ひとつ前へ WWWルートへ mad@mail.wind.ne.jp

ある火山学者のひとりごと 2200-2299


2299. 2000年07月29日 18時15分43秒  投稿:ふじた 
 [http://wwweic.eri.u-tokyo.ac.jp/EIC/EIC_News/000714s.html]
きよしさん

三宅島山頂の火口の拡大が、八丁平北側の火口壁を越えたようです。
28日の写真を見ると、それまで島で一番高かった813.7mのピークは
無くなってしまっているようです。
神着の方からも、山の形が変わっているのが分かり始めたのは
このためではないかと思います。

さだぞうさんもおっしゃっていましたが、この時期の三宅島は
山頂部が見えないことが多いとのことですね。ということは、
報道機関や航測会社がうまいタイミングで空撮するのは難しいと思います。
これからは、きよしさんのように三宅島に住まれている方の
肉眼での観測も非常に重要になってくると思います。


早川さん

アジアの写真撮影と大島さんが搭乗されたJNNのヘリの間に
傾斜計のステップがという話ですが、地震研のHPをみると
傾斜計のステップと同時に起こっている長周期地震が、
22日の14時ごろに発生しています。
ステップと陥没との関係を調べる絶好のチャンスだと思います。
放送されたビデオを見直してみます。
ところで、大島さんがヘリに乗ったとき、写真は撮影されたのでしょうか。
もし撮られているのであれば、是非とも拝見したいところです。
[202.217.10.239][Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)]

2298. 2000年07月29日 17時40分00秒  投稿:きよし 
今日は、よく晴れて神着地区にある家からも雄山がよく見えて形がかわってるのがハッキリわかります。
今後雄山は、どうなっていくのでしょうか。毎日写真に残していきたいと思います。

[210.190.193.183][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

2297. 2000年07月29日 16時25分43秒  投稿:ちば 
 [http://hakone.eri.u-tokyo.ac.jp/vrc/others/miyake2/miyake2.html]
中田先生がマスコミの映像をもとに推定した
7月28日現在の火口縁の位置だそうです。
北側が、随分拡大している。
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

2296. 2000年07月29日 15時08分08秒  投稿:ポチ 
2267.早川さん>
>それから、地下水学者からの応援が必要です

地下水というHPにメールを送ったところ、
http://www.asahi-net.or.jp/~BQ9K-ADC/
丁重なご返事をいただきました。
足立克巳さんという方ですが、これからメール
の届かない所に出張されるとのことで、事後承諾
になってしまいますが、地下水学の境界条件を簡
潔に表現された部分を転載させていただきます。
すみません。
>現在の地下水学は、地下水流動はマクロな動き
>の解析・論議には耐えますが、局所の流動現象
>の定量的は判定に対してはなかなか役立ちませ
>ん。特に、火山活動と特定の水道(ミズミチ)
>のよる水の単位時間あたりの供給量の把握など
>は夢です。ミズミチの特定方法が未知です。
[211.13.143.250][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

2293. 2000年07月29日 11時41分35秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/miyake/topics/cface/0722/]
JNN大島さんヘリの撮影時刻がわかりました.
7.22.1500-1515.

アジア航測7.22.1032-1050の4時間半あとだったわけです.
この4時間半の間に傾斜計ステップがあったようにみえます.
(いま確認中)

ふじたさん,これら二組の写真にうつった火口(とくに火口底)に
変化がないかどうか,よっくしらべてちょうだい.

[133.8.72.8][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2292. 2000年07月29日 11時27分54秒  投稿:ふじた 
 [http://plaza2.mbn.or.jp/~kfujita/miyake/miyake.html]
断面図の位置を追加しましたので、
参考にしていただければと思います。
[202.217.10.234][Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)]

2291. 2000年07月29日 11時10分16秒  投稿:ちば 
野帳、ペン、色鉛筆、ロットリング
セクショントレペ
クリノメーター、プロトラクター
シルバーコンパス、ポール
メジャー、カメラ、デジカメ、ビデオ
GPS、双眼鏡
マスク、防塵マスク、なた、サンプル袋
鋸、タオル、ヘルメット、着替えたくさん
パソコン、プリンター、携帯電話、トランシーバー
軍手、サブザック、しっかりした靴(長靴は現地で)
カメラの電池、雨具、傘、・・
[210.166.70.105][Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)]

2290. 2000年07月29日 11時03分26秒  投稿:ふじた 
 [http://plaza2.mbn.or.jp/~kfujita/miyake/miyake.html]
おおさとさん

大丈夫です。HPにアップした時間が早朝だっただけです。
それと、言い忘れていたのですが、
断面図を作るにあたって、朝日航洋さんがつくられた
22日現在の地図にアジアの写真を無理矢理あわせて
大まかに補正してから、距離を測っています。

ちばさん

地理院の断面測線と22日のアジアの写真を比較すると分かるのですが
地理院がセッティングした断面の測線が、22日現在では
火口の最低点を通らず、火口を斜めに切る形になっています。
実際の地形は、ちばさんご指摘のように
火口縁の近くが切り立っているのですが、
断面図の測線位置を合わせたために、このようになっています。
[202.217.10.234][Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)]

2289. 2000年07月29日 10時59分15秒  投稿:ちば 
今晩から三宅に行って来ます。
パソコンも携帯も持っていきますので、
モバイルできると思います。
火山屋が社会貢献できるよい機会と
おもって、がんばります。
こんどこそ、
さだぞうさんにおあいできるチャンスが


[210.166.70.105][Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)]

2287. 2000年07月29日 10時52分37秒  投稿:ちば 
なんか、イメージとすこし違うきがするなあ。
これじゃあドンブリだよねえ
いろいろな写真をみると
もうすこし湯飲みに近かったように思うんだけどなあ。
[210.166.70.105][Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)]

2286. 2000年07月29日 08時46分53秒  投稿:おおさと 
ふじたさん>
ひょっとしたらまた徹夜ですか?
ほんとにご苦労様です。そして感謝!
断面図見ました。斜面が崩壊して火口の大きさが拡大したというより、吸い込まれていったということがよくわかります。
斜面勾配は、見かけ勾配でも45度近くになってきているんですね。(見かけ補正がまともにできる範囲に入ってきている。)結構ゆるくなってきているな。
ちなみに山体の平均強度はどのくらいなんだろう。
現在の斜面勾配は、三宅島の周辺斜面の勾配に近くなってきているように見える。



[210.166.226.132][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

2285. 2000年07月29日 05時07分12秒  投稿:ふじた 
 [http://plaza2.mbn.or.jp/~kfujita/miyake/miyake.html]
おおさとさんがおっしゃっていた
国土地理院の断面図とアジアの写真を基に
計測したデータから作った断面図との
比較をしてみました。↑

計測点の配置が、偏っているため
国土地理院が作成した断面図
(http://www.gsi-mc.go.jp/WNEW/PRESS-RELEASE/2000/0717-2.htm)
のうち、A-B断面の比較しかできませんでしたが、
火口の大きさ、深さとも拡大していることが分かります。
[202.217.9.112][Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)]

2284. 2000年07月28日 22時35分20秒  投稿:おおさと 
 [http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/topics/MIYAKE/kanbotsu.html]
朝日航洋のレーザ結果がwebで公開されていました。
中田さんの「三宅島雄山陥没口の時間変化(2)」(1)では、体積変化が示されています。
[210.166.224.16][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

2283. 2000年07月28日 21時03分41秒  投稿:おおさと 
はやかわさんの
>1987年11月の伊豆大島のときも,多くの人がそれを心配したが,
>何も起こらなかったという事例を地下水学者に思い出させてもらいました.
を読んで、中村1971、山科他1978の図を思い出してしまいました。
今回の現象とよく似たモデル?

[210.166.226.163][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

2282. 2000年07月28日 19時47分17秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/miyake/topics/cface/0722/]
そうそう,みき@名古屋さんからの質問に答えなきゃ.

 >ここで言う、危険標高は、地下水位及び海水位と接触する標高
> と考えますが、よろしいですか?

はい,それでいいです,

きょう地下水学者に聞きました.それはやはり海水準付近にあるらしい.
それを火口底が切ることがあると,たいへんかもしれないし,
なんでもないかもしれない.

1987年11月の伊豆大島のときも,多くの人がそれを心配したが,
何も起こらなかったという事例を地下水学者に思い出させてもらいました.

そうだといいけど.
[133.8.72.8][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2281. 2000年07月28日 19時43分34秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/miyake/topics/cface/0722/]
アジア航測7.22垂直写真をふじたさんがみて,
火口内のたくさんの点の深さを決めました.
山頂駐車場を714メートルと仮定して,
そこからの高さ変化を表示したものです.
この掲示板でけさ,ちばさんが紹介してくれた図です.

この図と,もともとの垂直カラー写真をもちいて,
7.22のレーザー測距によって朝日航洋が作成した地形図の空白部分に
等高線を書きました.

等高線に囲まれた面積を測り,積算して体積を求めました.
結果は2億3100万立方メートル.

ただし,1時間前の藤田さんからのメールによると,
火口底の深さは,もう70メートルくらい深いかもしれない.
レンズ特性による補正が不十分であるとのことです.
したがって,真の体積はもっと大きい可能性があります.

わたしの本日のお仕事はこれでおしまい.
[133.8.72.8][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2280. 2000年07月28日 18時48分18秒  投稿:おおさと 
ふじたさん>
 そうですか、やっぱり写真の歪曲の影響言われてましたか。
 航跡位置が火口の真上を通過せず、ゆがみの大きくなる写真端に位置しているように見えること、撮影高度が低いことなど気にはしていたんですが。
 ゆがみを補正できるようなツール持ってないし(なんと簡易実体鏡でやってたんです。)、WEBの写真だと拡大して標点を決めようとすると、粒子が見えてしまうし。
 火口の深さを早く知ることの重要性は感じつつ、実はやんでおりました。
 ゆがみの問題はあるとはいえ、形状としてまとまったのは、一つの成果だと思います。
[210.166.224.20][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

2279. 2000年07月28日 18時32分05秒  投稿:おおさと 
ちばさん>
有珠の時にもレスを書いたけど、リアルタイムハザード(せめて泥流災害だけでも)できないかな?
企業や行政レベルだと責任問題などのしがらみがあるかとは思うんだけど、今の島の人たちに必要なのは、どこが現在安全でどこが危険なのか、どこが将来危険になるのかといった情報じゃないかと思う。
そこまでするのは、問題があると思うならば、どこかのWEBに地形図を置いて、火山灰の厚く堆積している箇所や木が多く倒れている箇所を表示し、さらに泥流の埋積域を情報がはっきりしているとことだけでも記載する。(たとえば、災害対策本部によく張ってあるような、手書きで被害箇所を掲示しているような図面)そこに少しコメントをいれる。
メディア、掲示板等をずっとモニターしているけれど、実際に被害がどこで起こっているかがわかるような図は、残念ながらまだ見つかっていない。

それと、将来必要となる資器材や対応法を提示できないだろうか?
たとえば
 流木の除去には、対応する人員の外に、クラムシェルやチェーンソー、バックフォ、木材を運ぶトラック、木材の一次貯木用地が必要となり、焼却施設の容量が問題となる。
 機械施工しないと、いかにボランティアの人が多く手伝いにきてくれても、受け入れることもできないし、作業ができるようなスペースもないように見受けられる。
 人員投入ではなく、やはり機械に頼ったほうが迅速なように周辺状況から推測される。
 機械が入れないデリケートな場所のみ人員投入。
 特に三宅島は島なので、焼却施設の容量を越える木材が発生した場合には、港湾もしくは漁港等の近くに、木材を再輸送し、荷捌き用に貯留できるような用地が必要。(地形図などより推測すると、元の貯留を港の近くには、住居が多いため、衛生面で設置できないようである。)
 貯留した木材は、運搬船に載せ(海上部のいかだ輸送は、流出の危険性があると思う。)島外の焼却を応援してくれる自治体まで搬送。
 焼却施設がつかえないと、野焼きになってしまう。
みたいなコメント
 過去の事例がわかっている人がいれば何台くらい機械で何日でこのくらいの木材をかたずけられたとかの情報も添付する。
なんて思いつきだけどどうだろう。
[210.166.224.20][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

2278. 2000年07月28日 18時04分15秒  投稿:ふじた 
おおさとさん

こんにちは。早速データをみていただきありがとうございます。
おおさとさんのアドバイスがないとここまでできなかったと思います。
さらに、地理院の断面図との重ね合わせですが、やってみようと思います。

それと、もしかすると火口は今回計測したものより結構深いかもしれません。
というのも、社内で航空測量についてくわしいものから話を聞くと、
今回、広角レンズをつかって低空で飛んだため、かなり歪がでているようなのです。
おおさとさんも速報で400mという結果を出されていましたが、
今回の写真だけで計測してしまうと、このあたりの数値になってしまうのだと思います。

どちらにしても、来週にはちゃんとした手順を踏んで作られた
地図を公開できると思いますので、
陥没量の話などは、それを見てからにしたいと思っています。
[202.32.150.2][Mozilla/4.73 [ja] (Win98; U)]

2277. 2000年07月28日 17時49分44秒  投稿:おおさと 
ふじたさん>火口の簡易測量結果感謝!!
徹夜での作業、ほんとにごくろうさまです。
私は、言い出しっぺですが、現業と出張におわれ、ここまでの作業はできませんでした。
ほんとに感謝!やっぱり深さ400m台でしたか。
問題は、これからですね。この結果をどういかしていくか・・・
ところでふじたさん(甘えついでに)、ふじたさんが出された測量結果を地理院の断面
http://www.gsi-mc.go.jp/WNEW/PRESS-RELEASE/2000/0717-2.htm
に重ねる作業、余裕あります?

さだぞうさん、レスラーさん、島下の康さん>始めまして、長期化する災害で心身ともにお疲れになっているかと思います。大変かとは思いますががんばってください。
島下の康さん>三宅島商工会のHP掲示板は、よくモニターさせて頂いています。火山灰の再利用計画(化粧品利用)などで掲示板がにぎわっているようですが、大変だからこそ、未来を感じさせる気持ちが必要なんだなと感じ入っております。
今後ともよろしくお願いいたします。

[210.166.226.183][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

2276. 2000年07月28日 14時39分16秒  投稿:島下の康 
 [http://www.miyakejima.com/syokokai/]
初めて書き込みさせていただきます。
三宅村商工会の担当者です。ここでは、「島下の康」で通させていただきます。
今後いろいろな質問や情報を掲載させていただきますのでよろしくお願いいた
します。
ともあれ、避難勧告解除で今日は家に帰れます。
さだぞうさん、沖ヶ平(ここ)は1時間ほど前から水が出始めましたよ。
昨日の情報だと、違う方面から引っ張ると聞きましたが、そうしたんでしょうか。

さて、神着の山頂にいかにも大雨で土砂の流れたラインが3本ほど確認できます
(商工会から見たところにもありますが)。
昨日避難所の年輩者の話では、水の通り道が出来た方が、今後はかえって安心だよ
等と言っておりましたが、これからも雨による泥流はやはり続くのでしょうね?
[210.230.124.40][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 95)]

2275. 2000年07月28日 14時16分26秒  投稿:さだぞう 
ふじたさん

御気遣いありがとうございます。
おかげさまで、さきほど14時に御子敷地区を除いて避難勧告が解除になりました。
しかしまだ地震は続いており、
週間予報によれば月曜火曜はまた雨の心配があるようなので、
油断は出来ません。
泥や水が入った家はこれから掃除に追われることでしょう。
悪いことに、沖が平、三池地区は断水しているようです。
まずは御礼とご報告まで。
[210.132.21.202][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; MSN 2.5; Windows 98)]

2274. 2000年07月28日 12時09分06秒  投稿:ふじた 
さだぞうさん、レスラーさん

三宅島の方は、いかがですか。
ニュースなどでは、断片的な情報しかなくて
なかなか分かりにくいのですが、
人的な被害は出ていないようなので、ほっとしています。
ただ、泥流と流木の被害は相当なようですね。

今は雨は降っていないようですが、
堆積している火山灰の量が多いことと
降灰で弱くなっている樹木が多いので、
今後とも土石流が心配です。

地震も続いているようですし、
これからも十分にお気をつけください。
[202.32.150.2][Mozilla/4.73 [ja] (Win98; U)]

2272. 2000年07月28日 11時33分17秒  投稿:さだぞう 
早川さん

残念ながら雄山斜面付近の雲底高度は250mといったところです。
海上は高曇りなのですが。

この夏はいつもこんな感じです。
[210.132.21.202][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; MSN 2.5; Windows 98)]

2270. 2000年07月28日 11時17分51秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/miyake/index.html]
三宅島から,レーダーエコーが消えました.
とうぶん,雨雲が接近する様子がありません.

山頂火口の姿を(空から)見たい.
最後に撮影された7.22からもう6日も経過している.
これまでのレートで陥没が進行していれば,
さらに1億5000万立方メートル空間が広がっているはず.

さだぞうさん,
雨上がりで山頂がくっきりみえたりしませんか?

[133.8.72.8][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2269. 2000年07月28日 11時04分32秒  投稿:みき@名古屋 
早川さん>

ここで言う、危険標高は、地下水位及び海水位と接触する標高
と考えますが、よろしいですか?
→危険標高は一般市民にはわかりにくいです。

>・危険標高の実像がよくわかっていません.
>・そもそも危険標高があるのかないのかよくわかっていません.
>・危険標高に至ると何が起こるのかわかっていません.


>それから,地下水学者からの応援が必要です.
前回の噴火(昭和)の際に、新澪池の付近で地下水位を
観測していたような気がしますが、
違いましたっけ?   千葉さん>






[157.14.164.64][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows 98)]

2268. 2000年07月28日 10時52分09秒  投稿:みき@名古屋 
昨夜のニュースジャパンで
三宅島の泥流の状況を放映していました。

道路で立ち往生しているダンプの横で
報道用にブルが道路を走っている(泥流の中を)のを
見ると、何か間違っているに思います。

また、海底の状況も合わせて放映していましたが、
珊瑚に火山灰が付着しており、
死滅することは必至の状態でした。

千葉さんが言うようにテレビは、
>基本的に視聴率を価値基準に置いていますから、
>熱しやすく醒めやすいので、
>肝心の時になにも伝えてくれない時があります。

私もここまでひどい状況だとは考えていませんでした。

これから、台風が襲来するシーズンを迎えることにもなり、
三宅島の避難体制の確立が必要です。
今の泥流が流れ去ったとしても、
それで全てが終わったわけではない。

大島のような溶岩流はないとしても、
泥流や火山灰の被害を避け、
島外への避難等も含めて、対策を考える必要がありそうです。

千葉さん>
大変でしょうが、調査して、
支庁や村にその緊急性を伝えてください。
[157.14.164.116][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows 98)]

2267. 2000年07月28日 10時09分17秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/miyake/archives/asia/0722/caldera1-st-800.jpg]
ちばさんが
>レーザーですが、朝日航洋がヘリコプターから7月22日にデータを取得したそうです。
と書いていますが,その図を入手しました.A4一枚.
公開されたものかどうかわからないので,ウェブに置くのははばかられます.
著作権者が民間企業だから,この件に関してわたしは慎重です.

ごらんになりたい方には,ファクスまたは添付ファイルで送信します.
ご希望の送信方法を明記して私宛にメールください.

それによる最深部は,275メートル.
しかし火口底までは測れていない.
最深部から火口底までの水平距離はおよそ100メートル.
その間は,崖錐の直線斜面になっていて,ほぼ水平の火口底に至る.
これは,アジア航測7.22垂直写真の(モニター上の)実体視観察によります.↑

崖錐斜面の傾斜は30度とみてよいですので,
水平距離100メートルから高さ57メートルが得られます.
したがって火口底の標高は218メートルと計算されます.
丸めて220メートルというのがいいだろうな.

ふじたさんの結果240メートルとかなりよくあっていると思います.


▼以下リスク評価

火口底が思ったより浅かったという新事実は,
安心情報ではなく不安情報だとわたしはとらえます.

陥没は現在も進行していると思われます.
傾斜ステップが7.27夕方にもありました.

危険標高をもう突破していて,何も起こらないことがたしかめられた
のではなかったのですから.

しかし,
・危険標高の実像がよくわかっていません.
・そもそも危険標高があるのかないのかよくわかっていません.
・危険標高に至ると何が起こるのかわかっていません.

いまたしかにいえることは,
安全の保証がまったくできないということです.

陥没が進行していることを否定できないのですから,
監視の目を強める必要があります.

それから,地下水学者からの応援が必要です.







[133.8.72.8][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2266. 2000年07月28日 09時34分59秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/miyake/index.html]
2255でさだぞうさんが雨がひどくなってきたことを書き込んで
いらっしゃいます.昨晩の21時51分ころです.

そのころから22時30分ころまで,たいへんつよいレーダーエコー
をもつ雨雲が三宅島をめがけて通過したことがわかります.

相当の被害が起こったのではないでしょうか.
けさ明るくなってからまた雨がふっているようです.
この雨はそれほどつよくないようにみえます.
しかし被害状況の迅速把握を妨げるでしょう.

みんながもっと三宅島を助けてあげないといけない.
いまのテレビ新聞の報道では,災害の深刻さが伝わっていない.

[133.8.72.8][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2265. 2000年07月28日 09時23分44秒  投稿:ちば 
 [http://www.ajiko.co.jp/topics/ct/miyake/mes-0722-crater.jpg]
ふじたさんが徹夜で作業してくれました。
7月22日の火口底の簡易測量結果です。
2枚の垂直写真を使用して測定したもので、
正式な図化は作業中ですので、正式ではないのですが、
まあ、±5m程度の精度はあると思います。

[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

2264. 2000年07月28日 06時47分00秒  投稿:ちば 
レスラーさん>
いらっしゃいませ

雨音に耳をそばだてているということですが、お気持ちはわかりますが、
避難所には、土石流や泥流は来ないと信じて、安心していいと思います。
>はじめまして、私も三宅島に住んでおり
>今、雨音に耳を澄ませてどんな音も聞き逃さないよう
>神経を尖らせています、今日も眠れぬ夜になりそうです。
>色々なHPを廻ってここにたどり着きましたが
>この掲示板を読んで更に寒気が増したように感じられます。
>しかし、人の噂話やHPの情報や掲示板の書き込み、
>TVやラジオの情報・・・・
>いったいどれが本当でどれを信じていいのか分からない状態です。
>でも実際起こっていることは確かなのでしょうけど・・・

テレビの情報は、かなり早いですし、上空からの映像もあったりします
ただし、基本的に視聴率を価値基準に置いていますから、
熱しやすく醒めやすいので、(どこかのなんとかかんとかもそういう傾向が)
肝心の時になにも伝えてくれない時があります
また、ビデオにとっておかなければ、消え去ってしまいます

今回は、なぜか雲仙や有珠山のときのように自衛隊ヘリが飛び回っていませんので
山頂火口の様子はこのへんのホームページが一番伝えているかもしれません

うわさ話が見聞情報ならば正しいこともあるでしょう
予測憶測を交えたデマが交じりやすい事も確かだと思います

掲示板は、双方向のプチマスメディアです
うまく機能させれば、これまでのどのメディアでも
できなかったことができると考えています。このように、・・

>
> 誰か助けてください!というのが今の本心です。
> (これは誰に向けて言えばいいのか、一般市民の私たちにはもう分からなくなっている
> というのが現状なのでしょう・・・ただ避難してだまって見ているしかないのか・・・)
>
> PS・・・・椎取り神社の前にある三宅村の建材工場まで泥流が流れてきています。
>       三宅島建設のプラントはまだ大丈夫でした、しかし、このまま雨が
>       続けば、わかりません・・・   
>       これは、今日実際に見てきた事なので確かな情報です。 
>       今日(7/27)の11:00頃です。

このへんのことは、調査にいくので
そのときにぜひお会いして、と思います。
[210.166.70.55][Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)]

2263. 2000年07月28日 03時59分12秒  投稿:Hal.T 
 [http://www.madlabo.com/mad/product/3dscan/spec/index.htm]
>ちばさん
 そうですか、うまくいかなくてもデータを見てみたいなあ。ミラースキャン型だと
300mぐらいの距離がそろそろ限界になりますから、少しでももやがあったりすると
無理かもしれません。ただ、莫大なデータ量ですから有効データをつなげばかなりの
ものが見えることもあります。
 かなりいいかげんですが、ヘリコプタの高度を読み上げながら単体の装置でスポット
測定していけば、概略の深さと地形を知ることはできると思います。断面形状でしか
取れませんが反射板無しで1500mを測定できる高貫通力の物が当方にあり貸しだし
はできます(タダ)。
[210.250.0.192][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

2262. 2000年07月28日 02時41分55秒  投稿:ちば 
Hal.Tさん>
レーザーですが、朝日航洋がヘリコプターから7月22日にデータを取得したそうです。
そういえば、その日の午前中はいろいろな飛行機やヘリが飛んでいました。
斜め写真を見ると、火口内は、絶えざる崩落による土埃が舞い上がって
赤っぽいガスがかかったようになっており、ミラーレスではかなり反射しにくいのではないかと想像します。
いっそのことはじめに、白線用のガラスビーズなんかを広く散布しておくといいと思うのですが

砂時計がどんどん進んでいったとして
それは、体積/日が一定であるのであって、
深さ/日はかならずしも一定でないと思います
はじめこそ、本物の砂時計のように円筒形なので、深さ/日も一定かもしれませんが
火口の拡大による火口壁の崩落による埋め立てが激しくなり
やがて火口底の低下速度に追いついてゆき
ついには追い越すこともあるでしょう(浅くなる)

火口のサイズの拡大の激しい、今がそうかもしれません
ふじたさんのいうように深さが、まだ450m止まりであるとしても
ただちに砂時計が止まったという断定はすべきではなく
容積を出さないと正確な評価はできないと思います
[210.166.70.73][Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)]

2261. 2000年07月28日 00時09分08秒  投稿:まんば 
 [http://www03.u-page.so-net.ne.jp/sa2/h-sugawa/RADAR_LZH.EXE]
>ポチさんへ
画像取得のソフト、お役に立っているようですね。作ってよかったです。

取得する部分はMicrosoft VisualBasic で作られていて、VBのソースが
上記ファイルを解凍すると現れます。(VBSourceフォルダ)
欲しい画像のアドレスと格納するフォルダを変更して実行形式にコンパイル
すれば別の定期的に更新される画像も取得できます。設定手順はCWWのレー
ダー画像を取得する場合と同様です。
(格納するフォルダはあらかじめ作成をお願います。)

なお、定期的にこのプログラムを起動させるプログラム「時報起動MAIJI」
は次のサイトよりダウンロードしました。(フリーウェア・森下氏作成)
http://www.forest.impress.co.jp/library/jihoukidoumaiji.html
[210.139.252.165][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

2260. 2000年07月27日 23時48分15秒  投稿:Hal.T 
 三宅島の火口底の精密形状ですが、飛行機からレーザスキャナで見る装置をいくつかの
測量会社が持っています。この前の砂防学会で発表を見ましたから。
 普通の山林を測定するのは樹木で苦しいのですが、火口底なら50cm以下の精度で
測定できるはずです。ただし距離があまり取れないので、かなり低空飛行しなくては
いけないから危なくてやらないのかな? 私のところにも手持ちで1kmぐらい測れる
距離計ならありますが、これは尾根に置くしかないので危なくて無理です、残念。
[210.250.0.188][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

2258. 2000年07月27日 22時36分12秒  投稿:レスラー 
はじめまして、私も三宅島に住んでおり
今、雨音に耳を澄ませてどんな音も聞き逃さないよう
神経を尖らせています、今日も眠れぬ夜になりそうです。
色々なHPを廻ってここにたどり着きましたが
この掲示板を読んで更に寒気が増したように感じられます。
しかし、人の噂話やHPの情報や掲示板の書き込み、
TVやラジオの情報・・・・
いったいどれが本当でどれを信じていいのか分からない状態です。
でも実際起こっていることは確かなのでしょうけど・・・

誰か助けてください!というのが今の本心です。
(これは誰に向けて言えばいいのか、一般市民の私たちにはもう分からなくなっている
というのが現状なのでしょう・・・ただ避難してだまって見ているしかないのか・・・)

PS・・・・椎取り神社の前にある三宅村の建材工場まで泥流が流れてきています。
      三宅島建設のプラントはまだ大丈夫でした、しかし、このまま雨が
      続けば、わかりません・・・   
      これは、今日実際に見てきた事なので確かな情報です。 
      今日(7/27)の11:00頃です。
[210.144.200.151][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 95; DigExt)]

2257. 2000年07月27日 22時16分53秒  投稿:おおさと 
どなたか最新の火山観測情報をご覧になった方いらっしゃいません?
火口の深さが記載されているという情報があるようなんですが。
[210.166.224.4][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

2256. 2000年07月27日 22時06分27秒  投稿:おおさと 
 [http://www1.neweb.ne.jp/wb/miyakejima/new/hai34.jpg]
三宅島商工会のページに掲載されていた泥流による流木の状態。

雨がやんで、流木をあつめてもごみ処理が大変そうだな。
広島や、高知の水害の時のように、野積みになってそのうちに木が腐ってくる。
焼却場の能力を超してしまいそうだ。
広域応援が必要なのかもしれない。
港湾領域に流れ出したりしたら、船舶への影響も心配だ・・・・!
仮に船舶による避難活動が必要となった場合、影響が出てしまう。
周辺の沿岸流は、どう流れていたんだっけ?
[210.166.224.4][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

2255. 2000年07月27日 21時51分53秒  投稿:さだぞう 
夕方から雨はずっと小康状態だったのですが、
さきほど大雨警報が出たとたんに雨が降り出しました。
レーダーエコーを見ると強い雨雲がかかっているようです。

今日日中村営バスで一時帰宅した三池地区の人にきいたところでは、
御子敷(サタドー岬入り口)は、相当ひどいことになっているらしく、
泥が都道を伝って、三池キャンプ場の方まで流れ出しているということです。
(もしかしたら三七山の泥がそのままきているのかもしれない)
また土砂降りになってきました。 
避難所の人たちは今晩眠れないのではないか。 憂鬱です。
[210.132.21.202][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; MSN 2.5; Windows 98)]

2254. 2000年07月27日 20時49分25秒  投稿:ふじた 
追加です。

今、22日空中写真から地図を作成すべく準備をしています。
来週の前半頃には、地図が出来上がりますので、
正確な値は、そこではっきりすると思います。

(正直なところもっと深いと思っていたのですが)

[202.32.150.2][Mozilla/4.73 [ja] (Win98; U)]

2253. 2000年07月27日 20時27分24秒  投稿:ふじた 
2205でおおさとさんが、”空中写真から火口底を計測すれば”というコメントをなされていました。
恥ずかしながら、測量会社に勤めていながら、そのことに気づきませんでした。
そこで、22日の写真から簡易測量をして、火口の深さを測ってみました。

結果は、火口底の標高はおよそ海抜240m、すなわち駐車場付近との比高差は470m程度です。
写真のひずみや測定時の誤差もあると思うのですが、それほど大きな誤差はないのではないかと思います。
ひとまず火口底を計測しただけですので、これから火口壁の何点かも測定して
おかしいところがないかチェックしてみようと思っています。
[202.32.150.2][Mozilla/4.73 [ja] (Win98; U)]

2252. 2000年07月27日 17時14分07秒  投稿:みき@名古屋 
 [http://www.ajiko.co.jp/topics/ct/miyake/genchi/airfall.htm]
千葉さん>
週末の調査、気をつけて行って来てください。
木石流に流されないように。
それと、くれぐれもマスク(ハンズで売ってるような強力な防塵マスク)
は必携ですよ。→花粉症が悪化するから・・・・。

HPの写真帳、拝見しましたが、
真っ白なひょうたん山や展望台付近の風紋
を見ていると、とても三宅島であるとは信じられません。
まるで、中田島砂丘のようだ。

この中での暮らしを余儀なくされている
三宅島の方々を救う方策として、
東京都は早く手をさしのべるべき!!!
[157.14.164.73][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows 98)]

2251. 2000年07月27日 16時17分43秒  投稿:ちば 
 [http://www.ajiko.co.jp/topics/ct/miyake/genchi/airfall.htm]
泥流のことがしんぱいです。
土曜日からまた現地調査にいくことになりそうです。

21-23日の火山灰調査の折りに撮影した写真を整理しました。
ごく一部で、まだろくにコメントも加えていませんが、ご覧ください。

火口底の深さは、レーザーの報告が出たようですね。
最深部ではないようですが、
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

2250. 2000年07月27日 15時16分27秒  投稿:名古屋のみき 
 [http://opendoors.asahi-np.co.jp/span/aera/index.htm]
三宅島のみなさま、
早川さんや千葉さんの言うように泥流中の
大木にはくれぐれも気を付けてください。
大木が、ダム堤の役割を果たして、
より大きな泥流災害を引き起こすことがあります。
雨が止んで、沢の水が引いても、すぐには近づかないで下さい。
上流部でダムが出来ているなど、
何が起きているかわかりませんから。

それから、
まだ、私も読んではいないのですが、
今週号のアエラに
「東海地震の新局面
伊豆諸島地震はプレート衝突が限界にきた証拠か」
という記事があるようです。

[157.14.164.131][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows 98)]

2249. 2000年07月27日 14時27分19秒  投稿:さだぞう 
 [http://www1.neweb.ne.jp/wb/miyakejima/]
早川さんの言う通り、役場近くの沢でも大木が流されてきていました。
(上記、三宅島商工会ホームページ、火山活動情報の項参照。)
今雨はやんでいますが、IMOCの気象情報のレーダーアメダスの画像を見ると、
これからも強い雨雲がかかりそうです。
[210.132.21.202][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; MSN 2.5; Windows 98)]

2248. 2000年07月27日 14時01分56秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/miyake/index.html]
泥流・土石流は,原因と結果の因果関係がはっきりしていて,
メカニズムもかなりわかっているから,ここは,脅かしたほうがよい.
いや専門家はいま脅かすべきだ>ちばさん.

泥流・土石流の危険は長期居座り型ではないから,
脅かしを解くことは簡単だ.雨が止めば解ける.

ちばさんの写真で,杉がいっぱい倒れていました.
樹木は水より軽いから,地表水ですみやかに流されます.

たしか1991年の大分で,台風倒木を多量に含んだ土石流がでて
甚大な被害をおこした.

そのとき,伊藤和明さんはそれを木石流とよんだ.
言い得て妙だ.

石でなく木だから安心だと思うのはまちがいです.
木も甚大な被害をひきおこします.
[133.8.72.8][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2246. 2000年07月27日 13時33分15秒  投稿:ちば 
さだぞうさん>
脅かすわけではありませんが、
きのうの朝は、降った灰がそのまま出て来た、
泥流-土砂流だったのかもしれません。

上流にはまだ大量の倒木や、
火山灰に覆われた土砂もあります。
きょうは昨日来の雨で(前期降雨)
水分はすでに飽和していると思いますので、
よりいっそう土石流に対する警戒を
強める必要があると思います。
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

2245. 2000年07月27日 12時50分31秒  投稿:さだぞう 
さきほどから土砂降りになりました。
またやばいかもしれません。
[210.132.21.202][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; MSN 2.5; Windows 98)]

2244. 2000年07月27日 12時25分42秒  投稿:さだぞう 
沖が平地区の残りの地域にも避難勧告が出されました。
(いままでは役場から三池港への道路沿いのみだった)
都道は民宿広丸前(空港滑走路の南の末端あたり)から立入り禁止です。
ついに空港も使えなくなってしまった。
[210.132.21.202][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; MSN 2.5; Windows 98)]

2243. 2000年07月27日 11時26分46秒  投稿:TAKO 
 [http://www.gsj.go.jp/~yagi/miyake/crater1.html]
通産省地質調査所の川辺さんによるページです。
三宅島山頂火口の拡大に関し、
早川先生の、日々静かに、しかし大量の陥没が継続してきた、という説を
陥没直後(7/9から7/11)について確認させます。
なを、利用されている画像はアジア航測撮影の7/9のものと、建設省撮影の7/11のもの。
[210.170.12.211][Mozilla/4.5 [en] (Win95; I)]

2242. 2000年07月27日 09時54分20秒  投稿:さだぞう 
朝7時ごろには、我が家から稜線が見とおせたのですが、
現在は極めて視界が悪いです。
雲低高度200m以下といったところです。

島下、下馬野尾は、依然として立ち入り禁止となっていますが
さきほど警察に問い合わせたところでは、
椎取神社の向かいにある村営の建材工場(砕石などを作っている)と
そのとなりの建設会社の資材置き場は、泥で埋め尽くされているようです。
島下もかなりひどい様です。
なお役場から三池港へ続く道路ですが、くるぶしの上まで泥が来たように見うけられます。
一部の家屋や店舗は泥が入ってしまったようです。
[210.132.21.202][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; MSN 2.5; Windows 98)]

2241. 2000年07月27日 08時46分06秒  投稿:ちば 
はやかわさん>
おっ、字が大きい。大声のつもりですね。

先ほどの天気予報では
三宅島付近には、大きな雨雲がかかっているので
きょうは、大雨で、山頂の雲どころじゃないでしょう。

土石流の発生のしやすさは、
瞬間的な時間雨量とそれまでの累積雨量を
考慮した実効雨量の大きさによって変わります。
降り始めから短時間のあいだは、強い雨でないと発生しませんが
降り始めてから時間がたっているときは、弱い雨でも発生するということです。
降り始めから時間がたっていてかつ強い雨の時はより大きな土石流が考えられるということです。

大島先生の説では、
大きな穴の中に雨がいっぱい降ったときの影響も
あるかもしれませんが
[210.166.70.86][Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)]

2240. 2000年07月27日 08時19分02秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/miyake/index.html]
一方で,山頂火口の画像情報は,のどから手がでるほどほしい.

火口縁が拡大しているだけでなく,火口底の陥没がまだ進行していて,
火口の容積が大きくなっています.

最後に画像が撮られた7.22までの拡大速度(毎日2500万立方メートル)
のまま陥没が進行していれば,5日分の
1億2500万立方メートルがあらたに拡大しているはずと予想されます.

これから起こることを,なるべく早く,そしてなるべく具体的に察知するためには,
山頂火口の画像情報がたいへん有効です.不可欠だと言ってよいでしょう.

ヘリコプターをふくむ航空機による上空からの接近なら,
危険は小さいと思われます.雲の合間を縫って,ぜひとってほしい.
どうですか>フジテレビさん,罪滅ぼしに.

坪田のさだぞうさん,きょうの山頂の雲のかかり具合はどうですか?
[133.8.72.8][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2238. 2000年07月27日 08時06分22秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/miyake/index.html]
ちばさんの努力と苦悩が手に取るように伝わってきます.
ごくろうさまです.

わたしたち専門家は,危険をもっと具体的に,そして大きな声で
伝える必要があると思います.

それで,書きます.

いま陸上から徒歩で山頂火口をのぞきに行くと,

・火口縁の崩壊に巻き込まれたり,
・突然の噴火開始で飛来する岩石にあたって,

上手に死ねます.


火口縁の崩壊の瞬間や,噴火爆発の開始を時分の単位で予知することは
できません.
この危険は,すくなくともこれから1ヶ月は続きます.



[133.8.72.8][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2237. 2000年07月27日 07時10分11秒  投稿:ちば 
これまで、三池港のみやげ物屋のおばさんが
泥だらけで逃げたとか
自動車修理工場では1mくらい泥がたまっているとか
断片的な情報を耳にしております。
[210.166.70.199][Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)]

2236. 2000年07月27日 07時07分26秒  投稿:ちば 
発生前日25日の朝一番で、
小生宛に三宅村から問い合わせがありました。

明日は100m/mくらいの降水予報で出ているということで、
緊張している様子でした。

求めに応じて、危険流域ごとに
23日の調査結果を加えた
降下火山灰分布の最新データを
火山基本図と流域区分図に重ねたものを
FAXしました。

それも参考にして、避難勧告の範囲の検討を
行ったのだとおもいます。
[210.166.70.199][Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)]

2235. 2000年07月27日 07時04分35秒  投稿:ちば 
 先週の金曜早朝の船で三宅いりし
土曜、日曜と降灰状況を中心に調査してきたわけですが、
北〜東側山腹斜面では、14・15日の噴火による降灰量が多く
森林の荒廃が進んでいることにショックを受けました。
特に杉がダメでした。

 到着したその日の金曜日に、
中田さんと三宅支庁、三宅村役場をおうかがいし、
これまでのデータ(大学合同観測班・地質調査所)の報告を行い、
降灰量は極めて多く、しかも細粒でモルタル化しており、
雨が降った場合には、土石流・泥流発生の可能性が高いことを
具体的にお伝えしました。

 また、等層厚線図もお渡ししましたが、
それまで、中腹のすべての状況は把握していなかった様子で
「え、鉢巻林道で最大30cmもあるの」と驚いておりました。
林道の一部は倒木がひどく、車はもちろん徒歩でも
容易に到達できないので、無理もないと思いました。

 大学の観測班など研究機関の調査結果を、防災行政に役立てる上で
この、報告・打ち合わせは、たいへん重要なことだったと思っています。
過去の他の火山の事例(有珠山や雲仙)なども含めて説明し、
細粒火山灰は、透水性が低い(あまり水を通さない)こと、
斜面を厚く覆っているので、降雨時には表流水が発生すること
表流水は沢に集まって、流量はあっとゆう間に増加する可能性があること
そのため、火山灰の泥流化したものだけでなく、
渓流の土砂や倒木を巻き込んだ土石流発生の可能性もあるという
話を繰り返し行いました。

支庁でも村役場でも警察でも、
危機的な状況は十分に理解して頂けた
ので少し安心しました。
[210.166.70.199][Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)]

2234. 2000年07月27日 06時34分15秒  投稿:ちば 
先ほどの天気予報で、

本日、三宅島での大雨の可能性が高いとのことでした。

「三宅島では、泥流発生に注意して下さい」と、いっておりました。

非常に心配です。
[210.166.70.199][Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)]

2233. 2000年07月27日 06時32分20秒  投稿:ちば 
きのうは、一日つくばにいってきました。
土研が終わったのが、8時を過ぎていたので
地調も防災科研もいけませんでした。

昨日朝の、三宅島の土石流発生の報に接し、
また、少なからぬ被害があったことに対して
あるていど、予想されたこととはいえ、
あまりにもはやく現実になったことに、ショックを受けています。

21日に、島下の釜の尻沢の出口の道路脇の家に、火山灰洗い流し用の耐圧ホースを
配るお巡りさんの脇を通りかかり、
おまわりさん「もし、長さが足りなかったらいって下さい」
おばさん「はい、足りると思います」
という、やりとりを聞きながら
わたし「ちょっとみせてください」
おばさん「どうぞ どうぞ」と
断って、その奥の沢を、調査に行きました。

そのとき、よほど、

  「火山灰をあらったりしているときではない。
  晴れているいまのうちに引っ越したほうがいい。
  大切なものを運び出すようにしたら」

と、伝えようかと思ったのですが、
突然、見ず知らずの人にそんなことを言われたら
いやだろうな、そのたちばでもないか
とためらったことを、やや後悔しています。
[210.166.70.199][Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)]

2232. 2000年07月27日 02時25分27秒  投稿:ポチ 
まんばさん、レーダーエコー自動取得ツール、昨晩から使わせていただいて
おります。お礼が遅れてすみません。魔法みたいです。ありがとうございます。

昨日のフジテレビ・スーパーニュース見ました。大学合同三宅島観測班の海
底調査がフジテレビの後援だとは聞いていましたが、雄山で白尾元理氏にホ
ームビデオを手渡したのは火口の撮影を含めての依頼だったのでしょうか。
写真家である白尾氏が自由意思で撮影することと、撮影対象を指定して依頼
することとは、およそ位相を異にする事柄でしょう。

[211.13.140.148][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

2231. 2000年07月26日 19時11分33秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/miyake/index.html]
フジテレビをみて,文章をかきました.
ここを汚しては悪いので,自分のページに書きました↑.
私の顔はくらい.

画面に出てきて,火山灰をなめていらした下司さんは
まだ若いから,こういうことを考えないほうがいいかもしれない.
[133.8.72.8][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2230. 2000年07月26日 18時48分26秒  投稿:さだぞう 
テレビに続いて今度は携帯が不通になりました。
ドコモに問い合わせたところ、坪田の中継局がやられてしまって、
復旧の目途が立たないそうです。
今朝は2時間ほど停電でした。
今度は何が起こるか楽しみです。
「災難に逢ふ時節には災難に逢ふがよく候。
  死ぬる時節には死ぬがよく候。
  是はこれ災難をのがるる妙法にて候。」(良寛のことば)
[210.132.21.202][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; MSN 2.5; Windows 98)]

2229. 2000年07月26日 17時06分47秒  投稿:早川 
 [http://www.ajiko.co.jp/topics/ct/miyake/miyake.htm]
フジテレビニュースのオープニングの見出しだけみて.

いけないなあ,フジテレビ.
いま三宅島山頂火口に陸上から近づくのはとても危険です.
火口縁は拡大を続けています.
奈落の底にいっしょに落ち込む危険があります.
火口内からいきなり爆発が起こって岩にあたる危険もあります.
どちらも,確実に死ねます.

こういう映像をいまテレビ局がお茶の間に向けて放送しちゃいけないと思います.
フライデーとおんなじだと世間からみられてていいのですか?

なお,空中からの写真撮影にともなう危険は十分小さいと思います.
毎日陥没が進んでいます.
毎日とって,防災のために貢献してほしい.


[133.8.72.8][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2228. 2000年07月26日 16時49分52秒  投稿:さだぞう 
朝のレスで三池にも避難勧告が出たと書きましたが、
三池は15時30分になって出たようです。
さきほど三池桟橋の付近を見てきましたが、
役場前の信号から桟橋に通じる道路は泥だらけでした。
沢からあふれた泥がいかに大量であったか思い知らされます。
三池桟橋ではまだ泥の除去が続いています。
[210.132.21.202][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; MSN 2.5; Windows 98)]

2227. 2000年07月26日 13時10分40秒  投稿:早川 
 [http://www.ajiko.co.jp/topics/ct/miyake/miyake.htm]
ちばさん,

「雄山カルデラ」はまずい.
「雄山」は,八丁平の上にのっかっているスコリア丘に
つけた名前だと,すくなくとも火山学者は,思っている.

いうなら,「八丁平カルデラ」がいいと思う.
新をつけてもいい.2000年をつけてもいい.

なおわたしは,直径2kmを超えない穴はカルデラと呼ばない
主義を継続します.

赤城山の上にあるのも,榛名山の上にあるのも,カルデラではなく
火口と呼びます.

十和田湖の中湖は直径3kmあるけど,これもカルデラでなく火口と呼びます.

そのこころは,

火道が上に,アサガオ型に開いた地形として説明できるくぼみは
火口と呼びたい.いまの三宅島山頂のへこみは,アサガオで
説明可能です.

十和田湖や洞爺湖は,そういうくぼみでは説明できない.
アサガオで説明できないくぼみだけをカルデラとよびたい.

ハワイにあるピットクレーターは陥没だけでできたのだけど,
カルデラと呼ばずにクレーター(火口)とよばれています.
つまり,陥没はカルデラ固有の特徴であるといえない.
[133.8.72.8][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2226. 2000年07月26日 11時06分02秒  投稿:ふじた 
早川さま

もしGIFアニメが必要でしたら、個々のファイルをお送りください。
画像形式は、なんでも結構です。折り返し、アニメにしてお送りできると思います。
[202.32.150.2][Mozilla/4.73 [ja] (Win98; U)]

2225. 2000年07月26日 10時52分30秒  投稿:びんた切れの水晶 
レーダーとかアメダスのデータを元に、3時間後までの雨の分布を予測したものが、
気象会社のページ、例えば

http://www.imoc.co.jp/rdam.htm
http://www.metocean.co.jp/kisho/html97/kisho/

などで見ることができます。10時のデータを元にした予測では、三宅島の雨は続き
そうですね。
[160.202.2.10][Mozilla/4.51 [ja] (Win95; I)]

2224. 2000年07月26日 10時39分21秒  投稿:きよし 
今現在、島下地区に避難勧告が出ている。現場の状況は、泥流に流されそうな家もある、今後も雨が続けば極めて危険な状況です。対策として神着地区の消防団が召集された。東京都にも対策本部を設けてもらいたい。

[210.190.193.74][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

2223. 2000年07月26日 10時17分31秒  投稿:早川 
 [http://www.fujitv.co.jp/jp/index.html]
さだぞうさんへ,

火山灰降下後の降雨による泥流は,その発生メカニズムが
よくわかっていて,危険予測がかなりの精度で可能です.
情報収集を抜かりなくやって,すみやかに退避すれば,
命を失うことはありません.

さきほど北西と書きましたが,北東の誤りでした.

その雨雲を気象レーダーがみごとにとらえています.
10分おきに保存してあります.
まんばさんに再度感謝.

適当なイメージビューワでコマ送りすると,
たいへんよくわかります.

このgifファイルたちをアニメにする技術をおもちで,
そうすることに関心のある方に,このファイル一式をお渡しできます.

もちろんできあがったアニメは公開することが前提です.
私のページで公開してもよい.
[133.8.72.8][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2222. 2000年07月26日 09時47分10秒  投稿:さだぞう 
坪田では7時半頃から1時間ほどの間に、猛烈な雨が降りました。
そのため、三宅役場横の沢で泥流が発生しました。
都道の信号から三池港に降りる道路は、土砂や木の枝などが散乱しています。
一部には床上浸水もあったようです。(未確認)
現在、沖ヶ平、三池、島下、下馬野尾に避難勧告が出ています。
都道は、役場〜椎取神社間が通行止めです。
現在、坪田消防団と土建会社の社員に召集がかかって、復旧作業を急いでいます。
[210.132.21.202][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; MSN 2.5; Windows 98)]

2221. 2000年07月26日 08時27分35秒  投稿:早川 
 [http://www.fujitv.co.jp/jp/index.html]
きょう17時からのフジテレビ・スーパーニュースの予告.

>激震の伊豆諸島で一体何が!?三宅島頂上火口にカメラ初潜入
・・・特殊ロボットが水深80メートルで亀裂を発見!

なんじゃらほい.
でも,みなきゃいかんな.つらいもんがある.

木村太郎さんはけっこういいこというんだが,
現場のスタッフがなあ・・・
安藤優子さんの個性がテレビで伝わってこないのが残念.

むかし1986.11.21伊豆大島の全島避難ときの
幸田シャーミンさんと,(いまは亡き)逸見さんの
組み合わせは,人情味があって,たいへんよかった.

[133.8.72.8][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2220. 2000年07月26日 08時11分00秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/miyake/topics/cface/index.html]
過去24時間に噴煙と思われるレーダーエコーは観察されませんでした.

7時台に三宅島では強い雨がふったようにみえます.
北西部の降灰地域で泥流が発生しなかったかどうか,心配です.
[133.8.72.8][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2219. 2000年07月26日 06時37分47秒  投稿:ちば 
ときどき、そういうイベントがあるのです。
2時間以内に復旧できると思いますが
[210.166.70.244][Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)]

2218. 2000年07月25日 23時44分27秒  投稿:さだぞう 
TAKOさん
今日1日東大地震研のサイトをチェックしていましたが、
20時か21時ごろ突然データが消えてしまってあのような状態になりました。
ここ三宅島は今日もよくゆれています。
[210.132.21.202][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; MSN 2.5; Windows 98)]

2217. 2000年07月25日 23時16分40秒  投稿:TAKO 
 [http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/topics/MIYAKE/index.shtml]
ン?!
今日は地震が極端に少なかった時間帯が長くあったのですね。
東大地震研(自動検測)(上のリンクは東大地震研のページ)

ん?!
アジア航測の昨日の写真が表示されないけれど??何か問題が発生したのですか?
>ちば先生
[210.170.12.211][Mozilla/4.5 [en] (Win95; I)]

2216. 2000年07月25日 20時07分43秒  投稿:おおさと 
何番のレスだか忘れてしまったのですが、スレッドもなくなってしまって。
「東大海洋研の火山灰の入手先?」発言の東大海洋研は、東大海洋研究会というダイビングサークルでした。
誤解を与える発言をお詫びして訂正補足いたします。
[210.166.224.55][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

2214. 2000年07月25日 10時50分04秒  投稿:やぎ 
国土地理院からお借りした,7/11午後に北側から雄山方向を撮った写真と,アジア航測の
7/9撮影のほぼ同じアングルの写真を比較してみましたが,雄山山頂の下で,大体7/9の倍
くらいの深さになってます.1940年噴石丘などは,ほとんど変形せずに沈降して,崖錐に
埋められています.
火山灰放出などの表面現象なしに,落ちていったと考えるしかなさそうです.
例の地震が頻発して,山上がり変動が出るときにごそっと落ちるのかなあ.
8日以降11日午後までには3回の山上がりイベントがあります.
[150.29.132.131][Mozilla/4.73 (Macintosh; U; PPC)]

2213. 2000年07月25日 10時48分46秒  投稿:hotahota 
 [http://www.geo.chs.nihon-u.ac.jp/quart/Miyake/Miyake.html]
>こんな火山は見たことがない。
>これが、いまの三宅島だ。

いまの三宅島は,アフリカはコンゴのニイラゴンゴ火山の溶岩湖がなくなった状態とそっくりです。
ニイラゴンゴ火山の様にここに溶岩湖ができたら超要注意ですが,今の所その心配はないでしょう。
ニイラゴンゴの場合山頂火口の溶岩湖のマグマが山麓の割れ目から噴出してきました。
もともと位置エネルギーがありましたので,噴出レートが例外的に高くなってしまった,という噴火です。
[158.215.75.11][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

2212. 2000年07月25日 09時36分04秒  投稿:みやぎ 
 [http://www.gsj.go.jp/~imiyagi/myHomeJ.html]
火山灰を走査電子顕微鏡で観察すると、
本質マグマのように見えるものが多数あります。
http://www.gsj.go.jp/~imiyagi/Works/Event/Miyake2000/
に写真をおいてますので、興味があるカタはどうぞ。
[150.29.133.34][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

2211. 2000年07月25日 09時32分09秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/miyake/topics/cface/index.html]
けさ0900まで,レーダーエコがあったのは,
7.24.2330
に山頂に1ピクセルだけです.

[133.8.72.8][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2210. 2000年07月25日 08時55分07秒  投稿:ちば 
 [http://www.ajiko.co.jp/topics/ct/miyake/ash-tree-stereo.jpg]
杉の木の被害状況
クリスマスツリーの雪のように付着した火山灰の重みで
枝が完全に下向きになって、
さらに天ぷらの衣のような火山灰が付着しています。
地点は、やはり鉢巻林道の、三池港の真西の深い沢のところです。
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

2209. 2000年07月25日 08時48分58秒  投稿:ちば 
 [http://www.ajiko.co.jp/topics/ct/miyake/change-i.jpg]
細粒火山灰の層厚が10cmを超える山林では
まず、杉が倒れるようです。
以下の写真は、7月9日と22日の比較です。
場所は、鉢巻林道のちょうど三池浜の真西あたりです。
左下が北になるように回転してあります。
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

2208. 2000年07月25日 07時36分18秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/miyake/archives/asia/0709.jpg]
おおさとさんへ,

火口底の標高は,防災上たいへん重要なデータだと思います.
私が出発する0950までに結果を教えてほしい.
測量原理を簡単にそえて.
[133.8.72.8][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2207. 2000年07月25日 07時26分35秒  投稿:ちば 
島原のまつさんから届いた写真です。





再録コメントです:
 7月10日昼の地上写真を
 ビデオからキャプチャーして作りました。
 撮影場所は,雄山駐車場の上にある
 「見事に分断されたスコリアコーン」の
 頂上付近から(標高約750m)からです.
 なお、ビデオ自体は,7月27日28日の
 東大地震研究所一般公開でも
 使われることになっています
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

2206. 2000年07月25日 07時16分57秒  投稿:ちば 
台風一過の快晴だったので
とても良い写真だったのですが
絶えず崩落が続いているので、
埃っぽいのが気になります。

高度は1700m、縮尺1/8000、
基準面500m、焦点距離153.44mm


[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

2205. 2000年07月25日 06時45分24秒  投稿:おおさと 
ちばさまorふじたさま>2197のステレオ写真の飛行高度は、どのくらいなんですか?
 ピンカーブの部分の標高がおよそ700m、ピンカーブトップから駐車場まで標高差およそ10〜20mだから、(隆起沈降で、山体の斜面勾配が大きく変わっていなければ)、飛行高度がわかればプチカルデラ底(火口底)のおよその深さがわかると思うのですが。
べた焼きでなければ、縮小拡大縮尺もお教えいただけるとありがたいのですが。
[210.166.226.197][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

2204. 2000年07月25日 05時38分39秒  投稿:ふじた 
 [http://plaza2.mbn.or.jp/~kfujita/miyake/miyake0724.html]
アジア航測が22日に撮影した写真を使って
9日と22日の火口状況を比較しました↑。

ちばさんが2201でおっしゃっている
×印に割れた饅頭状の高まりの位置は、
9日の陥没で、火口底に残っていた火砕丘の表面に
東西方向に走っていた割れ目の西側付近にあたりそうです。
[202.217.10.221][Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)]

2203. 2000年07月25日 04時18分31秒  投稿:ちば 
 [http://www.ajiko.co.jp/topics/ct/miyake/ob-8912-200i.jpg]
こんな火山は見たことがない。
これが、いまの三宅島だ。

[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

2202. 2000年07月25日 04時14分12秒  投稿:ちば 
 [http://www.ajiko.co.jp/topics/ct/miyake/ob-0722-e-1024.jpg]
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

2201. 2000年07月25日 01時44分35秒  投稿:ちば 
 [http://www.ajiko.co.jp/topics/ct/miyake/caldera1-0722-streo-up.jpg]
穴の底の拡大ステレオ写真です。ホッパー出口にはまだ、栓のようなものがあります。
その、表面にはX字型の割れ目があり、割れ目の周囲は逆傾斜するように
盛り上がり、割れ目の中には粗いものが目立っています。
まんじゅうを、押して割ったときの反対側ような形です。
(イチジクの底という見解もあった)

[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

2200. 2000年07月25日 01時25分15秒  投稿:ちば 
 [http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/KOHO/DANWA/MS70.html]
地震研談話会のプログラムへのリンク
あす、25日午後に開催されます。
22日撮影の写真をA0にプリントアウトして
ロビーに貼らせてもらおうかと思っています
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]