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ある火山学者のひとりごと 15500-15599


15599. 2008年05月21日 08時44分37秒  投稿:かわべ 
気象庁一元化データによるカウント数です.
日本周辺の100km以深の地震頻度
年月日 範囲1(n=360) 範囲2(n=143)
080501   19       5
080502   21       8
080503   23      13
080504   22       4
080505   20       7
080506   22      10
080507   16       7
080508   13       7
080509   15       6
080510   19       7
080511   14       5
080512   21       9
080513   21       3
080514   13       6
080515   18       6
080516   17      11
080517   24      11
080518   29      14
080519   13       4

範囲1:北緯20-50°, 東経120-155°
範囲2:北緯32-41°, 東経131-142°


15598. 2008年05月21日 06時28分08秒  投稿:KAWA 
ここ数日、深度100Km以上の深発性の地震が目につくような気がしますがこれは気のせいでしょうかね。茨城沖でM4<以上の地震も頻発したので、今までのようなランダムな発生でないように思えますがいかがでしょうか。

15596. 2008年05月20日 00時38分07秒  投稿:Hal.T 
 [http://www.madlabo.com/mad/research/200408china/sisen.pdf]
WEBのどこかにあるんでしょうが、2004年に中国へ行ったときに入手した中国の地図より四川省の部分を切り出しておきます。

15595. 2008年05月19日 11時41分53秒  投稿:ちば 
 [http://news.sina.com.cn/z/photo/rel/list.html]
中国の四川大地震関連サイトのリンク集(写真関係)

15594. 2008年05月19日 11時20分49秒  投稿:ちば 
 [http://www.eorc.jaxa.jp/ALOS/img_up/jdis_av2_eq_080516.htm]
5月16日午後1時5分頃(日本時間)に取得されたAVNIR-2画像(JAXSAによる)
Beichuan(北川県)の北西約6kmの位置にできた巨大な土砂崩壊によるダム湖の画像
決壊した際の泥流が心配です


中国のサイトにも情報が出ています

北川倒房及道路??情况遥感??

15593. 2008年05月18日 12時53分28秒  投稿:Hal.T 
 [http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/topics/china2008/]
東京大学地震研究所 2008年5月12日中国・四川省の地震について
Google Earth でフライトシミュレータが動きます。動き続けるので静的な鳥瞰図で見るよりも地形の感じが良くわかる。


15592. 2008年05月15日 23時36分05秒  投稿:Hal.T 
 [http://wwweic.eri.u-tokyo.ac.jp/ITKyoshin/consortium/press080512.html]
札幌の砂防学会、久しぶりにお目にかかった方も多かった。夕刻に千歳を出発し、あっという間にごみごみした東京神田の安ホテル。ここは人が住むとこじゃないなあ。明日は国際展示場、当方が関与した地震計の展示を見に行ってから群馬に帰る。

15591. 2008年05月15日 13時39分22秒  投稿:ちば 
 [http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/disaster/2391173/2926997]
四川大地震の断層は 長さが300kmというから
ずいぶん長いですね

車の通れない道路を 歩いて避難する様子です

15590. 2008年05月15日 10時17分50秒  投稿:ちば 
 [http://www.seis.nagoya-u.ac.jp/sanchu/Seismo_Note/2008/NGY8.html]
NGY地震学ノート May 12, 2008 名古屋大学地震火山・防災研究センター

5月12日中国 四川省の地震(M7.5)
の結果が出ています

15589. 2008年05月15日 00時08分32秒  投稿:あきら 
千葉さん、皆さん、石黒です。
おひさしぶりです。m(_ _)m

中国の大地震で大騒ぎの時になんですが、御報告したいことがあり、投稿しました。
お暇な時に、5/14発売の週刊少年マガジン24号を御覧ください。最終頁の1頁前に漫画版死都日本「カグツチ」の新連載予告が載っております。

15587. 2008年05月14日 09時30分03秒  投稿:おおさと 
 [http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080513-00000074-yom-sci]
中国・四川省の地震を引き起こした断層について、長さ約250キロにわたる断層が2段階にわけて動いた↑
余震域で300km近くあるもんな〜

http://vldb.gsi.go.jp/sokuchi/surveycalc/bl2stf.html

15586. 2008年05月13日 20時21分34秒  投稿:おおさと 
 [http://www.csndmc.ac.cn/newweb/secondpage.jsp?id=686]
CSNDMCによる地震波形が確認できます↑
中国語(簡体)フォントが入っていないと文字化けすると思いますが、図は確認できるでしょう。

また、本震〜13日16:11までの震源(M4以上)をプロットすると次のようになります。
赤二重丸はCSNDMCによる本震位置、赤点は同じくCSNDMCによる余震源、黄色二重丸は、USGSによる本震位置になります。
黒実線のメッシュは1度間隔


http://www12.ocn.ne.jp/~shiosato/hitorigoto/20080512shisen/shingen.bmp


15585. 2008年05月13日 10時48分21秒  投稿:おおさと 
 [http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/topics/china2008/]
東大地震研の四川省の地震に関する解説等↑

15584. 2008年05月12日 21時29分49秒  投稿:いしどう 
 [http://earthquake.usgs.gov/eqcenter/recenteqsww/Quakes/us2008ryan.php]
中国四川省でM7.8ですか…。震源の深さ10Kmということですから、直下型ですね。

15583. 2008年05月12日 09時48分54秒  投稿:Hal.T 
 [http://www.madlabo.com/mad/research/axel/sindan/index.htm]
15579 ちばさん>P波だけからマグニチュードを推定するわけだから
観測した場所での観測波形から震度や加速度、そしてP波について最初の数波の基本周波数から破壊域の大きさ、複数観測地点に到達した時間から震源位置を知り、総合的に震源のマグニチュードを算定する。それからS波の振幅を予想して各地の震度予想を立てる。

これが成り立たない条件はいくつもあり、たいていの大きな地震は結果的に見た破壊域全部が一挙に破壊するわけじゃなく、チマチマボキボキと破壊が伝播していくようですから、最初のうちは小さめに評価されやすい。

そういうこともあって3月末の波形がユルユルした地震に興味を持ったんだ。破壊過程が違うなあって。

15582. 2008年05月12日 00時28分34秒  投稿: 
 [http://sankei.jp.msn.com/photos/world/america/080512/amr0805120010000-p1.htm]
これはすごい!!(URL参照)

15580. 2008年05月09日 14時45分44秒  投稿:ちば 
 [http://www.arukazan.jp/miyake-jgs/miyake-20080512.pdf]
地盤工学会関東支部の地盤工学的立場から見た三宅島火山災害に関する研究委員会では
来週の月曜日の午後に「三宅島火山噴火災害の復興に関するシンポジウム」
を開催する運びとなりました

ご案内が大変遅くなりましたが 皆様の参加をお願いいたします


 地盤工学会関東支部「地盤工学的立場から見た三宅島火山災害に関する研究委員会」では、
平成20年3月まで3年にわたって、活動を行って参りました。
活動の内容は、関東地方で起きた大規模災害である三宅島の2000年噴火について、
その被害や復興の実態を地盤工学の立場から総合的研究するものです
本シンポジウムは、委員会の最終報告および一般から募集した研究の発表を行うものです。
皆様の参加をお願いします。

年月日 平成20年5月12日
時刻 13:00〜17:00
場所 地盤工学会 地下大会議室 JR山手線巣鴨下車徒歩10分、都営三田線千石駅下車徒歩5分


参加費 無料(会場には70名ほどはいれます)
ただし、資料代実費(\2,000)をいただきます
A4サイズ120ページ(カラー60ページ)
    (印刷部数は100部です)

プログラム

第一部 委員会報告
13:00 〜 13:10 副委員長あいさつ  中山俊雄(元東京都土木技術研究所)
13:10 〜 13:30 三宅島2000年噴火の経緯と災害  千葉達朗(アジア航測)
13:30 〜 13:50 細粒火山灰と石膏の影響  千葉達朗(アジア航測)
13:50 〜 14:10 火山ガスの被害  内田篤貴(日本物理探鉱)・大里重人(土質リサーチ)
14:10 〜 14:30 植物の被害   沖津二郎(応用地質)
14:30 〜 14:50 土砂災害の特徴と対策  中濃耕司(砂防エンジ)・堀ノ内央(応用地質)
14:50 〜 15:00 三宅島の防災の課題  大里重人(土質リサーチ)
15:00 〜 15:10 質疑応答

第二部 一般講演
15:20 〜 15:50 三宅島2000年噴火によって形成された火山豆石  ○中山聡子(保全工学研)・千葉達朗・遠藤邦彦
15:50 〜 16:10 2000年三宅島噴火後の土砂浸食量調査と植生回復調査  ○黒川潮(森林総研)・小川泰浩・岡部宏秋・阿部和時
16:10 〜 16:30 火山との共生とネイチャーガイドの役割  ○野田博之(三宅島自然ガイドキュルル)

第三部 ディスカッション
16:40 〜 17:00 三宅島火山災害について 司会:千葉達朗

以上です



15579. 2008年05月08日 18時57分43秒  投稿:ちば 
 [http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2008050800157]
昨日の地震のニュース 
よくよく考えれば
P波だけからマグニチュードを推定するわけだから
大変そうですが どうやるんでしょうか


15578. 2008年05月08日 10時31分48秒  投稿:ちば 
複雑な倒立振り子の上にのっているような
揺れというのでしょうか?
周波数を自分で数えられそうな感じでしたね


15577. 2008年05月08日 02時31分09秒  投稿: 
一抹の不安(予感?)を持ちつつ深夜風呂に入ったら途端にやられました>1:45のM6.7
荒天の日本海を行くフェリーの風呂に入った感じに近かったですねぇ。

これが本震なんだろうか?

15576. 2008年05月08日 02時03分41秒  投稿:Hal.T 
 [http://www.madlabo.com/mad/research/axel/sindan/index.htm]
なにか予感があったのかなあ・・・不可解ですね。

15575. 2008年05月08日 01時53分16秒  投稿:はせちん 
だんだんとマグニチュードが大きくなっていますね。
前震がこんなにあるものなのでしょうか?

誰かが言っていたけど、マグマの貫入なんてことないですよね?
まさかこんな場所でねぇ・・・。

15574. 2008年05月08日 01時36分20秒  投稿: 
さっきから揺れてばっかり>茨城南部在住です

うーむ、ほぼ同じ場所でM6クラスが30分のうちに2回。今日の夕方からだと、M4、M5クラスも併せて数回。
何だか落ち着きませんねぇ。ちなみに5月5日朝もほぼ同じ場所でM5.1ありました。

15573. 2008年05月08日 01時25分50秒  投稿:はせちん 
なんか、この前話題に上った茨城県はるか沖で地震が頻発していませんか?
ちょっと気になる・・・。揺れ方も・・・。

15572. 2008年05月04日 12時13分04秒  投稿:みき 
 [http://www3.nhk.or.jp/news/t10014387181000.html]
チリのチャイテン火山が噴火して4000人が避難しています。

15569. 2008年04月25日 01時19分22秒  投稿:15548 岩崎 
 [http://kohnosukeiwasaki.com/]
みやぎ様

過分なお言葉を頂き恐縮です。また、ご研究に役立ったということで、嬉しい限りです。

「水太鼓、、、」
何だろう?と思う方もいらっしゃるかもしれませんので、図々しく私のHPを貼付け,宣伝させて頂きます。みやぎ様に測定して頂いた石粉は、「石彫・水太鼓12」というのを作った時に出た粉です。
石に穿たれた穴を叩くと、音が鳴る仕組みです。水を溜めているので、微妙に音が歪んで不思議な音が出ます。

15568. 2008年04月24日 21時20分39秒  投稿:みやぎ 
 [http://staff.aist.go.jp/miyagi.iso14000/Works/Note/color/KIIM200804/index.html]
岩崎さん,みきさん,かわべさん,大澤さん,そして皆様,

満足のゆく結果&解釈が得られたと思うので,上記URLにまとめます(急いでつくったので日本語が変かも).自分の研究(火山灰の色)を進めるうえで重要な事が含まれていました.岩崎さん本当にありがとうございました.水太鼓を見に国立新美術館に行きたいです.

15557. 2008年04月19日 01時35分13秒  投稿:かわべ 
余談ですが...
4半世紀くらい以前に,大阪の北千里公園で普及巡検をおこなったときのことを,思い出しました.

参加者の方から,ピンク火山灰が,なぜ乾いていると白く見えるのか,濡れていると綺麗なピンク色になるのか?と質問を受けました.乾くと白っぽくなるのは乱反射のせいだけど,濡れるとピンク色になるのは本来の色が見えるから...ではなぜ本来はピンク色なのか???答えに窮していると,別の参加者(塗料メーカーに勤めていたとおっしゃる方)から,なんでなのか解説をいただいたのでした....理由は,せっかく解説をいただいたのに,とっくの昔に忘れてしまいました.

15556. 2008年04月18日 13時19分17秒  投稿:みやぎ@お茶をずずーっ 
 [http://staff.aist.go.jp/miyagi.iso14000/Works/Event/Miyake2000/petrol/redpond/HomePage.html]
15555:岩崎さま,

「色調」は地質屋さんが地層や岩石を記述するときの大事な項目なはずですが,どうしてその色に見えるのか,その色が意味するものは何か,といった基本的な問いに対する答えは,まだまだ十分ではないと思います.あるいは,疑問さえ感じずに,見過ごされているのだと思います.それに気付いて,問題提起するに至った岩崎さんのことを,私はとても素人などとは呼べません.どうかお気を楽になさってください.

さて水に濡れても茶色にならなかった件ですが,あまり気にすることはないと思います.もしかすると水のほうに,原因があるのかもしれません.上記URLのページでは,私が三宅島の火山灰に酸をかけたり中和して,茶色い色を出すことには成功しました(これこそ,夏休みの宿題みたいです).でも三宅島で2000年9月下旬にみられたような,真赤な色にはなりませんでした.

15555. 2008年04月18日 07時58分13秒  投稿:15548 岩崎 
みやぎ様 みき様

お教えありがとうございます。
やはり、素人の悲しさ、、、私の考えや見方には色々と先入観とか思い込みが入っていたのですね。

以下は、(まだまだ、憶測も働いているかもしれませんが)石の粉を集めてみた時の体験です。
・#30〜#40番くらいの荒さの道具で削った石の粉を集めました。
・水に浸してみたところ、あまり変化がない、、、。石の粉が濡れて色が濃くなった程度、、、、あれれ?ガーン。ただの気のせいだったか、、、。
・一方で、昨日の雨で、元の石の窪みに水が溜まった。その水が茶色くなっている。元の石には、集めた石の粉以上に細かい石の埃がこびりついていた。どうやら、それが流れだしたらしい。

・ひょっとしたら、空気中に飛散するような細かさの石埃の中の、飛散しにくい(重さなどで)石埃が石にこびりついていたのかもしれない。それが鉄分を含んだ石埃というなら、鉄は重いから、、、
・あるいは、空気中に飛散するような細かさにまでくだかれないと、水を染めないのか、、、

みやぎ様、近日中に石の粉をお送りします。
皆様、お騒がせしました。なんだかレベルが小学生の夏休みの宿題以下のようで、、、失礼しました。

15554. 2008年04月17日 00時32分00秒  投稿:みき 
 [http://www.hirahaku.jp/web_yomimono/geomado/sekiz01.html]
15548 岩崎さま

真壁町の付近の花崗岩は、
白御影にしては有色鉱物が多く、
また、ざくろ石を含んでいるようです↑。
このため、ご指摘のように石自体に鉄分が多いのだと思われます。 

ここで取れるざくろ石は鉄礬石榴石(てつばんざくろいし) 
というもので、名前が示すように鉄分を多く含んでいます(Fe2+3Al2(SiO4)3)。
花崗岩中の石英脈に含まれるざくろ石は、
肉眼では見えるような”立派な”ものではありませんが、
大きいものも採れ、鉱物愛好家が採集に訪れる産地(真壁町山の尾)でした。
今ではこのざくろ石の採集はできませんので、
奇石博物館の収蔵品をご紹介しておきます。

奇石博物館 鉄礬石榴石

茶色の水はご推察の通り、
花崗岩を加工するときに、鉄分の多い粉ができ、
この粉体に水が触れることで酸化し、水が茶色くなるのだと思います。

みやぎさんが、この辺をより明らかにしてくださると思います。
楽しみです。

15553. 2008年04月16日 13時02分14秒  投稿:みやぎ@お弁当モグモグ 
 [http://staff.aist.go.jp/miyagi.iso14000/Works/Note/color/pic/ColorGlass_a-b_plot.png.html]
15551:岩崎さま,

おお,そうですか!! ありがとうございます.

ところで,肝心のご質問にまったくお答えしておりませんでした.すみません.

「石の色」と「石の粉の色」の関係ですが,粉にすることによって色がかわることは,よくあります.「条痕板(じょうこんばん)」という白い板ヤスリがあります.これに鉱物をこすりつけると粉になるので,その色を使った鉱物鑑定法があります.このとき,素の鉱物の色と,粉になった鉱物の色とは,かなり違うことがあるのです.特に,不透明鉱物でこの傾向が顕著です.

また,色ガラスのように均質で透明な物質であっても,それを粉末にしてやると,粒度によって,粉の色は異なって見えることがあります.上記のURLは,ガラスの粉末の色を粒度ごとに測定したものを,国際照明委員会の色空間(CIE 1976のL*a*b*)にプロットしたものです.この現象を理解するには,「クベルカームンク」とか「拡散反射」といった検索語でネットを探すと,解説が見つかるかもしれません.CIE L*a*b* (俗称 シーラブ)についても,ネットで解説が探せるはずです.

真壁の花崗岩を粉にした際に岩崎様が目の当たりにされた現象のうち,石の色と粉の色が一致しない事は,上に述べたメカニズムが同時に起きたと考えれば,だいたい理解できると思います.また,水にぬらすと茶色になることは,これに化学変化もからんだ現象なのだと思います.ご推察どおり,表面積が増大することが効いているのでしょう.

でも「茶色」とか「薄茶色」といっても色々ありますように,色を言葉だけで伝えるのは非常にむづかしいものです.また,色を上記URLのようなグラフにプロットしてやりますと,どのような化学変化がからんだのかを,考えることができるはずです.そこで,もうすこし正確に色の変化を知るために,試料をお送りいただけたらと思ったという次第です.

15552. 2008年04月16日 12時56分25秒  投稿:まつ 
>15550:いしどうさん

はい,「迫る巨大噴火、低下する防災力  国立大の火山観測、限界だ――「V―net」構築、急げ」は,学費も払ってないのに九大観測所に入り浸っている毎日新聞島原支局の山崎太郎記者が執筆しています.「島原の防人」と自称し,島原の片田舎から全国向けに発信を続けています.昨年の火山都市国際会議で白熱した議論がかわされ,大変好評だった「住民とマスメディアのフォーラム」も山崎記者の企画でした.
この記事は16日付の毎日新聞の看板コラムの「記者の目」に掲載されていますので,全国で読むことが可能です.紙面には(いつになく,写真写りがよい)山崎記者の顔写真もありますので,コンビニ・駅売店でご購入のうえ一読ください(ちょっとPRしすぎか?).

15551. 2008年04月16日 07時56分22秒  投稿:15548 岩崎 
みやぎ様

拙い質問に関心を示して頂きありがとうございます。
今度、仕事場に行った時に、石の粉、元の石などを集めてお送りしたいと思います。
(お送り先について、みやぎさんのHPを検索して把握いたしました。)

15550. 2008年04月16日 01時45分47秒  投稿:いしどう 
おひさしぶりでございます。

毎日新聞のサイトに、えらく切迫感があるコラムが掲載されていたので読んでみたら、島原支局のかたが書いておられたものでした。

記者の目:迫る巨大噴火、低下する防災力

15549. 2008年04月15日 00時27分42秒  投稿:みやぎ 
15548:岩崎さま

不躾なおねがいですが,もしよろしければ,私に色を測定させていただけますか?

つまり,その石の粉を少し送っていただけますでしょうか.ティースプーン1杯ぐらいあれば,このページと同じ測定手法をつかって,色を測定できます.雨水などに浸す前の粉と,色が変ったあとの粉を,比較してみたいと思います.郵送先は私の日本語ホームページの一番下のほうに書いてあります.

※実はわたしも,岩石の粉(火山灰)の色のことで悩んでいたところなんです.

15548. 2008年04月13日 23時00分40秒  投稿:岩崎 
火山学には素人なのですが、質問させて下さい。

石を彫る仕事を私はしています。
現在、真壁産出の花崗岩を彫っています。真壁の花崗岩を彫るのは始めてで、その石が通常どういうものかよく知りませんが、この石は少し鉄分が多い石のようです。(通常、白御影と言われる範疇の石ですが、一部、錆色をしています。)

石を彫ったり、削ったりすると、粉塵がでます。様々な花崗岩を彫っていますが、大体、粉塵は元の石の色をしているものです。例えば、黒御影ならグレー。赤御影なら赤とか。しかし、この石の粉塵は薄茶色で、雨水などに浸ると、その水をすぐ茶色く濁らせます。元の石の錆色の部分でなく、白っぽいところを削っていても茶色くなります。しかし、元の石の窪んだ部分に雨水がたまっても、その水は茶色くは濁りません。

どうして粉塵まじりの水が茶色くなるのかな?と思ったのですが、以下のような私なりの考えは、現象を説明していることになるでしょうか?(粉塵爆発からヒントを得ました)

1、元々、鉄分を多く含んでいた石だから。
2、その石の粉塵だから、(錆びて)水を茶色く濁らせた。粉塵も薄茶色に変化しているし。
3、粉塵で薄茶色に変化したり、元の石の状態で水に触れてもその水を茶色く濁らせないが粉塵になった時に触れた水を茶色く濁らせるのは、削られて粉塵になることで、その粒の表面積がましたことや、粉塵になることで、酸素に触れる機会が増えたから。

板違いな投稿かもしれませんが、よろしくお願いします。

15546. 2008年04月11日 21時00分38秒  投稿:成尾 
MBC(南日本放送)ニュースによると桜島が午後5時21分に噴火しました。
残念ながら室内にいたために,噴煙の状況は見ることができませんでしたが,
MBC(南日本放送)のHPに噴火の様子が出ています。
http://www.mbc.co.jp/

15544. 2008年04月08日 22時51分23秒  投稿:ちば 
 [http://www.asahi.com/national/update/0408/TKY200804080330.html]
風力発電の風車というかプロペラが大破
伊豆の熱川、建築中らしい

「魚拓」
読売の記事が詳しい。伊豆の風はやっかい?

15543. 2008年04月08日 11時49分46秒  投稿:みき 
 [http://www.jma.go.jp/jp/volcano/506-20080408103000-40.html]
桜島の噴火警戒レベルが
2(火口周辺規制)から3(入山規制)
に引上げられました(平成20年4月8日10:30)。

15542. 2008年04月04日 13時09分23秒  投稿:Hal.T 
 [http://tkypub.eri.u-tokyo.ac.jp/harvest/]
東大 地震研究所の自動震源決定(かな?)によれば
全国地震データ等利用系システム (関東・甲信越地域)
2008 03 24 16 46 44.8 36.41112 142.65057 10.1 4.0 auto M4.0

年月日時分秒 2008 03 24 16 46 44.8
緯度経度 36.41112 142.65057  深さ 10.1  M 4.0

今まで、波形をしげしげ見たことがないだけの事かもしれないんですけれど、やはり何か違うように見える。ごくあたりまえに観測されるものなのでしょうかしら?

15541. 2008年04月03日 20時51分51秒  投稿:かわべ 
>15535 Hal.Tさん,

 例の地震ですが,検測値データによれば,

発生日時:2008年03月24日16時46分45秒
震央:北緯36°23.51’,東経142°34.61’
震源深さ:68km
地震規模:速度M3.8
地震の種別:通常地震

 ということで,通常地震のフラグが付いています...

15540. 2008年04月03日 14時31分34秒  投稿:ちば 
 [http://373news.com/_sakucap/index.php]
南日本新聞のライブカメラへのリンク

大隈河川国道事務所のライブカメラへのリンク

15539. 2008年04月03日 14時27分06秒  投稿:ちば 
 [http://www.seisvol.kishou.go.jp/tokyo/STOCK/volinfo/VK20080403120009_506.html]
これですね ほぼ2ヶ月ぶり


火山名 桜島 火山の状況に関する解説情報 第15号
平成20年4月3日12時00分 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台

**(本 文)**
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>

 本日(3日)10時55分頃、桜島の昭和火口(南岳東斜面、標高800
m)でごく小規模な噴火が発生しました。監視カメラによると、灰色の噴煙
を火口縁上高さ800mまで上げています。火砕流、弾道を描いて飛散する
大きな噴石の飛散は確認されていません。

 昭和火口からの噴火は、2008年2月6日以来です。

 今後しばらくは噴火活動が継続し、南岳山頂火口及び昭和火口の周辺に弾
道を描いて飛散する大きな噴石を噴出する程度の小規模な噴火が発生すると
予想されますので、これらの火口周辺では噴火に対する警戒が必要です。ま
た、風下側では降灰及び風の影響を受ける小さな噴石(火山れき)に注意し
て下さい。

<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>

15538. 2008年04月03日 13時29分28秒  投稿:ひできち 
なんだか、桜島が噴火したみたいだ。。。

15537. 2008年03月28日 16時42分42秒  投稿:みき 
 [http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20080328/CK2008032802098847.html]
御岳山に「噴火警戒」が導入されることについての
長野県側の動きです。
導入はいよいよ、31日からの予定@気象庁

15536. 2008年03月25日 17時32分43秒  投稿:はせちん 
2008年3月24日16時45分過ぎの地震の件ですが詳細は以下の通り。

発震時刻 16時45分45秒
震央   北緯36°23.5 東経142゜34.6(関東東方沖)
震源深さ 70km
地震規模 Mj3.8

同日12時40分頃の福島県沖の震源とは別で余震とは考えられない。
以上が気象庁の見解です。

15535. 2008年03月25日 02時39分30秒  投稿:Hal.T 
 [http://www.madlabo.com/mad/research/axel/sindan/index.htm#SEC2]
そうですか。
いいかげんに走時を計算して与えてみたら福島・茨城の沖になります。
12時の地震に影響されて大規模な海底地すべりでも起きたのかな。
ちなみに、前橋でも低レベルの強震計で捕らえていました。

15534. 2008年03月25日 01時26分46秒  投稿:かわべ 
 [http://www.hinet.bosai.go.jp/research_result/web_tremor/]
>15533 Hal.T さん,

私もよく知りませんが,こういうのが低周波地震なんでしょうかね.

気象庁一元化震源要素の震源リストでは低周波地震のフラグは省略されていますが,
検測値データの方には低周波地震のフラグが入っていますので,
明日(26日)にダウンロードしてチェックしてみたいですね.

15533. 2008年03月24日 18時29分50秒  投稿:Hal.T 
 [http://www.hinet.bosai.go.jp/strace/]
Hi-NET 3/24 16:45-50に見られるユルユルとした振動は何なのでしょうか?
12:41の地震の検討をしていて気がつきました。福島、茨城、栃木、群馬など広域に見られます。
ご存知の方教えていただけませんかしら。

15532. 2008年03月24日 07時22分12秒  投稿:かまたひろき 
 [http://www.gaia.h.kyoto-u.ac.jp/~kamata/]
火曜の夜に下記のテレビ番組があります。
 NHK 総合テレビ(全国版)「爆笑問題のニッポンの教養・京大スペシャル」
 3月25日(火)夜10:00〜11:30
 テーマ:時代を創造する力
ウェゲナーの話もします。
http://www.nhk.or.jp/bakumon/nexttime/
http://www.gaia.h.kyoto-u.ac.jp/~kamata/NHKkyouyouSankei2008.2.23.jpg

15531. 2008年03月19日 19時51分30秒  投稿:Hal.T 
 [http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080319-OYT1T00315.htm]
アーサー C クラーク 死去 
2001年宇宙の旅 の著者
2001:A SPACE ODYSSEY by Artbur C.Clarke

15530. 2008年03月16日 16時22分51秒  投稿:ちば 
 [http://www.utp.or.jp/bd/978-4-13-062713-9.html]
東大の総合研究資料館で行なっていた
『異星の踏査―「アポロ」から「はやぶさ」へ』展
図録が、非常に好評だったので、東大出版会から出ることになったそうです



15528. 2008年03月15日 11時11分45秒  投稿:二ノ宮 
千葉様、皆様

こんにちは。二ノ宮@土岐と申します.ひとりごと掲示板、いつも興味深く拝見しております.

さて、正月明けに、アイスランドへ行って来ました。火山を見るには不向きな季節ですが、オーロラも見られればと、欲張りました.

幸い好天に恵まれ、セスナからも地溝帯や火山、地熱地帯などを見ることができました。セスナは、レイキャビクからシンクヴェトリル→ゲイシル・グトルフォス→へクラ→ランドマンナレイガル→ミールダス氷河・エイヤフィラトラ氷河と回るコースでした.

写真は上から「シンクヴェトリル地溝帯」、「ヴェディヴェトン火山列?」、「エイヤフィラトラ氷河」、「溶岩」、「洪水堆積物、ヘイマエイ・スルセイ」、「オーロラ」です.

このときの写真を、東濃地科学センターの交流館という施設で、ささやかながら写真展を開かせてもらっています。
http://www.jaea.go.jp/04/tono/minigallery/miniga.html

今後とも、よろしくお願いいたします.

※千葉さんには画像のアップロード方法を教えていただきました.どうもありがとうございました.写真が大きくてすいません.








15527. 2008年03月15日 08時45分05秒  投稿:さとぐち 
15521旅人 さま
私は鉱物が専門ではないのですが,アマチュア鉱物収集家の方とお話をしていたときに,ブラックライトには長波と短波専用のものがあり,鉱物を見分けるときなどにも使っているような事を聞きました.一部の理化学用品店では両方のブラックライトを扱っているようですが,市販の多くは長波紫外線のブラックライトのようです.
あまり専門的にみるのではなくて鉱物の蛍光現象をみるというだけなら,長波紫外線のブラックライトで大丈夫のようです.

15526. 2008年03月14日 00時46分33秒  投稿:ちば 
 [http://www.seisvol.kishou.go.jp/fukuoka/506_Sakurajima/506_08m02.pdf]
気象庁の火山活動解説資料の桜島2月分 へのリンクです

15525. 2008年03月12日 23時00分29秒  投稿:成尾 
鹿児島の成尾です。
桜島の昭和火口がだいぶ拡大しています。3月8日(土)に昭和火口を見てきましたが,火口の北側縁部分が大きく崩落していました。2月6日の噴火活動以降は比較的静かで,当日も火口内およびその周囲では,噴気はそれほど多くありませんでした。
火口拡大の状況は気象庁の火山活動解説資料の桜島2月分をご覧ください。「火砕流」の詳細画像などもあります。


15523. 2008年03月11日 23時47分08秒  投稿:ちば 
 [http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88]
旅人さま>
 ブラックライトを購入したこともありますが、大きさ以外に特に種類は無かったと思います。
富士宮の奇石博物館に、蛍光を発する石のコーナーがあったのですが、使っているのは普通のブラックライトのようでした。
そういえば、蛍光材料を混入したアクリルモノマーを試料にしみこませて、加温・固化後に切断・研磨し、ブラックライトを当てて撮影、亀裂を可視化する研究もありましたね。

15522. 2008年03月11日 22時14分25秒  投稿:こやま 
 [http://www2.bosai.go.jp/shizuoka/akira.html]
↑石黒さんが静岡に来ます.
しずおか防災科学技術展2008 特別講演 石黒耀 氏「富士山セクター・コラプス〜『昼は雲の柱』が描く巨大災害〜」
サイン会も開かれる予定です.

6月発売予定の『昼は雲の柱』漫画版「セクターコラプス〜富士山崩壊」も,少しだけベールを脱ぐ予定です.

15521. 2008年03月11日 21時15分52秒  投稿:旅人 
地質巡検のときに、最近見かけるブラックライトを持っていこうかと考えています。素人なのでよくわからないのですが、岩石の蛍光発色は、市販されているブラックライトでも見ることはできるのでしょうか?それとも、岩石用に特に決まった波長があるのでしょうか?教えていただけたらと思います。

15520. 2008年03月10日 20時17分21秒  投稿:みき 
 [http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080310-00000118-mai-soci]
阿蘇中岳第1火口南側火口壁で、
15年ぶりに火炎現象が発生↑(阿蘇山測候所10日発表)。

15519. 2008年03月07日 12時17分30秒  投稿:みき 
 [http://www.jma.go.jp/jma/press/0803/06b/level080306.html]
御嶽山及び三宅島において、
この3月31日から噴火警戒レベルを導入する予定だそうです↑

15518. 2008年03月05日 11時16分09秒  投稿:ちば 
 [http://www.reuters.com/article/latestCrisis/idUSSP229497]
 最近、花粉に加えて黄砂も降ってきて、目がしょぼしょぼです。

中国の黄砂観測情報が今年から国家機密になったとかで、
どういう意図があるのか考えると、不気味です。


海外の黄砂情報を探すのに loessでは古い堆積物ばかり
降ったばかりの黄砂は dust storm でないと引っかかりません
日本語で言う「砂塵嵐」でしょうか

ロイターの記事はもっとセンセーショナルです。
China's killer "yellow dust" hits Korea, Japan

-->気象庁黄砂情報
-->環境省ライダー観測結果のページ

15515. 2008年02月21日 21時53分59秒  投稿:Hal.T 
 [http://www.eleki-jack.com/extra-cq/]
ちょいと宣伝。電子工作雑誌↑。防災のみに利用するものじゃないけれど、私としては防災通信用に開発したスペクトラム拡散の無線通信機の紹介記事を書きました。

「1億分の5W出力で長距離データ通信」・・・山中など有線・携帯通信網が使えない所で小さなバッテリによる長期間・長距離の無線伝送ができないか.そんな災害警報伝送の研究から生まれた,微弱電波中距離伝送技術を紹介しましょう.
技術解説

15514. 2008年02月20日 15時27分43秒  投稿:みき 
 [http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0000843499.shtml]
チョコ火山噴火!?
キッチン火山学もきわまった感じですね。>ほたほたさん

15513. 2008年02月20日 13時55分08秒  投稿:みき 
 [http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha08/05/050215_.html]
桜島の2008年2月3日と6日の噴火による火砕流堆積物と降灰の除去のため、
砂防えん堤(有村川)の緊急除石工を無人化で実施しているとのこと↑

15511. 2008年02月12日 17時20分38秒  投稿:chikara 
 [http://es.educ.kumamoto-u.ac.jp/volc/sakushowa/]
桜島昭和火口付近の噴火のようすを動画や写真でまとめました。
中1理科は火山の学習中ですが、よかったらどうぞご活用下さい。
2/10(日)風下の垂水市ではガスのにおいが気になりました。

15510. 2008年02月11日 21時32分16秒  投稿:みき 
 [http://www.chunichi.co.jp/s/article/2008021101000314.html]
3次元資源探査船「資源」が導入されました。
当面は、柏崎沖の海底断層の調査だそうですが、
その後は本来の海底資源の調査を行うようです。

15508. 2008年02月06日 22時29分50秒  投稿:ちば 
 [http://www.dpri.kyoto-u.ac.jp/~kazan/sakurajima/sakura08.html]
京都大学桜島火山観測所、火山活動研究センターによる
2008年2月3日の桜島昭和火口噴火の状況

成尾さん>
-->つねさんのブログ「さくらじま日誌」へのリンクです

 火砕流の白い筋が狭い沢沿いに細長く伸びているのが気がかりです
この状態になってから、最初の雨が降るとほとんどしみこまないで
モルタル化が進行、大雨の時には土石流が心配ですね

15507. 2008年02月06日 20時23分26秒  投稿:成尾 
鹿児島の成尾です。
本日の10時台,11時台の噴火(爆発)は直接見ることはできませんでした。職場では窓を閉め切っている関係か爆発音は聞こえず,ニュースで爆発を知りました。南日本新聞のホームページで爆発時の写真が出ています。また,鹿児島大学教育学部の桜島ライブカメラのアーカイブで,爆発の画像を見ることができます。気象庁からも解説情報第6号が出ています。
なお,昨日の朝,黒神(立ち入り禁止区域の外側)で昭和火口を観察しました。噴火前と比べ火口の形状に大きな変化はありませんでしたが,北東側の火口縁が若干削られていました。3日の火砕流の流下した跡は灰白色の条となって真東方向の谷に沿って細長くのびていました。最末端部分は山(溶岩流の小山)に遮られ確認できませんでした。南岳東側斜面にできているガリーに沿っても灰白色の細長い堆積物が見られ,サージの堆積物がたまっているのかもしれません。
気象庁によると本日10時台の爆発では火砕流は発生しなかったとのことですが,昭和火口は南岳東斜面に開口しており,小規模な噴火でも火砕流が発生する可能性が高いと思います。昨日の観察中にも小規模な噴火がありました。その時には火砕流は発生しませんでしたが,幸運だったのかもしれません。火砕流の流路の先には黒神集落があり,南岳火口からの爆発に比べ格段に危険だと思われます。
桜島ミュージアムの津根さんのブログには,昨日の噴火の様子が出ています。

15506. 2008年02月06日 13時12分15秒  投稿:ちば 
 [http://www.jma.go.jp/jp/volcano/506-20080206115500-43.html]
桜島でまた噴火 時刻は11時25分で 
火砕流は1.5kmまで到達

火山の状況に関する解説情報 第5号

火山名 桜島 火山の状況に関する解説情報 第5号
平成20年2月6日11時55分 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台

**(本 文)**
<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続)>

 本日(6日)11時25分に昭和火口から爆発的噴火が発生し、小規模な
火砕流が東側へおよそ1.5km流下しました。噴煙は火口上1000mで
雲に入り南東方向に流れています。噴石は不明です。

 昭和火口及び南岳火口から2km程度の範囲では警戒が必要です。
 また、風下では降灰および火山れき(風に流されるような小さな噴石)等
に注意してください。

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
---> てるみつやブログへ

15505. 2008年02月05日 17時36分08秒  投稿:Hal.T 
 [http://www.madlabo.com/mad/research/sakurajima/index.htm]
たまたま「桜島噴火記」柳川喜郎を読んでいました。官署の災害対応と、大正3年には官が独占していた情報も今では即座に民間に流れます。民間の防災関係者やマスメディアの対応について深く示唆するところがあると思います。

これを読んで、今回の気象庁の対応について、気象庁はおそろしく不可能に近い難題を自らの責任でやれると宣言してしまったような気もする。

他にもいくつかの側面があり、有珠で岡田先生の警告が科学的には火山噴火であったとしても、民間レベルの認識では空振りであった場合とか、三宅島で予想以上な進展があったばあいにどうなったのか? たまたま昨今の火山関係ではうまく推移していますが、自然は人間の予想を超えることもしばしば。そのような小さいけれどとんでもない確率にどのような対応が可能なのか、この本はそんな不可解性を良く示してくれました。はっきりと意見を述べずにすみませんが、そんな感じを持っています。

15504. 2008年02月05日 01時37分48秒  投稿:てるみつ 
 [http://www.dpri.kyoto-u.ac.jp/~kazan/sakurajima/sakura08.html]
桜島の火山活動研究センターによる「2008年2月3日の桜島昭和火口噴火の状況」です。

15503. 2008年02月04日 18時04分17秒  投稿:みき 
 [http://www.seisvol.kishou.go.jp/tokyo/STOCK/kaisetsu/level_toha/level_506.htm]
過去の火砕流到達事例とおおむね同じですが、
今回は到達距離が長いほうかと・・・。

<上記ページのレベル3の想定される現象等>

火口から概ね2km以内に火砕流が到達
【過去事例】
1984年7月21日:南岳山頂火口から約1.2kmまで到達
1979年11月20日:南岳山頂火口から約1.2kmまで到達
1967年8月22日:南岳山頂火口から約1.3kmまで到達
1939年10月29日:昭和火口から約1kmまで到達

15502. 2008年02月04日 17時39分36秒  投稿:ちば 
 [http://www.jma.go.jp/jp/volcano/506-20080204170000-43.html]
小規模な火砕流は火口から1.3km流れたらしい

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火山の状況に関する解説情報 第3号

火山名 桜島 火山の状況に関する解説情報 第3号
平成20年2月4日17時00分 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台

**(本 文)**
<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続)>

 昭和火口では、昨日(3日)15時54分に発生した爆発的噴火以降も断
続的にごく小規模な噴火を繰り返しています。

 本日(4日)行った現地及び上空からの観測結果は次のとおりです。

 黒神河原から行った現地観測では、昭和火口から連続的に噴煙を噴出して
おり、13時頃には灰白色の噴煙が火口縁上300mまで上がっているのを
確認しました。また、10時すぎに国土交通省九州地方整備局の協力を得て
行った上空からの観測では、昨日(3日)15時54分の昭和火口からの爆
発的噴火に伴って発生した小規模な火砕流は、昭和火口の東側1.3km付
近まで達していたことを確認しました。
 今後もしばらくは同程度の噴火活動が継続すると考えられます。

 本日は、火山性地震及び火山性微動は少ない状態です。
 また、山体の膨張を示すような地殻変動は観測されていません。

 桜島では、過去の事例からみると小規模な噴火であっても、火砕流(火口
から約1km程度流下)が発生する可能性があります。また、火口から2k
m程度の範囲に噴石が飛散する可能性もあります。

 昭和火口及び南岳火口から2km程度の範囲では警戒が必要です。
 また、降雨時には泥流や土石流に注意が必要です。風下側では降灰等に注
意して下さい。

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>

15501. 2008年02月04日 12時03分36秒  投稿:ちば 
 [http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=9018]
てるみつさん>
つねさんのビデオ(特に最後の1本)がすごいですね

南日本新聞のサイトに掲載された
桜島のいつもの噴煙の写真を見ると
いつもの噴煙とだいぶ印象がちがいますね
軽石が含まれていたという報道がありましたが
分析結果が気になります。(魚拓

朝日新聞鹿児島版の写真を見ると、
南日本新聞の写真のすぐ後の状況らしい。(魚拓

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