ひとつ前へ WWWルートへ mad@mail.wind.ne.jp

ある火山学者のひとりごと 6200-6299


6398. 2000年11月12日 11時22分16秒 投稿:ポチ 
 [http://www.aay.mtci.ne.jp/~dinosaur/zoology/index.html]
6394;いけださん

↑始祖鳥生息地自然史分館。
アーカエオラプトル贋作騒動についてが参考になるかと思います。わたし、そこはかとなく外電を聞き流していましたが、こんな感じだったのですね。

[211.132.33.116][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

6395. 2000年11月12日 06時53分23秒 投稿:Cauli. 
 [http://www.kishou.go.jp/miyake/jyoukyo/1111.pdf]
6382自己フォロー。

三宅島火山観測情報第346号↑によると、11月3日以降観測されていた微動振幅の大きさの周期的変化は、10日19時頃から見られなくなったとのこと。
[211.2.44.68][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]

6394. 2000年11月12日 06時37分32秒 投稿:いけだ 
 [http://www.jiji.com/edit/topics/data2000/200011/1105netuzou/n7.html]
遺跡捏造事件に完全に出遅れ、新聞記事など漁っていたら↑
--
…(略)鳥の祖先の恐竜化石「アルカエオラプトル」が中国で見つかったと発表したが、今年4月になって2種類以上の動物化石を組み合わせて偽造されたものだったことが分かった。(略)…
--
知りませんでした。

この事件が無ければ当分の間わたしの頭の中の鳥の進化の理解はArchaeoraptor liaoningensis を取り込んだイメージのままでした。…あれも捏造だったのか。
しかしこの化石はわたしの中では時代と飛行能力の違和感が著しく、比較的イメージの修正が楽。

藤村氏の成果は自分の中の人類史のイメージのどれが影響を受けているのか良く分からないほどにすんなりと溶け込んでいる。この修正は厄介だ。「当時、東北地方は地球上で最も進んだ文化を持った地域だった」と、それほど驚くことなく自然に考えることができたのは何故だったのだろう?
[210.166.226.51][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

6393. 2000年11月11日 17時33分36秒 投稿:ポチ 
 [http://www.um.u-tokyo.ac.jp/dm2k-umdb/publish_db/books/dm2000/japanese/02/02-10.html]
どうやら今、上高森遺跡の石器が見られるのは↑と ここここくらいでしょうか。


[211.132.33.167][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

6393. 2000年11月11日 17時33分36秒 投稿:ポチ 
 [http://www.um.u-tokyo.ac.jp/dm2k-umdb/publish_db/books/dm2000/japanese/02/02-10.html]
どうやら今、上高森遺跡の石器が見られるのは↑と ここここくらいでしょうか。


[211.132.33.167][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

6392. 2000年11月11日 15時59分01秒 投稿:ちば 
 [http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/nakada/1026/1026rest_house.html]
三宅島の調査は冬を迎えてますます困難になってきたようですね
(漁船での往復が大変そう)

これはレストハウス付近の火山灰堆積状況だそうです(金子さん撮影)。
29日の火砕流噴煙からの堆積物は
見事に成層している。18日の堆積物とのコントラストが鮮やか
あんな短時間に、こんなに何回もきてたんだ
ラミナは、「フロントがスキップしながら前進した」のに対応するのでしょう。
>長井さん、どう思います?
[133.43.162.138][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows NT)]

6391. 2000年11月11日 15時58分11秒 投稿:ちば 
 [http://www.kahoku.co.jp/spe/spe084/20001110t1.htm]
ポチさん>どうもありがとうございます。
なるほど、そういう経緯があって
毎日の歴史的なスクープに繋がったわけですね。
上高森遺跡では発見された65点のうち61点はニセモノと白状したらしいですね。
それぞれの産状と取り上げた遺物の写真を見たいものです。
[133.43.162.138][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows NT)]

6389. 2000年11月11日 15時26分13秒 投稿:ポチ 
 [http://www.aruka.co.jp/home2.html]
6388;ちばさん

まず間違いないと思います。↑角張淳一氏は埋蔵文化財研究業務 株式会社アルカの代表取締役で、サイト内の石亭秘話第4回の「前期・中期旧石器発見物語は現代のおとぎ話か」は7月22日に公開されているようです。 <石器製作技法の考究を目標>とする会社として、定評があります。
9日発売の週刊文春11月16日号によると、

毎日新聞は、地元宮城県で、遺跡発掘のニュースに強いことで有名だった。
「全国紙の中でも少ない仙台支局員を割いて、ここ二十年ほど、遺跡発掘
の専属記者を置いていました。毎日は、東北旧石器文化研究所に人脈があ
って、遺跡のニュースをたびたびスクープ。
ところが、今年九月、担当記者が、北海道の総進不動坂遺跡で、不審な動
きをしている藤村さんを撮影。確証を得るために、十月下旬から始まった
上高森遺跡の発掘現場で、張り込んだそうです」(全国紙記者)

ということのようです。
なお、考古学のリンク集としては最強の閼伽出甕(アカデミカ)がこの事件
のために【第12版】特集:「旧石器発掘ねつ造事件」を作成しています。
[211.132.33.167][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

6388. 2000年11月11日 14時25分13秒 投稿:ちば 
 [http://www.kahoku.co.jp/spe/spe084/20001110t1.htm]
河北新報による記事↑の中にある
-------------------------
「彼が掘ると何か新発見がある。不自然だ」「もっと新しい時代の石器ではないか」。
考古学界から「石器発掘の神様」「ゴッドハンド(神様の手)」
とあがめられる一方で、藤村氏の業績には常に反論がつきまとった。
 今年7月にはインターネットのホームページで、
「藤村氏個人の発見が根拠になっている」「石器の出土状況が不自然だ」
「石器の製作年代の評価がおかしい」−などとして、
上高森などの発掘調査を疑問視する論文が公開されている。
--------------------------
このサイトはどこなのでしょうか
毎日のスクープのもとになった
ネタかと思うのですが

6340ポチさん>の指摘している
http://www.aruka.co.jp/sekitei4.html
のことなのでしょうか
[133.43.162.138][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows NT)]

6384. 2000年11月11日 14時08分22秒 投稿:ちば 
 [http://go.jp.msn.com/topics.asp?g=5181243&t=topics.msn.co.jp/home.asp]
http://www.miyagi-ann.org/の中で
上高森遺跡の案内を見つけました。(このページを作成した学生さんはとても残念でしょう)

まえに見にいったときにみた最初に発見された石器は、
このページの写真のように、いかにもインチキ臭いものではなく、
河原の普通の石なのかそれとも
石器なのかどうかが、かなり微妙なものだったと思います。
いつのまにかこうまで大胆になってしまったのでしょう。

火砕流中に巻き込まれた可能性が無視できないという
希薄な可能性で、かろうじて完全否定から免れていたのに・・

msnの特集ページのリンクや記述が参考になります。↑
[133.43.162.138][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows NT)]

6383. 2000年11月11日 06時21分59秒 投稿:早川 
6382Cauli.さん,

どうぞ論評してください.
ただし,まだ一人前でない学生による文章なので,お手柔らかにお願いします.

注釈については,「いずれ三宅島は地図から消えてしまうかもしれない」から書き始めたのですが,やめました.中途半端に注釈するより,学生が出したレポートそのままであることを明確に示したほうがよいだろうと考えました.(注釈し始めたら,注のほうがながくなってしまうだろう)
[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

6382. 2000年11月10日 20時22分24秒 投稿:Cauli. 
6368自己フォロー。

9日の東大地震研中田教授の記述によると、「11月3日頃から続いている20分程度おきに起こる微動はまだ継続中.昨日の現地での噴煙観測ではその周期に当たるものがよく分からない」とのこと。


早川さんのサイトのこれ、ここで論評してもいいかしら。中身についてと文章の書き方について。

文章の書き方は置くにしても、中身のうち学生の誤解に基づく部分(たとえば災対法第63条発動権者)については、注釈を付してからWebに置くべきだと思う。
[211.128.227.199][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]

6381. 2000年11月10日 19時56分06秒 投稿:早川 
おととい8日,小諸市が浅間山にシェルター2基を設置しました.
来週に予定されている登山道整備と案内標識設置によって,現在2kmの登山規制をはずして,前掛山山頂までのぼれる条件がすべて整います.

じっさいに規制解除されるのは,来春らしい.

[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

6380. 2000年11月10日 10時12分15秒 投稿:早川 
 [http://www.islands-net.metro.tokyo.jp/miyakejima/renraku1.htm]
秋川高校敷地内で執務する三宅村教育委員会に,9月12日の日付が書かれた一枚の文書があることが判明しました.そこには,

ここは教育をする環境にない.早くに親元に引き取ってもらい.近くの学校に転校してもらうようにして頂きたい

という意味のことが書かれているとのことです.三宅村にある三つの小学校の校長の署名入りだそうです.

三宅村教育委員会の電話番号は,三宅村・支庁共同ページ↑でご覧になれます.
[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

6379. 2000年11月10日 01時48分04秒 投稿:BOSS 
 [http://www5.plala.or.jp/kinen40/]
同窓会レスです。

前にも千葉さんにCMしていただきましたが、参加者登録が少ないようなので、再度UPさせていただきます。

日本大学文理学部応用地学科&地球システム学科の同窓会が 
11月18日18:00〜 東京ヒルトンホテル にて開催されます。

詳細は上記URLを見てください。
また、同窓会名簿の修正も同URLでできますので、ご確認下さい。

from ちばさんの?代後輩 (小池淳子)

ps.同窓生の方々、PRも併せてお願いします。
[210.170.142.19][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

6378. 2000年11月09日 22時37分55秒 投稿:みね 
>6365.ちば さん
気づいていないことがありました。心がけるようにします。

[210.255.3.104][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; MSN 2.5; Windows 98)]

6377. 2000年11月09日 20時07分08秒 投稿:かとう 
村松@東北大さん、ご丁寧な解説、ありがとうございました。今まで、雄山大噴火あたりからROMさせていただいておりました。
質問をしたいと思いつつ、当時は緊急掲示板のご様子でしたので、今まで控えておりました。
素人の質問にこれだけ皆さんがお答え下さることに、驚き、ちょっとウルウル手前です。感激しています。
皆さんから教えていただいたことを、自分なりに咀嚼してみます。ありがとうございました。
また調べて分からないことがあったら、立ち寄らせて下さい。
[203.165.186.97][Mozilla/4.7 [ja] (Macintosh; I; PPC)]

6376. 2000年11月09日 13時10分11秒 投稿:村松@東北大 
PAN(硝酸パーオキシルアセチル=peroxyacetyl nitrate)について:
大気中に排出された非メタン炭化水素と窒素酸化物が太陽光の照射によって光化学反応を起こし、生成した、ロサンゼルス光化学スモッグの原因物質です。
生成機構の詳細は述べませんが、要するに、大気中のプロピレンとNOxから光化学反応で生成します。オキシダントは狭義の意味は原子状酸素を意味しますが、大気汚染の場合は、これによってできた汚染物質一般を指すこともあります。
PANは現在では、peroxyacyl nitrateの略としても用いられ、一般にはオレフィンから生成しますが、それ以外の炭化水素からも生成されるという話もあります。
オレフィン発生源は、種々ありますが、自動車からのが多いはずです。
[130.34.31.136][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

6375. 2000年11月09日 12時56分55秒 投稿:村松@東北大 
非メタン炭化水素について:
メタンは光化学活性が低い(とされている)ため、全炭化水素量からメタンのみを除外して、メタン以外の相対的に光化学活性の高い炭化水素を一括してそう呼んでいます。
大気中の炭化水素の起源はほとんどは天然に発生したもので、2/3がメタンです。1/3はテルペン類で、人工的に発生したものはわずかですが、このわずかな炭化水素が環境汚染の主役となります。中でも光化学活性の高い、不飽和炭化水素や芳香族などが問題で、残りは、アルカン(飽和炭化水素)と、酸素が入った、アルコール、アルデヒド、ケトン類です。
[130.34.31.136][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

6374. 2000年11月09日 12時48分11秒 投稿:かとう 
ポチさん、さのさん、お忙しいところをお答えいただきありがとうございました。
やっと、非メタン炭化水素「夜間発生」の意味がわかりました。
成田のグラフ、教えていただいたキーワードなどで、勉強します。
[203.165.186.97][Mozilla/4.7 [ja] (Macintosh; I; PPC)]

6373. 2000年11月09日 09時32分53秒 投稿:さの 
6371 かとうさま

自動車や工場などから排出される窒素酸化物(NOx)や非メタン炭化水素(NMHC)が、
太陽光の紫外線を吸収して光化学反応を起こし、オゾンなどの光化学オキシダント
(Ox)を発生させます。

そらまめ君では、上記の役者(Ox、NO、NO2、NMHC)の濃度が示されていますよね。

夜間は太陽光がない、だから光化学反応が進まない、そこで原料のNOxやNMHCの濃度が
高い、ということが大体言えそうなんですが、それぞれの物質の発生源の空間分布、
時間変動、気象条件(風系や日射量)が複雑に絡むので、いつも夜のNMHCが高いとは
限りません。

というわけで、NMHCについては「光化学スモッグ」や「光化学オキシダント」を
キーワードにして調べると色々でてきます。
[210.165.70.121][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90)]

6372. 2000年11月09日 03時13分39秒 投稿:ポチ 
 [http://www.pref.aomori.jp/kankyo/econavi/hourei/yogokaisesu.htm]
6371;かとうさん

わたしの分野ではありませんが、

非メタン炭化水素(NMHC)

 各種の炭化水素のうち、光化学反応性に乏しいメタンを除いたものをいい、光化学反応により光化学スモッグを引き起こす。非メタン炭化水素の発生源は、自動車排ガス、塗装・洗浄工場からの放出、石油タンクやガソリンスタンドからの揮発である。

↑環境関連用語解説より。

*大気中の炭化水素の大半はメタンです。ですね?

成田エアポートではこんなグラフがあります。
あとは専門家のお答えに期待して、おやすみなさい。

[211.132.33.176][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

6371. 2000年11月09日 02時22分09秒 投稿:かとう 
はじめて投稿させていただきます。いつもROMさせていただいております。
私は東京在住で子どもが5人おりまして、一人はちょっと喘息の気がありますので、
三宅島からのSO2には敏感になっておりました。
皆さんのお話は大変興味深く、参考にさせていただいております。
今でもほとんど毎日、東京都大気汚染地図情報のページを見ております。
そこで、一つ気になっていることがあるのですが、SO2でもメタンでもない、
非メタン炭化水素というものが、毎晩ちょうど今時分、真っ赤になる現象があります。
SO2あるいはメタンは火山噴火が影響して、東京が高濃度になることが多いようですが、
この非メタン炭化水素というのは、どういう物質で、なぜ、毎晩決まったように高濃度になるのか、どなたか教えていただけますか。
http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/cgi-bin/tokyokh/bunpu1/p101.cgi?nmhc==973701806=======1=
[203.165.186.97][Mozilla/4.7 [ja] (Macintosh; I; PPC)]

6370. 2000年11月09日 00時49分41秒 投稿:ポチ 
 [http://www.avis.ne.jp/~tsutsumi/kokuyo/kokuyo.htm]
黒曜石の水和層測定法ですか。あれは相対年代でしょう。
気温・湿度・土質・化学組成で水和速度はかなり幅がある
と、これはうろ覚えです。いずれにせよ、黒曜石は前期旧
石器には見られません。あんなに加工しやすいのに、昔か
ら不思議でした。ところで黒曜石はフィション・トラック
法で産地の特定ができますが、1万から1万2000年ほど前か
ら南関東に神津島産の黒曜石の流通が始まっています。
最古の遺物は約35,000年前の東京武蔵台X層文化から確認
されているようですが。(小田静夫著「黒潮圏の考古学」)
伊豆半島の河津はどうも流通拠点だったらしい。誰も指摘し
ていないようですが、神津=河津ではないか。
河津東小学校内に段間遺跡があります。

埋納というと、埋納銭とか埋納遺構とよく考えもせずに使い
ます。そういえば定義は何でしょう。人が意図的に器物など
を埋めること。古墳の副葬品などですね。
あるいは人は埋葬、物は埋納。これがいいかも。
[211.132.34.105][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

6369. 2000年11月09日 00時06分36秒 投稿:Hal.T 
6366ちばさん>
>たとえばどのくらいの期間、その石がそこにあったのかを知る方法はないのでしょうか

科学的にと言うより技術的に知ることはできると思います。
たとえば、その石の下面の土の状態(硬さなどレオロジー的な分析)でかなりの事がわかる
ような気がする。私、なぜか非破壊検査協会員です(超音波やX線のほうではないが)。

ただ、今までは人が発見した石器がほんとかい? なんてこと言ってシャッシャリでると、どつかれそうなもんで、この分野は誰もやってないのかな? でも、早川さんのHPにあったクロノ何とかみたいな研究に役立つかもしれないね。

このどでかい石ッころはいつからここにある! なんてのは。余裕が出たら共同研究しましょうよ。
[210.250.0.105][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

6368. 2000年11月08日 23時10分13秒 投稿:Cauli. 
6322自己フォロー。

「微動振幅の大きさがおおよそ30分毎に周期的に変化」は、伊豆大島のかつての火山活動でも観測された動きだという(毎日新聞)。

なお、本日9:40の三宅島火山観測情報第340号以降、「おおよそ30分毎」という具体的数値は削られた。一昨日と異なり生データは添付されていないためどうなっているのかは不詳。
[211.2.44.133][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]

6366. 2000年11月08日 22時01分56秒 投稿:ちば 
 [http://www.mainichi.co.jp/eye/feature/details/iseki/200011/05-1.html]
科学的にどうやって、インチキを見抜くかが、おおきな問題です。
怪しいということは、みんなわかっていても
そこにある嘘を科学的に証明することは難しかった。
だからこそ徹夜で監視をして、ようやくしっぽをつかまえた。

たとえばどのくらいの期間、その石がそこにあったのかを
知る方法はないのでしょうか
黒曜石の場合、水和層の厚さを測る方法が
あったかと思いますが
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

6365. 2000年11月08日 21時50分31秒 投稿:ちば 
 [http://www.mainichi.co.jp/eye/feature/details/iseki/200011/05-1.html]
みねさん
いつも書き込みをありがとうございます
お願いなのですが、
書き込みはあまり長文にならないように
テーマは一つに絞っていただければと
スレッドとして後で見やすいように
その場の流れとかTPOに御配慮頂ければと・
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

6363. 2000年11月08日 21時17分18秒 投稿:ちば 
 [http://www2s.biglobe.ne.jp/~aaihara/taka2.jpg]
ポチさん>
この↑写真も、埋め方が似ていますね。
とても50万年とかいうオーダーには見えない。
「埋納」という語はどういう意味なのだろう
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 [ja] (Macintosh; I; PPC)]

6362. 2000年11月08日 18時54分55秒 投稿:ポチ 
 [http://www2s.biglobe.ne.jp/~aaihara/archeology.htm]
6357;ちばさん

>ずいぶん前に
>野尻湖で石器を埋めた事件があったけれども
>埋めた本人はどうなったんでしたっけ

湖底から出土した尖頭器が、同じ信濃町の遺跡から出土して盗まれた
ものであったという事件ですね。1997年だったと思います。犯人は結局
わかりませんでした。

上高森遺跡スクープは、「夜明け前から発掘現場で張り込み取材を続けて
い」たと写真のキャプションに明記されていることからも、無人撮影では
ありえませんね。まず仮E層から作業に入ったのも、最古の出土を更新する
思惑があったものと想像できます。↑上高森遺跡付近のテフラ年代及び出土
石器。それにしてもこの発掘関連団体と研究者のホームページの閉鎖のすば
やいこと、余裕ですねえ。
[211.13.142.110][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

6361. 2000年11月08日 15時02分50秒 投稿:なべ 
 月曜日、部屋の毎日新聞を同僚の地学教師が「これもらってくよー」と持ち去った。昨日は彼が出張で不在、続報を読み、他の部屋で探して一昨日の毎日も読んだ。・・・・・・・
 とりあえず、明日の生物の授業をどうしよう。「人類の進化」なので、原人の説明をどうするか。あまりにタイムリー。
[210.251.23.185][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 95; Yahoo! JAPAN Version Windows 95/NT CD-ROM Edition 1.0.)]

6360. 2000年11月08日 14時49分51秒 投稿:ちば 
 [http://www.moriyama.com/sciencebook.96.5.htm#sci.96.5.05]
ピルトダウン 化石人類偽造事件
(フランク・スペンサー著 山口敏訳 みすず書房、7416円 
原題:PILTDOWN A Scientific Forgery, 1990)

森山さんによる書評
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 [ja] (Macintosh; I; PPC)]

6359. 2000年11月08日 13時53分06秒 投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/seminar/falsifiable.html]
6357ちばさんへ,

>それにしても、東京付近の新期ローム層中のATですら
>擾乱で上下に1m以上も拡散するのだから

これは,ロームはレスである教の教祖であるわたしにとって捨て置けない発言だ.
でも,いまいそがしいから,みのがしてあげる.
[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

6358. 2000年11月08日 13時40分46秒 投稿:みき@神奈川 
↓詐欺罪が一番近いのでしょうが、
今回のような発掘作業の場合、公共投資がされているのですから、
国民や県民からはそれなりの追求がなされる可能性があるのではないでしょうか。
そういう意味では、調査費を受領していた場合には横領罪が成立するのかしら?

調査費に対する損害賠償(民事になりますが)の訴追は、
いずれの県かのオンブズマンが将来的に検討することになるのでは?と思います。

いずれにしても、海外にまで波及したこの問題、
たった1人の”功名心”がもたらしたものにしては大きすぎると思います。

[202.32.150.2][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

6357. 2000年11月08日 13時19分31秒 投稿:ちば 
 [http://www.mainichi.co.jp/eye/feature/details/iseki/200011/07-12.html]
「犯行」ということには、いまの法律ではならないようです。
新たに、立法措置を検討中とのことですから、↑
ずいぶん前に
野尻湖で石器を埋めた事件があったけれども
埋めた本人はどうなったんでしたっけ
何かの犯罪になった、詐欺罪?

それにしても、東京付近の新期ローム層中のATですら
擾乱で上下に1m以上も拡散するのだから
数十万年前の石器が、一定の深さでひとかたまりで産出したとする
埋納という産状は、すべて怪しいのでしょうねぇ
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 [ja] (Macintosh; I; PPC)]

6355. 2000年11月08日 12時52分17秒 投稿:みき@神奈川 
発掘調査の休日を狙った、計画的犯行ですね。
前日まで、この遺跡で薄皮を剥ぐように土を掘っていた調査員の
皆さんが落胆しているであろうことは容易に想像できます。

これで、日本の考古学ファンも減るのかしら?

[202.32.150.2][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)]

6354. 2000年11月08日 12時41分07秒 投稿:ちば 
 [http://www.mainichi.co.jp/eye/feature/details/iseki/g/index.html]
この一連の5ページの20枚の写真を見ると
無人とは思えません。迷彩服でも着ていたのでしょうか。
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 [ja] (Macintosh; I; PPC)]

6353. 2000年11月08日 12時09分02秒 投稿:hotahota 
 [http://www.calib.org/]
>早朝から物陰でビデオを構えていた。
無人カメラです.
[158.215.75.11][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

6352. 2000年11月08日 12時04分43秒 投稿:早川 
 [http://infoweb.asahi.com/1108/news/national08010.html]
北海道・駒ケ岳が今年4回目の小噴火 ↑

なんだか心配.

[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

6351. 2000年11月08日 11時57分44秒 投稿:早川 
 [http://www.mainichi.co.jp/eye/feature/details/iseki/200011/05-1.html]
毎日11.5スクープ一面にある

▽おことわり 毎日新聞社は今回の取材に当たり、常時、開放されている遺跡の発掘現場に限定し、あらかじめビデオカメラと写真機材を据えて取材を行いました。考古学研究に極めて重大な影響を及ぼす行為の真偽を確認するには、発掘現場において本人の動静を確実にとらえることが不可欠と判断したためです。

を,ちばさんは読んでないのかな?

新聞紙面では,枠囲みされていて,たいへん目立ちます.
この「おことわり」の中身はかならずしも必要不可欠だとは思われません.もっといえば,不自然です.この「おことわり」が置かれたほんとの理由を知りたいと,私は思っています.
[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

6350. 2000年11月08日 11時47分48秒 投稿:ちば 
 [http://www.mainichi.co.jp/eye/feature/details/iseki/200011/05-1.html]
毎日新聞の大スクープの公表が遅れたのは、
本人に問いただしたりしていたのでしょう。

↑の3枚の写真は、明らかに狙って撮ったものですよね。これは
怪しいとみて、早朝から物陰でビデオを構えていた。
ポリ袋から出す穴に埋める踏み固める
それはこのように埋められていたらしい。

藤村氏が
自分で埋めて自分で発見しているのを以前から知っている人がいて、
かくかくしかじかなのでぜひ写真をとって発表して下さいと
リークしたのでしょうか

これまで見抜けなかったことが日本の大問題
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

6349. 2000年11月08日 09時27分54秒 投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/ogasaka/index.html]
hotahotaさん,

そうですね,「前期旧石器のねつ造」と言ってもいいですね.ただしそうよべば,発掘者の行為だけでなく,鑑定した人へまで(さらには学界へまで)今回の責任が及びますね.だから,わたしはそうよびたくない.

ところで,匿名の方は,某国立研究機関のかただったのね〜
わたし,知らないで書いちゃった.げっ

今度は,所属を知った上で書きます.

>どの遺跡がねつ造で,どれは本物なのか?
>藤村氏に良心があることを信じたいと思います.

は,ある文部教官による8月中旬の発言と似ていると思います.

>>At 9:48 +0900 00.8.17,
>> 希望的にも徐々におさまって欲しい.

私はこの発言にたいして,次のように返事しました.

>Date: Thu, 17 Aug 2000 10:03:12 +0900
>希望的観測をいま火山学者は述べるべきではないと考えます.
>あくまでも論理的に冷徹に判断をして,さらにはそれを迅速公開するべきだと考えま
>す.もし火山研究の進展だけでなく,防災を実現したいと欲するのであれば.


どちらも職業研究者としてあまりに無責任な発言だと私は思います.学界の存立を経済的に援助している社会への背信行為だとまで言ってよいだろう.

[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

6347. 2000年11月08日 09時03分59秒 投稿:hotahota 
 [http://www.calib.org/]
早川さん
ほたほたです.
>石器はねつ造されたものではありません.
言葉の使い方の問題ですが,「前期旧石器のねつ造」と言っても
いいと思うのですが・・・
埋めることによって時代の下った石器を「前期旧石器」にみせかけたのだから
これは立派な「ニセモノ」です.「ニセモノ」を作ったのだから「ねつ造」.
たしかに石器自体は全く変化していませんが・・・ちょっと悩むところですね.

ところで・・・
毎日新聞の方はここを見ていますか???
もし,よろしければ教えてほしいことがあります.
藤村氏が石器を埋める決定的瞬間を撮影してから新聞発表までに
タイムラグがありましたが,あれはどうしてですか?
決定的なスクープなのになぜ待っていたのでしょう?
[158.215.75.11][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

6346. 2000年11月08日 08時20分12秒 投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/ogasaka/index.html]
hotahotaさんへ,

石器はねつ造されたものではありません.
ホンモノの石器らしい.もちろん時代はずっとくだったものらしいが.

ねつ造されたのは「発掘」です.
毎日新聞11.5は,この点をきちんと正しく伝えている.
「遺跡」がねつ造されたと表現してもよい.

小鹿坂遺跡の遺構を説明会で見た限りにおいては,どこに遺構があるのか,ちっともわからなかった.ちっともわからないのに,大勢の見物人がありがたがって見ている図は,「はだかの王様」そのものだった.↑



[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

6345. 2000年11月08日 08時04分10秒 投稿:hotahota 
 [http://www.calib.org/]
名無しでごめん様

ほたほたです.この掲示版は諾名で書き込めたんですね,知りませんでした.
立場上名前をあかせない人だと想像しますが・・・あの人かな??

>火砕流が流れ下る間に,噴火直前の地表面(およびある程度の深さまで)に存在して>いた遺物を巻き込んだ”という可能性は否定できないからです.

これに関しては早川さんと全く同意見.噴火直前にあった石器が火砕流に巻きこまれてたまたま同じ場所同じ層準で見つかる可能性はないとはいえないものの,その確率は天文学的に小さいですね.宝くじにあたる可能性よりもはるかに小さな可能性しかないでしょう.

残りの可能性は早田(1989)が指摘したように遺跡部分だけが二次堆積物だったか,後世の人が埋めたかしかありません.

そこにあのニュースですからねつ造の可能性を考えるのは当然でしょう.
もちろん,遺跡部分だけが二次堆積物だった可能性がないとはいいません.念のため.
ただし,その場合は遺跡の時代論がかわってきます.

>藤村氏に良心があることを信じたいと思います.
私は藤村氏を知らないのでコメントしようがありません.

ところで・・・
石器はねつ造できるということは今回の事件でわかりましたが,
遺構はどうなんでしょう.土層を乱さずに遺構を後世の人間が作るというのは
不可能のように思えるのですが・・・
[158.215.75.11][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

6344. 2000年11月08日 06時35分55秒 投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/seminar/falsifiable.html]
6338への疑問.

▼「”火砕流が流れ下る間に,噴火直前の地表面(およびある程度の深さまで)に存在していた遺物を巻き込んだ”という可能性」

比較的容易に確率計算できると考えます.ご希望なら,わたしがやってもよい.べらぼうな低確率になると予想されます.

▼「藤村氏に良心があることを信じたいと思います」

そう思うのは個人の自由ですが,そういう人が多数派だったからこそ,このスキャンダルが発生しました.

▼「(氏がこれまでに関わったすべての遺跡について,科学的に検証がなされねばならないのは,当然でしょうが)」

 具体的方法が示されていません.わたしは,このことの科学的検証は不可能だと思います.できないことを「なされねばならない」と書くのは無責任です.

 すべての歴史学(考古学および正統派地質学を含む)は,究極的には科学足り得ないと考えます.「正しいこと」なんてない.あるいは,「正しいこと」があったとしても,それをそうだと証明することは,原理的に不可能だろうと考えます.

 この私の考えに関心をもたれた方は,ぜひ
「ローム層成因論の反証可能性と前進的研究プログラム」↑
をお読みください.


#6338意見は,匿名で語られるべきものではなかったと考えます.事件発覚直後の現時点では,発言者の社会的立場が明らかにされて,はじめて意味のある陳述です.

わたしはふつうこういう書き込みを無視しますが,この場合は捨て置けない(捨て置くとあとからよけい面倒になる)と判断しましたので,反論しました.
[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

6343. 2000年11月08日 06時20分52秒 投稿:さの 
 [http://www.metro.tokyo.jp/INET/ETC/SAITAI/HISAI/MIYAK309.HTM]
都災対本部第209報↑で、10/16-10/28の三宅島のSO2測定値の集計結果が発表されています。測定方法は、1)期間平均値の測定方法:分子拡散式サンプラー・イオンクロマト法、
2)期間最大値の測定方法:携帯式ガス検知器、となっています。
測定値にどのくらいの時空間代表性があるのか考えるために、より詳しいデータを出して
欲しい。
[210.165.70.107][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90)]

6342. 2000年11月08日 05時03分17秒 投稿:たかやま 
#6336 Cauliさま #6337 Asaさま

 昨日(7日)の関東は、午前中雨が降っていました。それも、気象衛星の赤外画像でやっとわかるような低い雲で降っていました。つまり、地上付近だけ対流があって、その上は安定していたと考えられます。
 また、850hPaの風は、9時も21時も弱いながら西風で、途中南になりそうな気圧配置でもありません。地上付近では、東風が吹いていました。

 そうしたことを考慮すると、三宅島から放出された亜硫酸ガスが、主力は東に流れていったが一部が地上付近に拡散し、地上付近の南東の風に乗ってやってきたのではないでしょうか。主力でなかったため、異臭事件には至らなかったのでしょう。


#6321 松島さま
 昨日は、居室が掃除のため使えない時間があり、冬から春にかけての天気図を眺めてみました。最新が1995年だったので、この年見てみました。春一番の時は、850hPaの風は南西になってしまい、おそらく関東に硫黄を含むガスはやってこないでしょう。南から南東になるのは、日本の上もしくは日本を挟んで低気圧が通るときです。こうしたときは、関東でも雨が降り、また南風の継続時間が短く、やはりやってきそうにありません。
 ただ、日本付近に寒冷低気圧が居座ると、南風が続きます。唯一、2日続けて南風となっていました。こうした気圧配置はめったにないです(私が見た範囲では1回だけ)。
[211.0.138.62][Mozilla/4.75 [ja] (Win95; U)]

6341. 2000年11月08日 02時59分39秒 投稿:ポチ 
 [http://www.city.chichibu.saitama.jp/09foram.htm]
秩父市制施行50周年記念「前期旧石器フォーラム」
   ー秩父原人 その時代と生活ー

そうか、この流れで小鹿坂遺跡の現地説明会が予定
されていたんだ。ビルツィンクスレーベン遺跡の研
究者の講演があるんだ。こちらはどうやら中止には
しないらしい。
[211.132.32.155][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

6340. 2000年11月08日 00時46分44秒 投稿:ポチ 
まず6327;備忘のための自己レス。関係者とは埼玉県埋蔵文化財調査事業団・常務理事の広木卓氏。11月6日のニュースステーションより。

発覚前の批判やほのめかしはたとえば角張淳一氏の石亭秘話第4回 前期・中期旧石器発見物語は現代のおとぎ話か
高知の縄文探訪の考古学日誌2000年8月10日の旧石器のクギなどを参照のこと。
なお東京遺跡情報2000によると、11月12日(日)に予定されていた小鹿坂遺跡現地説明会が中止になった模様である。
[211.120.79.5][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

6338. 2000年11月07日 20時49分14秒 投稿:名無しでごめん 
Re: 6320 ほたほた様

 早田(1989)論文の「座散乱木遺跡の遺物包含層は火砕流堆積物の可能性がつよい」というところを根拠に,座散乱木遺跡の遺物についてねつ造の可能性を指摘することには,少し疑問があります.

 早田(1989)-ほたほたさんが引用したものと同じ論文--には「・・・層準から遺物が出土したことが事実ならば,その遺跡は火砕流の流走中に下位の層準から取り込まれたものである可能性が高い.この場合,遺物は実際の位置より大きく移動していることが予想され,このような出土状態をそのまま考古学における生活面を示す通常の出土状態と同じように扱うことはできない」 とも書いてあることも,同時に示すべきでしょう.

 ”火砕流が流れ下る間に,噴火直前の地表面(およびある程度の深さまで)に存在していた遺物を巻き込んだ”という可能性は否定できないからです.

 どの遺跡がねつ造で,どれは本物なのか?
 藤村氏に良心があることを信じたいと思います.

 (氏がこれまでに関わったすべての遺跡について,科学的に検証がなされねばならないのは,当然でしょうが)

[150.29.131.91][Mozilla/4.04 [ja] (Macintosh; I; PPC, Nav)]

6337. 2000年11月07日 19時08分14秒 投稿:Ass 
久しぶりにSO2濃度が上昇していますね(そら豆くん)
8月末-9月初ほどではないけれど
東京湾岸と多摩地区、14:00-16:00。南風と共に。偶然ではないでしょうね
気象に詳しい方の解説、期待します
(綾瀬市役所は最近低濃度が続いているけれど、時系列を見ると欠測?こんな街には住みたくない)

6332,6333 早川さん
11/7毎日3面読みました
層序、テフラクロノロジー、まったく触れてないですね。まずいと思います
私がテフラクロノロジーという言葉を最初に知ったのは岩波新書?の「火山の話」という本だったでしょうか。当時なぜか怡土火砕流に関心を持っていました
日本は火山のおかげでいい物差しを持っているのですね
石器の年代はそれが散発的に土中から発見された場合にはその地層の年代で決めてよいと思いますが、今回のように掘りくぼめたところからまとめて埋納した形で出たものについては一層の検討が必要ではないでしょうか
そもそも、まとめて埋納ということ自体が疑わしいのかも
年代がどんどんさかのぼって、日本が旧石器発祥の地になり兼ねない勢いに、かすかな違和感を覚えていたのですが、まさかこんなことになるとは…
藤村氏が出す石器はきれいすぎるという疑問もあったようですが、今後は出土時に土を洗い流さず付着した土の状態を観察したり、成分を分析することも必要ではないでしょうか
[202.219.233.32][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows 95)]

6336. 2000年11月07日 19時04分30秒 投稿:Cauli. 
 [http://www.kishou.go.jp/miyake/jyoukyo/1106.pdf]
東大地震研中田教授によると、10月末から三宅島上空からの火口観察は毎日から週3日体制となり、悪天中止もあって観測がはかどっていない由。

地調によると、6日の(1週間振りに行なわれた)ヘリ観測で「スオウ穴西側壁が陥没火口側に少し崩壊」ことが確認されたとのこと。山に動きがあるようなのに、観測体制縮小はもどかしい。気象庁自前のヘリでなく他省庁(防衛、海保)・自治体(警視庁、東消)頼みの限界か。ただし、地調は10月下旬に各種観測機器を島に持ち込んだとのこと。


きょう午前中、岐阜県三重県で二酸化硫黄濃度が最大0.08ppm(80ppb)程度まで上がっていましたが、午後には下がってきました。東京・多摩地方でも16時頃0.03ppm程度まで上がっていましたが、17時には下がり気味となっています。
[211.128.227.106][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]

6335. 2000年11月07日 12時37分27秒 投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/ogasaka/fujimura/index.html]
めめさんへ,

どなたかは存じませんが,この事件をそのようなステレオタイプの批判で片づけてほしくないと感じます.

私の緊急声明↑をお読みいただけましたか?
ご感想をいただけたら幸いです.
[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

6334. 2000年11月07日 12時01分44秒 投稿:めめ#キリギリス状態 
 [http://news.bbc.co.uk/hi/english/world/asia-pacific/newsid_1008000/1008051.stm]
世界の笑い物? この国にしてこの醜聞。 現代日本を象徴してる事件のように思います。
 政官財労はもとより、学も緊張感を喪失してしまってることを露わにしてしまったてことでは?
[211.7.222.101][Mozilla/4.76 (Macintosh; U; PPC)]

6333. 2000年11月07日 10時45分12秒 投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/ogasaka/fujimura/index.html]
私のページに置きました↑

「旧石器発掘ねつ造スキャンダルと日本の前・中期更新世火山灰層序」
[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

6332. 2000年11月07日 09時35分47秒 投稿:早川 
 [http://www.mainichi.co.jp/eye/feature/details/iseki/200011/06-04.html]
おとといの毎日新聞スクープは,たしかに立派な仕事です.
きのうもきょうも,各紙が社説とコラムで言及している.
それくらい,注目度の高い重要なニュースです.

しかしけさの毎日新聞三面の記事はいけない.
行き過ぎた暴走だと思う.
なぜいけないか,いまから準備して説明します.

この掲示板をみにきてらっしゃる火山に関心を寄せる毎日新聞のかたへ,
遺跡ねつ造スクープ班のかたにこの掲示板を見るように言ってほしい.
わたしがここで説明するのは,いまから一時間後くらいをめやすにしてください.
[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

6331. 2000年11月07日 08時38分42秒 投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/ogasaka/index.html]
私の「秩父の小鹿坂遺跡 2000.2.26現地見学会」写真レポート↑

「うわさ」の存在は知っていましたが,うぶな私はこうやってレポートしました.乞うご批判.

なおこのスキャンダルは,たしかにピルトダウンに匹敵する学術スキャンダルでしょう.ただし,影響が及ぶのは考古学界だけで,火山学界への影響はありません.テフラ層序と年代決定には影響ありません.影響あるとすれば,前期旧石器ブームからおこぼれで研究費が来そうになった人にとって,それが消えることくらいか.(わたしは無関係者だよ〜ん)



[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

6329. 2000年11月07日 08時15分28秒 投稿:さの 
 [http://www.kishou.go.jp/miyake/jyoukyo/1106.pdf]
↑この微動振幅の約30分毎の周期的変化は、だんだん周期が短くなっているようですね。
また、全振幅が10/30PMから11/06AMまで漸増していますね。
[210.165.70.223][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90)]

6328. 2000年11月07日 06時45分53秒 投稿:早川 
1)微動の振幅30分変化
(みようによっちゃ,25時間周期もありそう)

2)火口底の高温化

二ヶ月間の停滞をうち破って三宅島が変化しようとしている??

[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

6327. 2000年11月07日 04時37分18秒 投稿:ポチ 
 [http://www.saitama-np.co.jp/main/tokusyu/ogasaka/hakken.htm]
第一声は「あったぞー」小鹿坂遺跡

埼玉ミューズパーク内の長尾根遺跡と小鹿坂遺跡、わたしゃ行ったよ、説明会。
出土した石器も見せていただきましたよ。関係者によると、当時用意した宿舎は
現場から15q離れていて、自由に使用できる車もなかったから大丈夫だという。
無邪気なのか、無邪気でなくてはやりきれないのか。
しかしこの手の疑惑で完膚なきまでに暴かれたことは珍らしい。
ここできちんと検証しなければ、日本の旧石器時代研究は世界の信用を失って
しまう。頼むよ。
[210.159.216.108][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

6326. 2000年11月07日 03時05分15秒 投稿:たかやま 
#6319 M&Mさま

 実は、私もこれ以上の知識を持っていません。

 そもそも、長期的に観測データに変化がある場合、平均をどうとるのが適切かというのはなかなか難しい。そこで、30年平均を用いているのだと思います。観測地点が変わったりとかしますから、他によい方法がないのだと思います。
[211.0.138.62][Mozilla/4.75 [ja] (Win95; U)]

6325. 2000年11月07日 01時37分47秒 投稿:げし 
産経新聞ニュース速報から

火口付近の温度は300度。三宅島観測で気象庁が発表。これまでの最高は約250度、活動に変化が生じた可能性も。(00:48)
=====================
だんだん高温が観測されるようになってきましたが、はたしてその意味は?
[133.11.230.162][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows 98)]

6324. 2000年11月07日 01時02分59秒 投稿:みね 
北山に たなびく雲の 青雲の 星離れ行き 月を離れて[持統天皇]

連休にプラネタリウムに行き、木星が見えると教わり、実際に見ました。

[210.238.141.176][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; MSN 2.5; Windows 98)]

6323. 2000年11月06日 19時43分11秒 投稿:Cauli. 
 [http://www.pref.gifu.jp/s11142/seikatu/teleme/]
岐阜県保健環境研究所↑。19時現在、笠原0.075ppm、中津川0.073ppmとそらまめ君スケールで緑レベル。静岡・愛知がデータ発表してないのが痛いなぁ。
[202.233.211.247][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]

6322. 2000年11月06日 19時36分58秒 投稿:Cauli. 
 [http://www.kishou.go.jp/miyake/jyoukyo/1106.pdf]
三宅島火山観測情報第337号↑、「11月3日頃から、微動振幅の大きさがおおよそ30分毎に周期的に変化している状態が続いています」って何だろう?

雄山上空約1000mの今夜から明日の風向:南東、風速:4〜6m
[211.128.226.183][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]

6321. 2000年11月06日 16時09分26秒 投稿:松島 
他にもコメントしたいことがありますが、時間がないのでこれだけ。

6290 たかやまさん
>来年の春先の春一番の南風でも、関東に硫黄を含むガスはやってきそうにありません。梅雨の後半、太平洋高気圧が強まるまで、異臭騒ぎは起こらないと思います。

春一番のように南から暖かい風がやってくる場合、陸上に冷気が溜まっていて暖かい空気がその冷気に乗り上げてしまうようなときは大丈夫でしょう.
でも、温風が陸上の冷気をさらってしまうような時は要注意だと思います.風速も大きいので対流混合が盛んになると思います.
それから、春には地上が強い日射で温まった時に、上空に寒気が入ってとても大気が不安定になることがあります。当然,対流混合が強くなります。
にわか雨や雷雨、ときにはひょうが降る場合がこれに当たります.
春の関東地方ではこういうことが多いので要注意だと思います.
[130.34.125.208][Mozilla/4.75 [ja] (Windows NT 5.0; U)]

6320. 2000年11月06日 14時14分33秒 投稿:hotahota 
 [http://www.calib.org/]
RE:6318 ほたほたです.
たしかに,たいへんなスキャンダルです.
早田(1989)に「座散乱木遺跡の遺物包含層は火砕流堆積物の可能性がつよい」,と書いてありますので,座散乱木遺跡の石器もねつ造の可能性が大きいですね.

早田 勉 (1989) テフロクロノロジーによる前期旧石器時代遺物包含層の検討−仙台平野北部の遺跡を中心に−.第四紀研究 ,28,269-282.
[158.215.75.11][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

6319. 2000年11月06日 11時13分25秒 投稿:M&M 
 [http://web.kyoto-inet.or.jp/people/taki-ryo/datacenter/normals/index.html]
6299:ちばさん,6303:Cauliさん,6305:へちゃさん
たぶん,たかやまさんが詳しいはずですが.補足よろしく.
来年から気象の平年値が変わるはずですよね↑.
現在は1961年〜1990年までの30年間の平均値を使用していますが,2001年1月1日からは1971年〜2000年までの30年間の平均値を使用するようになると思います.解説のページで良いのが見つからないのですが,例えば参考に,
http://www.kahoku.co.jp/News/2000/07/20000722jy_01.htm
など,どうでしょう.

気温でについて言えば,(ヒートアイランドの都心部などは特に)ここ十年(1991-2000)の気温影響が平均値にも反映されます.「今日の気温は平年値より何度高い」などのアナウスを聞く場合にも注意が必要でしょう.

[133.11.109.247][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.5; Mac_PowerPC)]

6318. 2000年11月06日 06時59分20秒 投稿:早川 
 [http://www.mainichi.co.jp/eye/feature/details/iseki/200011/05-15.html]
↑この疑いは,水面下では,ささやかれていましたが,これはまあその,ちょっとあの,たいへんだあ〜.

[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

6317. 2000年11月06日 03時59分24秒 投稿:たかやま 
#6312 Cauliさま #6311 へちゃさま

 大手町の合同庁舎一帯は、昔は全て気象台の敷地だったという話を聞いたことがあります。

 で、気象台は普通、建てられた当時は郊外にありました。私が勤務したことがある札幌の
気象台も、設立当初は町はずれにありました。それが都市化により、住宅に囲まれ、高いマ
ンションが建ち、ゾンデの風船がひっかかる心配すら出てきました。レーダーも、気象台の
ところにあったのですが、山の上に移転しました。
 鹿児島も、移転前のところでは、マンションが建ったため、桜島の噴石の観測に障害がで
ていました。昔は、地上から桜島南岳が見えたそうですが、私が勤務している頃には、もう
全く見えなくなっていました。建物が手狭で、地震計室が1階にあり、記録紙交換中に爆発
地震に気づき、4階まで走って上がったことが何回かありました。

 現在、庁舎の建て直しは、単独で認められることは少なく、もともと敷地の広い気象台の
ところに合庁が建つという場合がよくあります(鹿児島は別のところですが)。そうなると、
風はいかんともしがたいですね。もともと、「風」は測るのが一番難しいですね。いろいろ
影響が出やすい。
[211.0.138.62][Mozilla/4.75 [ja] (Win95; U)]

6316. 2000年11月06日 03時21分39秒 投稿:ちば 
 [http://www.geo.chs.nihon-u.ac.jp/tchiba/usu/horst_and_graven.jpg]

有珠山西山火口付近の断層群(2000/11/4撮影)
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

6314. 2000年11月05日 21時07分17秒 投稿:ちば 
 [http://www.geo.chs.nihon-u.ac.jp/tchiba/usu/horst.jpg]
地球温暖化のせいかどうか、わかりませんが
(いったい、どうやったら、そうといえるのだろうか)
有珠も暖かで、セーターいらずでした。

金比羅のふたつの火口(KA、KB)は、活発に水蒸気爆発を継続中で、
角張った泥団子を周囲に爆発的に吹き飛ばす活動をしていました。
炸裂型というのでしょうか、花火大会の時のような空振音と
バシャンとかグワーンという音が繰り返し聞こえました。
金比羅火口の写真

西山の火口(残るはN12だけ)は、すっかりおとなしくなったのか
ピンク色の火口底の地割れから、
勢いよく高温の蒸気を吹き上げるばかりでした。
西山火口の写真

最大で60m隆起した、西山火口周辺では
無数の断層が並走し、国道が階段状にずれた様子も
見ることができます。
階段状の国道の写真
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

6313. 2000年11月05日 21時03分58秒 投稿:みね 
 [http://www.hokkaido-np.co.jp/]
北海道新聞HPさんの、↑
有珠山関連には、
有珠山噴火 2000年秋(2000年10月3日〜8日朝刊掲載)と、
有珠山噴火半年 温泉街100人の声から(2000年10月3日〜14日朝刊掲載)とが、最近掲載されています。

6266.みね で、11月1日の予知連についてご紹介しました。
>一連のマグマの活動は終息しつつあると考えられますが、、、
という火山活動についての統一見解でした。
生活や経済活動の復興についての、ご苦労が続いていらっしゃるようです。
[210.238.172.227][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; MSN 2.5; Windows 98)]

6312. 2000年11月05日 20時43分24秒 投稿:Cauli. 
へちゃさん>
>実際には100m近い高さで測っているところもあります.

え゛ー。そりゃひどいなぁ。地震計も100m近い高さにあったりして(そんな阿呆な)。

でも、気温や地震はいいけど、風向風速となると周囲の影響から逃れられないから、合同庁舎の敷地内に塔を立てて観測というのも難しいですよね。本庁(大手町)もたぶん(40mくらいでしょうけど)庁舎屋上で観測しているに違いない。

かといって、移転前の敷地は売却しないといけないだろうし、そのときに観測塔だけ残しておいて近隣にそれより高い建物建てちゃ駄目よという条件をつけるわけにもいかない。土地の有効利用に反するとかいって合同庁舎化されるのはかなわんなぁ。

合同庁舎といえば、大手町の第一・第二合同庁舎もブロック機関のさいたま新都心移転で売却するという話を聞いたことがありますが、あそこに高さ100mなんてビルを建てた場合、本庁での風向風速観測は大丈夫なのだろうか。
[210.136.245.235][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]

6311. 2000年11月05日 20時25分20秒 投稿:へちゃ 
6310Cauliさん
そういう前向きな移転なら良いのですが,現在のところ,複数の国の機関と庁舎を同じくするための移転が多いようです.距離にして何q,標高差にして何m以内は統計を接続して良いとの指針があるはずです(具体的な数値が分かりません)が,細かな決定は数年間の観測記録を見て決めるそうです.

それでも,風速が切断されるのは,高いビルの上に風速計が設置されることによる,数値の異常な増大です.風速の観測は原則,地上高10mというのはご存じと思いますが,実際には100m近い高さで測っているところもあります.こういうのは比較にも困るのです.
[210.236.130.53][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)]

6310. 2000年11月05日 18時35分03秒 投稿:Cauli. 
6305へちゃさん>
風速の場合は、気象官署(観測点)そのものの移転だけでなく周囲の都市化も影響しそうですね。移転した方が(連続性は失われても)より妥当な観測ができることもあるかも。
[202.248.11.168][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]

6306. 2000年11月05日 17時04分14秒 投稿:みね 
 [http://www.earthcape.ne.jp/users/sobetsu/]
区立図書館本館で、昭和新山の写真集を見てきました。

昭和新山生成50周年記念写真集「麦畑山ヲ生ス『麥圃生山』」
企画、編集、発行 昭和新山生成50周年事業実行委員会(お問合せは壮瞥町)
平成6年11月25日、頒価 1,500円、112ページ

ほとんどが写真ですが、末尾には10人の方の回想記や年表などがあります。

北海道壮瞥町HPさんから、↑
昭和新山のページを、ご紹介します。

なお、壮瞥町さんは今年7月には四十三山(明治新山)噴火90周年事業を開催されました。
[210.255.3.176][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; MSN 2.5; Windows 98)]

6305. 2000年11月05日 16時42分49秒 投稿:へちゃ 
Cauliさん
>平年値がなくても準平年値があればそれを使うとか、

アメダスは21年の観測値を持ち,準平年値は使用できると思いますが,最近の頻繁な気象台移転は,過去記録との比較を難しくしています.特に風速は問題で,東京,大阪,仙台,札幌,金沢,広島,鹿児島など,主要な都市の風速観測値はほとんど1980〜1990年代で切断しています.これらの地点では「100年に1度の大風」という言葉が意味をなしません.

データを使う立場からは非常に困る点です.
[210.236.130.5][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)]

6304. 2000年11月05日 15時52分16秒 投稿:ちば 
そうですね、少しかきすぎかな

一般的に、標本数が少ないときは、
確率論的には言えないということは
よくあると思います。
平面的な広がりをもったものだから
ある程度は隣接地点から内挿できるので
異常気象かどうかで
そういうケースはあまりないとは思いますが、・・

砂防の仕事で雨量の想定で
100分の1超過確率雨量を
計算するときには、観測期間が短い観測点は
除外するのが普通です。
(正規確率紙にプロットして1%点を
規定するのですが、点が少ないと定まらないわけです)
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

6303. 2000年11月05日 14時59分21秒 投稿:Cauli. 
6299ちばさん>
>気象が確率現象ならば、観測期間がのびれば
>一定の割合で異常気象が発生することになり

これ↑は正しいけれど、これ↓は正しくないような感じがする。

>一方30年経つまではどんなにすごくても異常気象ではない


6298ポチさんが書かれた「気象要素が正規分布する場合には平均値から標準偏差の約2.2倍以上偏った場合」とかがそれで、平年値がなくても準平年値があればそれを使うとか、移転前の観測点(均一性が失われたときは平年値計算期間には算入しない)とか付近の観測点とかから推測される平均値から一定離れたときは、異常とみなすのが妥当だと思います。
[202.248.11.137][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]

6302. 2000年11月05日 13時43分26秒 投稿:ちば 
 [http://www.kishou.go.jp/pub/book/ijyou_report/ijoukishou.html]
気象庁発行の異常気象のレポートは
政府刊行物センターで購入できるようです。

第四紀の海水準変動は決して異常ではない
地球はそういうものだと思わなくてはいけない
かつて人間の営みなどなくとも、
地球は温暖化もし寒冷化もした
ではないか。

産業革命以来のCO2の放出が
加速していることは間違いないけれども
それを防いだところで
ミランコビッチサイクルにのっとった海面の上昇を
押さえられるという保証はない。
ということを理解しておく必要はあるだろう。
[202.32.150.2][Mozilla/4.7 [ja] (Macintosh; I; PPC)]

6301. 2000年11月05日 13時34分17秒 投稿:へちゃ 
と言いますか,台風の上陸記録が現在の基準で決められるようになった(多少,正確さに問題もあるらしい)1951年以降で3回目(1984,1986,2000年)ということで,さほど珍しくないということになるのでしょうね.いずれの年も,台風は上陸寸前まで接近したものがあり,上陸の有無は問題にされていないのかも知れません.

なお1990年には台風26号が11月30日に和歌山県白浜に上陸しており,ひょっとすると,まだ可能性はあるのかもと.
[210.236.130.14][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)]

..end