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ある火山学者のひとりごと 16800-16899


16899. 2010年03月08日 22時42分02秒  投稿:かわべ 
逆に,避難指示に従って,途中で流されちゃったという例もあります...

また,避難指定場所は小中学校や公園が多いですが,都市部では,未利用地や住宅に不向きな土地...たいていは池や(ちょっとした)谷を埋め立てたところとかに立地していて,地盤的には地震時に一番危ない場所だったりするわけです.
田園地帯でもたいして変わらず,住宅(集落)は自然堤防(の残存地形)の微高地にあるのに,避難場所の小学校は,水田や沼地を埋め立てた場所にあって,地震時も洪水時も,わざわざ微高地から危険な場所を通って危険な場所に避難する,という場合が多い...

16898. 2010年03月08日 21時19分44秒  投稿:なべ 
そんな、洪水で目の前に水が溢れてるのに洪水警報が発令されてないとか避難指示が出てないとか言って溺れて死ぬみたいなギャグ・・・

でも、面倒を恐れて(早く誰か「逃げろ−!」て言ってくれないかなあ?)て思いながら黙ってる人が増える世の中のような気も。

16897. 2010年03月08日 06時00分36秒  投稿:Hal.T 
気象業務報
第23条 気象庁以外の者は、気象、地震動、火山現象、津波、高潮、波浪及び洪水の警報をしてはならない。ただし、政令で定める場合は、この限りでない。

政令 (気象庁以外の者の行うことができる警報)
第8条 法第23条但書の政令で定める場合は、津波に関する気象庁の警報事項を適時に受けることができない辺すうの地の市町村の長が津波警報をする場合及び災害により津波に関する気象庁の警報事項を適時に受けることができなくなつた地の市町村の長が津波警報をする場合とする。

ってえことは、そこいらへんにいる者や町内会長などが自分の判断で避難を呼びかけるといけないんだね。

16896. 2010年03月08日 00時12分11秒  投稿:まりも 
しかし、津波警報解除後もかなりの潮位変動が見られた地域も多数あります。
個人的にはむしろ解除は早すぎたかと思います。
むしろ、警報を出すタイミングが遅すぎではないかと・・・。
前日の夕方から警報を出し、十二分な注意喚起をしてもいいくらいじゃないかと思います。

16895. 2010年03月07日 22時00分14秒  投稿:Pochi 
 [http://stxiao.exblog.jp/12987772/]
こんな話もありましたという一例。

16894. 2010年03月07日 21時49分21秒  投稿:なべ 
釣りとは思いつつ。
>第十三条  気象庁は、政令の定めるところにより、気象、地象(地震にあつては、地震動に限る。第十六条を除き、以下この章において同じ。)、津波、高潮、波浪及び洪水についての一般の利用に適合する予報及び警報をしなければならない。

気象業務法によれば、主語は気象庁ですね。

シミュレーションに依れば、ハワイは第一波が最大。一方、日本は第二波以降がむしろ強くなる。
まあ警報解除後に見物を懸念したのかもしれませんが。

大雪だって警報解除後に暫くは大雪注意報が続くし。

16893. 2010年03月07日 14時52分59秒  投稿:Pochi 
 [http://www.kantei.go.jp/jp/kikikanri/tsunami/chile/]
なんか違うなあ、わたし問題点を混同していましたね。
津波高の予測そのものに高い精度を期待していたわけではありません。
と訂正します。
警報に求められることは精度ではなく速度だとは理解してます。

ハワイ州への津波到達時刻がHiloへ11:05HSTと予想され、公文書
では確認できなかったのですが6:00HSTごろ津波警報が発令され、
13:50HSTに解除されました。発令解除とも、州知事の署名で発効しました。
TSUNAMI WARNING CANCELLED ? Office of the Governor

PTWC observed some increases in wave height with the highest reported height being at Kahului at 3.2 ft. Wave activity has calmed, prompting the cancellation of the TSUNAMI WARNING.

で、わが国はどうだったのかなあと首相官邸HPをのぞいて見たら。

↑チリ中部沿岸を震源とする地震による津波について

なんですかねこれは、誰が警報を発令したのか不明。大津波警報が28日19:01
津波警報に変更されたとあるのを最後に、解除報告がないまま官邸なんとか室が
解散してます。文書を見るかぎりではまだ津波警報発令中なんだ。

うわさでは翌3月1日03:06に解除されたとささやかれているようですが、
どなたかご存知ありませんでしょうか。

冗談はともかく、警報解除に17時間を要した判断過程がもっとも厳しく
問われなければならないと思います。
日本の対応が正しかったとするならば、ハワイ州の対応は間違いだったのですかね。

16892. 2010年03月06日 22時45分41秒  投稿:なべ 
気象庁は「M8.8で計算した最大値」と表現していたと思うので、安全率をかけてはいないと思います。

受取り側が、普段の天気予報と同じ程度に「外れる」て意識があったのかなあ?

天気予報が外れても、通常は生命の危機はないでしょうが(雪国の降雪予測は別)、津波予報は命にかかわる。でも同じ気象庁が発信しているから、受取り側は天気予報程度にしか信用しないのかと。

16891. 2010年03月06日 18時30分14秒  投稿:浅間ウォッチャー@埼玉 
 こんにちは。
 純粋な科学上の言明なら理論モデルで想定される値を示すことで十分ですが、技術であれ行政であれ防災が目的ならその値に安全率のようなもの(※)を加味した数値に依拠することは必要でしょうね。ただ、安全率をどう取るかも既知の理論や経験に依拠して決定されるのでしょうから、大枠としては自然科学に従属した操作だろうと思います。ここはもう精度の向上を目指すほかに手は無い領域だと思われます。

 一方で、指摘されている狼少年効果というものは「自然科学」の問題ではなく情報を取得した人間がどのような行動をするかという社会心理の領域に属する問題ではないでしょうか。そういった要素も「防災上の安全率」と同じ程度に考慮すべきでしょうが、それをどこにどのような形で繰り込むかはちょっと思いつきません。気象庁の予報業務にフィードバックできるような性質のものではないとは思いますが。

※ 実際に「安全率」という形で数値操作しているかどうかは確認しておりません。

16890. 2010年03月06日 18時22分34秒  投稿:ちば 
 [http://www.tsunami.civil.tohoku.ac.jp/hokusai3/J/events/chile_100227/case1/KAIHOfig_case1.pdf]
さとぐちさん>
 ニュースで津波の第1波の到達予想時刻と高さを伝える中で
「場所によっては、この予想のさらに何倍かになる場合があります」
「また、第1波の後も継続的に長時間にわたって津波がきます」
ということも,確かに言っていたと思います。
(3mのさらに何倍,しかも長時間ということで,びっくりしたわけですが)

その後,テレビの画面を長時間にわたって、地図やテロップが占拠していましたが
ニュースでは,各地の津波の高さが何数十センチとかという値が株価のように読み上げられる
ことが目立ちました。事実を伝えていたわけですが・・
数字だけでは,まだまだ続くというニュアンスが分かりにくかったと思います

潮位計のデータとか,もう少しビジュアルで詳しい情報があれば,
グラフの形で,しろうとめにも まだ安心できないということは
もう少し明確にできたのにと思います

ハイビジョンとかデジタル放送とか生かせていないですよね

東北大の今村先生のページのpdfをあらためてみると
津波の波形の予想精度がどの程度かわかります
(最初の立ち上がりと高さはほとんどあっているが到達時刻が系統的に違う)

当日,潮位計の形を気にしながらテレビを見ていましたが
その段階で,この予想波形も公表されていたら,
もう少し危機意識が違っていたのにと思いました。

16889. 2010年03月06日 17時42分48秒  投稿:さとぐち 
気象庁判断の議論からちょっとずれてしまいますが...
情報を行き渡らせる側の,マスメディアの伝え方の事もあると思います.

チリ地震が起こった後に,テレビなどでは津波が来る時間と予想される大きさの事を言っていたけれど,
それが第一波で,その後にも何度か続くことや,後の方が大きい波になる可能性の事などについては,
触れていなかったと思います.
(テレビで説明していたのを私が見ていないだけかもしれませんが)

そういう情報がないので,あの情報を受け取った人(テレビを見ていた人)は,
到達時間が過ぎれば問題ない,と思ったのではないか?という気がします.

16887. 2010年03月06日 13時26分19秒  投稿:ちば 
 [http://www.asahi.com/international/update/0304/TKY201003030526.html]
「チリでは津波は来ないという情報が犠牲者を増やした」ということですが
ニュースソースを探してみました。

津波は、第1波よりも第2波や第3波あるいはそれ以降のほうが
より大きくなることがある ということを再認識しなくてはならない
地震から類推して、最初が一番大きいと思い込んでしまったのかなあ
1960年のチリ地震津波の時も第1波ではなく後続波による犠牲者が多かったと
よく聞かされました

16886. 2010年03月06日 12時02分51秒  投稿:なべ 
近頃、授業で意識していること。

ほぼ全市民が「理科教育」を受けているのに、どうして「マイナスイオン」とか「超電磁水」とか商売になるんだろう?

血液型占いや動物占い(笑) みたいに冗談と知りつつ楽しむのは構わないけれど。

津波対策の学校でも地域でも徹底しているはずの三陸沿岸でも、あのていたらく。
いや指定避難所に行くべきだとは言いませんよ、「ついでに(高台の)ショッピングセンターでも行ってるか」の方が健全だと思います。逆に言えば、気象庁の予測を超える大津波もありうると思うんだけれど。「ハワイの津波があの程度なら、日本には絶対に大津波はあり得ない」と、誰か断定できるんでしょうか?

一方、チリでは海軍が「津波はない」と言ったために犠牲者が増えたと報じられているけれど、「どっちが良いの?」と比較するのも違う気がするし。

16885. 2010年03月06日 10時54分54秒  投稿:Pochi 
やっかいさんと思われるのもいやなものですが、
もう一言だけ。
片田教授のフィールドワークとtwitterについても
言及していたのに、たらればで気象庁は正しかった
という反応しかなかったのがまことに残念でした。
まあわたしも書いているうちにきつめの物言いになった
ことは、反省・・・していないか。

大津波警報はものごころついて初めての(太平洋岸)発令
だったので、わたしに判断材料はなく、気象庁を尊重しています。
ただ津波警報については近似的にもあたった記憶がないので、
話半分にも重視していません。こう書けばよかったかな。

科学というのは津波警報が出ているのにサーフィンしてるのは
けしからんと思うことではなく、まずサーファーにとって津波
とは何かを理解することから始まると思います。


16884. 2010年03月05日 00時49分44秒  投稿:Pochi 
おおう!Hal.Tさんに火消しされちゃった。

ジュッ


16883. 2010年03月05日 00時08分46秒  投稿:Hal.T 
16881>
津波予想は現状の科学に基づくものであることは間違いないでしょう(と思います)、と言うわけで「誰も」でないことは明確。

>責任回避のために最大値を取ることが容認されるのなら
安全率を考慮して最大値を取るなら妥当な所です。

震源の断層モデルは作れても、海底がどのように変移するかは不明。しかし、途中の観測を加味し、さらに日本近海の経験モデルから津波警報は作られると、もろもろの書籍にはあります。

いずれにしろ警報は未来への言明ですし、大きな領域で予想すれば大半の地域では外れる。現在の科学と、社会にある実現された技術はその程度でしかないわけなんだな。

16882. 2010年03月04日 22時09分30秒  投稿:ちば 
 [http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20100304-OYT1T01042.htm]
津波 宮古では2メートル超か (NHKニュースへのリンク)
 先日のチリ地震による津波が、宮古市では2m超に達していたとのこと。
調べたのは、港湾空港技術研究所で、宮古湾の入り口から約4.5km奥まった場所にある
高浜地区の岸壁で、消波ブロックなどに残っていた浮遊物の痕跡から判断したそうです。

16881. 2010年03月04日 18時45分48秒  投稿:Pochi 
 [http://twitter.com/motherisle]
問題の所在は、気象庁の警報が科学に基づくものとは誰も思っていないことです。
責任回避のために最大値を取ることが容認されるのなら、もう情報としての価値は
ないです。もし本当にわからないのなら、わからないと語るべきです。

わたしは津波到達予想時刻に某海岸に行っていました。気象庁予想最大2mの場所。
車は崖の上で、撮影観測ポイントは海抜20m以上です。気象庁予想を想定して安全
係数をかけたのは、警戒中の消防団員さんへの配慮だけです。

情報収集にtwitterを利用した初のケースでした。
母島在住のmotherisleさんから、降順で引かせていただきます。
投稿時刻はどこからいれてもPSTで表示されるんですね。17時間
足さなくちゃ、めんどくさいなあ。()に入れました。28日ね。


聞いたこと無い警報音が流れ、大津波警報がでました。結構本気でやばそう。
これから荷物まとめて避難所に行きます
5:39 PM Feb 27th via movatwitter (10:39)

前のチリ地震では父島奥村では家屋が流されたそうです。なんとか猫と無事に
いられますように。
6:07 PM Feb 27th via movatwitter (11:07)

母島、いつと分からぬうちに第一波過ぎました
8:46 PM Feb 27th via movatwitter (13:56)

いまも警報が発令されていますが、もう大丈夫そうなので、帰ってきました。
とりあえず何事もなくて良かったです。でも、まだ「避難してください」って
放送がつづいているけど。
9:03 PM Feb 27th via web (14:03)

とりあえず津波がどうにかなったと思ったら、今度は大雨!!おっと、また防災
無線が……。午後2時27分、父島で20cmの津波が観測されたという情報。いまも
2mの予報の事を繰り返している。これから、今までより大きな波が来る可能性、
あるのかな。
10:00 PM Feb 27th via web (15:00)

やば!まだ安心できないかも。3時1分、父島で30cmの第二波。という防災無線。
これから2m以上の津波って……あるのかしら
10:32 PM Feb 27th via web (15:32)

第2,3波のあと、海岸近くの川があふれそうになっていると聞き、いったん
避難しようと思いましたが、様子をみて部屋に戻りました。まだ予断を許さ
ない感じ……。
1:10 AM Feb 28th via web (18:10)

小笠原も、ほかのでしたが、明らかに第一波より2,3とそれ以降の方が
大きく海面が変化し、母島では昨日の満潮にあたった午後5時半頃は目
でみて分かるほど、20分単位で海面変動がありました。ただ、大波が押
し寄せて……というよりは海が大きく盛り上がり、またさがるという緩やか
な変化でした
3:19 PM Feb 28th via web (20:19)


(追記21:30)ちなみに1960年の小笠原津波被害はこんな感じだったそうです。
       返還前のことですから、なかなか記録にお目にかかれません。

五月二四日 チリ地震による大津波が、二見湾に来襲、奥村、大村地区は人家、
漁船、農畜産物に大被害を受ける。扇浦海岸には飛行場の埋立て岩石が押し寄せて、
白砂浜が黒石浜に豹変する。幸いに軽傷者のみで死者はなし。土台ごと押し流された
家屋があり、畜舎の損壊で家畜多数が被害を受ける。(以下略)

辻友衛著『小笠原諸島歴史日記』近代文藝社、1995.(中巻p36.)より

16880. 2010年03月04日 18時38分23秒  投稿:素人@鹿児島県 
災害の予測は予想される範囲の最大値を発表するべきしょう。
一般の人々がせせら嗤おうとも行政関係者などはその可能性を元に行動するのだから、例えば最大3mの津波の可能性があれば「最大3mの恐れがある」旨をきちんと発表すべきでしょう。
駄文、失礼しました。

16879. 2010年03月04日 10時25分12秒  投稿:かわべ 
「オオカミ少年」が起こることが危惧される反面,
津波の予測は,そう簡単ではないので,今回の気象庁の予測は,最大限の努力だったの
ではないか,と思います.

どうやって津波が発生するのか,海底地形の変形によってどのように海水層に応力的な
変化がおこり,変形がおこって津波になるのか,わかっているのでしょうか.

また,実際に50km地下で断層が動いたときに,実際に断層がどのように広がったのか,
特に海底面にどのような変形をもたらしたのか,すぐに具体的なデータが得られるわけ
ではないわけです.

断層面に関してはインバージョン解析によってある程度のモデル的な面が出せますが,
それとて実際の3次元的変形をあらわしたものではない.

また,本震以降も,表層付近のクリープ的破壊の進行や地すべりの発生など,実際の津
波の発生に関わる海底地形,表層地質の変形現象は進みます...

気象庁の発表は,避難や道路鉄道などの遮断など,社会的影響が大きいのは事実で,こ
のような社会的影響を考えて,「謝罪」があったのではないかと思いますが,かといっ
て,最大限の可能性で判断しなければ,逆に実際に人的被害が発生した場合には取り返
しがつかないわけですし,社会的非難は,今回の場合より比べものにならないほどはる
かに大きいのではないでしょうか.

16878. 2010年03月03日 22時41分41秒  投稿:Pochi 
>帰宅しちゃいけない。

確かにそうなんですが、今回の気象庁の「オオカミ少年効果」が
次回の避難行動率を低下させることも事実。

気象庁の過大予報を、安全側にとったと好意的に解釈すべきでは、ない。
                                         ない?

16877. 2010年03月03日 20時56分18秒  投稿:なべ 
>>16876

私は指定避難所に入ったかどうかより、「第一波が小さいから帰宅した」を心配しています。帰宅しちゃいけない。

避難所の酷さは、よくわかります。一二時間ならなんとか我慢するけど、特に夏や冬は半日以上なんていられない。でも地震の時にはその拷問を強いられたわけですが。

津波避難は、近地地震の、津波がすぐ来てすぐ終る場合を前提に避難計画を立てているんでしょうね。今回のような長時間の避難に耐えうる避難所かどうか、マスコミはそこら辺を検証して欲しいなあ。他人事じゃないんだから。

16876. 2010年03月03日 19時08分48秒  投稿:Pochi 
 [http://dsel.ce.gunma-u.ac.jp/]
>>16866
片田敏孝教授の研究室ページを訪ねていました。
大量の記事論文、さらに調査報告書がネットで閲覧できるようになっています。
津波警報の空振りによる「オオカミ少年効果」が予想以上に避難行動の大きな
阻害要因となっていること。シミュレーションに過ぎないハザードマップの線
引きの絶対視とか、むしろ津波防災意識が高いために避難行動より情報取得行
動を優先させる傾向など、問題点はあらかた指摘されています。
私にとって印象深かった事例の調査も行われていました。

寒冷地における津波避難の課題−2006年千島列島沖の地震に関する調査より
http://dsel.ce.gunma-u.ac.jp/modules/newdb/extract/128/data/n140.pdf

>そして車による避難が住民の約85%に達すること,さらに避難した住
>民のうち約46%にも及ぶ住民が指定避難場所に入らず,近所の高台や
>指定避難場所の駐車場に駐車した車の中に滞在していたことがわかった.

聞き取り調査結果を見ていただければわかると思いますが、指定避難場所
などというのは、現代の日本人にとって我慢できる場所ではなく、一刻も
早く退散すべき所、津波の第二波より忌避すべき場所なんでしょう。

私はむしろ、行政の指示に従わない人間がこれほどいることに安堵している
のですよ。住民すべてが整然と避難指示に従う国には住みにくかろうと。

16875. 2010年03月03日 17時54分08秒  投稿:ちば 
 [http://www.munichre.com/en/ts/geo_risks/risk_management_of_natural_hazards/world_map_of_natural_hazards/default.aspx]
ミュンヘン再保険機構による世界の自然災害リスク評価
日本が特別に高いということで2005年に有名になった図ですが2009年版がありました
これでみるとチリは 地震・火山・津波 はあるけど台風が来ないということのようですね

World Map of Natural Hazards Version 2009

16874. 2010年03月03日 17時43分10秒  投稿:ちば 
 [http://www.emol.com/especiales/2010/fotos_AD/terremoto_chile_aereas/index.htm]
チリの津波被害の空撮写真です
防潮堤はもちろん 防波堤も ないのは意外です。
干満の差も少なく、海はめったに荒れないのでしょうか


16873. 2010年03月03日 08時12分44秒  投稿:おおさと 
16869>ちばさん
 結構ショックな話題
 当たり前の話なのだが、すべての海に流れ込む雨水排水溝の排水口すべてに逆止弁をつける必要があるということ。
 東京港の場合上端高さがAP+5〜6mの防潮堤で囲まれて入るのだが、逆止弁がついていない排水口がいくつも見られる。
 高潮対策の進み湾口より内湾が大きく開いた東京湾は、津波の影響を受けにくいと言う人もいるのだが・・・。
 

16872. 2010年03月03日 06時42分03秒  投稿:Hal.T 
今まで警報をつづけてきた時代と技術の背景から見れば約2.5倍におさまっているとは言えます。しかし、市民の感覚から言えば自分ところの港は50cm。警報の時代的要請は「あんたとこはXXm」であることは間違いないでしょう。そうでなければ、警報は無視されるようになってしまいます。

市民は自分の地域だけではなくほかの広い地域からの報道を見聞きしているので、第一波を見て多くの方が避難所を去ったのも心理状態としては仕方ないと思う。何事も無かったのは運だとしても、しょせん自分の命と生活ですから、十分な情報を与えさえすれば津波でサーフィンを禁止できない。

火災警報器でも、「XX市で火災発生」を繰り返していたら足元が熱くなるまで誰も逃げやしません。「あんたの家が燃えている」でなくては誰も避難しない、警報とはそのようなものなのです。

今回の報道で気になったのは、相変わらず弱者の避難と言う話。遠地の津波だったので、そんなことも言えるでしょうけれど、日本海溝の津波でしたら、それどころではない。「津波てんでんこ」=何もかも放り出してわが身ひとつで避難ってのが忘れ去られそうです。

16871. 2010年03月02日 22時10分13秒  投稿:なべ 
私も小中高と宮城県で過したので、津波の怖さは散々聞かされていました。

だから今回の「そもそも避難した人が少ない」→「第一波が小さいから家に帰った」

にはとても驚きました。「たまたま」気象庁の予測より小さめの津波で済み、幸い人的被害は出なかったけれど、実際に気仙沼などには冠水被害があったし、養殖設備には大きな被害が出た。津波情報がなく、いつもの日曜の海辺の光景だったら、どうなったのか。

気象庁の「謝罪した」のが不思議でならない。気象庁は今回、できることをした。「予測の範囲内で収まって良かった」と言うべきだったと思います。次の地震が予想以上の「津波地震」だったら、50年前の悪夢を繰返してしまう。

16870. 2010年03月02日 21時25分09秒  投稿:ちば 
津波の予想が過大だったとして、気象庁が謝罪したそうですが、
これだけ 「3mかもしれない」 と発表したにも関わらず、
実際に避難所に避難した人が少なかったというのは驚きです。
車で高台に避難したり、近所のビルに避難した人もいたのだと思いますが、
そのまま自宅にとどまった人の数が気になるところです。

わたしは、1960年のチリ地震津波のとき、被災しました。
まだ、3歳半だったのですが、その怖い思いは、
トラウマになっているのだと思います。
(よく覚えているのは何度も繰り返し夢で見たからでしょう)

幼い目に焼き付いている 庭の排水溝からじわじわと海水が上がってきた光景、
おじいさんに「見ていないで二階に上がりなさい」と促されて、
母親に手をひかれて2階に上がったときの謎が、
50年たってようやく合点がゆきました。
長周期の津波だと、下水などから逆流するということなんですね。

今回は、たまたま、ぎりぎりで なんとかなったけど
もう少し、地震の規模が大きかったら、1960年のチリ地震津波の再来だったわけで
つまり いまでも、同じ規模の津波が来たら、いつ来るかわかたっとしても
あふれるのを防げないということを 肝に銘じるべきだし
チリ地震でなかったら、待ったなし だったんだ ということを、忘れずに
防災対策を あらためて再点検する時だと思います

16869. 2010年03月02日 20時52分51秒  投稿:ちば 
 [http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20100301-OYT1T01116.htm]
読売新聞記事

津波、排水溝に流入→マンホールから噴出

南米チリで起きた巨大地震に伴う津波で、宮城県気仙沼市で海につながる排水溝を海水が逆流し、マンホールや側溝からあふれて道路などに浸水被害をもたらしたことが1日、東北大の今村文彦教授(津波工学)らの現地調査でわかった。マンホールなどからあふれる津波被害が確認されたのは初めて。

16868. 2010年03月02日 20時48分49秒  投稿:ちば 
 [http://www.digitalglobe.com/index.php/27/Sample+Imagery+Gallery]
digitalglobe.comによる
チリのタルカワノの地震と津波の被害状況 速報
コンセプシオンはここから南東に少し行ったところのようです

ここは陸繋島で 函館と地形が似ていますね



大きな地図で見る

16867. 2010年03月02日 16時28分22秒  投稿:こばし 
 [http://www.youtube.com/watch?v=0RsFoik5z-8&feature=player_embedded]
八戸・新田川(?)での溯上波
撮影者さん投稿の動画だそうです

16866. 2010年03月02日 14時42分05秒  投稿:かわべ 
 [http://www.asahi.com/national/update/0302/TKY201003020243.html]
↑津波、最大波到達前に帰宅 警報発令した釜石と尾鷲

群馬大学の片田敏孝教授のグループが大津波警報が出た岩手県釜石市と,津波警報が出た三重県尾鷲市で,避難所に来た住民の動きを調べた結果だそうです.

一方で,津波の予測精度が問題になっていますが...

16865. 2010年03月01日 18時55分39秒  投稿:ちば 
 [http://www.eorc.jaxa.jp/ALOS/img_up/jdis_av2_chile_100227.htm]
陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)によるチリの大地震にともなう緊急観測

16864. 2010年03月01日 13時45分47秒  投稿:ちば 
 [http://tsunami.dbms.cs.gunma-u.ac.jp/TSUNAMI/TDL_top.html]
過去の津波災害についての情報は
「津波 ディジタルライブラリィ」 で検索することができます

16863. 2010年03月01日 09時45分30秒  投稿:Hal.T 
津波の関連。TVでインタビュアーが石原知事に、「津波で東京マラソンの中止を検討したか?」と聞いたら、「バカなことを聞くな」と返事していた。・・・そうだ、東京にいて地震の事を聞くなんてバカなことなのかもしれないなと、ふと思った。

16861. 2010年03月01日 00時58分16秒  投稿:ちば 
 [http://www.mlit.go.jp/saigai/saigai_100228.html]
国土交通省災害情報  チリ地震による津波被害状況等について
第4報

16860. 2010年03月01日 00時08分56秒  投稿:ちば 
 [http://timing.wni.co.jp/timing/obsdata/html/index.000001.html]
まりもさん>
 これですね 欠測があるのかなあ
移動平均の計算が発散しているようですね


もう一か所のほうは問題なさそうですね

16859. 2010年02月28日 20時30分37秒  投稿:まりも 
今現在、気仙沼市が設置した杉の下の潮位計データがとんでもないことになっています。
http://timing.wni.co.jp/timing/obsdata/html/index.000001.html

16858. 2010年02月28日 19時10分41秒  投稿:ちば 
 [http://www.yomiuri.co.jp/feature/graph/eq-chile/glist.htm?gr=2222&ge=716]
気仙沼市内の冠水被害 志津川と女川も どうやら魚市場の岸壁付近からあふれたようです
→仙台放送のムービー
読売新聞のニュース写真特集
(C) THE YOMIURI SHIMBUN
(C) THE YOMIURI SHIMBUN
冠水した宮城県気仙沼市内の道路(2月28日)=小野健太郎撮影

16857. 2010年02月28日 19時06分28秒  投稿:ちば 
 [http://www.yomiuri.co.jp/feature/graph/eq-chile/glist.htm?gr=2222&ge=716]
チリ地震津波列島厳戒 読売新聞のニュース写真特集で
津波の段波が捉えられています

(C) THE YOMIURI SHIMBUN
加茂川の河口(右)からさかのぼる白い波(2月28日、千葉県鴨川市で)=菅野靖撮影

16855. 2010年02月28日 17時05分40秒  投稿:ちば 
気象庁の記者会見
 暗くなってくる時間になったが、この状況では、まだ終わりとは言えないので
大津波警報の解除はできないとのこと

16853. 2010年02月28日 15時29分19秒  投稿:ちば 
 [http://www.jma.go.jp/jp/choi/graph.html?areaCode=204&pointCode=113351&index=2]
久慈港で90cmを観測したようです 波の数を数えると第四波になるのかな

以下はHal.Tが2010/03/01 09]50 に記録した

16852. 2010年02月28日 15時26分02秒  投稿:ちば 
 [http://www.jma.go.jp/jp/choi/graph.html?areaCode=&pointCode=124409]
そうですね、父島では だんだん大きくなっているのかもしれないですね
以下はHal.Tが2010/03/01 09]50 に記録した

16851. 2010年02月28日 15時13分06秒  投稿:第六中山道踏切 
小笠原ですごく引いたようですが、どうなるのでしょうか?http://www.jma.go.jp/jp/choi/graph.html?areaCode=206&pointCode=124409

16850. 2010年02月28日 15時10分00秒  投稿:ちば 
 [http://www.jma.go.jp/jp/choi/graph.html?areaCode=204&pointCode=113303]
潮位観測結果のページより 潮位観測情報:大船渡[気象庁]
以下はHal.Tが2010/03/01 09]50 に記録した

16849. 2010年02月28日 14時48分13秒  投稿:ちば 
 [http://www.jma.go.jp/jp/tsunami/joho.html]
気象庁14時37分発表のデータ
丸印部分が既観測地点

16847. 2010年02月28日 14時36分29秒  投稿:きつかわ@au 
お久しぶりです。

後輩から、当時のクラスメイトがチリにいると
教えてもらいました。
ひとまず無事とのこと。

余裕があったらここに来てね、と間接的に伝えました。

16846. 2010年02月28日 14時27分22秒  投稿:ちば 
TBS 鴨川河口 ライブで遡上波 撮影

16845. 2010年02月28日 14時09分46秒  投稿:ちば 
 [http://outreach.eri.u-tokyo.ac.jp/2010/02/201002_chile/]
東大地震研によるシミュレーション

16844. 2010年02月28日 13時36分08秒  投稿: 
震源に近いコンセプシオンの全景です(2006年1月8日に撮影)。まだ知り合いとの連絡は取れていません。観測点のWEBサーバは生きているようですが、WEBカメラはダウン中。


16843. 2010年02月28日 11時16分04秒  投稿:ちば 
 [http://www.city.kamaishi.iwate.jp/index.cfm/6,12331,34,179,html]
釜石市 10時前に避難指示の放送をしたようです

16842. 2010年02月28日 11時12分49秒  投稿:ちば 
 [http://www.city.miyako.iwate.jp/cb/hpc/Article-276-1138.html]
宮古市11時に避難指示発令

16841. 2010年02月28日 11時02分48秒  投稿:ちば 
 [http://www.town.minamisanriku.miyagi.jp/modules/news3/article.php?storyid=70]
南三陸町では11時に水門閉鎖とアナウンス

16840. 2010年02月28日 10時57分09秒  投稿:ちば 
 [http://www.jma.go.jp/jp/tsunami/]
石巻が心配ですね 旧北上川沿いは、いまだに堤防のないところがほとんどです
1960年のチリ地震津波当時と変わらない(全国でもめずらしい)
当時の被災の記憶が蘇ります。当時田町(写真奥のほう)に住んでいたので
床下浸水でした。内海橋が壊れて怖かったことを覚えています

16839. 2010年02月28日 10時39分54秒  投稿:ちば 
ぴりかさん>
 はじめまして、かきこみありがとうございます

 樽前山は日本にある108活火山の中でも、
特に活発なAランクの活動度と評価されています

 いつ噴火しても大丈夫なように。日頃から備えておくことが重要です
噴火は火山の山頂付近にある火口で繰り返すことが多いので
噴出物がどの辺まで到達するのか、影響する範囲をある程度予想できます
これが火山防災マップと呼ばれるものです。

 火山ごとに癖があるので、過去の噴火をさかのぼって歴史を調べれば
性格のようなものがだんだんわかってきます。樽前山でも研究が進んで、
おとなりの風不死岳も1万年以内に活動していたことがわかってきました。

 一般的に、噴火は、大規模になるほど発生する確率は下がるので
砂防ダムでも防ぎきれないような 1667年や1739年と同程度の大規規模噴火(VEI=5)の
発生確率は低く、(発生したばかりなので)
しばらく来ないのではないかという ニュアンスではなかったのでしょうか

 逆に、言えば規模の小さい噴火の発生確率はそれよりも高く
砂防ダムは そのような規模の小さい噴火の際にも 効果を期待できるので 
むしろ作る方向で それを否定するものではないとおもいます

16838. 2010年02月28日 10時10分26秒  投稿:やぎ 
 [http://www.prh.noaa.gov/ptwc/messages/hawaii/2010/hawaii.2010.02.27.233813.txt]
ハワイでは予想よりは小さい津波が観測され、警報は解除されています。
とはいえ、カフルイ@マウイで98cmの津波を観測しています。

16837. 2010年02月28日 09時43分57秒  投稿:かまたひろき 
 [http://www.jma.go.jp/jp/tsunami/]
おはようございます。
大津波警報が出ていますね↑

16834. 2010年02月28日 00時19分27秒  投稿: 
 [http://www.prh.noaa.gov/ptwc/?region=1&id=pacific.2010.02.27.064454]
震源(と言っても広範囲だが)に近いコンセプシオンはちょうど4年前に国際研究集会で訪れた街です。小さな街でしたが、けっこう立派な大学があって、そこが開催場所でした。ラテン系の人達の国を訪れたのは、その時が初めてでしたが、朝8時くらいには建築現場やオフィスで皆仕事していて、意外と勤勉なんだとラテン系への先入観を改めた記憶があります(考えてみれば失礼な話ではある)。食べ物も特に魚介類が美味しかったです。

測地関係では有名な観測点が近くにあり、その関係で知っている人もいて(先週別の研究集会で会ったばかり)、安否を気遣っています。観測点が無事であれば、貴重なデータが取れてそうです。スタッフも無事だと良いのですが。

16833. 2010年02月27日 17時48分06秒  投稿:まりも 
チリ沖合いで発生した大地震
震源が若干深いようですが、津波が気になるところですね

日本に来るとすれば、早いところで日本時間で28日13時30分前後でしょうかね

16832. 2010年02月27日 16時46分33秒  投稿:Pochi 
 [http://www.prh.noaa.gov/ptwc/?region=1&id=pacific.2010.02.27.064454]
あらあ、まだ書き込みなしか。

16831. 2010年02月26日 22時33分21秒  投稿:ぴりか 
すみません。唐突ですが、樽前山のふもとの苫小牧市の住民です。
つい最近行われた苫小牧市主催の市民防災講座で、もと北大の先生方が、「最新の研究では樽前山は今世紀中では大規模噴火(1667や1739規模)は起こらない」、と言っておられますが。

これは、一部の学者さんたちの仮説というものではなく、広く火山学者さんたちに認められている学説なのでしょうか。(そのあたりの詳しい説明はなかったので)

そうすると、今の市町村の防災計画や山麓でつくられている火山砂防ダムは、ムダなのでしょうか。

ダムは流行らない時節と思いますが、住民としては事業中止になってしまうのか不安になります。

16830. 2010年02月26日 10時12分15秒  投稿:みき 
 [http://wwwsoc.nii.ac.jp/qr/news/teigi09.html]
第四紀の開始期が早くなるということで、
第三紀と第四紀の研究をしていると影響がありそうですね。

以前の論文と今後の論文の間で、
年代の統一を図っていかないといけないかも・・・。

yBP問題もからみ、まだまだややこしくなりそう。

16829. 2010年02月26日 06時53分31秒  投稿:かわべ 
 [http://www.madeiranature.com/index/cms/page/-/page/nature_geography_geology/lang/en]
土石流,しぶきを上げて,一見しゃぶしゃぶのようでも,密度が2近くある場合もあるとのことですね.実際はどのくらいだったのでしょう.

16828. 2010年02月26日 06時47分06秒  投稿:かわべ 
 [http://wwwsoc.nii.ac.jp/qr/news/teigi09.html]
-------------
更新世と完新世の境界については,グリーンランドのNorth GRIP氷床コア(75.10°N, 42.32°W) におけるヤンガー・ドリアス期が終わって温暖になり始める時期, すなわち11700 cal yr b2k(AD2000から暦年スケールで遡及した年数) を基準とする提案が2008年5月にIUGS(国際地質科学連合)執行委員会で批准されました(Walker et al., 2009).
-------------

ということで,

第四紀:〜 258万年前
 完新世:〜 11,700 cal yr b2k
 更新世:11,700 cal yr b2k 〜 258万年前

ですね.

16827. 2010年02月25日 19時19分36秒  投稿:みき 
 [http://wwwsoc.nii.ac.jp/qr/news/teigi09.html]
完新世の開始期の定義が批准されました(詳しくは日本第四紀学会のHP↑にて)

結果として、
第四紀の始まりは従来の181万年前から258万年前に変更されました。
(つまり、第四紀は長くなったということで)


16826. 2010年02月23日 23時30分28秒  投稿:おおさと 
 [http://88.41.139.86/webgis/map.phtml?winsize=medium&language=it&config=]
フーンイタリア版シームレス地質図か・・・↑

16825. 2010年02月23日 11時55分54秒  投稿:かわべ 
防府でもそうでしたが、泥流的、土砂流的な流れは、流量としては河道から溢れなくても、曲流部での流れがリュージュのようにカーブの外に排上って溢れてしまうのですよね。

16824. 2010年02月23日 08時01分58秒  投稿:かわべ 
イタリアも含め,降水量のデータ,なかなか見つかりません...イタリアの場合には,予報では降水量(10^-1mmの予報量)があったのですが.

地質図からは古い層の分布がいまいち理解できませんでしたが,地形を見ると,なるほど,という感じですね.

16823. 2010年02月23日 04時05分08秒  投稿:ちば 
 [http://www.youtube.com/watch?v=KzXjEH_CznU&annotation_id=annotation_792679&feature=iv]
Google EarthもMapも、さっき、突然高解像度画像が見えるようになりました

川の下流にほぼ直角のクランクがある。
ここであふれて下流の住宅地に流入したのかもしれません

雨もひどかったのでしょうが
ここに住宅地(別荘地)を開発した時の問題
が大きいような気がします

google mapで見る

16822. 2010年02月23日 03時28分22秒  投稿:ちば 
 [http://gyazo.com/6ec73751c3a5da96647c9763793e2a51.png]
Google Earthで鳥瞰図にしてみました。
流域面積が広い、発達した水系があるにもかかわらず、河口付近は極めて狭い谷になっている
上流よりも下流の斜面のほうが急峻かもしれない


16821. 2010年02月23日 02時47分39秒  投稿:ちば 
 [http://news.google.co.jp/news/more?um=1&cf=all&ned=jp&hl=en&cf=all&ncl=dg3zbiHj2ey9brMyiLauioJR3l9aM]
日本ではあまり大きく取り上げられていませんが
いったい、どのくらいの雨が降ったのでしょうか

A torrent of water, mud and rocks tore through the capital, Funchal, and other parts of the island.
Aftermath of floods in Ribeira Brava (21 February 2010)

BBC NEWSの写真へのリンク

16820. 2010年02月23日 02時19分54秒  投稿:ちば 
 [http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00172217.html]
かわべさん>
 確かに、浸食が進んだ地形のようですね
SRTM-3 から作成した赤色立体地図を google mapに重ねてみました


土石流のビデオ画像の地点がいまひとつわかりませんが

16819. 2010年02月23日 00時11分05秒  投稿:かわべ 
 [http://books.google.co.jp/books?id=IfvKWpsISTQC&pg=PA157#v=onepage&q=&f=false]

http://www.madeiranature.com/index/cms/page/-/page/nature_geography_geology/lang/en

Madeira島の地形・地質概説...が,マップが無い

↑のリンクは,googleブックスのプレビューですが,地質図が見れます.

Thomas Schluter(2008)Geological Atras of Africa
-With Notes on Stratigraphy, Tectonics, Economic Geology,
Geohazards, Geosites and Geocientifi Education of Each
Country, 2nd Edition. Splinger, ISBN:978-3-540-76324-6.


中〜上部中新統の石灰岩を基盤に,それぞれ玄武岩質の,中新〜鮮新統の火山岩類,
更新統の溶岩類,完新統〜現生の火山噴出物からなっているとのことです.

16818. 2010年02月22日 23時27分34秒  投稿:かわべ 
 [http://www.youtube.com/watch?v=E7KldaJ2tWA]
Madeira島の洪水の動画
泥流の先端が写っています.
段波状に見えるのは,段差工によるもののようです.

16817. 2010年02月19日 20時14分20秒  投稿:ちば 
 [http://tv.yahoo.co.jp/program/5499/?date=20100221&stime=2520&ch=8218]
2010年2月21日(日)25:20〜(30分) TBS 報道の魂 #55

『子供たちが火山を知らない〜島の先生奮闘記』

2000年7月に噴火し、全島民が避難した三宅島。島民たちは島に戻ったが、
5年近い避難生活で生活は一変し、なかでも子供たちが「島のことをすっかり忘れてしまった」
ことが、生活をより寂しいものにしている。

そんな三宅島の高校にひとりの理科の先生が赴任してきた。
そして三宅島の子供たちが島のことを知らないことに愕然とし、
ある取り組みをはじめることになった。

16816. 2010年02月19日 20時14分04秒  投稿:ちば 
 [http://arukazan.jp/temp/zoom2.jpg]
David Bressanさんのブログで紹介されていた地質図の重ね合わせをして驚いたのですが
縮尺は1/25,000ですから かなり詳細なものです
この精度で全国を覆っているとしたらすごいですね
露出がいいのでしょうが

水色四角部分が地質図の範囲です


16815. 2010年02月19日 13時31分50秒  投稿:すずき 
 [http://paspro.com/bousai/kazan/_arukazan/bbs/?file_id=MV8wMDAxMDI%3D&name=Maierato_RRIM.jpg]

>ちばさま
GoogleEarthにのせて、教えていただいたあたりにピンをうってみました。
北東側から南西側を見るような向きです。

地すべりの規模は荒砥沢のものより1桁小さいのですね。

16814. 2010年02月19日 13時20分45秒  投稿:ちば 
 [http://arukazan.jp/temp/zoom1.jpg]
すずきさん>
この部分拡大図の黄色四角部分です
北から南に向かって滑ったようです
地層の走向傾斜から見ると、典型的なケスタ地形

移動土砂量は約100万立方mだそうです

16813. 2010年02月19日 12時50分59秒  投稿:すずき 
 [http://paspro.com/bousai/kazan/_arukazan/bbs/?file_id=MV8wMDAxMDI%3D&name=Maierato_RRIM.jpg]


赤色立体地図(ASTER GDEMから作成)とOpenStreetMapによるイタリアMaierato地すべり周辺の地形図

16日のうちにASTER G-DEMから赤色立体地図、作っていました。
ちょっと仕事の方がばたばたしていましたし、低解像度の画像でしたのでそのまま放置していましたが、また話題になっているみたいですので、いちおうアップしておきます。

使ったデータは
 ・ATERT G-DEM:約30mメッシュの地形データ。
 ・Open Street Map:有志による地図データ。WMSから利用。

地すべりのあったMaieratoは、この地図の真ん中あたりでしたでしょうか?

16812. 2010年02月19日 00時52分06秒  投稿:やぎ 
google mapのストリートビューに、道路の「継ぎ目」も含めて全部同じものが見えますね。

16811. 2010年02月18日 22時52分58秒  投稿:岩崎 
どうやら、お騒がせな情報だったようですみませんでした。


16810. 2010年02月18日 07時36分40秒  投稿:ちば 
 [http://rockglacier.blogspot.com/2010/02/maierato-landslide-aftermath.html]
どうやら
David Bressan さんのブログが一番詳しいようです

周辺の地質図へのリンク中央東端付近Maieratoのすぐ西側

スライド集へのリンク2


16809. 2010年02月18日 07時12分08秒  投稿:ちば 
 [http://baisokumovie.jp/detail/R__3DYQCVnA.html?_s=1c548d914b7c603c3f18d]
岩崎さん>

地すべり災害ががあったということは、全くの事実でしょう

ただし、そのレポーターは、初めて見ました
最初に見たyoutubeの動画↑には、いなかったので
確かに、誰かが編集したもののようですね

レポーターが何を言っているのか判ればいいのですが
イタリア語なので



■現地写真と空撮写真へのリンク(David Bressanさんのリンク1 )
http://ilquotidianodellacalabria.ilsole24ore.com/it/calabria/vibo_maierato_frana_immagini.html


■ニュースの空撮
http://www.euronews.net/2010/02/16/landslides-wreak-havoc-in-italy/

■google street view

大きな地図で見る

■発生前の現地写真
なかなか見つからないのですが
この写真の地形の左はじが引っかかっていると思います




16808. 2010年02月18日 02時49分46秒  投稿:岩崎 
http://www.youtube.com/watch?v=fHOTPRhVfO8&feature=related

天変地異のごとに、いつもロムをしております。
イタリアの地滑りはincredibileでした。
その動画、youtubeに様々(撮影のアングルは大体一緒)アップされていますが、↑このような気になる動画もありました。
地滑りは確かにあったんでしょうが、、、、動画が編集されているという話のようで、、、、英語の達者な方、ご確認ください。

16807. 2010年02月16日 21時58分31秒  投稿:かわべ 
 [http://www.youtube.com/watch?v=f0wB9hwj3UM]
16806 おおさとさんの,イタリアの地すべり,先ほどNHKのニュースで報道していましたが,
↑に,地元の放送局の,地すべりの運動中の映像が投稿されていました.

カラブリア州って...例の「カラブリア」なんでしょうね.

16806. 2010年02月16日 18時51分58秒  投稿:おおさと 
 [http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20100216/20100216-00000029-jnn-int.html]
イタリアの地すべり↑

16805. 2010年02月14日 16時25分53秒  投稿:みき 
 [http://www.youtube.com/watch?v=66RpKjupb5Y&feature=player_embedded#]
16804 関連です

You Tubeに
「桜島、夜間爆発の瞬間 2010年2月12日」
の動画が出ています。

16804. 2010年02月14日 07時09分46秒  投稿:成尾 
本日の南日本新聞HPに桜島噴火の動画が出ています。桜島を狙うカメラマンが多数押しかけています。http://373news.com/index.php

16803. 2010年02月13日 23時07分55秒  投稿:かわべ 
16802 つくねさん>
> 浅海での海底火山の噴火は,爆発的なマグマ水蒸気爆発となりますので,噴出される軽石は非常に発泡の良いものになります.

なるほど.発泡度が高いほど,白っぽくみえますね.

それと,ちょっと思いつきですが,軽石がまだ高温の時,表面が水と反応するということはおきないのでしょうかね.

16802. 2010年02月13日 10時44分58秒  投稿:つくね 
6975 かわべさん>
浅海での海底火山の噴火は,爆発的なマグマ水蒸気爆発となりますので,噴出される軽石は非常に発泡の良いものになります.実際福徳岡ノ場の1986年噴火による漂着軽石は,ほとんど火山ガラスからなる発泡の良い灰色軽石でした.
ということで安山岩質でも発泡の程度によって,軽石の色は変わります.

16801. 2010年02月12日 22時54分51秒  投稿:成尾 
桜島昭和火口の火山雷の写真は,県内在住の島田さんという方が撮影され,1月11日付の朝日新聞に掲載されています。なかなかの迫力です。また,1月24日付の南日本新聞にも,記者が撮影した夜間の噴火が掲載されています。昭和火口を狙っている人たちは多いようで,同じ南日本新聞の11月29日HPで紹介されています。私は1回だけ夜間撮影に行きましたが空振りで,火映が撮影できただけでした。

..end