ひとつ前へ WWWルートへ mad@mail.wind.ne.jp

ある火山学者のひとりごと 14500-14599


14599. 2006年11月14日 15時54分16秒  投稿:Hal.T 
「・・金も意思もありません」と言われる方に、別の見解や情報を提供しても無駄だと思ってます。 


14598. 2006年11月14日 12時11分39秒  投稿:浅見真規 
[14561番投稿に関する報告]

14561番投稿で述べた国土交通省HP「雲仙・土砂災害情報」での夜間における岩床山カメラ画像の複数の微弱な発光点は、先ほど、雲仙復興事務所 調査課の甲斐さんより御回答があり、カメラの性能劣化のための画素の欠損である事が判明しました。

14596. 2006年11月14日 10時48分42秒  投稿:浅見真規 
>14590
>キャンプ用のビンテージもののランタンやバーナーをレストアするときには、
>適正な混合比を作るのに苦労します。


それは燃料が 極めて爆発しやすいガソリンの場合の困難でしょう。いくら、あなたがキャンプに凝ってるからといって違う物の例を出さないでください。

あえて身近な例で言うと、(喫煙男性の数人に一人はできるであろう)宴会芸ですが、少し暗いめの部屋で手を握って、握りこぶしの中に少し空洞を作って下にガスが抜けないように小指で空洞の下を閉じて、百円ライターのガスをその手で作った空洞に貯め火を着けると爆発せずに数秒間ですが燃え続けます。(この芸をされる場合は危険なので火事等の事故が起きないように自己責任で願います。)

尚、火山ガスが燃える現象は実際に存在します。
阿蘇山測候所HPの火山活動に関係する用語解説の「火炎現象」(ページの上から二つ目の項目)参照。

14590. 2006年11月14日 01時52分34秒  投稿:大庭 
 ガスバーナー炎のようなものを想像しているのかもしれないけど、可燃性のガスを50時間以上も安定して燃焼させるのにはそれなりの仕掛けが必要。
 ガスバーナーは、可燃性のガスと空気をあらかじめ混合してバーナーヘッドに送り込んでいるから安定して燃焼できる。混合比がちょっと狂えば炎はすぐに消えてしまいます。
 キャンプ用のビンテージもののランタンやバーナーをレストアするときには、適正な混合比を作るのに苦労します。
 噴気孔から出ている可燃性ガスを長時間燃焼させ続けるには、パイロットランプの様な、常に発火点以上の温度のものが近くにないと難しいと思います。

 逆に焚き火は、燃料さえあれば、かなり長時間にわたって安定して燃えます。乾燥した倒木一本で50時間は余裕でしょう。
 ちょっとした条件さえそろえば、生木でも簡単に燃やせます。

 また小さな炎でも、周りに他の光源がなければ、かなり遠くから確認できます。
 夏の富士山。深夜にご来光を拝むために登る登山者のヘッドランプの明かりは、遠く離れた場所からでも一本の線になってはっきり見えます。 

14589. 2006年11月14日 00時38分42秒  投稿:Pochi 
 [http://chinese.dsturgeon.net/text.pl?node=13985&if=gb]
鼠を相(み)るに皮あり

鼠を相(み)るに歯あり

鼠を相(み)るに體あり

いえ話の流れとは関係ありません。
白川静さんを偲んでいるだけです。

14588. 2006年11月14日 00時12分33秒  投稿:Hal.T 
 [http://www.madlabo.com/mad/tmp/PB010113.jpg]
14579ちばさん>
>耳川の崩壊の写真を判読したときに、尾根までいっしょにもってかれているので

そんな話もでましたが、上まで行くのは大変だし危なすぎる。ってなわけで1kmぐらい離れている対岸から尾根線の部分を望遠で撮ってきました。

私は滑り面はあっちこっちで見ていますけれど、地質観察ではドシロウト間違いない。尾根線もその他の場所でも砂岩と泥岩?のような地山と言うのかなそんな感じで目立った面は見られませんでした。ただ対岸だけは切り立った柱状節理の断崖が続いています。左岸と右岸では何か硬さが違う。

崩壊した右岸はやわらかく、豪雨と川岸の洗い堀?と言うのかな、そんなわけで不安定になりおっこったって感じです。50mぐらいの自然ダムができ、それが崩壊して下流にある左に屈曲する川筋で正面を掘り崩し下流右岸側の崩壊を引き起こした(と、言うのが大方の意見)。誰も自然ダムや崩壊を見ていないんですよ。ボンヤリ見ていたら死んじまったかもしれませんけれど。

14587. 2006年11月13日 23時59分58秒  投稿:とおりすがり 
もう、雲仙も鎮火したんだし・・・
いつまでもガタガタしてることもないんじゃないの?

14586. 2006年11月13日 23時54分36秒  投稿:浅見真規 
 [http://masanori-asami.hp.infoseek.co.jp/JP/geoscience/index.html]
>14575・千葉さん、

千葉さんは8日の雲仙岳の山火事の原因が落雷だとする説の支持を表明されてるようですが私は可燃性火山ガスの燃焼が当初の発光の原因と考えています。
てるみつさんのBLOG(2006/11/8)で引用されていた国土交通省HPの普賢岳方向を写す岩床山カメラの8日午後の雲仙岳の山火事発生地点画像を見て窪地だというのがわかると思います。
窪地には落雷しにくいはずですし、上空や岩床山からは見えない噴気孔が隠れている可能性があると思います。(福岡管区気象台に電話して聞いたところ、当初の発光地点には行っていないとの事でした。)
6日午前2時の落雷が多くあったとの事ですが、落雷の起きる気象条件では大気の電位差が大きく、また、硫化水素が霧に溶けた酸性霧のイオンによって放電が起きやすくなり落雷でなくとも「セントエルモの火」のように小規模の放電が起きる可能性があります。それで窪地に溜まった可燃性火山ガスが発火し、8日午後まで50時間以上燃え広がらずにいたと考えるべきではないでしょうか?狭い場所での枯れ枝・枯れ草への火災のみで50時間以上くすぶっていたのでは遠方より発光現象確認できないでしょうから。

それから、当初の発光地点は数千年前にできた溶岩ドームにあるそうですが、普賢岳と平成新山の山体は麓でつながっており、山体内部では活発に火山ガスが供給されており、山体を造っている火山岩は冷却すると隙間が多くなり火山ガスの供給さえあれば火山ガスを通しやすくなるわけで、高圧の火山ガスが山体内部に供給されればガスが比較的冷えた火山岩の隙間・割れ目から比較的低温になって少しくらい噴出しても不思議はないでしょう。そして低温のガスでも可燃性で発火すれば発光します。

14582. 2006年11月13日 23時19分00秒  投稿:浅見真規 
14573番投稿の訂正

(誤)みつさんのブログ(2006/11/8)
(正)てるみつさんのブログ(2006/11/8)

14581. 2006年11月13日 22時18分27秒  投稿:大澤 
ちばさん

落雷の根拠の一つが地震計のノイズというのが興味を引かれます。
私のお客様から、「PCの通信が途絶える」という問い合わせを
受けたとき、その地域が雷で有名な場所だったので、「今雷鳴っ
てませんか」と聞いたら、まさにその通りだったということが
あります。
山頂に設置する地震計にはノイズサージが必要ってことですね。
ちなみに私が以前開発に携わっていた医療機器にはかなりのノイ
ズまで耐えられるノイズキャンセラーを搭載してました。
オペの最中に落雷で止まったりしたらとんでもないことになりま
すから。
改めて自然科学を実践するには幅広い知識と柔軟な思考が必要
だということがわかります。

14579. 2006年11月13日 20時19分07秒  投稿:ちば 
Hal.Tさん>
 耳川の崩壊の写真を判読したときに、尾根までいっしょにもってかれているので、
とても意外な印象を受けました。何か特殊な地形・地質条件があったのではないかと、
想像しました。流れ盤だったとか、ダムの下流で基部の侵食があったとか

14576. 2006年11月13日 02時12分59秒  投稿:Hal.T 
 [http://www.ajiko.co.jp/bousai/kyusyu2005/kyusyu.htm#a2]
14569ちば> ・・・安定して存在し、大きすぎれば拡大してやがて破綻・・・
地形を見ていると、いつもそんな感じがします。10年ほど前までは、山を見ていても過去から未来までいつまでもその山があるように思っていた。実は、今しかその形をしていないことに気がつかないんですよね。

山河がチビチビ削れて変化する割合とドッカンと変化する割合は体積にしてどんなぐらいなんでしょうかしら。いつも気になります。

先日、宮崎の耳川に行ってきました。塚原ダムの下の地滑り。そこで地質の専門家にいろいろ話を聞いていた。「ほれ、対岸に柱状節理が見えるでしょう。あれが阿蘇の火砕流です」。高さが30mぐらいあったかなあ。阿蘇の火砕流が高千穂を通ったのは聞いていたが、一本南の耳川でも50mぐらいの厚みで埋め尽くし、それをちまちまと削って今の川筋になった。

眼前のでっかい地すべりにも感心したけれど、この火砕流の話は、その地すべりよりも数桁大きいイメージでした。ってなわけで探し回って阿蘇石と称するかけらをかちわってウンコラショっとかついで来ました。

14575. 2006年11月13日 01時06分59秒  投稿:ちば 
大澤さん>
 11月7日の松島さんの書き込みですが、何度よんでもすばらしいですね
大規模な山火事に発展する前に書かれたものです 

 2006年11月07日 20時38分20秒  投稿:まつ 
 [http://http://www.jma.go.jp/jp/volcano/504-20061107001500-42.html]
 雲仙普賢岳の赤熱現象ですが,国交省の岩床山監視カメラの記録を見ると,6日の午前3時の映像から明るい点が見えていますが,午前2時の映像には見えていませんでした.6日午前2時頃には強い寒冷前線に伴う雷雨が観測されており,この時刻に九大の仁田峠地震計には落雷によるものと思われる障害(データ断)が何度か発生しています.
 また明るい点が見えていた場所は,平成新山溶岩ドームの南側の島の峰と呼ばれる古い(数千年以上前)溶岩ドームの斜面で,90-95年活動でもガス噴出等の火山活動現象はなかった場所に相当します.一部植生が回復しているものの,大量の火山灰や火口からの火山ガスの影響で,多くの木々が立ち枯れ状態になっています.さらに,雲仙地区は9月中旬からほとんど降雨がなく,極度の乾燥状態になっていました.
 また,火山観測データに活動の活発化を示すようなデータは特に現れていません(火山性微動や傾斜計変化など).
 まだ関係者間で異論もあるようですが,以上の理由により「落雷による森林火災」の可能性が高いと私は考えています.


14573. 2006年11月13日 00時19分41秒  投稿:浅見真規 
>14566・大澤さん、

落雷が原因だと断定された記事があったら御教え願います。

(よみうりテレビHP記事↓参照)
http://www.ytv.co.jp/press/society/70818.html
>普賢岳の火山活動に今のところ異常はなく、山火事の原因は落雷の可能性が高いと
>みられているが、原因の特定には至っていない。

尚、山火事発生地点はみつさんのブログ(2006/11/8)の午後12時20分頃のライブカメラ画像で見る限りでは、窪地であって落雷を受けにくいような地形で、隠れた噴気孔があっても不思議の無いような場所と思われます。

それから、当初指摘された発光地点付近で噴気孔が確認されてないという気象庁の発表は、危険なので上空や少し離れた岩床山からの観測によって噴気孔を「確認できなかった」というだけで、噴気孔がないとの断定ではないでしょう。また、当初指摘された発光現象がなくなってから遠距離で見て火山ガスの噴出してる様子が確認されてないからといっても当初指摘された発光時に噴出していなかったとの断定ではないでしょう。

>硫化水素が原因だとすると測定結果はいかがだったのでしょうか?
>どなたか観測されてますか?

危険だから当初の発光地点まではまだ誰も行ってないでしょうし、すでに当初に問題とされた地点では発光現象がなくなってるので、将来のガス採取も困難かもしれません。尚、少し離れた地点から分光分析は可能だったかもしれませんが、そのような分析がなされたという報道は無いようです。

14569. 2006年11月12日 23時36分41秒  投稿:ちば 
 [http://star.ap.teacup.com/terumitsubey4/]
この間の火山学会の時に、南阿蘇の吉岡と湯之谷の噴気を見てきましたが
てるみつ部屋に掲載されている画像をみると、最近の様子がよくわかります。
 吉岡の一番奥のもっとも活発な噴気は、斜面崩壊や土石流の発生に伴って表土が削剥されて
活発化したということでした。
 現地に行ってみて、地下に伏在する高圧のものがどこから出てくるのかは
地表側からの働きかけの影響も大きいことを感じました。

 イメージとしては 実はかなり広い範囲が高圧の水蒸気で飽和していて
地表から出てゆく(地熱地帯とか噴気とか)ときにいろんなものが析出して、
目詰まりして皮みたいなものができて、大雑把に言えばバランスしている。
ある場所が削られると、その皮が傷ついて、噴気が一時的に激しくなるけど
それだけ流量が増して、目詰まりしてしまうのも早くなる のかも しれない
 穴が小さければの話ですが あるサイズを超えて大きくなると
安定して存在し、大きすぎれば拡大してやがて破綻してしまう(ジャワ島みたいに)
地熱発電の難しさはそこにあるのでしょうね

14568. 2006年11月12日 23時19分36秒  投稿:ちば 
 [http://www.seisvol.kishou.go.jp/tokyo/STOCK/monthly_v-act_doc/fukuoka/06m10/503_061025.pdf]
火山活動解説資料(平成18 年10 月25 日)
福岡管区気象台火山監視・情報センター

14566. 2006年11月12日 22時50分09秒  投稿:大澤 
雲仙の火災は落雷が原因という発表がありましたね。
硫化水素が原因だとすると測定結果はいかがだった
のでしょうか?
どなたか観測されてますか?

14565. 2006年11月12日 22時32分01秒  投稿:みき 
 [http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061101-00000067-mailo-l19]
環富士山火山防災連絡会が来年1月に
県境を越えて、情報伝達訓練を行うことを決めた。
また、加盟する市町村ごとの備蓄量、避難所の住所、
医療機関の診療科目などをまとめた資料を配布し、
データを共有化したという。

14564. 2006年11月12日 22時09分50秒  投稿:浅見真規 
>14563
>シャチがアカウミガメを空中に放り投げて遊んでいます。

そのシャチがウミガメを空中に投げてるのはわかりますが、遊んでいるのかそれともびっくりさせて気絶させて硬い甲羅から身を出させて食べようとしてるかまで、Hal.Tさんにはわかるのですか?
そのPDFでは「攻撃」となってましたよ。

>現場に行き、手に取り、匂いをかぎ、風を感じる。
>これは防災観測も自然観測も似たようなものなのです。

雲仙の件は現地に行けば風向き次第では匂いでわかるかもしれませんが、私にはそこまでする金も意思もありません。宇宙飛行士が月の研究者ですか?現地に行けば有利な事も多いですが、絶対必要でもないし「灯台元暗し」という事もあります。そう言えば今日は日本最後の有人灯台が無人化されたそうですね。

14563. 2006年11月12日 21時29分18秒  投稿:Hal.T 
 [http://www.enyo.affrc.go.jp/enyor&t/r&t1.pdf]

昨年の10月頃、日本海溝のあたりで調査船に乗って生物調査用無線装置(方向探知機)の運用試験をしたレポートが印刷物になりました。その表紙に調査員が撮影した写真がこれ(表紙から切り貼りしたものです)。シャチがアカウミガメを空中に放り投げて遊んでいます。このシャチはおよそ3トンぐらい、アカウミガメは1mぐらいかな。

現場に行き、手に取り、匂いをかぎ、風を感じる。これは防災観測も自然観測も似たようなものなのです。

14561. 2006年11月12日 15時21分16秒  投稿:浅見真規 
雲仙岳の8日午後の山火事の原因になったと思われる7日に雲仙岳で発光現象の見られた地点では現在は発光現象は見られなくなっています。
しかし、それと異なる地点ですが、国土交通省HP「雲仙・土砂災害情報」での夜間における岩床山カメラ画像の二個の微弱な発光点は何でしょうか?(撮影方向の地図はこちらの国土交通省HP「雲仙・土砂災害情報」ページ参照。)
カメラの撮像画素(CCD)の欠損でしょうか?それとも、高濃度の硫化水素ガスが噴出して燃えているのでしょうか?
はたまた、高温火山ガスの噴出が原因でしょうか?
少なくとも二個の発光点の内で下の方の発光点に関しては私には高濃度の硫化水素ガスが噴出して燃えているように思えます。

14558. 2006年11月11日 22時25分16秒  投稿:みき 
 [http://www.jma.go.jp/jp/volcano/504-20061110130000-42.html]
気象庁から雲仙岳の顛末について
火山情報がでました。

14556. 2006年11月08日 23時57分59秒  投稿:ちば 
 [https://www.ics-inc.co.jp/kazan/schedule.html]
きょうから三宅島で火山砂防フォーラムが開催されます
参加者の皆さんは、今頃竹芝から三宅島へ移動中のはず
スケジュールの調整がつかずに参加できなくて残念です

14554. 2006年11月08日 23時14分24秒  投稿:浅見真規 
>14553

現時点では山林火災は明白だが、今日の未明までは24時間以上も狭い地点でのみ発光していたので当初からの森林火災には思えない。当初は可燃性火山ガスの硫化水素が燃え、それによって周囲の山林が延焼したのではあるまいか?

14553. 2006年11月08日 22時42分04秒  投稿:みき 
 [http://www.tokyo-np.co.jp/flash/2006110801000655.html]
雲仙岳、大変な山火事ですねえ・・・

14550. 2006年11月08日 13時21分44秒  投稿:浅見真規 
塩井宏幸さん、こんにちは。

今回の雲仙普賢岳の小さな赤い光の地点から出ていた白煙は山を下っていますので、噴出したのは塩化水素でなく硫化水素だと思います。
大気の平均分子量は約29で、塩化水素の分子量も約36ですが、硫化水素が燃えてできる二酸化硫黄の分子量は約64で重いので少しくらい温度が高くても山を下るのです。
尚、てるみつさんのブログにさきほどアップされた本日午後12時20分頃の白煙の拡大画像を見ても青みがかっているようなので二酸化硫黄と水が反応してできた硫酸の霧と思われます。

14548. 2006年11月08日 12時52分32秒  投稿:塩井宏幸 
 [http://unzen.dip.jp/unzensabo/GmnWebM.exe?40]
雲仙普賢岳南東斜面の”煙”は、岩床山からの拡大画面では気づきませんでしたが、
監視所カメラからの映像では山頂を越えるほどの規模になっているようです。山頂付近
からも噴気があるように見えますが、山頂の噴気は現在も継続しているのでしょうか?

14547. 2006年11月08日 12時30分55秒  投稿:塩井宏幸 
 [http://www.jpgu.org/publication/cd-rom/2001cd-rom/pdf/v0/v0-029.pdf]
14545> 浅見真規さん、こんにちは。
上記の論文要旨によると、日中でも火山ガスを透過した太陽光の散乱光赤外スペクトル
を測定することによって、三宅島の噴煙から二酸化硫黄と塩化水素ガスの2成分が観測
されたとのことです。赤熱が見られなくなっても”煙”が出ていれば火山性かどうかの判断
は可能かもしれません。ただし、60測定中2スペクトルのみで検出されたそうですので、
簡単に成果が得られるかは疑問ですね。ちなみに、岩床山の監視カメラでは今でも谷筋
からさかんに”煙”を出しています。

14546. 2006年11月08日 12時26分34秒  投稿:浅見真規 
14537-14542・わんこさん、塩井宏幸さん、まつさん、

塩井宏幸さんが14538で紹介されたてるみつさんのブログを見ると狭い同一の場所で24時間以上も赤い光が観測され、白煙も出て山を下っており、また、気象庁HPの発表では火山性地震や微動の発生もない事から、可燃性火山ガスが噴出しての燃焼したと考えるべきでしょう。白煙が山を下っている事から可燃ガスの主成分は硫化水素と考えられます。
私は雲仙に行った事はありませんが、断言できると思います。

尚、気象庁HPの発表では、

>高温の火山ガス噴出があった可能性

とありますが、白煙が山を下っている事や火山性地震や微動の発生もない事から噴出した火山ガスは噴出時点ではさほど高温でなく、それが何らかの原因で燃焼したと考えるべきものと思われます。

14542. 2006年11月08日 00時34分51秒  投稿:塩井宏幸 
 [http://unzen.dip.jp/unzensabo/GmnWebM.exe?40]
14541> まつさん、こんばんは。
まだ結論は出せないと思いますが、もし山火事説が正解としたら、植生と枯れ具合
がちょろちょろと燃え続けるのにちょうど良い状態ということですね。山火事としうと、
すぐにでも消火活動をしなければ、赤熱現象どころではなく危険なのではと考えてし
まいますが、このような山火事もあるのでしょうね。そう思って(予断はいけませんが)
昼間の画像を見るとまさに山火事の煙のようにも見えます。現象自体は0時33分現
在もほとんど変化なく続いています。

14541. 2006年11月07日 20時38分20秒  投稿:まつ 
 [http://http://www.jma.go.jp/jp/volcano/504-20061107001500-42.html]
 雲仙普賢岳の赤熱現象ですが,国交省の岩床山監視カメラの記録を見ると,6日の午前3時の映像から明るい点が見えていますが,午前2時の映像には見えていませんでした.6日午前2時頃には強い寒冷前線に伴う雷雨が観測されており,この時刻に九大の仁田峠地震計には落雷によるものと思われる障害(データ断)が何度か発生しています.
 また明るい点が見えていた場所は,平成新山溶岩ドームの南側の島の峰と呼ばれる古い(数千年以上前)溶岩ドームの斜面で,90-95年活動でもガス噴出等の火山活動現象はなかった場所に相当します.一部植生が回復しているものの,大量の火山灰や火口からの火山ガスの影響で,多くの木々が立ち枯れ状態になっています.さらに,雲仙地区は9月中旬からほとんど降雨がなく,極度の乾燥状態になっていました.
 また,火山観測データに活動の活発化を示すようなデータは特に現れていません(火山性微動や傾斜計変化など).
 まだ関係者間で異論もあるようですが,以上の理由により「落雷による森林火災」の可能性が高いと私は考えています.

14540. 2006年11月07日 20時19分56秒  投稿:塩井宏幸 
 [http://unzen.dip.jp/unzensabo/GmnWebM.exe?40]
国土交通省岩床山の監視カメラでは現在も非常に明瞭な赤熱現象が見られます。
上記URLです。溶岩ドームの場合、火口底での赤熱現象と異なり、目撃されやすい状態
と言えますね。位置的には1900年〜95年の溶岩ドームの下部付近でしょうか?

今のところ、回線は重く感じませんが、アクセスが集中していそうな状態になったら、直接
的に影響のない方は見ないようにしたほうが良いかなと感じます(もちろん自分も)。

14538. 2006年11月07日 12時55分20秒  投稿:塩井宏幸 
 [http://star.ap.teacup.com/terumitsubey4/]
14537> わんこさん、こんにちは。
雲仙普賢岳の6日からの赤熱現象について、てるみつさんのブログで詳しくまとめられ
ていました(上記URL)。国交省の岩床山監視カメラは10秒毎?で更新されていて、
噴気の様子が良く判りました。回線が少し重いようなので、アクセスは控えたほうが良
いかな?

14537. 2006年11月07日 05時34分44秒  投稿:わんこ 
 [http://www.jma.go.jp/jp/volcano/504-20061107001500-42.html]
雲仙普賢岳で、何らかの火山性活動の可能性が高い現象が観測されたようですね

http://www.jma.go.jp/jp/volcano/504-20061107001500-42.html

14536. 2006年11月05日 19時18分22秒  投稿:塩井宏幸 
 [http://www004.upp.so-net.ne.jp/shioi/SakurajimaEruption.htm]
桜島南岳で今日5日13時36分に始まったやや規模の大きい灰噴火は15時2分に
終了したと判読しましたが、終了時刻は非常に不明瞭で、噴煙には常時火山灰が
含まれているように見えるようになってきており、灰噴火というより灰放出という感じ
です。また、今日の噴火では噴火地点が後半にA火口からB火口に境目なく移動し
ているように見えましたが、垂水市のライブカメラは明らかにB火口より西側から噴
煙が出ており、A火口南西側にもともと有った古い火口の範囲までA火口が広がっ
た可能性も考えられ、最近の発生源をB火口とした噴火も同様にA火口南西側で発
生したものかもしれません。

14535. 2006年11月05日 13時50分48秒  投稿:塩井宏幸 
 [http://www.painter.co.jp/sakurajima2/video2.htm]
桜島南岳で今日5日13時36分よりやや規模の大きい灰噴火が発生し、13時50分
現在も継続中です。非常にゆっくりと始まり、爆発は伴っていません。噴火地点は
A火口と推定されます。

14534. 2006年11月05日 00時06分14秒  投稿:塩井宏幸 
 [http://www004.upp.so-net.ne.jp/shioi/SakurajimaEruption.htm]
桜島南岳で今日4日17時34分にブルカノ式爆発が発生しました。噴火地点はB火口
と推定されます。その後は灰噴火に移行し、気象庁監視カメラの18時15分の画像
までは確実に継続していたようですが、18時45分の画像では噴火の噴煙かどうか
は判別困難です。10月26日以降のB火口の噴火活動の活発化は断続的ながらまだ
続いているようです。

・鹿児島大学教育学部さんのアーカイブより噴火開始3分後の画像

14532. 2006年11月04日 12時30分54秒  投稿:Hal.T 
 [http://takayalabo.web.fc2.com//wg/sitonihon/sitonihon.html]
「実際にたどる死都日本」見学会の記録、南九州大学 地域環境学科 高谷研究室より。

14531. 2006年11月03日 21時51分44秒  投稿:塩井宏幸 
 [http://kazaninfo.bosai.go.jp/kazan/kansoku/jisin/miyake/jisinwave.jnlp]
防災科学技術研究所火山活動可視情報化システムVIVA2000の三宅島リアル
タイム地震波形(上記URL)を見ると、現在、三宅島の地震活動が活発化してい
るようです。常時活動している状況ではありますが、10月中旬頃からじわじわと
活動度が上昇しているように見えます。気象庁監視カメラでも噴煙活動が活発に
なっているようですが、雲との区別は困難です。

14530. 2006年11月03日 00時07分28秒  投稿:ちば 
 [http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=81307&servcode=400&sectcode=410]
白頭山で地震が増加 という情報は聞いていましたが
中央日報に一歩踏み込んだ記事が出ています
噴火する可能性があるという報道があったようです
地震の増加 植生の変化 InSARでの隆起確認 と読めます
(sumita情報)

14529. 2006年11月01日 07時58分08秒  投稿:KAWA 
ジャワ島は、まさに生きている島ですね。天然ガスという比較的古い地層のものと火山という新しい地層というのは、何かUnmatchingなような気が(素人目からは)しますが。

14528. 2006年11月01日 02時18分40秒  投稿:ちば 
 [http://travel2.nytimes.com/2006/10/06/world/asia/06mud.html]
まさに地質災害 ニューヨークタイムスの記事
スライドショー

14525. 2006年10月31日 14時29分13秒  投稿:ちば 
 [http://oilresearch.jogmec.go.jp/information/pdf/2006/0610_out_m_id_lapindo.pdf]
インドネシアの泥火山噴火(?)は 石油掘削中の事故がきっかけのようです

14524. 2006年10月30日 18時14分21秒  投稿:ちば 
 [http://www.flickr.com/photos/jrki/with/242356793/]
インドネシアのジャワ島東部で泥火山の活動で高速道路が埋没するなど
熱泥流の噴出は止まらず、たいへんなことになっているらしい
Hot mud flow in east java, Indoneshia

14523. 2006年10月30日 12時54分59秒  投稿:塩井宏幸 
 [http://www.hinet.bosai.go.jp/strace/]
14519> 浅見真規さん、こんにちは。

確かに、対潜ロケット弾と投下対潜弾によると思われる波形は、海域のHi-net相模湾
OBS以外では非常に波形の振幅が減衰していました。伊豆側と房総側で最も近い陸地
の2観測点のリンクを下記します。

・伊東   10月25日12時台 13時台  10月27日12時台 13時台
・館山西 10月25日12時台 13時台  10月27日12時台 13時台

14522. 2006年10月30日 12時27分48秒  投稿:浅見真規 
>14515-14518
対潜弾の爆発による地震波ですかね?
ブルース・A・ボルト著、小林芳正 監訳「地下核実験探知」古今書院によれば十分な
深さの水中爆発が一番爆発のエネルギーが地震波に変換される率(約4%)が高いそうです。
(ただし、九大島原地震火山観測所の松島健助教授の実験によれば埋立地の深さ
約80mでのダイナマイト250kg爆発の方が変換率が高いみたいです。)
しかし、坑道に大量の水とか泥を詰めて通常爆薬の爆発を核爆発に偽装したのでなければ、
爆発のエネルギーの約1%以下しか地震波にならないみたいなので、9日の北朝鮮北東部の
地下爆発も偽装でなければ1キロトンは超えていたはずだと思います。
25・27日の相模湾での自衛隊の予行演習の地震波も9日の北朝鮮の地震波よりはるかに規模が
小さく防災科研のHi-net連続波形画像HPの一般公開用画像では相模湾近辺のみしか波形識別
困難みたいなので、それからも9日の北朝鮮の地下爆発の規模がかなり大きかった事がわかります。

14518. 2006年10月29日 22時32分36秒  投稿:塩井宏幸 
14516> tamakunさん、こんばんは。

自衛隊の観艦式だったのですか!全く想像の範囲を外れていました!情報、感謝です。
おお!今チェックしたら、今日の12時台にも同じ波形が記録されていました。
13時台はありませんでしたが、こちらを止めたのかな。

Pochiさんのブログに映像がアップされるでしょうか?と書いたら、早速!

14517. 2006年10月29日 22時29分24秒  投稿:Pochi 
同行者です。27日観艦式予行のスケジュール。

12:51 祝砲(3隻の護衛艦が各4発)
12:54 対潜ロケット弾発射(同上)
13:25 P-3Cより対潜壇投下(2機が各4発)



写真は護衛艦「ゆうばり」
元写真大きいですご容赦。

14516. 2006年10月29日 22時11分10秒  投稿:tamakun 
>14515 塩井様

25日、27日の12時から13時の間3年おきに行われる

自衛隊の観艦式予行が相模湾でありました。

そのせいだと思われます。 ちなみに29日本番は規模が縮小

されたそうです。 1日8時間艦艇に乗りっぱなしで演習を見学し

ます、本番は総理大臣の観閲を受けます。



14515. 2006年10月29日 19時11分13秒  投稿:塩井宏幸 
 [http://www.hinet.bosai.go.jp/strace/]
Hi-net相模湾OBSの連続波形の10月25日12時台・13時台と27日12時台・13時台
に自然地震としては非常に不自然な波形が記録されています。一元化震源には
該当する震源はありませんでした。ネット検索した限りでは人工震源による構造探
査などは見当たりませんでした。いずれも相模6観測点でS波?の立ち上がりが最も
早くなっています。これらの波形の発生源についてご存知の方が居られましたら、
ぜひご教示お願いいたします。明瞭な相模6〜4観測点の連続波形のリンクを下記
します。
・相模6 10月25日12時台 13時台  10月27日12時台 13時台
・相模5 10月25日12時台 13時台  10月27日12時台 13時台
・相模4 10月25日12時台 13時台  10月27日12時台 13時台

14514. 2006年10月28日 21時25分16秒  投稿:塩井宏幸 
 [http://www004.upp.so-net.ne.jp/shioi/SakurajimaEruption.htm#List]
桜島南岳で昨日27日11時51分頃に始まった断続的な灰噴火は13時10分頃に終息
しました。今日28日12時23分の噴火(継続時間5分)では昨日と同様にB火口付近か
らと思われるものでしたが、16時57分の噴火(継続時間13分)では再びA火口付近か
らと思われる場所に戻りました。上記リンクは噴火リストにジャンプします。

14513. 2006年10月27日 12時57分14秒  投稿:塩井宏幸 
 [http://www004.upp.so-net.ne.jp/shioi/SakurajimaEruption.htm]
噴火地点はA火口とB火口の中間付近(どちらかというとB火口より)と思われます。
この傾向は昨日26日7時8分の噴火(継続時間3分)からあらわれています。

14512. 2006年10月27日 12時46分35秒  投稿:塩井宏幸 
 [http://www.painter.co.jp/sakurajima2/video2.htm]
桜島南岳が今日10月27日11時51分頃よりやや活発な噴火活動を開始し、
12時46分現在まで断続的に灰噴火が続いています。
●ペインターかわさきさんライブカメラ(上記URL)

14511. 2006年10月26日 07時18分51秒  投稿:ちば 
 [http://www.jmc.or.jp/gakkai/taikai/teiki/teiki.html]
火山学会が終わってきょうから竹芝で日本国際地図学会
赤色立体地図の発表もします、ppt作成中

14509. 2006年10月22日 16時56分33秒  投稿:Hal.T 
 [http://www.madlabo.com/mad/research/20041026ojiya/index.htm]
とうとう2年たってしまいました。もちろん中越地震からです。直後の現場では、ここにいらっしゃる幾人かの方とお会いしましたが、あっというまに時間がたちましたね。

川口町や小千谷から山古志の奥へ行くと無人の村が続き犬が一匹いただけ。人は自衛隊と我々だけでシーンと静まりかえっていたのが印象的でした。

今年(2006)10月の初めに関越道の西側にある大規模な農地崩壊のその後を見に行きましたら、まだ整地の途中でした。その時に気がついたのですが、普段の生活に戻ると道端に人が見えないことです。地震直後はわいわいと人が歩いていたんです。家が大丈夫であってもTVや家財道具一切合財がすっ飛びまわり、部屋がごった返していて中に入れなかったようですし、近所と助け合うから行き来が多かったのでしょう。

そのとき見せてもらった室内のようになるのだとすると、私の部屋だと外に出られるかどうか?。まあ、外に出さえすれば田園地帯なので問題は無いのです。TVなどでは外から見た破損はたくさん見せてくれますが、室内がどうなったかはあまり見せてくれません。私も現地では他人の家なので撮影してないのです。そういう写真をあつめて展示することができたら、都会人にとってもっと身近なものになると思うんですがどうでしょうかね?

14504. 2006年10月21日 13時30分27秒  投稿:堀越 
 [http://subarutelescope.org/Topics/2006/1019/j_index.html]
10月16日ハワイ沖の地震で、すばる望遠鏡の駆動部に支障が出たようです。10月中は点検修理で見学もできないとのこと。早く直ってほしい。でも、地震国日本で作った望遠鏡がなぜ?。

14503. 2006年10月18日 20時33分13秒  投稿:ちば 
 [http://www.asahi.com/national/update/1018/TKY200610180407.html]
発見場所は 大山から北方向に2キロの沢の中のようです
ヘリを使っての捜索を行わなかったので
発見できなかったのかなあ 道も無い場所を闇雲に探さないだろうし
ともかく予想外の場所だったのだろう

14502. 2006年10月18日 16時53分57秒  投稿:ちば 
 [http://www.news24.jp/69283.html]
丹沢の大山で行方不明になっていた4人家族が無事発見されたそうです(ほっ)
山頂からたった1kmの(おそらく東)沢の中なのに、
どうして3日もみつからなかったのか、調べる必要がある
尾根道から外れて沢に入り、滝の上で降りるも登るも
できなかったのだろうか 

..end