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ある火山学者のひとりごと 13700-13799


13799. 2006年01月14日 19時24分32秒  投稿:みき 
アラスカで二十年ぶりに火山噴火とのニュース

13798. 2006年01月14日 11時42分40秒  投稿:浅見真規 
 [http://masanori-asami.hp.infoseek.co.jp/JP/geoscience/Hayabusa/index.html]
13768・M3さん、
>でもそうすると、今季は日本海の海面水温が低いのに何故豪雪なの?と疑問がむくむくと...
>http://www.data.kishou.go.jp/kaiyou/db/kaikyo/ocean/forecast/fjun.html


それは、昨年年末の強い寒風で冷却された後の今年の1月中旬の海水温で、昨年11月時点では13772でwakurouさんの御指摘のように海面水温は高かったのでしょう。

私は、昨年末の強烈な寒波は北太平洋の海面水温が高く、それが例年より早めに強い上昇気流発生し低気圧の原因になって例年より早めに強い冬型の西高東低の気圧配置になり、例年より早く強い寒波が(海より早く冷える)ユーラシア大陸内陸部のシベリアから来たと思ってます。

しかし、昨年末のユーラシア大陸からの強い寒風によって日本の東方の海面水温も冷えたので、今冬も西南日本では後半は温暖になると思っています。北東日本については北部千島列島付近の海面水温がまだ平年より高いみたいなので、どうなるかは予測できませんけど。

13793. 2006年01月14日 09時44分53秒  投稿:浅見真規 
 [http://masanori-asami.hp.infoseek.co.jp/JP/geoscience/Hayabusa/index.html]
13787
>ちばさんはモロに被災地にいた訳で


千葉さんはどこの御出身なんでしょうかね?
チリ地震の日本での津波被害の大きかった三陸ですか?
秘密なら別に教えていただかなくて結構ですけど。
名前が「千葉」なので、つい千葉県の出身かと思ってしまうのですが、「しょうもない」なんて大阪弁(注)を使ってたので大阪の出身かなと思ったのですが、大阪は淡路島が天然の防波堤になっていてチリ地震の津波被害はなかったはずなので、疑問に感じてます。

*****
千葉さんへ、

過去ファイルで「しょうもない議論の例」というのを「今冬の富士山で雪の少ない原因」とかに変更されるように要望します。
尚、「今冬の富士山で雪の少ない原因」として例年より降雪が少ないだけでなく風も例年より強い可能性も指摘されてるようです。

yahooニュース(毎日新聞)・富士山 なぜ雪降らぬ 日本海側の「記録的大雪」よそに
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060112-00000017-maip-soci
>気象庁統計室によれば、風速25メートル以上の風が吹くとされる強風帯が、この冬は標高が低い所で
>録されている。富士山頂も例年より風が強い可能性があるという。

*****
(注)大阪弁完全マスター講座 HP・ 第十六話:しょうもない↓ 参照
http://www.tourism.city.osaka.jp/ja/model/osakaben/html/0016.html

13791. 2006年01月14日 08時12分01秒  投稿:amasaki 
 [http://tinyurl.com/g6k2]
金砂大祭礼の場合は「文字」伝達があること、絵巻も残されていること、それと「干支」か何かをもとにした”72年”だったと思いますので、さほど不思議はないかと。それと海洋民族が神木を調達する関係で、木の生長を見越した72年なのではという説があります。
ドゴン族(無文字)のほうが私的にはすごい不思議です。60年ごとに、近隣の複数の部族が協力して7年間も(!)祭をつないでいくんです。(前回の祭はフランスのチームが撮影記録を残している)

世代を越えた記憶例はけっこうあります。京都でも新撰組の当事者語りが代々そこに住んでいる人にリアルに語り継がれていたりしますし。「そこの敷居で**さんが倒れてね」みたいな。
インド洋大津波では(その世代に津波経験がなくても)アンダマンの現地民が民俗語りに従ってみごとな避難行動をみせていました。
http://am.tea-nifty.com/ep/2004/12/dairyandamanese.html


13790. 2006年01月13日 18時06分20秒  投稿:さとぐち 
>13789 amasaki 様
そんな長い周期のものがあるのですね.しかも有名とは...
世の中知らないことだらけですね(私がしらないだけか).
それにしても72年周期というのはどうやって祭りの儀礼を次回の人に伝えているのか不思議です.それくらい長いとその祭りをする主体が1世代以上変わってしまいますよね.
私が30年周期と聞いた例の場合,家ごとに持ち回りで祭りの役がまわしていて,前回やった家の人が今回の人に伝えるという方法で,伝聞によって伝えるという方式だそうです.
そういう方法なら30年くらいが確かに限界かなぁと納得したように思います.
ちょっと話がそれてしまいました.すいません.

13789. 2006年01月13日 09時02分53秒  投稿:amasaki 
 [http://ep.blog12.fc2.com/]
13788:さとぐち様

ヨコからすみません。
長周期の祭で有名なものでは日本の金砂大祭礼(72年毎)、ドゴン族の祭(60年周期、次回開催は危ぶまれている)などがあります。
ですのでもうちょっと限界は長いかと。

13788. 2006年01月13日 08時55分14秒  投稿:さとぐち 
>13780 Hal.Tさん
知り合いの社会学者に昔聞いた話ですが,ある集落では30年に1度(だったと思いますがもう少し短かった可能性もあります)だけ行われる祭りがあるそうです.これは定期的に行う祭りとしては最長の部類にはいるそうで,このあたりの年数が集団社会で祭りを持続させていくことができる限界と考えられているそうです.
これから考えると集団社会が記憶を維持できる限界は30年くらいなのかもしれません.参考まで.

13787. 2006年01月13日 06時38分38秒  投稿:いけだ 
13782.Hal.T様>
記憶が捏造されてしまう。と言う事は精神分析治療の中で明瞭に見出され、以後、各種の研究が進められております。脳というのは断片的な情報から安心出来るイリュージョンを造り出してゆくもののようです。
養老孟司さんと古舘伊知郎さんの対談『記憶がウソをつく!』(扶桑社)やTor Norretranders著・柴田裕之訳『ユーザーイリュージョン』(紀伊国屋書店)は、示唆的な著作でした。
三島由紀夫には母親の胎内の頃の記憶があるらしく、地震だかなんだかで母親が竹藪に逃げ込んだ記憶があったらしい。これはたぶん母親に何度も言い聞かされているうちに捏造されてしまった記憶だと思います。

ちばさんと共感したのは幼児の頃体験したチリ地震津波の記憶があると言う事です。ちばさんはモロに被災地にいた訳で、水たまりやサイレンの話しが印象的でしたが、わたしは津波がやってくる訳ではない山国の者。どうして当時のどこか緊迫した雰囲気を記憶しているのは理由が分かりません。興奮して話題にしている大人達の不安を自分の不安として取り込んでしまったのでしょうか?TVかなんかで見たのか、チリ地震津波の写真をWebで見た時、それを鮮明に覚えているのに驚いた事があります。
これはかなり正確だったイリュージョンの例だと思います。

何かをしようと思い立つ前に、脳は既に活動を始めている。意識は現実より0.5秒遅れて形成され、それをさらに0.5秒溯って「意識化」する。記憶も意識のひとつだとしたら、または記憶の中の意識化されたものはそのようにして造られた記憶が定着したり、邪魔なので消し去ったり各種編集が加わって安心出来るイリュージョンとして獲得されてゆく。
それが更に、共同体の中で取捨選択されて伝承されたりされなかったりするのだと思います。

30年に一度あるか無いかの気象現象を「異常気象」としているのはあながち不当なものでは無いのかも知れません。

13786. 2006年01月13日 02時11分26秒  投稿:いけだ 
wakurou様>
いやーどうも、最近とみに論理的な考え方と注意深い文章表現を完全に放棄しているような状態なので大変読みにくかったと思い、深く反省しております。半省かな?
ずっとCDをかけまくって、本日はホルストの惑星を聴いているうちに雪が完璧に晴れ上がる風景の中、みょうに気分が高揚しておりました。どうも済みません。

岩波「科学」の昨年10月号特集は「異常気象のメカニズムを探る。わたしの考えにはこの号の影響が色濃く残っているようです。ご参考になればと…

今年は九州から北海道まで日本海側はまんべんなく豪雪地帯となりました。
季節風の方向も西に偏り、その結果、近畿地方を季節風が太平洋まで吹き抜け、それが名古屋などの積雪をもたらした。そういった事情もあるようです。
それに、やはり上空に居座った-42℃ほどの寒気団の為、海水温との温度差が大きく、大気がより多く水蒸気を吸収したということも大きな要因として考えなければならないのは否定できません。

厳寒と豪雪は日本だけではなく、ヨーロッパやヒマラヤ山脈、中国内陸部にも見られた現象です。

様々な事柄がたぶん関わっているのでしょう。それを論じる基礎資料がわたしにはありません。力不足ですね。お蔭で沢山恥をさらす事が出来て良かったです。真っ直ぐにそう思います。

13785. 2006年01月13日 00時25分05秒  投稿:wakurou 
いけだ様へ

丁寧な回答ありがとうございます。私は博多出身ですが冬の時期はよく雨が降っていたナという記憶を持っています。それでも博多は雨が少なく長崎のほうが多いのではないでしょうか。古い歌で「長崎は今日も雨だった」という歌詞もありましたね。博多人にはピンと来ません。
暖かいと言われた昨年は関東地方に大雪をもたらしましたが、今週末に通過する南岸低気圧は季節の変わり目となり、いきなり春がやってくるのではと予感しています。
これからは、いけだ様の掲示板も拝見させていただくことにいたします。

13784. 2006年01月12日 23時40分35秒  投稿:Hal.T 
 [http://www.hana.or.jp/~tamagawa/spa_data.html]
なべさん、PH1.2なら玉川温泉と同じ、入れるんじゃないかな。PHだけできまるんかな、化学はうとくってよくわからん。

13783. 2006年01月12日 21時41分11秒  投稿:なべ 
 [http://www.kusatsu.org/sightseeing/shiranesan.htm]
昼間は書き込めないので亀レスお許しを。

Hal.Tさん>
>今日の阿蘇火口はきれいだ。ずいぶん水位が上がってきて「クリーム緑」色。これを引き出せば温泉になるのだろうか。

火口湖といえば草津湯釜、と思って調べて驚いた、
>湯釜は、PH1.20・硫黄2,000t・塩酸2,500tを含むと言われています。
また火山灰を多く含む為、粘度が強く水質はトロリとしている。もちろん泳げない。もし中に入れば動けず、次第に酸化して解け始めてしまいます。

水際まで降りられそうだから、いつか入ってみたいなあ(立入禁止だけど)と思っていましたが、温泉どころかはまると生きたまま身体が溶ける?本当かなあ・・・阿蘇中岳の「温泉」は、大丈夫でしょうか?

ところで、雪と言えば、我が中越。今日は十日町へ行く予定でしたが、交通遮断で中止になりました。でも、栄村森宮野原駅には、785cm積もった記録があるので、まだまだ、かな?私は平場に少なく、山間地で豪雪の今冬は、1981年豪雪に似てるなあ、と思っています。あの時も正月には3mを超えていた。

13782. 2006年01月12日 20時29分23秒  投稿:Hal.T 
いやいや、いけださんが書いた「年寄りも経験した事がない」の語句に触発されましたけれど、いけださんの言及そのものに問題があるとかいった意味ではありません、ご心配なく。

そういう言い方の裏にある背景や記憶と言うものの不確実性におもしろいものがあるなと思いましてね。先の書き込みをした後に晩飯を食べながら私の母親(80のばあさま)に福井地震(1948)を覚えているかと話しました。

福井地震は昭和23年なので私は生まれてない、大阪市内に住んでいたけれど記憶はしていない。それよりも1949の秋にあった地震では私を抱えて外に飛び出したら、そばの塀が倒れたと話す。調べてみても以下のふたつしか該当地震が無い? これで塀が倒れるのか? もっとも、戦後すぐなのでボロボロの塀だったのかな。

1949/09/11(日) 14:40:21.6 33°59.3'N 135°31.9'E 50km M5.2 和歌山県北部
1949/11/18(金) 07:29:10.9 33°30.3'N 136°07.6'E 455km M5.5 紀伊半島沖

13781. 2006年01月12日 19時17分34秒  投稿:いけだ 
どうも、誰かが去ったと思ったらわたしが出てきたようで大変身の狭い思いをしています。

Hal.Tさん>
経験に基づいた話しをしているのにわたしには四半世紀ほど東京に脱走していた時期があり、自分の経験がすっぽり抜け落ちている。ので年寄りにご登場願ったのですが、「記憶にない」くらいにしておくべきでした。

各地点で観測史上最高をただひたすら塗り替えつつある事からもそんなに信用できないことではないと、わたしは思っています。

Hal.Tさんの興味がそこにないとは思うのですが、とりあえず年寄りの応援…

13780. 2006年01月12日 18時15分24秒  投稿:Hal.T 
 [http://www.madlabo.com/mad/research/dosekiryu/hiedayama/index.htm]
「年寄りも経験した事がない」ってのに非常に興味を持っている。ほんとかな? その年寄りはもうろくしているのじゃないのかな? などなど。

災害は忘れた頃にやってくる、と言うが。その忘れたころってのはどれぐらいの期間だろう。

あっちこっちの大災害地に行って年寄りに聞いてみると確かに話はしてくれる。しかし、その年寄りの家族がする日常的生活の中には記憶が反映していないことも多い。

おそらく50年ぐらいが限界じゃないかなと思うが、どうだろう。社会集団としては30年ぐらいの社会的記憶しか残らないような気もする。経験と個人、家族、市民社会の記憶についておもしろい問題があるような気がします。

13779. 2006年01月12日 17時56分07秒  投稿:いけだ 
wakurou様のもうひとつの質問に関しては何の解答も持ち合わせていません。申し訳ありません。

ただ、この冬は12月にいきなり2月がやってきてしまったなーと感じています。これはなぜか1ヶ月以上居座ったジェット気流の蛇行による寒気団の影響なのかも知れません。

たまに保存した衛星画像を見直してみると、西からの風によって運ばれてきた水蒸気の流れは確かに南関東を通過していませんでした。西日本付近に到達した後、ほぼ日本列島に沿うように移動しています。ホントに何故でしょうかね?答えがあるのかすら、分かりません。

13778. 2006年01月12日 17時24分19秒  投稿:いけだ 
 [http://esprix.net/~netfish/nagaya/nagaya.cgi?room=008]
どうも、かなりはなしが混乱しまして…お詫び申し上げます。

細かな雪の結晶は-40℃ほどの寒気団の影響だと思います。これは結晶の形から推察しました。
暖かな移動距離に長い風は衛星画像と「年寄りも経験した事がない」間断なく降り続ける雪からの定量的でない感想です。従来の冬の季節風によって運ばれた雪は季節風のあるなしにかかわらずある程度雪を降らせては途切れ、間断なく降り続けるという事がありませんでした。その為「層理面」がはっきりした積雪となり、今年のようにmassiveではありませんでした。日本海からの水蒸気は定常的に雪となって降るのではなく、ある程度降らせると「尽きて」しまう。その尽きる事がなく1ヶ月以上ただひたすら降り続けるというのは83年の豪雪の時にもありませんでした。

従来の冬の衛星画像では昨年見られた西からの風の吹き込みを見た事は、少なくともわたしにはありません。雪が降り始める前、今年はヒマラヤモンスーンの吹き方が違うな、と感じました。また、ヒマラヤ山脈や中国大陸そのものに大きな雲が発生する事も経験があまりありません。

ここ長野は新潟の豪雪地帯に一旦雪が降ってしまう為、12月に積雪を見る事はありません。むしろこれからが雪の本番になります。
↑わたしの掲示板は殆ど「雪日記」になっており、折々の雪に対する感想を述べています。子供の頃からクリスマスに積雪を見る事が憧れですらあった訳ですが、昨年はあっさりとクリアーしました。新潟の豪雪地帯と負けず劣らず積もっている。それも徐々に降雪量が増えて行くのではなく、降ったらいきなり根雪。
従来の冬と全く降り方が違うのです。かなりの人が、冬ごもりに失敗しました。

西日本から九州で豪雪があった事もかなり珍しい事だと思います。名古屋でも積雪が観測され、阿蘇山のライブカメラにはかなり早い時期から火口ではなく積雪風景が暫く続きました。

南関東でこのような豪雪があると言う事は、地形的にもあまり考えられません。北からの季節風とぶつかった水蒸気は既に新潟から長野で雪を降らせ切っている。あるとしても季節の変わり目で通り過ぎる低気圧が降らせる雪で、降り続く事は殆ど無いと思います。

従来見られた豪雪は対馬海流の海水温が高く、日本海の水蒸気量が多い事で説明されていました。このような時には比較的気温は高く、逆に寒い時には雪は少ない。新潟と長野市内で積雪量が全く違い、日本海の水蒸気では新潟の豪雪地帯に降らせるのがせいぜいです。

TVなどで従来通りの雪の降り方で説明されている事はこの掲示板で初めて知りました。

わたしにはそれ程狭い地域の現象だとは思えません。
所謂地球温暖化の問題だと考えています。

うーん、またまた論旨が混同した文章になってしまったなー。申し訳ありません。風邪ひいているもので…

13777. 2006年01月12日 16時22分01秒  投稿:wakurou 
いけだ様に質問です。

いけだ様はこれまでの経験から、細かな結晶の雪と重たい大粒の雪に区分され、後者を日本海の雪とされています。また、前者の細かな結晶の雪の成因と水蒸気量について、もう少し暖かなカイメンの上を渡って来た移動距離の長い風が関わっていると考えられていますが、細かな結晶の雪は、むしろ冷たいヂメンの上を渡って来たと考えられませんか。積雪量と水蒸気量の関係についてもお教えください。

もうひとつ、南関東に住むものの感想として、今年は正月から列島南岸を通過し東進する低気圧があったにもかかわらず、雪や雨を少ししかもたらさなかった。そのような気象条件の日も乾燥していると感じました。水蒸気量が少ないと思いましたが間違っているでしょうか。

13776. 2006年01月12日 13時34分02秒  投稿:いけだ 
 [http://weather.is.kochi-u.ac.jp/WV/00Latest.jpg]
東京は昨日19日振りに10℃を超えたそうで、おめでとうございます(笑)。ここは幾日間0℃を超えていないのでしょう?雪は今も降ってます。

雪国に生まれた者として、厳寒と豪雪は別物という感覚があります。豪雪の年は、結構暖かい事が多い。今年はその両方にやられてしまった。
で、衛星画像に貼り付きになるのですがようやく今日の雪になってTVなどで解説されているような流れになってきたように思います。雪も不断の長野の重たい大粒の雪です。今まではここは北海道か?と思うような細かな結晶で、衛星画像の水蒸気も日本海だけのものとは思えません。西から大きな水蒸気の塊が流れてきて、それが日本に到達すると大雪になる。そんなイメージがありました。降り積もった雪は「層理面」がなく、massive。今年の雪の特徴として、間断なく降り続いた。そのことが上げられると思います。これほど止まない雪は初めてです。一日中雪、朝起きたら雪。雪かきをして、戻る時には数cmの積雪を踏んで帰ってくる。
今日の雪は降り続いてもすぐ積もる事がありません。ようやく日本海の雪になったなぁ。そんな思いを抱いてここを開きました。ちょっと感覚が違います。こんな水蒸気量、日本海だけでまかなえるはずがない。全く、日本海の水蒸気が関与していないなんぞと発言する気はありませんが、もう少し、暖かなカイメンの上を渡って来た移動距離の長い風が関わっていると考えたい。
12月の衛星画像はチベットから南シナ海、日本、カムチャッカ半島を含む大きな渦巻きを鮮やかに描きしておりました。わたしはそれを見て、ナルホドナーと納得しておりました。

厳寒と豪雪をひとつの現象と考えるのは誤解だと思っています。

13774. 2006年01月12日 10時44分47秒  投稿:Hal.T 
 [http://www.rkk.co.jp/livecamera/index.html]
今日の阿蘇火口はきれいだ。ずいぶん水位が上がってきて「クリーム緑」色。これを引き出せば温泉になるのだろうか。

13773. 2006年01月12日 08時59分21秒  投稿:ハイジ 
こんにちわ,ハイジです.
今年もよろしくお願いいたします.

M3さん>
私も別の番組で木原予報士か森田予報士が同じ解説をしているのを聞いて感心しました.
その時には,「それに加えて,今年は日本海の海水温が高めなので,冷たい風が吹いた時にたくさんの水蒸気ができます.だから雪の量が多くなるんですよ」って言ってました.
北極振動,海水温の高いことなど,複合的な原因がからみあって今回の大雪になったんですね.

ところで,秋の終わり頃に家の庭先でかまきりの卵をみつけました.
私の目線よりちょっと高い場所でした.(160pくらいでしょうか?)
よく「かまきりが高い場所に卵を産むとその年は雪が多い」っていいますが,ひとつの実証例でしょうかね?(^^)
ちなみに,いつもの年だとその半分くらいの高さの場所にあることが多いです.

13772. 2006年01月11日 23時34分28秒  投稿:wakurou 
M3さん、対馬海流は水温が上昇しているのではないでしょうか。「日本海で初「カミスジダカラ」 熱帯性の貝 小学生が海岸で発見 萩市」というニュースを昨年読みましたが、、
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20051214/yamaguti.html

2005年11月の海況でも平年より水温が高いとありました。
http://www.data.kishou.go.jp/kaiyou/db/kaikyo/ocean/recent/kaikyo.html

http://www.data.kishou.go.jp/kaiyou/db/kaikyo/ocean/recent/image/HT/wnpanm200511.gif

13770. 2006年01月11日 18時46分10秒  投稿:いしどう 
年末年始の寒波のもとである中国大陸でも、新疆ウィグル自治区でここ20年来の大雪となって、先週は25万人が孤立しそうになって軍隊が出動した、というニュースがBBC Worldにでてました。

BBC NEWS | Asia-Pacific | Thousands trapped in China snow

13769. 2006年01月10日 19時55分40秒  投稿:いけだ 
 [http://www.asahi.com/national/update/0107/TKY200601060338.html]
↑この辺り、参考になるのでは?

13768. 2006年01月10日 19時22分02秒  投稿:M3 
 日本海沿岸の降雪は日本海の海水から蒸発した水蒸気によるものだと思ってました。ちょうど今、NHK札幌の夕方のお天気オジサンが小学(中学?)生の質問「北海道より新潟が雪が多いのはなぜ?」に答えて曰く「日本海沿岸の降雪は、季節風が日本海を吹き渡るときに海面から蒸発した水か陸上で上昇するときに冷えて雪になる。新潟のほうが雪が多いのは、海水の温度が高く、海上を吹き渡る距離が長いからです」(記憶に基づき再現)。って聞くとナルホドーと納得しそうです。

 でもそうすると、今季は日本海の海面水温が低いのに何故豪雪なの?と疑問がむくむくと...
http://www.data.kishou.go.jp/kaiyou/db/kaikyo/ocean/forecast/fjun.html

 要は、降雪を単純に一つの原因に求めること自体が適切でないということなのかな。

13767. 2006年01月10日 12時28分31秒  投稿:いけだ 
 [http://www.asahi.com/international/update/0110/001.html]
↑ご当地、インドの状況。
>首都ニューデリーでは8日早朝に0.2度まで下がり、観測史上2番目の寒さを記録した(最低記録は35年の零下0.6度)。

何かなー…こちらの最高気温より高いのになー。とは言え、行った時の記憶からすると納得も出来そうな気がしてきます。完全無防備。

>今年はヒマラヤの降雪が例年より多く、そこに北西からの強い風が重なって北部の気温を下げている

この風が黄河河口を渡り、海を渡ってカムチャッカ半島の低気圧目指して吹き込み、北から押し寄せてきた猛烈な寒気団とぶつかり雪を降らせた。
大ざっぱに言うとそんな感じだと思います。

わたくしは、ホントに久しぶりに天気予報にお日様や傘のマークを見てはしゃいでおります。2ヶ月以上雪だるまだらけでした。

13766. 2006年01月10日 09時32分59秒  投稿:いけだ 
 [http://esprix.net/~netfish/nagaya/nagaya.cgi?room=008]
13757.さくらさん
豪雪を降らせている水蒸気は主に西からの風に乗って吹き込まれたもののようです。
ヒマラヤ山脈〜チベット周辺の気象変動の影響、と見た方が良いのではないでしょうか?かなりグローバルな現象で、イタリアが雪で真っ白になっている映像にはびっくりしました。
いずれにせよ地球温暖化という名称はそろそろ滅びた方がよいとわたしは思っています。さまざまな影響が予想されており、京都議定書を生んだ条約も「気候変動枠組み条約」と訳されているわけですし…

13756.なべさん
これではわかりにくすぎますよ。
温暖化>高緯度の気温上昇>北極で深層水の生成が減少>

高緯度の気温上昇>氷床の融解>塩分濃度の減少>氷床の拡大>北極で深層水の生成が減少>
というプロセスの説明がないと…

13765. 2006年01月10日 07時38分28秒  投稿:ちば 
M3さんがよければという条件ですが、転載は可能です
いずれにせよ、勝手に転載してから事後承諾というのは
ネットでも出版でも全く暗黙の了承事項ではないと思いますよ
 以後の議論はそちらでお願いします

13764. 2006年01月10日 00時17分16秒  投稿:通りすがり 
ずっとROMしてたんですが…。

いとかわとはやぶさの話、もう飽きましたよ。

13763. 2006年01月09日 22時53分22秒  投稿:浅見真規 
 [http://masanori-asami.hp.infoseek.co.jp/JP/geoscience/Hayabusa/index.html]
> “転載させてください”でしょう?


まあ、先に御願いすべきだったのですが、暗黙の了解があると思って転載してしまいました。遅れましたが御願いします。転載させてください。

13752
>検算をお願いします


私は計算が非常に苦手ですので自信が無いですが、「イトカワ」本体が一枚岩の場合には潮汐力と「イトカワ」の自転の効果も入れても、地球の地上からの高度が約5000kmみたいです。尚、「イトカワ」本体が複数の岩の寄せ集めで地震の効果も考えればもう少し遠くても少し石が飛ぶかもしれません。それでも、20世紀後半から21世紀での最大の接近の2004年6月の大接近の約193万kmの百分の一以下ですので御指摘のとおりでしょう。潮汐力によって「イトカワ」の石が飛ぶのは数十万年に1回くらいかもしれません。

まあ、潮汐力で石が飛ぶのは滅多にないとしても隕石の衝突はかなりの頻度であるでしょうから、それで毎年、石が飛んで衛星軌道に乗る可能性はあります。しかし、良く考えると太陽からの粒子の圧力や「イトカワ」の引力の分布のいびつな事から非常に不安定な軌道であって同期は短期にくずれるでしょう。

ですから、他の原因の方が可能性は高いでしょう。たとえば、伸縮型のサンプラーホーンの変形を測定したレーザー距離計の誤作動の可能性です。13641番投稿(2005年12月30日)で示したような異常なグラフから誤作動の可能性もあるでしょう。もちろん、それ以外の可能性もあります。それは私の掲示板で述べるつもりです。

*****
13631番投稿の訂正・・・・・「はやぶさ」の船体は回収予定がないみたいなので訂正しときます。

(誤)帰還すれば「はやぶさ」の船体を調べれますので証拠収集できる可能性もあるでしょうけど。
(正)帰還して試料カプセル入手できれば、試料の有無によって着陸の有無が判定できるでしょうけど。

13761. 2006年01月09日 22時05分59秒  投稿:M3 
 [http://www.matuyaonsen.jp/index.htm]
 “転載させてください”でしょう?

13760. 2006年01月09日 21時46分11秒  投稿:浅見真規 
 [http://masanori-asami.hp.infoseek.co.jp/JP/geoscience/Hayabusa/index.html]
13752・M3 さん、

>そろそろ居心地が悪くなってきました。
>議論の場所を他所に移したほうが良くはありませんか?


私のHPの掲示板に専用掲示板「はやぶさ」を新設しました。掲示板設置が遅くなりましたが、よろしく、御願いします。
http://www2.realint.com/cgi-bin/tbbs.cgi?hayabusa

それから、ここでのM3 さんと私の間での「はやぶさ」関連の議論の投稿も転載させていただきました。御了承願います。>M3 さん、千葉さん。
http://masanori-asami.hp.infoseek.co.jp/JP/geoscience/Hayabusa/aerukazan/arukazan_Hayabusa.htm

13757. 2006年01月09日 21時22分37秒  投稿:さくら 
温暖化で日本海の水温上昇→日本海側で降雪量増 なんてそこはかなく
予想してたけど、ここまで凄くなるとは。。。

13756. 2006年01月09日 18時37分57秒  投稿:なべ 
 [http://www.niimi-cs.co.jp/jibunshi4.html]
温暖化>高緯度の気温上昇>北極で深層水の生成が減少>北大西洋海流の消滅>寒冷化?

なんて予測もありますね。

13755. 2006年01月09日 18時16分36秒  投稿:ちば 
 [http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/snowfall/?1136777367]
大雪>
 最近は地球温暖化のためか豪雪とか聞かないなあと思ったのは
大きな勘違いだったようですね。

13752. 2006年01月08日 00時11分07秒  投稿:M3 
 [http://www.matuyaonsen.jp/index.htm]
13746
>その矛盾回避の説明をすべきなのにしてないのです。

 矛盾していないと考える理由があるのではないかと思いますが、背景資料を持ち合わせていない私はそのグラフを正しく読み解く自信はありません。
 ここで矛盾を言い立てても埒が明きませんから、グラフをどう読み取ってどう判断したのかを直接JAXAに問い合わせることをお勧めします。


>地球や火星の近くを横切る場合の潮汐力等による微振動でも「イトカワ」の礫(石ころ)は浮き上がる可能性があります。

 潮汐力の大きさは計算してみましたか? 私の計算では過去〜将来数十年間の最接近(予測)距離のさらに1/100まで接近しなければ、潮汐力によるそのような効果は起きないようです(検算をお願いします)。ですから、そのような微衛星が毎年発生することは無いと思います。


>「表面に倣う機動」で姿勢制御誤差が大きく変わったかのように言われてるようですが

 そのようなことは言ってません。

そろそろ居心地が悪くなってきました。
議論の場所を他所に移したほうが良くはありませんか?>浅見さん

13751. 2006年01月07日 19時59分59秒  投稿:Hal.T 
13749の相手をする気なんかありません。

13750. 2006年01月07日 18時40分42秒  投稿:かまたひろき 
 [http://www.tokyo-np.co.jp/00/sci/20051227/ftu_____sci_____001.shtml]
13742.Pochiさん、
 ご意見をいただき、まことに有り難うございます。
 私も畑違いの分野を考えていますので、思い違いなどあるかもしれません。ぜひまた教えてください。

>なぜ火山神が、その神名が残っていないのかはわたしの積年のテーマではあります

 本当にそうですね。どなたか歴史や文化人類学に詳しい方から、ご教示いただきたいですね。

>うーん、わたしも現代人のはしくれとして敬いの心はなくても畏れる気持ちはあります。

 何十年も火山を歩いて地質図を作っていますと、畏れる気持ちだけでなく、敬いの心も生じてくるように思います。
 たとえば、私が研究した九重火山が、地質図(5万分の1宮原図幅)を書き上げた年に、333年ぶりの噴火を
するなんて、神さまを感じてしまいました。

>ひさしぶりにさわやかな気分で突っ込みを入れさせていただきました。失礼の段、平にご容赦。どうもありがとうございました。

 いえいえ、突っ込みは大歓迎です! そもそも、そうやって学問も進歩してきたのですから。
 これからもどうぞよろしくお願いいたします。

13749. 2006年01月07日 16時15分49秒  投稿:浅見真規 
 [http://masanori-asami.hp.infoseek.co.jp/JP/geoscience/index.html]
13747・Hal.Tさん、
>浅見さんは自説を信じていればいいし、そうでない人は帰ってくる可能性を念じて、
>帰ってきたら確かめる。

逆でしょ?帰って来れるかどうか怪しいのに帰ってくる前から矛盾したデータで着陸したと主張してるのはJAXAの方です。私はそういうインチキするな、帰って来てから着陸確認すべきだと主張してます。(13631番投稿参照)。

>どだい、イトカワの周囲に周回軌道を持つ礫群があることを仮定して話を進めているんだから、
>その信念をひるがえさそうったって無駄な話。

別に信念で言ってるわけでなく、JAXAが7m付近から上昇して「はやぶさ」の脚の試料採取ホーンが何かに接触したみたいだから着陸したと矛盾した主張してるから、地表近くの衛星軌道を飛ぶ礫に当たった可能性を「例示」しただけです。それ以外の可能性だってあります。JAXAこそ、上昇して着陸したという常識に反する主張するなら、そのモデルを公開すべきです。

>少なくともカメラで見えない礫なんだからマーカよりも圧倒的に小さい礫衛星の話でしょうしね。

着陸予定地点でJAXAが公開してる高解像度画像は約50m四方の1枚だけです。それでは礫衛星の軌道のごく一部しかチェックできません。同期軌道の有無について50m四方の写真で現場確認するとすれば4分間隔で12時間写真を撮り続けねばなりません。それでも「イトカワ」の自転周期の整数倍の公転周期の衛星軌道は排除できないですけど。

13747. 2006年01月06日 23時50分55秒  投稿:Hal.T 
別にいいんじゃないの。浅見さんは自説を信じていればいいし、そうでない人は帰ってくる可能性を念じて、帰ってきたら確かめる。どだい、イトカワの周囲に周回軌道を持つ礫群があることを仮定して話を進めているんだから、その信念をひるがえさそうったって無駄な話。
実験ってのはそれを確かめるためにあるんだし、少なくともカメラで見えない礫なんだからマーカよりも圧倒的に小さい礫衛星の話でしょうしね。
浅見さんの説は十分わかりましたから、後は自分のホームページでJAXAに文句たれててくださいな。

13746. 2006年01月06日 23時13分17秒  投稿:浅見真規 
 [http://masanori-asami.hp.infoseek.co.jp/JP/geoscience/index.html]
13733
>JAXAの説明にたいして、それがありえないと疑問を呈したり、別の仮説を提出なさるならば、
>JAXAの説明よりももっと蓋然性の高い根拠に基づくべきではないでしょうか。


はて、その件についてはJAXAは説明してませんがね。
http://www.isas.jaxa.jp/j/snews/2005/1129.shtml
図3aで22時3分頃、「イトカワ」から約7mの距離ですが、図2a・図2bでは22時0分以降は上昇に転じており、22時7分頃に着陸したと主張するなら、その矛盾回避の説明をすべきなのにしてないのです。

>イトカワの自転周期をご存知の上でのお話ですか?

Wikipedia見て知ってます。約12時間ですね。まあ、「イトカワ」の自転周期と礫(石ころ)衛星の公転周期が同じの楕円の同期軌道でなければ「イトカワ」にぶつかるのは認めます。そういう意味で礫(石ころ)衛星の寿命が比較的短いのは認めます。
しかし、「イトカワ」では非常に頻繁にと礫(石ころ)衛星の卵が発生してる可能性があるのです。19日の「はやぶさ」の降下では約27m自由落下するのに14分もかかっていました。重力加速度は約0.0077ガルです。Wikipediaによりますと、地球の地震で震度1が0.8ガルないし2.5ガルですので震度1の加速度の百分の1未満です。これでは隕石の衝突だけでなく、地球や火星の近くを横切る場合の潮汐力等による微振動でも「イトカワ」の礫(石ころ)は浮き上がる可能性があります。重力加速度が非常に小さいので浮き上がったらなかなか下に落ちずに上昇します。そして「イトカワ」が非常に小さいので、振動で投げ出された礫(石ころ)の一部はそのまま「イトカワ」から放り出されて衛星の卵になる可能性があるのです。そういうわけで礫(石ころ)衛星の寿命が短くとも、それを補って余りある礫(石ころ)衛星の卵が毎年発生してる可能性が高いのです。さらに、「ミューゼスの海」と命名された場所は狭いので、そこを通過する10個も礫(石ころ)衛星があれば「はやぶさ」に衝突する可能性はかなりあります。

> 図の読みかたを間違っているとしか言えません。

それは、JAXAとあなたでしょう。上に述べたように、上昇して着陸だなんて主張するのは中学生もビックリです。

尚、あなたは「表面に倣う機動」で姿勢制御誤差が大きく変わったかのように言われてるようですが、19日でも、
http://www.isas.jaxa.jp/j/snews/2005/1123_hayabusa.shtml
「日本時間午前5時40分頃、高度17m 付近で、地表面にならう姿勢制御のモードに移行しました。」とあって、その時刻での姿勢制御誤差は5度未満です。

13745. 2006年01月06日 22時47分03秒  投稿:わんこ 
13744、13734 浅見様へ

ご回答ありがとうございます。
今日、埼玉から観たら富士山は雲の中でしたので少し積もってくれていることを期待してます。



 

13744. 2006年01月06日 21時22分06秒  投稿:浅見真規 
13724・わんこさんへ、(13734番投稿の補足)

>風で飛んだとも仮定したのですが、風が強いのはいつものこと。
>で、何か原因がほかにあるのかではないかと感じましたので質問させていただきました。

この部分について13734番投稿の補足をします。
昨年11月・12月の富士山付近の降水量が例年よりかなり少なかったのが今冬、富士山に積雪が少ない最大の原因でしょう。11月の降水量不足は積もりやすい秋の湿った雪が少なかった事になりますから。また、12月は驚異的に降水量が少なかったみたいですし。
http://www.jma.go.jp/jma/press/0512/01b/tenko0511.html
http://www.jma.go.jp/jma/press/0601/04a/tenko0512.html

13742. 2006年01月06日 14時00分41秒  投稿:Pochi 
 [http://www.tokyo-np.co.jp/00/sci/20051227/ftu_____sci_____001.shtml]
>13725,
かまた先生、お待ちしておりました(謎)。今年もよろしく。
さて、
>日本神話には火山が多く描かれている。

これはどうでしょうか。日本書紀、古事記、風土記および逸文には火山の描写はないと思うのです。
あったらごめんなさい。でも、あるのは苦しい解釈だけと言っていいのではないでしょうか。
かってはわたしも火之迦具土神を火山神と解釈していたのですが、やはりおかしい。
そもそも九州で火山神とあれば阿蘇大神とか、山名と無関係ではありえない。
火の属性の神というのは初源の神ではなく進化した姿であって、どこの火山に勧請しても違和感がない
ということは、どこの火山の神でもないこと、証明できなくとも自明のことだと考えています。
つまり日本神話にはローカルな火山神が存在していないのです。
常陸国風土記に言う福慈の神筑波の神も神名ではありません(そういえば浅間の神もそう)。
なぜ火山神が、その神名が残っていないのかはわたしの積年のテーマではありますが、
それはしばらく措きましょう。

 >噴火をもたらした鬼界(きかい)カルデラは、薩摩硫黄島の海底に大きなくぼみとし
>て残っている。神話に書かれた大穴のイメージは、この噴火と関連するのかもしれない。

火山マニアの縄文人といえど、鬼界カルデラを認識するのはちょっと難しいのでは?

>現代人が自然に対して畏敬(いけい)の念を失ったことは、大地に暮らしている実感を
>遠ざけてしまった。

うーん、わたしも現代人のはしくれとして敬いの心はなくても畏れる気持ちはあります。
畏不敬の念とでも申しましょうか、自然賛美はできるだけ抑制的でありたいと願っております。

ひさしぶりにさわやかな気分で突っ込みを入れさせていただきました。
失礼の段、平にご容赦。どうもありがとうございました。

13740. 2006年01月06日 10時27分28秒  投稿:ちば 
わたしは誰もアクセス禁止にはしたくないので、
読者から顰蹙を買うような頻繁な長文の投稿は避けてください
引用文もできるだけ避けてください。短文主義でいきましょう

13738. 2006年01月06日 10時04分25秒  投稿:第六中仙道踏切 
Hal.Tさん、まりもさん>
 まりもさんご指摘のとおり、勤務先から最も近い、熊谷駅の上野方横の踏切の名前をHNとしています。ちなみに、「高崎線だけでなく、JR線で6番目に中仙道を横切ることになった踏切」と理解していますが、今後調査できればと思います。(「第一」にあたる「寄居街道踏切」は八高線、「第二寄居街道踏切」は高崎線にあります。)

 科学の板なのに、踏切の写真まで掲載されるとはビックリ。
 やはり、イザというときには一番役に立つ場所と思いました。

 皆さんご存知とは思いますが、私は「HBC 北海道放送」サイトの「専門天気図」の中の「XFE57」シリーズ(「極東850hPa・・・・500hPa気温図」)の12〜72時間予報図等を参考に降雪予想などをしています。13731番に書き忘れました。これによると、当分強い寒気は抜けそうもないようです。
 書き忘れといえば、昨日、新幹線・中山トンネル内で、車体の壊れたような大きな異音を聞き、下車後に運転士に尋ねたら「微気圧波による音」とのこと。
 いろんな体験をした一日でした。(以後は元通り、基本的にはROにさせていただきます。)失礼します。

13737. 2006年01月06日 02時23分00秒  投稿:まりも 
 [http://www.asahi-net.or.jp/~yx6o-ontk/kaidou/nakasendou/kiroku/grph/09/nakasendo9_021.jpg]
第六中仙道踏切って、単にJR高崎線の踏切の名前でしょう。
熊谷駅近くです。

13736. 2006年01月06日 00時52分31秒  投稿:Hal.T 
 [http://www.madlabo.com/mad/nennga2006/index.htm]
第六中仙道踏切さん>
>最近、庇を貸して母屋をとられはじめてませんか? 謙虚な研究者は、短文を認め、そこに主張
>があるURLを表示するのだと思うのですが。

私は母屋がある土地を提供している地主なので、母屋の運用について口を出す気はありませんが、
「はい、謙虚な研究者ならね・・・モゴモゴっ」、と書いておきます。

第六中仙道踏切ってどういう意味なのかな? 中仙道はいくつもありますけれど、6種は無い。6番目の中仙道を横ぎる踏み切り?。

13735. 2006年01月06日 00時13分31秒  投稿:浅見真規 
 [http://masanori-asami.hp.infoseek.co.jp/JP/geoscience/index.html]
13733・M3さん、

13728番投稿を修正して13734番投稿として投稿してリロードしたらあなたの13733番投稿があるのに気付いたのですが、今日は遅いので明日返答します。明日、この投稿は削除する予定です。



13734. 2006年01月06日 00時00分10秒  投稿:浅見真規 
 [http://masanori-asami.hp.infoseek.co.jp/JP/geoscience/index.html]
わんこ さん、
>いきなりの質問ですみません。
>富士山の雪がだいぶ消えてしまったように感じたのですが・・・どうしてなのでしょうか?


道場主の千葉さんが不在なので道場破りの私が代わりに回答します。
まあ、私の住んでる大阪府からは富士山が見えないので、Google検索で、まず、質問事項の事実確認をしました。最近の状態は↓のHPで確認しました。本当に富士山の雪は少ないようですね。昨年末は山頂付近にも雪が無かったみたいですね。ニュースにもなってるみたいですね。

撮れたて旬の富士山(写真掲示板)HP
http://myhost.jp/~fuji/imgboard_ftp.cgi

今日の富士山・blog
http://mountfuji.blog4.fc2.com/

↓asahi.com HP・ニュース
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000000512280003
>「絵にならない」雪少ない富士山
>2005年12月28日
>地肌さらし、写真家落胆


昨年2月もこういう状態だったみたいです。

Room full of mirrors・HP
http://www.asahi-net.or.jp/~bq9t-tkhm/fujisan.html
>2月なのに黒い富士山?---`05/2


うーむ、まさか、富士山の地熱が上がってるのかなとビックリして、さらにGoogleで検索して調べたら、

気象予報士の岩谷忠幸さんのHP・岩谷忠幸の気象最前線:富士山の雪
http://blog.goo.ne.jp/iwadas/e/98e12de97b03724953f90a9256a04e73
>富士山でもすでに雪は降っていますが、
>強風ということもあり、雪は積もらずに吹き飛ばされてしまいます。
>
>なお、富士山でたくさん雪が降るのは、
>関東地方の南を低気圧が通過するようなときで、
>東京で雨または雪が降るようなときです。
>積雪も5月に最も多くなります。


ずっと富士山掲示板・Re: 富士山の雪・さんぷらす さん - 2006/01/02
http://live-fuji.jp/cgi-bin/yybbs/yybbs.cgi
>私が想像するのに、富士山の地表は
>凍り付いているようです。地表がこっているので、雪が降っても
>風で吹き飛ばされているようです。振っても風で掃除されて、雪が
>少ないようになっています。3月あたりには、温度があがり
>雪がべったりと積もるので、白い富士山が見えるようです。



要するに、静岡ではあまり雪が降っておらず、寒さのために富士山上部の地肌は凍結して急斜面に降ったサラサラ雪が強風で飛ばされたのが真相みたいです。

しかし、富士山の地熱測定されてないのなら、やはり大事を採って地熱測定した方が良いでしょう。富士山くらい大きく地下構造が複雑になると地下水の温度がほとんど上昇しなくとも地熱が上昇する部分があるかもしれないからです。

*****
私の質問です。富士山では山頂付近や斜面の地熱は測定されてるのでしょうか?

13733. 2006年01月05日 23時28分10秒  投稿:M3 
 [http://www.matuyaonsen.jp/index.htm]
13730
>楕円軌道の「近イトカワ点」として一時的に地上7m位を飛ぶ軌道

 イトカワの自転周期をご存知の上でのお話ですか?
 JAXAの説明にたいして、それがありえないと疑問を呈したり、別の仮説を提出なさるならば、JAXAの説明よりももっと蓋然性の高い根拠に基づくべきではないでしょうか。


>予定どおりターゲットマーカー付近での降下なら姿勢も当初予定どおりだったはずです。

 図の読みかたを間違っているとしか言えません。
 蛇足的説明になりますが、「姿勢制御誤差」とは、現在の姿勢と目標姿勢との間のズレのことを言います。表面に倣う機動の間は、傾いた表面に倣った「傾いた」目標姿勢を設定し、その姿勢との誤差を減らすように姿勢制御を行います。 

13732. 2006年01月05日 23時25分11秒  投稿:さくら 
 [http://antwrp.gsfc.nasa.gov/apod/ap051220.html]
昨年にNASAのサイトにアップされた写真ですが、マウナケア。
一度でいいからこんな写真を撮ってみたいと思いつつ、未だ果たせていません。。。

13731. 2006年01月05日 23時04分40秒  投稿:第六中仙道踏切 
 津南での積雪が4mを超えそう、湯沢も3m超えた、ということで、急に雪のない熊谷から新幹線で越後湯沢に行きました。何と革靴で駅周辺を歩き、上越線の踏切をわたりましたが、こんなに積もっているのか、これでは上越線は運休だ、と納得したりビックリしたりしました。帰途の新幹線、大清水トンネルを出たところの上毛高原は雪景色でしたが、中山・榛名と2つの長大トンネルを出ると、もう雪は全く無し! 雪がないのが当たり前の関東ですが、そのありがたみがよーくわかりました。(初投稿した、ちばさんの1歳下の後輩です。いろいろお世話になっております。それにしても、最近、庇を貸して母屋をとられはじめてませんか? 謙虚な研究者は、短文を認め、そこに主張があるURLを表示するのだと思うのですが。)大雪のところの方にお見舞い申し上げます。500hPa図では、すぐにも強い寒気が来そうな気配。気をつけましょう。 

13730. 2006年01月05日 22時37分16秒  投稿:浅見真規 
 [http://masanori-asami.hp.infoseek.co.jp/JP/geoscience/index.html]
13720
>はやぶさが「イトカワ表面すれすれの周回軌道」上に長時間居られないのと
>同じ理由でそれが安定して存在できるとは思えません。


楕円軌道の「近イトカワ点」として一時的に地上7m位を飛ぶ軌道なら障害物や起伏に衝突せずに飛行するのは可能です。それが「はやぶさ」の昨年11月19日のコースの場合と違います。ただ、問題は岩石の微細粉末の浮遊ダストの存在の可能性で、岩石の微細粉末のダストが多量に浮遊していれば、長い年月軌道を維持できないでしょう。


>イトカワ表面に倣う機動を行うならば、制御目標値は当初参照していた座標系での
>値からズレてゆく必要がありませんか?


昨年11月19日の場合は結果としてターゲットマーカーから離れてしまった可能性が高いですが、本来ならば、ターゲットマーカーを目指して着陸しますので、予定どおりターゲットマーカー付近での降下なら姿勢も当初予定どおりだったはずです。

13725. 2006年01月05日 12時51分52秒  投稿:かまたひろき 
 [http://www.tokyo-np.co.jp/00/sci/20051227/ftu_____sci_____001.shtml]
 明けましておめでとうございます。

 年末に東京新聞に神話とカルデラの話を書きました↑
 古事記や風土記は、イマジネーションの宝庫ですね。

 では、今年も どうぞよろしくお願いいたします。


13724. 2006年01月04日 22時22分40秒  投稿:わんこ 
新年あけましておめでとうございます。
昨年も大変お世話になりました。本年もご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます

いきなりの質問ですみません。
富士山の雪がだいぶ消えてしまったように感じたのですが・・・どうしてなのでしょうか?

氷点下20度の世界では、いくら太平洋側がお天気に恵まれているといっても、そう簡単に溶けるとは思えない。
風で飛んだとも仮定したのですが、風が強いのはいつものこと。

で、何か原因がほかにあるのかではないかと感じましたので質問させていただきました。

−−以下蛇足です−−−
20年ぶりに寒いというのに変なの と単純に思ってるど素人です。

13723. 2006年01月04日 18時03分56秒  投稿: 
>大量輸送機関の竜巻被害は未経験なのですね。

死者が出たのは羽越線が初めてですね。
事故という点では1978年2月28日に東西線が竜巻で脱線しています。

13722. 2006年01月04日 17時38分44秒  投稿:M3 
 [http://www.data.kishou.go.jp/bosai/report/tatsumaki/docs/saigaihyou.pdf]
↑気象庁の「災害をもたらした竜巻一覧(1971〜) pdfファイル174KB 」2005年の1月まで掲載されてます。
さっきの私の話は、1992年7月9日ですね。
日本の竜巻被害による死者は、上の資料にあるだけで8人。意外と少ない、それとも多い?
大量輸送機関の竜巻被害は未経験なのですね。

13721. 2006年01月04日 17時16分59秒  投稿:M3 
 そういえば、もう10年以上前になりますが近所(札幌)で竜巻の被害が出たことを思い出しました。
 ちょうど外出していた時なのですが、それまで経験したことの無いような気味の悪い雲が空に広がっていたのを覚えています。夕方会社に戻ると、近くのゴルフ場の金網?フェンスが倒れたというニュースを知りました。
 身近に竜巻を経験したのはそれが最初で最後ですね。

13720. 2006年01月04日 17時07分11秒  投稿:M3 
 [http://www.matuyaonsen.jp/index.htm]
13719
>衛星軌道にあった礫(石ころ)

 それが安定して存在するとお考えなのですか? 地表の起伏や岩にぶつかるので、はやぶさが「イトカワ表面すれすれの周回軌道」上に長時間居られないのと同じ理由でそれが安定して存在できるとは思えません。


>姿勢制御誤差の履歴グラフの図4bのy軸は地球座標系でしょう。

 再三の繰り返(以下略)。イトカワ表面に倣う機動を行うならば、制御目標値は当初参照していた座標系での値からズレてゆく必要がありませんか?

13719. 2006年01月04日 16時13分48秒  投稿:浅見真規 
 [http://masanori-asami.hp.infoseek.co.jp/JP/geoscience/index.html]
13714
>再三の繰り返しになりますが、姿勢制御誤差は確固とした不変・普遍の座標系に
>基づく値ではないと考えるべきです。


もちろん、私も当初からそのように理解しています。


>はやぶさのペーパークラフト(http://moon.jaxa.jp/ja/muses-c/fun.html)を
>ご覧になるとお解かりになるかも知れません


そこを見ましたがわからなかったのでGoogle検索したら、松浦氏のブログ記事で、
http://smatsu.air-nifty.com/lbyd/2005/11/_4_a179.html
> その後、午前7時3?5分、レーザー距離計は、距離測定モードから、
>サンプラー制御モードへと変更された。


とありましたので、宇宙科学研究本部HP・2005年11月29日発表記事↓の
http://www.isas.jaxa.jp/j/snews/2005/1129.shtml
図3a25日22時7分(世界時)の距離計測データの無い事には了解しました。御指摘ありがとうございます。
それに伴って、私の13703番投稿の↓の部分の宇宙科学研究本部HPへの非難も撤回します。

>肝心の時刻の距離計測値を示さずに着陸の主張するかとあきれて考えると、
>それ以外にも宇宙本部HPは都合の悪い情報は隠してる疑いがあるのです。
>それは後ほど述べる予定です。


しかし、宇宙科学研究本部HP・2005年11月29日発表記事
http://www.isas.jaxa.jp/j/snews/2005/1129.shtml
の図2aの「はやぶさ」の速度の上下方向成分グラフからも図2bの高度履歴のグラフからも25日22時0分(世界時)が最低高度であって、サンプラーホーンの変形を感知した22時7分(世界時)はそれより上昇しており着陸というより、その付近を「近イトカワ点」とする衛星軌道にあった礫(石ころ)がサンプラーホーンに衝突した可能性の方が高いでしょう。


>この文脈におけるy軸は、はやぶさの座標軸です。


問題にしてる宇宙科学研究本部HP記事の
http://www.isas.jaxa.jp/j/snews/2005/1123_hayabusa.shtml
姿勢制御誤差の履歴グラフの図4bのy軸は地球座標系でしょう。

13718. 2006年01月04日 16時11分59秒  投稿:浅見真規 
 [http://masanori-asami.hp.infoseek.co.jp/JP/geoscience/index.html]
M3さん、すみません、レスがついてるのに気づかず私の13709番投稿の一部改正版の13713投稿削除して若干変更しようとしてリロードしたらM3さんのレスに気づきました。下に13709番投稿を復元しておきます。
尚、レスに無関係な部分で一部表記ミスがあります。

(誤)http://www.isas.jaxa.jp/j/snews/2005/1123_hayabusa.shtml
2005年11月29日(世界標準時)の場合↑には、

(正)http://www.isas.jaxa.jp/j/snews/2005/1123_hayabusa.shtml
2005年11月19日(世界標準時)の場合↑には、

*****
13709. 2006年01月04日 12時38分58秒  投稿:浅見真規 
 [http://masanori-asami.hp.infoseek.co.jp/JP/geoscience/index.html]
M3さん、あなたの説だと近似的な人工衛星軌道でなく、
http://www.isas.jaxa.jp/j/snews/2005/1123_hayabusa.shtml
2005 年11月29日(世界標準時)の場合↑には、ほぼ予定軌道で着地した事になり、着地後に「イトカワ」の自転のため地球基準座標で予定地点より時間の経過と共にズレていったと主張されてるわけですよね。つまり、着地前は目標姿勢と「イトカワ」での「はやぶさ」の実際の上下がほぼ一致していた事になり、あなたの言う着地時の21時46分頃の当初姿勢制御誤差が5度というのは倒れた状態でないのは明白です。

13708・M3さん、
>存在しないデータを隠していると非難しても仕方が無いと思います。
>図3aのグラフが途中から描かれていないのは、近距離レーザ距離計の
>用途がその時点で「サンプラーホーンの変形検出器」に変更されたためです。


どこに、そんな事が書かれてるのですか?宇宙科学研究本部HPの記事↓には、

http://www.isas.jaxa.jp/j/snews/2005/1129.shtml
>陸検知のために試料採取ホーンとの距離計測モードに移行し、
>下向きに毎秒約 4cmの速度を加えて着陸降下をさせました。
>その後「はやぶさ」は、試料採取ホーンの変形により着陸を検知


と、書かれてるだけでしょ。つまり、脚部のサンプラーホーンと「イトカワ」地表との距離を測るためにレーザー距離計を使用し、そして、サンプラーホーンが何かに当たって変形したので着陸したと判断したと書かれてるだけでしょう。レーザー距離計は引き続き「イトカワ」地表との距離を計測中のはずです。

尚、宇宙科学研究本部HPの記事の「試料採取ホーンの変形により着陸を検知」と書かれてる部分は「試料採取ホーンの変形」の原因について宇宙科学研究本部が勝手に着陸による変形と誤って判断しただけです。着陸以外にも変形の原因はあります。「イトカワ」の表面近くを「近イトカワ点」とする衛星軌道を飛行する礫(石ころ)に「はやぶさ」の「試料採取ホーン」が当たって変形した可能性の方が高いでしょう。なぜなら、2005年11月25日(世界時)の場合の、
http://www.isas.jaxa.jp/j/snews/2005/1129.shtml
図2aでは、世界時表示で11月25日22時0分にドップラー計測による上下方向の速度成分がプラスに転じているからです。22時0分には図3aのレーザー距離計の計測値での距離が約7mですから、そこから上昇方向の速度で動けば着陸はありえないはずだからです。宇宙科学研究本部のグラフ読み取り能力の低さには中学生もビックリです。(そこまで、馬鹿でないからワザと間違ってゴマカシているのでしょう。)


>倒れこむと、y軸はイトカワ自転軸にほぼ平行になります


何か大きな誤解されてませんか?y軸は地球座標系のものです。「はやぶさ」の姿勢で動いたりしません。


>「鉄アレイ」近似による説明では、球部分を掠めるコースである必要はありません。
>むしろ中心軸に垂直のコースをとったほうが説明が単純になります。


非常に極端な場合、「鉄アレイ」近似で「握り部分」が非常に細ければ「握り部分」の真ん中へ垂直な着陸コースでも着陸地点より若干上空の方が重力加速度の進行方向成分が大きくなる事はあるでしょうが、それは極端すぎる仮定であって、「イトカワ」の近似としては好ましくありません。

13714. 2006年01月04日 14時24分52秒  投稿:M3 
 [http://www.matuyaonsen.jp/index.htm]
13709
>当初姿勢制御誤差が5度というのは倒れた状態でないのは明白です。

 再三の繰り返しになりますが、姿勢制御誤差は確固とした不変・普遍の座標系に基づく値ではないと考えるべきです。あくまでもはやぶさの認識する座標系における目標姿勢との誤差です。そして、その目標姿勢自体も地表面と平行とは限られません。もちろん、太陽電池パネルか胴体部分が地表の起伏・突起にかかって傾斜が少なく安定した可能性もあります。

>どこに、そんな事が書かれてるのですか

 浅見さんが引用された部分です。誤解されているようですが、「脚部のサンプラーホーンと「イトカワ」地表との距離を測るために」使用しているのではありません。 “距離計とサンプラーホーン先端部との距離”を計測しているのです(はやぶさのペーパークラフト(http://moon.jaxa.jp/ja/muses-c/fun.html)をご覧になるとお解かりになるかも知れません)。そして、その距離が変化したことをもって、サンプラーホーンの変形=着地による変形があったことを認識するのです。

>何か大きな誤解されてませんか?y軸は地球座標系のものです。「はやぶさ」の姿勢で動いたりしません。

 この文脈におけるy軸は、はやぶさの座標軸です。

13712. 2006年01月04日 13時24分43秒  投稿:ちば 
 [http://www.fujita-scale.com/]
#9548から>
竜巻については「たつまき博士の研究室」に詳しい説明があります。
そのなかで紹介されている。
「ある気象学者の一生」という本は大変お薦めです。
 藤田先生は福岡出身でアメリカに渡って活躍された
気象学者なのですが、もともと地質学教室の助手をしていたこともあり
気象研究に地質調査法ばりの詳しい現地調査の手法を持ち込んで
新発見を次々とおこない、高い評価を受けたということがよくわかります。

13711. 2006年01月04日 13時14分27秒  投稿:ちば 
 [http://www.populationdata.net/satellites/ameriques/etats_unis_tornade.php]
竜巻については藤田先生の伝記がとても詳しいので
(ずいぶん前に紹介したかな)
被害状況の空中写真をみると
トレースが非常にはっきりしていることがわかると思います
竜巻のトレースの中央には吹き寄せの堆積物が積もっていることもある


13710. 2006年01月04日 12時57分45秒  投稿:ちば 
M3さん>
 ダウンバーストの風向は放射状に発散する方向
竜巻では中心に向かってらせん状に収束する方向
そのどちらかを決めればはっきりするはずです
 新聞によって、両方の説が出てくるというのは不思議な感じがします
松の幹の折れた方向や吹き飛んだ防風柵とあたったコンビニとの方向とか
現地調査をすればわかりそうなものでしょうに
雪の影響もあって微妙なんでしょうねえ

13708. 2006年01月04日 02時40分02秒  投稿:M3 
竜巻かマイクロバーストか?

読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060103i301.htm
>「日本風力エネルギー協会」の高田吉治理事(航空気象学)は、「痕跡が点在していることから、通過地点にことごとく被害が出る竜巻は考えにくい。積乱雲で数回のマイクロバーストが発生、地上の南西風の影響を受けて痕跡が直線上に並んだと考えられる」と推測する。

朝日
http://www.asahi.com/national/update/0101/TKY200512310236.html
>ダウンバーストは同心円上に被害が出るケースが多いのに比べ、竜巻は通過地点に被害が集中することが多いといい、県警と調査委は現地の被害状況から、竜巻による突風が脱線につながった可能性があるとみて調べている。

竜巻の場合は進行方向の左右で風向きが逆になるんだしたっけ。

13707. 2006年01月04日 02時27分49秒  投稿:M3 
 [http://www.matuyaonsen.jp/index.htm]
正月休みもそろそろ終りですね。

13703
>姿勢制御誤差の履歴から、21時46分頃の当初姿勢制御誤差が5度なので転倒したとは考えにくいです

 正しい図の読み方はISASに訊いたほうが良いかもしれませんが、この図は「姿勢制御誤差の履歴」です。目標姿勢からのズレを表しているのであって、常に固定された基準方向があるわけではないと思います。


>肝心の時刻の距離計測値を示さずに着陸の主張するかとあきれて考えると、それ以外にも宇宙本部HPは都合の悪い情報は隠してる疑いがあるのです。

 存在しないデータを隠していると非難しても仕方が無いと思います。図3aのグラフが途中から描かれていないのは、近距離レーザ距離計の用途がその時点で「サンプラーホーンの変形検出器」に変更されたためです。



13704
>サンプラーホーンだけの片脚なので傾いて着地という芸当がそもそもできない上に

 一本足ゆえ安定するには傾いて着地する以外にないのです。 倒れこみ方向によって違いますが、仮に緯度40度=傾斜40度の表面に右太陽電池パネル(イオンエンジン推進方向基準で右)側に倒れこむと、y軸はイトカワ自転軸にほぼ平行になります(実際にはイオンエンジン側に倒れた可能性が高いですが)。

>21時46分頃の当初の傾きが5度なので

 13703へのコメントにも書きましたが、この図3aの数値の読み方には注意が必要だと思います。固定された基準座標軸からの変位と考えては拙いでしょう。


>しかし、、少なくとも重力加速度を考える場合に注意すべき、非対称な「鉄アレイ」近似での球部分をかすめて斜めからの着陸コース

 「だから、着陸地点の重力加速度の方が途中の上空での重力加速度より大きい」という判断の理由説明は無いのですか? 「鉄アレイ」近似による説明では、球部分を掠めるコースである必要はありません。むしろ中心軸に垂直のコースをとったほうが説明が単純になります。

13706. 2006年01月04日 01時20分26秒  投稿: 
羽越線事故ですが、竜巻という話がまた出ているようですね。
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2006/01/03/05.html
http://www.kobe-np.co.jp/kyodonews/news/01021021kd200601091600.shtml
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20060103/mng_____sya_____012.shtml

13705. 2006年01月03日 17時32分01秒  投稿:ヌメロ・ドゥエ 
 [http://maps.google.co.jp/]
アア溶岩とかを火山関係のサイトで見ました。
バホイホイ溶岩とかもありました。なんか名前が
ユーモラスですよね。玄武岩とか安山岩とか単純に比
較は出来ませんが、いかにも柔らかい印象です。話は変わり


ベスビオ火山(イタリアのナポリ近郊の火山です)をグー
グルのマップで検索すると、なんと火口の直近までク
ローズアップ出来るんですね。なかなか壮観です。
何で富士山ではこれが出来ないのかなぁ?。
概ね有名なトコは高解像度で楽しめるんですけどね。

13704. 2006年01月03日 11時19分49秒  投稿:浅見真規 
 [http://masanori-asami.hp.infoseek.co.jp/JP/geoscience/index.html]
13693・M3さん、

たしかに視線方向で見てまっすぐに降下し、それが「イトカワ」の面に垂直でなかったみたいです。(つまり、y-z平面で見れば傾いているみたいです。)それが「イトカワ」の地表に水平な速度成分を持つ事になり近似的に「イトカワ」の人工衛星みたいなコースを「はやぶさ」が採り得た可能性の原因でもあります。
しかし、着地直前には視線の横断方向のx方向・y方向成分の位置変化はほとんどないみたいです。視線方向で鉛直に降下したみたいです。


宇宙科学研究本部HP・2005年11月23日発表記事]  

の図1aと図1c参照。

ただ、調べてみると直交座標にするため地球-イトカワの視線方向をz軸にしてイトカワ自転の南北をy軸としたみたいなので、y軸はイトカワの自転軸からズレてるみたいで完全な南北ではないみたいです。

位置による重力加速度を考える上で、私が13687番投稿で述べた

>しかし、実際のランディング・アプローチのコースはくびれ部分に垂直なのだ。(図1a参照)

の垂直とは「鉄アレイ近似」での着陸コースについてであって、東西方向と視線方向のx-z平面で見て垂直という意味です。

尚、重力加速度の増加にかかわらず視線方向の降下速度が増加しなかった原因は「イトカワ」が帯磁してなければ近似的な人工衛星のコースが原因として考えれますが、「イトカワ」が帯磁していれば、たとえ「はやぶさ」が軽金属でできていて直接には磁石に反応しなくとも運動を妨害する方向に誘導起電力が生じて減速した可能性もあります。



尚、座標については、M3さんはすでに御存知とは思いますが、他の読者のために参考HP示します。

宇宙研究本部HP「はやぶさ」の相対位置の制御履歴・参照
http://www.isas.jaxa.jp/j/snews/2005/0929.shtml

宇宙研究本部HP・イトカワの「北」はどちらか?・参照
http://www.isas.jaxa.jp/j/snews/2005/1031.shtml


その意味でイトカワ自転の完全な南北として自転の影響を全く受けないとした私の13687番投稿は不正確でした。
ですから、y軸方向でも完全な自転軸方向でないため自転の影響は若干は受けますが角度は小さいです。尚、完全に自転の東西方向で見れば「はやぶさ」の姿勢が自転軸に垂直で着地固定していれば自転の角度変化はそのまま「はやぶさ」の姿勢変化になりますが、図4bはおおよそ南北方向のy軸です。また、着陸予定地点は大雑把に見て南緯30度ないし南緯45度くらいなので、自転軸に垂直でないので、さらに角度変化は小さく出ます。なぜなら、自転軸に垂直の姿勢になるには30度ないし45度傾いて着地せねばなりませんが、「はやぶさ」はサンプラーホーンだけの片脚なので傾いて着地という芸当がそもそもできない上にあなたの言う21時46分頃の当初の傾きが5度なので30度ないし45度傾いて着地というのはありえないでしょう。



しかし、、少なくとも重力加速度を考える場合に注意すべき、非対称な「鉄アレイ」近似での球部分をかすめて斜めからの着陸コースを採ってないのは図1aから明白です。

> はやぶさが「誤解している」としても、姿勢を正すためのスラスタ噴射の効果が得られなかったのはなぜですか?


これは、難しい問題です。いくつか可能性は考えれます。
(断言はできませんが)最も可能性が高いと私が考える可能性を後で述べましょう。


13703. 2006年01月03日 10時41分27秒  投稿:浅見真規 
 [http://masanori-asami.hp.infoseek.co.jp/JP/geoscience/index.html]
千葉さん、

>片足ケンケンで降りようとして

「はやぶさ」はその名前の元になった鳥のはやぶさのように、着陸というよりは舞い降りた一瞬で金属球撃ち出してサンプラーホーンで岩石片採取して舞い上がる(真空だから舞うという表現は正確でないけど)みたいですね。だからサンプラーホーンを脚と考えれば片足なんですね。

東北大学 吉田研究室HP参照
http://www.astro.mech.tohoku.ac.jp/muses-c3.html

>転んで怪我しちゃったんですねぇ


転倒したとは考えにくいです。昨年11月19日(GMT)の分は、

宇宙科学研究本部HP・2005年11月23日発表記事:[ 「はやぶさ」の第1回着陸飛行の結果と今後の計画について ]  

の図4b 着陸の可能性のある21時46分頃の姿勢制御誤差の履歴から、21時46分頃の当初姿勢制御誤差が5度なので転倒したとは考えにくいです。もちろん、片脚なので、13676番のような「姿勢が傾いて」着地なんて中途半端な状態にはなれないです。

そして、極めつけは昨年11月25日(GMT)の分ですが、

宇宙科学研究本部HP・2005年11月29日発表記事・[「はやぶさ」の第2回着陸飛行の結果と今後の計画について ]  

によれば、図3aの距離計測のグラフ






に表示されてる範囲が5m以上なので着地が怪しいです。ところが、図2a

  

によれば、図3aの距離計測のグラフ






では図3aの距離計測値のグラフで表示してない22時6分頃に着地したと主張してるのです。
肝心の時刻の距離計測値を示さずに着陸の主張するかとあきれて考えると、それ以外にも宇宙本部HPは都合の悪い情報は隠してる疑いがあるのです。それは後ほど述べる予定です。

*****
KKDさんと千葉さんの参照urlが一見同じなのに千葉さんのではアクセスできないのはなぜかと思ってurlをコピペしたら、最後の文字のfが、
http://yu-net.info/swfup/viewswf.php/1749.swf ←千葉さんのはカナ入力のfみたいです。
http://yu-net.info/swfup/viewswf.php/1749.swf ←KKDさんのは英数入力のfなのでOK。

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