

Yahooのニュースクリップに情報が多いようです

[133.43.162.138][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows NT)]


895. 99年10月02日 14時21分25秒  投稿:ちば 
 [http://www.fepc.or.jp/shikihou04/image/p8zu1.gif]

[133.43.162.138][Mozilla/2.0 (compatible; MSIE 3.0; Windows NT)]


894. 99年10月02日 14時16分12秒  投稿:ちば 
 [http://kaihoken.tokai.jaeri.go.jp/radiation/Chap-1/FigD2.GIF]

[133.43.162.137][Mozilla/2.0 (compatible; MSIE 3.0; Windows NT)]


893. 99年10月02日 04時17分11秒  投稿:ちば 
 [http://www.yomiuri.co.jp/newsj/1002i101.htm]

未経験であろうとなかろうと関係ないだろうと思うが
誰でも最初ははじめてなのだから
=====================================

◆硝酸ウラン工程、2作業員は未経験

 JCOの臨界事故で被爆した作業員三人のうち二人は事故の起きた硝酸ウランの製造工程はまったく経験がないことが一日、明らかになった。作業員らは「通常の工程だと時間がかかるし、沈殿槽でやれば大量に処理できる。その時、臨界は頭になかった」と話しているという。一方、現場責任者らも茨城県警の事情聴取に対し、「職場で慣れがあった」などと供述、同県警では、原子炉等規制法違反や業務上過失傷害容疑で本格捜査に乗り出した。事故現場の安全が確認され次第、現場検証も行う。
 JCO東海事業所の近藤哲也・技術部課長が記者会見で明らかにしたところによると、硝酸ウランの製造は同社にとって二年ぶりの作業で、転換試験棟で作業をしていた副長(リーダー)の横川豊さん(54)ら三人はそれぞれ、酸化ウランの再転換工程には十年以上の経験があったものの、硝酸ウラン工程については横川さんも経験が浅く、残りの二人も全くの新人という。近藤課長は「三人が自らの判断で手順書から逸脱した作業を行った」としている。

 これまでの調べでは、臨界反応は、ウラン酸化物と硝酸を混ぜて硝酸ウラン溶液を作り、沈殿槽で核燃料に精製する工程で起きた。

 規定の手順では、原料を溶解塔に入れた上で、配管を通して機械操作で自動的に沈殿槽に注入するという二つの工程を踏むよう定められていたが、被ばくした作業員三人は原料を混ぜるのに貯塔を使わずに、ステンレス製の容器に入れ、ロートで沈殿槽に少しずつ投入していた。

 さらに核燃料を作る際には、一度に使用できるウランは二・三キロまでと規定されているにもかかわらず、それを大きく超える約十六キロのウランを使っていた。

 これについて、同県警が現場責任者らから事情を聞いたところ、数人が作業工程の省略が過去にもあったことを認め、「現場に、慣れの空気があった」などと供述をしたという。

 また、同社の内部調査でも作業員らが、「沈殿槽では貯塔より大量に混合できる」などと話しているほか、森田洵(まこと)常務兼東海事業所総務部長も「効率よくいっぺんに処理しようとしたのかもしれない。職場慣行として行われた可能性もある」としている。

 同県警では、過去に同社が製造した別の核燃料についても、同様にずさんな管理体制の下に行われていた可能性が高いと見て捜査を進めている。

(10月2日3:41)

[210.159.94.85][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)]


892. 99年10月02日 04時11分01秒  投稿:ちば 
 [http://www.yomiuri.co.jp/newsj/1002it01.htm]

早川さん>
不用意に
風評災害を助長するような発言をしてしまいました。
撤回します。

料理するときだってそんな乱暴な事はしない
日本は先進国ではなかったことがはっきりした

///////////////////////////////////////////////

◆JCO、臨界事故想定せず

 わが国初の臨界事故を起こした茨城県東海村の核燃料加工会社JCOの前身に当たる「日本核燃料コンバージョン」が、八三年に転換試験棟の立地許可を科学技術庁に申請した際、「臨界事故は起こり得ない」として、特別な防災措置をとっていなかったことが、読売新聞社の調べでわかった。国の原子力安全委員会もこの申請書を「妥当」としており、臨界事故の可能性を過小評価した安全審査体制も問われそうだ。
 八三年十一月二十二日に出された申請書に添付された「安全設計に関する説明書」によると、酸化ウランの臨界事故対策について、「一回当たり、定められた最高取扱量以下で、管理する」との方針を示すとともに、「重さをはかり、安全な質量以下であることを確認するので安全上問題はない」と断定していた。

 さらに、今回事故が起きた、純度の高い硝酸ウラン化合物を沈殿させる工程にも触れ、「念のために、沈殿工程では工程に入れる前に、硝酸ウラン溶液の濃度と液量を測定することで、安全質量以下であることを再確認する」と説明、安全性を強調している。

 具体的に想定される事故として、ガス状になった六フッ化ウランの噴出事故や、火災、地震など七例を列挙、それぞれ対策や、想定される被害を見積もっているが、「臨界による事故の程度、影響」については、「いかなる場合でも安全であるよう十分な設計がなされているので、臨界事故は起こり得ない」と、対策などは、一切示していない。

 この申請書は、科学技術庁の審査を経て、八九年二月一日に原子力安全委員会に諮問された。約三か月弱の審議後、同委員会は「国の指針に照らして妥当」とお墨付きを与えている。

 一日午後、科学技術庁で記者会見に臨んだJCO東京事務所の立田豊・営業担当課長は「臨界事故が起きないような設備、安全管理基準を作っており、事故を想定したしゃへい設備などは特に設けていない」と述べ、施設面の対策不備を明らかにする一方で、「万が一、事故が起きた場合の対応として、退避などについて定めたマニュアルは作っておかなければならないと認識していた」と、矛盾する見解も披露し、安全体制のお粗末さを裏付ける結果となった。

(10月2日3:50)

[210.159.94.85][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)]


891. 99年10月01日 22時24分14秒  投稿:ハイジ 

夕方、水戸市の友人から、「最初に国立水戸病院に患者が運ばれたときに、対応した医者と看護婦も被爆した」という話しをききましたが、政府の発表でも他のテレビ報道でもそういう話しは聞いていないようなきがします。
これは、事実なんでしょうかね?もしそうなら、重症の患者に放射性物質が付着していた可能性もあると思うのですが・・・
それにしても、なぜ最初に国立水戸病院に搬送したのでしょう?
被爆の可能性が高いことは判っていただろうし、国立病院には放射線被爆に対応できる設備はないと聞いています。
二次被爆の危険性はだれも考えなかったとしか思えません。

[210.228.201.154][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; MSN 2.5; Windows 98; DigExt)]


890. 99年10月01日 15時34分59秒  投稿:乱夢 
 [http://www.nirs.go.jp/]

ご無沙汰しています。

上記のHPは放医研HPです。現在、入院加療中の被爆者のことや、
放射線に関する基礎的知識など、参考になることが書かれていますので、
御参照下さい。

[203.140.159.220][Mozilla/4.06 [ja] (Macintosh; I; PPC)]


889. 99年10月01日 15時34分29秒  投稿:ほたほた 
 [http://www.akita-u.ac.jp/~hayashi/hajime.html]


>放射性核種は浴びなかったけど,放射線を浴びただけ人
>から二次被爆することがあるのかないのか,知りたいです.

それはないと思います。厳密に言えば放射線を浴びた人の体を構成する元素の一部が放射化されていますので、超微量の被曝はありえます。でも,問題になる量ではもちろんありません。

放射能は一般には放射性核種の意味で使われていますよね。

昔,放射性核種に汚染された人が街中を歩いた事件があったのですが、マスコミは
「放射能人間町を歩く」と報道したそうです。

[158.215.75.11][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Mac_PowerPC)]


888. 99年10月01日 13時31分04秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/]

早川です.

>影響が大きくなってしまうでしょう
>農作物はもう食べられないよね

千葉さん,この部分は誤解です.
ぜひ発言撤回してくださるよう,お願いします.

放射線漏れがあったことは事実だと確認できていますが,
放射性核種が施設外へ漏れたかどうかは,
現時点でもはっきりしてないようです.

農産物と水産物の出荷は,一時停止しているだけで,
安全が確認されれば,出荷されるだろうと思います.
もちろん逆に,放射性核種が漏れたことが確認されれば,
禁止になるでしょうが.


岩波理化学事典によると,

放射線radiation 放射性崩壊によって放出される粒子(光子を含む)のつくるビーム.
放射能radioactivity 物質から自発的に放射線が放出される現象をいう.
放射性核種radionuclide 放射能をもつ核種をいう.

テレビ・新聞での報道には,「放射線漏れ」と
「放射能漏れ」の二種がありますが,上を読む限りでは,
どちらでも同じ意味だと解釈できます.
放射線漏れと言ったのほうが日本語として正しいような
気がします.

ただし,放射能漏れを放射性核種の漏れと受け取る人も
いるようですから,そう解釈する人にとって,
放射能漏れは,放射線漏れよりはるかに
深刻な事態だと理解されることになります.


なお放射線はビームですから,一過性らしい.
飛んでいってしまって,どこかに停滞するということは
ないらしい.一方,放射性核種は停滞する.

放射性核種は浴びなかったけど,放射線を浴びただけ人
から二次被爆することがあるのかないのか,知りたいです.




[133.8.65.192][Mozilla/4.04 [ja] (Macintosh; I; PPC, Nav)]


887. 99年10月01日 10時32分27秒  投稿:かもじろう 

今回の「臨界事故」報道で気になっていること

今回の事故では、施設から10km以内の住民に対して、屋内待避するよう
発表されています。
しかし、【10kmがどこまでの範囲なのか】については、1)茨城県庁、
2)NHK、3)新聞3大紙、で微妙に違っています(10/1朝の時点)。

 1)茨城県庁のホームページ【正解、というかこれが原本】
          ・水戸市および大宮町の一部を含んでいる。
          ・ホームページ上で対象市町村内の対象地区名を明示している。
            (ただし、範囲を示す図はホームページ上にはないようです。)

 2)NHKの報道【ほとんど正解】
          ・水戸市および大宮町の一部を含んでいる。
          ・ニュースで対象市町村名のみを示していた(30日夜の段階)。
          ・ニュースで範囲を示す図を示していた。
              但し、円が(10kmより)若干大きめ、あるいは
              円の中心点であるJCO施設の位置がちょびっと西よりな
              印象。このため、水戸市や大宮町の10km圏内域が
              やや多めにかぶっているようにみえる。

 3)新聞3大紙の紙面【範囲が狭い。範囲が示されてない。】(1日朝刊・埼玉地区)
          ★水戸市および大宮町の一部を含んでいない!(読売、毎日)
           紙面で範囲を示す図を示しているが上記1市1町を含んでいない。
           「朝日」には、10kmの範囲を示す図が示されていない。
          ★紙面に対象市町村名が示されていない(3社とも)。
            (当然「10km圏内は屋内待避」は載っていますが、どの市町村の
             どの地区が対象かは載っていません。)

 地元の方は、対象地区に広報車が出たり、防災行政無線なりで放送したりするので、
自宅が10km圏内なのかどうかは、ある程度は把握できると思います。
 でも、東海村周辺の市町村に親戚や知人のいる他県の人にとっては、対象地区の名前なり、
あるいは「正確な」図なりの情報が非常に重要なはずです。

 例えば、水戸市に親戚・知人がいる他県の人がいたとして、
  『新聞の図では水戸市は対象外にみえるのに、NHKをみたら水戸市の一部も
   対象と言っている(地区名は示されていない)』
 といった場合、その人は混乱するでしょう。

 実は、知人が心配で電話をかけた方が身近にいるのですが「電話がまったく
つながらない」状態だったそうです。

 上記のような報道の差異がなくても、電話回線のパンクはたぶん起こったかも
しれませんが、こういった報道の違いによる情報の混乱も回線パンクの一因に
なってしまうのではないでしょうか。

[210.175.87.58][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)]


886. 99年10月01日 03時09分58秒  投稿:ちば 
 [http://www.nikkei.co.jp/topic7/tokushu8/#eimi183030]

ハイジさん<
2kmとは近いですね。さぞ、心配だと思います。
重体の作業員が心配です。
報道では「放射能漏れ事故」といっていますが、
「臨海事故」の方が、私も適切と思います。
世界中のマスコミもトップで報道しているようです。

広瀬隆の「危険な話」が、現実になってしまったようです。
施設から半径10kmをあすまで外出禁止にしたということは
なにかとんでもないことが起こるかもしれないと想定しているのでしょうか

溶液の濃度が低いので、
核爆発のような激しい反応は起こらないとは思うのですが

対策としては、周囲の水を抜いて中性子の反射を抑えることを
はじめたようですが
根本的には容器にホウ酸水を注入するとかしないと、
だらだらと臨界状態が続くか繰り返し、
影響が大きくなってしまうでしょう
農作物はもう食べられないよね

でもいったいだれが入れに行くかですね

いっそ容器をひっくり返して
うすく広げてしまえば
臨界はストップするのではないでしょうか
トレインコックをあければいいのだから
でも、その後、排水処理ができるようになっていれば
の話ですが

[210.159.94.73][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)]


885れ落ち、鉄骨部分が押し
つぶされた。

 県道は上高地で行き止まりとなっているため、上
高地観光旅館組合などによると、この日はバスの乗
客808人をはじめ約850人が上高地で分宿し
た。旅館などには、当初から泊まる予定だった約5
00人がおり、この日帰れなくなった客と合わせ、
1300人以上が足止めされた状態になっている。
県では16日朝、防災ヘリで被害状況を確認し、復
旧作業にとりかかるが、地形が険しく作業が難航し
そうだ。

 上高地は年間約200万人の観光客が訪れる景勝
地。上高地は県道の行き止まりにあり、約6キロ手
前から、環境保護のためマイカー規制が行われてお
り、一般車両の通行は禁止されている。


上高地で足止めの1300人、下山はじめる

 長野県安曇村の県道・釜(かま)トンネル付近で
15日夕に起きた土砂崩れのため、上高地から下山
できなくなった観光客らは16日昼前、下山を始め
た。足止めされていた観光客らは、バス22台に乗
った約850人を含め約1300人にのぼり、県松
本建設事務所が早朝から崩落した土砂や、覆いの鉄
骨などを重機で取り除く作業を行った。覆いの部分
には土砂などが残っているため、歩いて越える。

 釜トンネルの両出口には、落石などを防ぐ覆いが
あり、このうち上高地側の鉄骨製覆いが長さ約15
メートルにわたって土砂で押しつぶされた。付近に
は約150メートルにわたって土砂が数十センチた
まり、多いところでは約3.5メートルの土砂が積
もっているという。

 県道は上高地に通じる唯一の車が通れる道路。上
高地観光旅館組合などによると、バスの乗客たちは
15日夜、上高地のホテルや旅館に分宿した。ほか
に初めから泊まる予定だった約500人がおり、約
1300人が足止めとなっていた。

 崩落は斜面の上の方で発生したとみられ、県は防
災ヘリで上空から崩落の状況を確認している。

(13:11)

[210.138.66.3][Mozilla/3.01 [ja] (Macintosh; I; PPC)]


861. 99年09月16日 14時58分37秒  投稿:ちば 
 [http://www.shinmai.co.jp/news/1999/09/16/013.htm]

また,1年目の土砂災害が起こった.
98年の群発地震で,「地盤が緩んで」いたのだろうか.

これは,とっさにブレーキをかけた運転手に拍手ですね.
すばらしい観察力と,判断力.

それにしても,1300人の観光客はもはや「難民」
当座のホテル代は自腹なのでしょうが
もし,長期化したら,食料も足りなくなるだろうし,・・

というわけで,信濃毎日新聞記事のクリッピングです.
============================================================
雨−土砂崩れで上高地への県道寸断 1300人孤立

十五日午後三時四十分ころ、北アルプス・上高地に通じる唯一の道路、県道上高地公園線(南安曇郡安曇村)の釜トンネル(延長約五百十メートル)の上高地側出口付近で土砂崩落があり、同出口に接続するロックシェド(同約十五メートル)がつぶれ、同県道を寸断した。観光客ら千三百人が上高地側に孤立、同夜はホテルなどに分宿した。けが人はいない模様。道路は数メートルの高さでふさがれており、県松本建設事務所などは十六日早朝から現場を調査し、復旧と観光客らの下山方法の検討に入る。
 つぶれたロックシェドは七五(昭和五十)年完成の鉄骨造り。釜トンネルと八三年完成のコンクリート製ロックシェド(延長約百三十メートル)の間にある。目撃者によると、下山中の観光バスが現場に差しかかった際、突然、大量の土砂が崩落しロックシェドが屋根ごとつぶれたという。バスは前面を破損し、上高地に引き返した。
 同県道の寸断で、同日下山予定の約八百人と宿泊予定の約五百人の観光客や登山客、バス約三十台が上高地に取り残されている。観光客らは同夜、上高地観光旅館組合などが手配したホテル、旅館、路線バス内などに宿泊した。
 長野地方気象台松本測候所によると、上高地周辺では十四日夕から断続的に雨が降り、降り始めから十五日夕までの降水量が百十八ミリに達していた。


あわや バス直前に土砂、とっさにブレーキ<上高地、宿泊先確保に奔走>

 秋の行楽シーズンを目前に控えた十五日、台風16号による大雨が、北アルプス・上高地から下山する唯一の道路を寸断した。南安曇郡安曇村の釜トンネル上高地側出口付近で起きた土砂崩落。日帰りの観光客を含めて約千三百人が取り残され、旅館組合関係者は宿泊先確保に飛び回り、上高地は一時騒然となった。
 前方に見える鉄骨造りのロックシェドの上から流れ落ちる雨水が濁流に変わった。「何かおかしい」。四十二人の乗客を乗せ、下山のため釜トンネル方面に向かっていた静岡県内の観光バスの運転手、塩川昌利さん(35)は、手前のコンクリート製のロックシェドを出る寸前、とっさにブレーキを踏んだ。
 直後、大量の土砂が鉄骨造りのシェドを押しつぶした。衝撃でワイパーが吹き飛ぶ。停車後、バスのガイドが泣きだしそうになりながら、後続の車に土砂崩落を知らせるため走り出した。
 バスから十台ほど後を走っていた松本市内のタクシー運転手によると、バスの窓が曇っていて、崩落の瞬間を見た乗客は少なかった。このため、混乱はなかったが、崩落を目の当たりにした運転手らは真っ青な顔で震えていたという。
 観光客約千三百人が閉じ込められた形になった上高地は一時、騒然。「車は一切通れませんので、泊まる所を手配します」。バスやタクシーの運転手、ターミナルの従業員らが叫ぶ。上高地観光旅館組合などは宿泊先の確保に奔走した。
 旅館によっては料金を割り引きしたり、後日の金融機関への振り込みを認める所もあり、多くの観光客は旅館、ホテルに飛び込んだ。一部は、バスターミナルのベンチに寝転がったり、路線バスの中で宿泊。公衆電話には家族らに事情を説明しようとする観光客の長い列が夜遅くまで続いた。

山岳観光の弱点浮き彫り 一本の道路に頼る上高地

 県道上高地公園線の土砂崩落は、一本の道路に頼らざるをえない山岳観光地の弱点をあらためて浮き彫りにした。九八年の北アルプス南部群発地震でも、同線は南安曇郡安曇村関係者や観光客から寸断の可能性が指摘されており、今回の土砂崩落は、同村が群発地震を機に作成した上高地の防災マニュアルの想定を現実のものにした格好だ。
 村はマニュアルで、同県道が寸断された場合を想定し、観光客は徳本峠や西穂高岳越えの二ルートで避難させ、非常食料はヘリコプターで搬送するなど避難計画を立てていた。今回は「安全を最優先」とし、崩落状況が確認できるまで観光客らを上高地に止める選択をした。
 上高地は現在、行楽最盛期には一日一万五千人―二万人前後が気軽に訪れる観光スポット。しかし、有馬佳明村長によると、現場周辺は二十年ほど前までたびたび崩落が発生、観光客が上高地に孤立することがあったという。

[210.138.66.3][Mozilla/3.01 [ja] (Macintosh; I; PPC)]


860. 99年09月16日 14時26分46秒  投稿:まきまき 

写測学会の最新号、「地理学の見方・考え方」載せました。
カメラアイは、広島の豪雨災害の写真でしたね。>ちばさん

[202.32.153.2][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows NT; DigExt)]


859. 99年09月16日 12時47分01秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/1998/AS9807/index.html]

早川です.

853のちばさん意見(下記)に反論します.
シリアスモードです.

--------------------
もっとも,個人的には
学者は,自分の特に関心のあることを,(人類代表として)調べているわけで
かならずしも,一般人に迎合しすぎる必要はないと思います.
それは,ある程度マスコミの役割でもあるので,
必要に応じて,きちんと変換してもらえばいいわけでしょう.

それがかなり怪しいから問題なんだけど・・
-----------------------

学者が自分の関心のおもむくままに調査研究することを
私は否定しませんが,それだけでよいかというと,そうでは
ないと思います.

学術の探究も,この社会の中で行われる営みのひとつである
ことを免れ得ないから,獲得した知識を学者は「一般人」に
還元しないといけない.もらった給料に見合うだけの
サービスをしないといけない.

その作業に学者が時間と労力を使うことは,
けっして迎合ではないし,マスコミ界のジャーナリストの
役割でもない.ほんらい学者集団自らがなすべき役割です.
もちろん,学者集団の中で役割分担があってもよい.
あなたは真理追究,私は普及努力などと.

ジャーナリストの伝え方がへただと学者が文句をいうのは
見当違いです.学者自らが,人々に向かって直接
語りかけないといけない.

21世紀は,ジャーナリストと学者の区別が判然としない時代に
なるのではないかと思います.

[133.8.65.192][Mozilla/4.04 [ja] (Macintosh; I; PPC, Nav)]


858. 99年09月14日 09時08分30秒  投稿:ちば 
 [http://www2.wbs.ne.jp/~bcg/bcg4.htm]

早川さん< 私が間違っておりました。
上のページに詳しい解説がありました。

オンタデ (タデ科) 学名:Polygonum weyrichiiontade
イタドリ (タデ科) 学名:Polygonum cuspidatum itadori1

[210.159.94.141][Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)]


857. 99年09月13日 22時37分36秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/1998/AS9807/index.html]



浅間山のこれもイタドリでなく,オンタデだったことがわかかった.

[133.8.65.192][Mozilla/4.04 [ja] (Macintosh; I; PPC, Nav)]


856. 99年09月13日 22時24分18秒  投稿:早川 
 [http://wwwsoc.nacsis.ac.jp/tokyogeo/]

ちょっと東京へ行って帰ってきた早川です.

#ちばさん,イタドリじゃなくてオンタデだっちゅうに!

あのペースは,けっして速くはなかったと思います.
いまの中高年のツアー登山のペースより遅かったのでは
ないか.ちょっと歩くとすぐ前につっかえる感じだった.

班の人数を16-18人としたのがよくなかった.
半分の8人で班をつくるのがよかった.

本部が毎日数回,点呼していたが,あれは,いらなかった.
班長に班員の掌握をまかせ,本部は班長だけを点呼するのが
よかった.

班と班の間を3分くらい開ければよかった.

以上のような工夫で,初日の説明待ちの無駄な時間の
ほとんどをなくすことができただろう.

(初日の説明待ちにこりて,二日目の火山教室の説明が
とっとと一回ずつで済まされたのが残念だった)

一列縦隊が常に要請され,
道ばたにおもしろそうな崖や植物があっても,
班を離れて勝手に見ることができなかった.
これはたいへん残念だった.
(班単位ででもいいから)自由な行動を少しは許してほしかった.

「学者は自分の興味のあることしか言わない。一般人の
関心のある問題に答えていない」という今井塾長の発言には
納得するところがあります.

今井塾長の話は,聴衆の関心をついた,ツボをとらえた話
だった.くやしいけど,さすがだと思った.

いっぽう,学者の話は概してつまらなかった.
宮地さんの話はわかりやすくてたいへん上手だと思ったが,
残念ながら,それでも,聴衆はろくに聞いていなかった.

幅広い聴衆を相手にするときは,それなりの工夫が必要.
「つかみ」が必要.「つかみ」をやったあとで,
自分が言いたい(学術的)意見を言う.
今井さんはそれがたいへんうまかった.

[133.8.65.192][Mozilla/4.04 [ja] (Macintosh; I; PPC, Nav)]


855. 99年09月13日 20時13分50秒  投稿:ちば 
 [http://www.geo.chs.nihon-u.ac.jp/tchiba/fuji/around_mt_fuji3.jpg]

富士山では,ここ10年で植生限界が急激に上昇している.
参加者の中の事情通は,「1合目ぐらい」あがったという.
雪が少なくなったせいなのだろうが,それは結局,
地球温暖化(Grobal Warming)の影響であろう.
美しい富士山を汚すこのパッチ状のイタドリが,まさに証人である.
以前は,こんなじゃなかった...

[210.138.66.3][Mozilla/3.01 [ja] (Macintosh; I; PPC)]


853. 99年09月13日 17時31分36秒  投稿:ちば 
 [http://www.geo.chs.nihon-u.ac.jp/tchiba/fuji/around_mt_fuji3.jpg]

宮地さん<

歩くペースは確かに早く感じましたね.
肝心の調査をする間もあらばこそ,
前と後ろに挟まれてどんどん急き立てられてしまいました.
体力云々はまた,別の問題ですよね.

これまで十分に調査されていなかったルートを歩ける
貴重なチャンスであったわけで,
全体の案内者であるだけでなく,学術調査員として,
班とは独立してフリーに歩き回ってもよいという
言質を取るべきでしたね.

読売の人が言うように,班毎に一列縦隊で歩くのではなく,
それぞれのペースで順番が変わっても差し支えない.
チェックポイントだけ,人員確認するという
マラソン大会のような考え方でよいのではないかとも思いました.
(ま,一列縦隊だったからこそ,無事故だったのかも知れませんが)

その「学者は云々・・」発言は
今井さんがどのような学者にこれまであってきたかという問題だと思います.
宮地さんの説明は,「わかりやすくてとてもすばらしい」とみんな言ってましたよ
全然,よかったです.

もっとも,個人的には
学者は,自分の特に関心のあることを,(人類代表として)調べているわけで
かならずしも,一般人に迎合しすぎる必要はないと思います.
それは,ある程度マスコミの役割でもあるので,
必要に応じて,きちんと変換してもらえばいいわけでしょう.

それがかなり怪しいから問題なんだけど・・
(だからこそ,小山さんは,どんどんすばらしい本を書いちゃうわけで)

そういうわけで
山岳会の整備してまわれるようにすべきだという意見には大賛成です.

[210.138.66.3][Mozilla/3.01 [ja] (Macintosh; I; PPC)]


852. 99年09月13日 16時07分35秒  投稿:宮地 

引き続き富士山の御中道巡りについて

見学会終了後の反省会でだされた若干の意見を紹介します。
1)御中道は整備して回れるようにするべき。ただし自己責任で歩くべき(山岳会)
2)建設省はとにかくハードをやりたい訳ではない。メニューを提案するので国民に選択して欲しい(建設省幹部)
3)御中道が修験者のための道であったことの解説をだれかにしてもらいたかった。体力レベルの違う人を一列で歩かさざるを得なかったのは今後の課題(読売新聞編集委員)
4)(私と小山さんが調査の時より歩くペースが早くて参った、という感想の後)そんなことで十分な調査ができるのか?それに学者は自分の興味のあることしか言わない。一般人の関心のある問題に答えていない(今井塾長)

私としてはやや後味の悪いものでした。

[203.181.199.14][Mozilla/4.03 [ja] (Macintosh; I; PPC)]


851. 99年09月13日 14時07分15秒  投稿:早川 
 [http://wwwsoc.nacsis.ac.jp/tokyogeo/]

早川です.

富士山ぐるっと360度,おもしろかった.

1)火山の荒れ地でよく見るパイオニア植物を長いこと
イタドリだと思っていたが,それは(おなじタデ科だが)
オンタデという種だと,初めて知った.もちろん
イタドリもあるが,それは少数.

2)富士砂防の年間予算のすこしでいいから,お中道の
メンテナンスに使って,毎年通れるようにしたらいい.
砂防予算をそのように使うことは,容易に国民の合意を
得ることができるだろう.

3)「1960年代以降,自然が凶暴化している」
「日本人は都会に逃げ込んでいる」
今井通子塾長の話.

4)帰りに,足柄サービスエリアの(サウナつき)風呂に
入って,しばらく休んでから帰りました.なかなか快適.
630円.

[133.8.65.192][Mozilla/4.04 [ja] (Macintosh; I; PPC, Nav)]


850. 99年09月13日 10時59分03秒  投稿:ちば 

ほたほたさん<所要時間ですが

表富士の5合目を出発したのが午前10時
時計回りに回って大沢を越えて
奥庭に着いたのが6時(もう暗かったです)。
翌朝は6時30分に出発して
小御岳や宝永火口を回って
360度回り終えたのが、3時30分
したがって、(18-10)+(15.5-6.5)=17
17時間ということになrます。
全行程22.9km、登りの合計1400m

200名近い一列縦隊だったので
自分なりのペース配分はなかなかできずに
苦労しました(リタイア率10%くらい)

途中のいくつかの難所には、
仮設の梯子や橋ができていたからこその
所要時間だとおもいます。

[210.138.66.3][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)]


849. 99年09月13日 09時31分40秒  投稿:ほたほた 
 [http://www.sci.osaka-kyoiku.ac.jp/nsystem/akaishi/ohdate.htm]

ちばさん:富士山ぐるっと360度ですが、何時間くらいかっかったのですか?

[158.215.75.11][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Mac_PowerPC)]


848. 99年09月12日 23時56分57秒  投稿:ちば 

富士山ぐるっと360度、大盛況でした。

私は、ふだんの運動不足と、あやしげな靴がたたって、
最後には「膝が笑って」しまいました。
山頂往復の3倍はきつかったかな。

でも、いろんな知り合いや先輩や後輩・・
宮地さんや小山さん早川さんにも会えました。

ま、オフ会みたいなものでもありました。

[210.159.94.234][Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)]


847. 99年09月10日 16時35分26秒  投稿:かも 
 [http://www.city.komoro.nagano.jp/asama1999/index.html]



 ↑行きたいけど、なかなか時間がとれないなぁ。
  ひできちさんあたり、よろこびそう。。。

[210.175.87.58][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)]


846. 99年09月09日 09時49分41秒  投稿:ちば 

そろそろ、パソコンが止まる時刻?

[210.159.94.151][Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)]


845. 99年09月08日 18時49分56秒  投稿:ちば 
 [http://www.eartheon.co.jp/news/shizuku/index.html]

まきまき>とても参考になります.

大崩壊前の表層崩壊の位置がよくわかりますね
すばらしい.ほとんど同じアングルだし・・

ここから,降雨が岩盤の割れ目へ浸透して
1年後に崩壊に至ったのでしょうか
崩壊の可能性の検討なんかはしていなかったのかなあ

これからどうなるのかなあ
これで,崩壊が止まったとしても
どのような対策工事をするのか,
崩壊土砂をどかすのか,
排除するとしても
もとのような垂直の壁にするには,工事があまりにも危険だし
まして,元通りにオーバーハングをつくるわけにも行かないだろうから
そうすると,天然記念物の指定をどうするのかとか
いろいろ難しい問題をはらんでいるでしょう

[210.138.66.3][Mozilla/3.01 [ja] (Macintosh; I; PPC)]


844. 99年09月08日 17時35分23秒  投稿:まきまき 
 [http://www.eartheon.co.jp/news/shizuku/index.html]

雫石の玄武洞の写真です。本日 会社のページにアップされました。

参考になる? >ちばさん

[202.32.153.2][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows NT; DigExt)]


842. 99年09月08日 07時45分54秒  投稿:ちば 
 [http://www.cb.moc.go.jp/fujisabo/oshirase/ochudo360.html]

今週末の土日に、富士山の御中道めぐりという企画があります。↑
富士山の5合目から6合目付近にある
いまはほとんど使われていない登山道を
ぐるっと一周するというものです。

富士砂防が中心となって実施するもので、
小山さんや宮地さんが案内をする だけでなく
登山家の今井通子さんも呼んだりでかなり力が入っています。

参加者も、100名の定員が一般からの応募だけで一杯になったようです。

参加条件に
3回以上富士山頂に登頂したことがある人
というのがあったのですが、
これは、昔の冨士講の慣習にならったようです。
私は7回なので、参加資格クリアです(本当)。

大沢の渡し場は昭和47年以来不通なので、
富士砂防の調査工事現場まで
下がって渡るようです。

[210.159.94.110][Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)]


841. 99年09月07日 23時42分58秒  投稿:ひできち 

おひさしぶりです。ひできち@北の国からです。
先週末から北海道にきています。先週の樽前山の調査では晴天のいい天気だったのですが、
十勝岳にきてからは、大雨攻撃を受けています。でも少しずつ成果は上がっていますので、
十勝岳の成果は今度の火山学会で発表します。
千葉さん、樽前で念願の空撮に成功しました(笑)
E火口の憤気は思いの外、大きいです。A火口もやや活発化している印象を受けました。
ほたほたさん、こっちはメロン一玉\500-ですよー

[210.139.239.170][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)]


840. 99年09月07日 14時00分16秒  投稿:ほたほた 
 [http://www.sci.osaka-kyoiku.ac.jp/nsystem/akaishi/ohdate.htm]

わださま

ほたほた、こと林です。
日本にいらっしゃったんですね。
では。

[158.215.75.11][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Mac_PowerPC)]


839. 99年09月06日 20時30分03秒  投稿:ちば 
 [http://www.iwate-np.co.jp/news/y1999/m199909/n19990904.html]

わださん>情報をありがとうございます.
約半分ということは,さほど違いがないという感じですね.

層雲峡のときは,下部の非溶結部の粘土化で
溶結部の柱状節理を支えるだけの強さがなくなって
落とし穴を踏み抜いたみたいな崩壊をしたように記憶しています

玄武洞は,川の側方浸食で,
柱状節理部分のみが外れたようになっており
かなりのオーバーハング量だったから,
地震のときに入ったひび割れが
ちょうど1年後の今頃になってつながったのでしょうか

このようなタイムラグが気になりますね

.......横浜市南区の楔形斜面崩壊とモルタル擁壁の前兆破壊
...........伊豆大島1986年噴火から1年後の陥没
................日本航空123便の尻もち事故と圧力隔壁の破壊と墜落

やはりこのような
突発的に起こる破壊現象
(カタストロフィックな)の
予測は永久に不可能なのでしょうか

......居間の蛍光灯の玉の切れる時刻や
......壁の額縁が落ちる瞬間は
......不確定性原理で電子の位置が予測できないのと同じように
......永久にわからないのだという話を聞いたことがあります

[210.138.66.3][Mozilla/3.01 [ja] (Macintosh; I; PPC)]


838. 99年09月06日 18時36分29秒  投稿:わだ 

ちばさんへ
1987年層雲峡柱状節理崩壊の情報です.

1987年6月におこった北海道層雲峡の柱状節理(大雪火山3万年前の火砕流堆積物溶結部)崩落はおよそ11000立方メートル(幅約20m,高さ約145m)と見積もられています.このときは,石狩川対岸の国道を走っていた車3台がのみこまれ死者3人,またサイクリング中の6人がけがをしました.

[202.252.175.32][Mozilla/4.03 [ja] (Macintosh; I; PPC)]


837. 99年09月05日 21時06分00秒  投稿:ちば 
 [http://www.iwate-np.co.jp/news/y1999/m199909/n19990904.html]

 

雫石の玄武洞 大崩落

 3日午後2時35分ごろ、雫石町長山字東葛根田国有林内の国指定の天然記念物「葛根田の大岩屋(通称、玄武洞)」が、高さ約90メートル、長さ約60メートルにわたって突然崩れ落ちた。現場はちょうど1年前の県内陸北部地震で大規模な土砂崩れが起き、通行止めとなった地点のすぐ手前。天然記念物の一瞬の崩壊に、県などが対応に追われた。 県土木部などの調べによると、崩落量は約1万8000立方メートル。直下の葛根田川をふさぐ形で崩れ落ち、川は崩落場所から約50メートルほど離れた県道西山生保内線寄りに大きく蛇行する形となった。
 観光のため玄武洞を訪れ、川をはさんで対岸の駐車場にいた茨城県土浦市の団体職員山口康治さん(29)と妻の明子さん(29)が飛んできた岩の破片などで足に軽いけがをした。
 県土木部、建設省岩手工事事務所は現地に職員を派遣し、今後の対応を協議。3日は現場に照明車を配備し、夜間パトロールをした。応急対策は崩落斜面の安定を確かめた上で4日以降になる。
 本格復旧は国指定の天然記念物のため、専門家チームによる調査を行い県、建設省、林野庁、環境庁、文化庁、雫石町などが協議して決める。県土木部は、今月中に本格着工する予定の県道の復旧工事には影響はないとみている。
玄武洞は溶岩が冷却してできた安山岩の柱状節理。1年前の昨年9月3日に起きたマグニチュード(M)6.0の県内陸北部地震で雫石は震度6弱の強い揺れに見 舞われ、柱状節理の1部に崩壊やヒビが入る被害を受けていた。
 原因について専門家は▽地震でできた亀裂に雨水が浸透し、その水圧が引き金になった▽地震で隆起した地盤のひずみが関係した―などと指摘している.
(岩手日報1999年9月4日朝刊より)

[210.138.66.3][Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)]


836. 99年09月05日 20時40分38秒  投稿:ちば 
 [http://www.iwate-np.co.jp/news/y1999/m199909/j199909041.jpg]

これは大変だ(岩手日報のページより)

[210.138.66.3][Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)]


835. 99年09月05日 12時35分43秒  投稿:ちば 
 [http://www.apple.com/powermac/]

こんな黒ならオフィスにも置けそう

スーパーコンピューター扱いだそうな

[210.159.94.91][Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)]


834. 99年09月04日 08時50分57秒  投稿:ほたほた 
 [http://www.sci.osaka-kyoiku.ac.jp/nsystem/akaishi/ohdate.htm]

ほたほたです。

大館市で発見された埋没遺構ですが、明日日曜日に一般公開されるそうです。
長靴が必要とのことです。

ちなみに発見者は大阪教育大学の赤石さんですが、火山学者が遺跡を見つけるとは
珍しいこともあるものです。

ちなみに彼がみつけて大館市の教育委員会に連絡しなければ、そのまま人知れず
うめられるか壊されてしまったでしょう。

十和田火山915年の噴火による泥流でうめられた一般庶民の家屋で規模は小さいですがなかなか面白いですよ。

私は子供をつれて見学にいきます。

[158.215.75.11][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Mac_PowerPC)]


833. 99年09月04日 08時37分41秒  投稿:ちば 
 [http://www.iwate-np.co.jp/index.html]

岩手日報のページはまだ更新されていないようですが

読売によれば

>幅約60m、高さ約 90m、約1万8千立方米。
>柱状節理の壁全体の約4割。

>現場近くの治山工事の警備員の話によると、現場周辺では崩落の2日前
>から岩の落ちる「ドーン」という大きな音が聞こえ、この日も朝から音が
>していたという。

だれも、崩壊を予測し立ち入りを規制していたわけではなかったらしい。
たまたま、観光客が少なかったのか、彼らが警戒して離れていたのかは不明です。

「柱状節理の崩壊」は,随分前に北海道の層雲峡でもありましたが
こんなに大規模ではなかったと記憶しています。

かなり、ノッチ状にオーバーハングしていたから
いつかは、こういう崩壊をする危険な斜面だった。

[210.159.94.107][Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)]


832. 99年09月04日 08時17分14秒  投稿:ちば 

「葛根田の大岩屋」(玄武洞)がが崩壊してしまった。


国の天然記念物「玄武洞」が崩落、岩手・雫石
------------------------------------------------------------------------
 3日午後2時半ごろ、岩手県雫石町で、溶岩でできた柱状の奇岩が切り立ち、国の
天然記念物に指定されている「葛根田の大岩屋」(玄武洞)が、高さ約90メートル
、幅約160メートルにわたって崩れ落ち、遊歩道が埋まった。そばにいた観光客2
人が小石にあたるなどして約1週間のけがをした。

 県警盛岡西署などによると、崩れ落ちた土砂は約2万立方メートルで、下を流れる
葛根田川をせき止め、遊歩道を約3200平方メートルにわたって埋め尽くした。け
がをした2人以外に観光客はいなかったという。

 近くの工事現場にいた人は「2、3カ月前から石がぱらぱらと落ち、数日前から激
しくなっていた」と話している。

 玄武洞は岩手山の南麓にあり、すぐ西側は昨年9月3日に震度6弱の地震でがけが
崩れ、いまも県道が通行止めになっている。

 現地を視察した岩手山の火山活動などを研究している土井宣夫・岩手大客員教授は
「溶岩の亀裂が何らかの原因で広がり、突き出した部分が崩れたのだろう。直接の火
山活動によるものかはわからない」と話していた。

 崩落により天然記念物の指定の行方が心配されるが、県教育委員会文化課は、文化
庁に状況を報告し、協議するとしている。

 [玄武洞] 葛根田川の左岸にあり、1943年に国の天然記念物に。高さ90メ
ートル、幅160メートルにわたる「柱状節理」の絶壁で、川岸は高さ10メートル
、幅40メートル、奥行き10メートルの洞くつ。年間2万人が訪れている。

[210.159.94.107][Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)]


831. 99年09月02日 07時42分34秒  投稿:ちば 

きょうは、ひろしまに滞在中。

これから、土石流の崩壊源の調査の予定なのに
秋雨前線が停滞中で、局地的に大雨が
降るかもしれないとのこと

とりあえず今は、降っていないから
傘と合羽でgoかなあ

発生を目撃するわけにはいかないからなあ

[210.227.236.120][Mozilla/4.03 [ja] (Win95; I)]


830. 99年08月27日 22時51分16秒  投稿:ちば 
 [http://www.apple.co時40分ごろに鉄砲水が襲い
救助隊の目前で18人が次々と流された・・・
(20:05)

[210.138.66.3][Mozilla/3.01 [ja] (Macintosh; I; PPC)]


803. 99年08月15日 10時26分21秒  投稿:ちば 
 [http://www.sankei.co.jp/]

なんとか,対岸の4人は助けられたようです.
===============================================
対岸のキャンプ客4人全員を救助 神奈川の玄倉川

 神奈川県山北町の玄倉(くろくら)川の河原でキャンプしていた客18人が流された事故で、対岸で救助を待っているのは女児1人と男性3人と確認され、15日午前10時ごろまでに4人全員が救助された。警察や自衛隊は、依然行方の分からない13人の捜索を続けている。県警などによると、救助されたのは加藤直樹さん(31)と長女の朝香ちゃん(5つ)、平野幸男さん(29)と平野嗣富さん(31)の4人。
 昨夜からの救出・捜索活動は川の水量が多く、流れも急なため難航した。朝になって水量が減ってきたため、警察や自衛隊などはおよそ400人を動員し、本格的な救出・捜索作業を続けている。玄倉川で流されたほかの行方不明者13人は下流の丹沢湖に流されたとみられる。
 また、藤野町(ふじのまち)の道志(どうし)川でも行方不明の2人の捜索が続けられている。一方、清川村でも家族連れの4人が不明との情報があったが、けさになって無事が確認され、県警のヘリコプターで救助された。(10:16)

[210.138.66.3][Mozilla/3.01 [ja] (Macintosh; I; PPC)]


802. 99年08月15日 10時20分20秒  投稿:ちば 
 [http://www.sankei.co.jp/]

前の晩に大雨で危険だと呼びかけたのに
聞き流して居残ったのが100人もいたらしい.
そのほとんどは翌日になって避難できたと言うことなのか
=================================
・・・・・・松田署によると、13日から続いていた豪雨で、玄倉川の下流にある丹沢湖の水量は大幅に増え、13日午後3時から14日午前11時までの累計降水量は約231ミリに達した。神奈川県職員が13日、大雨の予報を受け、玄倉川岸でキャンプをしていた人々に2度にわたり安全な場所に避難するよう呼び掛けていたが、キャンプをしていた100人近くのほとんどが呼び掛けを聞き流し、居残っていた。

[210.138.66.3][Mozilla/3.01 [ja] (Macintosh; I; PPC)]


801. 99年08月15日 10時12分46秒  投稿:ちば 
 [http://www.mainichi.co.jp/]

毎日新聞の深夜の記事のニュアンスでは
オーバーフローということではないようですね
いったんは止めたのだけど,再び開けざるを得なかったという
ことなのでしょうか
==================================
大雨被害:玄倉川中州事故 14人流され不明 徹夜で捜索  8月15日 00:34

14日午前、神奈川県山北町の玄倉川の中州でキャンプ中に流された18人は1人が救出され、岸にたどりついた3人の生存を確認した。残る14人は行方不明のままで消防などの捜索作業が徹夜で続いている。事故の原因となった増水は降雨に加え、上流にある二つのダムの管理のための放流でもたらされたことが分かった。

[210.138.66.3][Mozilla/3.01 [ja] (Macintosh; I; PPC)]


..end