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ある火山学者のひとりごと 2100-2199


2199. 2000年07月25日 01時20分11秒  投稿:Hal.T 
 ちばさん、どうもありがとうございます。私、大昔の早川先生に教わったのかな?、
それとも別の先生だったかな、ど忘れする年になっていますが一度だけ火山学という
講義を聞いた記憶はあります(群大卒です)。
 火山が大きくなるのは、ちまちまと大きく高くなりますが、地図で見る大きな凹み
地形はどのようにしてできるのかなと心配になりまして、聞いてみたのです。よくわ
からんということはわかりました。
 防災関係測定器の開発をしているので現地実験が大事なのですが、実験に行って
巻きこまれたら元も子もないので聞いたんです。ま、それはそれとして。大きなカル
デラがどのようにしてできるのかはBBSに書きづらいですね。仮定の話しとしても
どえらい事件になりますから・・・
[210.250.0.166][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

2198. 2000年07月25日 00時52分24秒  投稿:まつ@島原 
まつ@島原です.
昼はちょっと忙しかったので,夜になってから7月10日昼の地上写真をビデオからキャプ
チャーして作りました(ビデオ自体は,7月27日28日の東大地震研究所一般公開でも使わ
れることになっています.)
ちばさんにパノラマ写真をメール添付で送りましたので,適当に公開していただけると
思います.
撮影場所は,雄山駐車場の上にある「見事に分断されたスコリアコーン」の頂上付近から
(標高約750m)からです.

さて,そのパノラマ写真をつかって,(レンズにあまり歪がないとして)ざっと(陥没
した)中央火口丘の高さを見積もってみました.
7月10日昼の時点で,標高580mぐらいです.
むむ,地理院の図化(7月9日昼の写真)では650mぐらいでしたから,明らかに沈んで
いますね.やはり,早川さんの言うように最初から砂時計モデルでよいのかなぁ.
20分ぐらい観察していましたが,(地震の無いときに調査したせいかもしれませんが,)
音を立てて崩れるのは周辺部だけでしたが.

確かに7月10日未明以降発生するようになった約12時間周期の地震の時は異常でした.
11日昼は三ノ宮(はち巻き林道北側)にいましたが30分間ぐらい震度3程度の有感微動
(もうこれじゃ微動じゃないけど)の連続で,停止した車内にいるとふわふわ揺れっぱ
なしで,大変恐かったです.
(この時測候所の地震計では震度2の地震が連続して20回以上発生していたそうです.)
もしかしたら,このような地震頻発の時に陥没孔底は沈降していたのかもしれません.


2188.早川さん>
> それから,有珠山の地殻変動データのことでは,不快な思いをさせてしまった
> かもしれません.ごめんなさい.

いえいえ,こちらこそすいません.ちゃんと御返答しようと思っていたのですが,
直後に親戚の不幸があり,北海道に出かけてしまったので,返事をしないままに
なってしまいました.
[133.5.168.105][Mozilla/4.7 [ja] (Macintosh; I; PPC)]

2197. 2000年07月24日 21時15分13秒  投稿:ちば 
 [http://www.ajiko.co.jp/topics/ct/miyake/caldera-0722-stereo-i.jpg]
stereo view
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

2194. 2000年07月24日 19時07分34秒  投稿:ちば 
 [http://www.ajiko.co.jp/topics/ct/miyake/caldera-0722-1024.jpg]
三宅島雄山カルデラ上空
7月22日10時33分40秒、
台風一過で快晴だった一瞬をついての垂直写真です
[202.32.150.2][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.5; Mac_PowerPC)]

2193. 2000年07月24日 17時48分29秒  投稿:ちば 
お待たせしました。
アジア航測が、7月22日10時30分に撮影した
三宅島の山頂火口の垂直写真を
本日19時をめどに、webにアップします。

斜め写真は、もう少しまってください。
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

2192. 2000年07月24日 17時21分11秒  投稿:ちば 
 [http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/akimasa/miyake/]
匿名プロキシ拒否は、この長屋のすばらしい機能で、
この防波堤のおかげで、
「アラシ」の来ない「板」になっているわけです。

まえにはやかわさんがやったように、プロキシを替えるとか
プロキシを使わないとか、ダイヤルアップでアクセスするとか
そういう方法もあります。

もっとも、
よく画像ファイルでやっているように
メールで送ってくれたら、文章でもすぐに転載できます。
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

2191. 2000年07月24日 16時39分44秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/miyake/archives/asia/0709.jpg]
「同心円状の階段状断層」ですが,
私がかいた,へたくそで間違いだらけのの図↑
で,「陥没途中でいったん踏みとどまって生じた棚」と
書いた二個所.

それから,草つき巨大ブロックの表面に見られる
同心円上の弧だって,そうじゃないですか?

7.8.1841と7.9.1200のあいだのゆっくり沈降のために
生じた構造だと理解可能です.


▼ちばさん,

みんなが書き込みしやすいように,
プロキシの制限を臨時に緩めてくれませんか.
LANで常時接続の人の中には
プロキシ制限のために書き込めない人が
いると思う.

[133.8.72.8][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2190. 2000年07月24日 14時45分55秒  投稿:早川 
 [http://www.gsi-mc.go.jp/WNEW/PRESS-RELEASE/2000/0717-2.htm]
7.11は一枚の斜め写真なので定量化が困難ですが,
7.09は,国土地理院の写真測量結果が公開されています↑

それによると,
火口内に落ち込んだ円錐のトップの標高は,650メートル.
火口縁をつくる八丁平の標高は700メートルです.

7.11写真で両者の標高差がわずか50メートルとは
思いにくいと感じます.

[133.8.72.8][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2189. 2000年07月24日 14時21分24秒  投稿:ちば 
 [http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/akimasa/miyake/]
毎日少しずつ沈降しているとするのは
かなり大胆だと思いましたが、
よくよく考えたら、なるほどと思いました

さきほど、22日の写真をちらっと見たところでは
もしそうならあるはずだとした、「同心円状の階段状断層」もあるようです(!)から
栓の下で「砂時計」のように、絶えず落ちていた可能性もあると思います

毎日新聞の写真は、
白いもやもやでよくわからないのも確かですが
9日と同じではないという印象を強く受けました。

数字を出せるほど詳しい解析はしていませんが
内側のホッパー状のじょうご型火口の内側にかろうじて残っている
まっすぐに沈降してきた栓
(下に尖った円錐形で、上には火口もくっついている)
が、前よりも随分小さく・低くなったなあと思いました。
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

2188. 2000年07月24日 14時11分54秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/miyake/topics/cface/index.html]
まつさんこと松島さん,こんにちは.

震度情報のページ
http://kyupub.sevo.kyushu-u.ac.jp/sevo/jmainfo/f-menu.html
をいつも便利に使わせてもらっています.

それから,有珠山の地殻変動データのことでは,不快な思いをさせてしまった
かもしれません.ごめんなさい.

三宅島山頂火口について,討論と情報提供ありがとうございます.


>7月9日の地理院の測定時と7月11日毎日新聞の写真の間に,さらに100mの
>陥没があることになっていますが,どうでしょう?
>写真を見るかぎり周囲の崩落は続いていますが,深さは変わっていないように
>思います.すくなくとも10日に私がみた状態と9日のアジア航測写真には陥没孔底に
>変化がないように思います.
>14日の再陥没まで,陥没底面での顕著な陥没はなかったのではないでしょうか?

1)毎日新聞写真で,緑の草つき巨大ブロックが火口中心に向かって増傾斜したように
みえる,
2)国土地理院一枚目写真で,その草つき巨大ブロックが,火口中心に向かって引っ張られて,
上に凸の表面になり,一部開口割れ目がみえる,
3)火口内に落ち込んだ円錐ブロックのトップが,火口縁より有意に下がったようにみえる,
という理由から,陥没が進行したと私は考えましたが,たしかにまつさんのご指摘のように,
それらは目の錯覚であって,本当は火口底は沈降していなかったのかもしれません.
一枚写真から沈降量をみつもるのはむずかしい.垂直ペア写真による写真計測が必要です.

10日にまつさんがみたのは,空からですか陸上からですか?
もし写真がありましたら,公開していただけませんか.

噴火がないときのもうひと組の時間差写真である
7.17.1200と7.22JNNに違いがあるかどうかを調べてもよいですね.
私にはあるようにみえるが,ないという主張を否定するだけの根拠はありません.

ちばさん,7.22アジア航測写真をはやく公開してください.


>9日の写真でみられる北西側の半分落ちた状態のテラス(緑の木々が残っている)は,
>9日早朝03:57に発生した神津島沖のM6.0の地震の際に崩落したものと思います.
>したがって,火山灰をほとんどかぶっていません.

7.9.0357地震で崩落した可能性があることを初めて知りました.
ありうることだと思います.


三原山山頂火口の陥没について,ここで集中的に議論したいと希望します.
期限は,明日の朝まで.
いいよね,ちばさん.
みなさんからのご意見ください.
ほら,ほら,隠れてないで,みんな出てきてよ.
萬年さん,東宮さん,大野さん.
[133.8.72.8][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2186. 2000年07月24日 13時13分06秒  投稿:まつ@島原 
2169.早川さん>
>7.8.1841爆発以来,毎日2500万立方メートル,質量で言えば,
>5000万トンずつ,三宅島はたいへん几帳面に陥没していることを
>私はいま理解しました.

7月9日の地理院の測定時と7月11日毎日新聞の写真の間に,さらに100mの
陥没があることになっていますが,どうでしょう?
写真を見るかぎり周囲の崩落は続いていますが,深さは変わっていないように
思います.すくなくとも10日に私がみた状態と9日のアジア航測写真には陥没孔底に
変化がないように思います.
14日の再陥没まで,陥没底面での顕著な陥没はなかったのではないでしょうか?

>7.8.1841爆発の直後にモイヤーさんが山頂に上がったとき,
>火口の陥没量は,7.9朝よりずっと小さかったのではないだろうか.
>だから,さほど印象づけられなかったのではなかろうか.

9日の写真でみられる北西側の半分落ちた状態のテラス(緑の木々が残っている)は,
9日早朝03:57に発生した神津島沖のM6.0の地震の際に崩落したものと思います.
したがって,火山灰をほとんどかぶっていません.
また,この時に山頂から灰(埃?)が舞い上がったとの目撃情報もあったと思います.
[133.5.168.105][Mozilla/4.7 [ja] (Macintosh; I; PPC)]

2185. 2000年07月24日 12時48分59秒  投稿:まつ@島原 
まつ@島原です.ここでは初めてです.よろしく.
2183 TAKOさん>
>さて、冒頭リンクの東京大学地震研究所の震源分布(これは自動決定の方)
> 00/07/23/11:00〜00/07/24/10:55を見ていて、
> 震源の地図上で集中しているあたりでは、垂直に震源域が地下に伸びているのが
> 判ります。
> それも、その震源分布の「柱」の先端は地上(海底)まで来ている。
21日に開かれた火山噴火予知連伊豆部会や地震調査研究推進本部地震調査委員会で
見解がだされた「新たなマグマの板状貫入」域は,地震の「柱」の北側です.
ちょっと見にくいですが,
http://www.jishin.go.jp/main/chousa/00jul3/p24.gif
の「Dyke」と書かれた,新島の南方から南東へ伸びている領域です.
ただ,この地震が少なかった領域に,」ここ1,2日に浅くて大きな地震が増えてきました
ので注意が必要かと思います.

[133.5.168.105][Mozilla/4.7 [ja] (Macintosh; I; PPC)]

2184. 2000年07月24日 11時42分07秒  投稿:ちば 
 [http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/akimasa/miyake/]
2160と2161で紹介した中田先生撮影の写真は
20日の撮影です。勘違いをしてご迷惑をかけました。
もうリンクを外しますね。

14・15の噴火に遭遇した、地震研の秋政さんのぺーじです
がんばっとるようです
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

2183. 2000年07月24日 11時36分28秒  投稿:TAKO 
 [http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/topics/MIYAKE/index.shtml]
夜寝ていて、地震があったような感じの夢をみた。
TAKOは八景島近郊に棲息していますが、それでも地震が最近多くて、
そのたびに三宅島や新島、神津島が気になります。
1986年の三原山が噴火したときは、早稲田にいたけど、大きく突き上げるような
地震があって、そのとき三原山が噴火していたという記憶が蘇る。

さて、冒頭リンクの東京大学地震研究所の震源分布(これは自動決定の方)
00/07/23/11:00〜00/07/24/10:55
を見ていて、
震源の地図上で集中しているあたりでは、垂直に震源域が地下に伸びているのが
判ります。
それも、その震源分布の「柱」の先端は地上(海底)まで来ている。

あたらしい噴火がここで生じる可能性があるのだろうか?
そして、そのときマグマは玄武岩質のまま出てくるか?
デイサイト〜流紋岩質に変化して出てくるか?

観察が必要に思いますが・・・・・。さて。
[210.170.12.211][Mozilla/4.5 [en] (Win95; I)]

2180. 2000年07月24日 09時18分01秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/miyake/archives/cww/0723/]
レーダーエコー報告,その後.

きのう1350を最後にきょう0850まで,
エコーはまったく出ていません.
[133.8.72.8][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2179. 2000年07月24日 08時39分26秒  投稿:ちば 
たしかに、陥没量の割にというのならばそうですが

1%以下というのはでは、もはや「逆噴火」ですね
1940からすこしは空洞があったのかもしれませんが
古いマグマの破片が固体のまま
「ドレインバック」していると見た方がいいのかもしれません

もしも、定常的(間欠的)に陥没が続いていて
火口壁の拡大や崩落が同時に進行しているのならば
観察されると期待される構造は
上から崩れてきて火口壁にアバットした崖錘が
さらにリング状に切れるような構造でしょうか

でかけようっと
[210.166.70.107][Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)]

2178. 2000年07月24日 07時55分40秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/miyake/remarks/fact.html]
ちばさん,

まずは無事にお帰りになって,なによりでした.


>(予想外に大きな噴火だったのでびっくりしたということでしょう)

私はそれとはまったく逆方向に考えています.
あれだけ陥没しているのに,なぜこれしか噴出しないのだろう.

「まだ噴出していない」と理解しようとしています.

きのうまでの陥没量7億トンにくらべて,噴出量は300万トン.
1%にもいかない8.

不思議なこと:
・火口から水蒸気が上がらない.
・火口壁・火口底に水がみえない.

[133.8.72.8][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2177. 2000年07月24日 07時33分06秒  投稿:ちば 
すみません、質問の主旨をはずしたかもしれません。

7月8日に陥没ができた当初、伊豆大島の1987年のイベントと類似していたので
マグマのドレインバックかなと思いましたが、
今回、雄山の上部にマグマがいったん上がってきた証拠はないので、
その表現は避けたのだと思います。
「地下に空洞があって、(前からあって、今回拡大したのかもしれない)
それが陥没した。その際に、少し火山灰(いわば埃)が飛んだ」
というのは、客観的で正確な表現だと思います。

ところが14日と15日は、決して「小規模な噴火」ではなく
ちゃんとした水蒸気爆発であったわけです。陥没もあったものの、
噴火の継続時間も長かったし、噴出物の量もかなりのものだったので、
「マグマの関与なしであそこまでの噴火があり得るのか」という疑問が出てきて
緊急的にマグマの可能性云々の表現をつけ加えたという程度とおもいます。
(予想外に大きな噴火だったのでびっくりしたということでしょう)

その後の採取した火山灰の検討で、本質物質がないことが確認されて、
その可能性は否定されたわけです。その辺がわかりにくかったのだと思います。
[210.166.70.180][Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)]

2175. 2000年07月24日 07時07分14秒  投稿:ちば 
三宅島からもどってきました。

■きのう23日の山頂は、雲がくっついて終始離れない状況で
すっかりいつもの夏に戻っていました。

■いったん堆積した火山灰の2次移動というのは、想像を絶するものです。
地面に落ちたものは飛びにくいようですが、樹木の幹や葉っぱに付着したものは、風で舞い上がります。
三七山のあたりでは、真っ白な火山灰(カタ)を覆って、あちこちに灰色の砂の風紋ができていて、
もうすっかり砂漠の風景でした。

一周道路は、熊谷ナンバーの道路清掃車が掃除をガンガンやっていました。
ところが、風が吹いた翌日にはまた砂がたまってしまうのか、
同じ場所で同じ道路清掃車とすれ違ったりしました。

羽田-三宅島線の就航率はガクンと落ちているようです。
島の人の話では、就航したときでも、
南風なのに南から進入して着陸して
南向きに離陸していったということです。
すべて、二次火山灰を避けてのことだと思います

■22日の午前中は、ヘリや飛行機がいっぱいきていましたが、
午後になって飛んできたヘリは、
3時頃の青地に赤線の機体だけではないかと思います。

■Hal.Tさん>いらっしゃいませ
カルデラ地形は、火山地形としては普通に見られますが、
めったに起こることではありません。
これまでに、教科書に出ているようなメカニズムは、
たぶんに地質・地形学的な理解に基づいて作られたもので、
物理モデルとしてあまり理解されていないというのは間違いありません。
サイズが大きいものほどできる頻度が低いので、
あの大きさのカルデラ地形ができるプロセスが
地震計や傾斜計などの観測機器を設置しているなかで発生したのは
歴史上はじめてと思います。

まず、現在までに得られた観測事実を総合して
それからでないと、なんとも言えないと思います。
(火曜日に地震研でひらかれる研究集会あとで、また)
[210.166.70.11][Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)]

2174. 2000年07月24日 04時31分41秒  投稿:Hal.T 
 [http://www.madlabo.com/mad/]
 始めてここに書きます。火山のことは疎いのですが、有珠の20数年前の噴火のときには
北海道を旅行していて遭遇したことがあります。この山の噴火はいわば理解可能なのですが、
伊豆諸島の活動についてはかなりの疑問があります。
 それは、新聞などで書かれているように本当にマグマが出てくる諸現象の現れなのでしょ
うか?
 洞爺湖や大きな陥没地が火山の後にできると言いますし、過去にも九州で地震の直後に
島が無くなった歴史もあるようです。こういう陥没地のことをカルデラと言うのかな、とも
あれ、そういうカルデラって時間スケールではどのような単位で起きる物なのでしょうか?
 じわじわと陥没するのならいいけれど、ドッカンと起きるのなら地下に空洞があったと
言うことですし・・・。私は門外漢なのでなんともはや、マグマが何がしかの理由で地表に
出てくるのなら、出てきた後は空洞になることもあって、それが陥没するのでしょうかね。
 無闇に疑念を撒き散らしたくはないのですが、どうもこの疑問がひっかかるのです。
よろしかったら、見解をお教えくださいな。
[210.250.0.163][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

2173. 2000年07月23日 17時07分44秒  投稿:へちゃ 
けさから有珠山周辺で大雨となっています。
二次泥流の被害がなければよいのですが。
[210.236.130.86][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)]

2172. 2000年07月23日 16時58分55秒  投稿:へちゃ 
変な質問かも知れませんが、教えて下さい。
神津島と新島が別々の火山とされている根拠ってあるんでしょうか?
[210.236.130.86][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)]

2171. 2000年07月23日 15時09分13秒  投稿:まんば 
 [http://www03.u-page.so-net.ne.jp/sa2/h-sugawa/RADAR_LZH.EXE]
レーダーエコーの取得ツールに不足していたファイルおよびフォルダの作成を行う
バッチファイルを作りました。
(早川先生には送付済み・前回UPした本体に変更はなし)
お使いになる方は上記のファイルを実行して現れる README.TXT を先に読んでから
セッティングお願いします。

>早川先生
役にたって嬉しいです。何かありましたらご連絡ください。
[210.139.252.164][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

2170. 2000年07月23日 14時32分18秒  投稿:ふじた 
早川さん

遅くなりました。
JNNの映像は、昨日の撮影だということはわかるのですが、
具体的な時間はわかりません。
ちばさんが、ヘリを見ているようなので、
その時間が分かればいいのですが。

放送時間(正確には録画時間)が、今朝の4:07です。
JNNがCSで放送しているニュースからのものです。
ただ、やぎさんが書かれていたとおり
TBSのサイトには、同じ映像が
昨日の夕方にあがってますので、
もしかしたら、昨日の午後6時すぎのニュースで
流れていたのかもしれません。
[202.217.9.152][Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)]

2169. 2000年07月23日 11時12分52秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/miyake/remarks/fact.html]
7.8.1841爆発以来,毎日2500万立方メートル,質量で言えば,
5000万トンずつ,三宅島はたいへん几帳面に陥没していることを
私はいま理解しました.

この陥没はいまも継続しています.
火口底の高さはそろそろ海水準に等しくなります.
このあといったい何が起こるのだろうか?

7.8.1841爆発の直後にモイヤーさんが山頂に上がったとき,
火口の陥没量は,7.9朝よりずっと小さかったのではないだろうか.
だから,さほど印象づけられなかったのではなかろうか.

[133.8.72.8][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2168. 2000年07月23日 10時08分16秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/miyake/archives/cww/0723/]
けさのレーダー画像を,現時点まで,整理しました.
[133.8.72.8][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2167. 2000年07月23日 09時25分15秒  投稿:早川 
 [http://www.wni.co.jp/cww/docs/radar/rknt_b.html]
0640から0840まで継続した山頂エコーは,

0850
0900
では消えています.


おー便利だ.
片手間でいながら,抜け落ちなくきちんと報告できる.

まんばさんに感謝.

[133.8.72.8][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2166. 2000年07月23日 08時52分57秒  投稿:さだぞう 
さきほど エコーは雨雲だろうと書きましたが、
8時30分にいたるまで山頂付近に出っぱなしだという所を見ると、
噴煙なのかもしれませんね。
昨日午後からやんでいた地震が未明になってまた始まりましたし。
いずれにしろ今日は山麓からでは確かめようもありませんが。
[210.132.21.202][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; MSN 2.5; Windows 98)]

2165. 2000年07月23日 08時39分49秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/miyake/]
まんばさん,

うまく動いています.
大感謝です.

バッチファイルのほうは,
「ディレクトリはすでに存在します」と出ました.


LANで常時接続の環境だと,このアプリケーションは涙が出るほどうれしい.

[133.8.72.8][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2164. 2000年07月23日 08時39分43秒  投稿:さだぞう 
早川さん

ただいまの天候は、南西の風強く曇り、
視界極めて不良(雲底高度300m未満、水平視程2km未満)といったところです。
降水はありませんが、エコーは雨雲でしょう。 8時10分にも映っていました。 
[210.132.21.202][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; MSN 2.5; Windows 98)]


2163. 2000年07月23日 08時30分53秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/miyake/]
0640から0810まで,三宅島山頂にずっとエコーがみえる.
ほぼ同じ高さの御蔵島から消えてもまだある.

ちばさん,
山頂駐車場には行かないでほしい.
ちばさんに死なれると,日本の火山学は困る.

[133.8.72.8][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2162. 2000年07月23日 08時24分34秒  投稿:ちば@三宅島 
 [http://www.geo.chs.nihon-u.ac.jp/tchiba/miyake/caldera.jpg]
火山灰を吸い込みすぎたのか
けさからくしゃみがとまらない。
まるで、花粉症のような感じです。
除灰作業にあたるひとは
みな、防塵マスクをしていましたが
その、必要性がよく、わかりました。
[211.2.98.125][Mozilla/4.03 [ja] (Win95; I)]

2161. 2000年07月23日 07時47分36秒  投稿:ちば@三宅島 
 [http://www.geo.chs.nihon-u.ac.jp/tchiba/miyake/caldera.jpg]
これも、中田先生の19日デジカメ映像です。(とりいそぎ)
[202.208.63.251][Mozilla/4.03 [ja] (Win95; I)]

2160. 2000年07月23日 07時42分41秒  投稿:ちば@三宅島 
やっぱり、大島先生が乗っていたんですか。
飛行コースがそんな感じがしていたんです。

21日の時間差実体視写真をみると
火口内が、もやってかすんでいるのが
見えますが、崩落による砂ぼこりだと思います

最後の駐車場のトイレから、
火口縁まで50m程度でしょうか、
19日の調査時点よりも後退しているようですが
はっきりした数値はわかりません

19日に中田先生が撮影した
火口底のステレオ写真です。
[202.208.63.251][Mozilla/4.03 [ja] (Win95; I)]

2159. 2000年07月23日 07時34分57秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/miyake/]
0640
0650
0710
にレーダーエコーがあります.

ただし御蔵島にも同時にエコーが出ているので,
これは水滴ではないかと思います.

坪田のさだぞうさん,山頂に雲がかかっていますか?
御蔵島も同様ですか?



ふじたさん,

キャプチャー画面の左上にある
4:07
4:08
というのは,キャプチャー処理の時刻を示しているのですか?

TBS映像の撮影時刻わかりませんか?
放送時刻はいつですか?

500メートルより深いみたい.
700メートルくらい.
[133.8.72.8][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2158. 2000年07月23日 06時36分50秒  投稿:ふじた 
 [http://plaza2.mbn.or.jp/~kfujita/miyake/miyake0722.html]
やぎさんもご覧になったTBS画像を判読して、
火口の範囲を図示しました(↑のHPにあげました)。

やぎさんも書かれていますが、
火口は全体的に拡大し、さらに深くなっています。
特に北側は、一部で八丁平の火口壁を越え、
島内最高点である813.7mピーク付近に達しようとしています。
新火口の火口縁は急峻で、さらなる火口拡大がありそうです。
[202.217.9.126][Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)]

2157. 2000年07月23日 02時11分27秒  投稿:やぎ@つくば 
夜遅くまで起きていた甲斐がありました.
さきほどTBSが山頂の様子の空撮を放映しました.

ざっと見た感じでは
22日現在の陥没火口は,南西から北側にかけてがほぼ八丁平火口縁まで,南側は
雄山山頂まで,東側は中段火口東縁まで拡大し,直径は1200mほどになっています.
北側の八丁平火口縁は,稜線を越えて一部崩落が進んでいるようです.
深さは500mくらいと取材ヘリに同乗していた大島さんは言っていました.

火口の中は特に噴石丘らしきものは見当たらないようです.火孔もない.
[210.155.216.67][Mozilla/4.72 (Macintosh; I; PPC)]

2156. 2000年07月23日 00時52分27秒  投稿:ちば@三宅島 
(ゆうべは、書き込もううとしていてねてしまいました)

きょうは、台風一過の快晴でした。雄山もよく見えたようです。
タイミングよく、垂直写真、斜め写真とも撮影に成功したそうです。
ちょうど、現地調査をしていた時分だったので
どこかにちらっと写っているはずです。

おおさとさん>
そういえば、雄山のカルデラの上を
TBSのヘリが飛んでいました。

きのうも、役場の前のおばさんから聞くかれたんですけど
ときおり雄山からあがる黒っぽい噴煙のようなものは
カルデラの内側の急斜面で崩落が起こったときに
巻き上げられる砂埃のようなものだと思います。
[211.2.98.98][Mozilla/4.03 [ja] (Win95; I)]

2155. 2000年07月22日 22時55分36秒  投稿:おおさと 
 [http://news.tbs.co.jp/headline/tbs_headline25285.html]
7月22日にTBSが撮影した三宅島火口の映像
[210.166.224.4][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

2154. 2000年07月22日 19時37分21秒  投稿:まんば 
早川先生.
不足ファイルをメールでお送りしました。
[210.139.252.165][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

2153. 2000年07月22日 11時03分36秒  投稿:さだぞう 
測候所に問い合わせたところ、山頂付近の灰が風で舞い上がった物だということです。
北の方向に流れています。
[210.132.21.202][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; MSN 2.5; Windows 98)]

2152. 2000年07月22日 10時44分26秒  投稿:さだぞう 
本日の雄山上空は快晴です。
山頂が非常によく見えます。
昨夜からよくゆれています。
山頂付近には、火口内部の崩落で舞い上がったと思われる噴煙が時折観測されています。
[210.132.21.202][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; MSN 2.5; Windows 98)]

2151. 2000年07月22日 09時33分33秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/miyake/]
さだぞうさん,

きょうは山頂,みえてますか?

17日以降,ひさしく山頂映像がとられていません.
テレビ・新聞のみなさんは,もちろんスタンバイしているのだろうけど.

神津島の東の海面を見に行くときは,三宅島山頂にも目をやって,
もし晴れていたら,いそいで行って撮影してちょうだい.

[133.8.72.8][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2150. 2000年07月22日 09時30分22秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/miyake/archives/ERI/coco/index.html]
まんばさん,

ウインは苦手なんですが,やってみました.
ただし,
MS-DOSプロンプトでうんぬんのところは,わかんないので,やってません.
とにかくCドライブに置きました.

しかし,10分ごとに

「コンポーネント'MSINET.OCX'が適切に登録されていません.
ファイルが存在しないかあるいは不正です」

とメッセージが出て,うまくいきません.
MSINET.OCXが足りないみたい.

[133.8.72.8][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2149. 2000年07月22日 08時53分58秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/miyake/archives/ERI/coco/index.html]
坪田がよく揺れる理由がわかりました.
震源集中する地下の円柱(おそらく中心火道)が山頂より南に寄っているからです.↑

山頂に開いた火口がそれより有意に北に寄っていることが不思議です.
山頂駐車場の真下に火道があるんだよ>ちばさん,気をつけてね.
[133.8.72.8][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2148. 2000年07月22日 08時28分38秒  投稿:まんば 
 [http://www03.u-page.so-net.ne.jp/sa2/h-sugawa/RADAR_LZH.EXE]
↑このツールですが、サイズは120Kバイトで、解凍されたあとに
README.TXT というファイルが出てきますので最初にお読みください。
[210.139.252.164][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

2147. 2000年07月22日 08時24分48秒  投稿:まんば 
 [http://www03.u-page.so-net.ne.jp/sa2/h-sugawa/RADAR_LZH.EXE]
>早川先生・ぽちさん
CWWのレーダー画像を10分毎に自動取得するツールを作成しました。
動作確認は3時間ほど行いましたが順調です。
ファイル名は取得した日付と時刻で表されます。
例)20000722_0820.jpg
本日は11時に出かけて夜9時ごろ戻る予定です。
名前の下に表示されている場所にアップしておきましたので、必要な場合は
ダウンロードしてご使用ください。お願いします。
ファイルをエクスプローラーなどでダブルクリックすると解凍されます。

[210.139.252.164][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

2146. 2000年07月21日 22時21分42秒  投稿:ポチ 
のぐちさんへ。

 UNIX環境なら可能なんですね。早速のご指摘ありがとうございます。
私は勝手にお手伝いのクチでして、依頼する筋合いではないのですが、
自動的に保存していただけるのでしたらそれはもう願ってもないこと
です。レーダー画像の更新は10分おきですが、更新時刻は5,15,25,35,
45,55分すぎに行われているようです。
[211.120.76.143][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

2145. 2000年07月21日 18時25分07秒  投稿:のぐち 
ポチさんへ。

UNIX だと cron+wget で目的を達成できると思います。
私の方でやっても構いませんが、どの程度の間隔で更新されてるんでしょうね?
10分だと1日に 5MB 位になるのかな?
[210.138.22.3][Mozilla/4.73 [ja] (X11; U; SunOS 5.7 i86pc)]

2144. 2000年07月21日 18時02分19秒  投稿:げし 
すみませんでした。C&Pの手違いで先ほどの2140の発言の最後が切れていました。

>FNNでは、肝心の映像を放送しなかったのですね。調査参加者の間では、調査地点で比較的
>最近(海綿などが進入しない程度の最近)に、砂〜礫質の海底に地割れの形成とそれに引き
>続く熱水の噴出があり、海底の砂礫や岩塊が数10mの範囲に撒き散らされる活動があった、
>また温水噴出活動は微弱ながら現在も進行中である、という認識で一致しています。つまり、
続きに書きたかったことは・・・
つまり、海底で微弱な噴火が発生したと認識しています。しかし、本質物質の放出はなかった
もようです。

ついでに、降灰量調査の結果を少しだけ。これも日大の大野さんや地震研の長井さんなどが灰
まみれになりながら調査された結果で、近々にお二人が中心となって正式に報告がなされるは
ずです。
一周道路上では、北側は大久保浜の東端(発電所付近)から、三池浜と三池港の中間地点付近ま
で14,15日の火山灰の堆積が認められる。一周道路上で最も厚かったのは三七山駐車場で82mm
であった。そのほか島下および焼場西で周囲よりやや厚い降灰がある(島下29mm、焼場西
13mm)。御山鉢巻林道上で最も厚い地点は1962年火口列のやや南の地点で、310mmである。南西
側には降灰は認められない。山頂駐車場には1mm弱の降灰がある程度。
8日の火山灰はあざやかな赤褐色であるのに対し、14,15日の火山灰は灰色で、両者の区別は容
易である。15日の火山灰には顕著な火山豆石層が発達している。







[133.11.230.162][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows 98)]

2143. 2000年07月21日 16時28分24秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/miyake/index.html]
そう,ポチさん,お出かけですか.残念.

気象の専門家に聞きました.

レーダーが見ている高度は,2000メートル.
ピクセルは,たぶん2.5km四方.
三宅島のデータは御殿場または柏からとってるはず.

[133.8.72.8][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2142. 2000年07月21日 15時54分03秒  投稿:ポチ 
 ポチ%春名@一般人です。昼のレーダー確認し忘れてしまいました。残念。
そこでどなたかご存知の方にお聞きしたいのですが、市販のウエブ保存ソフト
たとえばWeb What's Knew などで、常時接続時に更新データ(しかも10分おき)を、
上書きしないで個別に保存できる機能を備えているものはないのでしょうか。
あればもう誰かが指摘してくれているはずだよなあとは思いつつ、あえて記入しました。

 明日、三度目の有珠山行きです。本当は三宅島に再度行きたいのですが。
[211.13.143.120][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

2141. 2000年07月21日 15時45分29秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/miyake/index.html]
毎日新聞から7.11午後のカラープリントを提供していただきました.
きのうが祝日だったものですから,受け取るのが一日遅れになりました.

[133.8.72.8][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2140. 2000年07月21日 15時41分14秒  投稿:げし 
さきほど三宅島からもどりました。私の滞在中の月曜(17日)朝から今朝(21日)7時ごろ
までのあいだには噴煙の上昇や顕著な降灰はありませんでした。
さて、海底調査の結果についてです。

> 2128. 2000年07月20日 18時41分24秒 投稿:早川 
>[http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/miyake/index.html]
> FNNによる6.27海底噴火スクープは,ノー.↑

海底調査に同行したので、その結果をすこし。正式な報告は中田さんからあると思います。
私のフィールドノートのメモからまとめてみます。持っていった携帯用GPSによると、
「火口」観察地点は、北緯34度05分04.76秒、東経134度28分01.83秒で、水深83m地点です。
海上保安庁のソナーイメージの地点のやや西からカメラを入れたところ(FNN放送の映像に
でているような)生物の多く付着した海底に新鮮な開口割れ目が多数見られる地点に着底し
た。割れ目は幅30cm近いものもあり、10cm程度の段差を生じているものも多数存在した。
そこから割れ目をたどって東へ数10m進むと、やがて海綿などを砂サイズのスコリアや
小石が被っている地帯を通過し、やがてスコリア礫や溶岩の破片が堆積し、付着生物がまっ
たく見られないゆるい斜面の裾にたどり着いた。斜面は約3-4mほどの高さで、その先は長径
20m弱、深さ約5mのすり鉢状のへこみになっており、その内部には溶岩ブロックが露出して
いた。へこみの中の岩片は白〜淡黄色のもろい湯垢状あるいは湯の花状の沈着物で覆われて
いた。岩塊のあいだからは所々から陽炎がたっているのが観察され、温水の噴出が継続して
いることが推測された。くぼみの中にも魚が泳いでいるのが観察されたが、付着生物はまっ
たく観察されなかった。くぼみの中から採取した砂〜礫サイズの試料には新鮮なスコリア片
など本質物質の放出を示唆するものはなかった。

FNNでは、肝心の映像を放送しなかったのですね。調査参加者の間では、調査地点で比較的
最近(海綿などが進入しない程度の最近)に、砂〜礫質の海底に地割れの形成とそれに引き
続く熱水の噴出があり、海底の砂礫や岩塊が数10mの範囲に撒き散らされる活動があった、
また温水噴出活動は微弱ながら現在も進行中である、という認識で一致しています。つまり、

[133.11.230.162][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows 98)]

2139. 2000年07月21日 14時54分55秒  投稿:さだぞう 
ここから見ると山のてっぺんから雲が湧き上がっているように見える。
但しそれが、噴火口からなのか、反対側の山腹斜面の上昇気流による雲なのか、
ここからではわからない。
[210.132.21.202][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; MSN 2.5; Windows 98)]

2138. 2000年07月21日 14時39分24秒  投稿:さだぞう 
あと、降灰のエコーの位置ですが、
ピクセルの位置に若干の誤差があるのではないでしょうか。
13時前の画像には確かに南西側(阿古方向)に1ピクセルエコーがありました。
しかし、当時の風は北西風で灰が阿古方面へ飛ぶことは考えにくいと思うのですが。
また、降雨を招くような雲も存在していなかったと思います。
(その2〜30分前に阿古を車で通った)
[210.132.21.202][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; MSN 2.5; Windows 98)]

2137. 2000年07月21日 14時30分55秒  投稿:さだぞう 
早川さん

すみません、保存してませんでした。

それと今朝の降灰に関してですが、阿古の知り合い5件ほどに電話してみたところ、
みんな留守でした。
後で様子を聞いて見ます。


[210.132.21.202][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; MSN 2.5; Windows 98)]

2136. 2000年07月21日 14時21分39秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/miyake/index.html]
さだぞうさん,


>1240には山頂付近、1250には南西部分にエコーがありました。

これ,もし保存してあったら,私に添付ファイルでください.



>@朝、微量の降灰があった。(正確な時刻は不明、調べてみます)

この情報にたいへん関心があります.
降灰があったのはどこですか?
どのような現象があったのか,具体的に教えてほしい.
・車が汚れた
・空が黒かった
・目の前で灰が空中を落下するのをみた
とか.

時刻もわかったら,だいたいでいいですから教えてください.


気象学について,私は門前の小僧ですが,
気象レーダーは,空気中の雨滴を感知します.
空中の雨滴は,地表に達する前に蒸発してしまうことがありますので,
エコーがあっても,その下の地表に降水が起こっているとは限りません.

火山灰粒子もエコーをつくります.
火山灰粒子は途中で蒸発することはありません.


 
[133.8.72.8][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2135. 2000年07月21日 14時01分03秒  投稿:さだぞう 
早川さん

>いまお昼のは,さだぞうさんにいわれてみたけど
>1300にはエコーありませんでした.
>1240か1250にあったのですか?

1240には山頂付近、1250には南西部分にエコーがありました。

>0820と0830ころ(あるいはレーダー情報の若干の遅延を
>みこんで,0800-0830ころ),
>阿古で何が起こっていたか知りたいです.

さてこまりました。
明白な事実としては、
@朝、微量の降灰があった。(正確な時刻は不明、調べてみます)
A阿古地区に降水はなかった。
B噴煙は少なくとも坪田側からは見えなかった。
といったところでしょうか。
 
さて現在の坪田に関してですが、
1355現在、垂直方向の空は薄日が差していますが、
山を見上げると、黄色がかった雲のような物で、鉢巻道路より上はかすんでしまっています。
(明らかに普通の雲やかすみとは色も見た感じも違う。埃っぽい感じ。)
但しそれは都道付近まで達していません。 このあたりの空気はクリアーです。
なお東の海上から雨雲らしき物が近づいているためか先ほどから水平線がかすみはじめました。
まだ降雨はありません。

>なお山頂火口内での崩落による色のついた煙上昇なら,
>いまの三宅島の状況では,噴火とみとめるのがよいと思います.
今は下からは見える状態にありません。







[210.132.21.202][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; MSN 2.5; Windows 98)]

2134. 2000年07月21日 13時39分47秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/miyake/index.html]
さだぞうさんへ,

1320から坪田は雨雲の中に入ったようにレーダーエコーからは
よみとれます.

雨,降ってますか?

[133.8.72.8][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2133. 2000年07月21日 13時26分42秒  投稿:早川 
 [http://www.wni.co.jp/cww/docs/radar/rknt_b.html]
さだぞうさんへ,

レーダーエコーと噴煙・降灰との関係はまだきちんと解明されていません.
ですから,エコーが出たときに現地で何が起こっていたかを正確に
記録することが重要です.

まず,けさについては,
0820と0830にエコーが出ました.
山頂の南西側でした.
0840には消えました.

いまお昼のは,さだぞうさんにいわれてみたけど
1300にはエコーありませんでした.
1240か1250にあったのですか?

0820と0830ころ(あるいはレーダー情報の若干の遅延を
みこんで,0800-0830ころ),
阿古で何が起こっていたか知りたいです.

そしてさっきエコーが出たなら,坪田で何が起こっているか
知りたいです.

1)降雨
2)噴煙からの降灰
3)地表からの舞い上がりによる降灰

3)でエコーが出るとは,驚きです.

なお山頂火口内での崩落による色のついた煙上昇なら,
いまの三宅島の状況では,噴火とみとめるのがよいと思います.


[133.8.72.8][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2132. 2000年07月21日 13時16分27秒  投稿:さだぞう 
灰は北西の風に乗ってこちら(坪田側)に飛んでいるようです。
人家のあたりには届かず、中腹付近に降っている様です。
[210.132.21.202][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; MSN 2.5; Windows 98)]

2131. 2000年07月21日 12時59分58秒  投稿:さだぞう 
早川さん

朝のレーダーエコーは、山頂付近の灰が強い北東風で上空に巻き上げられ、
南西側の阿古に降ったためらしいです。
但し、先ほど阿古を通ったときに注意して見ましたが、
明白な降灰の痕跡は認められませんでした。
極めて微量の降灰だったと思われます。
今もレーダーエコーが出ているようです。
山頂付近は灰に煙っています。
[210.132.21.202][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; MSN 2.5; Windows 98)]

2130. 2000年07月21日 08時55分43秒  投稿:さだぞう 
早川さん

坪田側からは、山頂付近に噴煙を認めません。
役場の防災無線も何も言いません。
たぶん降水だと思うのですが。
[210.132.21.202][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; MSN 2.5; Windows 98)]

2129. 2000年07月21日 08時47分13秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/miyake/index.html]
さだぞうさんへ,

いま阿古で降っているのは雨であって,灰ではないですね.


[133.8.72.8][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2128. 2000年07月20日 18時41分24秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/miyake/index.html]
FNNによる6.27海底噴火スクープは,ノー.↑
[133.8.72.8][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2127. 2000年07月20日 16時32分16秒  投稿:やぎ 
 [http://www.gsj.go.jp/~yagi/miyake/719.html]
山頂の状況.
[150.29.132.131][Mozilla/4.73 (Macintosh; U; PPC)]

2126. 2000年07月20日 12時30分11秒  投稿:ひできち 
◎焼山の噴気再び活発化


 糸魚川市と中頚妙高高原町の境にある活火山・焼山(二、四○○メートル)の噴気活動が今月中旬から再び活発化していることを、高田測候所が十九日までに観測した。
 測候所によると、十五日に「焼山から噴気が上がっている」と県糸魚川土木事務所から連絡が入り、十七日には山頂東側斜面から高さ百五十―二百メートルまで噴気が上がっているのが測候所から観測された。灰色がかって見えたことから噴煙の可能性もあるが、確認できないという。また十七日以降は雲のため、観測できていない。
 現在のところ特別の観測態勢は取られていないが、測候所は「注意深く見守りたい」としている。
 最近では一九七四年に噴火した焼山はその後も噴煙・噴気活動を繰り返し、九七年秋から活発化、同年十二月には新潟地方気象台から「噴気が多い」との火山観測情報が出された。このときの活発な活動は翌年春まで続き、それ以降、活動は弱い状態が続いていた。

新潟日報7/20朝刊
[210.152.126.34][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

2124. 2000年07月20日 11時37分09秒  投稿:さだぞう 
頂上付近のアンテナは、倒れてしまっているようです。
昨日午後雲の切れ間から見た人の話では、かなり傾いていたようです。
いまは、下から土台らしき物を見ることが出来るのみです。
もうすぐ雄山の腹の中に飲み込まれていくことでしょう。

風はこのところずっと「ながし」(南西の風)だったのですが、
今朝「ならい」(北東の風)に変わりました。
この風で灰を吹き上げられたら、こんどは阿古がひどいことになってしまう。
坪田では、さきほどスコールがありました。
台風の接近を予感させます。
泥流も心配ですが、降水が新たなる噴火の引き金にならないでしょうか。
そちらも心配です。
[210.132.21.202][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; MSN 2.5; Windows 98)]

2123. 2000年07月20日 10時30分19秒  投稿:ちば 
三宅島の垂直写真撮影が
台風が来る前に間に合うといいのですが

というわけで、今晩から三宅島に調査に行きます


[210.166.70.94][Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)]

2122. 2000年07月20日 09時49分18秒  投稿:ちば 
それでは、緊急事態なので、ゆるしてください。

以下の写真は、科学技術庁防災科学技術研究所が7月17日12時に撮影した、三宅島雄山の陥没火口の状況です。
ここにリンクを張ってありますが、正式なサイトにアップされるまでの緊急措置で、一時的に置いたものです。
この件に関して、正式な許可は頂いていません。利用にあたっては、その点に十分配慮して下さい。
緊急性がなくなった段階で、この書き込みは消去し、ファイルも移動します。

[210.166.70.196][Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)]

2121. 2000年07月20日 07時20分51秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/miyake/index.html]
ちばさんへ,そしてほかのみなさんへ,

いまようやくネットに復帰しました.

防災科学技術研究所の7.17.1200写真ですが,
ダウンロードして好きなようにつかっていただいて
かまわないと思います.

この画像使用にかかわる責任は私がすべて負います.
(といっても,盗んできたのではない.)

防災科学技術研究所は防災を目的として設立された国立研究機関だし,
上部組織である科学技術庁は災害対策基本法の指定公共機関だから.

もちろん「防災科学技術研究所」のクレジットをつけるのが礼儀でしょう.
画面中に埋め込むのが確実かな.

[133.8.72.8][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2120. 2000年07月20日 05時53分24秒  投稿:ちば 
はやかわさん、夕べの画像ですが
画像処理をして見やすくしておきました。
リンクを張るわけにも行かないので、サムネイルを参考に示します。

たいへんに、深くなったものですね。
まだ、いっぱい落ちそうな感じですが。
くわしいことはのちほど
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

2119. 2000年07月19日 23時40分51秒  投稿:へちゃ 
ちば先生
ていねいなお答えをありがとうございました。

ちょっと状況説明が難しいですが、以前70年代頃でし
たか大島で溶岩湖の黒い薄皮がところどころで赤く裂け、
チョコレートクリームのようなスパッターを噴き出して
いる映像を見た覚えがあります(リアルタイム映像では
ないですが)。
ハワイやエトナの映像を見ても、溶岩噴泉よりスパッタ
ーのほうが流れやすいように思ったのですが、1986年噴
火の溶岩湖面の破裂が意外だったので「なぜかな〜?」と
思った次第です。

それとも溶岩の供給量が減らなければ、粘性は下がらず、
あのまま溶岩はとろとろと流れ続けたのでしょうか?
その時には割れ目噴火は起きなかったのでしょうか?
まだまだ、たくさん疑問があるんです。
[210.236.130.63][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)]

2118. 2000年07月19日 21時53分54秒  投稿:ちば 
なんか、質問のポイントを、はずしたかもしれない

21日に一段と爆発力が増したのはなぜかということですね
黒い煙とか、大きな音とか、巨大な火山弾の飛行距離が伸びたとか
御神火茶屋からは、火口の中は何も見えなかったので
いろいろ想像していたのですが、粘性がさらに高くなって
火口湖サイズで肉厚の気泡もついにはできなくなって
蓋を閉めたパイプの中で爆竹を鳴らした状態になるのではないかと
恐れました。もしそうなったら、
中央火口の縦穴の壁に亀裂が入ってしまうかもしれません。
そういう、想像をして恐怖を感じていた矢先に
地震はしたけれども、空振は起こらないということがあって
しばらくして割れ目噴火があったのです。
それで、はじめは、
Aのマグマが割れ目からあふれたのかと思ったくらいでした・・
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

2117. 2000年07月19日 21時41分01秒  投稿:ちば 
へちゃさん>いらっしゃいませ。

1986年の三原山の噴火のときは
わたしもはやかわさんも調査にいって、その変化の様子を体感したくちです。
粘性は11月15日から21日にかけて徐々に高くなっているはずです。
途中で粘性が低くなった、あるいは粘性が低いのに・・というのは誤解だと思います。
特に19日の深夜に、内輪山からカルデラ床へのあふれ出しが
止まったころからは、地下からの供給速度が激減したようで、
にわかに粘性がまして行ったように記憶しています。
簡単に言えば、以下に示すような4つの理由から
噴火中にマグマの粘性は増加していく傾向があったと思っています。
(引用文献は省略しますが、火山学会の伊豆大島噴火特集号など)

(1)噴火の経緯から
粘性が高くなったことは、噴火様式が変化したことからわかりました。
1)溶岩噴泉を高く上げるタイプから、
2)溶岩湖からスパッターを噴きだすようなタイプ、
3)いったん、溶岩湖全体とおなじか少し小さい直径の泡を作ってから
大きな音を立てて(衝撃波を伴う)はじけるタイプ
泡のサイズが大きくなるということは、粘性の増加を意味しています。

(2)温度と粘性の関係
マグマの粘性と温度の間には、温度が下がると粘性が増加するという
きれいな関係があることが実験によって明らかにされています。
また、1951年の三原山の噴火の時には、
溶岩流の温度と粘性の関係が実測されています。
1986年の噴火を通じて溶岩噴泉の温度は実測されていませんが、
噴泉の色を、黒体輻射の色と仮定した場合
徐々に低下して行ったことが推定できます。

(3)結晶の増加
ある程度以上温度が下がると
マグマ中に小さな結晶が出現して、急激に粘性が増加することが
知られています。1986年の噴出物の調査でも、時間の経過とともに
微斑晶が増加したことが報告されており、その点からも
粘性が増加したことは確実だと思います。

(4)揮発成分の逸脱
あと、マグマの出始めの頃には、より多くの揮発成分が含まれており
同じ温度でも粘性はより低い傾向にあると思います。
時間とともに揮発成分がよりはやく抜けると
(要するに気の抜けたビールになる)、
そのことだけでも粘性が増加すると考えられます。
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

2116. 2000年07月19日 20時30分54秒  投稿:へちゃ 
三宅島の話で盛り上がっているところ、今更なんですけど、
伊豆大島1986年噴火の側方噴火の直前に、三原山溶岩湖での爆発力が
増したのは理由があるのでしょうか? 
溶岩はすでに波うつくらいに粘性が下がっていたのに光環とか空振(爆発
の初速が音速を超えていた?)とかが認知できるくらいの爆発噴火というか、
破裂噴火は、なんか不自然のように感じます。
噴煙も黒っぽくなってたというし、あのとき溶岩湖の中で何か起こっていたの
でしょうか? 地下水と溶岩が混じりあってたとか…。
火山学者の方たちの討論の邪魔にならないよう、夜になって出しました。

こんな掲示板にも顔出してます。科学とオタクの混在…。
http://www.tcup5.com/541/takano22.html
[210.236.130.56][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)]

2114. 2000年07月19日 19時14分07秒  投稿:のぶ 
 [http://www.jah.ne.jp/support/trouble.html]
昨日はサーバが落ちてたようですね(上記のリンク参照)
でも私のところにはプロバイダから特に何も苦情が来ているわけではありませんし、
アクセス数も問題のない範囲だと思ってます。

あまり気にしないで使っていただければありがたいです(^^;
必要でしたらダウンした時用に予備の掲示板を別なサーバに用意しますので
遠慮なくおっしゃって下さい。
[211.11.19.202][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

2113. 2000年07月19日 18時51分46秒  投稿:ふじた 
朝日航洋さんが撮影した写真と
アジア航測が2時間違いで撮影した
写真を比較してみました。

結果は、ほとんど変化はないと思います。
ほとんどといったのは、火口北側で1個所だけ
小規模な崩壊で火口が拡大しています(おそらく数m)。

今気づいたところでは、その程度です。
その他の火口縁や地すべり的に落ち込んだブロック、
火口底の残存火砕丘については、変化はないようです。

あと、この2枚の写真は大きさを合わせてやれば
何とか立体視ができます。
厳密に合うわけではないので、無理に眺めつづけると
頭痛がしてきますが、偶然にしてはすごいと思いました。
(それもあって写真の比較がやりやすかったです)

最後に、防災科技研の写真↓すごいですね。
これからじっくり見てみようと思います。
[202.32.150.2][Mozilla/4.73 [ja] (Win98; U)]

2112. 2000年07月19日 18時24分36秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/miyake/index.html]
7.17.1200防災科研画像を入手しました.↑
解釈する時間ありません.
だれかおねがい.

私は外出します.
[133.8.72.8][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2111. 2000年07月19日 17時18分30秒  投稿:早川 
 [http://www.aeroasahi.co.jp/AACnews/miyakejima.jpg]
ちばさんは書きにくいだろうから,私が書きます.

アジア航測の2時間前に撮影した
7.9.1000朝日航洋写真.

2時間でちがいがあるだろうか.
あなのあくほどみてちょうだい>ふじたさん.
[133.8.72.8][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2110. 2000年07月19日 17時09分33秒  投稿:早川 
 [http://www.gsi-mc.go.jp/WNEW/LATEST/MIYAKE/tochijoken/kanbotsu.htm]
TAKOさんへ,

国土地理院四枚写真をじっくりみたら,水の水平面ではなく,
陥没した山体表面だとみえてきました.
とくに三枚目のクローズアップをみてそうおもった.

白いもやもやがなんであるかは,
明日15時ころにとどくだろう毎日新聞カラー写真を
みればわかると思う.
届いたらすぐウェブに上げます.

[133.8.72.8][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2109. 2000年07月19日 17時05分10秒  投稿:ちば 
地質学会のニュースレター校了しました。
25日には、おてもとにでっかい
三宅島の山頂空撮写真が届くと思います

これは、修正前の段階ですが

[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

2107. 2000年07月19日 15時59分05秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/miyake/topics/cface/index.html]
いや7.14写真からの計測の精度悪さをいっているのではなくて,
そのあと現在までに火口底に著しい変化が起こっているかもしれない
ことを指摘しました.

じっさい,よくめーない防災科技研の7.17.1200画像では
浅くなっているようにもみえる.

この可視光域の画像って,何を目的に撮影したものなんだろう.
予知連資料には解説がないからちっともわかんねー.
肝心のふつーの写真をなぜ見せてくれないんだろうねえ.
[133.8.72.8][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2106. 2000年07月19日 15時51分53秒  投稿:ちば 
はやかわさん>
ずびばぜん。ご指摘の通り
400m弱というのは、目測です。
時間差立体視写真で見た情報に、
推定を加えたものです。
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

2105. 2000年07月19日 15時33分26秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/miyake/topics/cface/index.html]
ちばさん,

400メートル弱という数字はどこから出したのですか.
わたしがいま知っている限りのあたらしい情報は,
7.17.1200に撮影された防災科研のすげーみにくい写真だけ.

2083の会社に直接聞いたところ,
7.9.1300の斜め写真しかないそうです.
7.17に撮った事実はないとのことです.
[133.8.72.8][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2104. 2000年07月19日 15時14分37秒  投稿:馬場 
 [http://www.restec.or.jp/jpn/news/topics/2000/topics_miya/miya.html]
地球観測衛星が、雄山陥没を捉えていました(↑リモートセンシング技術センターのページより)。
かなり解像度の良い赤外線〜可視光センサーを積んでいるらしいですので、こういう衛星が、
火山観測の為にルーチンに使えるような体制ができればいいですね。
[210.239.89.204][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

2103. 2000年07月19日 13時48分12秒  投稿:ちば 
■ロストワールド
三宅島が大きく咳き込む可能性が
完全に去ったのかどうかまだわからないです。
しかし、山頂部にできた
直径1km深さ400m弱のという「陥没火口」の大きさは
もう「ロストワールド」級で
かりにこの底で水蒸気爆発があっても
粗いものが縁を越えて外まで達したり、あふれる可能性は
だいぶ少なくなったと思う

■カルデラ
直径が2km以下なので、これはカルデラではなく火口だというのは
地形学用語の定義としては正しいのでしょうが、
現実的には、まさにカルデラの形成プロセスを見ているのに
陥没をつけたとはいえ「火口」と呼ぶのは、うしろめたい。
ミニでもプチでもつけて、とにかくカルデラと呼びましょう。
それとも、だんだん大きくなってきて、直径が2kmを越えたときに
さあ、これからはカルデラですということになるのでしょうか。

■大噴火
伊豆大島1986年噴火で、11月15日からマグマが出始めて
いつ、火口を溶岩が埋め立てて、あふれ出し、内輪山を越えようかというときに
「何月何日に大噴火になる」という予言をした学者がいました。
それは、マグマ噴出量の累積が大噴火のしきい値を越える日にちを
言い当てただけでした。噴出レートは、
中央火口の溶岩位の上昇をみれば、
誰の目に自明のことだったのです。
それでも、マスコミはそれを予言とかもちあげました。

■カタ
カタは、細粒火山灰が水を含んでモルタル化したものですが、
おそらく、火山ガス中の硫酸ミストと火山灰中のカルシウム分が結合した後
高温のため焼石灰となった粒子を多く含んだ状態で降下堆積し
噴煙上昇中の断熱膨張による温度低下に伴う結露や
その後の降水によって、吸水反応を起こして、セメントと同じような反応を起こして
モルタル状に固まったのだと思います。
 農作物など植生の被害だけでなく、地表浸透能の著しい低下によって
降雨の際には、表流水が顕著に増加すると考えられます。
そのため、中小の渓流でも土石流発生の可能性が高くなると思います。
台風ができたとのことですので、
三宅島の北から東にかけての山地の調査と
防災対策の検討を大急ぎでやる必要があると思います
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

2102. 2000年07月19日 12時56分25秒  投稿:早川 
 [http://cgi2.nhk.or.jp/nhkvnet/spot/miyake/ramgen.cgi?name=200007181900]
やぎさんは,上↑のNHK映像で,右手手前に座っている
色の付いた半袖シャツの人です.


そうですか.フジテレビは7.9映像だったんですか.
残念.

7.17.1200に山頂火口の熱を測った防災科学技術研究所の
ふつーのカラー写真はないんですか?

[133.8.72.8][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2101. 2000年07月19日 12時40分53秒  投稿:やぎ 
 [http://www.gsi-mc.go.jp/WNEW/PRESS-RELEASE/2000/0717-2.htm]
レーダーエコーと実際の噴煙の対応ですが,前に書いたことのほかのデータです.

15日は午前11時から午後3時くらいまでほとんど連続で眺めていましたが,少なくとも
12時以降は山頂からは黒色噴煙が出ていないのは確実です
黒色噴煙を鉛直上向きにあげる活動がほぼ終わった11時40分よりあとにエコーのピークが
ありますね.風下側に流された噴煙が,高い雲を作っていましたから,それを捉えているのでしょう.

14日朝も山頂からの噴出は8時前には終わっています.これも流された噴煙から上空へ雲が成長して
いるのを捉えているようにみえます.
[150.29.132.131][Mozilla/4.73 (Macintosh; U; PPC)]

2100. 2000年07月19日 12時33分22秒  投稿:やぎ 
 [http://www.gsi-mc.go.jp/WNEW/PRESS-RELEASE/2000/0717-2.htm]
2071にあるフジの映像ですが,私見てましたが7/9のものでした.
もしかして最新映像?と期待したけど,がっくりしたのでした.

昨日は雲でダメ.
今日の現地からの報告では,山頂が見えそうとのことです.
[150.29.132.131][Mozilla/4.73 (Macintosh; U; PPC)]