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ある火山学者のひとりごと 2400-2499


2496. 2000年08月10日 01時53分46秒  投稿:ふじた 
 [http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/nakada/caldera_805.html]
東大地震研の三宅島2000年噴火特集のページ↑に、
8/4に撮影した火口の状況が掲載されました。

その時に撮影された写真とアジアが8/2に撮影した空中写真
http://www.ajiko.co.jp/topics/ct/miyake/miyake-0802-no5026-1024.jpg
を比較すると、この間には大規模な火口の拡大は無かったようで、
4日の写真に写っている火口壁の状況を、2日の空中写真と比較することができます。

それによると、この2日間に火口底の陥没が進んでおり、
その陥没量は、4日に計測された火口の深さ(およそ450m)から判断すると、
最大で100m程度ではないかと思われます。

さらに、陥没は火口底の大部分に及んでいて、
それによって火口底の東側に円弧状につづく断層が形成されているようです。
[202.217.9.161][Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)]

2495. 2000年08月10日 00時44分22秒  投稿:まつ@島原 
まつ@島原です.あっというまの亀レスになってしまいましたが,

2474.早川さん> 
> ▼三宅島直下の震源は山頂の南にあるのではないかと以前から私は
> おもっていましたが,どうやら山頂の南東らしい.つまり,
> 阿古の下ではなく坪田の下です.

どの震源分布データを見てお話されているのかわかりませんが,三宅島直下の地震
の震源決定において精度的に最も良いと思われるのは気象庁(再決定解)と
東大震研の手動震源決定解です.
それによると,震源は浅いところでは山頂部直下に,深くになるにつれて南側に
決まります.つまり陥没火道は垂直ではなく,深い側がすこしに南側に傾いている
と思われます.
また,南側に分布と言っても,(たしかに行政区界は坪田や阿古かもしれませんが,)
いわゆる阿古や坪田の市街地ではなく,はち巻き林道付近ぐらいまでです.(しかも深い).
地元の人は,いつ自分の家の下からマグマが噴き出すのか皆心配していますから,
その辺のところは,きちんとしておいたほうが良いと思います.

>(坪田の揺れは島でもっともつよいのかもね>さだぞうさん)

前にも述べましたが,地表付近の地盤が揺れの大きさに強く影響しますので,
揺れが大きい=震源が近いとは,必ずしも言えません.

余談ですが,気象庁の三宅島神着は三宅島測候所,三宅島坪田は三宅島空港,
そして,三宅島阿古2は,阿古小中学校に設置されている震度計です.
(以前,三宅島阿古が村営牧場付近にありましたが,不調で現在稼働していません.)

> 坪田の上の山腹斜面の傾斜が三宅島ではもっとも急だから,
> 山腹に割れ目や隆起などの異常が発生してないかどうかつねに
> 注意する必要があると思います

何事にも,注意しておくことは必要と思います.
ただ,近い将来マグマが上昇してきたとしも,今回開いた陥没火口を使用する
可能性が非常に高いと思われます.
そういう意味で,火山噴火予知連は「山頂火口での水蒸気爆発の
可能性があるが,山麓噴火の可能性はない」と述べているわけです.
[133.5.168.123][Mozilla/4.7 [ja] (Macintosh; I; PPC)]

2494. 2000年08月09日 23時56分14秒  投稿:Hal.T 
 サイドスキャンレーダでしたっけね。これは千葉さんがおっしゃるように見下ろす
角度を直接に知るわけではないので、山が高くなったり高度差が大きいと歪むと
思われます。厳密に知ることのできるのは飛行機が飛んだ空中にある直線から直角に見た
情報ですから、山の上のほうは近くに見えるだろうし、底のほうは遠くに見える
はずです。参照点ごとの3D位置を必要とするのではと想像していますし、ちばさん
の言うとおり地形データが必要だと思われます。
[210.250.0.194][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

2493. 2000年08月09日 23時37分19秒  投稿:ちば@三宅島 
 [http://www.geo.chs.nihon-u.ac.jp/tchiba/miyake/caldera.jpg]
そもそも、SARは斜め約45度方向から
電波をあて、その反射波から映像を作成しています。

垂直上方から見た絵は
それに単純なタンジェント補正を加えて、
簡易的に作成している程度ではないかと思います
横軸が飛行経路で縦軸が時間と考えれば理解できると思います
斜めから見ている関係で、高い山はより近く
低い穴はより遠くにうつてしまう効果が加わります。
もちろんこれも補正できるのですが、あらかじめ地形がわかっている必要があると思います
それでは、今回のような場合に意味はありませんから
あえて,ゆがんだ画像のまま公表したのだと思います

電波の反射波の到達時刻が
穴のそこよりも縁の方が早くなり
あとで届いたより底のデータで
縁のデータが上書きされた状態と考えると
妙に東側に穴の縁が伸びたような形状も理解できると思います。


[211.2.98.126][Mozilla/4.03 [ja] (Win95; I)]

2491. 2000年08月09日 21時40分28秒  投稿:寺田暁彦 
 [http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/topics/MIYAKE/index.shtml]
三宅島の皆様へお伺い

私は東大地震研究所火山センターの寺田と申します.
今回は,島民の皆様へご協力をお願いしたく,書き込みをさせていただきました.

我々は,火山監視専用のカメラを設置させていただけるお宅を,急いで探しております.

このカメラ(デジタルカメラ)はノートパソコンで制御します.
このパソコンによって,自動的・定期的に山を撮影して,その映像を地震研究所へ
携帯電話を用いて転送します.
もちろん,この映像は全ての人々にインターネットを通じてリアルタイムで公開します.

設置につきましては,屋内で携帯電話が通じることが必要です.
また,カメラを設置する場所が必要です.ただし,カメラは非常に小型
(5cm四方程度)かつ軽量なため,窓ガラスに貼り付ける,机の端に固定する,
といった形で設置できます.

以上の件につきまして,ご協力していただけるお宅を探しております.
設置する期間は2ヶ月程度を予定していますが,状況をみて判断します.
設置が可能な方,ご関心のある方,あるいは何か情報をお持ちな方は,
ぜひご連絡をいただけませんか.

詳細を相談した後,すみやかに設置しにお伺いします.
突然の勝手なお願いで申し訳ありませんが,どうか,よろしくお願い致します.

(必要な環境)
 ・山(現在の火口のふち)が見える窓があること.
 ・屋内でも携帯電話が通じること,または空いている電話回線があること.
 ・窓の屋内側にカメラ(5cm程度の大きさ)を約2ヶ月間設置できるスペースがあること.
 ・ノートパソコン(32*26*5cm)と携帯電話を置くスペースがあること.

  *ノートパソコンとカメラは数m程度離れて設置できます.
  *カメラの三脚などは必要ありません.

私は昨日まで地殻変動観測のために「ほまれ」に滞在していました.
「逢ノ浜の湯」の露天風呂から眺める星空は最高ですね...
島民の皆様におかれましては,地震が続き不安な日々をお過ごしかと思いまが,
どうか健康にお気をつけて,この異変が終わるまで頑張ってください.


---
東京大学地震研究所 火山噴火予知研究推進センター  寺田暁彦
e-mail:terada@eri.u-tokyo.ac.jp
[133.11.56.237][Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)]

2490. 2000年08月09日 15時13分44秒  投稿:やぎ 
合成開口レーダーは,天候に左右されずに地形観察ができるので,
今回のような場合の観察にはもってこいなんですが,こういうことで
信頼性が低く見られてしまうのは,ちょっと残念です.

昨日の中田さんの話では,8/5の時点で一日あたり7-800万立方くらい容積が
増えているのではとのことでした.

今朝の朝日新聞の一面に,昨日夕方撮影した山頂火口の写真があります.
一見したところ,それほど火口の拡大は進んでいないようにみえます.
(八丁平火口東縁の705m三角点は残っているし,駐車場も半分ある)
底は残念ながら見えません.

底が写っている写真はないのかなあ.
[150.29.132.131][Mozilla/4.73 (Macintosh; U; PPC)]

2489. 2000年08月09日 12時47分50秒  投稿:ふじた 
やぎさん

そうですね。
合成開口レーダーの画像を見ると、かなり歪んでいるようです。

8/2にアジアが撮影した写真をもとに計測すると
火口の東西方向での径は、約1400mとなり
合成開口レーダーの結果より90%弱小さい結果となります。
ということは、火口の深さも東西方向の影を元に計算しているので
当然浅くなって、410mの90%、すなわち360mぐらいになるということですね。

実は、8/2の写真から簡易計測をして火口の深さを出してみたのですが、
その深さが300mちょっとしかないのです。
翌日に早川さんによる上空から観察や、さらにその翌日に、
大学の合同調査班が火口の縁から直接測定した火口の深さは
450mぐらいとされているので、気になっているのですが。

もし合成開口レーダーからの火口底の深さが、360mとなれば
8/2から8/3の間に、かなり火口底が下がったということにも
なりかねないのですが。

今ひとつ確信が持てないのが現状です。
[202.32.150.2][Mozilla/4.73 [ja] (Win98; U)]

2488. 2000年08月09日 12時40分53秒  投稿:もこた 
 [http://www.crl.go.jp/pub/whatsnew/press/000808/000808-2.html]
通総研の合成開口レーダーの件ですが、記載されている火口の大きさは
明らかに間違っています。

レーダー画像に写っている地形からざっとみたところ1.4km×1.4kmぐら
いのはずです。

合成開口レーダーは地形などを補正しないといけないのですが、うまく
やっていないみたいです。

合成開口レーダーは、岩手山の地震のときも間違った解釈の結果を出した
機関があって、火山関係者には評判が悪くて、学会の場とかで訂正するの
に苦労していたのですが、またやられてしまいました。

名の通った機関が正式に発表しているからといって、単純な計測すら間
違っていることがありうるというもは困ったものです。
[202.241.4.11][Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)]

2487. 2000年08月09日 11時22分58秒  投稿:やぎ 
 [http://www.crl.go.jp/pub/whatsnew/press/000808/000808-2.html]
通信総研とNASDAが8/2午後取得した合成開口レーダー画像.

同時に火口径も発表していますが,値はどうみても南北は小さすぎ,東西は大きすぎ.
南北940mじゃ,八丁平火口北側火口縁まで行かないし,東西1590mじゃ八丁平火口
東縁を越えてしまう.
[150.29.132.131][Mozilla/4.73 (Macintosh; U; PPC)]

2486. 2000年08月09日 08時15分37秒  投稿:おおさと 
 [http://www.metro.tokyo.jp/INET/ETC/SAITAI/X0A5B100.HTM]
天神さん>
 番組の要約ありがとうございます。
 早川さんがいわれているとおり、なにか要請指示の流れのどこかが切れているようですね。
もうちょっと三宅島の地域防災計画(基本編)(火山防災編)、東京都地域防災計画の内容をチェックしてみないと、ちゃんとしたコメントを挟めないのですが、ただMXテレビのナレーション「いずれにしろお金と時間がかかる事業になるのは明らかなので的確な返答が出来ないでいるのが現状である。」の視点は、現在も三宅島が災害継続渦中にある点、三宅島村には災害対策本部が設置されているので、自衛隊(都知事)への支援要請、災害救助法による支援要請(6月26日8時45分の適用は災害対策本部解散で終了?)ができる点が欠けているように思えます。
 特に災害救助法の適応基準には(都地域防災計画第3章災害救助法の適用第2項救助法の適用基準(4)に「多数の者が生命又は身体に危害を受け又は受ける恐れが生じたことと」いう条項がありますから、現在の状況に照らせば救助法の適用範囲になると思うし、(判断基準避難者の人数だけなのかな?救助法が適用されれば同第3章第5項救助の種類(1)条サで「災害によって住居又はその周辺に運ばれた土石、竹木等で、日常生活に著しい支障を及ぼしているものの除去」という項がありますから泥流対策も可能かと思うのですが。
 もし6月26日の救助法の適用がはずれているならば、泥流による生命又は身体に危害を受ける恐れが生じたということでの災害救助法の適用が可能だと思います。(判断基準が違うのかな?)
 もっとも都としても道路維持管理上、都道に影響がある泥流の除去は現在でも行っているかと思うのですが。
 ただし恒久対策については、用地や土捨て場の確保の問題など、解決しなければならない問題が多く存在するかと思います。島全体の住民同士のコンセンサスが、必要になる場面も生まれてくるかと思います。(たとえば、島の中に再流出しないような土捨て場が確保できるのか。できない場合どこに土砂をもっていくのか?等)行政だけでなく住民の中で問題点(住民同士の状況を踏まえた)を整理してみる必要もあるようにも思えます。
 当然その判断基準と成る災害予測図や、地域防災計画(予防計画)上の土砂捨て場位置などについての地図を行政側は提示する必要がありますが。
[210.166.224.36][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows 98)]

2485. 2000年08月09日 02時02分03秒  投稿:さだぞう 
東大地震研の大久保さんへ

このたびは火山学会のホームページの「火山学者に聞いてみよう」に寄せた私の質問に答えてくださって、
どうもありがとうございました。
御礼を申し上げるすべがございませんので、もしやこの板をご覧になっているかと思い、
カキコさせていただきました。
小生、最近からだが重く感じることがあり、太り気味かと思っておりましたが、
マグマによる重力増加のためではないかと、今思い当たりました。(?)

地震研のページでよく御名前は御見かけしております。
三宅にも調査によくいらっしゃっているご様子、御体に気をつけてがんばってください。
まずは御礼まで。
[210.132.21.200][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; MSN 2.5; Windows 98)]

2483. 2000年08月08日 22時53分21秒  投稿:天神 
 [http://plaza27.mbn.or.jp/~Miyakejima/]
おおさとさん>
今見直して、簡単ではなく
そのままテロップで出たままお伝えします。

◎三宅村役場のコメント
●危険なことは確認している
●村単独では対応できない
●山は林野庁 沢は建設庁

★調整を図りながら災害を防止していきたい。

◎三宅支庁のコメント
●これまで三宅にはなかった災害
●8月3日まで専門家が調査
●都庁に持ち帰って検討

★各方面と対策を検討する

三宅村役場、支庁ともに20〜30mm程度の雨で
再び泥流が起こると認識している、
としています。

最後にMXのナレーションが
いずれにしろお金と時間がかかる事業になるのは明らかなので
的確な返答が出来ないでいるのが現状である。
と締めています。

何回見ても、未だにそんなこといってんのか??
それだけ???って感じです。
いかにも責任のなすりあいと言う感が拭えません。

[202.217.19.242][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 95; DigExt)]

2482. 2000年08月08日 22時42分01秒  投稿:TAKO 
 [http://www.seaple.icc.ne.jp/~tmyamada/]
北海道に行ってきました。

昭和新山にも寄ったのですが、初めてであったTAKOは
三松記念館を捜して迷ってしまいました。
大きなお土産屋さんの影になっていて、お店の方に伺って
やっと行き着きました。
何か、大きな疑問を感じた次第です。一番人々に知らせたいことが、
隠されてしまっているような、そんな感じ。

洞爺湖温泉も通りましたが、あのように「市街地」に近い噴煙という
光景は、やはり異様でした。

被災地のみなさん頑張ってくださいね。
[210.170.15.125][Mozilla/4.5 [en] (Win95; I)]

2481. 2000年08月08日 17時03分02秒  投稿:げし 
 [http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/nakada/iso_total.jpg]
↑:総降灰量はこちらのファイルでした。もっとも、7/14-15の火山灰の量は7/8の数10倍以上あるため、ほとんど同じです。
[133.11.230.162][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows 98)]

2480. 2000年08月08日 11時29分44秒  投稿:げし 
 [http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/nakada/ash.html]
↑:山頂近辺での調査結果を踏まえた降灰分布図が東大地震研(中田研)のページに公表されました。八丁平東端では30cmから1mを超える量の灰が堆積している事がわかりました。金曾沢、ようが沢、三七沢、地獄谷、釜の尻沢などの谷頭部に相当します。泥流対策などの参考にしてください。
[133.11.230.162][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows 98)]

2479. 2000年08月08日 10時45分25秒  投稿:Cauli. 
 [http://www.k-denkan.go.jp/press12/p1233.html]
三宅島テレビ中継局(NHK・民放8波)の停波対策としての御蔵島中継局仮設については、
関東電気通信監理局が上記URLで広報しています。

#同局トップページの「三宅島火山活動に関する情報」からのリンクでは「6月28日9時30分
 現在正常に機能している」との情報が載りっぱなし。
[202.233.211.247][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]

2478. 2000年08月08日 09時28分47秒  投稿: 
 [http://miyakejima.com/kusaya]
皆さんのおかげで、今後の行動方針が見えた
陽に思います。有り難うございました。

さだぞうさん
自分は別方向から働きかけてみます。
[210.250.49.198][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)]

2477. 2000年08月08日 08時58分37秒  投稿:さだぞう 
さきほどからズ―っと小さくゆれつづけています。
もう15分ぐらい続いているかしら。
[210.132.21.200][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; MSN 2.5; Windows 98)]

2476. 2000年08月08日 07時17分23秒  投稿:おおさと 
天神様>
MXテレビの番組ビデオに撮られたんですか。
助かります。
お願いなんですが、泥流対策について役所としてどうしたいか、三宅村役場と三宅支庁に取材した結果がコメントされているようなのですが、具体的な内容はどのような内容だったのでしょうか?お教えいただけませんか?
[210.166.226.163][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows 98)]


2475. 2000年08月08日 06時39分39秒  投稿:早川 
 [http://wwweic.eri.u-tokyo.ac.jp/EIC/EIC_News/000714s.html]
行く前にもうひとこと.

私自身は火山学者だから,火山の噴火につよい関心をもっています.
泥流災害は,噴火とは直接むすびついているわけではないから,
ともすれば,軽視しがちです.

じっさい,火山噴火予知連=気象庁も,泥流の危険はとおりいっぺん,
見解の最後に一行付け加えるだけです.

もっといえば,火山噴火予知連=気象庁は,泥流災害について,
国としての第一義的責任を負っていません.

負っているのは建設省です.
建設省→東京都→三宅村→村民
の情報ルートのどこかがいま壊れているようにみえます.

火山噴火は,一気に何万人もの人を「公平に」殺すことが
特徴です.地域の住民すべてが死にます.
(神戸の地震災害は,100万人から5000人が「選ばれて」
亡くなりました)

そういうめっぽうな火山災害は,めったにおきません.
おきたら,大量殺人ですが.

火山地域でよく人がなくなるケースは,噴火後の泥流です.
噴火で直接死ぬのではなく,その後のたいおうがまずかった
ために命を落とすケースがよくあります.
数人の死者が出たケースがたくさんあります.

有珠山1977噴火での死者がそうでした.


泥流を甘く見てはいけない.泥流は財産を奪うだけにとどまらず,
人を殺します.


職業として火山を研究しているわたしの関心の中心は,
前者の大量殺人です.予知可能で,メカニズムが解明されている
泥流災害について個人的学術関心をわたしはとくにもっていません.

ですから,泥流危険をわたしがこれまでいうことはあまりありませんでした.
建設省系列のかたがいうべきだし,いうだろうと思ってまかせていました.

こういう構図です.おわかりいただければ幸いです.



[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2474. 2000年08月08日 06時24分21秒  投稿:早川 
 [http://wwweic.eri.u-tokyo.ac.jp/EIC/EIC_News/000714s.html]
私は地震の専門家ではないのですが,ききかじった地震学をすこし
説明します.

▼三宅島直下の震源は山頂の南にあるのではないかと以前から私は
おもっていましたが,どうやら山頂の南東らしい.つまり,
阿古の下ではなく坪田の下です.
(坪田の揺れは島でもっともつよいのかもね>さだぞうさん)

坪田の上の山腹斜面の傾斜が三宅島ではもっとも急だから,
山腹に割れ目や隆起などの異常が発生してないかどうかつねに
注意する必要があると思います.

▼8.01.0745長周期地震は,それまでのものとすこし様子がちがうらしい.
傾斜計ステップは,坪田だけ大きくて他は小さかったらしい.

▼陥没の日7.08から始まった地震集中・傾斜計ステップ・
長周期地震・GPS変化の四点セットはまだ続いています.
ただし,間隔が伸びてきました.
長周期地震の震幅は大きい傾向があるので,一日あたりの
変化量が減少しているかどうかはわかりません.
傾斜計ステップの大きさについては,情報をもってません.

山頂火口の陥没進行からみると,7.22以降はそれ以前に比べて
半減しているようだ.それでも毎日1000万立方メートル.
1983年噴火の溶岩と火山灰の量と同じだけが毎日地下に隠れている.

#これから2泊3日で前橋を留守にします.
その間,完全にネットからはずれます.






[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2473. 2000年08月08日 02時03分23秒  投稿: 
三宅島伊豆地区在住、園芸と漁業を営むものです。
専門家の皆さんのお話、貴重な情報源とさせていただいております。
三宅在住の発言者の皆さんと同様、予想される泥流災害に関する、
行政からの情報提供、現状説明の少なさには、まったく理解ができません。
情報がきっちり把握出来ていなくて出せないのも問題ですし、情報を
把握していて出さないのも問題だと思います。
少なくとも生命財産に危険の迫っている地域の方々には、現在の状況説明と
今後の対策の方向性はしっかり説明してほしいです。
また、被災の可能性の少ない地域は被災地域をどう支えていくのかと言うことも
考えていくべきと、そして行動すべきと思います。
三宅島に住んでいくにからには、噴火災害とは付き合っていかざるをえないのでしょうから。
[211.4.67.81][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

2472. 2000年08月08日 01時10分03秒  投稿:さだぞう 
ちばさん

全チャンネル映っております。(MXを除く。坪田はMXテレビはもともと映らない)
我が家はアンテナをずっと山に向けたままなのですが、結構よく映っています。
[210.132.21.200][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; MSN 2.5; Windows 98)]

2471. 2000年08月08日 01時02分49秒  投稿:さだぞう 
行政の泥流対策について

?7月26日の泥流について
 千葉さんたちの事前の警告及び前日からの大雨の予報にもかかわらず、
 避難勧告が出たのは泥流が発生した後だった。
 役場前の沢で犠牲者が出ても不思議ではなかった。
 ここでは書かないが、そのときの一部の役場職員の対応、言動には、
 許せない物があった。
 あの付近で聞き取り調査をすると唖然とします。

?これだけの被害が出たにもかかわらず、
 泥流対策として役場から昨日の夕方になってようやく
 防災無線で住民にもたらされたことといえば、
  ※降雨時の避難対象地域は神着の信用組合前から空港前の間になったこと
  ※神着の避難場所は三宅中学校体育館、坪田は坪田中学校体育館 
 たったそれだけ。

住民は本当に不安に思い、そして怒っています。
これではただしく科学的に恐れることも出来ない。

これは本当にまずい。
一両日中にでも役場と支庁に申し入れをしなければ。
この板を見ている島の方々、
一人より二人二人より三人のほうがいいと思うので、
同士を募ります。(たとえ一人でも行ってきますが。)

メールか電話下さい。

2日ぶりに雄山の穴の下が騒がしくなってきたようです。

  
[210.132.21.200][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; MSN 2.5; Windows 98)]

2470. 2000年08月08日 01時02分06秒  投稿:へちゃ 
さだぞうさん、ありがとうございます。
谷川岳という環境を考えると十分あり得そうですね。倒木ダムの決壊という説も出されているようですが、いずれにしても雨だけが原因と考えるのは苦しそうです。トリガーは雨かも知れませんが。

群馬県の注意報・警報の基準がわからなかったので、何とも言えませんが、注意報は東京都で時間30ミリ以上だったはずです。あれだけの山岳部なら基準は同じかもっと高いでしょうし、レーダーアメダス解析雨量が時間20〜30ミリなら、実測は少ないのが普通ですので、通常なら大雨注意報基準にも届かないほどだったと思います。

沢歩き−特にバックの山が高いほど−危険もあるということでしょうね。
[210.236.130.26][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)]

2469. 2000年08月08日 00時31分29秒  投稿:さだぞう 
へちゃさん

私6年前に三宅に移住する前は沢登りが趣味でした。
主に東北の沢をフィールドにしており、あの辺の沢は一度しか経験がないのですが、
上流のゴルジュ帯でのスノーブリッジの崩壊ということは考えられませんか。

私が6〜8月に東北や上越の沢に入るとすれば、上流の降雨の有無にかかわらず、
まずそれを考えて行動すると思うのですが。
[210.132.21.200][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; MSN 2.5; Windows 98)]

2468. 2000年08月08日 00時16分06秒  投稿:さだぞう 
天神さん、敏さん、
同じ島に住むものとして、これから起こるであろう、そして起こるかもしれない事態に対する私の態度を
ここに記します。

ここ数日、私の心の一部分を占めている、はやかわさんの言葉があります。

   「ただしく恐れる」

2312の早川さんのレスのその部分を引用します。
>三宅島の島民は,この事実を知って,いまただしく恐れるべきだと私は考えます.
>ただしく恐れるときに,力になるのは科学的なものの考え方です。

今我々にもっとも必要なのは「正しく、科学的に恐れる」という態度だと思います。
それには情報が必要です。
ただしこれから起こるかもしれない事態を予測するについては、
専門家の間でも一つの事象の解釈を巡って、さまざまな考え方があるでしょう。
我々はその複数の考え方を参考に、自分たちの身の処し方を、正しく科学的に恐れながら、
選び取っていくべきだと思います。
そのためにこそネットは大いに役立ちます。

この島に住むことは建築中の家に住むようなものです。
この島はまだ島造りの最中です。
大工はかなり乱暴で気まぐれな奴で、概ね20年に一度地の底から工事にやってきます。
私たちの暮らしなどお構いなしに施工するのでしばしば大迷惑をこうむります。
場合によっては生命さえ危うくします。
我々はこの乱暴大工を正しく恐れ、付き合っていかなければなりません。
それがこの島に住むということだと思います。
「腹をくくる」のはともかく、正しく腹のすわった状態を保つのは必要でしょう。
そして一面では、「恐れる」だけでなく「畏れる」事もまた必要だろうと思います。
この島の人々はずっとそうしてきました。

[210.132.21.200][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; MSN 2.5; Windows 98)]

2467. 2000年08月07日 22時36分29秒  投稿:天神 
 [http://plaza27.mbn.or.jp/~Miyakejima/]
ちばさん>大変失礼しました。ちばさん達は行政の要請で現地調査を
行っているんですか?そうでしたら謝ります。
そして、心からよろしくお願いしますと言いたいです。
前にも言いましたが、そういった情報は我々住民にはいっこうに
届いてこないのです、今日も自衛隊らしきジープやバイクとすれ違い
ましたが、いったい何処で何をやっているのか分かりません。
その中から、島民達の間でありもしない話が出てきたりするのです。
どれが正しくて間違いなのか・・・
それを判断するのも我々です、ですから正しい情報が欲しいのです。

おおさとさん>ビデオとりました。
でも、私は三宅島在住ですよ!?
どうします?????


[202.217.13.126][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 95; DigExt)]

2466. 2000年08月07日 22時26分55秒  投稿:ちば 
三宅島で
テレビ塔が落っこちたのか壊れたのかで
テレビがうまく見えなくなっていましたが
この間、こっちに戻ってくる日の午後、
広報無線で、「これからは、御蔵島から電波が来るので、
アンテナの向きを変えてください」といってました。
(おいおい、そんなに簡単に言うなよって感じでしたが)
また、チャンネルはそのままでともいってました。
だから、いまは、すべてのチャンネルが見えているのかな?
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

2464. 2000年08月07日 22時11分58秒  投稿:へちゃ 
早川先生
一の倉沢の倒木の様子をニュースステーションで見ましたが、緑づいたまま倒れている木がありますが、これもなだれ原因というのは無理はないでしょうか? 

しかし当日のレーダーアメダス解析雨量では1時間30ミリ程度というのも妙です。
レーダーアメダス解析雨量は「雲が雨を降らせる能力」といえるもので、これくらいの雨なら、真夏ならあちこちで毎日のように出ているはずです。静岡県佐久間などでは1時間70ミリが実際に降っています。

私も谷川岳を訪れたことはありますが、水を溜め込む地形はほとんどないと思ったので、なんとも不可解な被害です。

ひょっとして雹が降って積もっていたとか??




[210.236.130.44][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)]

2463. 2000年08月07日 22時07分13秒  投稿:おおさと 
 [http://www.mxtv.co.jp/schedule/week_schedule.html]
どなたかMXテレビ
21 00 東京NEWSアップデート
三宅島噴火から1ヶ月・地域住民高まる雨災害への不安▽

のビデオを撮った人います?
三宅島の泥流特集やってたみたいなんだけど(三宅村役場や三宅支庁の考え方を取材していたみたい。)見損なってしまった。結構沢の奥まで入った映像が出ていたみたいなんだけど?

ちなみにMXテレビの電波受信アンテナについての広報
http://www.mxtv.co.jp/miyakejima/news_page.htm
[210.166.226.147][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows 98)]

2461. 2000年08月07日 21時48分05秒  投稿:ちば 
天神さん>なにもしていないということはないですよ。
ここでもたくさんの人が徹夜でしごとをしています。
みな、三宅島のためです。よのなか、そんなにすてたもんじゃありません。
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

2460. 2000年08月07日 21時42分48秒  投稿:ちば 
会社のメールサーバーは復活していますが、
日大のサーバーは、点検と工事でお休み状態
というわけでメールの宛先は、もとどおり
ta.chiba@ajiko.co.jpということになりました。
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

2459. 2000年08月07日 20時15分16秒  投稿:天神 
 [http://plaza27.mbn.or.jp/~Miyakejima/]
早川さん、早速のレスありがとうございます。
私も、以下のことについてどうして行政が積極的に
行動を起こさないのか?という疑問を常に抱えておりました。
実際、我々住民が危険にさらされているわけですから、
本来は自分たちで行動を起こすべきなのでしょうが
(行政に期待することなく)
三宅島がどう変わっていくのかわからない中で
生活をしている私たちにとって、自分の身を、そして家族の事を
守っていくことが第一であって、身の回りのことを
一つ一つ自分なりに判断していかなければなりません。
敏さんも言っていましたが、
その判断をする情報が欲しいのです。
そのことについては、今回早川さんには
大きな情報をいただきました。
本当にありがとうございました。
以下のことについては、少しずつ回りの人間を
巻き込みながら(本当は早急にやらなければならないのでしょうが・・・)
実行に移していきたいと思います。

なんか、文章がへたくそですいません。
言わんとしていることがおわかりいただけたでしょうか・・・・

>建設省に直接働きかけて,
>泥流対策の施設と避難体制を整備してもらうこともあります.
>こういうことは,地元が一団となって上位組織を動かすべきことでしょう.
>外野が言っても,限界があります.
[202.217.19.228][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 95; DigExt)]

2458. 2000年08月07日 15時29分11秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/miyake/index.html]
きのうかいたように,マチガ沢に異常なし.
一の倉沢にも異常なし.
雷雨によって,おそらく湯檜曽川本流からちょっとした濁流が下ったのだろう.
[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2457. 2000年08月07日 15時27分47秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/miyake/index.html]
湯檜曽川から帰ってきました.

1114から土砂降り.
雨具をもっていないテレビクルーはびしょぬれ.
何人かがまだ戻ってこないと,心配する顔.
二次災害がほんとに心配された.

さて,

増水して,川の左右に分かれて避難しても,どちらも山の斜面だった.
昨年の玄倉川のような,自分が立っているところの安全が徐々に
脅かされるような状況が発生しようのない場所だった.

にもかかわらず,何人も流されたというのは,
「山で危険に出会ったら動かない」という鉄則をおそらく破って,
山肌づたいに,下流に移動して,その途中で川にはまったのだろう
と思われる.

じっさい,ヘリコプターでつり下げられた場所は,彼らが濁流をみたらしい場所から
ずいぶん下流だ.その間の移動は困難をきわめただろう.

動かないでじっとしていれば,日没前の18時ころには,ロープを使えば,
安全に渡れるまで水かさが減っていた.

そもそも鉄砲水と言えるほどの急激かつ大規模な増水があった証拠は見つからない.
マチガ沢のこの春のなだれあとの倒木をみて,誤解して,過剰反応が起こって,
ニュースが肥大化したと思われる.

八月の日曜日によくある水の事故にすぎない.
特異な自然現象が発生したとは思われない.
[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2456. 2000年08月07日 12時38分06秒  投稿:まつ@島原 
まつ@三宅島レストハウスからです.

今朝,雄山から噴気が上がっているとの通報があり,山頂陥没火口底から(南西側)
から水蒸気がでていることを気象庁で確認したそうです.また,神着から
水蒸気の噴気が一時,山頂より400mまで上昇して見えたとの話もあります.

しかし,10時ぐらいから山頂南側の村営牧場レストハウスで作業していますが,
特に水蒸気の噴気はここからは見えません.
さきほどから,ヘリや固定翼機が何機か飛んできていますが,雲が低いので
確認できないと思います.

これまで雄山サウナとよばれ,水蒸気がずいぶん噴出していた山頂部分が,
400m以上も陥没しても,これまで水蒸気が出ていなかったのが不思議に思える
ぐらいです.
また山頂直下の地震も少ない状態ですし,最近の地震多発&傾斜変動も,最近は
1.5日間周期ぐらいまで伸びてきているようですから,
今回の水蒸気噴出現象も,大きな火山活動の前触れとは考えにくいと思います.
[133.5.168.123][Mozilla/4.7 [ja] (Macintosh; I; PPC)]

2455. 2000年08月07日 11時22分13秒  投稿:ちば 
大事なお知らせです
いま、メールサーバーが落ちていますので
千葉への連絡は、大学宛(chiba@chs.nihon-u.ac.jp)にお願いします
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

2454. 2000年08月07日 09時00分21秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/miyake/index.html]
前橋にけさ届けられた朝刊5紙をみました.
朝日・読売・毎日・日経・上毛.

読売と毎日の記事に不適当が多い.
どこが不適当か,当該新聞社からご希望があれば,具体的に指摘します.

さあ,やっぱり,一の倉沢くらいまで行って来るとするか.
ポリスライン,かかっているかなあ?

[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2453. 2000年08月07日 08時55分42秒  投稿:Hal.T 
 [http://www.madlabo.com/mad/research/dosekiryu/index.htm]
リンクは土石流を見た人のレポートです。

 災害対策の優先順位について、もう少し正確に書いておきます。
コスト/人: コスト/(一定期間に起きる確率×死亡人数)
災厄の評価は死亡だけではないのですが、防災コスト/被害でもいいかな。

以下、期間は日単位とします。
(もともとの確率が仮想なので参考にしては駄目ですよ)

例1:崩落火口周辺の立ち入りをすれば 30分いれば10%の確率で落ちるとする。
 10人ぐらい物好きが行けば毎日1人の割合です。立ち入り禁止の監視費用に20人
の経費が必要とすると、たとえば一人の監視者当たり四万円だと80万円/日・・・
80(万円/人日)で対策されたことになります。
 監視人員を割り当てず看板だけとして8人が火口の危険を思いなおして助かれば
看板設置費用20万円/年で0.8人日ですから 700円/人日ですね。

例2:山体崩壊にたいする避難
 私には全く確率がわからないので1万年に1回としましょう。100年生きる人なら
この事件に遭遇する確率は1%、回避するためには避難しかありませんから、その損害
は、現状の生活を放棄することになります。評価はたとえば一人当たり1000万円。
家族全体で5000万円の対策費が必要。100万円/人年の対策費となり、1日に
なおすと3000円/人日です。子供だけを避難させるのなら、かなりコスト安になる
でしょう。(もともとの確率が仮想なので参考にしては駄目ですよ)

例3:泥流災害でハザードマップを作る
 泥流は100%どころか、回数もあるのでおかしな書き方ですが1000%以上に
なるでしょう。マップを作る手間暇と周知費用が100万円、10年で10人が助かれば
10万円/人年となり、1日あたりでは300円/人日です。

 と、こういうわけです。いささか土石流警報機などの開発も手がけているので、
人の命を金銭に換算するなんて冷たいと言われますど、冷たいようですがコスト意識が
先に立ちます。だって安い警報機でなくては使ってもらえないのでね。
[210.250.0.192][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

2452. 2000年08月07日 08時41分27秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/miyake/index.html]
天神さんへ,

泥流対策は,抜本的なものをお知らせすることができます.

1)東京都に災害対策本部を再設置してもらう
2)国に,(たぶん)国土庁長官を本部長とする非常災害対策本部
を設置してもらう.

いずれも,災害対策基本法にもとづく処置です.
有珠山3.31噴火では,これが直ちにおこなわれました.
まだあると思います.

有珠山の3-4月噴火で放出された火山灰の量の10倍が,7月の三宅島噴火で
出ました.山頂の陥没量は3000倍です.そして現在進行中です.

ですから,いま三宅島に1)2)を設置することは,たいへん合理的だと
考えられます.しかしなぜかそのような動きがまったくない.

もうひとつ,建設省に直接働きかけて,
泥流対策の施設と避難体制を整備してもらうこともあります.

こういうことは,地元が一団となって上位組織を動かすべきことでしょう.
外野が言っても,限界があります.



[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2451. 2000年08月07日 08時13分01秒  投稿:ちば 
朝日新聞の昨日の夕刊に
早川さんと敏さんのやりとりが
紹介されていましたね。
あまり、正確な内容ではない部分もあるなあと
思いましたが、その程度の事実把握と理解力かなあ
[210.166.70.21][Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)]

2450. 2000年08月07日 08時03分04秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/1998/yubiso/9808.html]
天神さんへ,

火山専門家としての私は,いま三宅島の方に安心をさしあげることは
できません.

>我々島民はどうすればいいのか?

と,当惑なさるだろうことは私もよくわかっていますが,
対策の名案はありません.

対策案がない危険情報は伝えないという立場もありましょうが,
私はそのような情報も伝えて,専門家の説明責任を果たしたいと
考えています.

わかりやすくいえば,住民の方に下駄を預けようとしているわけです.

ひとつだけ,対策案を申し上げます.抜本的なものではありません.

すくなくとも夏休みの期間中は,こどもたちを島外にあずけるのが
よい.

この疎開は,三宅島山頂直下に震源をもつ地震頻発と,
三宅島山頂火口の陥没停止が確認されるまで続けるのが
のぞましいと考えます.


[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2449. 2000年08月07日 07時47分04秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/1998/yubiso/9808.html]
もうひとつHal.Tさんへ,

対策が生きる確率という興味深い概念を提出してくださって,
ありがとうございます.

たしかに,おっしゃるように,10回しか試行しないのなら,
低確率事象より高確率事象に投資した方が効果をえやすいと
思います.

しかし1000回試行すれば,確率論が教えるところによると,
結果は同じです.

神戸の1995年地震は,そういう意味で,想像していた以上に早く
ババを引いてしまった事例でしょう.

一地域で考えると,低確率ですが,日本全体あるいは世界全体という
広域で考えると長年効果と同じように,
低確率事象も費用対効果で意味を持ってきます.

問題は,地域ごとに特定の政治家や経済界が存在して,
その個別利益が広域思考・長年思考をさまたげるところにあるのでしょう.

その結果,不利益はその地元住民がうける.


[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2447. 2000年08月07日 07時39分18秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/1998/yubiso/9808.html]
Hal.Tさんへ,

その災害は,一昨年1998年8月です.
上↑のページで報告しています.

NHKがけさ流している堰堤の上の広い河原に横たわっている樹木は,
そのときのものです.
今春のマチガ沢なだれとはまたちがいます.

それくらい,湯檜曽川は災害を受けやすい川です.
しかし美しくて楽しい川です.

今回の,(おそらく稚拙行動が)悲惨な結果をもたらした事故の
ために,この地域での市民のレジャー活動に不当な制限が加わる
ことを私は警戒します.

きのうの事故は,八月の日曜日にはよくある水の事故です.
きのうだって,全国で十人以上が水の事故でなくなっただろうと
思います.湯檜曽川の事故は特別ではありません.

テレビや新聞でこれほど大々的に報道されるべきニュースでは
ありません.

きのうからけさにかけてのこの過剰報道は,
去年の玄倉川事故の後遺症だと私はみます.

という私の仮説を検証すべく,
車で一時間の現場に行こうかどうか,いま迷っています.
陸上からいまいっても何も得るものはないだろうなあ.
上空から上流部を観察すれば新しいことがわかる可能性がある.
[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2446. 2000年08月06日 23時26分37秒  投稿:Hal.T 
谷川の災難:
 昨年の今日、一の倉沢に行ったとき砂防工事事業所で聞いたところでは(昨年か1昨年か
忘れたが)水害+土石流で一の倉沢を望む自動車が行ける最終地点の護岸から湯檜曽温泉の
北までの護岸、それに水上温泉街は大被害をこうむったそうです。
 今回の事件は即断はできませんがヘリコプタの映像から見る限り急激に増水したレベルで
鉄砲水と言えるかどうかギリギリでしょうね。川を渡らなければ何事も無かったような気も
します。
 友人がこの自動車で行ける最終地点から少し上の雪渓直下に30年前の友人の慰霊祭で
午後1時ごろまでいました。雨がきつくなってきたので1時に引き上げたと驚いていました。

リスクについて:
 10%確率で起きる10人の災害、0.1%の確率で起きる1000人の災害。単純計算
すればリスク率は同じですが、対策の効果性も加味した方が良いと思われます。確率×損害
だけではなく対策費用対リスクとして評価するほうが自然なのではないでしょうか。この
「費用」は単純に金銭ではなく、「対策」も工事だけではなく避難も含むのはもちろんです。
 同じコストを投入しても起き易い災害の対策は効果的で、大規模でまれな災害の対策は
効果的でないことが多いので、こういう考えはいかがでしょうか?
[210.250.0.138][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

2445. 2000年08月06日 21時27分51秒  投稿: 
 [http://miyakejima.com/kusaya]
エゴイストだと思われたくありませんので
付け加えさせていただきます。

こんな私でも近所に頼ってくれている家族もあります。
いち三宅村消防団員として、守ることの出来るものは
守っていきたいと思っています。
[210.250.49.205][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)]

2444. 2000年08月06日 20時33分39秒  投稿: 
 [http://miyakejima.com/kusaya]
はやかわさんへ

お忙しい中大変有り難うございました。

>発生確率が小さくても,被害がとても大きい加害要因のリスクは
大きくなります.
>一定程度以下の発生確率の加害要因には,リスクマネジメントしないと
選択することも可能です.これを日本人は,むかしから,はらをくくる,
と表現してきたようです.
>敏さんは,はらをくくったのですか?

決して腹をくくったわけではありません。
現地で生きるものとして、発生確率の高いものから順次手当して行くべき
だと、自分は考えます。
火山学者でも何でもありません。行政に携わっているわけでもありません。
発生確率の低いものにまで考えが及びません。考え及ばないものに振り回されて
今なすべき事を見落としてしまうことが怖いです。

2373で
>また、今後の雨による泥流により、電線の切断、停電が考えられることから
現在、原材料及び製品在庫を保管してある冷凍庫の電源を確保するため
リース会社からの発電器のリースを検討中です。
見積もりの手配中ですので、手に入り次第、発注と言うことになると思います。

ほたほたさんへの返事として書かせてもらっています。明日発注するつもりです。
自分は今、この三宅島がどう変わっていくのかわからない状態の中で
生活をしています。どの事例に対して、どの程度の手当をしておくべきか、
少なくとも、我が家に対して判断をするのは自分だと思っています。
その判断材料として、資料が欲しいと思っています。
知っていれば防ぐことの出来るものはたくさんあると思います。
知りたいことがたくさんある中で、ほとんど情報が出てきません。
このページは、少なくとも私にとって情報を得るための貴重なページです。
はやかわさんのページと、このページは毎日見ています。
これからも、警告を含む貴重な情報をどんどん入れて欲しいと思います。

>しかし,ちばさんの回答2413ははっきり書いてありません.
見るに見かねますので,はっきり申し上げます.
>上流部に32ミリ以上の降灰があった地域の川沿いは,かならず泥流に襲われると
思うべきです.すなわち,神着東部から三池の範囲にある川沿いすべてです.
>泥流は何回も出ます.手当をしないなら,ほとんど出なくなるまで,
10年はかかるでしょう.

はっきりと言っていただいて有り難うございます。
はっきりとした情報が欲しいです。


 
[210.250.49.215][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)]

2443. 2000年08月06日 20時29分48秒  投稿:おおさと 
 [http://www.snapper-d.com/index.html]
はやかわさま>
ちょっと遅くなりましたが、2425(バックアップ)ありがとうございました。2257の発言で探していた火山観測情報でした。(掲示板への発言は、7月27日にしていました。)
あの当時数値の根拠が気になっていたのですが、ようやく状況がわかりました。

ちばさま>今手がけている報告書があともうちょっと、まだ亀亀レスも書けません。ゴメン!
2427にも係るので。後ほど。
[210.166.224.26][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows 98)]

2442. 2000年08月06日 20時09分08秒  投稿:天神 
 [http://plaza27.mbn.or.jp/~Miyakejima/]
こんにちは、
私みたいな全くの素人が、この掲示板に
参加していいものか?と思い、2回程書き込みしてから
久しく参加していなかったのですが、
早川さんの2418に、こんなレスを見つけたので・・・
そしたら私たち島に住む島民は、いったいどうしたらいいのか?
と強く思ったので、書き込みさせていただきました。

>2418
>つまり,いま三宅島で進行していることは,噴火ではなく,
>逆噴火とでもいうべき質量欠損です.そして,その量は莫大です.
>こんごの噴火の有無を心配したり,すでに降った火山灰から
>泥流が発生することを心配することはもちろん必要であって,
>正当なのですが,
>それだけに目を奪われて,
>もっとも本質的な火山現象に目を向けないのは,おかしい.
>火山の危険は噴火だけではありません.

これに対して、我々島民はどうすればいいのか?・・・
常に噴火や違った火山現象、そしてそれに伴う2次災害に
ビクビクおびえながら生活しなければいけないのか?
どう対応すれば一番いいのかなんて答えはないのかもしれませんが
少しでも安心できる言葉をいただければと思います。
[202.217.19.241][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 95; DigExt)]

2440. 2000年08月06日 19時12分46秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/0806tanigawa/]
これまで放送されたNHKとJNNのヘリ映像をみるかぎり,
たいした増水はなかったようにみえる.

上流で発生した雷雨によって水かさがやや増したことに対する
過剰反応だった可能性を私はつよくうたがう.

水かさが増し始めたとき,昨年の玄倉川の悲劇がみなの脳裏にうかび,
パニックが発生したのではないか.

あの場所なら,たとえ水かさが増して湯檜曽川がいっぱいになったとしても,
白毛門の斜面にはい上がればよい.あの場所は報道されているような中洲ではない.

死亡したひとりと,けがをした9人は,異常心理により無理に川にはいったのでは
ないか.

鉄砲水とよぶべき増水があったことは,すくなくともヘリ映像からは確認できない.
マチガ沢の倒木は,今春のなだれによるものである.

早川由紀夫(群馬大学教育学部助教授,地質学)
2000.8.6.1911
引用可
自宅には電話してこないでね.
[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2438. 2000年08月06日 18時43分50秒  投稿:ポチ 
今日は埼玉県秩父市、秩父ミューズパーク内の長尾根遺跡の
現地説明会に行っておりました。世界最古の墓かも?という
アレですが、遺跡のそばの傾斜面を切り出した露頭の説明も
あり、たくさん写真を撮って帰路につきました。行き帰り、
荒川や高麗川の河川敷に多くの車やキャンプを見ながら、
去年の玄倉川の無謀な悲劇のことを考えていました。
やっと帰宅したらこのニュースです。
[211.120.79.91][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

2437. 2000年08月06日 18時40分56秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/0806tanigawa/]
8月1日の一の倉沢の写真を14枚公開します↑
[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2436. 2000年08月06日 18時28分34秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/0527tanigawa/index.html]
もういちどかきます.

マチガ沢の倒木は,今春のなだれによるものです.
きょう発生した鉄砲水によるのではありません.
鉄砲水は,湯檜曽川のもっと上流で発生したはずです.
[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2435. 2000年08月06日 18時21分26秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/0527tanigawa/index.html]
NHKとTBSのヘリ映像で,マチガ沢駐車場であることを確認した.

流木は今春のものであって,きょうのものではない.
マチガ沢に異常はみられない.
今日の事件は,これより上流で発生した.

一の倉沢なら,観光客がいっぱいいるから,もう情報がはいっているべきだ.

その上の幽の沢?
8.01に長男と私が水浴びしたところだ.
あるいはもっと上流?湯檜曽川本流か?
[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2434. 2000年08月06日 18時15分26秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/0527tanigawa/index.html]
ポチさんが目を留めた流木は,
今春のなだれによってたおされたものだろうと思います.

[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2433. 2000年08月06日 18時13分49秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/0527tanigawa/index.html]
マチガ沢だとの私の判定に誤りがないと仮定しての話です.

土合駅から湯檜曽川沿いに一の倉沢に至るコースを私は,
毎年5月下旬に学生と歩きます.
とくに危険はない楽なコースです.

学校登山にも利用されているようです.

マチガ沢から一の倉沢までは湯檜曽川の河原を歩く部分が多い.
この河原を歩いているとき鉄砲水に襲われたのだろうか?
もしそうなら,予想をまったく超えた不運だ.
[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2432. 2000年08月06日 18時07分21秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/0527tanigawa/index.html]
雷雨はあったようだが,きょうの雨はこれまで二週間の雨に
くらべたら,とくにたいしたことない.

これまで二週間の雨の累積はたいしたものだった.

マチガ沢に今春,かなりの雪なだれが発生した↑

マチガ沢も一の倉沢も,ことしは,八月なのにたいへん積雪がある.
[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2431. 2000年08月06日 18時02分48秒  投稿:ポチ 
17時40分ごろからNHKの臨時ニュースに、谷川岳空撮映像入る。
ニュース放映中のフジ、テレ朝ともに現地映像入らず、他の
ニュースばかり流している。
ヘリで中洲の人々を救助中。中洲の規模は大きく、多分上流側
に流木が多数散乱。18時前、救助された方の内一人の死亡が確認
された。
[211.120.79.91][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

2430. 2000年08月06日 18時02分30秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/0527tanigawa/index.html]
いまNHKテレビで流れている救出ヘリの映像は,
マチガ沢と湯檜曽川の出会いの駐車場だと思う.
マチガ沢は一の倉沢のひとつしたの沢.

8.01に私はいった.
今週,ここでキャンプしようかと思っていたところだった.

5分前に,私の大学の上をヘリコプターが飛んでいった.
[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2429. 2000年08月06日 17時24分21秒  投稿:ポチ 
ただいまTBSラジオで第一報。谷川岳云々、鉄砲水で中洲に取り残されている模様。
ボーイスカウトの子供30人流され、10数人救助。ひとまず速報です。
[211.120.79.91][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

2428. 2000年08月06日 16時23分32秒  投稿:ちば 
まあ、そうですね。緊急暫定値ということで
そのときは680m前後の数字を発言したから、
丸めて700mとしたのでしょうね。
(結局500mだったわけですが)

そういうことを考えるときわめて危険だけど
ノンミラーで実測というのは確かに
早いし確実ですね
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

2427. 2000年08月06日 16時18分28秒  投稿:ちば 
はやかわさん>
そんなに簡単に・・、三池から神着までの
沢すべてということはいえないとおもいます。

何年か前に作成された「ハザードマップ」に
流域区分図が示してあったとおもいますが。
あの図を引っ張りだしてみてください。

これをみると、一周道路を横断する渓流の流域でも
流路長が短いものや、流域が狭いものもあることがわかると思います。
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

2426. 2000年08月06日 15時39分09秒  投稿:早川 
 [http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/nakada/ash.html]
敏さんへ,

2411>
>とりあえず、噴火、地震に対する厳重な注意をしながらも、泥流への備えを
>急ぐべきとの、頭の切り替えが出来たように思います。

2424>
>今後の地震や雄山の状態には気を許せませんが
>今、目の前にぶら下がっているのが、雨が降れば出る
>と言う泥流発生の恐怖です。

リスクマネジメントから考えると,上の敏さんの考えには大きな問題があると思います.
たしかに,もっとも起こりやすいシナリオはそれなのですが,
リスクは,

リスク = 被害 × 発生確率

として表現されます.

発生確率が小さくても,被害がとても大きい加害要因のリスクは
大きくなります.

一定程度以下の発生確率の加害要因には,リスクマネジメントしないと
選択することも可能です.これを日本人は,むかしから,はらをくくる,
と表現してきたようです.

敏さんは,はらをくくったのですか?


...というような考えをもつ私には,泥流災害の危険説明をする資格が
ないかもしれません.また,私はその専門家でもありません.

しかし,ちばさんの回答2413ははっきり書いてありません.
見るに見かねますので,はっきり申し上げます.

上流部に32ミリ以上の降灰があった地域の川沿いは,かならず泥流に襲われると
思うべきです.すなわち,神着東部から三池の範囲にある川沿いすべてです.

泥流は何回も出ます.手当をしないなら,ほとんど出なくなるまで,
10年はかかるでしょう.

手当をすれば,地表をはやめに落ち着かせることができましょう.
しかし,また灰が降ればやりなおしです.

灰は,いつも北東側に降るわけではありません.そのときの風向きによります.



[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2425. 2000年08月06日 15時11分37秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/miyake/archives/chibabbs/]
おおさとさんへ,

6.29以降のバックアップを上↑に置きました.
どうぞ,ご利用ください.

ちばさん,勝手にごめん.
ちばさんのサイトに移植してください.
移植がすみしだい,こちらは削除します.


▼「深さ700m、火口の直径1.2km」の根拠について,
私が知っていることをお伝えします.

7.25.1900から気象庁本庁(大手町)で,三宅島山頂火口の(非公式)
勉強会がありました.

ちばさん,ふじたさん,それから私も招待されて出席しました.
その会の席上,ちばさんが,700メートルと口にしました.
深さについて,私は終始沈黙していました.

このときの直径1.2kmについては,だれもがみとめる数値だと思います.

翌日の火山観測情報で深さ700メートルとかかれたのは,
このときのちばさん発言にもっぱらよっていると思います.

もちろん,その時点で,私のページには750メートルと書いてありましたが,
私自身は,
1)火口拡大して崩落すれば底が埋まること
2)一定速度の陥没は,体積一定を要求して,深さは頭打ちになること
に勉強会直前に気づいて,
深さ750メートルの見積もりは過大評価だろうと,気にしていました.
(そして,じっさいそうだったようです)

7.27朝日航洋のレーザー測距で標高275メートルの情報が出たとき,
ちばさんは「まだちゃんと測れていない.速報700メートルは訂正したい」と
気象庁に言ったそうです.

ちばさん,7.22地形図まだぁ?
8.02地形図も急いでね.

なお,7.22深さの迅速見積もりは過大でしたが,
火口の陥没が毎日ゆっくり続いているとみる砂時計モデルは,依然ただしいと
わたしは考えています.
陥没による火口体積の増大はきょうも続いているとみています.






[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2424. 2000年08月06日 14時22分49秒  投稿: 
 [http://miyakejima.com/kusaya]
ちばさんこんにちは。
お会いできなくて残念でした。
早速、返事をいただき有り難うございます。
今後の地震や雄山の状態には気を許せませんが
今、目の前にぶら下がっているのが、雨が降れば出る
と言う泥流発生の恐怖です。


>さて、ご質問の件ですが、
個人的な見解を誤解を恐れずに言えば
わたしもそのような印象をもっています。

と言う答えですが、これから台風シーズンを迎える三宅島としては
深刻に考えてしまいます。
三宅島測候所には、年間の降水量のデータがあると思いますが
このデータをもとに、治水工事はしない前提で、泥流が出なくなる
までに何年かかるのか、大ざっぱで結構ですので、答えては
いただけませんでしょうか。

とにかく、今後発生するであろう諸々の事態の予測資料を手元にそろえて
今後に備えるべきだと思います。

いつも長くてすみません。
次回来島されたときにはぜひともお立ち寄り下さい。お待ちしています。

[210.250.49.213][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)]

2423. 2000年08月06日 14時10分39秒  投稿:おおさと 
 [http://www.snapper-d.com/index.html]
はやかわさま>
火山観測情報は、残念ながらネットで公開されていません。
スナッパーの掲示板で火山観測情報で、火口の深さと大きさが記載されているという情報が出ていたので、探し回ったのですがやっぱりありません。
しかたがないので、別の件で気象庁に行った際に、お天気相談室で見せてもらいました。
確かに、深さ700m、火口の直径1.2kmと書かれていました。
ただし、計測手法や根拠については一切記載されていません。
ちばさま>7月中の発言のバックデータまだ見ることできませんか?忙しいと思うのですが。
火山観測情報の件を、7月26日掲示板に書いたスレッドもう消えてしまいました。
[210.166.224.26][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows 98)]

2422. 2000年08月06日 13時17分42秒  投稿:ふじた 
さだぞうさんのお話だと、
昨夜、揺れっぱなしの状態があったとのこと。
お疲れではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
島に住んでいらっしゃる方々のレスが無ければ
公開されている観測機器のデータ以外の
島での生の情報(体感情報)が伝わりにくくなっています。

私が住んでいるのが大阪ということもあるのでしょうが
最近、三宅島をはじめとする伊豆諸島のニュースが
めっきり減ってきたような気がします。
火口が拡大しているという映像は、ここ何日か流れているのですが、
それもすべて空撮だけで、島民がそれをどう受け止めているかは
まったく分かりません。

地震や噴火、泥流への心配が続き、大変な状況が続いていますが、
よろしければ、島の状況を書き込んでいただければと思います。

(後々この掲示板を見直したときに、あの時、どこで何が起こっていたかを知る
大切な記録になると思います)
[202.217.9.147][Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)]

2421. 2000年08月06日 09時42分05秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/miyake/]
2412おおさとさんへ,

気象庁発表の三宅島観測情報って,どこでみることができるのですか?

[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2420. 2000年08月06日 09時29分55秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/miyake/]
いかなる理由があろうとも,
いま,三宅島山頂火口縁に大学院生が立つことは
許されるべきことではない.
[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2419. 2000年08月06日 09時09分32秒  投稿:ちば 
 [http://www.gsi-mc.go.jp/WNEW/PRESS-RELEASE/2000/0731.htm]
三宅島ではたくさんの人にあって
とても親切にしていただきました。

溝にタイヤがはまって苦労しているときなど
通りかかったほとんどすべてのひとが車を止めて
何かしらの手を差し伸べてくれました。
そして、あっという間に脱出できました。
JAFなんかいらないですね。

近いうちにまた、お伺いできると思います。
私がこちらにいる間も
だれかしら滞在することにしていますので
いろいろお世話になるかもしれませんが
その時はよろしくお願いします。

さだぞうさんや敏さんには
まだ、お会いできませんでしたので
このつぎは是非とおもっております。

三宅島の空撮写真は、想像していた以上に
島民のみなさんから高い関心をいただいているようでした。
バロンのおやじさんからも
斜め写真の注文をいただいています。
商工会の村上さんからもアドバイスをいただきましたので
直接島民のみなさんに最新の写真を販売できるような
ページを現在作成中です。

なお、最新版の8/2の空撮写真は
井上さん(写真屋さん)のところで
プリントして飾るといってました。
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

2418. 2000年08月06日 09時03分58秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/miyake/]
きょう現在の山頂火口の質量欠損は8億トンと計算できます.
7月の2回の噴火でそこから飛び出た火山灰は300万トンですから,
1%にも達しません.

つまり,いま三宅島で進行していることは,噴火ではなく,
逆噴火とでもいうべき質量欠損です.そして,その量は莫大です.

こんごの噴火の有無を心配したり,すでに降った火山灰から
泥流が発生することを心配することはもちろん必要であって,
正当なのですが,
それだけに目を奪われて,
もっとも本質的な火山現象に目を向けないのは,おかしい.

火山の危険は噴火だけではありません.


[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

2417. 2000年08月06日 08時25分05秒  投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/miyake/index.html]
山頂火口は,3000年前の八丁平火口とほぼ同じ大きさになりました.
八丁平が新火口にほぼ完全に飲み込まれましたから,
スカイラインの変化をみて火口の拡大状況を把握することが
島の全方位からできるようになりました.
(ただし村営牧場のたいらを間にはさむ阿古からの観察は困難でしょう)

島の方々みずからが,毎朝毎晩,山を見上げて,
スカイラインの変化を書き留めてほしいと希望します.

火口は毎日拡大しています.
火口底の沈降はいまも続いていると思われます.
沈降が続く限り,火口縁の拡大はめざましい.
沈降が止まっても,火口縁の拡大はしばらく(数ヶ月〜数年)
続きます.

火口の直径はいま1.4kmです.数年かけて2.0kmくらいまで拡大する
と思うべきです.

いまのゆっくり沈降に変化が起こらないかぎり,2.0kmより大きく
なるとは思えません.

逆に言えば,変化があれば,もっと拡大する可能性があります.
最悪の場合は,村営牧場まで火口に飲み込まれる危険があります.
カルデラの形成です.

島全体が沈んだり,まっぷたつにわれるなどということは,
科学的にはほとんど考えられません.虚構の世界です.
[133.8.33.197][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.5; Mac_PowerPC)]

2416. 2000年08月06日 07時13分46秒  投稿:ちば 
 [http://www.gsi-mc.go.jp/WNEW/PRESS-RELEASE/2000/0731.htm]
7月30日、震度6弱の地震直後の余震で、防災頭巾(座布団)を頭にのせている。


三宅島阿古地区では明瞭な残留変位が感じられました。

P波のあと、明瞭なS波がやってきました。
その震動は、もちろんはじめのころから大きかったのですが
まずお神酒が北に倒れ、次にビールが南に倒れました。
震動がやや弱くなってきたと思ったら
だんだんヒートアップしてきて
ピーキーになってきて、最後にドカンという感じで突然終わりました。
このさいごのドカンという震動は、変位だったと思います。
そのときいろんなものが、達磨落としのように一斉に動いたからです。
上の写真は、その直後の状況で、左側がN10W方向になります。

いちばん見事だったのは
すべての部屋の電灯の笠が一斉に南南西方向に7cm程度
動いたことだったのですが、(その「カタカタカタ」という音で地震が終わった)
残念ながら、我に返って写真を撮る前に
まっさきに、宿のおばさんがもとに戻してしまいました。

写真の額縁は部屋の東に面した壁にかけられているものです。
一旦浮き上がってから、
すっと島が(写真では右方向に)動いたように感じましたから
普通はヒモの中央部で吊っていますが
南に(右に)シフトしたために、見かけ状左回転したと考えています。

廊下にあるお風呂のタオルの自動販売機が転倒しました。
壁を背にしていて、廊下に前のめりに倒れたものです
倒れた方向はほぼ南になります。

変位の直前に振動の周波数が徐々に上がっていったように感じたのは
ドップラー効果だったのでしょうねぇ
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

2415. 2000年08月06日 00時53分24秒  投稿:さだぞう 
さきほどからゆれっぱなしです。
今までにあったゆれっぱなし状態とは異なり、
波動のように強くなったり弱くなったりしながらずっとゆれつづけています。
近所の方が心配になったらしく2軒ほど家の外に出てきました。
[163.139.181.38][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; MSN 2.5; Windows 98)]

2414. 2000年08月06日 00時36分47秒  投稿:後藤 
TBSテレビの後藤です。4日のニュースで雄山の火口が
拡大を続けているという記事を出しましたが、
最初に使用した映像の日付が誤っていました。
失礼しました。お詫びします。
また、火口の規模直径1・2キロ陥没の深さ約700メートル
という数字は三宅測候所が先月26日に発表したデータを基にしています。
4日現在の最新の数字ですと、
火口は直径1・4キロ、深さ450メートル程度に
拡がっているとのことです。(中田地震研教授による)
[211.2.46.191][Mozilla/4.73 [ja] (Win98; U)]

2413. 2000年08月06日 00時12分05秒  投稿:ちば 
 [http://www.ajiko.co.jp/topics/ct/miyake/ob-0802-5035-640-c.jpg]
敏さん>
先日は、お会いできなくて残念でした。
わたしは、くさやファンでもありますので・・

さて、ご質問の件ですが、
個人的な見解を誤解を恐れずに言えば
わたしもそのような印象をもっています。

先日の6月26日の雨は、三宅島にしては、
たいした雨ではなかったことは、
地元の皆さんがいちばんご存知だと思います。

あの雨で、完全に灰色だった山の色が一部とはいえ、
緑に戻ったのはとてもよかったと思います。
少しでもおおくの樹木が息を吹き返してくれるとうれしいです。

あれくらいの、少しずつの雨で、
やっかいな火山灰を、少しずつ下流に洗い流してくれるのが
いちばんよいと思います。人間の都合を言えばですが、
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

2412. 2000年08月05日 20時36分38秒  投稿:おおさと 
ちばさん>
亀レスですが、
2406の数値は、7月26日16;00火山観測情報での気象庁発表数値(深さ700m、直径1.2km)です。
2387については後ほど亀亀レスで。なんやかんやで、まだ首が回らないので。
[210.166.226.188][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows 98)]

2411. 2000年08月05日 18時12分05秒  投稿: 
 [http://miyakejima.com/kusaya]
島下の康さん
昨夜は、貴重な勉強会を企画していただき有り難うございました。
三宅村商工会青年部に感謝いたいます。
またお疲れの所、大事な時間を割いていただいた中田先生、大変有り難う
ございました。今後に生かせるよう、頑張ります。
とりあえず、噴火、地震に対する厳重な注意をしながらも、泥流への備えを
急ぐべきとの、頭の切り替えが出来たように思います。

ところで、どなたか泥流に詳しい方に教えて欲しいのですが、
先日の雨で、神着地区の山頂下部に白く筋が見えるようになりました。
この筋は、雨により噴火の砂が流れたあとだと思います。
近くで見た人の話では、地表の土の部分がえぐられ、その下にあった岩盤が
露出しているのであろうと言うことです。
幾筋も流れたあとはあるのですが、その両側には土の部分があります、
今後の雨により水が流れながら、両側の土の部分を削り取り、木を倒し
幅を広げながら下流へ流れると言うことは考えられますか。

考えられるとしたとき、7月14,15日の降灰量に関わらず、ある程度の
降灰のあった地域では、降る雨の量にもよるとは思いますが、灰や土、両側の
木などを巻き込んだ、大きな災害となる可能性はあるのでしょうか。

上手に書けませんが、いわんとするところをお酌み取りいただき教えて下さい。
長くてすみません。

[210.250.49.214][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)]

2410. 2000年08月05日 16時50分37秒  投稿:島下の康 
 [http://www.miyakejima.com/syokokai]
ちばさん 昨日の勉強会、大盛況(?)でした。感謝申し上げます。
本掲示板に現れている島の方々もみんな参加し、積極的に質問を投げかけ
ておりました。
中田先生を始め、東大地震研の皆様のわかりやすい説明に、様々な情報が
飛び交う中、私たちの知識が大いに深められ、又、今後への対処について
も実感できたものという雰囲気を強く感じました。
肉倉さんにもお疲れのところをお出向きいただきました。御礼申し上げます。
まだまだ揺れる三宅島で、特に泥流に対する対処が急がれることでありましょ
う。これはこの先長くの時間を有すことでしょうから、自分の身は自信で守る
(逃げる)ことと、勉強会で教わったことを正確に周りに伝えていきたいと思っ
ております。
次の勉強会は、ちばさんの写真展と、泥流についての危険予想でしょうか?
[210.230.125.45][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 95)]

2409. 2000年08月05日 14時32分13秒  投稿:ちば 
 [http://www.ajiko.co.jp/topics/ct/miyake/ob-0802-5035-640-c.jpg]
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

2408. 2000年08月05日 14時30分57秒  投稿:ちば 
 [http://www.ajiko.co.jp/topics/ct/miyake/ob-0802-5034-640-c.jpg]
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

2407. 2000年08月05日 14時29分56秒  投稿:ちば 
 [http://www.ajiko.co.jp/topics/ct/miyake/ob-0802-5033-640-c.jpg]
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

2406. 2000年08月05日 11時57分39秒  投稿:ちば 
 [http://www.ajiko.co.jp/topics/ct/miyake/miyake-0802-no5026-1024-i.jpg]
いましがた、TBSの記者から
謝りのでんわがありました。
どこかで、間違ったようですね。

それと
26日頃の700mは気象庁発表の値だそうです
ということは、勉強会のときの
暫定値だった可能性もありますね

いずれにせよ、トイレが落ちたから
あたらしい深さの基準点を
さがさないといけなくなってしまった
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

2405. 2000年08月05日 11時45分34秒  投稿:ちば 
 [http://www.ajiko.co.jp/topics/ct/miyake/miyake-0802-no5026-1024-i.jpg]
8月2日の垂直写真2枚目です。
2枚合わせると、実体視できます。

[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

2404. 2000年08月05日 11時40分20秒  投稿:ちば 
 [http://www.ajiko.co.jp/topics/ct/miyake/miyake-0802-no5027-1012.jpg]
8月2日の垂直写真です。
もう、この高度では1枚の写真には、
入りきらなくなってしまいました。

[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

2403. 2000年08月05日 10時39分01秒  投稿:ちば 
実は、まだ見ていないのですが、・・

それぞれの写真については日付をきちんと伝えています。
ただ、撮影が前の晩と、午前中と、お昼とばらばらになったので
手に持っての解説に使用した写真と接写との対応が
東京の編集段階で混乱を生じたのではないかと
想像します。
火口の深さについての情報はいっさいコメントしていません。
700mがどこから持ってきた数字なのか、こころあたりはありません。

あと、少しで新しい写真をアップできると思います。
(厚木は花火大会ですべての道路が渋滞中なのです)
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

2402. 2000年08月05日 10時29分35秒  投稿:やぎ@つくば 
さらにいうと,22日撮影とキャプションつきで紹介された斜め写真は,9日のものですね.
深さも700mと,ふじたさんの緊急値を紹介しています.
[210.155.216.120][Mozilla/4.72 (Macintosh; I; PPC)]

2401. 2000年08月05日 03時36分17秒  投稿:ふじた 
 [http://plaza2.mbn.or.jp/~kfujita/miyake/miyake.html]
ちばさん

TBSのニュース見ました(CSのニュースバードでついさっき)。
アジア航測の写真も紹介されていたのですが、
ちょっと気になることが。

このニュースは、冒頭でアジアの写真2枚を比較して
「8/2には、火口が拡大している」という旨のコメントが入ります。
(ちばさんの登場はそのあとです)
その画面で、アジア航測・今月2日撮影となっている
斜め写真が紹介されるのですが、その写真は8/2撮影ではなく
7/22に撮影した写真ではないかと思うのです。
(↑のHPにキャプチャー画像をのせました)

ニュースの最後に出てくる垂直写真には、山頂駐車場は写っていないので
今回撮影した写真だと思うのですが、先の斜め写真には、
火口壁がスオウ穴まで達していませんし、火口東側に灰をかぶっている
八丁平の火口底がかなり広く残っています。

しかしながら、7/28に東京新聞が写真を撮影した時点で、
すでに火口壁の拡大はスオウ穴にまで及んでいますし、
8/3に早川さんが撮影された写真では、八丁平の火口底はほとんど残っていません。

せっかく写真を紹介していただいたのですが、
なぜ、別々に撮った斜めと垂直の写真が混ざってしまったのか
とても気になります。

ちばさん、何か聞かれていますか?
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2400. 2000年08月04日 23時19分16秒  投稿:ちば 
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TBSニュース
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