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ある火山学者のひとりごと 7100-7199


7199. 2001年03月04日 11時25分34秒 投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/volcanoes/mikura.html]
さのさん,おひさしぶり.

おや,玄武岩ですか?
マグマだまりの大きさは10立方kmとか30立方kmとか,ということらしいけど…

黒瀬海穴って,いつどうやってできたんかんかねえ.
陸上では,八丈島の2万8000年前.

どうやら,地質学者は知りすぎてしまったようだ.
少なくとも現代政治の上をいってしまっている.
[133.8.33.195][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

7198. 2001年03月04日 09時46分35秒 投稿:さの 
>7197 Cauliさま(お久しぶり)

1km2厚さ40cmくらいの玄武岩体の温度が、摂氏20度100mm位の雨の蒸発でどの位下がるか
概算すると3〜4度といったところでしょう(玄武岩の比熱-700J/kg.deg、比重2.5としました)。
この程度で固まるかしら?
ところで、私しゃロンドンの下町の頑固親父のようなもんで、Jはどうも苦手。
そのうち、低ジュール食なんていうようになるんですかね。
[202.224.149.89][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90)]

7197. 2001年03月04日 00時45分15秒 投稿:Cauli. 
7194村松さん>
>梅雨の雨で火山ガスが溶け込み、かつ、ガスの出口を地下水となってふたをして、ガスが止まる可能性もある、という話です。

うーん。溶けた分一時的にガスの放出量が減ることは想定されますが、飽和した分は大気中に出てくるわけで、「止まる」ためにはまた別の要因が必要なような。

むしろ、雨の気化熱により山が冷やされ、マグマが固まって対流が止まるという可能性はないかしら。定量的検討は全然してないんですけど。
[211.2.44.121][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]

7196. 2001年03月03日 22時25分23秒 投稿:なべ 
>この花粉というもの、小さくて見えないから困る。
>スギ花粉着色スプレーとかが、あれば対応がとりやすいのに。

あれ、見えませんか?私の近所では、吹き溜まりに黄色く積もった花粉がしばしば見られます。火曜日には、車のフロントガラスが花粉で曇っていました。何しろまわりは杉林だらけ。ひどいときは、梢から花粉の飛び散るのが煙のように見えます。
[210.251.14.89][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 95; Yahoo! JAPAN Version Windows 95/NT CD-ROM Edition 1.0.)]

7195. 2001年03月03日 20時23分09秒 投稿:ちば@花粉症 
 夕べ、帰宅して夕刊を開いて読んでいたら
突然、スギ花粉症の発作。鼻、喉、目、耳に
重い症状が出て、たいへんでした。
 新聞受からはみ出し、漏斗状になっていた夕刊が
大量のスギ花粉を捕集し、読もうとした瞬間に
顔前に飛散、一気に吸引してしまったのではないかと
想像しました。
 この花粉というもの、小さくて見えないから困る。
 スギ花粉着色スプレーとかが、あれば対応がとりやすいのに。
[210.166.70.122][Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)]

7194. 2001年03月03日 07時50分40秒 投稿:村松@東北大 
7191Cauli.さん:
#歌田さんですか。早川さんありがとうございました。

NHKでの火山学者アンケートでガスが止まるまでの期間の話の中ででてきたものです。
梅雨の雨で火山ガスが溶け込み、かつ、ガスの出口を地下水となってふたをして、ガスが止まる可能性もある、という話です。

なお、前の計算は、あくまでも平衡論的立場です。速度論的立場をとると、ガスの溶け込む速度はそんなに大きいものではないので、苦しいのではないかしら。
また、火口の温度は依然200℃程度あるようですから、雨による全排出ガスの吸収は期待できないのではないかしら。
[130.34.31.136][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

7194. 2001年03月03日 07時50分40秒 投稿:村松@東北大 
7191Cauli.さん:
#歌田さんですか。早川さんありがとうございました。

NHKでの火山学者アンケートでガスが止まるまでの期間の話の中ででてきたものです。
梅雨の雨で火山ガスが溶け込み、かつ、ガスの出口を地下水となってふたをして、ガスが止まる可能性もある、という話です。

なお、前の計算は、あくまでも平衡論的立場です。速度論的立場をとると、ガスの溶け込む速度はそんなに大きいものではないので、苦しいのではないかしら。
また、火口の温度は依然200℃程度あるようですから、雨による全排出ガスの吸収は期待できないのではないかしら。
[130.34.31.136][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

7193. 2001年03月03日 05時50分33秒 投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/miyake/index.html]
あ,村松さんが歌田説批判を展開したことを非難したのではありません.

三宅へのこれまでの私のかかわり上(↑),わたしはいまそういうことを控えていると申し上げただけです.学者同士の討論が公開の場で行われることはたいへんよいことだと思います.

[210.145.194.241][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows NT 5.0)]

7192. 2001年03月03日 05時46分16秒 投稿:早川 
歌田さんの専門は地球電磁気学です.
これ以上は,お答えできません.

わたしは公開の場で他者の学説を批判することは,極力しないようにしています.
だまっているやつより,どんなんでもいいから発言する学者のほうが私は好きです.
[210.145.194.241][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows NT 5.0)]

7191. 2001年03月03日 00時53分36秒 投稿:Cauli. 
7188村松さん>
>どっかの東大教授が述べてましたが、火山ガスが梅雨の雨に溶ける?

溶けることの意味(それによりもたらされる効果)がよくわかりません。亜硫酸の雨が島に降って建物などに悪影響を及ぼす懸念でしょうか?


>すると、毎時1.2(0℃で計算)〜5.9mm(50℃で計算)の雨(29〜140mm/日の雨)
>が降れば、飽和溶解度に達する、というものです。これはありうる数字なのか、どう
>なのか私にはわかりません。

雨量自体は、充分あり得る数値ですね。
[210.136.242.215][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]

7190. 2001年03月02日 23時41分18秒 投稿:桜島近くから木下 
 [http://www-sci.edu.kagoshima-u.ac.jp/volc/gas/]
突然ですが、
私達(*)は三宅島・桜島・薩摩硫黄島の噴煙と火山ガスについての論文資料集を計画しています。昨年夏以来、このページでの沢山の情報や白熱した議論を大変参考にさせて頂きました。そこで、
この論集に皆様からの寄稿を頂ければ、1つのよりまとまった記録になるのではないかと思い、自由な御寄稿をお願いする次第です。
勿論、正規の学術雑誌や学会発表の方法はありますが、もっと気軽に科学的記録や考察を覚書として残しておく1つの機会になればと思います。
これまでの発表論文も含めて全体としてA4サイズの150ページ程度を数百部印刷し、関係者や関心のある方々に(できるだけ無償で)配布したいと思います。
2頁から10頁程度のカメラレディの原稿を、emailの添付ファイルか郵送で、3月15日までにお願いします。その前に、ご連絡頂ければ幸いです。
* 鹿児島大学噴煙火山ガス研究グループ(木下・金柿・飯野・戸越・小山田)

木下紀正 (鹿児島大学 教育学部 )
kisei@edu.kagoshima-u.ac.jp
Tel 099-285-7803
鹿児島市郡元1-20-6 (〒890-0065)
[163.209.82.31][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

7189. 2001年03月02日 23時31分49秒 投稿:みね 
 [http://hakone.eri.u-tokyo.ac.jp/kazan/jishome/VSJ1.html]
>7185.早川 さん
>・・・ 観測すれば予測 ・・・

日本火山学会HPさんは、↑
有珠山2000年噴火報告−火山との共存の道を探る−を掲載されています。
有珠山での「観測と予測」に関連するご報告を、興味深く読ませていただきました。
早川さんや千葉さん達は、ご存知のページと思いつつ掲載します。

[210.251.3.30][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; MSN 2.5; Windows 98)]

7188. 2001年03月02日 23時18分02秒 投稿:村松@東北大 
7185早川さん:

どっかの東大教授が述べてましたが、火山ガスが梅雨の雨に溶ける?
ちょっと疑問に思ったので、計算してみました。データブックを見ればわかりますが、二酸化硫黄の溶解度は、
22.8g/100ml(0℃)、4.5g/100ml(50℃)
です。火口が2kmの円で、毎日20000tの二酸化硫黄が排出されており、火口に降った雨全部が全部の二酸化硫黄の吸収に関わると仮定すると、いったいどれだけの雨(最小値と思われる)が必要なのか、を計算しました。
すると、毎時1.2(0℃で計算)〜5.9mm(50℃で計算)の雨(29〜140mm/日の雨)が降れば、飽和溶解度に達する、というものです。これはありうる数字なのか、どうなのか私にはわかりません。
なお、硫化水素は、0.672g/100ml(0℃、温度が上がると溶解度は減ります)ですから、硫化水素排出量が二酸化硫黄の排出量の1/4の5000t/日と仮定すると、少なくとも毎時10mmの雨が必要になります。のべつまくなし降って全部ガスを吸収すると仮定しての話です。
#火口を2kmの円と仮定しています。あしからず。
[211.10.64.124][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows NT 5.0; DigExt)]

7185. 2001年03月02日 19時33分38秒 投稿:早川 
NHKアンケート報道

・データが少ないから判断できない
・観測体制を充実させる必要がある
の結論は,あまりに安易で,世論を一方向に誘導したい意図をかんじる.

三宅島の近未来を予測できないのは,データが少ないからではないとわたしはお
もう.きょうのNHKの報道は,観測すれば予測できるようになるの誤解を視聴者
に与えている.いくら観測しても,今の三宅島の近未来は,原理的に,予測でき
ないのではないか.

すくなくとも石原が言う意味での予測が不可能であることは論証可能だ.
[210.145.194.241][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows NT 5.0)]

7184. 2001年03月02日 18時29分32秒 投稿:村松@東北大 
7182みやぎさん:
青いというか、色が薄くなる、という感じです。
不飽和炭化水素には色が着いていますが、飽和炭化水素には色がついてないのと同じような感じだと思います。
[130.34.31.136][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

7183. 2001年03月02日 15時33分59秒 投稿:haruna  
 [http://liftoff.msfc.nasa.gov/realtime/JTrack/Spacecraft.html]
7174:ちばさん

http://www2.satellite.eu.org/sat/seesat/Mar-2001/0000.html
によると、ミールの高度が110〜100kmあたりでアンテナとソーラーパネルが燃え尽き、
90〜80kmで全体の破壊が進み、50〜40kmで分解を完了し、ほとんどの破片が焼失し、
最終的には約1,500個の破片、20〜25トンが6,000km×200kmの着弾域に到達するだろ
うという見通しのようです。
わたしいま日経しかとっていないので、全国紙などでこうした解説が見られたかどうか
わかりません。文部科学省の関連ページでも↑J-Trackはリンクして欲しい。
まさか探しだせなかったわけではなかろう。
[61.114.203.82][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

7182. 2001年03月02日 12時10分37秒 投稿:みやぎ 
 [http://www.gsj.go.jp/~imiyagi/Works/Event/]
7157:村松さま:
「ゴム中の不飽和結合に酸素が導入(酸化)されると青っぽく見える」という現象は、
わりと一般的なのでしょうか?いまいち実感がわかないのですが、、。
[150.29.139.141][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

7181. 2001年03月02日 12時10分15秒 投稿:ちば 
 [http://www.cnn.com/2001/TECH/space/02/27/jupiter.IO.flyover/index.html]
阿蘇の硫黄よりもやはりioの硫黄でしょう

Scientists are intrigued by the size of Io's mountains, which are not volcanic. Considering the intense heat of the surface -- up to 2,800 F (1,538 C) -- they would expect the surface to be liquid or soft with few topographical features.

「イオ」の新しい写真には
オレンジ色の溶岩湖が写っています。
温度が2,800 Fというのはすごい
[202.32.150.2][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

7180. 2001年03月02日 11時20分03秒 投稿:なべ 
>この山上の観光業者って、硫黄を売ってるひとたちかなあ
>ためしに「この硫黄はどこのですか」と聞いたら
>「あそこの火口からとってきたのだ」と火口を指差して胸を張ります。
>(目をそらしたしともいたけど)
>ちょっと目にはどこにも硫黄が見えないので、訝し気にしていると
>「ここからは見えない陰の方にあるんだよ」と念をおしてくれる。
>「この柵からむこうは立ち入り禁止ではないのか」というと
>「おきゃくさんたちはねぇ、わしらは別だ」とのたまわれた。
>もしこれが本当ならば、防災上大問題なのだが
>柵の向こう側に足跡は見当たらなかったことを申し添えておこう。

4年前に修学旅行で行ったとき、同僚が「記念だから」って硫黄を買いました。私は、周囲の目を気にしながら、あちこちで石拾いをしました。確かに、売ってるような硫黄は見当たりませんでした。
[210.251.23.74][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 95; Yahoo! JAPAN Version Windows 95/NT CD-ROM Edition 1.0.)]

7178. 2001年03月02日 10時20分52秒 投稿:早川 
東京都は,三宅島での夜間滞在を3月中に再開すると公表しています.

この夜間滞在は,次のような経緯で決まったという情報があります.

1)火山専門家が,24時間体制の観測実現を気象庁に強く要求した.
2)気象庁が,それを東京都副知事に提案した.
3)都知事が,23日(金曜日)記者会見で公表した.

夜間滞在を実現するために,東京都職員・三宅村職員・東電職員・NTT職員などがま
もなく島に入ります.

なお3月中に実施するのは,観測目的の他に年度末効果もあるだろうとの見方が一般
的なようです.

住民には,まだ一時帰島すらも許されていませんが,
明日,首相・副知事・村長などがマスコミ70人を引き連れて島に入ります.
[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

7177. 2001年03月02日 07時06分11秒 投稿:sai 
#7173. ちばさん #7176. toshiさんへ

炭酸塩を利用するのですか。 勉強になります。
効率を上げようとすれば 大型になりますね。

現在 光触媒の蛍光灯でテスト中。
[211.19.85.15][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

7176. 2001年03月01日 23時34分01秒 投稿:toshi 
 [http://www3.omn.ne.jp/~hiwatasi/index1.htm]
>7172saiさん、阿蘇の空気清浄機は単純な吸着剤タイプだと推測します。SO2ガスは炭酸カリウムを坦持させた活性炭で除去できます。完璧を期する場合はそれに亜硫酸ガスを酸化させる過マンガン酸カリウムも担持させたものが用いられます。その辺の製品は下記に出ています。
http://www.puretec.co.jp/
また、その辺りの技術は日本空気清浄協会(JACA)に行くと良いでしょう。
http://wwwsoc.nacsis.ac.jp/jaca/event/past/tm17p.htm
http://wwwsoc.nacsis.ac.jp/jaca/event/event.htm

このような吸着剤とDOP(フタル酸エステル)を使用しないで製造されたHEPA(粒子除去用フィルター)の組合わせを行うと、化学物質過敏性症候群にも有効な空気清浄機が作れます。
・・・以上ご参考まで(元クリーンルームのコンタミネ―ションコントロール技術者)
[210.175.81.102][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)]

7175. 2001年03月01日 23時07分11秒 投稿:ちば 
 [http://www-dir.jst.go.jp/tenkai/scf/kg/kg-txt/index.html]
平成9年度の科学技術振興調整費
「火山ガス災害に関する緊急研究」
平成11年 3月

阿蘇火山の平成9年3月のcospecによる測定では
平均放出量は91ton/dayだそうです

桜島では2000トン/day

三宅島の48000トン/dayという数字が
とてつもなく大きな値であることが良く分かります
[202.32.150.2][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

7174. 2001年03月01日 21時54分27秒 投稿:ちば 
 [http://www.rosaviakosmos.ru/cp1251/mir/mir.htm]
ミールの落下予定の3月6日まであとわずか
軌道の高度の変化の様子

http://www.rosaviakosmos.ru/cp1251/mir/images/orbit.jpg
[202.32.150.2][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

7173. 2001年03月01日 20時02分34秒 投稿:ちば 
 [http://www.kogi.co.jp/I-seihin/eng/Iengkutyo/Iengtron/Iengtron.html]
写真の右上にも写っていますが
だいぶ大掛かりなものでした
具体的な製品名などは分かりませんが
↑に類するものかもしれません
[202.32.150.2][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

7172. 2001年03月01日 18時48分04秒 投稿:sai 
#7171. ちばさんへ

強力な空気清浄機の作動メカニズムがわかりますか?
この問題 ず〜と考えています。
[61.115.94.117][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

7171. 2001年03月01日 18時30分26秒 投稿:ちば 
 [http://www.geo.chs.nihon-u.ac.jp/tchiba/aso_gas.jpg]
↑これが阿蘇の火口わきにある火山ガス監視小屋です。
噴石の衝撃にも耐えるように考えたのか、
厚いコンクリートでできた建物でした。
火口周辺に設置してある、火山ガス感知器と風向風速計のデータを
リアルタイムでパソコンの画面上で把握できるとのことでした。
また、広い窓から観光客の様子を確認できるので、
咳き込んでいる人をみつけて、かけつけることもできるのだそうです。
強力な空気清浄機が天井に設置してありました。

冬場は、北風が多く、全面立ち入り禁止のことが多いのだそうです。
この日は晴天の南風で、「きょうは、最高だよ」と、いってました。
また、ガス濃度が低くても、霧で見えないときも禁止とのこと。
[202.32.150.2][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

7169. 2001年03月01日 17時23分11秒 投稿:ちば 
 [http://krkrm.amaru.co.jp/user/topic.html]
◆阿蘇山の火口見物にシャトルバスを、マイカー排除に反対の声も
火山ガスを吸った観光客2人が死亡した平成9年の事故以降、観光客が減少
している阿蘇山で、火山ガスが車内に入らない特殊なシャトルバスを運行し
観光客増を図る計画を阿蘇町商工観光課が発表した。
計画案では、安全対策の面から、一般車両の火口周辺への乗り入れを全面的
に禁止した上で、バス8台を運行するものだが、山上の観光業者ら
「禁止されれば商売ができなくなる」と反発し、計画見直しを迫っている。
この山上の観光業者って、硫黄を売ってるひとたちかなあ
ためしに「この硫黄はどこのですか」と聞いたら
「あそこの火口からとってきたのだ」と火口を指差して胸を張ります。
(目をそらしたしともいたけど)
ちょっと目にはどこにも硫黄が見えないので、訝し気にしていると
「ここからは見えない陰の方にあるんだよ」と念をおしてくれる。
「この柵からむこうは立ち入り禁止ではないのか」というと
「おきゃくさんたちはねぇ、わしらは別だ」とのたまわれた。
もしこれが本当ならば、防災上大問題なのだが
柵の向こう側に足跡は見当たらなかったことを申し添えておこう。
[202.32.150.2][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

7168. 2001年03月01日 13時08分08秒 投稿:ちば 
 [http://www.geo.chs.nihon-u.ac.jp/tchiba/miyake/gas/aso_info.jpg]
阿蘇の火口遊歩道にある火山ガス警告板(2000/02/27撮影)
[202.32.150.2][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

7167. 2001年03月01日 09時46分16秒 投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/fieldguide/p/kantoN/kusatsu/kusatsu9805/ksplate.jpg]
草津白根湯釜の看板↑
[133.8.33.195][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

7166. 2001年03月01日 07時37分26秒 投稿:Cauli. 
 [http://www.mainichi.co.jp/eye/feature/article/miyake/200102/06-1.html]
7162中川さん>
>問題は、「1年以上」という文言が、「1年程度で終わる」という希望的観測につながる恐れですね。

毎日新聞↑は、井田会長が「最悪で今後1年以上になる」と述べたと伝えました。非常に紛らわしい表現です。「最悪1年」なら1年が上限だけど、「最悪1年以上」なら上限はないことになりますね。

なお、井田会長が本当に「最悪」の表現を使ったかどうかは知りません。何が起きるか判らないから(ガス以外にもっと悪いことが起きるかもしれないから)、かような最上級表現は避けるのが普通だと思います。有珠山ネットが伝えた予知連後の質疑応答模様にも、「最悪」の文字はありません。

なお、有珠山ネットはそこで渡辺部会長が「永遠と続く、という可能性もある」と述べたと書いているけれど、これも避けられるべき最上級表現ではないかなぁ。「延々と続く」の聞き間違いではないかしら。
[211.2.44.112][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98)]

7165. 2001年03月01日 07時36分01秒 投稿:早川由紀夫 
千葉さん>
>このようなきめの細かい対策がとられているのは、
>世界でも阿蘇だけだと思います。

もし死者がでると,自分たちへの経済的打撃が大きいから,
観光業者は必死です.

これは草津白根湯釜でも同じ.
観光客を火口縁にあげている時間はかならず監視員がつく.

遊歩道の入り口には,ご丁寧に
「○時から○時まで以外に立ち入って事故にあった場合,責任負いません」
という意味の立て看板がある.
どうやら,その時間内に事故が発生したら,責任を負ってくれるらしい.

ま,これは過保護だと思いますが,「業者」はそれくらい熱心の例.

しかし一方.事故があったってとくに打撃を受けない(受けると思っていない)
団体の場合,そこに自己努力を期待するのはむずかしいでしょう.

痛い思いをするまでわからないのかもしれない.

[210.145.194.241][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows NT 5.0)]

7163. 2001年03月01日 02時37分23秒 投稿:ちば 
阿蘇山では、ここ数年火口付近のSO2ガスによって喘息の発作をおこして
観光客が亡くなるという事故が相次ぎ、対策が強化さています。

喘息患者や心臓に持病のあるハイリスクパースンに対する警告文は
至る所に掲げられています。
また、火口周辺に多数のセンサーを配置し、火口近くの堅牢なコンクリート性の監視小屋で
常時監視をしています。センサーの値が0.2ppmを越えると警戒体制に入り
5ppmで立ち入り禁止にするのだそうです。

立入禁止で火口付近が無人となった場合でも、
硬いドアを閉め切って空調の完備した監視小屋には、
何人もの係りの人が詰めるのだそうです。
たまに徒歩で入り込む観光客を監視するとともに
ガス濃度が低下したときにおこなう立入禁止解除の判断をするための
データを取っているのだそうです。

ガスの濃度が高くなってきたときには観光客の様子を双眼鏡で監視し
咳込んでいるような人を発見したら、ただちに駆け寄って
下に降りるように説得するのだそうです。

このようなきめの細かい対策がとられているのは、
世界でも阿蘇だけだと思います。
[210.166.70.64][Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)]

7162. 2001年02月28日 19時19分55秒 投稿:中川@時事こうべ 
 [http://www.sankei.co.jp/paper/today/itimen/28iti005.htm]
 自己レスです。気象庁関係者に聞いてみました。

 予知連では、渡辺さんたちのデータも俎上に載せられた上で、他のデータも含めて、まだ科学的な根拠を持って言えるところまでは達してはいないが、少なくとも「1年以上」と言っても科学的にはウソではないということで、井田会長がコメントしたという理解ができました。

 問題は、「1年以上」という文言が、「1年程度で終わる」という希望的観測につながる恐れですね。実際、1年が一人歩きしている感じもある。「現段階では20年以上も続くという推計データも出されましたが、科学的にはまだ充分な確実性があるとは言えず、現段階では1年以上としか言えません」。そういったことでしょうか。こういう言い方をしたら、20年という文言が一人歩きしかねませんしね。難しいなあ。
[202.247.136.44][Mozilla/4.7 [ja] (Macintosh; I; PPC)]

7161. 2001年02月28日 17時22分50秒 投稿:中川@時事こうべ 
 [http://www.sankei.co.jp/paper/today/itimen/28iti005.htm]
↑ 産経新聞の2月28日付け朝刊に、渡辺@東大地震研さんの研究成果として、「三宅島の火山ガス放出の終息まで最悪26年」という記事がでていました。

>■三宅島の火山ガス放出 終息まで最悪26年
>東大地震研分析
>島民、避難生活いつまで…
>
>伊豆諸島・三宅島で続いている火山ガスの放出に
>ついて、最悪の場合、今後二十六年間も継続する
>恐れのあることが、東大地震研究所の分析で二十
>七日、分かった。早ければ一年程度とされていた
>従来の見通しを大幅に上回るもので、三月上旬に
>全島避難から半年を迎える三宅島民の避難生活は
>、さらに長期化する公算が大きくなった。火山ガ
>スの具体的な長期予測が明らかになったのは初め
>て。

 地震研のサイトの渡辺研究室のページはまだ工事中なので、産経の記事以上の情報がないのですが。
[202.247.136.18][Mozilla/4.7 [ja] (Macintosh; I; PPC)]

7160. 2001年02月27日 19時24分01秒 投稿:村松@東北大 
黒色の液...........
FeS等の硫化物 や、有機物(黒湯)を思い出しますね。#ぼそっ
小さなコロイドだったら、分散しているし。液温高ければ、分散状態もいいし....
#ぼそっぼそっ
[130.34.31.136][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

7159. 2001年02月27日 18時32分30秒 投稿:M&M 
7155村松@東北大さん. 7153ちばさん. 7151saiさん.
> >硫酸分が、トタン(亜鉛メッキ鋼板)の
> >表面の亜鉛と反応して硫化亜鉛(ZnS)を生じたのではないかと想像します。
>
> 硫酸というのは、SO_4^{2-} (_は下付、^は上付) です。
> 硫黄の酸化数は、+6 です・
> 一方、硫化亜鉛の硫黄の酸化数は、 -2 です。
> 硫酸から硫化亜鉛が生成するためには、硫黄が、かなり還元されないとつらいです。
> 金属亜鉛が酸化されても、それに見合うにはなかなか....

硫酸で推理すれば,亜鉛の含水硫酸塩(Goslarite : ZnSO4・7H2O.日本語では皓礬(こうばん))等を考えれば説明は出来ます.それと共に石膏なども晶出しているかも.いずれも水溶性/可溶性です.

でもほんとうは,それだけではなく,トタンの表面が酸の腐食や,火山灰による傷で,物理的な表面荒さを生じていると考えられます.(この場合,腐食には,上記鉱物が出来ることも含む.結果的には物理的な傷と同様.)

元々,トタンの表面は,表面に亜鉛を結晶させているので,表面摩擦は小さいはずです.
したがって,落ちにくいのは,物理的要素も考慮に入れるべきとおもいます.また,石膏(カルシウムの含水硫酸塩)や,皓礬(亜鉛の含水硫酸塩)等によるセメント(結合材)で,さらに落ちにくくなっているのではないでしょうか.
要因は複合だと思います.
[133.11.109.247][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.5; Mac_PowerPC)]

7158. 2001年02月27日 15時50分50秒 投稿:村松@東北大 
 [http://www.onsen.or.jp/kagaku/index.html?CNT_KIND=KAGAKU&CNT_NO=9]
#ついでに、もういっちょ
7135みやぎさん:
かつて、別府の地獄がなぜ青い、と考察したことがあります。光の散乱に答えを求めました。
上記↑のURLをご覧下さい。
なお、
http://www.onsen.or.jp/kagaku/index.html?CNT_KIND=KAGAKU&CNT_NO=9
は、「温泉の化学」の一部です。
[130.34.31.136][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

7157. 2001年02月27日 15時46分34秒 投稿:村松@東北大 
7147みやぎさん:
それから、記述が紛らわしいのがいけないのですが、色が似通っているという意味ではないです。タイヤが青くなるのは、不飽和結合に酸素が導入された(つまり酸化)を意味しているだろう、ということと、ガスが青白いからSO2を含んでいるだろう、ということは、全く別の視点です。
念のため。
[130.34.31.136][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

7156. 2001年02月27日 15時42分26秒 投稿:村松@東北大 
#1週間ぶりに来てみたら、話題のシトになっていた
7147みやぎさん:
>なぜ、タイヤが青くなった原因がSO2だと断定(3番)できるのでしょうか。私は、
>まだ断定するには証拠不足のようにおもえます。

そうですね。断定は無理かもしれません。
火山灰によって、酸化が加速されたことが確かであるとすれば、SO2が犯人だろう、という結論しか見えません。原文は、三宅島MLのみゃるさんの質問に答えたもので、火山灰によってタイヤの青白くなるのが加速された、と、私はとったわけです。
で、火山灰や火山ガスの中で、劣化を誘うようなものを探すと、SO2以外にはみあたらなかった、ということを言いたかったのです。青白い、というのは、SO2を含むガスはなぜ青白いのか、という疑問も確か同時にあったためで、意識的に書いた部分です。

これで、回答になってますでしょうか?
[130.34.31.136][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

7155. 2001年02月27日 15時12分10秒 投稿:村松@東北大 
7153ちばさん:
>硫酸分が、トタン(亜鉛メッキ鋼板)の
>表面の亜鉛と反応して硫化亜鉛(ZnS)を生じたのではないかと想像します。

硫酸というのは、SO_4^{2-} (_は下付、^は上付) です。
硫黄の酸化数は、+6 です・
一方、硫化亜鉛の硫黄の酸化数は、 -2 です。
硫酸から硫化亜鉛が生成するためには、硫黄が、かなり還元されないとつらいです。
金属亜鉛が酸化されても、それに見合うにはなかなか....

私の推理は、火山灰に吸着しているであろう、硫化水素です。
それが、金属と反応しているのではないか、と思っています。微量でも十分です。
あとは、石膏粒子ととたん屋根のヘテロ凝集。表面チャージの違いから凝集を起こします。

なお、硫化亜鉛は、そう簡単には加水分解しませんので、あしからず。
酸化的加水分解で徐々に取り除かれるのは確かです。

では
[130.34.31.136][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

7154. 2001年02月26日 12時49分41秒 投稿:ヨッシー 
 [http://www.scinc.co.jp/miyakejima/now/]

↑↑↑ 『三宅島のいま』のページに
杉山和芳さん提供(2001/2/23撮影)の三宅島写真29枚をアップしました。(^^)

[210.196.102.158][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows NT 5.0)]

7153. 2001年02月26日 03時59分00秒 投稿:ちば 
3645Hiroyuki Nodaさん>
三宅島火山灰トタン屋根付着の謎に挑戦してみました。(超亀レス)

 三宅島の火山灰には硫黄分がかなり多く含まれて(付着して)いました。
(下司さんの報告参照)
また、付着成分以外にも、黄鉄鉱や石膏の形で含まれていることが確認されています。
全岩分析では5%という値も報告されており、分析機器には手ごわいものでした。

 たとえば、8月13日の火山灰の場合には、
肉眼でもかなり多くの黄鉄鉱を確認できました。現地調査の時には
溝の底には集積した黄鉄鉱がキラキラ輝いていました。しかし、大変不安定で、
採取して数日で輝きを失ったように思います。
 また、7月14-15日の降下火山灰に含まれていた火山豆石には
かなりの石膏が含まれていました。これは、
洗った後のサンプルを入れたでビニール袋の
内側に奇麗な結晶ができることからも分かります。
(嶋野さんの記載参照)

 このような硫黄分を多く含む火山灰がトタン屋根を覆い、その後雨が降ったり、
水を多く含む泥雨のような火山灰が直接降ったりした場合、
溶けて出てきた、硫酸分が、トタン(亜鉛メッキ鋼板)の
表面の亜鉛と反応して硫化亜鉛(ZnS)を生じたのではないかと想像します。

硫化亜鉛は白い物質で、塗料に使用されるほか
テレビのブラウン管などの蛍光材料に使われているようです。
加水分解しやすいとありますから、
水洗いで除去できるのではないでしょうか。

※なお、金属のイオン化傾向は(むかし暗記させら れましたが)
Ka>Ca>Na>Mg>Al>Zn>Fe>Ni>Sn>Pb>(H)>Cu>Ag>Pt>Au
カリウム、カルシウム、ナトリウム、マグネシウム、アルミニウム、亜鉛、鉄、ニッケル、錫、鉛、(水素)、銅、水銀、銀、プラチナ、金

ですから、鉄より亜鉛のほうが、反応しやすいことになりますよね
[210.166.70.65][Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)]

7152. 2001年02月26日 03時17分27秒 投稿:まつ 
 [http://www.us1.nagasaki-noc.ne.jp/~nagasaki/new_naga/042.html]
>7127 早川さん
雲仙にも水無川埋め立て地に火山博物館を作ろうという話があったのですが,
いつの間にか知らないうちに雲仙岳災害記念館↑になってしまったようです.
たぶん学識経験者はだれも企画にタッチしていないと思います.
(太田九大名誉教授も,なにも関与していないそうな)
浅間みたく,修学旅行客寄せの施設になるんだろうなぁ.
[133.5.168.105][Mozilla/4.7 [ja] (Macintosh; I; PPC)]

7151. 2001年02月25日 19時40分49秒 投稿:sai 
 [http://www.google.com/search?q=cache:www.madlabo.com/mad/research/volcano/n3600.htm+%83g%83%5E%83%93%81%40%89%CE%8ER%8AD&hl=ja]
#7149. ちばさんへ

>質問なんですが、三宅島の火山灰と亜鉛って何か反応しますか?
>と、言うのも火山灰の除去作業を手伝っているのですが、普通のトタン屋根には火山灰>が
こびりついていないのですが、亜鉛のトタンには、こびりついていてブラシで強くこすっても
>取れない物もありました。
ですね。

素人コメント いまから考えると このころからSOxが多かったのですかね。
[211.19.85.73][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

7150. 2001年02月25日 18時41分18秒 投稿:M&M 
7149ちば さま>
>未解決の謎といえば

> 火山灰に含まれている硫黄分(硫酸イオン?石膏?)のせいかなとは
>思ったのですが、誰もコメントできずにそのままになってたと思います。
> 露頭などで堆積物として観察する火山灰ではそういう性質は失われているので
>これまでにあまり知られていなかったのだと思います。

噴出直後の性質をとらえるのは難しそうですね.火山灰に含まれる硫黄の影響を考えれば,ご指摘の,石膏(gypsum: CaSO4・2H2O),をはじめ,アルノーゲン(alunogen: Al2(SO4)3・17H2O),なども考えに入れて考えてはいかがでしょう.考えやすいのは含水硫酸塩でしょうか.これらの石膏やアルノーゲンとした場合には水に可溶な事を考慮すると,時間を経たものではその性質が変わってくることもあるでしょう.(いずれも確認は出来ていないので,思考の域は出ていないと考えて下さい.)

--------------------
6035.村松さん 6037.ちばさん >以来のことですが.
ところで,以前の謎にも関連しますが,スオウ穴などの水の色の説明にも関連すると....
水中では,不溶性,難溶性の鉱物が出来ていると考えるべきと思います.例えば,酸化鉱物や,鉄明礬石(jarosite系)などの鉱物,などの硫酸塩鉱物も考えられるかもしれません.

スオウ穴の色の移り変わりは(http://www.gsj.go.jp/~imiyagi/Works/Event/Miyake2000/petrol/redpond2/)
(1)赤(紅:カーマインレッド) -> (2)茶色,黄土色 -> (3)緑色帯びる
の様に変化していると思われます,そこで,各々の色の候補として(考えて見ると)は,

(1)鉄の3価の色?.[1]Hematite,Goethite,Akaganeiteなど主として酸化鉱物の色(特に微細な結晶の場合).
(2)鉄の3価の色?.[2]Goethite,Akaganeiteなど主として酸化鉱物の色([1]に比べて粒度大きい場合).又は,Jarositeなどの含水硫酸塩鉱物の色.又は,Sideriteなどの炭酸塩鉱物の色.
(3)鉄の2価の色?.[3]微量成分としてFe2+の発色を伴う鉱物の色.又は,溶液中の錯体の色.

いずれも上記の[1][2][3]の想定は,
[1]が沈殿するか,粒度が大きくなる事で,[2]が顕著に現れ,その後[2]の沈殿を経過して[3]に換わっていくことを想定しています.
だいたいこの考えでの「誤り要素」としては,鉄だけで説明しようとしている事です.(自覚していながらも一応.)ちなみに,三宅島では銅の鉱物が産出しているので,緑色には銅を考えた方がよいかもしれません.たとえば,Atacamite(Cu2(OH)3Cl)などの塩化物鉱物や,Malachite(Cu2(CO3)(OH)2)などの炭酸塩鉱物として考えられます.

そのほか(1)鉄の3価の色?.としては,塩化第二鉄の色にも思えます.参考(http://www.iamp.tohoku.ac.jp/~liquid/MURA/hitorigoto/gas-kiji/hcl.html)

炭酸塩はきついでかもしれませんね.上記鉱物は,生成環境などにおいて考察不足です.ご注意下さい.
いずれにしても想像の域は出ませんが.
[133.11.109.247][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.5; Mac_PowerPC)]

7149. 2001年02月25日 09時49分42秒 投稿:ちば 
未解決の謎といえば

「三宅島で屋根に積もった火山灰が固まってから除去しようとすると
屋根を拭いている材質によって、困難さが大きく違います。
トタン葺きと、そうでないの(なんだっけ)とでは大きく違うという
どうしてなのでしょうか。」という書き込みがあったと記憶しています。

 火山灰に含まれている硫黄分(硫酸イオン?石膏?)のせいかなとは
思ったのですが、誰もコメントできずにそのままになってたと思います。
 露頭などで堆積物として観察する火山灰ではそういう性質は失われているので
これまでにあまり知られていなかったのだと思います。

 細粒の水蒸気爆発による火山灰でモルタル化したときの性質と考えると
1978年の有珠山噴火ではそういう事例があったかもしれないと思うのですが
[210.166.70.94][Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)]

7147. 2001年02月24日 02時16分53秒 投稿:みやぎ 
 [http://www.iamp.tohoku.ac.jp/~liquid/MURA/hitorigoto/gas-kiji/etc.html]
タイヤが青 くなった件について:

村松さま、↑このページを読ませていただいたのですが、私にはよくわかりません。
0.ゴムの弾力はゴム中のC=CやS-S結合のおかげ。
1.ゴム中のC=CやS-S結合は元来不安定で、これがこわれるとゴムの弾力も失われる。
2.それを促進するものとして、O3,SO2,HCLとの反応や高温下での放置があげられる。
3.ゴムが青くなるのはSO2によるものだ。
4.そう結論する理由はSO2ガスは青っぽく見えることと、その他色々。

 0番〜2番までは私は納得できるのですが、2番から3番への繋がりは唐突でよくわかりませんでした。

 なぜ、タイヤが青くなった原因がSO2だと断定(3番)できるのでしょうか。私は、まだ断定するには証拠不足のようにおもえます。
 7144に書いたように、ごく普通の田舎の泥砂利道を走ったあとでもタイヤは青くなることがあります。宮城以外にも、この現象に気づく人はきっと大勢いると思う。この事実は、SO2原因説の反証になると思います。
 もう一つは、4番理由のうち「ガスが青く見えること」は、3番の状況証拠になり得ないことです。黄金色に光るものがみな金とは限らないないのと同様、青いものがみなSO2とは限らないことは自明だからです。それに、「タイヤ(固体)」と「ガス」の色をそのまま比べてよいものかどうか、、。いかがですか?。
 ということは、、きっと3番の「その他いろいろ」に決め手が隠されているのでようか!?。好奇心がくすぐられて仕方がありません。
[150.29.139.141][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

7146. 2001年02月23日 21時21分49秒 投稿:やまもと 
 [http://lightning.prohosting.com/~yamamasa/]
こんにちは、やまもとです。

もし、首都圏に降灰があったばあい、やはり車のタイヤは青くなってしまうのでしょうか??
so2といえば「硫酸」を連想してしまう私(H2SO4が硫酸)ですが、桜島とかの火山回りでも同じ現象が起きているのでしょうか??

ちばさん、だいこんはどうでしたか??鹿児島のおみやげ。(^.^)
[61.121.84.2][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

7145. 2001年02月23日 19時02分25秒 投稿:早川由紀夫 
きょう,三宅でニュースが二つ

・秋川学校への通学を4月から認めると村教委が決定しました
・3月中に,支庁に基地をおくことを石原知事が言いました.夜間も泊まるのだという.
[210.145.194.241][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows NT 5.0)]

7144. 2001年02月23日 14時10分16秒 投稿:みやぎ 
うーんどうなんでしょうか。私が泥砂利道を走ったあとタイヤが青くなる現象
に気が付いたのは少なくとも10年以上も前のことです。それもごく普通の道
でごく普通にみられた現象ですから、この現象が三宅島のSO2ガスなしにも起
こり得ることは確かです。だから「aha判った」とはいい難い状況と思います。
それにしても、、この↓↓ページはためになる情報が満載で、関心しました。
[150.29.133.34][Mozilla/4.76 (Macintosh; U; PPC)]

7143. 2001年02月23日 12時01分45秒 投稿:ちば 
 [http://www.iamp.tohoku.ac.jp/~liquid/MURA/hitorigoto/gas-kiji/etc.html]
みやぎさん>
三宅島の火山灰の泥の中を走った車のタイヤがなぜ青く変色したのか
という謎ですが、
村松さんの「ある化学者のひとりごと」に答えがでていました。
やはり、SO2の影響でしょうとのこと。
[202.32.150.2][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

7142. 2001年02月22日 23時48分23秒 投稿:らら。 
こんばんは。
東京都の速報値今日から、再開されてます。とても大きく見やすいので助かります。
やはり風向きなんですよね。早めに対策しておこう。
[211.9.1.6][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

7141. 2001年02月22日 20時51分47秒 投稿:sai 
 [http://weather.is.kochi-u.ac.jp/sat/japan.vis/2001/02/22/jp.01022217.jpg]
風向きが悪いですね。  どうにかしなければ。
[211.19.85.93][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

7140. 2001年02月22日 20時46分23秒 投稿:さの 
 [http://www-aeros.nies.go.jp/]
↑久方ぶりに神奈川東部、東京南部あたりでSO2濃度が50-100ppbレベルに!(19時)
[202.224.149.187][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98; Win 9x 4.90)]

7139. 2001年02月22日 13時10分49秒 投稿:みやぎ 
 [http://www.gsj.go.jp/~imiyagi/Works/Field/Miyake-2000/]
訂正 7137:8月14日にちばさんが錆浜港で −> 8月15日にちばさんが錆浜港で
上記URLに記した調査のときです。
7136たかやまさま<−イオンの吸収、散乱、干渉、蛍光とかが複雑に絡んでくるので、
「色」の説明は一筋縄ではゆきませんね。
ところで泥砂利道を走ったあのゴムタイヤが青くなりますが、どなたか この原因ご存じですか?
あと、10円玉を触ったあとの指のにおいの原因とか、、わからないことだらけ。
[150.29.133.34][iCab/Pre2.4 (Macintosh; I; PPC)]

7138. 2001年02月22日 10時12分33秒 投稿:たかやま 
#7135 みやぎさま

 雌阿寒岳のポンマチネシリ火口の中に、青沼という火口の跡に水が溜まったらしい沼があり、その名のとおり美しいsky blueをしていました。瀞の青より、ずっと澄んだ青です。私が何度か現地観測に登った時(1983〜84年)は、いつもそうでした。

 確か、pHが低かったと記憶していて、火山報告を見たら、1989年の現地観測で2.7でした。

 なお、この沼の近くには、盛んにH2SとSO2を吹き出している噴気口が沢山あります。
[160.202.2.10][Mozilla/5.0 (Windows; U; Win 9x 4.90; ja-JP; m18) Gecko/20001108 Netscape6/6.0]

7137. 2001年02月22日 09時46分00秒 投稿:みやぎ 
 [http://www.gsj.go.jp/~imiyagi/Works/Event/Miyake2000/petrol/redpond2/]
どき、どうして <− サーチエンジン(http://imadoko.joke.com)で調べました。
8月14日にちばさんが錆浜港でどなたかに電話されているときに、「おぼない」とかあの辺の地名を連呼していたので、その地域のお仕事をお持ちだと思いました。で、ちばさんなら抱返渓谷の写真をきっと撮影されているにちがいないと想像しただけです。というわけで偶然です。今そちらにいらっしゃるとは思いませんでした。

そういうことも(↓)考えられると思います。想像する分にはよいのですが、
三宅島の池で具 ↓ 体的に何が起こっているのか全然解明されていないことに、
強い欲求不満を ↓ 感じます。さてと、段ボールと格闘だ、、。
        ↓
[150.29.133.34][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

7136. 2001年02月22日 09時00分21秒 投稿:ちば@田沢湖 
みやぎさん>
どき、どうしてここにいるのがわかったのだろう。

玉川温泉は、全国各地から集まる
観光客(岩盤浴目当ての末期癌患者も多いという)
で、雪の多いこの時期も大盛況だそうです。

さて、水の色はリトマス試験紙かということですが、
鉄の錯イオンの色だとすると、色が
薄くなったり、元に戻ったりしたのは
何らかの原因で中和反応が進行して、塩として沈殿したのでは
ないでしょうか。再び鉄分(火山灰起源?)の
供給が無ければ、仮に酸性の物質の降下があっても
色がまた赤くなることは無いのではないかと思うのです。
いいかえればば非可逆的な変化ではないかと、
[202.208.63.253][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)]

7135. 2001年02月22日 08時13分52秒 投稿:みやぎ 
 [http://www.gsj.go.jp/~imiyagi/Works/Event/Miyake2000/petrol/redpond2/]
7133みきさん>アルミとかカルシウム
 青っぽい色なら。秋田県の抱返渓谷(玉川)にゆくと川の水が「濃い水色」に見えます。ひょっとするとちばさんが写真をお持ちでは?。この色の原因について説明を受けたことはないのですが、私なりの解釈では、あれは酸性の玉川を石灰で中和するための施設が上流にあって、中和でできたCaSO4等の懸濁物によって短波長の光が散乱されるためと思っています。
※秋田出身の家内によれば、中和施設があるから水が青いと言われているが、青くなる仕組みは考えたこともないとのこと、、
[150.29.253.110][Mozilla/4.7 (Macintosh; I; PPC)]

7134. 2001年02月21日 23時26分55秒 投稿:らら。 
saiさんコメントありがとうございます。
最近少し、微妙に高くなってきた気がしたので、心配でした。
去年は、8月、9月だけでしたけど、もしこれから、9月まで続くとしたら、
遅く見て、4月頃からだとしても、半年ぐらい耐えなければ。。
今の段階ではまだ様子を、見るしかないのですよね。東京都の速報も止まったままだし
いまはそらまめ君だけが頼り。。
[211.9.1.6][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

7133. 2001年02月21日 22時48分52秒 投稿:みき 
 [http://www.gsj.go.jp/~imiyagi/Works/Event/Miyake2000/petrol/redpond2/]
↑みやぎさんの
「水たまりの色を時間を追って見る」を面白く拝見しました。
ところで、水たまりの色が黒く見える可能性として
アルミとかカルシウムの可能性はないでしょうか?

化学反応に疎くて申し訳ありませんが、
火山灰中に石膏(CaSO4・2H2O)が大量に放出されたこと
もあったものですから、気になって・・・。
[202.32.150.2][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

7132. 2001年02月21日 22時48分17秒 投稿:やまもと 
 [http://lightning.prohosting.com/~yamamasa/]
こんにちは、やまもとです。

>鬼押し出し園

わたしも過去、中学校の移動教室で軽井沢へ行ったとき、訪れたことがあります。
まあその当時は、とってもびっくりして「でかい石があるなあ」と思いつつ巡った記憶があります。このあいだふたたび行きましたがあまり代わり映えしないと言うかそのまんまなので「あら、むかしのまんまだ」と思った記憶があります。

話がずれますが桜島の古里温泉へ行ったとき、桜島桟橋からタクシーに乗ったのですが運転手さんに「溶岩流を見ますか?」と聞かれ、「見たくない」と答えたら不思議そうな顔をされました。溶岩流が観光名所なのでしょうね。
いまにして思うに、鬼押出し園よりも桜島のほうが迫力がありましたよ。露天風呂へ行くとき火山灰を踏みしめて行きましたし車窓から「涸れ川」やら「土石流対策」のうんたらかんたら...いろいろみました。
[61.121.84.2][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

7131. 2001年02月21日 18時54分43秒 投稿:みやぎ 
 [http://www.gsj.go.jp/~imiyagi/Works/Event/Miyake2000/petrol/redpond2/]
緑系も鉄かもしれません。Fe2+とFe3+が共存していると、両者の荷電移動
遷移の吸収帯の630nm付近の赤色が吸収されて、緑が残りますので。
もっともこれは角閃石等の場合の解釈で、水溶液もそうなるかは知りません。
黒は、、人間の目にはサチっちゃっているので、うーんなんとも、、。
[150.29.133.34][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

7130. 2001年02月21日 18時09分54秒 投稿:sai 
 [http://www.minaminippon.co.jp/kikaku/cha/cha5-1.htm]
#7128. みやぎさんへ

水たまりの色に関して ひまがあったら教えてください。
おおざっぱに赤色系と緑系の池があるみたいですが 黄色〜赤色系は村松さんの鉄イオンで説明できそうですが 緑系〜黒系?は何(金属)イオンが関係していそうですか?
やはり 鉄ですかね。
[61.115.94.73][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

7129. 2001年02月21日 12時46分40秒 投稿:haruna(pochi)from nagano 
 [http://www.asahi-net.or.jp/~db7h-hrn/souko1.htm]
7127. 早川さん

>民間企業である西武はまだしも,長野原町営の施設のありようについては,社会全体がもっと
>批判しないといけないと考えます.私は群馬に来てからちょうど10年になりますが,長野原町>からこの施設のことで相談を受けたことがまだありません.堂々と批判できる立場の部外者で
>す.

ははあ、やはりですね。アミューズメントのプロ以外の臭いは感じられませんでした。
団体専用食堂があり、売店スペースは暖房完備ながら、博物館スペースは外気温。
カイロを売っているのは苦笑しますが、地学展示室の、床の凍結に注意くださいという
ハリガミはすさまじい。浅間山の自動観測機器がウインド越しに見えるのですが、
ビデオの時計は点滅したままなのが気になります。タイムスタンプは別の機材で行って
いるのだろうか。でもこのビデオは監視用だから当然自律機能を備えているだろうし、
???どうなんでしょう。
ところで今気がついた。浅間火山博物館の、入館時に渡されるパンフレットの写真では、
駐車場から見た施設の背後に浅間山がそびえ立っている。な、なんと合成写真ではないか。
[210.253.240.75][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

7128. 2001年02月21日 12時35分03秒 投稿:みやぎ 
 [http://www.gsj.go.jp/~imiyagi/Works/Event/Miyake2000/petrol/redpond2/]
6037ちば様>三宅島の赤い池のなぞ...宮城さんよければお使い下さい。
ありがとうございました。書き込みが多すぎて、6037を見落としてました。_0_
水たまりの色を、時間をおって見るためのページ(↑↑)を作成しました。
[150.29.133.34][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

7127. 2001年02月21日 10時30分22秒 投稿:早川 
鬼押出しの火山博物館について,説明します.

二つあります.
・長野原町営
・西武

どちらも有料です.鬼押出し溶岩のなかをあるく遊歩道はずっと前から(20年くらい)有料です.無料はありません.

春名さんがいったのは,長野原町営だとおもいます.
春〜夏〜秋のシーズンになると,とくにお昼時は,レストランを利用する大型バスで混雑します.営業として大成功しているようにみえます.

観光客のレベルをこの程度だと思っての営業が大成功なのです.

このレベルを容認している観光バスでのりつけるひとたち(とくに小中学校の遠足バスの行き先の決定権を持つひとたち)が,アホなんでしょう.

民間企業である西武はまだしも,長野原町営の施設のありようについては,社会全体がもっと批判しないといけないと考えます.私は群馬に来てからちょうど10年になりますが,長野原町からこの施設のことで相談を受けたことがまだありません.堂々と批判できる立場の部外者です.




[133.8.33.195][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

7126. 2001年02月20日 23時48分45秒 投稿:みね 
 [http://www.phivolcs.dost.gov.ph/vmepd/vmepd.htm]
PHIVOLCS(Philippine Institute of Volcanology and Seismology)のHPさんは、
Mayon火山の観測状況を掲載されています。

SO2の状況を抜粋します(単位=ton/日)。
1月11日:2300、17日:1700、22日:8070
  27日:5040、29日:3800、31日:3300 
2月 1日:2600、 5日:5330、 6日:5680
   7日:5080、11日:6835、12日:7164
  13日:2774、14日:4346、15日:4840
  19日:3047

学問的には、火山タイプとか、噴火タイプとかを考えるべきでしょうが、
その前に、大量SO2が噴出し続けていることに、お見舞い申し上げたいです。
[210.251.14.73][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; MSN 2.5; Windows 98)]

7125. 2001年02月20日 23時27分41秒 投稿:へちゃ 
昨年だったか鬼押出しへ行ったら,中にはいるのに入場料取られました.ちょっと前までは確か入るだけならタダだったように記憶してたのですが,これも自治体の意向か何かだったんでしょうか?
[210.236.130.7][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 98)]

7124. 2001年02月20日 19時35分50秒 投稿:sai 
ららさんへ  おひさしぶりです。

>風向きも、冬型からだんだん変わってくると思いますが、

気象庁発表 火 山 観 測 情 報 第98 号より

>1 .昨日(19 日)15 時から本日(20 日)09 時までの火山活動の状況
>火山ガスの放出量が非常に多い状態が続いています。

>当面は、現在のような多量の火山ガスを放出する活動が続くと考えられますので、
>火山ガスに対する警戒が必要です。

>2 .雄山上空(約1000 メートル)の風の予想(対象期間:今日、明日)
>今日 風向:北東 風速:毎秒8 〜6 メートル
>明日 風向:南のち南西 風速:毎秒8 メートル前後

また南風の予想が出だしましたね。

>最近この話題もなくなったところに、また戻してすみません。

素人コメントですけど 大変重要な話題と認識しています。
[211.19.85.151][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

7123. 2001年02月20日 19時13分58秒 投稿:みやぎ 
 [http://www.gsj.go.jp/~imiyagi/Works/Field/QTVR/]
さあ、仮想現実で火山にゆこう!!(↑↑)
合同大会の準備すすんでますかぁ?逃避モード、オン!。
[150.29.133.34][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

7122. 2001年02月20日 19時10分07秒 投稿:haruna(pochi)from nagano 
 [http://www.asahi-net.or.jp/~db7h-hrn/souko1.htm]
↑本日浅間山の周辺をめぐりました。
浅間火山博物館に一人800円払って入場し、
レストランに入ろうとしたら休みだと。
巨大な土産売り場には火山の本一冊もない。
ヨーロッパの古代遺跡の観光施設では、
土産売り場にちゃんと専門書が並んで
いるのにねえ。
なぜ観光客のレベルはこの程度だと思い
こめるんだろう。
メインの教育施設がお化け屋敷というのは
すごい。エイリアンの卵?には思わず立ち
すくみますぞ。
[210.253.240.118][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

7121. 2001年02月20日 17時11分27秒 投稿:らら。 
ご無沙汰しております。
心配しすぎなのかもしれませんが、ここ2.3日とても暖かくなり、花粉症が騒がれる季節となりました。暖かくなると、風向きも、冬型からだんだん変わってくると思いますが、まだ、今年は、SO2の心配はないのでしょうか。。
最近この話題もなくなったところに、また戻してすみません。でも患者にとっては、命にかかわる問題なので。。
[211.9.1.6][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

7120. 2001年02月20日 13時43分14秒 投稿:早川 
 [http://www.nagano.isp.ntt-east.co.jp/wnn-c/live/asama/index.html]
地元に電話して聞きました.

>しかし強風だから,いったんついた雪も吹き飛ばされやすい

のだそうです.

今年だけ特別でなく,毎年そうなんだそうです.
降った日と次の日くらいは白いけど,すぐに吹き飛ばされてしまうのだそうです.

過去の写真が白いのは,雪が降った翌朝にみなさんきれいな写真をとるからなのでしょう.

[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

7119. 2001年02月20日 13時20分00秒 投稿:早川 
 [http://www.nagano.isp.ntt-east.co.jp/wnn-c/live/asama/index.html]
いまの浅間山
http://www.nagano.isp.ntt-east.co.jp/wnn-c/live/asama/index.html

過去の冬の浅間山
http://www.kosegaki.com/karuizawa/asama/fuyu13.html
http://www.kosegaki.com/karuizawa/asama/fuyu03.html
http://www.avis.ne.jp/~rokugawa/winter.htm

いまの浅間山の山頂ふきんには雪がありません.
山頂付近は,中腹にくらべて,
・標高が高い分だけ降雪量が多い
・傾斜が緩やかだから着雪しやすい
・しかし強風だから,いったんついた雪も吹き飛ばされやすい

いま雪がないのは,最近の降雪がないからあらかた吹き飛ばされてしまった可能性もあるが,そこが暖かい可能性もある.

暖かいのをつくるには,
1)地熱
2)熱い噴煙
に二通りが考えられます.
[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

7118. 2001年02月20日 13時14分51秒 投稿:ちば 
補足します。
たとえば水面で光が反射した場合は
右回りの円偏光になる確率と
左回りの円偏光になる確率は等しいのか
ガラスやアクリルや金属や鉱物ではどうか
ということを知りたいわけです
実はどちらかが多いので、フィルターは「右」にしたんだとか
そういう面白い話があるのではないかと?

偏光顕微鏡でクロスにしていて
1/4?検板を入れた時の変化は、
より明るくなるものがほとんどだと思うのですが
それと直交する角度で入れてみたり
反射でやってみたことがなかったので、
[202.32.150.2][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

7117. 2001年02月20日 12時27分53秒 投稿:ちば 
なやさん>
被写体で反射した光のうち
特定の偏光成分を直線偏光フィルターでカットし、そのあと円偏光にしているから
光学系にとっては右回りでも左回りでも、悪影響がないということでは
かわりないからどっちでも関係ないということですね。

ま、むろん問題にしているのは、
そういうときにどうやっててどっちかにきめたのか
ということに興味があるのです。
どうしてあなたは右利きかということに近いわけですが、
[202.32.150.2][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

7115. 2001年02月20日 11時52分33秒 投稿:なや 
7108ちばさん>
> それにしてもカメラ用の円偏光フィルターは、どっち回転なのか書いてありません
> 右か左かどちらかなのでしょうが、それはどうしてそちらにしたのかとか
> 反対向きの場合はどう変わるのかとか、疑問は増えるばかりです。

カメラ用の円偏光フィルターは、カメラ内部の光学系が直線偏光だとまずいから
円偏光に変換しているので、被写体側にとっては従来の直線偏光と同じです。
なので、どっち回転かは決まってない(関係ない)んだと思います。
[211.127.240.6][Mozilla/4.72 [ja] (Windows NT 5.0; U)]

7114. 2001年02月20日 10時37分38秒 投稿:もこた 
新潟−神戸の構造帯(?)の件ですが、国土地理院のGPS網ができた頃から観測さ
れていて言われてきたことですし、先取権というより、なぜ今頃マスコミが取り上げ
るのかな、という感じです。

なお、「断層」のように線状に切れているのではなくて、100kmぐらい(?)の
幅の帯状に地殻歪みが大きい地域が続いているものだと思います。だから、個々の断
層の走向と異なっていてもおかしくありません。
[202.241.4.11][Mozilla/4.73 [ja] (Windows NT 5.0; U)]

7113. 2001年02月20日 09時26分04秒 投稿:早川 
 [http://ksp.crl.go.jp/baseline-j.html]
7111 Roverさんへ,

わたしにはそうみえません.
計測誤差の範囲内だと思います.

早川由紀夫@群馬大学教育学部,火山学.
[133.8.33.197][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

7112. 2001年02月20日 08時26分03秒 投稿:なべ 
7099の神戸〜新潟構造線について、新潟日報には今朝載りました。朝のテレビニュースでも言ってました。

ところで、これってしばらく前から琉球大・木村氏の提唱している「日本断層」と同じ考え方ではないですか?だとしたら、先取権の問題で、国土地理院が木村氏を蔑ろにした可能性がある。木村氏の「日本断層」説に比べ、神戸以西は「今後の検討課題」として、中央構造線につながないことが相違点と言えば相違点ですが。

おまけ、根尾谷断層も福井地震断層もこの構造線の一部と報じられていましたが、断層の方向が異なるのでは?と思いました。
[210.251.5.226][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.01; Windows 95; Yahoo! JAPAN Version Windows 95/NT CD-ROM Edition 1.0.)]

7111. 2001年02月20日 03時45分36秒 投稿:Rover 
 [http://ksp.crl.go.jp/index-j.html]

   通信総合研究所第6研究チームによる「要石計画」 (Key Stone Project = KSP →URLはHP欄に記載)の、
  VLBI観測データを解析して得られた基線長の推定結果(2001年02月19日 21時31分18秒現在)のグラフに、
  下方への変動の兆候と疑われる基線長の変化が・・・出て来ているような気がします。

   実際どの様に見れば良いのか私には解りませんのですが、三宅島の今後の動向にも関連しているのかと
  思っての投稿です。早とちりの可能性、かなり大かもですが・・・。m(__)m

[210.198.146.144][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows 98)]

7110. 2001年02月19日 22時27分02秒 投稿:いうち 
Re:7098
横からすみません。いうち@普及員(でも専門は果樹)です。
近隣には火山灰土がありませんし、本も読んでないもので、なんとも言えませんが・・・。

元普及員の大先輩がお書きになったことに対して、専門外のひよっこが言うことはないと思いますが、
一般的に植物を栽培する上での土壌条件は排水面や物理性などがとても大切です。
砂地でも壌土と比べるとかなり大きな大根ができます。
ただ、
http://www.city.nerima.tokyo.jp/daikon/rekishi.html
に練馬大根の詳しい記述がありますが、「練馬(尻細)大根」と「秋づまり大根」とは、遺伝学上ではあまり差がないようですね。どちらもひっくるめて「練馬系大根」と、このページでは読んでいます。
[210.166.148.91][Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)]

7109. 2001年02月19日 22時06分43秒 投稿:ちば 
これも木下先生からの情報です
あしたが締めきりのようなので--

21世紀幕開けの酸性雨講演会のお知らせ
サブテーマ「火山ガスと酸性雨」
主催:大気環境学会酸性雨分科会
   関東支部酸性雨部会
酸性雨研究会
北区環境保全課
日時:2001年3月1日13:30-17:00(開場:13:15)
場所:北トピア(京浜東北線王子駅下車、北へ徒歩2分)
座長:井上智博(千葉県環境研究所)
ほか
演題・演者(敬称略)
   「バリンジャーによる火山からのSO2発生量の推定」
     大喜多敏一(桜美林大学)
「火山影響を受けた酸性雨の測定」
松本利恵(埼玉県)
   「わが国における火山起源の二酸化硫黄の放出量の推計」
藤田慎一(電力中央研究所)
   「リモートセンシングによる桜島からの噴煙移流方向の推定」
               木下紀正(鹿児島大学教育学部物理学教室)
三宅島火山噴火災害対策の経験(研究者・技術者への注文)
入場無料、資料代500円
申込先:FAX:042−373−3744
E-mail:isao.koyama@mx4.ttcn.ne.jp
    酸性雨研究会
締め切り:2月20日(名簿作成のため)

世話人:小山 功(東京都多摩環境事務所)
    村野健太郎(国立環境研究所)
押尾敏夫(千葉県環境研究所)
玉置元則(兵庫県立公害研究所)
田口圭介(大阪府公害監視センター)
[202.32.150.2][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

7108. 2001年02月19日 21時37分26秒 投稿:ちば 
 [http://www.luceo.co.jp/hizm-pa/enhenko.htm]
円偏光のこと

カメラのレンズに偏光フィルタをつけて撮影すると
空をくっきりさせたり、水面のチラツキを押さえたりできます。
やや暗くなりますが、露頭写真撮影には重宝します。
使用する時には、ファインダーをのぞきながらリングを回転させて
反射光を最もカットできる方向にあわせます。

ところが、最近のカメラは、自動露出やオートフォーカスのために
内部に複雑なハーフミラー系が入っているので
フィルターの角度によっては露出が全くあわなくなってしまうことがあるそうです。

そこで、測光系に影響の少ない「円偏光フィルター」が広く出回るようになりました。
C.P.L.(circular polorizer)というものです。
(文献では「spiral type」ともいうから「らせん偏光」と呼ぶべき?)
いま、カメラ屋では、直線偏光フィルターはほとんど入手できません。

これは、なんだと調べてみたら
どうも普通の直線偏光フィルターに
45度に傾けた1/4波長板を重ねて円偏光に変換している様です。
その角度によって右回転になったり左回転になったりするらしい。

それにしてもカメラ用の円偏光フィルターは、どっち回転なのか書いてありません
右か左かどちらかなのでしょうが、それはどうしてそちらにしたのかとか
反対向きの場合はどう変わるのかとか、疑問は増えるばかりです。

偏光顕微鏡についている1/4?検板も45度の角度ですから
ずっと前から実は円偏光だったようです。

http://www.meiritsu.co.jp/page/od_29.html
http://www.inter-lab.gr.jp/optronics/BO/ad/luceo/luceo-4.htm
http://www.chuo.co.jp/htm_data/compound/03_ele/b233_2.htm

http://www.toshiba.co.jp/tech/review/2000/02/a05.pdf
右回転と左回転の円偏光フィルターを利用した3Dシアターもある
これだと液晶プロジェクターでもうまく行くらしい

http://www.luceo.co.jp/hizm-pa/enhenko.htm
これなんかはとてもきれいだけれど
下方ポーラーと上方ポーラーで
回転のむきを逆にしているのでしょうかしらん?
[202.32.150.2][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

7107. 2001年02月19日 21時35分53秒 投稿:ちば 
 [http://www.gsj.go.jp/~tomiya/myk/photo1213/DSCN0485l.JPG]
とうみやさん>
そうですね、たしかに青っぽく写っているように見えます。
http://www.gsj.go.jp/~tomiya/myk/photo1213/DSCN0485l.JPG
かなりの逆光ですから、白い噴煙で散乱した光が手前のガスを透過して青く見えたのではないかと思います。

そうだ、今度撮影される時は、ぜひカメラに偏光フィルターをつけて
見てはいかがでしょうか。おそらく、かなり青っぽく写ると思います。
(直線偏光フィルターでも円偏光でもいいとおもいますが)
[202.32.150.2][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

7105. 2001年02月19日 21時27分36秒 投稿:ちば 
 [http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2001/02/20B22100.HTM]
2月28日に、東京都と社団法人大気環境学会の共催で
「三宅島噴火と広域大気汚染」
という講演会が開催されるそうです。
鹿児島の木下先生から教えていただきました。

詳しいことは↑のページを御覧ください

1.日時:平成13年2月28日(水) 午前9時50分〜午後5時10分

2.場所:東京都庁第一本庁舎5階 大会議室

3.主な講演内容
  三宅島噴火の経緯と現状            宮崎 務 (東京都防災専門員)
  火山の噴火と火山性ガス            平林 順一(東京工業大学)
  三宅島噴火における火山性ガスの噴出量     風早 康平(地質調査所)
  三宅島火山性ガスの広域拡散シミュレーション  茅野 政道(日本原子力研究所)
  火山性ガスと健康影響について         内山 厳雄(国立公衆衛生院)
   その他4件

4.申し込み方法
  往復はがき又はe-mailで次の所へお申し込み下さい。
   大気環境学会
   〒160-0022 新宿区新宿 1−29−8
     e-mail:jsae@msf.biglobe.ne.jp
     (定員500名 先着順)
[202.32.150.2][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

7104. 2001年02月19日 20時52分42秒 投稿:とうみや 
 [http://www.gsj.go.jp/~tomiya/myk/photo1213/photo1213m.html]
“青いガスと火口が写っている”写真(No.7077)ですが,私が去年12月13日に撮影した写真にいくつか該当するものがありそうです.
 → http://www.gsj.go.jp/~tomiya/myk/photo1213/photo1213m.html (三宅島空撮:2000年12月13日)
“SO2ガスの青い色というのは...(略)...上空から撮影した空中写真には反射光のみだから写らないはず”(No.7079)ということでしたが,案に相違して上空から火口を見下ろしたときでも青く見えています.(背景からの反射光が透過してくるため??)
その様子が良く分かる写真としては,例えば,
http://www.gsj.go.jp/~tomiya/myk/photo1213/DSCN0482l.JPG とか,
http://www.gsj.go.jp/~tomiya/myk/photo1213/DSCN0485l.JPG
などがあります.
写真についての解説は,上記「 三宅島空撮:2000年12月13日」のページを御覧下さいませ.
[150.29.130.147][Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)]

7103. 2001年02月19日 15時33分35秒 投稿:hotahota 
やまもとさん:
これは誰でも疑問に思うでしょうが,3年のGPS観測と100年の三角測量でプレート境界を決められるのでしょうか?このような,断層運動の周期よりも短い期間の変動に,どのような意味があるのか,そこのところが新聞記事では全然わかりませんね。
やはり,学会で聞かないと・・・
[158.215.80.133][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

7102. 2001年02月19日 10時33分46秒 投稿:ちば 
ほたほたさん>
「チョコレートの科学」と
「お菓子「コツ」の科学」1)から
チョコの結晶化のところのまとめです

================
カカオの実からとれるカカオバターは油脂であるが
他の油脂と異なり、ほとんど3種類のみからなる単純な組成。
この3種類の分子は、大きさと形が似ているので
独立した結晶を作らず、渾然一体となった混晶をつくる。

カカオバターの結晶には多形があり、以下の4種類になる。
?型  融点16〜18℃
?型  融点21〜24℃
?’型 融点27〜29℃
?型  融点34〜36℃
融点の高いものほど安定であり、密度も高く固化した時の収縮率も大きい。
ほおっておいても不安定な結晶は多形転移し、
だんだん融点の高い結晶に変化するが、
その過程で、だんだん粗粒になるとともに、表面に針状結晶を生じたりするので、
ざらざらした不味い物になる。美味しいチョコレートをつくるには
粒の揃った細かい?型(安定)の結晶にするのがポイント。
-------------------------------------------------------------
(1)温度を40℃以上まで上げて、すべての結晶を融解する。
(2)撹拌しながら25℃前後まで下げ、?型と一部の?’型の結晶までを一気に析出。
(3)再度30℃にまで加熱して?’型の結晶を融解し、?型のみを残す。
   結晶が大きくならないように常に撹拌し続けるのがポイント。

 なお、単に温度を29〜34度に保ったままでも?型の結晶ができるが、
とても時間がかかる(工業的にはこの方法をとることがある)
 また、固まっているチョコレート(?型の結晶)の粉末を
溶けているチョコレートに蒔き、種結晶とする方法もある。
 使用時には?型の融点である34℃を超えないよう、
また?’型の融点である29℃以下に下がらないように注意する。
======================
 このような調整のできたチョコレートをTemperd chocolateというようです。
この状態では、淘汰のよい固体粒子(砂糖、カカオマス、?型結晶)の間隙に
液体が混在しているので、チキソトロピックな変形をするのでしょう。
さまざまな加工をしやすい。
熱を加えれば結晶が少し溶け
熱を奪えば結晶が成長するということで
全体の温度が安定するのではないでしょうか 。

==========================
1)河田昌子(1987) お菓子「コツ」の科学
柴田書店 ISBN4-388-25086-4
19版までいってる \1600
[202.32.150.2][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

7101. 2001年02月19日 10時30分21秒 投稿:ちば 
Cauli.さん>
練馬区も世田谷区も広いのですが、大雑把にいえば、
表層地質はほとんどかわりません。
どちらも武蔵野面で新期ローム層に覆われています。
深いところまで行けばもちろん違いもありますが、
「大根の到達深度」ではかわらないはずです。
富士起源と浅間起源の火山灰の配合比が違うということはあり得ますが
いずれにせよ、土壌図などでもういちど確認してみましょう。
[202.32.150.2][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

..end