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ある火山学者のひとりごと 8700-8799


8798. 2001年10月12日 00時33分09秒 投稿:Cauli. 
#8796早川さん>
>気象庁サイトに火山情報として情報が出ていますが,

灰の情報は出ていますが、噴火したとは火山情報にありません。
火山情報と一緒に気象庁サイトに載っている資料に△印を付すことで辛うじて認知しているだけ。
[211.128.185.170][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)]

8797. 2001年10月11日 22時17分01秒 投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/miyake/remarks/fact.html]
火山情報をいま読み返して気づいたことがある.

今日の二回の噴火には,空振も微動も記述がない.
空振も微動もなく灰が降ったのは初めてのことではないか.
[210.145.194.241][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)]

8796. 2001年10月11日 22時03分59秒 投稿:早川 
やっぱりここには書いておこう.
本日11日,また三宅島で噴火がありました.
都道に灰が積もりました.

気象庁サイトに火山情報として情報が出ていますが,
いつもながらのことですが,噴火の証拠は気象庁から開示されていません.
発見者が誰かも,読み取れないように巧妙に書いてあります.
噴出量も,その目安すら書いてありません.

どういうつもりなんだか.


[210.145.194.241][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)]

8795. 2001年10月11日 21時49分25秒 投稿:Cauli. 
岩手県防災会議は年度内に県地域防災計画火山災害対策編を策定する予定(岩手日報岩手日日)。

両紙によると、活火山のある23都道県のうち地域防災計画に火山対策編があるのは13都道県、東北6県にはいずれも活火山があるが、火山対策編を作るのは岩手が初めてという。
[211.128.185.174][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)]

8794. 2001年10月11日 20時37分02秒 投稿:Cauli. 
#8792みやぎさん>

函館山の3合目付近で烏賊釣り船の集魚灯を見てから、霧の中を山頂に上がっても何にも見えなかったことを思い出しました。すりガラスを通したようにぼやっとでも明るく見えるの(=吸収)ではなく、全く見えなかったですね。
[61.204.3.82][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)]

8793. 2001年10月11日 16時54分53秒 投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/bosai/joho/2001/suwanose.html]

            火山観測情報
       第8号

平成13年10月11日16時30分
鹿児島地方気象台発表

火山名 : 諏訪之瀬島

 諏訪之瀬島の火山活動が活発になっています。
 十島村役場によると、本日14時頃から諏訪之瀬島御岳(おたけ)火口から有色噴煙
の噴出を確認されています。噴煙の高さは不明で東に流れています。
 諏訪之瀬島では、本日12時15分頃から火山性微動を観測しており、現在も続いてい
ます。また、14時30分頃からは噴火に伴う空振も観測しています。
 なお、島内で有感地震は観測されていません。
 諏訪之瀬島の噴火活動は、今年7月30日以来です。

 気象台では今後も火山活動を注意深く監視し、火山活動に大きな変化がみられた場
合は随時、火山情報でお知らせします。
[133.8.33.195][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

8792. 2001年10月11日 09時12分38秒 投稿:みやぎ 
 [http://www.gsj.go.jp/~imiyagi/Works/Field/]
8790:Cauli.さん> 水(蒸気)による吸収が少ない波長

ここで問題にしているのは、水(蒸気)による吸収ではなくて、水(白煙)による散乱のほうです。
散乱は白煙でなくとも起こります。たとえばCOSPECでは紫外線がよく散乱されて青空いっぱいに広がっていることを利用して、青空を紫外線光源として使用しています。水(白煙)による散乱はもっと激しいでしょう。比較的散乱に強いはずの熱赤外領域でも、白煙の向こうはあまりよく見えません(熱赤外カメラを覗いた経験)。この現象は波長の短い光ほど顕著になりますから、まして、COSPECが使っている紫外領域では全然ダメだと思います。
[150.29.139.119][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

8791. 2001年10月11日 01時19分28秒 投稿:みね 
 [http://www.jishin.go.jp/main/welcome.htm]
文部科学省の地震調査研究推進本部 地震調査委員会のHPは、毎月更新されています。↑
「2001年9月の地震活動の評価(平成13年10月10日)」が発表されました。

この機会に、三宅島付近から新島・神津島付近にかけての地震活動の2000年9月〜2001年9月の評価を別宅に纏めました。

なお、2000年6月〜2001年9月の三宅島の火山活動の纏めや、火山灰試料についても掲載しています(分割掲載ですし、各回とも長文です。あしからず)。参考にでもしていただければ幸いです。
[210.251.8.90][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; MSN 2.5; Windows 98; Win 9x 4.90)]

8790. 2001年10月10日 21時44分52秒 投稿:Cauli. 
#8789みやぎさん(及び風早さん)、コメントありがとうございます。

>まず、ラインかラウンドかについてですが、10/4はライン、9/5はラウンド、9/25と9/26はライン、9/28はラウンドだそうです。

風早さんのグラフ(gifファイル)から観測値を読み取って並べると、

 9月5日 18000ton/day(round)
 9月25日 6000ton/day(line)
 9月26日 12000ton/day(line)
 9月28日 32000ton/day(round)
 10月4日 41000ton/day(line)

となります(若干の読み取り誤差はご容赦)。たった5回の観測値に一喜一憂すべきではないけれど、ライントラバースでも41000ton/dayを観測したんですね。


>・近いと少なくなる原因は、噴煙が白色であるため噴煙の紫外線透過率が低いためではないか(推定)

もちろん二酸化硫黄による吸収が大きく水(蒸気)による吸収が少ない波長を用いているのでしょうが、それでも影響は無視できない(推定)というわけですね。二酸化硫黄による吸収が少ない波長でも同時に観測して、水など他の分子の影響を差し引くことはできないのかなぁ。
[211.128.185.170][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)]

8789. 2001年10月10日 12時02分22秒 投稿:みやぎ 
 [http://www.gsj.go.jp/~imiyagi/Works/Event/Miyake2000/geol/000916cospec/HomePage.html]
8787:Cauli.さん:

風早さんに聞いたところ、同氏からいくつかコメントをもらいました。※風早さん直々の投稿を促したのですが、やってちょ、とのこと^^);。

まず、ラインかラウンドかについてですが、10/4はライン、9/5はラウンド、9/25と9/26はライン、9/28はラウンドだそうです。

次に、どっちが多いかということですが、結論は、ラインの際は条件によっては過小評価しているのではないか、というです。

・ラウンドはラインより多めにでている(事実)
・島に近づくほど少なめに出る傾向がある(事実)
 例えば1:島内で車でトラバースするとヘリの半分ぐらいしか出ない(事実)
 例えば2:ヘリで海岸線沿いをトラバースした際も明らかに小さめに出る(事実)
 例えば3:8月初旬に島内で調査した際は、噴煙の向こうの太陽がオレンジ色に見えたのでこりゃダメだと思った(同氏の感想)
・近いと少なくなる原因は、噴煙が白色であるため噴煙の紫外線透過率が低いためではないか(推定)
・ラウンドがラインより多めにでる原因は、遠いほう(ラウンド)は噴煙が十分拡散しているので白煙の問題がないためではないか(推定)。
[150.29.139.119][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

8788. 2001年10月10日 11時43分44秒 投稿:みき 
8785 みやぎさん>
 ご無沙汰です。ヘリの話題・・・。
 この時ご覧になった気象庁の無人ヘリって、あの”不時着”後、修理したものなのですか?
 
 次はいつ出動するんでしょうかねぇ。
[202.32.150.2][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows NT 5.0)]

8787. 2001年10月10日 01時07分00秒 投稿:Cauli. 
 [http://staff.aist.go.jp/kazahaya-k/]
#8774みやぎさん>
>ところで、風早さんとこのSO2放出量速報に、また跳ね上がった様子が出てます。

この4万トン/日という観測値はライントラバースによるものなのでしょうか、それともラウンドトラバースによるものなのでしょうか。

5月28日の予知連資料(気象庁;pdfファイル)を見ると、突出した観測値はラウンドトラバースによるものがほとんどです。これは、ラウンドトラバースだと突出するというより、ヘリの運用時間の都合で1飛行あたりの観測回数が2回程度に制約されること(風早さんの英文ページ)や積分時間(距離)が長くなることから、ラウンドトラバースによる観測値は精度がかなり悪いと解すべきだろうと考えます。

ライントラバースで観測するかラウンドトラバースで観測するかは噴煙の流れ方次第、つまり気流(風)の影響を大きく受けますから、自ずから季節変化を考慮しなければならないでしょう。つまり、火山ガスは同じように出ていても、ラウンドトラバースによる観測が増える季節になると、観測値が突出する割合も高くなるものと考えられます。
[211.128.185.179][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)]

8786. 2001年10月09日 19時29分49秒 投稿:ポチ 
 [http://www.spaceimaging.com/level1/index32.htm]
スペースイメージング社の親サイトでは別ウインドのArchive QuicklooksからWorld Citiesでアフガニスタンをセレクトできます。9月事件前後の画像が最新ですが。
[61.213.73.95][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

8785. 2001年10月09日 17時50分20秒 投稿:みやぎ 
 [http://www.gsj.go.jp/~imiyagi/Works/Field/MRI20011009/HomePage.html]
8763:Hal.Tさん>必要スペック(重量、距離)などを一度まとめて書いてみませんか?

了解です。文章をとりまとめています。ところで、本日(10/9)気象庁の無人ヘリを見学する機会がありました。その様子を上のページにのせました。
[150.29.139.119][Mozilla/4.76 (Macintosh; U; PPC)]

8784. 2001年10月09日 17時22分11秒 投稿:ちば 
 [http://www.spaceimaging.co.jp/news/apology.html]
 スペースイメージング社のホームページは
Nimdaに感染して、しばらく閉鎖されていましたが
最近になって再開されたようです。
 ↑ページの文章には明確に書いていませんが、
その日、このページをWindowsマシンで
しかもIEの古いバージョンで見た人は
自分のマシンがNimdaに感染した可能性が
あると言う意味だと思います。>○○○さん?

 たくさん興味深い写真が掲載されていますが、
最近の番組の中で紹介されていたアフガニスタンの写真はないようです。
 火山の写真もあります。新雪の富士山などは、いろいろな点でとても興味深いです。
 山頂の1m解像度の写真もありますが、この中の「富士山測候所跡」というキャプションは
間違いでしょう。確かにレーダードームは撤去されて、
その跡が写真に黒丸状に見えていますが、
測候所そのものはまだまだ現役のはずです。
[202.32.150.2][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)]

8783. 2001年10月08日 23時07分24秒 投稿:ちば 
 [http://wrgis.wr.usgs.gov/fact-sheet/PDF/Vog.pdf]
はやかわさん>
 すみません。 footprintは1790です。
まぎらわしくてごめんなさい。
オーダー半桁もまあそうだけど、
(三宅よりも多い時期もありましたよね)
 コナでのVogの影響は結構大きいっていう話は
だれから聞いたんだったかなあ
A先生だったかなあ
[210.166.68.99][Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)]

8781. 2001年10月08日 18時07分34秒 投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/fieldguide/p/US/HI/big3.html]
8778ちばさん,

キラウエアのいまの二酸化硫黄放出量は7000トン/日ですから,
三宅島より半桁小さい.

[133.8.33.195][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

8780. 2001年10月08日 17時51分05秒 投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/fieldguide/p/US/HI/big4.html]
8777ちばさんへ,

フットプリントは1790年噴火です.

[133.8.33.195][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

8778. 2001年10月08日 12時16分57秒 投稿:ちば 
 [http://wrgis.wr.usgs.gov/fact-sheet/PDF/Vog.pdf]
 ハワイのキラウエア火山では、前の三宅島の噴火の頃からずっと
長期間に渡って噴火が続いていますが
同時に噴出されるSO2ガスの影響で深刻な大気汚染が生じています。
(噴出量は三宅島なみかそれより多いくらいです)
このガスのことをハワイでは「Volcano」+「Smog」=「Vog」
ヴォグと呼び、おそれています。
(日本でもそう呼んだらいいかもしれない)
 ハワイ諸島付近は貿易風帯ですから
ヴォグはもっぱら西海岸のコナ付近に流れることが多く、
酸性雨や酸性霧となって、植生に深刻な被害が出ているそうです。
 健康に対する影響については、上記ページでも警告が与えられていますが
どのように具体的に対応しているのか、詳しいことは知りません。
わかれば、いろいろ参考になるのではないかと思います。
 わたしも、建物に錆が目立つんだよというはなしを聞いたくらいです。
最近のコナは観光地としてますます栄えているようです(ヒロは閑古鳥らしい)。
 もちろん、三宅島とハワイ島は大きさが桁違いですから、
ガスの影響はかなり弱まると思われますし、
十分に割り引いて考えないといけないのですが。
[210.166.68.45][Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)]

8777. 2001年10月08日 11時51分08秒 投稿:ちば 
 [http://hvo.wr.usgs.gov/kilauea/history/1924May18/]
 ハワイのキラウエア火山の1924年の噴火は
水蒸気爆発によって、巨大な噴石が出たり
細粒火山灰が堆積するなど
三宅島の2000年の噴火と類似しているところが
あって、大変興味深いのですが
最近、新しいページが公開されて
ずいぶん詳しい内容が手軽に読めるようになりました。
 この細粒火山灰の表面に残された人間の足跡は
天然記念物として、屋根がかけられて手厚く保護されています。
(観光案内書の記載だけでは、溶岩の表面の足跡かと思ったりした)

みねさん>書き込みはありがたいのですが、バランスを考えて下さいね



[210.166.68.28][Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)]

8774. 2001年10月07日 17時09分02秒 投稿:みやぎ 
 [http://www.gsj.go.jp/~imiyagi/Works/Exp/HomePage.html]
↑EPMA, SIMSの紹介など。> みねさん;村松さん

ところで、風早さんとこのSO2放出量速報に、また跳ね上がった様子が出てます。
[150.29.139.119][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

8773. 2001年10月07日 00時10分23秒 投稿:みね 
 [http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/yasuda/miyake2K/report1010.html]
東大地震研HP「三宅島2000年噴火:噴出物の化学組成について、続報」 by 安田et al.↑

EPMA分析結果が掲載されていました(6/27海底噴出物、8/18山頂噴出物)。

「続々報」や、「別手法での分析」はないのでしょうか? >> 関係各位
[210.238.175.108][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; MSN 2.5; Windows 98; Win 9x 4.90)]

8772. 2001年10月06日 23時01分53秒 投稿:みね 
 [http://pubs.usgs.gov/pinatubo/imai/index.html]
Highly Oxidized and Sulfur-Rich Dacitic Magma of Mount Pinatubo: Implication for Metallogenesis of Porphyry Copper Mineralization in the Western Luzon Arc  By Akira Imai, Eddie L. Listanco, and Toshitsugu Fujii

USGSの出版部門のHPで、ピナツボJune 15, 1991のテフラの分析事例を見つけました。↑
要約からの抜き書きですが、 (up to 0.78 weight percent as SO3) と書かれています。

分析方法は、次のように書かれています。↓
Microprobe analyses were done with the JEOL 733 MKII of the Geological Institute, University of Tokyo, using 15keV, 12nA, and a beam diameter of 5 ?m
[211.126.18.42][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; MSN 2.5; Windows 98; Win 9x 4.90)]

8771. 2001年10月06日 19時33分47秒 投稿:みね 
 [http://www.google.com/]
8769.8768.村松@東北大さん

早速のご回答に感謝いたします。

知らないキーワード続出で驚きました。
しかし、検索エンジンでは容易にヒットしました。
多くのキーワードを教えていただけたので、得るところ大でした(ただし、消化不良です)。

いろいろな分析方法があり、目的に応じて使い分けができるようですね。

「固体をそのまま測る方法」や、「吸着したガスを分析する方法」が確立されているようですね。
ご指摘のように、SO4イオン以外の成分についても考察が必要みたいですね。

ということは、8754.で書いた作業仮説%1〜%4は、あまり意味がないみたいですね。


火山灰の分析事例をUSGSあたりで探してみようかと思いはじめています。
調べた上で分からなくなったら、また質問させてください。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(参考)キーワードを検索エンジン等で調べた結果から、いくつかを抜粋しておきます。
解説図のページ、装置の写真のページ、分析グラフのページ等もありました。
より詳しい説明や触媒等での事例もありましたが、読みきれないし、書ききれないです。

昇温反応法(TPRD)、(temperature programmed reaction desorption)試料の温度を連続的に上昇させながら、H2、O2などの反応性ガスを流し、反応性ガスの消費量や反応生成物の発生量から、試料の還元性状、酸化特性、あるいは、表面の吸着分子との反応性などを知る方法。

MASS:質量分析器/質量分析計

TGDTA(Themo Gravimetry Differential Termal Analysis)は試料に温度かけてゆき昇温状態と重量変化を測定することにより、熱分解、加熱残存物などを測定する装置。

EPMA:Electron microprobe analysis -- or electron probe microanalysis -- or electron microbeam probe analysis --

FT−IR:フーリエ変換方式の赤外線分析装置
Raman:光が散乱する際の、赤外線領域相当の波長の変化
[210.255.5.49][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; MSN 2.5; Windows 98; Win 9x 4.90)]

8770. 2001年10月06日 17時55分09秒 投稿:ちば 
 [http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/00/1/0092420.html]
 ようやくきのう書店(紀伊国屋)でみつけて一気に読みました
「三宅島 島民たちの1年」
三谷さんの筆力はすごいですね
なんか8月18日のあたりのことは,涙なくしては読めなかった.
 1年前のできごとが淡々とそして気持ちを込めて
なまなましく描かれています.
とりよせても読むべき本のひとつと思います
[133.43.170.83][Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)]

8769. 2001年10月06日 13時15分01秒 投稿:村松@東北大 
補足。
吸着したガスの分析は、たぶん化学屋のほとんどはこうした方式はとりません。
昇温脱離法(TPD)という手法を用いて、不活性ガスあるいはその他のガスを流しておき、温度をかけて昇温させ、昇温途中で脱離するガスをガスクロなどで分析します。
あるいは、昇温反応法(TPRD)という手法も使います。
溶液法をとらない理由は吸着形態が相が変わると変わるからです。また、バリウム沈殿法だとSO4だけが沈殿する恐れがあるなどの欠点があります。

それから、さきほどリストしたのは、固体状態での分析手法です。上記TPRと組み合わせることができるのがありますから、定量性は格段にあがります。

みねさん、これでいいですか?
より詳しい説明が必要でしたら、まずはご自分でお調べになった上でご質問くだされば幸いです。
[130.34.31.180][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

8768. 2001年10月06日 12時35分26秒 投稿:村松@東北大 
8767.みねさん:

とりあえず
グロー放電MASS, EPMA, TGDTA-MASS, FT-IR&Raman
をあげておきます。必要量はそれぞれ異なります。でも、1gも要らない。
[130.34.31.180][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

8767. 2001年10月06日 12時25分00秒 投稿:みね 
8766.村松@東北大 さん
#固体をそのまま測ればいいのに。。。

初歩的質問ですが、測定方法は? 試料の必要量は? >> 村松@東北大さん
[211.134.173.30][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; MSN 2.5; Windows 98; Win 9x 4.90)]

8766. 2001年10月06日 08時59分30秒 投稿:村松@東北大 
質問です
8754.みねさん:
>http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/shimano/miyake2000/sulfurmass.html
>「硫酸塩測定結果(速報)2000.10.17更新 by 今井、下司(東大理)嶋野(東大学地震研)」のページに、火山灰試料の表があります。
この中に
-----
 火山灰試料約5-20gを十分乾燥させ正確に秤量した.これをイオン交換水約200mlに溶き,室温で約2時間以上保持した後ろ過した.ろ液を回収して水溶性成分として溶出されてきたSO4=イオンをBaCl2溶液(10%)を加えることでBaSO4として沈殿させ,これを吸引ろ過して回収した.回収したBaSO4を秤量し,これを硫黄(S)の重量に換算したものを火山灰試料の重量で割ったものを結果に示した.
-----
という記述があるのですが、これは常套手段ですか? >> 関係各位

おおざっぱな定量ならこれでもいいかもしれませんが、そもそも「水溶性硫酸塩」というのが化学屋としては気に入りません(笑)。

上記の手法の問題点(考えられるところをざっと)
1)硫酸イオン以外の硫黄の存在→多めに出るのか少な目に出るのか
2)化学吸着イオンの存在→溶出しない吸着硫酸イオンは多いのか少ないのか
3)火山灰構成要素としての硫酸イオン→溶出するのかしないのか
4)定量性の問題→バリウム法であそこにあるほどの定量性があるのかないのか

#固体をそのまま測ればいいのに。。。
[130.34.31.180][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

8765. 2001年10月05日 22時23分46秒 投稿:みね 
 [http://www.kishou.go.jp/field_offices/fukuoka/fukuoka/fukuoka_jishin/fukuoka_volcano/sakurajima.htm]
福岡管区気象台の、桜島のページから抜粋します。↑

桜島は東西10km,南北8km,周囲40kmの島であったが,
1914年(大正 3年)の大噴火で山腹から流出した溶岩により大隈半島と陸続きになった。

1914年 1月12日(大正 3年)噴火
 「大正大噴火」
 1月10日から地震,11日には有感地震も含め頻発
 12日8時半頃脇,有村など島の南海岸から熱湯噴出,10時頃西側中腹(標高約350m)から噴火
 約10分後には南東側中腹(標高約400m)からも噴火。
 黒煙・火山雷・空振など22時から翌13日01時にかけ特に顕著。
 13日20時頃から溶岩流出開始。西方の溶岩は横山村に達し約2週間後弱まる。
 南東方の溶岩は脇,有村,瀬戸を埋没し,1月29日に瀬戸海峡を閉塞。
 この噴火は強震を伴い,特に12日には有村及び鹿児島市で被害。
 地震,噴火による被害は村落埋没,全壊家屋120棟,死者58名,負傷者112名,農作物大被害等。
 降灰は仙台に達する。
 噴出物総量 2.1×10^9m3(溶岩流出量1.56×109m3 ,降下軽石及び火山灰0.62×10^9m3)。
 噴火に伴う地盤変動大。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
8758.ちばさん 
>それにしても、桜島はずいぶん前から、
>島じゃなくて半島ですよねぇ

おおよそ百年前に半島になつたのですね。
私にとっては大昔ですが、火山にとっては直近のことでしょうね。
[61.200.151.243][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; MSN 2.5; Windows 98; Win 9x 4.90)]

8764. 2001年10月05日 21時19分06秒 投稿:NARUO 
 [http://www.ymtgeo.co.jp/]
鹿児島の成尾です。
火山学会に参加された皆様,お疲れさまでした。最新の情報・考えを聞くこと
ができ大変勉強になり,刺激されました。ありがとうございました。
ところで最近気づきましたが,鹿児島の(株)山元地質さんのHPに9.2
種子島豪雨災害の報告が出ています(↑)。隣の屋久島は多雨で有名ですが,
種子島はそれほど降らない所でしたので,意外という感じでした。写真がたく
さん出ていますので,興味のある方はご覧ください。
[61.205.67.237][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Win 9x 4.90)]

8763. 2001年10月05日 20時36分11秒 投稿:Hal.T 
 [http://www.aljazeera.net/special_coverages/war_against_terrorism/]
re:8762:みやぎさん
 必要スペック(重量、距離)などを一度まとめて書いてみませんか?

 将来のこともあるし、研究者側でどんなものと決まっていれば、ものずきな中小企業もあります。(私のところは零細企業ですがね)。私のところでお遊びでやってもいいし。

 例の墜落した無線操縦ヘリコプタみたいに莫大な金額はかからないでしょうよ。

[210.250.2.102][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

8762. 2001年10月05日 19時03分04秒 投稿:みやぎ 
 [http://www.aes.co.jp/aes/sub/seihinsub/ss_probe.html]
8742:Hal.Tさん> ペイロードが大なら飛行船

こんな感じ↑ですかね^^。これは操縦性も非常に良好だと聞いています。飛行船を使う計画は地調の先輩方が何度か研究計画を提案したことがあるのですが、今までのところ通っていません。もしも私がこれを使って計画を提案するならば、風に弱いのと、エンジンがとまった時にどう回収するか(風に流されず、自発的に降下してほしい)を解決してからですね、、。

8743:Cauli.さん> 二機のヘリでY字型に吊り下げる

Y字型だと強い横向き成分があって、パイロットはウルトラCの操縦を要求されるかもしれませんね。私はこんなアイディアを考えたことがあります。ヘリ1機が、数百mぐらいの間隔で複数センサーを結び付けた長いロープ一本をぶら下げて、横にたなびく噴煙の上を飛び越えるというもの。噴煙のガス濃度断面一度に得られるのがメリットです。救難ヘリのパイロットなら、ロープを一本だけぶら下げて飛ぶことは馴染みがあるかも。
[210.250.55.106][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

8761. 2001年10月05日 16時15分42秒 投稿:かもめ 
【畑が4メートル隆起】http://www.ryukyushimpo.co.jp/news01/2001/2001_10/011005eb.html
[211.7.217.68][Mozilla/4.78 (Macintosh; U; PPC)]

8760. 2001年10月04日 21時43分17秒 投稿:みき 
 [http://www.asahi.com/national/update/1004/017.html]
10月4日午前9時半頃、北見市の国道333号で土砂崩れが起き、車1台が巻き込まれたようです。
[202.32.150.2][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows NT 5.0)]

8759. 2001年10月04日 14時16分27秒 投稿:10OR 
昨日まで北海道に行ってました。

旭川の三浦綾子記念文学館では、「三浦綾子・『泥流地帯』の世界」という
企画展をしていました。
小説が、十勝岳の泥流災害についてよく研究された作品だということを
改めて思わされる企画展でした。

旭川近辺に行かれる予定のある方は、
是非、立ち寄られることをおすすめします。
10/17まで。

[202.248.151.140][Mozilla/4.7 [ja] (Win98; I)]

8758. 2001年10月04日 13時17分07秒 投稿:ちば 
 [http://www.minaminippon.co.jp/sakucap/]
 きょうは、火山学会の巡検が桜島で行われています。
↑少し雲がかかっていますが、南岳山頂は見えているようです。
それにしても、桜島はずいぶん前から、
島じゃなくて半島ですよねぇ
[202.32.150.2][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

8757. 2001年10月03日 21時29分57秒 投稿:みね 
 [http://www.kishou.go.jp/press/0109/26a/index.html]
「地震防災対策強化地域判定会」の、「平成13年9月26日定例打ち合わせ会」の発表が掲載されています。↑
[211.5.22.103][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; MSN 2.5; Windows 98; Win 9x 4.90)]

8756. 2001年10月03日 11時48分07秒 投稿:ちば 
 [http://www.aist.go.jp/GSJ/~urai/volcano/volcj.html]
火山学会より
 ASTERを使用して、世界中の900火山を監視する計画が進んでいるそうです。
活発な火山は、8回/日も観測できる。
噴煙、SO2、熱異常、変色水などをとらえられるという。
しかも、一日くらいで緊急対応ができるという。
[202.219.188.236][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

8755. 2001年10月02日 21時43分10秒 投稿:みね 
 [http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20011001-00000004-mai-l46]
YAHOO-毎日新聞 “火山・桜島”を勉強 日本火山学会公開講座に100人参加−−鹿児島 ↑

「2000年は約150回の爆発と約270万トンの降灰」とのことです。

土産話を心待ちにしています > 参加された方々へ。
[210.255.9.148][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; MSN 2.5; Windows 98; Win 9x 4.90)]

8754. 2001年10月01日 23時27分07秒 投稿:みね 
 [http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/shimano/miyake2000/sulfurmass.html]
「硫酸塩測定結果(速報)2000.10.17更新 by 今井、下司(東大理)嶋野(東大学地震研)」のページに、火山灰試料の表があります。↑

12件の火山灰資料の、S/ash (g/kg)は、3.348〜15.493でした。
硫黄(S)の重量での構成比は、0.3wt%〜1.5wt%ということですよね。

このページについての、私の作業仮説です(素人の思いつきにすぎません)。
%1 火山灰をもたらしたマグマが異なる(硫黄構成比が異なる複数のマグマが存在し影響している)。
%2 メルト中の硫黄は一部は脱ガスするが、一部は残ったまま固化する。
%3 火山灰噴出時の条件に依存する(マグマの温度、冷却速度、減圧速度、地下水等の周囲物質の関与)
%4 周囲から硫黄等の物質がメルトに混ざるとともに、一部は脱ガスする。

他にはないでしょうか?
[211.5.23.182][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; MSN 2.5; Windows 98; Win 9x 4.90)]

8753. 2001年10月01日 08時42分23秒 投稿:早川 
 [http://maechan.net/miyake/bbs/]
28日噴火の続報は,すくなくとも神着の一帰宅が無事終わるまでは,一時帰宅掲示板↑に書き込みます.

[133.8.33.195][Mozilla/4.08 (Macintosh; U; PPC, Nav)]

8752. 2001年10月01日 06時31分37秒 投稿:早川 
8750Cauli.さん>
>こう思った理由のひとつは、9月27日の噴火が夜間であったにもかかわらず、「灰白色」の噴煙が観測されているのは、これまでの映像伝送だけでなく島で肉眼で見たのだろう、との推測です。

いくら島から見ても,夜間の噴煙を「白色」と「灰白色」に区別できるだろうか?
月明かりがあったとしても,神着からみると逆行だから噴煙の色を区別するのはむずかしいと思う.なにか秘密が隠されていると思う.おそらく人為的秘密.
[210.145.194.241][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)]

8751. 2001年10月01日 02時08分34秒 投稿:下司信夫 
宮城さん
>※でも堆積後に消えちゃうとは言い切れませんね。
>要は酸化還元雰囲気で決まるのでしょう。

噴火後1年が経過した2000年噴出物は,すでに地表での酸化が進行していて,
硫化鉱物の分解とそれによるさまざまな2次鉱物の析出が始まっています.と
くに8月29日火山灰中の硫化鉱物の酸化分解が顕著で,いわゆる「やけ」が生
じています.
詳しくは火山学会のときにでも.
[133.11.56.21][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

8750. 2001年10月01日 01時37分51秒 投稿:Cauli. 
#8748自己フォロー:
>え? 気象庁は9月21日から三宅支庁に人を置いてるんじゃないの?

こう思った理由のひとつは、9月27日の噴火が夜間であったにもかかわらず、「灰白色」の噴煙が観測されているのは、これまでの映像伝送だけでなく島で肉眼で見たのだろう、との推測です。
[211.2.44.72][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)]

8749. 2001年10月01日 01時13分38秒 投稿:みね 
 [http://www.kishou.go.jp/press/miyake/index.html]
まず、昨年9月以降の火山灰についての、私の目分量についてお断りします。
私の目分量では、昨年8月までは除外して、昨年9月以降に噴出した火山灰は、0.01億トン程度と感じています。
私の目分量にすぎませんが、0.001億トン〜0.1億トンの範囲と思います。
0.0001億トンとか、1.0億トンではないと私は思っています。

早川さんの、8月26日
13億トンの岩石が地下の深いところに落ち込んだことです.そのとき(ついでに)噴火が起こって0.16億トンの火山灰が大気中に放出されました.

風早さんの三宅島のページ
脱ガス開始以来,現在まで(2001年8月末)に,0.15億トンのSO2が放出されているので,脱ガスしたマグマの総量は約60億トンあるいは約2km3に達します。

地調等によるCO2, SO2濃度観測では、CO2/SO2モル比=0.7-1

8713.みやぎさんによれば、H2Oは、SO2の10倍ぐらい。


昨年8月までは除外して、昨年9月以降をまとめると、
噴出物 火山灰      0.01億トン(私の目分量)
噴出物 SO2      0.15億トン
噴出物 CO2      0.15億トン(SO2と同程度にしました)
噴出物 H2O      1.5億トン(=SO2の10倍にしました)

9月以降の脱ガスしたマグマ総量  約60億トン

関与マグマや、噴出H2Oや、噴出SO2に比べて、火山灰の噴出が著しく少なかったと素人考えしています。
[210.238.175.26][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; MSN 2.5; Windows 98; Win 9x 4.90)]

8748. 2001年10月01日 00時28分47秒 投稿:Cauli. 
#8747早川さん>
>26日27日28日の噴火の情報があまりに希薄だ.

え? 気象庁は9月21日から三宅支庁に人を置いてるんじゃないの?(都本部対応第320報) というか、昨年9月4日に三宅支庁内に移転した測候所が支庁内で業務再開してるんじゃないの?

昨年9月から今年1月にかけての北海道駒ヶ岳火山情報(リンク先は道立地質研)では、噴火(あるいはそれらしき微動)があると、即座に気象台が「聞き取り調査」し、降灰がありそうだと測候所・気象台職員が走ってって現地調査する、という手順が確立されていたようだけど、これは北海道管区ローカルルールで三宅には適用されてないのかしら。
[211.2.44.65][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)]

8747. 2001年09月30日 21時35分00秒 投稿:早川 
 [http://www.edu.gunma-u.ac.jp/~hayakawa/news/2000/miyake/topics/radar/index.html]
三宅島

28日5時半の降灰は,三宅島の東部の一周道路沿いで最大1cm程度だったらしい.

もしこれが本当なら,
昨年7月8日の10倍.
7月14日に匹敵.

しかし火山観測情報542では灰色噴煙の継続時間が3分という.
(いま気づいたが,26日27日は灰白色噴煙だが,28日は灰色噴煙だ)

なお気象レーダーにエコーはうつっていない.
7月14日のときはうつった.↑

26日27日28日の噴火の情報があまりに希薄だ.
なんてことだ.

[210.145.194.241][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)]

8746. 2001年09月30日 15時24分11秒 投稿:ちば 
みやぎさん>
(あ、もしかしてちばさんは逆に、これ以降はSO2がガスとして出たから
パイライトとして落ちない、というストーリーをお考えなのですか?)
 あーい、そーいうことでーす。
 あと、堆積したパイライトはその後、溶けるにしても
なにかの痕跡や影響が残るのではないかということ
鉄鉱物の汚染とか、粒子の隙間に何かができて「カタ」くなるとか
[202.32.150.2][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

8745. 2001年09月30日 09時34分35秒 投稿:みやぎ 
 [http://www.gsj.go.jp/~imiyagi/Works/Conf/2001/prog/HomePage.html]
8731:ちばさん> (過去の)堆積物中にパイライト

どうなんでしょうか。メールでも書きましたが、ガスによってその場でできているとすると、8月18日以降の火山灰にあまり含まれない理由が思いつきません(あ、もしかしてちばさんは逆に、これ以降はSO2がガスとして出たからパイライトとして落ちない、というストーリーをお考えなのですか?)。それに、堆積後暫くすると(といってもどの位の時間かわかりませんが)溶けて消えてしまうように思えます。というのは、隣人に聞いた話では、(黄鉄鉱の)鉱山から硫酸酸性の水が流れ出ることがあり、また鉱床の周囲に赤く鉄が沈着した部分を「やけ」というのだそうです。パイライトが酸化され、溶解して硫酸をつくり、別の場所で鉄が沈殿(やけ)したからと考えられているそうだからです。

※でも堆積後に消えちゃうとは言い切れませんね。私が以前琥珀取りで久慈のどこだかを掘ったときには、土中にパイライトがあって、琥珀とはまた別に嬉しかった覚えがあります。琥珀が出るぐらいの雰囲気ならパイライトも保存(あるいは新規晶出したりして)されるかもしれませんが。要は酸化還元雰囲気で決まるのでしょう。
-----------------------------------------------------
8730:みねさん>「島弧でのマグマ生成には水が関与」が強烈

色々興味をもっていただけて、こちらとしては大変しあわせでした。
もっと刺激が欲しいですか?。その水、現在の理解では「帳尻」が合わないんです。火山活動で地表に出てくるのは沈み込んだ水の一部であり、かなりの量は行方不明なのです(たとえば風早1997、島弧の活火山から放出される水--その起源と量、日本水文科学会誌27巻105-116ページ)。さあどうなっているのでしょう、、。
[150.29.139.119][Mozilla/4.76 (Macintosh; U; PPC)]

8744. 2001年09月30日 00時17分17秒 投稿:みね 
 [http://www.gsh.pref.hokkaido.jp/]
北海道立地質研究所HPさんから、有珠山火山観測情報9月27日と8月30日とを抜粋します。↑

有珠山火山観測情報から、「噴火」の記述がなくなりました。火山灰・空振・微動については、次のような記述で発表されました。
・金比羅山(K)火口群では、噴石等の放出は停止しており、白色の噴煙活動が続いています。しかし、今後噴石等の放出が再開する可能性もありますので、火口付近では引き続き火山活動に注意してください。
・噴石や火山灰の放出は停止しています。
・噴火に伴う空振は9月7日以降観測されていません。
・火山性微動は8月下旬まで連続的に観測されていましたが、その後は断続的となり、9月13日以降は観測されていません。


火山観測情報 第30号(9月27日14時30分 室蘭地方気象台発表)
 金比羅山(K)火口群では、噴石等の放出は停止しており、白色の噴煙活動が続いています。しかし、今後噴石等の放出が再開する可能性もありますので、火口付近では引き続き火山活動に注意してください。8月30日以降の火山活動状況は次のとおりです。
概況
 K−B火口では、ごく小規模な水蒸気爆発が続いていましたが、現在は火口底が湯溜まりの状態に変わり、白色噴煙を連続的に噴出しています。噴石や火山灰の放出は停止しています。噴火に伴う空振は9月7日以降観測されていません。火山性微動は8月下旬まで連続的に観測されていましたが、その後は断続的となり、9月13日以降は観測されていません。
 K−A火口は、湯溜まりの状態が続いており、白色噴煙を連続的に噴出しています。
 西山西麓(N)火口群では弱い噴煙活動と地熱活動が続いています。
 地震回数は少ない状態が続いています。


火山観測情報 第29号(8月30日15時00分 室蘭地方気象台発表)
 金比羅山(K)火口群では、ごく小規模な噴火が断続的に繰り返されています。噴煙活動が弱まった時には突発的な爆発が発生する恐れがありますので、火口付近では引き続き火山活動に注意してください。7月26日以降の火山活動状況は次のとおりです。
概況
 K−B火口では、ごく小規模な水蒸気爆発を繰り返し、少量の火山灰を含んだ噴煙を連続的に噴出しており、周辺では時々降灰が確認されています。
 噴火にともなう空震や火山性微動の振幅は小さい状態が続いていましたが、大雨後の8月23日から微動および空震の振幅が増大し、本年4月頃のレベルになりました。27日以降は小さい状態に戻っています。
 K−A火口では、湯溜まりの状態は続いており白色の噴煙を上げています。
 西山西麓(N)火口群では、弱い噴煙活動と地熱活動が続いています。
 地震回数は少ない状態が続いており、震度1以上を観測した地震は観測されていません。
[211.5.18.133][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; MSN 2.5; Windows 98; Win 9x 4.90)]

8743. 2001年09月29日 22時12分05秒 投稿:Cauli. 
完全な素人考えですが、噴気の中にセンサ入れるだけなら、二機のヘリでY字型に吊り下げるなんてのはどうでしょう? 軽量の索を使わないと結構な負担になりそうだけど、中点に気球付けて浮力で減殺する、とか。
[210.136.255.90][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)]

8742. 2001年09月29日 20時49分49秒 投稿:Hal.T 
8740みやぎさん>>
では、別案

ペイロードが大なら飛行船。だけど、耐天候性が悪い(風に負ける)。ペイロード1kgの案。

 非常に軽い素材で2立方mぐらいの体積、翼付き効力の小さい形、ヘリウムを1.2気圧
ぐらいで押し込む。
 これで形状を保たせることができるだろう。バラスト制御して目的地までの高度差を乗り
越えさせ、微細制御は電動。操縦の基本は飛行船ではなく、飛行機的な操縦で動かさないと、
むずかしい。火口の中は電波が届きにくいのでGPSによる自動操縦も難しくないだろう。

 操縦制御はわずかなエネルギーで可能。人のいないところなら水素でも大丈夫だろう。

[210.250.2.102][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

8741. 2001年09月29日 18時10分17秒 投稿:ちば 
 [http://www.aist.go.jp/RIODB/strata/VOL_JP/index.htm]
 「日本の第四紀火山」というページは
写真も豊富でとても参考になりますね.
 10月1-3日に鹿児島で火山学会が開催されます.

[133.43.170.83][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 4.5; Mac_PowerPC)]

8740. 2001年09月29日 15時01分06秒 投稿:みやぎ 
 [http://www.gsj.go.jp/~imiyagi/Works/Conf/2001/prog/HomePage.html]
ふー、やっと学会の発表準備がおわりました。^^;; プログラム作成風景↑

8722:Cauli.さん
8728:Hal.Tさん

電動プレーンはいままで考えたことがありませんでした。ラジコン技術2000年1月号に、軍事用の小型偵察機として開発されているもので、時速70kmで16分のフライトが可能な(Black Widow MAV System)というのが載っています(参考1; 2)。こんな小型軽量なやつを使い捨てるつもりで飛ばす、というのも手かもしれません。

でも同号の記事で私が一番心をひかれたのは「インターエクス1999[オランダとドイツで交互に開催される、風変わりな模型飛行機の大会]」でイギリスのスティーヴ・ウェッヴ氏が披露した環状翼機です。底抜けのタルにプロペラをふたつつけた極めてシンプルなもので、墜落しても、環状体の外周(カーボンロッドの骨と、帆布の皮)が衝撃を吸収し、破損しにくいとのこと。

火山観測に使うなら、前者のタイプではセンサーの小型軽量化が必須で、それはえらく大変そうですが、後者ならそのままスケールアップするだけで数キロのペイロードを確保でき、現行のセンサー類を搭載できるような*気が*しました。特に墜落時の衝撃吸収特性は、とても重要だと思います。※どんなに機体を安価に仕上げても、高価なセンサーを積むので、、、。

電池の重量は悩ましいところです。計測器もそれなりに電力を喰うし、なにしろモーターで標高1000m位まで駆け登るのだから、かなりのバッテリー容量が必要そうで、それがペイロードを圧迫しそうです。
Hal.Tさんの> 電池を何段階かに分け、自動的に捨ててしまうような工夫
は、なるほどと思いました。でもエンジン+発電器を積むのと、バッテリーをたくさん積んで捨てて行くのと、どっちが特なんでしょうね?。多分、必要容量が多いほど、エンジン+発電器が有利になると思いますが。結局電動プレーン実用化の突破口は、電源問題の解決(マイクロ波で??)にありそうですね。
[150.29.139.119][Mozilla/4.76 (Macintosh; U; PPC)]

8739. 2001年09月29日 13時59分34秒 投稿:ちば 
 [http://www.geo.chs.nihon-u.ac.jp/tchiba/volcano/kobetsu/id-397.htm]
硫黄島については
第四紀火山カタログのなかにも記述があります。↑
この中には、今回と同じような
「1982.12 南海岸沖に変色水域」という文字もありますので、
ずっと前から繰り返し発生しているのかも知れません。
硫黄島の空港は、結構見晴らしの良い場所にあるし、
あの海岸線は、ある意味で港のような場所だから
見落としということはほとんどないように思います
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
*硫黄島には港がないので、艦船での訪問者は
上陸用舟艇を利用して、あのへんの砂浜に乗り上げて、
上陸してくることが多いらしい
[133.43.162.148][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows NT)]

8738. 2001年09月28日 21時02分13秒 投稿:よう 
 [http://www.jhd.go.jp]
8737早川さま

 硫黄島では飛行機の発着も多く、海が変色すればすぐ気づかれてしまうと想像します。その中で、変色水が報告されたのはかなり多いですが、常に変色水が見られるという訳ではありません。その中で、爆発(ないし爆発と想像されるもの)の報告は100年間に数回です。見逃された活動が皆無とは言えないのでしょうが、管制塔の人やパイロットの方々は、通常は今回のテロに際しての地位の払い方よりもはるかに低いレベルであって、直径百メートルもある波紋に気づかないとはとても思えないのですが...。根拠の無い推定に過ぎませんけれど。
 まあ、これだけ隆起が速いので、新しい亀裂や噴気口が形成さるのは日常茶飯事じゃないかという気もしますけれど、情報は持っていないので判りません。

[61.206.37.67][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

8737. 2001年09月28日 20時22分29秒 投稿:早川 
8735ようさん>
>最初に気づいたのが3.5km離れた基地の管制塔の人だったとか。

テロとの関連で厳戒中だったから今回たまたま気づいたのであって,このようなことって硫黄島ではけっこうあって,いままでいちいち報告されなかったなんて見方はおかしいでしょうか?

なんせ33cm/年の隆起の島なんだから,世間の非常識が硫黄島の常識だったりするかもしれないと思うのです.

[210.145.194.241][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)]

8736. 2001年09月28日 20時01分48秒 投稿:みね 
 [http://www.kishou.go.jp/press/miyake/index.html]
9月27日 22:00観測540号(随時発表)、23:00観測541号(随時発表)、
9月28日 07:00観測542号(随時発表)、09:50観測543号(定例)↑

 昨日(27日)21時28分頃、小規模な噴火があり、灰白色の噴煙を確認しました。灰白色の噴煙は21時28分頃から22時15分頃まで火口上1000メートルまであがり北西に流れました。21時26分、28分にはやや振幅の大きな微動が発生し、うち26分の微動には振幅の小さな空振を伴っていました。
 昨日(27日)23時04分頃、小規模な噴火があり、灰白色の噴煙を確認しました。噴煙の高さは火口上800メートルで北西に流れました。23時04分頃にはやや振幅の大きな微動が発生し、振幅の小さな空振を伴っていました。
 本日(28日)になり、三宅島の北西部で、これらの噴火に伴うと考えられる降灰を確認しています。
 本日(28日)05時28分頃、小規模な噴火があり、灰色の噴煙を確認しました。火口上800メートルまで上がり北東に流れ、三宅島の東部で降灰を確認しました。05時28分頃には微動が発生し、振幅の小さな空振を伴っていました。

▲火山灰採取ができたようにも読める文章だと思いました。
△この掲示板では、要旨部分のみの抜粋とします。
△別宅「ここは三宅島」に、詳しく掲載するとともに、今年の噴火の抜粋と、昨年の噴火の要約を掲載しました。
[210.251.24.76][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; MSN 2.5; Windows 98; Win 9x 4.90)]

8735. 2001年09月28日 19時43分12秒 投稿:よう 
 [http://www.jhd.go.jp]
8733早川さま

はい。そのとおりです。直接は係わっていないもので....。

あのビデオじゃ、温泉の湧出にしか見えません。一時的に島が出来たのは間違いありませんが、水蒸気爆発じゃなくても、強い温泉湧出でも島も出来ますので....。
ただし、最初に噴いたのが1020頃で、ビデオや写真は夕方のものですから、午前のが水蒸気爆発だったかどうか目撃証言以外にはありません。気象庁の方も同じでしょう。で、最初に気づいたのが3.5km離れた基地の管制塔の人だったとか。爆発と呼べるような規模だったんじゃないかと想像しています。
[61.206.37.67][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

8734. 2001年09月28日 19時12分50秒 投稿:早川 
気象庁への要望.

証拠写真を公開してほしい.
証拠が示されなければ,検証できない.

[210.145.194.241][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)]

8733. 2001年09月28日 18時59分11秒 投稿:早川 
>掲載されています。
って,ひとごとみたい.

掲載してます.でしょ,ようさん.
小さいほうでしたよね。(謎)

みました.

1)沖のほう.湯気が出ているのが特徴.一時的に島ができたのか?

2)陸のほう.温泉水の大量噴出のように見える.

どちらにも,空中を飛行するジェットは見えない.

大量の温泉水が噴出して,まわりの泥を巻き上げただけの可能性を捨てきれない.
海岸に漂着物がなかったのでしょうか?



[210.145.194.241][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)]

8732. 2001年09月28日 17時40分18秒 投稿:よう 
 [http://www.jhd.go.jp]
↑ 一週間前の硫黄島の活動のビデオが掲載されています。
[61.206.37.67][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

8731. 2001年09月28日 10時51分29秒 投稿:ちば 
みやぎさん>
 過去の火山活動で、今回の三宅島のように
大量の火山ガスの噴出があった事例を、
堆積物から知る方法はないのでしょうか。
 たとえば、8月10日や13日の火山灰に含まれていた
大量の遊離パイライト結晶とその後のSO2ガスの噴出が
関連しているとしたら、堆積物中にパイライトがあるかどうかが
その指標になるように思うのですが。
 三宅支庁前の露頭のカタには、入っていなかったかなあ
[202.32.150.2][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

8730. 2001年09月28日 00時56分58秒 投稿:みね 
 [http://pubs.usgs.gov/gip/volc/nature.html]
>みやぎさんへ
>見守ってくださった方々へ

素人の私が手持ち情報を駆使して、みやぎさんに真摯に対峙したつもりです。
私にとっては「島弧でのマグマ生成には水が関与」が強烈でした。私の消化不良でした。

でも、この一連の討議を通じて、いくつかのことが確認できました。
CO2/SO2、セントヘレンズとの対比、#1〜#3等です。
これらは、一連の討議の成果として、私の自己満足とさせてください。

みやぎさんに感謝します。
そして、査読の構えでスタンバイしつつ暖かく見守ってくださった方々に御礼申し上げます。

>蛇足です。
新たなる断片的な疑問が浮かびつつありますが、整理できずに困惑しています。
急ぐつもりはありませんが、時間をかけて自分のモデルを見直してから、質問の形にして、
詳しそうな方に質問させていただくつもりでいます。その節はよろしくお願いします。

>感謝しています。
今日現在、私の火山学は、独学で1.5年未満です(有珠2000春から)。
1年前、早川さんや松さんなどにに鍛えていただいたことに、感謝しています。
私は目一杯主張し、批判を受け、勉強になりました。今では懐かしい思い出です。
[210.255.9.164][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; MSN 2.5; Windows 98; Win 9x 4.90)]

8729. 2001年09月27日 19時28分01秒 投稿:ポチ 
江戸東京博物館のポンペイ展に行ってきました。
死ぬかと思った。平日なのに大混雑。まあ老人
ばっかりよくぞ集まった。おけらじゃないんだ
からわたしを掻き分けないでほしい。老人臭で
眩暈がする。ほんとなんだから。
樹脂の人型には骨格がぎっしり詰まっておりま
した。おばちゃん押さないで。細かい穴の無数
に開いた壷はかたつむりの飼育容器だった。
ナポリの博物館で見られなかった外科医の家出
土の婦人科器具はやはりすごい。まだ卑弥呼も
生まれていなかった時代だぞ。青銅製でなけれ
ば19世紀の製品で通ってしまいそう。痛っ、足
踏まないでね。と言うか踏むんじゃねえ。
コンパスやキャリパー、裁ちバサミなど、すで
に道具として完成していたのがわかる。のこぎ
りの形もたぶんヨーロッパの宮大工?が今でも
使っていておかしくないだろう。
あーあ、ゆっくり考えながら見ることもできな
いや。日曜日はどうなるんだろ。修羅場だろ。

ここ、駐車場はないことになってるけど、観光
バスで満車になっていなければ駐車を許可しま
すとあった。できた当初、身障者駐車スペース
だけで、しかも閉鎖されていたと聞いていたの
も嘘だったのかも知れない。
[61.213.75.236][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

8728. 2001年09月27日 15時46分04秒 投稿:Hal.T 
 [http://www.madlabo.com/birdproj/index.htm]
粗忽研究者向けの観測飛行機ってのがあるといいですね。

思うに、お話のような場所なら電池で動くカイトでしょうかしら。ただ、電池は重いので火口の
中に入ったら出てこれないなんて事もありそう。行きは良い良い帰りは怖い。

電池を何段階かに分け、自動的に捨ててしまうような工夫をすれば結構行けるんではないかな。
火口の中なら人もいないし、かまわないでしょう。予算つけてくれればやりたいなあ。

ちなみに上のURLみたいなプロジェクトもやってます(!宣!伝!)テレメトリです。

[210.254.79.5][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows 98)]

8727. 2001年09月27日 13時02分19秒 投稿:みやぎ 
 [http://www.gsj.go.jp/~imiyagi/Works/Exp/sims/HomePage.html]
みやぎ>水の多少にかかわらずケース#1〜#3(8713参照)をとりうる
注:おっと!「多少にかかわらず」と書いてしまいましたが、水が全くないような場合は、そもそも8706の説明から逸脱してしまいます。「ケース#1-#3は水の多少よりも、気泡の存在状態やマグマの混ざり方によるから」が正しい理由でしょう。失礼しました。
[150.29.139.119][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

8726. 2001年09月27日 12時42分19秒 投稿:みやぎ 
 [http://www.gsj.go.jp/~imiyagi/Works/pairs.txt]
旧地調<−>産総研のwebページ対応表をまた更新しました↑。

8723:みねさん>
> [http://www.gsj.go.jp/~imiyagi/Works/Conf/2001/eps_ash_sims/HomePage.html]
> >8720.みやぎ さん
> 私の大雑把な理解では、そして荒括りの記述で恐縮ですが、北海道渡島支庁
> のページあるいは「Q&A 火山噴火」p46の図に描かれている仕組みを、
> 「実験で再現確認された」ですが、合っていますか? ↑

^^; 上記のページ(SIMSを用いた実験)で論じている事は「マグマがどう発生するか」ではなく、「三宅島2000年山頂噴火でマグマがどう破砕したか」です。しかし私は「島弧マグマに水が多い例」としてひきあいに出してしまいました。私は8713でも、同じ主旨で「宮城・森下2001;合同大会」を引用しましたが、この学会発表のwebページ版がまさに、上のURLの文書というわけでした。わかりにくかったかもしれません、ごめんなさい。

ともあれ「島弧では水が関与」は伝わったと思います。ただ、水の件と、CO2/SO2の件とはまた話が別です(何故なら、水の多少にかかわらずケース#1〜#3(8713参照)をとりうるからです)。CO2/SO2比に期待されていたとのことですが、がっかりするには早すぎるでしょう。こういう絵を見せられるともう全て解った気にさせられてしまうかもしれません。でも実際にはわからないことだらけなのです。調べる意義は十分あります。
[150.29.139.119][Mozilla/4.76 (Macintosh; U; PPC)]

8725. 2001年09月27日 07時49分57秒 投稿:ちば 
 [http://w-soramame.nies.go.jp/]
 頼みの綱の「そらまめ君」は、動いているけど、(サーバーはOK)
肝心の測定データがうまく表示されない。
(観測点分布は表示されます)
全国各地のコンピュータの中には、
「レッドられたりニムダった」のがいっぱいあったからのかなあ
[210.166.68.105][Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)]

8724. 2001年09月27日 07時38分42秒 投稿:ちば 
 [http://des.tokai.jaeri.go.jp/incoming/miyake.html]
きょうの気象条件は三宅島の火山ガスに要注意です。
南東の風で、名古屋方面にガスが流れる予想です。
[210.166.68.105][Mozilla/4.5 (Macintosh; I; PPC)]

8723. 2001年09月27日 00時52分35秒 投稿:みね 
 [http://www.gsj.go.jp/~imiyagi/Works/Conf/2001/eps_ash_sims/HomePage.html]
>8720.みやぎ さん
まず「島弧」についての、私の認識が総合的でなく不連続であったことを認めます。ご指摘感謝します。

私の大雑把な理解では、そして荒括りの記述で恐縮ですが、北海道渡島支庁のページあるいは「Q&A 火山噴火」p46の図に描かれている仕組みを、「実験で再現確認された」ですが、合っていますか? ↑

マグマの発生の仕組みが根本的に異なり、「島弧では水が関与」ということですか。ナルホドです。

その場合に関与するマグマの量。CO2/SO2に明瞭な時間変化は認められない。モデル#3かもしれない。
率直に言うと、CO2/SO2に期待していました。しかし、セントヘレンズと違うように感じます。

・・・昨日から困惑しています。過去3000年を再点検するか・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
[210.238.174.3][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; MSN 2.5; Windows 98; Win 9x 4.90)]

8722. 2001年09月26日 22時36分44秒 投稿:Cauli. 
 [http://www2.crl.go.jp/kk/e412/CRL_News/back_number/201/201.htm#201-1]
#8720みやぎさん>
9年前、地上からのマイクロ波送電を動力に模型飛行機を飛ばす実験を見に行ったことを思い出しました。

そのレポート↑では、「…この日は風が強く失敗に終わりました。飛行中にプロペラが外れるというアクシデントがあったにもかかわらず、ラジコンの操縦者の的確な判断で機体を無事着陸させることができました」とさらっと書かれていますが、強風の中操縦性よりも受電アンテナ優先で作られた模型飛行機を操縦し、プロペラの外れた機体を損傷なく着陸させた操縦者は、実はラジコン競技の日本チャンピオンだったと記憶しています。

人材集めも、プロジェクト成功に向けた大切な仕事ですね。
[211.2.44.119][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)]

8721. 2001年09月26日 21時19分39秒 投稿:みね 
 [http://www.kishou.go.jp/press/miyake/index.html]
火山観測情報第536号 平成13年9月26日 13時10分(抜粋)
 三宅島雄山では本日(9月26日)11時32分頃、小規模な噴火がありました。
 遠望カメラの観測では、本日(9月26日)11時32分頃、山頂から灰白色の噴煙を確認しました。噴煙の高さは火口上1000mで東に流れており、三宅島の東部で灰まじりの降雨を確認しました。有色噴煙を確認したのは7月18日以来です。
(この掲示板では、以下は略します)

別宅「ここは三宅島」に、全文転載しました(この掲示板の上部にリンクがあります↑)。
[210.255.5.163][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; MSN 2.5; Windows 98; Win 9x 4.90)]

8720. 2001年09月26日 12時52分11秒 投稿:みやぎ 
 [http://www.gsj.go.jp/~imiyagi/Works/Conf/2001/eps_ash_sims/HomePage.html]
8715:みねさん>質問1の発端は、Kilauea SummitやErta` Ale との相違
 なるほど、そういうことでしたか。米国地質調査所の文書にあるこれら三つは、地球上でマグマが発生する場所として、それぞれ異なる3タイプ(ホットスポット[Hot Spot]、海嶺[Divergent Plate]、沈み込み帯[Convergent Plate])の例 をあげたものです。日本は島弧(沈み込み帯)ですから、一番右のMomotomboのたぐいに相当します。ちょうどこれらに関して8月20日に「地質相談業務」というのをやりましたので、その文章を使い回します(改行等変更)。--ここから--
Tさん wrote:
>  マグマ発生の環境である、海嶺、ホットスポット、島弧においてそれぞれの環境でどのようなマグマ発生機構があるのですか?
みやぎ wrote:
「マグマが発生すること」とは「岩石がとけ(融解)ること」ですね。岩石にかぎらず物を融かすにはいくつか方法があると思います。
  方法              例
・熱を加えて温度を上げる   (a);これは直感的に理解できるでしょう。
・物質を加えて融点を下げる  (b);鉛に錫を加えると融点が下がる、とか。
・圧力を下げて融点を下げる (c);富士山の山頂では沸点が下がる、とか。
               ※富士山は良い例ではありませんが。
こういった観点(マグマの発生機構)から海嶺、ホットスポット、島弧をみると、海嶺やホットスポットでは主に(c)が、島弧では(b)と(c)が{時々(a)}がおきているといってよいでしょう。(a)は「海嶺」が島弧の下に沈み込んだときなどに起きる現象です。(b)は島弧の下に水が運ばれたようなときにおきます。(a)はマントル(の一部)が上昇することによっておこります。--ここまで--
-----------------------------------------

8714:しらぼうさん>あまり噴気の濃い環境になると「酸欠→窒息→エンジン停止」してしまう可能性
 おっしゃるとおり、この計画はその手の配慮がいたるところに必要ですね、、。各分野に詳しいスタッフが集合しないと、、旧地調・旧 機械研・旧 電総研ぐらいの合同でプロジェクトを起こすか、HALさんの研究所に外注するとか、、。ちなみに、もしも私が操縦したなら、エンジン停止に対応できません。オートローテーションをまだ修得してないので^^;。
 私は、そこまで濃い噴気のところを飛ばさなくてもよいと思っています。この文書を読むとわかるように、現状、有人ヘリでは噴煙のうち「拡散して漂う部分」をかすめているだけです。同じくらい噴気孔から離れた場所で、あるいはもうちょっと近い場所で噴煙の中にセンサーを入れるためのプラットホームなのです。せめてプリューム近傍の気温・湿度がわかるだけでも水蒸気放出量の見積もり(福井さんの方法;1995 ;火山;40巻233頁)の精度を飛躍的に向上させることができるそうです(ここで聞きました)。
[150.29.139.119][iCab/2.5.3 (Macintosh; I; PPC)]

8719. 2001年09月26日 09時28分51秒 投稿:ハイジ 

8717 早川さん> 原研(東海研。他はわかりません)かなりウイルスが
蔓延していたので復旧・チェック作業に時間がかかっていると思います。
先週止まったページはぼちぼち再開しはじめているところです。

[211.121.30.100][Mozilla/5.0 (Windows; U; Win 9x 4.90; ja-JP; m18) Gecko/20010131 Netscape6/6.01]

8718. 2001年09月26日 07時00分19秒 投稿:早川 
 [http://w-soramame.nies.go.jp/]
そらまめ君も同様に止まっている.
旧そらまめ君を復活してくれてもよいんだけど.
[210.145.194.241][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)]

8717. 2001年09月26日 06時58分20秒 投稿:早川 
 [http://des.tokai.jaeri.go.jp/incoming/miyake.html]
原研シミュレーション.
止まったまま一週間がたつ.
なんとか復旧しないかなあ?
[210.145.194.241][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)]

8716. 2001年09月25日 23時53分49秒 投稿:みね 
 [http://www.jhd.go.jp/cue/KIKAKU/koho/io-shima/iou-shima.htm]
海上保安庁水路部HPの、「硫黄島沖海底火山活動について 」です。↑
(報告と写真があります。上のリンクからご覧ください。↑)

自衛隊の 2001.9.21 硫黄島南沖の海上現象について(1330現在)です(短文テキストのみなので、全文転載します)。
お知らせ 硫黄島南沖の海上現象について(1330現在)

1  本日1028頃、硫黄島の南海岸の沖1マイル付近で白煙があがり、海面が4m〜5m程度もり上がっているのが、硫黄島の海自4空群及び空自硫黄島基地隊より視認された。
 1035から1059に海自UH−60J×1(硫黄島)により偵察を実施した結果、噴気口4箇所を確認。
 これまで、気象庁、海上保安庁等、関係機関に通報済み。
2  防災科学研究所によると、地震計の解析結果から、通常の活動が継続しており、地震活動が活発化した様子はみられないとのこと。現在、詳細な解析を実施中。
[210.251.12.232][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; MSN 2.5; Windows 98; Win 9x 4.90)]

8715. 2001年09月25日 23時30分42秒 投稿:みね 
 [http://volcanoes.usgs.gov/Hazards/What/VolGas/volgas.html]
USGSの「火山ガスの体積構成比の例(from Symonds et. al., 1994)」の表を参照しながら書きます。↑

>8713.みやぎさん
早速ご返答いただき感謝しますす。

質問1の発端は、Kilauea SummitやErta` Ale との相違でした。Momotomboであれば、ほとんど水ですね。↑
三宅島でのCO2/SO2の地質調査所のデータは知りませんでした。
「明瞭な時間変化 は認められない。」・・・ムムム(困惑しつつ質問3へ)。

質問2で「SO2が10%」と私が書いたのは、三宅島についての情報ではなく、Kilauea Summitでの11.8%や、Erta` Ale の8.34%にもとづいたものですが、誤解を招く不適切な記述でした。↑
なお、ご存知かもしれませんが、「S02を多く含む玄武岩質マグマの上昇」という学説を掲載した記事はあります。東京新聞 2001年6月22日 三宅島マグマ供給の仕組み一変

質問3については、#1や#2だけでなく#3を考慮すれば、クック湾と三宅島を説明できそうに感じました。

できれば全ガスで調べたいでしょうし、せめて相対比率等でも掴みたいことと思います。
私も、気象庁さんの無人ヘリ&カイトプレーンには期待しています。

また、質問させていただくかもしれません。よろしくお願いします。
ご一同様、健康に気をつけてください。今日はありがとうございました。
[210.251.18.36][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; MSN 2.5; Windows 98; Win 9x 4.90)]

8714. 2001年09月25日 20時21分12秒 投稿:しらぼう 
こんばんは、ちょっと気になったので書き込みさせていただきます。いつもはROMさせて頂いております。

8713 みやぎさん>
>噴煙の中にセンサーを搭載した飛行物体を突っ込ませたいなと思っていて(これ)、
>気象庁さんの無人ヘリ&カイトプレーンには期待しています。

無人だからといって、余り火口に近づくと危険かと思われます。
理由は、エンジン式ヘリは通常の空気を前提に作ってあり 酸素が必要なので、あまり噴気の濃い環境になると「酸欠→窒息→エンジン停止」してしまう可能性があるからです。
エンジン式のものを使用する際には「窒息」の可能性を考えながら操縦するこが必要になると考えます。

では、失礼します。
[210.159.85.195][Mozilla/4.7 [ja] (Macintosh; I; PPC)]

8713. 2001年09月25日 18時03分27秒 投稿:みやぎ 
 [http://www.gsj.go.jp/~imiyagi/Works/Exp/sims/HomePage.html]
8707:みねさん>

私が8706で水が大半と書いた件、少なくとも島弧の火山(これのMomotombo; Convergent Plateの例)ならそう言っちゃってもよいと思っています。

但し、島弧の火山の噴気でも、高濃度のCO2,H2Sを持つことが少なくありません(一見大したことなさそうな低温の噴気にその傾向が強いです中毒に注意しましょう)。矛盾する?、いえいえ。これはマグマから出た直後はH2Oが多かったにもかかわらず、噴気孔に来るまでの冷却等によってH2Oが除去されてしまったと考えれば、合理的なのです。このように、議論をする際には、一口に火山ガスとしてくくらずに、「マグマ中の揮発性成分」、「気泡の組成」、「高温の噴気」、「低温の噴気」を区別したいところです。

>質問1:できれば全ガスで調べることが意義深い
これは質問というよりコメントですね?。もちろんガスを全部採取することができたら素晴らしいと思います。でも三宅島では、上の意味での「高温の噴気;全ガス」のサンプリング行われていません。あの噴気孔の近くに行ってパイプを突っ込む事は非常に危険でしょう。何か良い方法があればよいのですが、、。

>質問1b:H2Oや、CO2、HCl等、あるいは全ガスの観測状況等は?
これらはあまりフォローしていないので参考にならないかもしれません。H2Oについては、白煙の様子から推定する試みがあり、昨年などはべらぼうに多量だったはず(地下水の寄与のため?)。CO2については、SO2[COSPEC]のような遠隔測定法が困難なので、有人ヘリに濃度計を乗せて観測しています。予知連で報告されています(たとえばこれです。HClも遠隔測定が困難で、火山灰粒子に付着した成分や、島内に置いたアルカリ吸収液の分析が行われています。

私は、噴煙の中にセンサーを搭載した飛行物体を突っ込ませたいなと思っていて(これ)、気象庁さんの無人ヘリ&カイトプレーンには期待しています。

>質問2:SO2が全ガスの10%前後に到達している可能性
三宅2000の「高温の噴気」の10vol%をSO2が占めるであろうという情報があるのですか???。もしそうだとすると、この量を「チョビチョビ」というのは不適当だったかもしれません。(その場合でも、10%しかないのならやはり「被運搬物質」という扱いでよいのでは?:−)

私は、「高温の噴気」中のSO2の体積は数パーセント程度(2%とか)ではないかと思っています。理由は、マグマのH2Oが3wt%(2.7wt%=宮城・森下2001;3〜5wt%=嶋野ほか2001どちらも合同大会)で、SO2は0.25wt%(斉藤;未公表を宇都ほか2001地学雑誌が引用)で、同じ質量ならH2OはSO2より3.6倍の体積を持つことです。実際にはこれにCO2も加わるから、全ガスに対するSO2の割合はもっと少ないと思います。

>質問3:CO2がSO2に先行しない例についてはいかが?
その米国地質調査所のファイルをみると、CO2とSO2はほぼ同期しているか、またはノイズに埋もれているように見えますね、、。

話はモデルに依存します。(私が)想定したケースは以下の1番の作業仮説に乗っています。#1マグマ溜まりの頂部に気泡の移動などによってCO2に富んだ部分があってそこの部分が先に出るとする場合や、#2浅所で脱ガスしたマグマ(脱ガスマグマ)が新しいマグマ(未脱ガスマグマ)と次々に混じるとする場合は、H2O等よりも先にCO2の放出割合は減るでしょう(理屈は8706で述べたとおりです)。

しかし、もしも#3脱ガスマグマと未脱ガスマグマが混じれないとしたら、これから脱ガスしようとするマグマの組成は常に「未脱ガスマグマ」に固定されるでしょう。脱ガスマグマは粘性が高くなるので、混じらない事は十分考えられます。その場合は単に、マグマがたくさん脱ガスすればCO2もSO2も多く出て、少ない場合はどちらも少ししか出ない、という関係になると思います。ひょっとすると上の例はこのケースかもしれませんね。三宅がこのケースであることを積極的に否定する材料はないと思います。だとすると、1番のケースだけを仮定するのは誤りで、3番も考慮する必要があるかもしれませんね。
[150.29.139.119][Mozilla/4.76 (Macintosh; U; PPC)]

8712. 2001年09月25日 13時32分35秒 投稿:ちば 
 [http://hakone.eri.u-tokyo.ac.jp/vrc/erup/iojima.html]
 硫黄島の海底噴火の写真(気象庁提供)が
「Current Eruptions in Japan 」に掲載されています。
 5年程前に、硫黄島にいった時に歩いたところの結構近くで、たいへん驚きました。
硫黄島の海岸はほとんどが砂浜ですが、あちこちに噴気孔があり、
砂が変質してカチカチに堅くなっていたりします。
 また、あまりに早い隆起速度のために、海面から5m程度上に
新鮮な枕状溶岩の露頭が出ていたりしました。
 今回の噴火はかなり浅いから、砕屑物だけかもしれませんが
ひょっとしたら、内部には枕状溶岩があるかもしれません。
 たとえば、貝塚爽平・加藤茂・長岡信治・宮内崇裕(1985)
硫黄島の地学,地形,地質硫黄島の周辺海底の地形,
地学雑誌,94,6(no.872),424-436.など
[202.32.150.2][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

8711. 2001年09月25日 11時59分35秒 投稿:ちば 
 ニューヨークのWTC崩壊のとき
81階にいた人が、奇跡的に助かったという記事を読みました。
(まだ、ネット上では探していない)
 崩壊がはじまった時、とっさに火災を起こしていたフロアの
中央部に逃げ込み、そのフロアがパンケーキクラッシュの連鎖の一番上になったため
ほとんど無傷だったそうです。最終的には地下まで落ち
瓦礫に埋まったのだそうですが、
携帯電話で助けを呼び、助け出されたそうです。
 運良くとか、奇跡的にとかいう言葉に修飾させたくないほどの事実。
 そのような可能性があり得ることは理解できるけど、
かなり早いエレベーターくらいの速度だったのかなあ
[202.32.150.2][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)]

8709. 2001年09月25日 08時40分48秒 投稿:早川 
どちらもいつものやつです.
茨城県南西部のやや深いところでの発震.

東京で感じる地震の半分くらいは,これ.

[210.145.194.241][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)]

8708. 2001年09月25日 07時36分44秒 投稿:ぴーすけ 
茨城県南部、埼玉県北部、栃木県南部で震度3

25日午前4時5分にも茨城県南部、栃木県南部に震度3の地震。
震源地は茨城県南部で震源の深さは約70キロ、マグニチュードは4.5。
25日午前4時35分ごろ埼玉県南部、茨城県北部に震度3の地震があった。
震源地は茨城県南部で震源の深さは約70キロ、マグニチュード4.4。


[160.189.12.2][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)]

8707. 2001年09月25日 00時43分04秒 投稿:みね 
 [http://volcanoes.usgs.gov/Hazards/What/VolGas/volgas.html]
USGSの「火山ガスとその影響」のページに、「火山ガスの体積構成比の例(from Symonds et. al., 1994)」が掲載されています。↑
三宅島の「火山ガスの構成比」を知らないので、上記のUSGSのデータを参考にしながら書きます。ご諒承ください。

8706.みやぎさんのご主旨の理解に努めているところですが、よく分からない部分があるの゛質問させてください。

>・マグマ中の揮発性成分構成はH2Oが大半で、CO2がそれに次ぎ、あとはチョビチョビ。(これまでの観測事実)
(質問1)H2Oと、CO2の噴出量や同位体比を観測することが、SO2の観測を含めて、総合的な検討には有益ではないかと思います。できれば全ガスで調べることが意義深いと思います。
もしも、H2Oや、CO2、HCl等、あるいは全ガスの観測状況等をご存知なら教えてください。

>・SO2は少量すぎて、それ自体では効率的に脱ガスでず、基本的にH2Oによって搬送される。(たぶん正しいだろう)
(質問2)過去の三宅島マグマではSO2は少量すぎたと思います。しかし、2000年三宅島では、全ガスの10%前後に到達している可能性が否定できないと思います。その場合にも「SO2は少量すぎて、それ自体では効率的に脱ガスでず、H2Oによって搬送」ですか?

>・これが、CO2がH2O(この場合SO2と置き換えて考える)より先に減り始めることが期待される理由です。
(質問3)USGS(by Michael P. Doukas) アラスカのクック湾でのSO2とCO2 1990-94では、CO2がSO2に対して明確には先行していないように感じます。この例についてはいかがお考えでしょうか。

素人の生意気な質問のため答えにくい部分があるかもしれませんが、可能な範囲で教えていただけると幸いです。

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8706. 2001年09月24日 21時57分15秒 投稿:みやぎ 
 [http://www.gsj.go.jp/~imiyagi/Works/Exp/sims/HomePage.html]
CO2がSO2より先に減り始めることが期待される理由:
は、マグマ中のガス成分のマスバランスを考えると理解できると思います。

・マグマ中の揮発性成分構成はH2Oが大半で、CO2がそれに次ぎ、あとはチョビチョビ。(これまでの観測事実)
・SO2は少量すぎて、それ自体では効率的に脱ガスでず、基本的にH2Oによって搬送される。(たぶん正しいだろう)
・マグマが発泡すると、揮発性成分はメルト(ケイ酸塩溶融体)と気泡とに分配される(この図の左上半分)。(含C-H-S鉱物等は無視)
・メルトへの溶解度小さいもの(この場合CO2)ほど気泡により多く分配される(この図の左下半分)。(気泡内の「分圧」を考えるとそうなる)
・つまり、マグマが脱ガスしはじめると選択的にCO2が気泡に分配・除去されるので、あっという間にCO2が枯渇することになる(図5の泡有減圧)。
・これが、CO2がH2O(この場合SO2と置き換えて考える)より先に減り始めることが期待される理由です。
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8705. 2001年09月24日 21時13分52秒 投稿:みね 

CO2、硫黄同位体比、HCl等は観測されているようです。

@CO2の放出量は観測されているようです。
平成12年11月1日 三宅島の火山活動に関する火山噴火予知連絡会統一見解(抜粋)
>10月下旬に行った観測では、二酸化炭素の放出量も高いことが確認されています。

A噴出物の硫黄同位体比も調べられているようです。
平成13年2月5日 三宅島の火山活動に関する火山噴火予知連絡会統一見解(抜粋)
>火山ガス中の二酸化硫黄の起源は、大部分がマグマからの脱ガスによるものと考えられます。
資料5:三宅島火山2000年噴火における噴出物の硫黄同位体比の時間変化(東京大学大学院理学系研究科東京大学地震研究所)
>Jan.2000(1/23回収)金属網付着硫酸塩(硫酸ミスト)

B塩化水素などについてのガスの成分比も観測されているようです。
東京都災害対策本部の対応等について(第316報)三宅島火山活動検討委員会の検討結果について(平成13年8月29日)(抜粋)
>(1) 地殻変動について
>    地殻変動が停滞している傾向が見えるが、ガスとの関係はまだわからない。
>(3) ガスの成分・濃度について
>    ・昨年11月から今年5月までの観測結果では、ガスの成分比は変わっていな
>    い。水が関与していればより水に敏感な塩化水素の成分が減ってくるはず。
>    ・ガスの放出量は昨年12月から今年1月をピークにして減少しているが、斜
>    面を流れ下るガスの濃度は変わっていない。


コメントします。
@、A、Bの具体的データや、発表後の推移を知りたいです。
関連するデータも含めた総合的検討を、私は指向したいです。
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8704. 2001年09月24日 15時49分52秒 投稿:早川 
CO2の放出量が下がっているという情報を私は入手していません.
CO2はSO2より先に減り始めることが期待されると風早さんは言った.
セントヘレンズ1980で,それが明確に観測されていた事実をわたしはきょう
初めて知った.

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8703. 2001年09月24日 15時20分28秒 投稿:みね 
 [http://pubs.usgs.gov/openfile/of94-212/Derived/report.html]
USGS(Kenneth A. McGee & Thomas J. Casadevall)さんの 、セントヘレンズ1980-88のSO2とCO2です。↑

他山での一つの事例であり、活動形態の異なる火山だとも思いますが、
このグラフを見ると、三宅島での「CO2の推移」を知りたくなります。
[210.251.24.165][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; MSN 2.5; Windows 98; Win 9x 4.90)]

8702. 2001年09月24日 14時38分08秒 投稿:Cauli. 
 [http://staff.aist.go.jp/kazahaya-k/cospecj/COSPEC(J).html]
#8697自己訂正:
>これまでの観測最大値は20万トン/日らしい

産総研移転後のページ↑で見つけた。23万トン/日(平13.12.7)。

原注:「ただし,これは観測時の瞬間値を日量値にしただけなので,実際一日に23万トン放出されたわけではありません」

11月16日ではない。「COSPEC観測は,気象庁火山課の監視業務の一環として行われてい」るにもかかわらず、火山観測情報がこの値を注釈つきですら採用しなかった理由は定かでない。


#8694自己フォロー:

同ページより:
> 大量の火山ガス放出は,
>1)マグマ溜まりのマグマがすべて脱ガスし終えるまで続く可能性があります.
>
>しかし,
>2)脱ガスの進行などとともに生じるマグマヘッドの降下によって,火道上部が閉塞すれば,脱ガスは停止する可能性があります.(後略)

風早さんは両論併記ですね。
[211.2.44.134][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)]

8701. 2001年09月24日 14時32分15秒 投稿:みね 
 [http://www.kishou.go.jp/press/0105/28a/mate03.pdf]
平成13年5月28日 三宅島の火山活動に関する火山噴火予知連絡会統一見解
の、「資料3:SO2放出量、三宅島の収縮、低周波地震、微動の活動」です。


月毎の平均値だけでなく、観測データが表示されてるので、
月毎の平均値で見られる傾向が、有意かどうかの検討ができると思います。

なお、SO2の傾向については、この掲示板の5月28日〜31日でも議論されています。
[61.200.151.107][Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; MSN 2.5; Windows 98; Win 9x 4.90)]

8700. 2001年09月24日 13時12分43秒 投稿:Cauli. 
 [http://www.soumu.go.jp/]
みやぎさん、大変ですねぇ。

総務省↑などはあっさりしたもので、統合前の省庁区分どおりになっています。ディレクトリ以下はそのまんま。

www.soumucho.go.jp→www.soumu.go.jp
www.mha.go.jp→www.home.soumu.go.jp
www.mpt.go.jp→www.joho.soumu.go.jp又はwww.yusei.go.jp

www.joho.soumu.go.jp/〜のURLは、実はwww.yusei.go.jp/〜でもアクセスできたりします。
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