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ある火山学者のひとりごと 5300-5399


5399. 2000年09月22日 12時26分25秒 投稿:さち 
>5393 さち。さん
偶然同ハンドル。以前一度書きこみをしてすぐ消した「さち」とは別人です。念のため(^^;  では
[203.165.233.23][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows 98)]

5398. 2000年09月22日 12時07分03秒 投稿:前田@神津島 
12時04分

地震を感じた
[203.141.117.158][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows NT 5.0)]

5397. 2000年09月22日 12時05分45秒 投稿:Cauli. 
さのさん(#5394):
硫化水素の10ppmというのは、日本産業衛生学会の職業上曝露の許容濃度勧告値だと思います(同学会では二酸化硫黄の許容濃度はpendingとしている)。

ただし、いま島で作業している人は火山ガスと産業衛生について十分な知識経験がある(あるいは十分な知識経験がある人の指揮下で作業している)とは言い難いから、わたしはこの数値を暫定基準とすることを支持しません。

なお、今朝の日刊スポーツによると、昨日も15:30頃(三池)錆ヶ浜港停泊中のかとれあ丸が高濃度のガスに巻き込まれて健康被害を訴える人が出たそうですが、そのとき測定したのかどうかも不詳です。
[202.233.212.23][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]

5396. 2000年09月22日 11時49分52秒 投稿:前田@神津島 
12時46分

地鳴りにと、ともに震度1くらいかな?ありました。
[203.141.117.158][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows NT 5.0)]

5395. 2000年09月22日 11時27分05秒 投稿:前田@神津島 
地震のことで質問したいのですが・・(すみません)

地鳴りだけで、振動を伴わない地震ってあるのでしょうか、
神津島で、11時10分頃、地鳴りは聞こえたのですが(今までの経験から言うと)
震度3か4くらい、くるかなと思ったのですが、ほとんど揺れませんでした??
[203.141.117.158][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows NT 5.0)]

5394. 2000年09月22日 10時07分05秒 投稿:さの 
 [http://www.metro.tokyo.jp/INET/ETC/SAITAI/HISAI/MIYAK246.HTM]
↑「東京都災害対策本部の対応等について(第146報)」の中の
「作業判断の基準(暫定)二酸化硫黄2ppm、硫化水素10ppm」というのは
どうやって決めたのだろうか。

暫定といえども安全の基準としているのだからはっきり根拠を公開して欲しい。

昨夕のNHKニュースでは米国の基準を参照し、労働時間との関係に触れていた
(残念ながら正確に覚えていません)ようですが、
米国の大気環境基準(http://www.epa.gov/airs/criteria.html)で、
SO2(健康関連:primary)は次のとおり。

年平均値 0.03 ppm
日平均値 0.14 ppm

また、米国NIOSH(National Institute for Occupational Safety and Health)の
SO2 CriteriaDocument(http://www.cdc.gov/niosh/pdfs/77-so2.pdf)では、
10時間/日、40時間/週労働でのSO2の職業的暴露限界を、時間加重平均濃度0.5ppmと
推奨しています。
[210.165.70.116][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

5393. 2000年09月22日 09時47分55秒 投稿:さち。 
初めてお便りします。科学的にはド素人で低レベルな質問で申し訳ないのですが教えてください。毎時東京都と神奈川の大気汚染の濃度を、観てますが、ずーっと二酸化硫黄のレベルが高かったのが二、三日前から、二酸化硫黄が下がり二酸化窒素があがりっぱなしです。今朝は、もう赤字で書かれてる地域が多いいです。なぜかな?季節の変わり目だからでしょうか。。?窒素だからか、外は、何もにおいません。アレルギーの子がいるので心配です。化学物質にも反応するので。。火山ガスとかも長期化すると思うので怖いです。とりあえず二酸化窒素も火山と関係あるか教えてください。ただの一時的なものだと安心なのですが。
[211.9.1.22][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows 98)]

5392. 2000年09月22日 09時25分27秒 投稿:なや 
5371松島さん、5374みやぎさん
8-14?mですね。遠距離測定では大気の影響を最も受けにくい波長ですね。
ただ、それでも測定値にどれだけ影響を及ぼすかはその時の大気の状態にもよるので、
補正は難しいと思います。
[211.10.164.84][Mozilla/4.72 [ja] (Windows NT 5.0; U)]

5391. 2000年09月22日 08時54分35秒 投稿:早川 
 [http://www.metro.tokyo.jp/INET/ETC/SAITAI/HISAI/MIYAK246.HTM]
東京都災害対策本部の対応等について(第146報)

       三宅島における環境測定の結果について
より

平成12年9月21日  8時50分〜12時50分
 │ 時刻    │  地点     │二酸化硫黄     │ 硫化水素 │
 │10:45     │ 阿古桟橋    │ 不検出      │ 不検出  │
 +−−−−−−−+−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−+−−−−−−+
 │11:00     │ 阿古郵便局   │ 不検出      │ 不検出  │
 +−−−−−−−+−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−+−−−−−−+
 │11:10     │ 富賀神社    │ 3.2 ppm    │ 0.5 ppm│
 +−−−−−−−+−−−−−−−−−+−−−−−−−−−−+−−−−−−+
 │11:20     │ しんみょう池  │ 不検出      │ 不検出  │


 │12:50     │ 富賀神社    │ 1.0 ppm    │ 0.2 ppm│


富賀神社のこれらの火山ガスは,ほんとうに山頂カルデラからやってきたものだろうか?
このときの風向きはどっちだったのだろうか?
レーダーをみても,このときは快晴で雲がないので,大気の動きがわからない.
[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

5390. 2000年09月22日 08時21分58秒 投稿:Hal.T 
記者は何を取材しているのか? 山と人の係わりを取材しているのです。ただ、山を知るには
自然科学の素養が無さ過ぎ、人を知るにも社会分析力が小さい。

危険率が非常に高い場所に行くのも仕事、彼らが自分で選択した物です。戦争取材と同じと認識
するか、それはわかりませんが、認識できなくても自己責任の範囲です。取材より自分の命では
なく、命をかけて取材すると決意したはずですから。

あえて言えば、防災関係者が仕事だから仕方が無いと、諦めの感情で島に入るのなら、それも
彼らの選んだ道です。別に指揮者を擁護するわけではありませんが、仕事だから仕方ないと言う
言い訳が何かを意味し、正当化することは全く無いと言えます。

過去、多くの人は「仕事だから」と言いながら他人と自己を傷つけてきました。人の生きざまは
そういう言い訳によって許されることは無いのです。

記者も、防災関係者もすでに島は超危険地域と認識されていることだと思います。人はそれ
なりの理由によって危険に挑戦します。ただそれだけのことなのです。

私は2週間に1度、土石流頻発の沢に入ります。そこで30分すごすことの危険率は恐ろしい
ものがあります。しかし、仕事だから仕方なく入るわけではないのです。
現象を知りたい、なんとか自己を役立てたいから、そこに入るのです。

どれほど監視していても、秒単位の災害です。運が悪くて逃げ遅れれば確実に死にます。
自然災害に関わるということはそういうことなのです。
[210.250.0.175][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

5389. 2000年09月22日 08時17分44秒 投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/Welcome.html]
5385座戸さんへ,

座戸さんがどんな方なのかわかりませんが,発言に攻撃的・感情的な部分があると感じました.ネットワーク上では,文字がすべてです.文字でぎりぎりの意見交換をしたいとわたしは考えております.行間を読めなどとは申しません.文字以外の意味はありません.

以下,(おそらくおおくのひとにとっては)おそろしいだろうことを言いますが,私の本心です.冷静にうけとめてください.

なお私が誰であるかを知りたい方は,↑のページをごらんください.


>生命の危険を認識できない人間、もしくは危険を認識しても業務命令には逆らえない人間
>ならば、存在価値がないとでもいわれますか?

はい,そうかんがえます.

認識できるための援助・逆らうための援助をする倫理的責任が周囲の人にはありますが,それが十分になされたあとは,最終的には本人の判断にゆだねられます.それによって個人の存在が消滅することに至っても,社会がその痛みを感じる必要はありません.この考えを,愚行権の尊重といいます.


>島に近づくのは危険だから、船に学者がいなくてよかった、と読めますが
>
>皮肉ですか?本心ですか?

よかったとは書いていません.学者が乗船していなかった事実を書きました.


>お気持ちは判りますが、もうすこし冷静になってください。

では座戸さんが考える対案(とるべきアクション)を示してください.

これだけ明確な意見陳述をなさった座戸さんが,これまでどんなアクションをみずから起こしたことがあるのだろうかと,素朴な疑問を感じます.

わたしは,近い過去に自分にできる限りの努力をしたと自負しています.たとえば,CS朝日ニュースターで9.09(土)2300-2400と9.10(日)0700-0800(再放送)に放送された『説明責任』というプログラムをごらんいただければ,おわかりになると思います.

このプログラムを見ることができない人は,わたしの三宅島ページを全部読んでください.
http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/miyake/index.html

わたしは,いま三宅島で何が起ころうと,後悔することがもはやありません.だから,かとれあ丸を離せという言論活動をもうずいぶん前からしていません.自分をとりまいている社会のことがうまく把握できない(だろう)島のじーさんばーさんはすでに島から出ました.いま島で危険にさらされているのは,社会の荒波の中で生きている真っ最中のおとこたちだけです.社会の仕組みをわたしよりずっとよくご存知でしょう.わたしは彼らの愚行権の行使をみとめます.もし運良く帰還できれば,すくなくない富を彼らが獲得できるのでしょうから.

[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

5387. 2000年09月22日 07時25分04秒 投稿:みやぎ 
 [http://www.gsj.go.jp/~imiyagi/Works/Event/Miyake2000/]
上記のページに、東大地質の今井さん下司さんによる硫黄同位体比データに対する解釈を加えました。
p.s. thanks ppmmの説明 -> かz
[150.29.253.108][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

5386. 2000年09月22日 03時41分55秒 投稿:オオタ 
ずっと書き込みをみてて・・

マスコミのみなさんへ、
人が自然災害で死ぬことはトクダネではありません。
言いすぎですか?
かとれあ丸の人々を取材して「三宅島決死の○○日」なんて作ろうとしてるの?
そんな取材より貴方の命の方が大切だと思います。
どうか貴方の命も他人の命も大切にしてください。

不適切な発言かもしれません、掲示板を見てた一般人の感想です。
[202.219.99.246][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows 98)]

5385. 2000年09月22日 01時08分25秒 投稿:座戸 
早川さん

>わたしは,記者も山を取材しているのだと思っていました.記者は人を取材するためにかとれあ丸に乗船しているのですか?

>非常識な自殺行動をしている人たちをなぜ取材したいのでしょうか?わたしには理解できません.そのような取材に意味があるとは


揚げ足取りになりかねないんですが、

業務命令で現地に赴いている人達を早く逃がしてあげてと気遣っておられたり、
反対に非常識な自殺志願者呼ばわりしたり、本意はなんですか?

生命の危険を認識できない人間、もしくは危険を認識しても業務命令には逆らえない人間
ならば、存在価値がないとでもいわれますか?

取材価値がないとまで言い切っているということは、
彼らに存在している価値がないと言い切っていると受けとめられますよ。

危険な仕事を心配されているご家族もいるんですよ。
外部からの防災要員は交代ができますが、
東海汽船のクルーは、シフト交代はあっても基本的に同じメンバーだと思いますが。
船員の方達のご家族が、逃げない人にはには取材する価値もない、と受け止めかねない
早川さんの言葉をきいたらどう思うでしょうか。



>では,だれが山を取材しているのでしょうか?だれも山をみてないのかもしれませんね.さいわいなことに学者はひとりもかとれあ丸
>に乗船していないようです.ですから,きのう20日にいつどれだけ灰が降ったか,ほとんどだれも知りやしない.
>
>我が国における20世紀火山観測の最大の汚点です.


島に近づくのは危険だから、船に学者がいなくてよかった、と読めますが

皮肉ですか?本心ですか?


皮肉なら:観測に赴いた学者がいたら、彼ら自殺志願者ですね。
本心なら:代わりにプロ根性のある記者が降灰をしらべろと!?


お気持ちは判りますが、もうすこし冷静になってください。

[202.247.186.13][Mozilla/4.73 [ja] (Win95; U)]

5384. 2000年09月22日 00時46分53秒 投稿:Cauli. 
早川さん(#5378)
>非常識な自殺行動をしている人たちをなぜ取材したいのでしょうか?

来週発売の週刊誌のいくつかには、潰れた銀行の社長を引き受けて間もなく自殺した男の記事が載るものと思います(新聞には既に載りました)。200人もの人間の自殺行動は、それに比べても十分なニュースバリューがあると思います。


>ジャーナリストがいまやるべきことはかとれあ丸に乗り込んで人を取材することではなく,
>かとれあ丸を島から離す努力をペンですることではないでしょうか?

20日の毎日・宮下記者の記事の末尾からは、かとれあ丸に乗り込んで人を取材することによりそのような努力をしたことが感じられました。


>では,だれが山を取材しているのでしょうか?だれも山をみてないのかもしれませんね.

そうですね。本来ならかとれあ丸にも乗っている三宅島測候所職員の業務のはずですが、島にいたときから噴出物(あえて礫とか石とか言わない)の確認はもとより眼の前で(あるいは自らが巻き込まれた)火砕流の認知もしなかった方々です。今でも自前では地震(島の外でテレメしてるから既に測候所の仕事ではない)と噴煙の高さしか見ていないようですし、自身がガスに巻き込まれても「注意」を「警戒」に格上げする気はないようですので、あまり期待しない方がいいのでしょう。


>我が国における20世紀火山観測の最大の汚点です.

ぜひ、今世紀限りにしてほしいものです。
[211.2.44.122][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]

5381. 2000年09月22日 00時39分33秒 投稿:y 
この掲示板で硫化水素ということばが、出てきておどろきました。
労働災害の事例集の中で、硫化水素のため2名死亡という事例を
つい最近みたばかりだったので。(この事故は浄化槽の清掃作業)
そういえば、労働安全衛生関係の雑誌の広告には、有毒ガスの測定器
が載っています。
[211.121.206.140][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 95; DigExt)]

5380. 2000年09月21日 22時32分38秒 投稿:こゃぎ 
チャーターした漁船を港につけ、自力での取材を試みているマスコミの方々もいましたよ。
[210.155.216.64][Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)]

5378. 2000年09月21日 21時16分42秒 投稿:早川 
5377Cauliさん,

わたしは,記者も山を取材しているのだと思っていました.記者は人を取材するためにかとれあ丸に乗船しているのですか?

非常識な自殺行動をしている人たちをなぜ取材したいのでしょうか?わたしには理解できません.そのような取材に意味があるとは思いません.ジャーナリストがいまやるべきことはかとれあ丸に乗り込んで人を取材することではなく,かとれあ丸を島から離す努力をペンですることではないでしょうか?

では,だれが山を取材しているのでしょうか?だれも山をみてないのかもしれませんね.さいわいなことに学者はひとりもかとれあ丸に乗船していないようです.ですから,きのう20日にいつどれだけ灰が降ったか,ほとんどだれも知りやしない.

我が国における20世紀火山観測の最大の汚点です.



[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

5377. 2000年09月21日 18時51分51秒 投稿:Cauli. 
 [http://www.fsinet.or.jp/~k-center/now/so2/so2sokuhou.htm]
神奈川県環境科学センターの引用↑(21日16:30現在)によると、横浜地方気象台は翌日の二酸化硫黄濃度の予報を始めた模様です。


早川さん(#5369):
今回、毎日新聞はじめマスコミ各社が東海汽船に船賃や食費を支払っているかどうか知りませんが(お召列車とか政府首脳外遊時のチャーター機の場合、同行記者の運賃は各社持ちなのが普通です)、記者は学者と違って山でなく人を取材します。多少なりといえども虎に情けを掛けてもらうのは筋違いであろうけれど、虎穴に入らずんば虎子の取材はできません。

実際、毎日の宮下正己記者は、19日20日、そして今日と、現地対策本部で取材しないと(西新宿に詰めていても)得られない記事を連日送ってきています。


前田さん(#5373):
ドコモはかとれあ丸に5台の衛星船舶電話を特設したようですが、公衆電話として一般乗船者が利用できるのは平時と同じく1台だけのようです(毎日新聞)。

ドコモには陸→船方向で64kbit/s出せる衛星パケットサービスがあります。船→陸方向は4.8kbit/sですから向こうからの画像伝送などは難しいでしょうが、船でのWeb閲覧や掲示板・メールの読み書きくらいなら十分でしょう。
[202.233.212.28][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]

5375. 2000年09月21日 13時40分51秒 投稿:さの 
5372 かzさま < 5365 さの

よく分かりました。ありがとうございました。
[150.67.32.3][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98) via proxy gateway CERN-HTTPD/3.0 libwww/2.17]

5374. 2000年09月21日 12時18分44秒 投稿:みやぎ 
 [http://www.gsj.go.jp/~imiyagi/Works/Event/Miyake2000/geol/000919therm/]
5368なやさま、5371松島さま、
波長は8-14?mで、経路の補正はふつう行っていないとのことです。
私のコメントにもありますが半透明なので、背景物体の温度にひっぱられている
可能性がたかいです。いずれにしても、150℃は最低見積もりですね。み。
[150.29.133.34][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

5373. 2000年09月21日 12時02分42秒 投稿:前田@神津島 
NTTドコモは、かめりあ丸に、インターネットに接続できる、船舶電話(衛星通信)
回線か、機器を取り付けるべきだ、(カメリア丸から発信できる)

あとは、東からのうねりと(今はないと思いますが)、http://hydra.ssec.wisc.edu/tropic/real-time/westpac/images/xxwvgms5.GIF

南西の風に気をつけてください。


[203.141.117.146][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows NT 5.0)]

5372. 2000年09月21日 11時07分47秒 投稿:かz 
COSPECで測定されるppmmの単位について
今回の測定は噴煙の下をヘリでくぐり,鉛直上方の線濃度を測定しています.したがって,もし,噴煙の厚みが1000mであれば,1900ppmmでは,噴煙内の平均濃度は1.9ppmとなります.厚みが500mの場合は3.8ppmです.
[150.29.132.125][Mozilla/4.05 (Macintosh; I; PPC, Nav)]

5371. 2000年09月21日 09時48分04秒 投稿:松島 
5359みやぎさん

湯気になっているところは雲と同じなので放射率は黒体にほぼ近いと思いますが、湯気になっ
ていない水蒸気の部分は放射率が小さい、つまり透過率が高いことになるので、問題の150度
の部分は透明な噴気からの寄与よりも、もっと奥の部分(火口底? 写真ではよくわかりませ
んでした)の寄与の方が大きいのではないでしょうか? 湯気の場合は透過率を無視できるの
で反射率を考えますが、水蒸気の場合は逆に反射率を無視できます。それから、気温20℃く
らいで湿度の高い(以上は私の憶測)大気中を1000mくらい透過してきて150度に見え
たということなので、ちゃんと計算したわけではないですが、30〜50度くらいの減衰を受
けているでしょう。したがって、もし150度の部分を間近で見たとしたら200度くらいに
なっていると思われます。
[130.34.125.208][Mozilla/4.73 [ja] (Windows NT 5.0; U)]

5370. 2000年09月21日 08時12分01秒 投稿:早川 
 [http://www.mainichi.co.jp/news/selection/archive/200009/20/0921m036-400.html]
9.20レーダー

かとれあ丸が阿古港でガスのにおい(と降灰?)を感じて三宅島を
緊急脱出したのは,何時ころなんだろうか?0740ころかなあ?

0700  0
0710山頂1
0720阿古4
0730阿古7
0740阿古10
0750  0
0800坪田8
0810坪田7
0820坪田12
0830坪田3
0840  0



1800  0
1810伊豆13
1820阿古12
1830阿古3
1840  0
1850阿古2
以後2030まで断続.しかしこれらは雨粒かもしれない

[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

5369. 2000年09月21日 07時38分34秒 投稿:早川 
 [http://www.metro.tokyo.jp/INET/ETC/SAITAI/HISAI/MIYAK240.HTM]
5367Cauliさん,

東京都140報をよんだとき,理由の「気象条件」には火山ガスも含まれるだろうと理解していましたが,この毎日新聞記事ほどの事態が発生していたとは思っていませんでした.

毎日新聞は,社としての一定の決心をしたのだろうと思います.
毎日新聞は,雲仙岳1991火砕流で2人か3人の記者を失いました.失ったことの反省をもっともよくやったメディアです.

Cauliさんは「同行記者のみなさんごくろうさま」とおっしゃいますが,わたしはそうは思いません.30人の記者たちはかとれあ丸にのっています.乗船者はそのいのちを船長にあずけます.つまりジャーナリストが自分のいのちを取材対象にあずけているという事態がいま進行しています.

わたしはこれは不適当だと考えています.取材行動は,自給自足でやるべきです.取材対象から(カネをはらうにしろ)毎食事を提供されているのは,ジャーナリストとしてあるまじきことです.いのちの確保も自分でやるべきです.

やるなら,独自の船をしたてるなり,(いのちをかけて)島にのこるなり,プロとしての自覚をみせてほしい.これができないなら,地上からの取材をやめればいい.東京ヘリポートから毎日ヘリを飛ばして取材活動しても,職員のいのちにくらべたら,たいしたカネではなかろう.


[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

5368. 2000年09月21日 00時21分05秒 投稿:なや 
5359みやぎさん

熱画像のコメントを読ませていただきました。
もともと熱画像センサの検出波長帯は大気中の水蒸気および CO2の吸収を避けるため、
それらの影響の少ない 3〜5?m帯や 8〜12?m帯となっています。
噴気の主成分が水蒸気だとすると正確な温度を測定するのは難しいですね。
それでもこれだけの温度が出た(しかも画像を見る限り噴気部分)ことから、
みやぎさんのコメントにもあるとおり、もともとの温度は相当高いと言えそうです。
ちなみに、この画像はどのあたりの波長で撮影されたものなのでしょうか?
[210.159.175.228][Mozilla/4.72 [ja]C-NSCPCD (Win98; U)]

5367. 2000年09月20日 23時44分59秒 投稿:Cauli. 
 [http://www.mainichi.co.jp/news/selection/archive/200009/20/0921m036-400.html]
#5362既報のかとれあ丸が阿古に着岸できなかった件、毎日新聞↑によると「阿古港は火口の風下で、対策本部も事前に降灰と異臭を確認していた」にもかかわらず着岸を強行しようとし、「約200人が乗船していたが、気持ちが悪くなったり、目の痛みを訴える人が続出」という事態に陥ったという。都の危機管理能力の無さはひと月以上前から露呈していたとは言え、ここまでくると呆れてものが言えない。

マスコミが島にいくのはいかがなものかと思っていたが、こういうのは大本営発表では明らかにされないことなのだろう。同行記者のみなさんごくろうさま。
[211.2.44.128][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]

5366. 2000年09月20日 23時33分13秒 投稿:Cauli. 
みやぎさん(#5363):
解説ありがとうございます。機上からの測定ということで自機の排気ガスの影響が懸念されますが、それは十分離れたところでも測定して影響が無視できることを確認されたのでしょう。

あと、体積比なのか質量比なのかも判らなかったのですが、そういうことなら体積比ですね。
[211.2.44.146][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]

5365. 2000年09月20日 23時18分25秒 投稿:さの 
 [http://www.gsj.go.jp/~imiyagi/Works/Event/Miyake2000/geol/000916cospec/miyakeSO20916.jpg]
5359みやぎさま

■5362 Cauliさま引用の↑の図中の「max.SO2 signal 1900ppmm」というのは、
 島岸から10km離れたヘリ航跡上のプルーム中のSO2最大濃度と考えていいん
 ですよね?

■単位「ppmm」の解説を戴ければ幸いです。

■大変貴重な原資料の情報公開だと思います。
 また、命がけの観測、皆様くれぐれもお気をつけて。

[210.165.70.189][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

5364. 2000年09月20日 19時26分44秒 投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/bosai/joho/2000/asama/index.html]
浅間山続報 小諸市がきのうとった対応をとりいそぎ紹介します:
 9.19.0940の観測情報1号のあと1130に,山頂ふきんにいた登山者にたいして山から下りるようにスピーカーで呼びかけた.登山者は,すなおにそれにしたがって下山したらしい.
 9.19.2050臨時情報1号のあと,ただちに災害対策基本法(たぶん)63条で登山規制した.これが現在も継続している.

 小諸市は,10月から山頂から500メートル地点までの登山規制を解除する予定でいま準備しています.今回の異常でその実現が危ぶまれますが,このまま順調におさまれば予定通り10月に規制を解除してよいと思います.そのためには,無感地震の数が十分小さくなったことがわかる火山観測情報が出ることが必要です.
[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

5363. 2000年09月20日 19時25分34秒 投稿:みやぎ 
 [http://www.gsj.go.jp/~imiyagi/Works/Event/Miyake2000/geol/000916cospec/]
このページの画像に書き込まれた「SO2/H2S〜3」は、測定値です。
風早氏が9/15ヘリ観測中に機内濃度測定でSO2=0.4ppm(検知管)、
H2S=0.1-0.2ppm(ガスセンサ)という値を得たので、現時点で
SO2/H2S=3としているとのこと。
[150.29.133.34][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

5362. 2000年09月20日 17時58分34秒 投稿:Cauli. 
かとれあ丸、本日は三宅島に接岸できず大島へ。風上の三池港は波が高く、風下の阿古港は二酸化硫黄の濃度が高かったとという(NHK)。昨日島に人を置いていかなくて本当によかった。


東大地震研中田教授による三宅島雄山の19日のカルデラの状況。底まで観測できたのは久し振りのような気がする。


地調風早氏による16日のCOSPECによる雄山からの二酸化硫黄放出量観測模様。下から2つめの画像に書き込まれた「SO2/H2S〜3」は測定値なのか仮定値なのか?


まりさん(#5361):
そらまめ君の表示する風向風速は地上のものですが、ガスが遠方に流されるのは上空の風向風速の影響が大きいですから、地上の風速があまりないからといって内陸に届かないとは限りません。

二酸化硫黄(別名:亜硫酸ガス)は石油を燃やしたときに発生します(最近は浄化技術が進んできているから実際の排気ガスにはあまり含まれないよう規制されていますが)。また、硫化水素はドブ川の汚泥や人間の腸内に住む細菌からも発生します。おならのにおいには硫化水素も含まれているわけですね。

もちろん、三宅島雄山以外の火山や温泉なども放出しますが、臭いが広範囲で感じられる、言い換えれば大量のガスがばらまかれる原因は限られていますので、そういうときは(上空の風向風速なども勘案して)雄山が怪しい、ということになるわけです。観測点のひとつやふたつで二酸化硫黄が高いというくらいなら、工場排気の浄化装置(脱硫装置)の調子が悪いなんて原因も考えられるでしょう。
[202.233.211.247][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]

5361. 2000年09月20日 17時23分11秒 投稿:まり 
 [http://dreamcity.gaiax.com/home/marippon/main]
最近気になることがあるのでお伺いします。

内陸部においての異臭の件なのですが、風速があまりないのにも関わらず、
関東(三浦半島ですが・・・)内陸まで届くのでしょうか?
異臭といっても、なんというか、よく海で嗅ぐような、なんというか、
魚の腐乱した臭いが漂っているのです。くさいです。

雨の日などにも関東内陸〜中部内陸まで異臭がするということですが、
三宅島からではなく、内陸の浅間山や、富士山などが異臭を出しているということは
ありえるのでしょうか?また、全く他の原因で、内陸のどこかから発生している
などということはあるのでしょうか・・・・?ド素人なので、火山性ガスの
ことなどがちっともわかりません。教えていただけないでしょうか?
[210.131.91.145][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows 98)]

5360. 2000年09月20日 17時23分01秒 投稿:もこた 
 [http://www.gsj.go.jp/~imiyagi/Works/Event/Miyake2000/geol/000919therm/]
150℃って噴気の温度ですか。てっきり、地面の温度だと思いました。

防災科学技術研究所の7月の火口温度観測 ↓

http://www.bosai.go.jp/ad/Jpn/news/press-miyake2.htm

[202.241.4.11][Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)]

5359. 2000年09月20日 16時27分21秒 投稿:みやぎ 
 [http://www.gsj.go.jp/~imiyagi/Works/Event/Miyake2000/geol/000919therm/]
|みやぎ@地調です|上記ページ(熱映像です)にもコメントしましたが、
150℃という温度は最低見積もり(実際はもっと高い) です。み。
[150.29.133.34][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

5358. 2000年09月20日 12時57分43秒 投稿:ちば 
温度が上昇したというよりも
気象条件の関係で
霧やガスの晴れ間で火口がうまく見えた
ということなのかもしれませんね。
150度という温度は、これまでの噴出物の特徴や
火山ガスの種類から考えれば
予想以上に高い値では決してないと思います
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

5357. 2000年09月20日 09時18分02秒 投稿:よし井 
 [http://hp.vector.co.jp/authors/VA022064/]
「火口温度が150度に」
 http://www.asahi.com/0920/news/national20003.html

 三宅島の何らかのリアクションに繋がるのでしょうか・・・
[210.226.77.147][Mozilla/4.73 (Macintosh; U; PPC)]

5356. 2000年09月20日 06時50分21秒 投稿:Hal.T 
5351さだぞうさん>
生きてますね、よかった。どうしていらっしゃるのかなと思ってました。近況を書いていただけ
れば、もっと有効な助け合いができると思います。
[210.250.0.197][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

5355. 2000年09月20日 04時09分45秒 投稿: 
見学者rと申します。どこに聞けばよいのでしょうか?こちらの掲示板を拝見して、空からの脅威を知りました。そらまめくんも登録し、自宅周辺の測定値に気を配っています。降下物のその後なんですが、土壌や水源等への汚染影響は予測されないのでしょうか?三宅島で多い日で日産1万トン!との観測値が公表されてますが、拡散、希釈されるとはいえ、汚染の長期化や特定地域での高密度化の傾向が認められれば、警鐘が必要となるはずです。特に水源地周辺の汚染度が知りたいのですが、どこに聞けばよいのでしょうか?
[210.150.156.131][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; MSN 2.5; Windows 98)]

5354. 2000年09月20日 03時12分23秒 投稿: 
防毒マスクが50個
こっちの方が頭が痛くなりそう

この地区は風下だから窓を閉めて、息をこらえて
一気に走り去ろうという対処方法これが今迄の
在島防災関係者の方法 これ事実

防毒マスクに関しては前から上部の方に用意して欲しい
と勿論要望していましたが、いまだになし
事がおきてから対応する体質はいまだ変わりなし

帰りたくても帰れない職に就いてる仲間達がたくさんいます
今後起こりうる危険に着いての対処をきちんと認識して
素早く対処して欲しいです。


[210.132.189.193][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows 95)]

5353. 2000年09月20日 01時13分56秒 投稿:Cauli. 
気象庁さま
本来なら、軽症とはいえ火山ガス(硫化水素)による人的被害が確認されたのだから緊急火山情報を出していただくのが望ましいのですが、それができないのなら、火山観測情報に二酸化硫黄放出量の観測値を載せても硫化水素放出量の観測値を載せないのは硫化水素の遠隔観測が技術的に困難なためであり、硫化水素を軽視すべきではないことを火山情報の利用者に周知してください。それは火山学者にとって自明であっても防災関係者にとって自明とは限りません。

できれば、14日の非常災害対策本部としての報道発表環境庁及び国土庁と同時発表)したのを補足する形で、非常本部の所管区域(東京都)内の機関には非常本部名で、所管区域外の自治体には環境庁との連名で、それぞれ通知するのがよいでしょう。
[211.2.44.155][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]

5352. 2000年09月20日 00時01分31秒 投稿:Cauli. 
 [http://www.mainichi.co.jp/news/selection/archive/200009/19/0920m142-400.html]
「三宅島:作業中の警察官数人が火山ガスで軽症」(毎日新聞)。といっても台風避難前の16日の話だけど、「19日までに現地災害対策本部に入った報告で分かった」というのが情けない。同じ都の機関だというのに、桜田門(警視庁)から西新宿(都災害対策本部)への情報伝達は機能していないのか。

「有毒な火山ガスである硫化水素によるとみられる」は、症状からそう判断されたのだろう。今日再開された作業では、「作業員175人に対し防毒マスクは50個しかない」という。言わんこっちゃない。ちゃんと#5330に書いた措置を取ってね。>扇非常災害対策本部長

さすがに都現地対策本部も島内滞在は危ないとみのか、今夜は全員をかとれあ丸に収容して離岸したというのが救いか。

「午前11時15分現在、神着地区の硫化水素の濃度は0.1ppm、二酸化硫黄は0.05ppm」。あくまで島内での数値で本州に運ばれるときは別の要素が絡むけれど、硫化水素の方が二酸化硫黄より濃い。やはり本州では硫化水素の観測も必要だ。

(「 」内はいずれも毎日新聞Web(冒頭URL)より引用)
[211.2.44.131][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]

5351. 2000年09月19日 23時52分20秒 投稿:さだぞう 
 [http://www.mainichi.co.jp/news/selection/news03.html]
  ↑ 毎日新聞の記事
  「作業中の警官数人が火山ガスで軽症」

   ここに書きこむのも久しぶり。
[210.227.196.196][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; MSN 2.5; Windows 98)]

5350. 2000年09月19日 23時37分05秒 投稿:村松@東北大 
臨時火山情報 第1号
平成12年 9月19日20時50分
軽井沢測候所 発表
火山名 浅間山

20時55分発信のカザンジョウホウ1を以下のように訂正します。

浅間山では、昨日(9月18日)から火山性地震が多発し始め、本日(19日)18時頃からその回数がさらに多くなっています。

気象庁B点(火口から南約2km)の地震計では、浅間山の地震回数は、9月に入ってから17日までは、1日あたり5回以下の状態でしたが、昨日(18日)朝方から火山性地震が増加し始め、1時間あたり15回程度の多い状態で推移しました。本日(19日)18時頃からはさらに多くなり、1時間あたり40回程度となっています。本日0時から20時までの総回数は、360回となっています。

なお、火山性微動は観測されていません。
噴煙の状況については、夜間のため不明です。

浅間山の地震活動は、ここ数年では最も活発な状態となっていますので、今後の火山活動に十分注意して下さい。
[130.34.11.80][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

5349. 2000年09月19日 22時50分09秒 投稿:Hal.T 
5346knos>
その浅間の爆発のときは群馬大学5年生かな。即座に自動車を持っている奴をそそのかして
軽井沢から鬼押出しにつながる道へ行き火山噴出物(確か白い軽石でした)を拾い集め、雪道で
自動車をへこませて帰ってきました。直後に通行止め。

その灰は当時の地質の先生にあげた、たぶん早川さんそばの地質学の廊下においてある
ゴタゴタをひっくり返すと出てくるんではなかろうかしら。

[210.250.0.174][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

5348. 2000年09月19日 22時38分18秒 投稿:すみれ@埼玉 
はじめまして  今日偶然ここへたどり着きました。
たまたま17日に東京小金井市の知人に電話をかけたました。知人によると「家を数年前に立て替えてからアレルギーがでるようになっていたところへ、三宅島の噴火で日によって症状が強く出る」とこぼしていました。それで、初めて三宅島の噴火とアレルギーが関連していることを知ったものです。
まだ全部読めていませんが、たいへん参考になります。みなさん有り難うございました。
[133.205.224.184][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)]

5347. 2000年09月19日 22時23分00秒 投稿:やまもと 
 [http://www.yomiuri.co.jp/00/20000919i512.htm]
やまもとです。
読売オンラインに記事が出ています。
「浅間山に臨時火山情報、火山性地震増加」

はやかわさんのコメントが聞けるのは明朝になると思われます。
[165.76.214.156][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

5346. 2000年09月19日 21時36分04秒 投稿:knos 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/volcanoes/asama/asama-history.html]
浅間山に臨時火山情報のニュースを聞いて昭和48年の噴火を思い出しました。

当時私は前橋市におりまして、浅間山から頭上まで噴煙が伸びていたことと、
実家の物置の屋根にうっすらと火山灰が積もっていたことを覚えています。
火山灰の粒が大きなものは、ざらざらした砂のような感触でした。色はグレーだったように
記憶していますが、何せ小学生だったものであいまいです(^^;

早川さんのページを見ると日付が2月1日とのこと。
冬場だったので強風に流されて意外に遠くまで噴煙が到達したのかもしれません
[210.159.89.89][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows 98)]

5345. 2000年09月19日 20時56分23秒 投稿:やまもと 
やまもとです。お元気ですか?

20時50分、軽井沢測候所は浅間山に臨時火山情報。平成8年以来。
夜に入って更に活発になってきている。
[165.76.214.36][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

5344. 2000年09月19日 20時41分54秒 投稿:Hal.T 
5343>
5295ちばさんが朝の濃度上昇について述べています。なるほどと思われますが。

[210.250.0.169][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

5343. 2000年09月19日 19時49分27秒 投稿:sai 
 [http://cloud.ihas.nagoya-u.ac.jp/themes/norikura/norikura_jp.html]
↑ Sherlock 2で 酸性雨の検索をしてみました。

>夏季の晴天日における山頂付近でのガス濃度の時間変化の例である。
>NO2やSO2は午前6時頃から急増し、午前中にそれぞれ約10ppbと
>1ppb以上にも達した。

そらまめ君のSO2のデータが朝から上がるのは 偶然ではないようですね。
どういうメカニズムなのでしょうか?
[202.208.61.172][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.5; Mac_PowerPC)]

5342. 2000年09月19日 18時07分17秒 投稿:Cauli. 
 [http://www.shinmai.co.jp/news/2000/09/19/023.htm]
軽井沢測候所は本日13時から地元市町村及び関係者向けに浅間山の現状に関する説明会を開催(信濃毎日新聞)。

単に情報を出すだけではなく、地元の防災関係者との間で質疑応答のできる場を設定することが重要なのだと思う。
[202.233.212.23][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]

5341. 2000年09月19日 17時52分39秒 投稿:Cauli. 
 [http://www.crl.go.jp/ck/ck521/PI-SAR/J/CD/cd.htm]
郵政省通信総合研究所は有珠山の噴火前後のPI-SAR観測データを研究者向けにCD-ROMで配布↑。

Internet上に載せられたreadmeを読む限り、インターフェロメトリで解析された(あるいは解析できる)データは含まれていないように見える。


東大地震研の三宅島硫黄同位体測定結果。本論についてわたしは何の解釈もできないけれど、#5264で書いた「火山灰に硫酸が付着」の推測を裏付ける記述があった。
[202.233.211.197][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]

5340. 2000年09月19日 17時43分08秒 投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/bosai/joho/2000/asama/index.html]
1630に浅間山火山観測情報2号がでました.
震源集中は続いています.

山頂火口で爆発があるかもしれないから,注意が必要です.
これからすくなくとも一週間は,浅間山頂登山はしないように,わたしは友人知人に声をかけています.(ないしょだが,ふだんは,どんどん行けと言っています)
[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

5338. 2000年09月19日 11時09分36秒 投稿:Rover 


 5336. の書き込みに関して、

 > 関連した記述が
 > 5224 / 5227 / 5228
 > などにあります。

  とのこと、

 某学生様より、メールにて教えて戴きました。

 ◎ ありがとうございました。m(__)m
[210.198.145.144][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows 98)]

5337. 2000年09月19日 11時01分19秒 投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/bosai/joho/2000/asama/index.html]
浅間山にきのうから震源集中が起こっています(火山観測情報1号↑).山頂への登山はいま見合わせるのが賢明です.
[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

5336. 2000年09月19日 02時14分12秒 投稿:Rover 
 [http://news.yahoo.co.jp/headlines/mai/000918/dom/22300000_maidomm140.html]


【<三宅島>2週間ぶりに雄山の火口部見える】 という記事、

 〜 (上記URL) YAHOO! NEWS 9月18日 (月)22時30分 毎日新聞 様 〜

 の文中の、

 > 火口全体が青白い火山ガスに包まれていた。

 という部分が、気になりました。


【 5299. 2000年09月17日 11時59分18秒 投稿:浜 様 】 の投稿で、 

 > 15日交代要員としてストレチアに乗船し16日三宅島上陸し
 > 島内を一周したのですが、相変わらずのガス臭で(大久保)
 > 臭気もさる事ながら、周辺が薄いブルーの大気に包まれています
 > 最初は目の変調かと疑いましたが、搭乗者3名も他の防災関係者も
 > 同じ事を言っていました

 という記述があったからです。


* 「火口全体が包まれている青白い火山ガス」や「島周辺を包む薄いブルーの大気」

  ・ 以前から見られる現象、それともある時点からの変化なのでしょうか。

  ・ 他の火山活動でも青いのでしょうか。

  ・ 青というのは何か意味があるのでしょうか。


◎ 唐突に、変な疑問ですみません。m(__)m
[210.198.145.175][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows 98)]

5335. 2000年09月18日 23時30分39秒 投稿:まつ@島原 
 [http://www.gsj.go.jp/~yagi/miyake/index_0918.htm]
↑地質調査所川辺さんが警視庁ヘリから撮影した18日の三宅島.
火口内部が非常に良く観察できる.また,島の集落の映像もある.
[133.5.168.105][Mozilla/4.7 [ja] (Macintosh; I; PPC)]

5334. 2000年09月18日 22時20分11秒 投稿:ASA 
 [http://www.yomiuri.co.jp/miyakejima/]
今朝のYOMIURI ON-LINEのニュースでは小さく出ていましたが、グラフ特集に18日雄山のやや大きい火口写真が出ました。どうせなら9月3日の写真と同じ方向からも欲しかった。
また同じYOMIURI ON-LINEにこういう記事も出ています。
>気象庁は、十九日正午から、伊豆諸島・三宅島(東京都三宅村)の火山活動状況を伝える電話サービス(電話03・3540・5000)を開始する。
>雄山(おやま)の噴煙や降灰の有無、泥流の発生状況などの録音テープを流すことにしており、内容は毎夕、更新する。緊急火山情報や臨時火山情報が出た場合は、そのつど追加する。
[203.179.218.226][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

5333. 2000年09月18日 20時38分53秒 投稿:源三郎 
#5331 まつ@島原さんに関連して

航空業界は三宅島には相当気を遣っているようです。
今朝(6時10分前頃)も東京コントロールが某機に尋ねていました。
「三宅島の噴煙の高さはどのくらいだかわかりますか?」
「1万・・・ちょっといま後ろでわかりませんが、1万4、5千というところじゃないでしょうか・・北のほうに流れています・・・2万7千くらいで飛んでますからちょっと・・先程のマレーシア(機)が1万五千くらいと言っていましたから」
「ありがとうございます」

航空管制は通常良く知られるようにコードと数字の多い独特の英語で行われていますが、微妙なニュアンスをやりとりする必要があってかこの部分だけは日本語で行われていました」(純管制業務では英語に戻りました。単位は当然フィートでしょう)
突然日本語だったためか「相当気を遣っているな」という印象を受けました。

[211.4.71.135][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

5332. 2000年09月18日 20時25分50秒 投稿:座戸 
 [http://www.restec.or.jp/miyake/0911/0911.html]
まつ さん

日によっては、航路をずらしているらしいです。
前にも書きましたが8/29はだいぶ北側を飛んでいました。

羽田発着の飛行機に搭乗していると、
しょっちゅう臭いますね。
最近慣れました・・・

[202.247.186.29][Mozilla/4.73 [ja] (Win95; U)]

5331. 2000年09月18日 19時46分16秒 投稿:まつ@島原 
17日10時30分発羽田発長崎行きの全日空機(B747SR)に搭乗しましたが,離陸後上昇中に
機内で2,3秒ぐらい強い刺激臭(SO2臭)がしました.
この日は強い南風だったので,三宅島からのSO2帯に突っ込んだのだと思います.
この手のジェット機は,気密性があるのかと思っていたのですが,向かいに座っていた
チーフ客室乗務員さんに聞いたところ,ジェット旅客機はエンジン部からどんどん外気を取り入れて与圧しているそうです.
短い時間しか感じなかったことから,機内の空気の入れ替わりは,ずいぶん早いようです.
それにしても突っ込んだのが火山灰帯でなくて良かったです.
[133.5.168.105][Mozilla/4.7 [ja] (Macintosh; I; PPC)]

5330. 2000年09月18日 17時50分07秒 投稿:Cauli. 
 [http://www.eic.or.jp/kisha/200009/69276.html]
三宅島噴火及び新島・神津島近海地震非常災害対策本部(環境庁気象庁・国土庁)↑さま

「硫化水素も併せ同様の呼びかけ」だけしか書いてないのでは、既に観測している東京都以外は硫化水素の観測はしないんじゃありませんか?

東京都災害対策本部は、今夜にも、再び防災関係者を島に向かわせるようですが、都は貴本部設置前に村民へのヘルメット配布につき適切な対応を怠った前科がありますし、「防災関係者が島内で作業する場合には、必ずガスマスクやガス検知器等を携行するなど安全対策について周知徹底」では不十分かと思います。上陸する都、村及び指定(地方)公共機関の安全対策を竹芝乗船前に確認の上、それが不十分な場合は災害対策基本法第28条第2項に基づき、貴本部から適切な安全対策の実施を指示してください。
[202.233.212.20][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]

5329. 2000年09月18日 15時18分56秒 投稿:杉浦 富夫 
5291早川さん。
私も家内も特に鼻が
良い訳ではないのですが、
深夜から明け方で曇りもしくは雨の時に
匂いを感じる事が多いです。
臭気が特に強かった17日時はどんより靄がかかってる感じ。
そういう時は、子供が多いので、気になり
そらまめくんのSO2データをチェックするのですが
決まって上がっているんです。

二回じっくりそらまめくんで観察した、
鶴見の上がり方ですが、最初は横須賀や
金沢区が高くなり、次第に中区が上がり
神奈川区が上がり、鶴見そして港北区が高くなります。
30分から1時間くらいのタイムラグがあるようです。
臭気の上がり下がりも、データと少し遅れて一致します。
海から、三浦半島沿いに、流れてくる感じです。
二回とも傾向は同じでした。
ちなみに我が家の立地ですが、
鶴見区では一番の高台です。

匂いですが、那須岳の茶臼岳の頂上付近の
ガスの匂いほど
強くはありません。ケーブルカー下の
宿屋にいるくらいでしょうか。

職場でもこの臭気に関しては、
話題になっています、防ぎようが無いので恐いです。
[210.130.69.83][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows NT)]

5328. 2000年09月18日 12時54分37秒 投稿:さの 
5325 村松さま にフォロー

硫化水素は、悪臭防止法で定める特定悪臭物質(22物質あります)の一つですので、
悪臭関係の分野でも閾値の研究が随分と行われています。

環境庁監修「【最新】においの用語と解説[改訂版]」(社)臭気対策研究協会、1998.05
によりますと、硫化水素のにおいの閾値は、

「検知閾値 0.0005ppm(0.5ppb)」
「認知閾値 0.006ppm(6ppb)」

となっております(原典はppm単位表示のみ)。
検知閾値とは濃度を0から上げていって、種類を判別できないが、においの存在が分かる
最低濃度、認知閾値は、においの種類が分かる最低濃度のことです。

私は昨日午後(9/17PM3-4)に、8/28以降初めて自宅(東京都中野区)の庭先で
「硫化水素臭」を感じました(降雨中でした)が、「もんわりとした温泉臭」といった
感じでした。なお、そのときの直近の大気汚染常時監視局(中野区若宮局)のSO21時間
測定値は10ppb以下でした。

実は、20数年前に悪臭の官能測定法(3点比較におい袋法)の開発に関係していたことが
あるのですが、そのときの経験と比較すると、私がにおいを感じた硫化水素の濃度は、
認知閾値の10倍程度のオーダー(50〜100ppbといった所)かなと思いました。
においの記憶は五感の中で一番長く残る(思い出せる)といわれていますので、大昔の
感触ですが、結構当てになると自分では思っています。

直近の記憶と照合しますと、今夏北アに登山に出かけたとき、白馬鑓温泉の硫化水素臭が
北アの主稜線(天狗山荘あたり)まで、日中の上昇気流に乗って漂ってきたのを明らかに
認知できたのですが、そのときのにおいの強さに近いと思いました(なお、人間のにおい
の強さの感覚尺度は濃度のログで表せます)。

というわけで、やぎさんのページ(http://www.gsj.go.jp/~yagi/Volc_Gas.html)の、
硫化水素1-2ppmで「かすかに臭気を感じる」という所の、下限濃度1ppmはちょっと高すぎ
るのでないかなと思います。また、測定値に基づきもっと定量的に議論したい所ですが、
「においに対する感覚報告」から推定する硫化水素濃度が高めに寄らないよう注意が必要
と思います。
[150.67.32.3][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98) via proxy gateway CERN-HTTPD/3.0 libwww/2.17]

5327. 2000年09月18日 12時01分05秒 投稿:Cauli. 
 [http://www.fsinet.or.jp/~k-center/now/so2/so2sokuhou.htm]
神奈川県環境科学センター↑さま

二酸化硫黄に関する注意報まで出されてごくろうさまですが、硫化水素の観測もよろしく。

毎日新聞が「環境庁や国土庁は、全国の都道府県と政令指定都市に二酸化硫黄や“硫化水素”の計測に注意するよう呼び掛けている」(#5226で引用済み。“ ”はCauli.付記)と伝えたのは誤報だったのかなぁ。浜さん(#5299)によると、「三宅島では防災関係者が島内作業の際に、ガスマスクやガス検知器を携行しており」(引用元同じ)も誤報らしいけど。
[202.233.212.20][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]

5326. 2000年09月18日 08時59分13秒 投稿:村松@東北大 
5316早川さん:
気持ち悪い(笑)ので、放っておこうかと思いましたが(嘘です。すいません)、皆様の誤解を解いておこうと思います。#早川さんの猫なで声はなんとなく合いません (_ _;)
H2Sの自然酸化、つまり、燃焼は条件によって異なりますが、概ね300℃以上ないと進行しません。ただし、触媒燃焼や生体の中での燃焼では、活性化エネルギーが下がるので、常温でも進行します。大気中に分散したH2Sはオゾン酸化を受けて、SO2になりますが、その速度は遅いので、発生したH2Sは長時間安定に存在します。
従って、硫化水素臭、腐卵臭がしたことは明らかに硫化水素が含まれているものと推測されます。で私が問題にしているのは濃度レベルです。
以下蛇足:(ちょっと考えてみたこと)
火山ガスによる窒息事故では、発生源が近くか、温泉湧出口である場合がありますが、これは比重によってよどんでいるわけではなく、発生口近くの水溜り(温泉でもなんでもいいです)には、H2Sが過飽和状態で溶解していて、従ってその水面上は、平衡蒸気圧に匹敵するH2Sガスがいると思います(拡散速度が空気よりも若干低いのですぐには逃げていかない)。これが、H2Sが空気より重いからそこによどんでいると誤解される由縁であろうと思っています。
今回は、全く別のところからやってくるH2Sですので、何回も申し上げているように、下に溜まるということに期待すべきではありません。
[130.34.31.136][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

5325. 2000年09月18日 08時39分53秒 投稿:村松@東北大 
H2Sガス臭いへのこだわり(笑)
どうも、[http://www.gsj.go.jp/~yagi/Volc_Gas.html]の記述と我々の経験にギャップを感じてしまい、ちょっと調べてみました。
計測データ:
○カナディアンロッキーの温泉の源泉 H2S 2〜3ppm(出所不明)
○鳴子温泉 硫化水素型源泉 H2S 2ppm(我々が計測、未発表データ)
ということで、温泉の源泉付近では、数ppmのH2Sがあることは確かです。
○西ドイツの危険物ハンドブックの臭気いき値(前述)0.01ppm
○0.1〜1.0ppm Detectable by most persons by sense of taste rather than by odor
 (Safety, Mining & Eng.,http://www.instanet.com/~pfc/index.html)
○人体に害を及ぼす濃度の1/400ですでに臭いを感じる
 (US,National Institute for Health,http://www.nih.gov/)
 (村松の勝手な解釈:100ppmとすると、0.25pm、眼に異常を訴えはじめる10ppmとすると、0.025ppm)
とあります。なお、[http://www.gsj.go.jp/~yagi/Volc_Gas.html]と同じ記述もありました(火山ガス関係のサイト)。
というわけで、結局計測しないとなんとも言えない、という、お粗末な結論です。(_ _;)
[130.34.31.136][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

5324. 2000年09月18日 07時47分51秒 投稿:Cauli. 
村松さん(#5323):
硫化水素の酸化反応式の誤りと還元力の曖昧さについて、承知しました。

ヘモグロビンなんて、肺では酸素を受け取るけど細胞では放すわけですからね。
[211.2.44.135][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]

5323. 2000年09月18日 06時26分13秒 投稿:村松 
5318Cauliさん:
う〜みゅ。Cauliさんの言ってた、酸素とは空気に含まれる酸素と同じであったんでしょうか。化学屋は酸素というと一般的な酸素を考えるので、その酸素がガスであろうが、シトクロームからなにかに取込まれている酸素であろうが別に差はないのでした。生体の中の燃焼は、触媒燃焼に似ているのですが、それらは単に活性化エネルギーを下げているに過ぎず、還元剤H2Sが酸化される反応は、結局、H2S + O2 -> SO2 + H2O (係数は無視)が基礎式です。それから、還元力というのは曖昧な概念です(ベースが不明ですし、物理化学量ではない)。活性化エネルギーの概念との混乱に注意したいです。
[211.10.64.124][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 95)]

5322. 2000年09月18日 04時15分22秒 投稿:ちば 
結局、痛みが止まらなくてたいへんでした。
きのう病院では、検査ができないとかで痛み止め(ブスコパン)と制酸剤程度しか出して貰えなかったので、
夕方になって市販の胃潰瘍の薬(H2ブロッカー)を飲んだらてきめんに効いた。
飲んで2時間後に痛みが引きはじめ、4時間後に腸が蠕動運動をはじめた。
おそらくストレス性胃炎か弱い胃潰瘍か(十二指腸潰瘍かもね)
何か食べると痛みが引くしね(でも葡萄はとても痛い)
噴門の近くの下側がとくにきりきり痛んだから(今もすこし痛い)
まだ腹が張ってるけど、悪寒や冷や汗はなくなった。
少し休まないとね。あしたは、まず病院。
個人的なことでした。
[210.166.70.93][Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)]

5320. 2000年09月18日 02時44分15秒 投稿:いけだ 
Cauliさん5297>#この雷雨の中買い出しに行って電車が止まっても責任持ちませんのでよろしく。
東急ハンズに行ったこと、どうして分かったのです?
電車は止まらなかったのですがknosさん(5298)が報告されているまさにその硫黄臭と雨の中(2km以上離れていないとほぼ断定できます)を帰ってくる羽目に陥りました。雨から匂いが立ち上がってくるような感じは私も感じました。けれど雨に濡れた服をかいでみても匂いはありません。むろん雨水からも匂いは感じません。水溶液は無臭なのだろうか?とも考えたものの気化が全く行われないとは考えにくい。雨とともに流れてくる空気に匂いがある。そうとらえたほうが正確なのかもしれない。そんなことを考えながら歩いてきました。雷というものもまた私好きでして、わくわくしてしまう。どうして皆花火を見に行くのにかみなりを楽しまないのかいつも不思議でしたが、今日はやけに避雷針が光るなぁ、と思っていたところ30m先の建設途中のマンションに落ち、さすがに体が震えました。あのエネルギーと有象無象が溶け込んでいる雨水。雨滴の中でどのような化学反応が起こっているのでしょうね。

村松@東北大さん5289>
どうもありがとうございます。大変参考になりました。
人に聞く前に自分で試せですよね。多いに恥じ入りpH試験薬を購入してきました↑。酢で味を覚えておけば大体のpHが分かるようになるかもしれません。…けれど、雨の強さによっても感じ方が変わるのでこれからは口ではなく器に受けて飲むことになるのかなぁ…。あまり楽しくなくなってしまいそうです。
…しかし、一体何の役に立つのだろう?
観測点がひとつでは淋しいので、募!同好の士。と言いたいところですが、今回の雨、酸っぱいだけでなく若干渋く、口の中にいやな後味が残ります。あまり奨めらません(真面目に止めて下さい)。冗談に留めておきます。

70年代後半上京してきた私には雨が酸っぱいことが東京の驚きのひとつでした。酸性雨という言葉が市民権を得る少し前のことです。

-
ちばさん5301>■「夢」
かなり深刻な報告として私は受け取っています。こうした状況下に人をとどめておくことの残酷さを、どの程度認識し、どのように考えているのだろう?
[210.166.226.57][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

5319. 2000年09月18日 02時42分13秒 投稿:ぶよくらげ 
はじめて投稿します
5294ちばさんへ<

名古屋の新川のシステムについて、あの地域に18年間住んでいた元住民の雑談です。
名古屋市を流れる庄内川は昔より名古屋の中心部方面を守るために北側(枇杷島・小田井側)の堤防が低く作られたということは地元の住民には比較的知られた事実?かな(今現在北側が低いかは知りません)。また、当時(江戸時代)の築堤に狩り出された人たちは、堤防の北側の人々(今回浸水した小田井の人々)であったと記憶しています。自分たちの土地に氾濫させるような堤防を築いているため、働く気がせず怠けながら仕事をしたそうです。そこから小田井人足=はたらかない人々なる言葉が出来たそうですが、そりゃ働く気もしないですよね。(小学校のときだったけなぁ、社会見学で聞いた話)

また、千葉さんのあふれるシステムは・・・現在、庄内川の堤防の一部が切れており、オバーフローした水は外の新川に流れるようになっています。地元の人にとっては、はじめからきれた地点は洗堰(あらいぜき)として周知されていたのですが・・・、最近は憩いの場になっていました。

最近、庄内川が切れたことを想定したシュミレーションが実施されていることを知りました(どっかのHPで見ました)。見たところ、決壊後数時間(数10分だったかな)以内には、うち(正確には実家)は2mほど浸水してしまうとのことでした。そう言えば家でもそんなビラを見たことがあったような・・・ないような。

このことを家には警告していたつもりだったのですが、今回電話で話したところあまり危機意識をもっておらず・・・浸水はまぬがれたようですが
土地に住む人にとっては歴史を知り、土地の持つリスクを受け止めた上で、生活を行なう、その中で現代の技術で解決できることは解決をしていく・・・ふむと考え込んでしまいました。しかし、リスクは事前にきちんと伝えることとリスクを避けるためのツールを準備しておくこと、ことが起きれば出来る限り迅速かつ正確な情報を伝えることが必要ですね。
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5318. 2000年09月17日 21時53分23秒 投稿:Cauli. 
えっと、話は既に全然地球科学ではないのですが…。

#5317で「すなわち一部の(40%以下の)ヘモグロビンの酸素運搬能力を奪うことが治療法」と書きました。高校で生物を習った皆さんは、ヘモグロビンの酸素運搬能力を奪ってどないすんねん。なおさら症状が悪化するんとちゃうか、と思われるに違いない(あたしもそう思った)。

実は、#5317には引用を省略し過ぎたところがあります。少し長く引用すると、「組織酸素呼吸の阻害(細胞内のミトコンドリアに存在するチトクローム酸化酵素と可逆的に結合)」とある。要するに、チトクローム酸化酵素を阻害するのは細胞内のミトコンドリアにおいてのことだから、硫化水素を細胞内に運び込んではいけないということになります。

同じ引用元の一酸化炭素(これも可燃性かつ還元力を持ったガス)の記述を見ると、こいつはHb(ヘモグロビン)と結合して悪さをするとある。この先は引用元には書いてないのですが、きっと硫化水素はヘモグロビンから酸素を奪うというよりヘモグロビンと結合して細胞に運ばれるのであろう、だからヘモグロビンの運搬能力を一定範囲で奪うと硫化水素の細胞への供給も止まって、チトクローム酸化酵素への阻害を防げるのであろう、と想像しました。

#末尾一文はあくまでも高校で習った生物の知識によるものであり、専門家コメントではありませんので念のため。
[211.2.44.90][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]

5317. 2000年09月17日 21時16分25秒 投稿:Cauli. 
村松さん(#5315):
>だから、H2Sは可燃性気体だって言っているじゃないですか(何度も) (i_i)

それはよく承知しております。


>可燃性というのは、酸素と反応するってことです

だからといって、ヘモグロビンから酸素を分捕るだけの還元力があるかどうかはまた別ではないかと。

でも、saiさん(#5311)が紹介されたリンク先を見ると、「チトクローム酸化酵素と可逆的に結合」とあるから、阻害剤(酵素と先に反応してその酵素本来の働きを妨げる物質)として作用するらしい。しかも、特異的治療法として「亜硝酸塩を投与し、メトヘモグロビン血症(40%以下に維持)をつくる」とある、すなわち一部の(40%以下の)ヘモグロビンの酸素運搬能力を奪うことが治療法らしい。

ということは、「血中に入るとヘモグロビンが運んでいる酸素を奪うから、脳に届く酸素が減る」と教えた生物の先生の説は、H2Sの身体被害の説明としては怪しそうです。

#あたしの化学・生物・地学(火山や地質や気象を含む)の知識のほとんどは高校時代までに仕入れたものですので…。
[211.2.44.137][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]

5316. 2000年09月17日 20時48分27秒 投稿:早川 
ん?わかんない.

酸素と反応するということは,硫化水素が本土まで到達するころには,水と二酸化硫黄に変わっているということですか?だから硫化水素は心配しなくて良いの?

ぜんぜんわかんない.村松せんせ,やさしくおせーて.

[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

5315. 2000年09月17日 20時41分53秒 投稿:村松 
5310Cauliさん:
だから、H2Sは可燃性気体だって言っているじゃないですか(何度も) (i_i)
可燃性というのは、酸素と反応するってことです
[211.10.64.124][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 95)]

5314. 2000年09月17日 20時04分17秒 投稿:Cauli. 
Hal.Tさん(#5312):
写真と説明文を読む限り、それこそ「○年の科学」の付録にありそうな、数百円程度で売れそうな代物に見えますね。

ただ、原理的に長時間晒して観測するもののようなので、島に置くならともかく短時間しか臭いがしない本州での観測に使えるかなぁ。

ちなみに、福井県はナホトカ号事故のときは油の漂着地点まで硫化水素を観測しに行って、測定限界(0.001ppm)以下だったらしい。
[211.2.44.122][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]

5313. 2000年09月17日 19時38分51秒 投稿:へちゃ 
汚染物質の鉛直混合について

朝の昇温とともに、境界層下部は超断熱となり、上下混合が著しくなり汚染物質も(上空のものは下に)輸送されます。陸域の昇温は海域のそれを上回るので、海域上空を水平に移動したガスが陸域で下降するのは当然とも言えます。

しかし、次の場合は異なるようです。
「海上で下層雲が境界層(高さ1〜2km−へちゃ付加)の上部にあるような場合、雲層が日中は日射で加熱され大気は安定化するが、夜間は大気放射で雲層は冷却し不安定化する。その結果、大気が不安定なときは夜間に一層不安定となり、上下の混合・対流が活発化する〜(地表面に近い大気の科学〜東京大学出版界〜近藤純正103pp)」
つまりこの場合、人目に触れない海域では夜間にガスの下降が起こっている可能性があるということでしょう。

これらは、いずれ気象研究者の手によって調査され、発表されると思います。
[210.236.130.53][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)]

5312. 2000年09月17日 18時47分20秒 投稿:Hal.T 
 [http://www.fujitsu.co.jp/hypertext/About_fujitsu/environment/10_0.html]
「臭いから測ってるんや」、なんと富士通↑がガス測定キットを出してるんやね。
値段はいかほどなのかな? こーてみるかなあ。「知りたいけど怖いなあ」


[210.250.0.192][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

5311. 2000年09月17日 18時37分06秒 投稿:sai 
 [http://city.hokkai.or.jp/~satoshi/TOX/tox173.html]
↑ Sherlock 2の検索でひっかかりました。

H2Sは腐卵臭があり 人が逃げるので毒性は話題になりにくいですが、
実験室等でボンベの誤操作の事故では 死者が簡単にでるようです。

今回の濃度がどのくらいで、どういう健康被害がでるのか データが
必要ですね。
[202.208.61.166][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.5; Mac_PowerPC)]

5310. 2000年09月17日 17時56分42秒 投稿:Cauli. 
早川さん(#5308):
>心配な硫化水素の危険をいつまでも二酸化硫黄測定値で代用していてはいけない.硫化水素そ
>のものを測ることが急務だという主張ですね.

ひとまずこれ↑だけは早急にやってほしい。それだけでは早川流火山危機管理学の単位はもらえないかもしれませんが、島から住民が避難している以上、まだ「何千何万という単位の人が一度に亡くなること」まで想定していないし、ましてや防止策までは思いついていません。

硫化水素の観測強化が14日の環境庁通知に盛り込まれているとばかり思っていたのですが、15日に福井県環境科学センターがあのような発表をしたから、#5303のように指摘しました。もし福井県環境科学センターが硫化水素の観測もしていて(注)、そちらは問題となる数字でなかったのであれば不適切な指摘です。

注:休日出勤して人手で測るんだろうから、10地点以上で自動で24時間観測している二酸化硫黄のようなきめ細かな観測までは要求しません


ところで、高校生のときわたしが倒れたことを生物の先生(例の実験計画を承認してくれた化学の先生とは別人)に話したら、「H2Sには還元性があって、血中に入るとヘモグロビンが運んでいる酸素を奪うから、脳に届く酸素が減るんだろう」とのことでした。血中でH2S+2O2→H2SO4という反応でも起きるのかしら。
[202.233.211.237][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]

5309. 2000年09月17日 17時55分18秒 投稿:村松@東北大です 
H2S臭について:

5214ちばさんが紹介されている、表は、私たちの認識とはちょっと違うので、ドイツの危険物ハンドブックの臭覚いき値を紹介したのです。
桁でいうと、少なくとも1桁は違うような気がします。
単に温泉臭い場合に、数ppmに達しているとは到底考えられません。以前、山形の温泉宿でH2Sが雪に閉じこまれて宿泊客を襲い、症状を出したときには、ppmオーダーのH2Sでした。
仙台では臭っていないので、計測できないので、確かなことは言えません。ただ、二酸化硫黄よりも2桁くらい、しきい値が低いのです。
とにかく、データを出して欲しいものです。
[211.10.64.124][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 95)]

5308. 2000年09月17日 17時11分10秒 投稿:早川 
Cauliさん,

詳しい説明ありがとうございました.

ということは,ひとの健康に悪影響を及ぼすのは二酸化硫黄よりむしろ硫化水素のほうが心配だ,ということですね.

心配な硫化水素の危険をいつまでも二酸化硫黄測定値で代用していてはいけない.硫化水素そのものを測ることが急務だという主張ですね.

硫化水素に濡れタオルは効かない.対応はガスマスクしかない,ということですね.

都市へ災害危険だから,いったん発生してしまったら何千何万という単位の人が一度に亡くなることがありうる.未然に防止策を施す必要があるが,楽観ムードが支配的ないま,それはなかなかむずかしいだろうなあ.じっさいにどんな防止策を施せばいいかのアイデアもないし.

とにかくいま三宅島で何千年に一度の火山現象が進行中であることをもっと肝に銘じるべきだと思う.


[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

5307. 2000年09月17日 16時46分47秒 投稿:Cauli. 
早川さん(#5305):
>二酸化硫黄だけでなく,硫化水素にも言及することの健康管理上の意味は何ですか?

いま本州で観測されている二酸化硫黄は、多いところで0.5ppm程度です。異臭を感じるという報道又は当掲示板で訴えがあった地点最寄りのそらまめ君の過去データでは、0.1ppm程度までしか上がっていないこともあります。最寄りといっても限られた数の観測点での話だから、局地的にそれを超えている可能性までは否定しませんけれど、福井県環境科学センターの注意喚起に参考として掲げられている「0.3〜1ppm(300〜1000ppb):敏感な人が臭いを感じる/1〜2ppm(1000〜2000ppb):大部分の人が臭いを感じる」とはギャップを感じます。


これに対し、硫化水素の方は(この期に及んで定量的な観測値をまだ見ていないのですが)、#5214でちばさんが指摘されたように多いところで2〜3ppm程度まで上がっている可能性があると見ます。二酸化硫黄の環境基準が大気汚染防止法に基づく告示(つまり国レベル)で決められているのに対し、硫化水素の基準は悪臭防止法に基づき都道府県条例で決められているので一定ではありませんが(同一都道府県でも工業地域とそうでないところで異なる値を決めていることもある)、排出口(外気に出る口)で10ppm、敷地境界線で0.02ppm(工業地域では0.2ppm)程度でしょう。大気汚染防止法と悪臭防止法はその目的が異なるから一概には言えないけれど、硫化水素の2〜3ppmというのは軽視できない数値だと考えます。


>「いおうくさい」から「二酸化硫黄」にきをつけろ,のキャッチフレーズだと,どのような
>見落としがあるのですか?

ひとつは、二酸化硫黄と硫化水素では身体に及ぼす影響が異なります。二酸化硫黄は主に粘膜に作用し、鼻や喉や眼を痛めます。硫化水素はそれだけでなく神経系に作用し、頭痛、嘔吐、意識障害などを引き起こします。自分が二酸化硫黄を発生させる実験をしたときは、鼻や眼に少ししみる感じはあったけど痛いというほどではなく、(換気扇は故障していたものの)窓を開ければいいや、と思い続行しました。次に硫化水素を発生させたとき、鼻や眼の刺激にはさほど変化はなかったのですが、しばらくして頭痛と嘔吐感に見まわれ、まずいと思い実験室を出ました。そこで級友に「SO2とH2Sを出したから実験室に入らず先生を呼んでくれ」と言い残して保健室にたどり着きましたが、1時間くらい意識がありませんでした。幸い土曜の午後で学校にはあまり人もいなかったため、大した騒ぎにならずに済んだのですが。


もうひとつは、早川さんが#5293で指摘された「濡れタオル」は、二酸化硫黄には効いても硫化水素にはあまり効かないだろう、ということです。硫化水素も水には溶けるけど、溶解度は二酸化硫黄に比べ、体積比でふた桁違います(だからこそ遠方まで高濃度で運ばれているのではないかと推測するのですが)。

さらにもうひとつ、普通のひとが「いおうくさい」と言ったら、それは二酸化硫黄ではなく硫化水素の可能性が高いと思うのですが、いかがでしょう。
[202.233.212.51][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]

5306. 2000年09月17日 15時54分56秒 投稿:おかもと 
気のせいかもしれないのですが、「そらまめくん」のデータの抜けがあるときってSO2濃度がとっても高くなっているときのように感じるのですが、そんなことはないと信じたいところですが、社会的不安を防ぐためにそういうときは抜かしているってことはないんでしょうか?
[210.155.195.234][Mozilla/4.04 [ja] (Macintosh; I; PPC, Nav)]

5305. 2000年09月17日 15時33分50秒 投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/fieldguide/book/0112.html]
5303Cauliさん,

二酸化硫黄だけでなく,硫化水素にも言及することの健康管理上の意味は何ですか?
「いおうくさい」から「二酸化硫黄」にきをつけろ,のキャッチフレーズだと,どのような見落としがあるのですか?

学術的正確さではなく,健康管理のためのアクションの的確さの面から質問しています.

わからないから聞いています.他意はありません.
[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

5304. 2000年09月17日 15時29分08秒 投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/fieldguide/book/0112.html]
では私は,夢とうつつの中間の話をします.
昼寝の最中に考えたことです.

三宅島の地下に大量のマグマがあることは,どうやらたしからしい.
それをみなさん玄武岩だとおもっていらっしゃるようです.
私自身,暗黙にそれを了解していました.

しかし伊豆諸島の火山は玄武岩だけではありません.
新島や神津島の例を出さなくても,
八丈島の東山は流紋岩を何度も出した火山です.

いま三宅島の地下で,地表に出ようかとうかがっているマグマが流紋岩でない
証拠があるでしょうか?

八丈島東山では,スコリア放出を主とする円錐火山体形成期(杉原1998地学雑誌の底土テフラグループ)が長く続いたあと,2万8000年前に,プリニー式軽石噴火と火砕流と岩なだれと,それこそなんでもござれの末吉噴火がありました.ずいぶんながく続いたようです.その間に,姶良丹沢火山灰が降下しました↑.

夢だとよいなあ.

これだけ多量のSO2を出すのは,流紋岩より玄武岩のほうが,たぶん考えやすいだろう.この点だけみれば,上記は私の夢想だと片づけたくなるが…
[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

5303. 2000年09月17日 13時03分12秒 投稿:Cauli. 
 [http://www.erc.pref.fukui.jp/news/2000/0915.htm]
福井県環境科学センター↑さま

休日出勤して注意喚起文を載せることは大変よろしいのですが、硫化水素についてもぜひ言及してくださいませ。

#14日の環境庁通知はまだ県庁止まりで環境科学センターまで届いていないのでしょうか。
 まさか(FAXでなく)郵送したなんてことはないでしょうね?>環境庁
[202.233.212.27][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]

5302. 2000年09月17日 12時47分40秒 投稿:Cauli. 
早川さん(#5300):
SO2だけでなく、埼玉、千葉、東京、神奈川の全観測値が入電していないようです。その他の県は入電しています。

#3連休というのは定期点検にうってつけだから、伝送経路上のどこかでメンテしてるのかも。


とりあえず、東京都環境局神奈川県環境科学センターが独自に発表している分は生きているようです。
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5301. 2000年09月17日 12時33分15秒 投稿:ちば 
■「夢」
三宅島に調査にいったり
滞在していたことのある人(学者もお役人も)
から随分、夢の話を聞かされました。
火砕流が向かってきて、すんでのところで巻き込まれそうになったり
目の前で割れ目噴火が起こって振り返ったらそこでも噴火しているとか
飛んでくる噴石を木の陰でよけたとか
みな、平然と笑いながら話してくれましたが、
潜在意識下では相当な恐怖感を抱いている
ということの現れなのでしょう。
生命に危険のおよぶ火砕流発生の可能性があるうちは、
無人島にしたほうがいいのではないでしょうか。
(きょうは、ほっとしていると思います)

■「スキップ」
よく考えてみれば
8月29日に火砕流噴煙の発生する瞬間を
わたしも目撃したのでした。
まるで悪い夢を見ているようでした。
その動きをスローモーションで思い浮かべることができます。
噴煙全体のフロントの左方向に前進する速度は
ゆっくりなのですが、噴煙のある1地点に着目すると
その10倍くらいの速度がある。
つまり、水平方向にまっすぐ動くのではなく
沸き立つように上がったりさがったりしている
スキップしながら次々に選手交代して進んでくる感じでした。
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5300. 2000年09月17日 12時15分28秒 投稿:早川 
 [http://www-aeros.nies.go.jp/]
そらまめくん↑の09時以降のSO2がこわれている.

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