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ある火山学者のひとりごと 13500-13599


13599. 2005年12月19日 00時47分06秒  投稿:いけだ 
13598.かまたさん>
しっかりと手繰り寄せました。どうもありがとうございます。
他の被害写真もかなり貴重なものがあり、あの写真だけでは分からなかったことも多く、思わず見入ってしまいました。
書籍などに掲載されているものも多かったのですが、Webの写真のほうがより情報量が多いように思います。必見です。重ね重ね、ありがとうございました。

13598. 2005年12月18日 22時16分28秒  投稿:かまたひろき 
 [http://www.gaia.h.kyoto-u.ac.jp/~kamata/Iw.Bandaisan.2004.6.htm]

13590.いけださん、
>登録なしで行ける場所を探したのですが、ないですなぁ今のところ。NHKのは消えているし… 
13591.ちばさん、 

 宮内庁で発見された写真の解析結果は、2004年に内閣府で行われた記者会見でも公表されました。
 岩波書店「科学」にその内容が掲載されています↑。
 ここから宮内庁の写真もたぐれます。
 ご参考にしていただけましたら幸いです。


13597. 2005年12月18日 06時06分50秒  投稿:びんた切れの水晶 
さくらさん

 日本とヨーロッパを結ぶ大圏コースは、シベリア北部を通るので、ヨーロッパ便はロシアを通過します。

13596. 2005年12月17日 20時13分17秒  投稿:さくら 
 [http://www.cnn.com/2005/TECH/science/12/15/augustine.volcano.ap/index.html]
アラスカのオーガスティン火山で噴火の兆候?

今、アンカレッジ周りの航空路って、どうなんでしょう?

ヨーロッパ便はロシア上空周りが多い気もするんですが。。

13595. 2005年12月17日 11時04分43秒  投稿:浅見真規 
 [http://masanori-asami.hp.infoseek.co.jp/JP/Daikon/index.html]
13594番投稿の訂正

(誤)このように設計変更しても、ダム下流の水位が特に低い渇水期以外での通常時の発電効率が同じだから以前の設計に比べて安全な設計に変更したのでしょう。

(正)断面図を比較すると発電プラントの上下の位置は同じで、ダム本体の土台を深くしダム本体の高さを増加させたみたいです。下流に人口密集地があるので建設コストより安全性を優先させたのでしょう。

13594. 2005年12月16日 23時14分55秒  投稿:浅見真規 
 [http://masanori-asami.hp.infoseek.co.jp/JP/Daikon/index.html]
[さすがに発電部分の設計は安全なものに設計変更されてるようです。]

13585番投稿で、三峡プロジェクトHP(注1)の「取水ダム及び発電機断面図」↓
http://www.juuu-net.gr.jp/sankyo-project/sankyo-zu4.jpg
で、発電効率とコスト削減のためダムのコンクリート土台より発電プラントの下の岩盤が低く掘られていて、基礎の花崗岩が方状節理を持つ事を考えると非常に危険だと指摘しました。
ところが中国長江三峡工程開発総公司HP(注2)の発電部分の断面図を見ると、さすがに、最終的にはほとんど掘られてないかなりマトモな設計になってるようです。
http://www.ctgpc.com.cn/news/imgs/003000/507.jpg
このように設計変更しても、ダム下流の水位が特に低い渇水期以外での通常時の発電効率が同じだから以前の設計に比べて安全な設計に変更したのでしょう。

*****
(注1)三峡プロジェクトHPの「取水ダム及び発電機断面図」
http://www.juuu-net.gr.jp/sankyo-project/sankyo-syuyoshogen.htm

(注2)中国長江三峡工程開発総公司HP
http://www.ctgpc.com.cn/sxslsn/index.php

13592. 2005年12月15日 18時15分57秒  投稿:いけだ 
ちばさん>
どうもありがとうございます。

グリッケンと中村さんの報告は1888年の山体崩壊よりひとつ前のものかと思っておりました。
あれは単なる先入観からの感想だったのだろうか?

13591. 2005年12月15日 17時09分21秒  投稿:ちば 
 [http://www.fukushima-minpo.co.jp/news/kennai/20051215/kennai-20051215094607.html]
いけださん>
 福島民報は登録なしで見えるようです。

この写真の発見は確かな証拠の発見で大ニュースですが

南東側にも山体崩壊やブラスト堆積物があるということは
すでにいろいろな人が言っていたようにおもいます
たとえば1989年ごろの火山学会でグリッケンと中村さんが
発表してました。MSTとそっくりのブラストがあったと

13590. 2005年12月15日 12時01分56秒  投稿:いけだ 
 [http://jyoho.kahoku.co.jp/member/news/2005/12/20051215t63037.htm]
また登録が必要な記事でゴメンナサイです
「磐梯山、1888年の大噴火 「岩なだれ」南東側でも」↑

>当時の被害の様子を示す写真が宮内庁で見つかり、内閣府中央防災会議専門調査会が分析した結果、明らかになった。

のだそうです。

登録なしで行ける場所を探したのですが、ないですなぁ今のところ。NHKのは消えているし…

13589. 2005年12月14日 22時33分50秒  投稿:Hal.T 
>人の家の敷地に無断で入り込みまくって、調査をするでもなく写真だけ撮りまくって去っていく、なんてことが少なからずあったそうです(調査時間に制約があってそうなったのかもしれませんが..)。

oooh 耳が痛いぞぉぉぉ ジンジン

13588. 2005年12月14日 11時03分36秒  投稿: 
 [http://www.isas.jaxa.jp/j/snews/2005/1214.shtml]
「はやぶさ」気長に帰ってくる方針に変更。もうここまできたらケセラセラですね(^_^)。
そりゃいろいろ改善点はあるのでしょうけど、それはまたこれからやれば良いこと。
充分に感動を与えてくれましたし、「はやぶさ」チームのねばり強さに乾杯。

13587. 2005年12月14日 02時11分45秒  投稿:さくら 
>> なべさん

どんな酷い災害をうけたところでも、集団移住みたいなことがなければ、そこに済んでいた人たちの生活の場に再びなるわけで....

研究や防災行政に関係する人たちが、地元の人たちとどう接してきたのか、災害現場でどういう行動をとったのかもまた、「本来なら忘れたい出来事の痕跡をわざわざ残す決断するかどうか」に効いてくるのかも知れません。

鳥取や福岡の地震の時のことですが、災害調査と称して大挙して押し寄せた研究者が、人の家の敷地に無断で入り込みまくって、調査をするでもなく写真だけ撮りまくって去っていく、なんてことが少なからずあったそうです(調査時間に制約があってそうなったのかもしれませんが..)。
地元の人には、そういう研究者に不信感を抱くようになった人が少なからずいた、と聞きます(私の義父もそうです)。そうなってしまった時、大学の先生とかが仮に保存を訴えたとして、果たして地元の人たちが耳を傾けてくれるかどうか、ちょっと心配していまいます>>以上、自省もこめて。

>>ちばさん

全く同じ経験しました、ETCで。車の中にカードを置きっぱなしにしておくのは怖いので、カードはまめに抜いているのですが、それが仇になりました。詰所で10分ほど絞られました(恥)。。かなりのおっちょこちょいで、列車の自動改札機にテレカ入れたこともあります。
ありとあらゆることが高速化、自動化していく世の中、油断禁物ですね。


13586. 2005年12月13日 23時32分16秒  投稿:ちば 
 先日、ETCカードを入れるのを忘れて、東名厚木の料金所から入ってしまいました。
(インターのすぐ手前のGSに入ったので、警報メッセージが流れなかった)

 当然、バーは上がらない。車のフェンダーに衝突!!バン!おもわず目をつぶってしまいました。
おおこわっ。ところが意外なほど衝撃がなく、まるでバレーボールが当たったのかという感じ(!!)
 すぐに車を脇によせ、しばらく様子をうかがっていたのですが、
誰も来ないし、何のアアウンスもない。無視か?だれも気がついていないのか?
 仕方ないので、料金所の係員の詰め所にゆき、事情を説明、休憩中の係員に
車の近くまで同行願い、通常の通行券を出してもらい、ようやく出発しました。
 厚木インターはゲートが20もある、ETCも複数あるから、反対側の詰め所まで地上を行くのは
非常に危険。そこで、係員用の横断地下道を勝手にテクテク歩いて向こう側まで
いったのです。この対応は正しかったようです。
 そのまま、本線に入ってしまうと、出口料金所でいろいろしぼられるらしいです。
FAQにもネットにも情報がなかったので、恥ずかしながら体験談を・・・・


13585. 2005年12月13日 23時05分00秒  投稿:浅見真規 
 [http://masanori-asami.hp.infoseek.co.jp/JP/Daikon/index.html]
>13577. びんた切れの水晶 さん、

津波の速さを教えていただきありがとうございます。

ただ、中国政府が三峡ダム決壊について公表してなければ、洪水被害を受けた上海総領事館から外務省に洪水の事実は伝わっても何の事かすぐにはわからないかもしれず、上海近辺の邦人の安否確認と報道機関への発表くらいしかしないかもしれません。もっとも、三峡ダムのダム湖の水も平野部で河からあふれ出て蛇行とあいまって威力も衰えるので、日本には全く被害が出ないかもしれませんけど。

まあ、三峡ダムが決壊してもダム湖の水が上海に流れて来るのにかなり時間がかかるでしょうから、日頃から避難訓練して、中国政府がすぐに事故を公表すれば上海市民も避難できるので中国でも被害は少なくて済むのですがね。
*****
中国政府も安全性の強調ばかりしてないで避難訓練や速報体制の整備をすべきだと思います。
三峡ダムは設計上も危険性があるからです。なぜなら、三峡ダムは日本のダムと違ってダム本体に発電施設があって、
(三峡プロジェクトHP↓「取水ダム及び発電機断面図」参照)
http://www.juuu-net.gr.jp/sankyo-project/sankyo-syuyoshogen.htm
取水口及び発電機断面図を見ると、発電効率とコスト削減のためかダムのすぐ下流側で岩盤をダムのコンクリート土台より低く掘っています。これは、ダムの基盤が方状節理を持つ花崗岩なら非常に危険な事です。いくらコンクリート部分が強固でも花崗岩の節理部分で切れて壊れる危険があるからです。同じくダムに発電設備直結タイプのグランドクーリーは元から勾配があるのかダムより下にまでは掘ってないみたいです。
Grand Coulee Dam Home Page ↓参照
http://users.owt.com/chubbard/gcdam/html/hydro.html

Hal.Tさんも、中国の方に上記の三峡ダムの構造上の危険性と避難訓練や速報体制の整備の必要性を忠告されたらいかがでしょうか?

13581. 2005年12月13日 22時30分14秒  投稿:なべ 
山古志の地滑りダム周辺は整地したら山間に広大な平地が生まれ、メモリアルを兼ねた利用が検討されているようです。妙見の現場は、ともかく崩壊地形をどうするかより、県道の通行不能が大変な交通渋滞を生み、何より道路復旧の要望が強く、そして崩壊地形を残しつつ道路を通すには復旧よりも多額の工事費と工事期間が必要になるため、現場保存より道路復旧を優先する、という説明です。客も呼べないでしょうし。毎朝晩、あそこを眺めるのは未だにつらいし。

台湾集集地震では、崩壊した寺院をそのまま残していますね。その方が後生への警鐘として有意義かなと思いますが、安全確保も含め、潰れた家を残したがる人も少ないだろうし、難しいですね。

遠回りの道路に二度目の冬、雪に隠れた段差や陥没は少なくなりましたが、またしばらく緊張の通勤の毎日です。

13579. 2005年12月13日 09時01分19秒  投稿:さとぐち 
竜さん13578

>残してきた文化があるわけで、災害の傷跡を頓着せずに破壊し
>てきたという訳ではないと思います。
阪神大震災やその他の災害でも,そういう災害の記憶を後世に残したい・伝えたいという動きは結構あるようで,竜さんのいわれるようにいろんなところで見られます.
阪神大震災は野嶋断層記念館(の敷地?)には個人宅を買い取ったものも保存されていますが,たいていは公共施設だったものなどが保存されることが多いようですね.
ただ,そういうものを残すかどうか?というのはやはり被災者の方々がどう考えるか?という部分が大きいだろうなというのは思います.いろいろなところが片づいてきた時に,そういう災害の痕跡が残っていればそれを後世に残そうという動きが出てくるのかもしれません.野嶋断層記念館の場合はちょっと違っていたようですが.

13578. 2005年12月13日 05時08分52秒  投稿: 
>>さくらさん

少なくとも我々には桜島の鳥居、普賢岳山麓の焼けただれた小学校、あるいは火山災害では
ないですが原爆ドームなどを残してきた文化があるわけで、災害の傷跡を頓着せずに破壊し
てきたという訳ではないと思います。また、(こればっかりはご本人に聞かないとわかりませ
んが)被災者の方も必ずしもすべて消し去って欲しいと考えている訳ではないとも想像します。

なので、感情の問題もありますが、結局の所予算や技術的問題など、一概には言えない事情
で残ったり残らなかったりではないかと>災害の傷跡
#「残す」という強いコンセンサスを作ることは大事とは思いますが。

13577. 2005年12月13日 05時04分10秒  投稿:びんた切れの水晶 
#13575 浅見さん

 黄海は水深100m程度(だからこそ,ガス田などの問題が生じる)ですので,津波の伝搬速度は,

  sqrt(g*h)
  =sqrt(10[m/s**2]*100[m])
  =31[m/s]
  =111[km/h]

となります.上海から九州西岸まで,経度で10度くらい離れています.ということは,700kmくらい離れています.従って,上海でダム崩壊の洪水を観測してから,九州西岸に到達するのに7時間くらいかかります.

 というわけで,警報は十分に間に合います.

13576. 2005年12月13日 02時12分51秒  投稿:さくら 
>>なべさん

災害現場の保存、技術的な問題だけでなく、遺族や被災者の感情的なものもあって、やはり難しいのでしょうか?ちょっと前の例だと、有珠山2000年の噴火の時の被災住宅が、一部を残してほとんど解体されてしまったという話を聞きました。寡聞にしてあまり知らないのですが、国内ではどの程度の保存事例があるのでしょうか?
(かくいう私も、もし自分の家がそうなってしまったら、頭では分かっていてもおそらく複雑な心境になるのかな、と思います)。

13575. 2005年12月12日 23時18分38秒  投稿:浅見真規 
 [http://masanori-asami.hp.infoseek.co.jp/JP/Daikon/index.html]
[ 三峡ダムの岩盤についての補足:ダム脇の展示の岩は花崗岩みたいです。 ]

鹿島建設HPの中国・三峡ダムの工事現場の写真
http://www.kajima.co.jp/gallery/const_museum/dam/main/m_list/20.html
を見て花崗岩でなく白雲石(広義の石灰岩系)ではないかと言いましたが、足立隼夫氏のHP(注)にある「 展望台の下の石の記念碑,最初に河床に現れた岩盤」の写真
http://my.reset.jp/~adachihayao/ChinaC031.JPG
の屋外展示されてる岩には(遠目なので断言はできませんが)方状節理があるようなので花崗岩の可能性が高いです。

しかし、鹿島建設HPの工事現場の写真も足立隼夫氏のHPの写真もいずれもがかなり白っぽい岩なのに、三峡ダムの基礎の岩盤から採取した花崗岩で造られたと下記HPに書かれている天津大学設立110周年記念の記念石柱はなぜか薄茶色です。
http://www.twt.edu.cn/news/news.php?id=7378&kind=4
>三峡石柱高220厘米,直径100厘米,重?6?,是??1500公里?到母校,
>学校??同意珍?在中??国旗之下,更使我?感受到莫大欣慰。

尚、この天津大の記念石柱の比重を計算したら3.18以上となり、花崗岩にしては重すぎるような気もしました。
*****
(注)足立隼夫氏のHPの下記ページの写真 031 参照
http://my.reset.jp/~adachihayao/ChinaC.htm
*****
花崗岩は方状節理を持つ関係上、ダムと花崗岩の岩盤が固定されてても、下流の河床がダムの水位差による強烈な放水を長期間受けてえぐられダム基底以下に掘られると、花崗岩の岩盤の水平方向の摂理にそってはがれてダムがその下の岩盤ごと地すべりする危険性もあります。V字谷に造られる事が多く水圧のかかる河床部分が狭く両端で支える割合の大きい日本のダムと違って、広い河床に設置される中国のダムではそういう問題もあるためでしょうか、Hal.T さんと三峡ダム上流の地すべり調査に同行調査された京都大学・防災研究所・斜面災害研究センターの研究員の中国人研究員の王功輝氏の研究分野には「ダムサイトの岩盤クリープの研究」も含まれてるようです。

(京都大学・防災研究所・斜面災害研究センターHP参照)
http://landslide.dpri.kyoto-u.ac.jp/j-staff.htm
>王 功輝 (WANG Gonghui、China)
>京都大学に留学する前は中国・蘭州大学講師(地質系・応用地質学)として土砂流出や
>ダムサイトの岩盤クリープの研究を行っていました.


もちろん、地震とかの異常事態が起きねば重力コンクリート・ダムでは静止摩擦力(ダムと岩盤だけでなく、花崗岩のように摂理によってはがれる可能性のある場合には摂理面での花崗岩どうしの摩擦)によって滑る事はないですが、地震の場合は上下動によって突き上げられた時に瞬間的に垂直抗力が減り、振動で動摩擦に近い状況になればダムが滑る危険もあるわけです。そういうわけでダムに摩擦が無関係とされる13540番投稿のHal.T氏の御主張はV字谷でのダム建設が多い日本のダム技術者の話の一面的な理解にすぎず、広い河床に建設された水位差が100mを越す三峡ダムには当てはまらないと考えます。
*****
13519番投稿・13535番投稿・13547番投稿で、三峡ダムが決壊すれば日本の九州西岸に津波が押し寄せるかもしれないと言いましたが、三峡から上海までかなりの距離があって蛇行してるので、日本の九州西岸に影響があっても「津波」というよりは「高波」という程度のものかもしれません。もしかしたらほとんど影響がないかもしれません。ただし、揚子江河口の向きから奄美大島方面にはある程度の影響があるように思えます。まあ、誰かがシミュレーションされる事を期待してます。

13566. 2005年12月11日 15時15分45秒  投稿:Hal.T 
さくらさんどうもありがとう。私は何事も頑張れない怠け者なので、くたびれはてて寝込んでしまうことは無く、大丈夫ですよ。
なべさん、そうですね。中越の平野部は意外に暖かい。そう言えば、妙見の崖山は洗い砂(磨き粉)をとるために横穴がいっぱいあって、それで崩れたのかなあなどと地元の人が話をしていました。ほんとのところはわかりません。

野宿と言えば、今は昔の学生時代から旅行が好きでそのころから野宿が多かった。自動車で旅行していてもたいていは外で寝ます。背筋が延びて気持ちいいしねえ。もっとも最近は旅館や国民宿舎に間に合う時間なら泊まるようにしています。

湿り雪や雨のときだと橋の下やバス停、それに地方鉄道の駅舎も貧乏人には助けになりました。こういう所では朝の始発までなら迷惑になりませんし。そうそう、長野の小諸駅のベンチで前に背負子を置いて寝袋で横になっていました。寝返りを打ったら背負子の上に落っこちてしまい、寝袋が開けられずにしばらくもがいていたこともあります。まるでカフカの変態!ですね。

13565. 2005年12月11日 11時42分10秒  投稿:なべ 
>Hal.Tさん

中越の平場はドカ雪こそ降り積もりますが、気温はせいぜい0℃前後、雪に埋もれて寝られるくらいです。一方、三陸沿岸の冷え込みは厳しい。風が吹けば、体感温度はさらに下がるし。

今朝の小千谷は今冬初めて、本格的な雪景色です。妙見の現場は保存せずに道路復旧を優先することが決まった、なんてことはご存じですね?岩が軟弱で保存が困難とのこと。

13564. 2005年12月11日 02時47分29秒  投稿:さくら 
さとぐち さん

気象現象の実験とかは、実はやったことがあります。例えば、たばこの煙を混ぜた空気の下に水を流し、その温度を途中で変えて空気の滞留の変化を見せる(逆転層の形成)、という具合だったのですが、マニアック過ぎて、客(中高校生)の反応はいまいちでした。玄人さんたちの反応は上々だったのですが。。。見せるってのは、難しいですよね(成功率も低かったし。。)。

火山現象は、現象そのものの時定数が短いのと、現象が派手なのとで、ネタとして上質なんだけど、地質とかでは肝心の結果そのものがなんとも地味だったりして。。。
地質や火山だけでなく、気象とか物理とか化学とか、文系の人たちとか、いろいろな分野の人が集まって、いろいろな実験事例を蓄えていければいいなぁ。。

キッチン@札幌はたまたま別件で札幌に行くことになってたので、スケジュールの空きを利用してちょっとだけ観客として紛れ込ませてもらいました(学会員でもないのに)。大変勉強になりました。

>HAL.Tさん

凍死しないでくださいね。。。人間、体力がある状態だと、極寒のなかで寝ていても凍死前に必ず目が覚めるとはいうけれど。

13563. 2005年12月11日 00時03分52秒  投稿:Hal.T 
2ヶ月前の太平洋航海の後、装置を船につけたままにしておいて、つづけて耐候性試験をしてもらってました。数日前にその船が帰港したので岩手県まで回収に行きました。

2ヶ月前はTシャツで過ごしていたので気がゆるみ、夜中について宿屋ではなく岸壁に寝ていればいいやなんてことで、この前買い込んだシュラフカバーの実験をかねて3シーズン用のシュラフとカバーだけで岸壁にねっころがってました。

さすがに12月初め、夜中の2時ごろに一回目の目覚め。自動車まで防寒着を取りに行き、着込んでまたもぐりこんだ。ところが朝の4時にはとてもじゃないけど体が冷え切り、とてもじゃないけれど寝てられない。やっぱりシュラフカバーと3シーズン用では5℃ぐらいが限界ですね。口元からでる湿気でカバーがバリバリに凍ってました。野宿が多い私としては自信があったんですが、ちょっと残念。

去年の今頃は長岡妙見の崖の前で寝てましたけれど、雨だったから暖かかったのでしょうね。

2月の北海道でシュラフ2枚で自動車で旅行して外で野宿を続けたことがありますけれど、-10℃はOKだったような気がします。はい、間抜けな書き込みをしてしまったおかげで、とつぜん変な話を書き込んでみたくなりました。

13562. 2005年12月10日 23時13分00秒  投稿:浅見真規 
 [http://masanori-asami.hp.infoseek.co.jp/JP/gadenn_innsui/index.html]
三峡ダムの建設地の三斗坪でも花崗岩より白雲石が圧倒的に多いようなので、どうも「白雲石」(広義の石灰岩)の可能性が高いみたいですね。

http://yiling.hbnw.gov.cn/xzfc/sdp.php
> 三斗坪????量?富。早在上世?60年代,著名的地?学家李四光考察三峡?就曾断言:
>黄牛岩背后有好?。?国家地???部勘探,境内????共17?,其中重晶石?量?450万?,
>??花?岩1000万立方米,??白云石80??

?は簡体字、日本の「億」に相当する。

http://www.10zs.com/view_7.asp?id=53
>1、白云石:三斗坪?境内秦家淌村、西洲村成片?白云石?量?富

13559. 2005年12月10日 20時44分27秒  投稿:浅見真規 
 [http://masanori-asami.hp.infoseek.co.jp/JP/gadenn_innsui/index.html]
断面図はよく見たら基礎部分が違っていました。あなたの引用された断面図は段差があるので摩擦力の議論が成り立ちにくいですね。
http://www.juuu-net.gr.jp/sankyo-project/sankyo-zu3.jpg
私が今朝引用したThree Gorges Dam Project中国・三峡ダム(Hayao Adachi's Homepage)のダム断面図では基礎が平坦でしたので摩擦力の議論も可能でしょう。(ただし、千葉さんのキッチン火山学に対する皮肉のためか削除されたみたいです。)
http://my.reset.jp/~adachihayao/ThreeG05.JPG

*****
>また、鹿島建設さんの写真や、基盤設置部位が露出してる写真には、
>砂礫層は全く写っていないようですので改めて安心した次第です。


たしかに、私が引用した鹿島建設HPの写真
http://www.kajima.co.jp/gallery/const_museum/dam/main/m_list/20.html
には砂礫層はないようですね。しかし、↑に写ってるのは花崗岩ですかね?遠目で識別困難ですが石灰岩のように見えますけど。花崗岩でも手でも砕けるくらい劣化したものと堅いのとピンからキリまでありますが、だいたい、堅い花崗岩層を削る工事では写真のようにパワーショベルを使ったような感じにはならないと思います。堅い花崗岩ならパワーショベルでは削れないですから。写真を見る限りでは石灰岩か劣化した花崗岩のように思えます。色合いからすれば石灰岩のようにも見えます。

13556. 2005年12月10日 18時51分59秒  投稿:わんこ 
>断面図はすでに見て今朝の投稿で引用しています。
>空洞は水路でしょう。上流側の傾斜がないので中空式ダムではありません。

もともと、中空式ダムだとは、 一言も 申し上げておりません。

中空式ダム(別にパレット式でも良いのですが)の技術を使っているのは、下流側の構造です。簡略化してる図面からでさえ一目瞭然ですよ。(日本の場合、おまけの保険と土捨て場を兼ねて、下流側に盛り土構造を施すことがあるのはご存じですよね?)

ですから、始めから考慮して下流の水を逆利用した構造上から推察するに、設計陣の相当の周到さを感じているしだいです。ということで、私としては↓の御記述部分は全く気にしていません。

>それどころか、下流側が60mほど水面下になって浮力を受ける三峡ダムの特殊性を考える・・・

地質調査から、あそこだけ花崗岩だらけなのは有名な話です。周辺の地滑り常習地帯とは一線を画してますし、全く異なる地質地帯を混ぜ合わせて議論することは無意味です。

また、鹿島建設さんの写真や、基盤設置部位が露出してる写真には、砂礫層は全く写っていないようですので改めて安心した次第です。

13555. 2005年12月10日 16時56分46秒  投稿:浅見真規 
 [http://masanori-asami.hp.infoseek.co.jp/JP/gadenn_innsui/index.html]
>13548・わんこ さん、

>中空式ダムの技術も組み入れているようですし。
>設置場所は、ボーリングしまくって調べ上げて、あのあたりでもっとも頑強な地点ですし。

>http://www.juuu-net.gr.jp/sankyo-project/sankyo-zu3.jpg


断面図はすでに見て今朝の投稿で引用しています。空洞は水路でしょう。上流側の傾斜がないので中空式ダムではありません。それどころか、下流側が60mほど水面下になって浮力を受ける三峡ダムの特殊性を考えるとあれで十分な重力による強度が確保できるのか疑問も感じます。

また、三峡近辺の揚子江流路で水に弱い石灰岩以外の基盤(花崗岩)(注)だったのはダム建設地の「三斗坪」だけだったそうです。しかし、戴晴 編「長江 長江」(日本語版「三峡ダム」)でのダム建設以前の時点における黄万里教授の指摘によればダム建設地の「三斗坪」は30m以上の砂礫層があるとの事です。だとすれば、ダムの基礎は地下30mより下に潜っていて、しかも、地表付近の風化した花崗岩(注)も除去してダムの基礎を造らねばなりません。地下40mもの捨て土台が2000mに渡って本当に存在するのでしょうか?

また、そこまで難工事したなら自慢をかねて上海市民等の下流域住民1億人を安心させるため写真とかで地下掘り下げ工事や花崗岩岩盤(注)のPRしそうなものですがそういうのはネット上でみつかりませんでした。探し方が悪かったのでしょうかね?

さらに、↓のサイトによれば世界全体のダム決壊率は0.5%程度だそうですが、中国のダムの決壊率は4%だそうです。
http://www.hinocatv.ne.jp/~micc/Iro/85Insatsu.htm
中国のダム決壊率については、↓の鷲見一夫「三峡ダムと住民移転問題」( 明窓出版 Web立ち読み Site にもパトリック・マッカリー(Patrick McCully)の弁として載ってます。
ctrlキー+fキーで用語検索できますので「安全性」というキーワードで御覧いただければ、「百が一」の危険に備えるべきだとの私の表現が控えめだと言うのがわかるでしょう。
http://meisou.com/books_data/00051/00051.htm
*****
(注)しかし、↓の鹿島建設HPでの三峡ダム工事現場の写真を見ると遠目ではわかりにくいですが私には何となく石灰岩のようにも見えます。多くの地質の専門家もこの掲示板を御覧になってるので石灰岩か花崗岩かの鑑定を期待します。
http://www.kajima.co.jp/gallery/const_museum/dam/main/m_list/20.html

*****
13547. 2005年12月10日 11時10分30秒 の投稿の補足

戴晴 編「長江 長江」の日本語版「三峡ダム」築地書館、鷲見一夫・胡?? 訳の訳者あとがきにはダム湖岸での大規模な地すべりはイタリアのバイオント・ダムのような惨事を誘発する危険を指摘されてます。

下記は日本ダム協会HPのバイオントダムの解説
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jdf/Dambinran/binran/WDam/WAll_049.html

13548. 2005年12月10日 13時43分54秒  投稿:わんこ 
↓形状からは、安心度は相当高いのでは?
 中空式ダムの技術も組み入れているようですし。
 設置場所は、ボーリングしまくって調べ上げて、あのあたりでもっとも頑強な地点ですし。

http://www.juuu-net.gr.jp/sankyo-project/sankyo-zu3.jpg

13547. 2005年12月10日 11時10分30秒  投稿:浅見真規 
 [http://masanori-asami.hp.infoseek.co.jp/JP/gadenn_innsui/index.html]
>中国政府が三峡ダムの批判者を逮捕したことが直接的に三峡ダムの安全性について問題があることを
>証明している、とすることはできません。


批判者の意見を封じる事は、危険情報が当の中華人民共和国政府首脳に対してすら伝わりにくくなるのです。ましてや外国の日本には危険情報はさらに伝わりにくいでしょう。実は摩擦力以外については、岩盤強度とどれだけ固定されたかによって非常に大きく左右されるのですが、それについては詳細な批判的情報が日本に入って来なければ専門家でも判断不能でしょう。つまり、情報隠蔽体質だから三峡ダムが決壊するとは直接の証明はできませんが、逆に、情報隠蔽体質によって三峡ダムの安全性の証明が不完全だとの指摘は可能なのです。

もし仮に三峡ダムが決壊して大災害発生してから日本で正確な強度計算をしても死者は生き返りません。中国政府が情報公開してなかったからだと言っても後の祭りでしょう。それくらいなら、ひどいドンブリ勘定でも危険性を認識し、それによって日本の九州西岸や西南諸島での津波対策すべきです。

また、(通常は)ダム本体強度には直接には関係しない話(注)ですが、たとえば、Hal.T さん、京都大学チームと一緒にあなたも三峡ダムで地すべりの現地調査をされてるそうですが、実は三峡ダム建設以前から三峡は地すべり多発地帯であって、逮捕された戴晴氏が編集された「長江 長江」においても侯学U氏が朱剣虹氏によるインタビューに答えて、三峡ダムを造れば浸透水による軟化作用と浮力効果によってさらに地すべり多発する危険を指摘されておられました。(日本語版「三峡ダム」築地書館p.305参照)
常識的に考えれば、本来ならば地すべりの調査・研究をしてから三峡ダムを造るべきだったのに、政治的・経済的理由から三峡ダム建設を急いで、三峡ダム建設後に外国の研究者を招いて地滑り研究するのは手順が逆のように感じます。あなたが現地調査されているダム湖の地すべりは(通常は)直接にはダム本体の安全性とは関係しません(注)が、その中国政府当局の発想は全てに通じると思われます。
*****
(注)ただし、侯学U氏はダムの安全にもかかわると指摘されてました。
私も、大雨が降り続いた状況で地すべりの土砂によってダム湖が分断される形で堰堤が形成されて、その土砂による一時的堰堤が壊れて水が一気にダム本体に押し寄せるという異常な状況が発生すればダム本体の安全に直接影響すると考えます。
*****
重力コンクリート・ダムの三峡ダムの場合、滑るのを防止するため、その基礎は河床の岩盤を削って下流側を若干高く設計しています。
Three Gorges Dam Project中国・三峡ダム(Hayao Adachi's Homepage)のダム断面図参照
http://my.reset.jp/~adachihayao/ThreeG.htm
それを考慮すれば、基礎が水平と仮定した昨日の計算は不正確ですが、逆に、その場合には、広い揚子江の河床全体でダムの基礎が岩盤に接してしかも下流側を若干高く削ってるか、また、花崗岩のもろい箇所はないかという個別事情が重要ですがそれは中国側の情報公開が不完全なため(姉歯建築士設計のマンションのように)たてまえだけなのか実際に三峡ダム全体で岩盤に接してしかも下流側を若干高く削ってるか不明です。そのため、水平と仮定して計算しました。これは設計どおり施行された場合に比べ私の昨日の計算がダム強度を低く見積もる結果になります。また、ダム湖に砂泥が堆積すればダムにダム湖側からかかる圧力が若干増加しますが昨日の計算ではその増加を無視しました。また、ダム断面積図の下流水位をよく見れば4割程度が下流の水位以下のため浮力は昨日の仮定より大きくなります。これら二つの要因は昨日の計算でダム強度を高く見積もる事になりました。
*****

>私の聞きかじりレベルであってさえ静止摩擦とか稼動摩擦とかではダムの安全性について何の話もできません。


重力コンクリート・ダムは重力式である以上は当然ながら摩擦力が水圧を上回るように設計されてます。しかし、摩擦力に頼るのは最後の手段であって、安全確保のため摩擦力以外の力が水圧を上回って固定されるのがダム建設の前提のため、あなたの「聞きかじりレベル」の話では摩擦の話が出て来なかったのでしょう。(特に、V字谷に建設される事が多く、安全配慮のため摩擦力以外の力をも重視する日本の技術者の話では、摩擦力に頼るようでは失格という考えがあるのでしょう。)ただ、広大な河床に建設された三峡ダムの場合は重力式の重力式たる摩擦力の重要性が、V字谷に建設された日本の重力コンクリート・ダムより高いので、昨日の私の計算では、摩擦力以外の力を無視し、しかも、基礎の岩盤が水平であると仮定をしました。そのため計算誤差は非常に大きいもので有効数字は全く意味を持ちません。そこのところは御容赦願います。

ただ、聞きかじりレベルの知識で重力式ダムが摩擦力と無縁であると誤解して私を批判されるのは止めていただきたいですね。

13541. 2005年12月10日 08時37分58秒  投稿:さとぐち 
ちばさん 13527で紹介の記事は大変おもしろいです.火山学会はこういうことにも積極的に実際的に活動しているのでいつも関心させられます.

>13531さくらさん キッチン地質学とか、ってのはないのかなぁ?
ココアパウダーとクリープでする断層の実験とか,食紅でいくつかの色を付けた寒天を重ね合わせたものをストローで掘るボーリング調査とか,いろんなところで考えたり実習をしたりはするのですが,誰でもできるような形で公開したり,出版されたりということがあまりないですね(一部ネットで紹介されたりしていますが).
私は職業柄こういうことを考えてはいるのですが,できれば火山学会や地質学会などいくつかの学会か,地球惑星科学連合とかで,こういう地球惑星科学の現象などを簡単に実験できる方法を集めた本などの出版も考えていきたいなぁと思っています.別に学会じゃなくても有志でいいんですけどね.

13540. 2005年12月10日 02時01分24秒  投稿:Hal.T 
では、はっきり書きましょう。私がかんばしくないと感じているのは三峡ダムの件についてのコメントです。

1.中国政府が三峡ダムの批判者を逮捕したことが直接的に三峡ダムの安全性について問題があることを証明している、とすることはできません。中国政府が自国の発展段階では限定民主主義だと自らも言明しているように、そういう国であるだけです。私も問題が無いとは思っていませんけどね。

2.私の聞きかじりレベルであってさえ静止摩擦とか稼動摩擦とかではダムの安全性について何の話もできません。

3.三峡ダムの構造に問題点があるなどと(酒席での話しでなく)指摘するコメントの論理立てはアマチュアだから低レベルでいいなどと許容できるものではないのです。せめて、公刊されている日本の土木技術文献でダム建設について地質や地盤に対する考え方や設計法を調べ、科学や技術のお話として通じる言語と論理性を持つコメントにしてください。

13537. 2005年12月09日 22時08分19秒  投稿:浅見真規 
 [http://masanori-asami.hp.infoseek.co.jp/JP/gadenn_innsui/index.html]
>13523・魯さん、

>そのようなダムへの攻撃は
>一応、ジュネーヴ諸条約の56条で禁止されています。


禁止されてるのは、ジュネーヴ諸条約本体でなく、第一追加議定書の56条で禁止されてるのです。あなたの引用された外務省HPのPDFファイルをよく御覧ください。
そして、本土中国と戦争になる可能性の高いのはアメリカと台湾ですが、(赤十字HPで調べたところ)少なくとも今年4月12日時点で、いずれも第一追加議定書を批准していません。おそらく、現時点でも批准して無いと思います。ただ、世界の大多数の国が第一追加議定書の締約国になった現状では慣習国際法と考えるべきで未締約国にも適用されるべきでしょう。

しかし、アメリカは批准していない第一追加議定書は守らないでしょう。アメリカCIAが東欧に(アクカイダ、タリバン、イラク関係者用の)秘密収容所を建設し拷問している疑いがあり、批准してる拷問禁止条約すら守っていない疑いが濃厚だからです。ちなみに、中華人民共和国も批准した拷問禁止条約を守ってないようです。

外務省HP参照
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/gomon/ichiran.html

goo ニュース(共同)参照
http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/kokusai/20051206/20051206a3380.html
>国際法順守を要求 独首相、米国務長官に

Infoseek ニュース (読売新聞)参照
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/world/china.html?d=02yomiuri20051202id22&cat=35
>国連人権委が訪中終了、特別調査官「依然広く拷問」


*****
ただ、中華人民共和国が核兵器を先制使用しなければ、アメリカも1億人以上の民間人を殺す結果になる三峡ダム攻撃はしないでしょう。そういう意味では戦争よりテロでの三峡ダム破壊の可能性の方が高いかもしれません。また、巡航ミサイル1発よりジャンボジェット機乗っ取って体当たりする方がダムの破壊の可能性も高いかもしれません。そういう意味では御指摘のようにテロも警戒すべきでしょう。ただし、粗悪なコンクリートを使ったり手抜き工事してなければ1発だけの巡航ミサイルやジャンボジェット機体当たりでは三峡ダムは決壊しないでしょう。

13536. 2005年12月09日 21時59分40秒  投稿:Hal.T 
シビアな件については、「〜だとすれば」といった仮定と想像にもとづいた話題構築はふさわしくないと思うのだがなあ。いかがかな。

13535. 2005年12月09日 21時55分00秒  投稿:浅見真規 
 [http://masanori-asami.hp.infoseek.co.jp/JP/gadenn_innsui/index.html]
日本の黒四ダム建設直前にもフランスのアーチ式ダムが大洪水で崩壊したそうです。また、ある程度の規模以上のダムの崩壊確率についてネットで調べたら、100年単位で見れば「1万分の1」どころではなく「千分の1」以上の確率みたいです。

つまり、中国共産党が民心の安定のため三峡ダムが安全と主張しても、中国当局が先日の松花江・アムール河汚染でも事故隠しをしかけた事から危険情報隠しをする疑いがあるので信用できないでしょう。そういうわけで、三峡ダムが崩壊すれば九州西岸や南西諸島に重大な津波被害を受ける日本としては、21世紀中に決壊する確率が百分の1程度と仮定して、「百が一」の事態に備えて、崩壊時の津波シミュレーションと独自の速報体制の確保をすべきでしょう。

*****
日本の最新の重力コンクリート・ダムの宮ヶ瀬ダムでは基礎工事で地下連続壁まで構築しています。三峡ダムはそこまでしていないでしょう。

日本ダム協会HP参照
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jdf/Dambinran/binran/All/All_0703.html
>地下連続壁を構築
>鳥居原地区で、砂礫層の止水のため、コンクリートの地下連続壁を構築。
>深さ76m、壁厚1m、延長420mの大規模なもの。


また、日本の場合、重力コンクリート・ダムであっても水圧のかかる水深100m以上の部分は提長に比べて非常に狭く(短く)数十m程度なのに、三峡ダムでは通常時の水位差100m以上の部分が非常に長いのも大きな違いです。

つまり、日本の重力コンクリート・ダムは重力による摩擦力だけでなく基礎の岩盤への固定によって支えられている割合が大きいのに、三峡ダムではダムを支える力のうち重力による摩擦力の割合が日本のダムより大きいと推測されます。三峡ダムの重量では(いくら三峡ダムが巨大でも)重力による摩擦力が主体ならば膨大な水圧を考えると安全上疑問を感じます。

13531. 2005年12月09日 20時53分35秒  投稿:さくら 
キッチン火山学、面白い試みですよね。
「防災」というよりは、子供達が、素朴な「なぜ?」「どうしてこうなるの?」を考えるきっかけにもなりそうで、うん。

キッチン地質学とか、ってのはないのかなぁ?

13527. 2005年12月09日 17時24分55秒  投稿:ちば 
 [http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20051209k0000e040093000c.html]
火山学会でのキッチン火山学実験の記事です。
示唆に富んでいて、非常におもしろかったです。
今度は学生もいっぱい呼んでやりたいですね
(写真にうつっているのは学生ではありません)

13526. 2005年12月09日 07時12分08秒  投稿: 
台湾高層ビルの話。うーん、期待してAGU2005会場のモスコーニセンター2階、ポスター会場に
行ってみたら....貼っていませんでした(;_;)。多分キャンセルだったのでしょうか? 残念。
#せっかくデジカメも用意していったのに。もっとも著作権の問題もあるから鮮明な画像はupload
#すつるもりはありませんでしたが。

とりあえずGRLの論文を探して読んでみることにします。

13525. 2005年12月09日 05時16分52秒  投稿:たかやま 
出遅れましたが,台湾のタワーの影響について.

 地震時の応力降下量は

  相似則を用いた応力降下量

によると,地震の規模によらず1〜10MPaだそうです.また,

 1Pa=10bar

ですから,地震時の応力降下量に比べて変化は10^-6程度ということです.となると,影響はちょっとむかと….

 そういえば,昔,掲示板で議論になったとき,淡路島の山を崩したことによる兵庫県南部地震の震源への影響を,デルタcffを用いて調べたことがあります.同じような結果になったはずですが,結果はもうどっかにいってしまった.

13524. 2005年12月09日 02時36分19秒  投稿:いしどう 
バヌアツ諸島で噴火。

BBC NEWS Thousands flee Vanuatu volcano

13523. 2005年12月08日 23時59分00秒  投稿: 
念のために書いておきますが、そのようなダムへの攻撃は
一応、ジュネーヴ諸条約の56条で禁止されています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/treaty/treaty159_11.html
戦争を前提に建造を否定するなら特定のダムだけでなく
ほぼ全てのダムが問題となります。

まぁ、テロだと何でもありですけどね。

13522. 2005年12月08日 23時17分26秒  投稿:浅見真規 
 [http://masanori-asami.hp.infoseek.co.jp/JP/gadenn_innsui/index.html]
13519. 2005年12月07日 20時55分59秒の投稿の訂正

(誤)地震でなくても、戦争で通常爆弾が1発命中するだけでメガトン級水爆100発分の被害が出るかもしれません。
(正)地震でなくても、戦争でダムが破壊されれば、洪水によってメガトン級水爆100発分の被害が出るかもしれません。

*****
よほどの手抜き工事で無い限り、通常爆弾が1発命中するだけでは三峡ダムは崩壊しないでしょうから、ちょっと大げさな表現でした。

13521. 2005年12月08日 06時56分15秒  投稿: 
 [http://www.jaxa.jp/press/2005/12/20051207_hayabusa_j.html]
JAXAによる「はやぶさ」に関しての発表文

イオンエンジンの燃料噴射で姿勢制御を試みるとは、本当にただでは転ばない
「はやぶさ」チーム。弾丸についても、正確には「発射されたというデータが
ない」ということのようです。

台湾高層ビル関連>
いろいろと説を述べるのは自由でしょうけど、せめて元論文のように簡単
でも数値計算に基づく評価がないとこの場では議論しにくいとは思います。

13520. 2005年12月07日 22時39分27秒  投稿:さくら 
 [http://www3.nhk.or.jp/news/2005/12/07/k20051207000141.html]
はやぶさ 実は弾丸発射せず

いくらかは、サンプルが採れている可能性も残っているみたい。。。

とにかく、戻ってきてほしいなぁ

13519. 2005年12月07日 20時55分59秒  投稿:浅見真規 
 [http://masanori-asami.hp.infoseek.co.jp/JP/gadenn_innsui/index.html]
ダムと言えば、Hal.T氏も地すべり調査に行かれてるようですが中国の三峡ダムが地震で壊れたら死者は1億人を超えるでしょう。地震でなくても、戦争で通常爆弾が1発命中するだけでメガトン級水爆100発分の被害が出るかもしれません。防災の見地からはとんでもないものを造ったものです。

そういう場合、「島原大変肥後迷惑」じゃないですが、万が一、三峡ダムが崩壊すれば、九州西岸・南西諸島への津波被害もあるかもしれません。誰か、そういう場合に備えてあらかじめシミュレーションされたらいかがでしょうか?

*****
そういう被害の可能性だけでなく、わずかの立退き料で強制的に立ち退かされた多数の水没地区住民の現実の不満も相当なものだそうです。三峡ダムは亡国のダムとなるかもしれません。

13517. 2005年12月07日 20時48分34秒  投稿:浅見真規 
 [http://masanori-asami.hp.infoseek.co.jp/JP/gadenn_innsui/index.html]
>水の重さも原因のひとつに上げられていますね

それだけでなく、ダム建設地と断層の関係も指摘されてますね。

誰かがすでに指摘されてるかもしれませんが、もしかしたら誰も指摘されてないかもしれないので指摘しときます。

ダムではないですが、阪神大震災の場合、神戸市は商売上手で山を切り開いて宅地造成し、その土を海に運んで埋め立てしてました。それも長い年月に渡って専用の土砂運搬用ベルトコンベアまで造って膨大な分量の山の土砂を断層の反対側の海側に持って行き埋め立てました。台北のビルの重量とは桁外れです。断層の反対側に膨大な土砂を移動させたので重力バランスが崩れて大地震を早めた疑いがあります。
もし、神戸市がああいう事業をしていなければ阪神大震災が起きるのは数十年以上先だったかもしれません。

13513. 2005年12月07日 11時16分11秒  投稿:ちば 
 [http://www.seis.com.au/Basics/Dams.html]
ダムと地震発生の関係についてのページ
水の重さも原因のひとつに上げられていますね

13512. 2005年12月06日 19時12分03秒  投稿: 
 [http://www.agu.org/cgi-bin/SFgate/SFgate?language=English&verbose=0&listenv=table&application=fm05&convert=&converthl=&refinequery=&formintern=&formextern=&transquery=101&_lines=&multiple=0&descriptor=%2fdata%2fepubs%2fwais%2findexes%2ffm05%2ffm05%7c567%7c2106%7cAn%20Active%20Blind%20Fault%20beneath%20the%20Taipei%20101:%20Earthquakes%20Induced%20by%20the%20Vertical%20Loading%20of%20the%20Skyscraper%3f%7cHTML%7clocalhost:0%7c%2fdata%2fepubs%2fwais%2findexes%2ffm05%2ffm05%7c35581702%2035583808%20%2fdata2%2fepubs%2fwais%2fdata%2ffm05%2ffm05.txt]
台湾の論文、GRLに出ているのですねぇ。これってそれなりに権威のある論文(ただし、速報論文
を収録)なので、一応きちんとした査読を受けてはいると思いますが。ちょうど、筆者のポスター
が今度の木曜日にAGU Fall Meeting 2005の会場で発表されるようです。余裕があったら見てみ
ます。上のURLクリックすると講演要旨が出ますが、タイトルは
 An Active Blind Fault beneath the Taipei 101: Earthquakes Induced by the Vertical Loading of the Skyscraper?
となっています。

13511. 2005年12月06日 18時27分29秒  投稿:ちば 
 [http://www.agu.org/pubs/crossref/2005/2005GL024223.shtml]
Seismicity increase after the construction of the world's tallest building: An active blind fault beneath the Taipei 101
Cheng-Horng Lin ( Institute of Earth Sciences, Academia Sinica, Taipei, Taiwan )
それにしても先月の論文ですね 9ドル払えば本文も読めるって

13510. 2005年12月06日 18時12分25秒  投稿:ちば 
 [http://www.emporis.com/en/il/im/?id=329425]
なべさん>
 たしかアメリカで、ダムに水を貯めたら地震が増えたという報告ありましたね。
それと状況は違うとは思いますが、記事のとおりだとしたら
タイミングからいって、ビルの重さによる「押しピン」のような圧力が、
何らかの動きをトリガリングした可能性はおおいにあるとおもいます
(上の写真で見るとそれほど軟弱じばんというわけでもなさそうですね)

13508. 2005年12月05日 21時19分26秒  投稿:なべ 
 [http://cnn.co.jp/science/CNN200512030010.html]
こんなことがあるんでしょうか?

>台北──台湾で世界一高い超高層ビル「台北101(高さ508メートル)」の建設が始まって以来、北部・台北市で地震の発生回数が増加していると、台湾の研究者が米科学誌で報告した。高層ビル建築と地震の関連性の証明は非常に困難だとしながらも、否定はできないとして、高感度な地震計の設置などを呼び掛けている。

13507. 2005年12月05日 17時46分29秒  投稿: 
#13503 たかやまさん
「温泉で大食い」なんてまあ古い話になってしまいました。かの大食いチャンピオンもそう言えば
例の鉄塔のあるところ勤務でしたねぇ。
#すみません一部の内輪の話で。

#13506 かまたさん
北海道の温泉の話を始めたら、やはり幌加温泉、菅野温泉、東大雪荘などははずせないかと。ただし、
私はあいにく最後の東大雪だけはまだ未経験です。ただ、しばらく前に改装してずいぶんきれいになった
とは聞いています。これらは今でも携帯が通じないはずですが、今後は秘湯の条件として携帯電話で
「圏外」と出ることを上げると良いかも?

サンフランシスコ(AGU)にて

13506. 2005年12月05日 14時41分07秒  投稿:かまたひろき 
 [http://www.gaia.h.kyoto-u.ac.jp/~kamata/]
#13502. 竜さん

 雌阿寒火山ふもとの野中温泉別館と隣の景福は、日本全国の秘湯温泉宿の中でもベスト10に入ると思います。
 それから知床の火山を見に行くときには、地の涯(はて)も落とせませんね。
 あと、調査の移動途中には、養老牛の大一(だいいち)も。
 これらは私のお気に入りの露天風呂です(^_^)♪
 まさに、北海道には火山の恵みがあふれていますね。

 それから皆さん、溶融硫黄へのレス、ありがとうございました。
 私も知床硫黄山が流出したら、ぜひ見に行きたい!



13504. 2005年12月04日 23時26分14秒  投稿:JiroK 
 [http://www.mainichi-msn.co.jp/science/kagaku/news/20051203k0000e040028000c.html]
お久しぶりです.
ちばさん,朗報ですよ↑あんまり飛ばないかもって.

大庭さん,ご無沙汰しております.
ちかごろ珈琲にはまってるんで,開店したら飛んできます.豆知識もいただきに..

13503. 2005年12月04日 06時52分46秒  投稿:たかやま 
#13502 竜さん

 お久しぶりです.そうでした,硫黄の山にはナカマチネシリの方でした.ポンマチネシリでも,硫黄の析出は多かったですが,山にはなっていませんでした.

 私が行った当時,ポンマチネシリの通称第4火口からのゴウゴウとした噴気の中心が,ほんのりと黄色くなっていました.その噴気の小さな分岐に一抱えほどの硫黄の固まりがあって,一欠片採ってきました.その後の噴火で,どのくらい地形が変わったか,行ってみたいです.十勝岳も,噴火の前々年に連れていってもらったのですが,ここもどうなったのでしょうか.

 麓の温泉で一緒に伝説を作った方は,もう大食いは止めたそうです.

13502. 2005年12月03日 10時50分45秒  投稿: 
#13501 たかやまさん

私も20年近く前に何度となく雌阿寒岳に登りましたが、確かに山頂付近の硫黄の
様子は独特の光景で何度見てもあきませんでした。私の記憶だと硫黄の大きな山
があったのはナカマチネシリだったように思うのですが、違いましたっけ?
#細かい話ですみません

麓の野中温泉さんにもたいそうお世話になりましたが、さすがにもう随分前に代
替わりされたようで今はどうなっているのでしょうね。久しぶりに雌阿寒の文字
を目にして行ってみたくなりました。

13501. 2005年12月03日 05時59分28秒  投稿:たかやま 
#13490 ちばさん

 釧路に居た時,雌阿寒岳に仕事で登り,ポンマチネシリにあったコニーデ型の硫黄の山は忘れられません.ここを含め,十勝岳とか山頂付近の火口で硫黄を採掘していたところでは,硫黄の熔岩を見ることができるのかなと思っています.

 硫黄は,融点程度では自然発火しませんので,燃えずに流れると思います.どこかで,知床硫黄山から流出した硫黄が木の枝についた標本を見たことがあるのですが,場所が思い出せない.

13500. 2005年12月02日 10時28分08秒  投稿:みき 
大庭さん>

HP開店おめでとうございます。
一瞬、本当のお店も開店したのかと勘違い(ああ、短絡的な頭だ (^^ゞ )
これで、一国一城の主ですね。

そうですか、エスプレッソマシンから出てくるあの黒い液は、
やっぱり「灰汁」だったと考える方が自然ですよね。どうりで・・。

コーヒーの香りの中でのんびりさせていただけること、
楽しみにしています。

..end