気象災害の頁

「今夏の天候推移で留意すべきこと ―暑いが不安定な夏に備えて―」

山川修治

1.水不足・高温障害の恐れ
2.梅雨後の高温対策
3.警戒要する前線性豪雨
4.モンスーン異変の影響
5.エルニーニョ発生
6.エルニーニョと台風
7.異常気象が多発
8.北極海,海氷縮小
9.成層圏循環からの類推
10.まとめ

本年の夏から秋にかけての天候の状況を、この冬から初夏にかけての推移を踏まえたうえで検討していきたい。稲作をはじめ、農業生産に気象情報を活用していただきたいという観点から、留意した方がよいと思われる事柄について述べていく。リスクをできるかぎり回避して、収穫の秋を迎えられるように、という願いを込めてまとめていきたい。

1.水不足・高温障害の恐れ

今春から梅雨季前半にかけて心配された西日本中心の水不足傾向は、梅雨季半ばの梅雨前線の急激な活発化によって解消された。

梅雨明け時に問題となりやすいのが高温障害である。稲作にとっては、最低気温・最高気温がともに高くなると、順調な生育に障害が起きる。最低気温が十分下がらない、つまり、気温の日較差(日最高気温と日最低気温の差)が小さくなる傾向が近年認められている(IPCC=ことば,2007)。このような状態が進行してくると、夜間に稲が呼吸過多となり、十分に休息できず、デンプンを蓄えにくくなる。それは、食味に悪影響を及ぼす結果となる。

他方、最高気温が35℃を超える「猛暑日」が続くようであれば、稲が夏バテして、「乳白米」の比率増加につながる。また、急激な高温化があると、胴割米の恐れもでてくる。地球温暖化の進行に伴い、猛暑日の発生頻度は相当高まってきているので、十分な注意を要する。

2.梅雨後の高温対策

梅雨明け後の高温対策は、特に重要である。日本の夏の気候は、対流圏の太平洋高気圧と対流圏上部から成層圏下部にかけて(上空8〜20km)のチベット高気圧の勢力によって決まってくる。本年の太平洋高気圧は、例年より発達がやや遅れているものの、チベット高気圧は、インド北西部のモンスーン低気圧(後述)が東に偏っているため、チベット高原上というより、その東に中心があり、西日本方面に例年に比べて早く張り出し始めている。

チベット高気圧が張り出してきて、太平洋高気圧の上を覆うと、暑い夏になる。それは、上空から乾燥・高温の空気が下降し、徐々に圧縮され、1kmにつき10℃も昇温するので、異常高温を引き起こすためである。チベット高気圧と太平洋高気圧が長期的にオーバーラップすると、1994年のような異常高温と干ばつが起きる。したがって、今後、両高気圧の動向には注意を払う必要がある。

日中における水稲の高温障害対策としては、湛水時であれば、深水による緩和策が有効であろう。できれば、日中温まった水を排出して、夕方に比較的冷たい水を灌漑することによって、葉温・根温を下げるようにするなどの処置を講ずることが考えられる。

3.警戒要する前線性豪雨

従来、梅雨前線は季節の進行とともに徐々に北上する傾向を示していたが、近年、梅雨季半ばになって一挙に1000km余りも北上して、日本海付近に活動の場を移す傾向がみられる。また、梅雨前線に伴う集中豪雨域も、例年、梅雨末期に現れるような西から東の走向を示すことが、梅雨季半ばから多くみられるようになっている。

本年の梅雨季は、九州北部、山陰地方などにおける6月末〜7月初めの前線性豪雨で特徴づけられる(図1)。梅雨前線の豪雨域はもともと他の季節の停滞前線性降雨域に比べて狭いが、梅雨末期型豪雨の場合は、その集中性が高まり、豪雨帯の幅が、数km程度と非常に狭ばまる傾向がみられる。そのため豪雨帯から数10kmも離れるとほとんど降雨がなく、強い夏の日射が照りつけることもある。つまり、豪雨域とその北側・南側における少雨・干ばつ域が隣あわせに出現しやすい状況となっている。南方からの暖湿気流の影響を受けて、西方から次々と雨雲、積乱雲が梅雨前線へ到来する場合、山岳部の西斜面を中心に豪雨・長雨に見舞われ、土石流やがけ崩れなどの土砂災害が発生する。梅雨季末期の7月中・下旬だけでなく、8月上・中旬にも、そのような集中豪雨をもたらすパターンが日本海側地域で時折生ずる可能性がある。また、秋雨季、特に台風がらみのときには、太平側地域で、南方からの積乱雲のバンドが進入して、豪雨をもたらすことが十分想定されるので注意したい。

4.モンスーン異変の影響

図1 2009年7月1日21時の下層850hPa気流と雲域・雨域(日本付近)の分布

(田平耕治気象予報士事業所による)

当日朝までの3日間に九州北部を中心に400mmを超える豪雨が降り、その後、中部地方に豪雨域が移った。本年の梅雨前線は、いったん北上してゆっくり南下という南北変動を繰り返しながら、西方より次々に積乱雲が進入、豪雨をもたらすタイプとなっている。

例年6月に本格化する夏のモンスーン(南インド洋から赤道を越えて南アジアに到来し、インドなどに貴重な雨季をもたらす季節風)が今年はどうもおかしい。南西モンスーンというより西南西モンスーンとなっており、本来、インド北西部に中心が現れるモンスーン低気圧(日々変動するが平均的にはヒマラヤ山脈の南西麓に中心をもつ)の位置が1000km余りも東にずれている。そのため、インド北西部はプレ・モンスーン・ヒート(雨季の前の5月頃を中心に現れる熱波)が長引いて、干ばつ状態となっている(7月初め現在)。また、南西モンスーンの東偏は、前述のチベット高気圧の東偏、および、西日本の干ばつ傾向に関連している。

一方、6月後半には、ベンガル湾南部からインドシナ半島を通過して、中国南部から中国北部へ、また、南シナ海から朝鮮半島や日本列島方面へ、暖湿気流が反時計回りに迂回して流入、その一部が華中に位置する梅雨前線の南西端に入り、前線活動を強化した。日本付近の梅雨前線活動に寄与する主な水蒸気源は西太平洋だけでなく、インド洋や南シナ海からやってくる。

さらに元来、台風が発生しやすいフィリピン東方に比べ相対的に高温な海面水温(SST)を擁する南シナ海にて生まれ北上した台風・熱帯低気圧の影響や、湿舌(暖水域に源を発する非常に湿った下層の空気で中・高緯度へ進入する)も加わり、急速に梅雨前線は活発化し、九州北部などの豪雨につながった。このように、台風や熱帯低気圧と前線との相互作用で、大雨がもたらされるケースは、秋雨時にも頻発する可能性が高いので、要注意といえる。

5.エルニーニョ発生

エルニーニョ現象とは、熱帯太平洋で、SSTの偏差(平年値からのずれ)が東高西低となる状況が継続的に現れることをさす。中米ペルーの西方沖で偏差が+0.5℃以上となり、それが6か月以上継続すると、エルニーニョ現象と認定される。平均して4〜5年に一度の割合で、エルニーニョ現象は発生するが、近年では1982〜83年、1997〜98年の場合は非常に大規模なもので、「エルニーニョ・イベント」とか「スーパー・エルニーニョ」と呼ばれている。このようなエルニーニョ現象の発生時には、世界各地で異常気象が多発することで知られている。

21世紀に入る頃からラニーニャ現象(SSTの偏差が西高東低となる)の傾向が現れ、2003年の小規模エルニーニョを経て、2007年後半から2008年初めにかけて、明瞭なラニーニャ現象が発生し、その後もラニーニャ傾向で推移していた。

しかし、本年5〜6月に、エルニーニョ現象の初期段階に入ったとみられる。中国北部やシベリアには低気圧が現れやすくなっているので、エルニーニョへの移行に伴い日本付近でやや低下したSSTの海域から、その低気圧に向かう南東ないし南寄りの季節風(モンスーン)が強まる傾向にある。そして、その低気圧域で活発化した前線が時々日本付近へゆっくり南下し、停滞するパターンとなっている。

6.エルニーニョと台風

今後、エルニーニョ現象に伴う暖水の東方移動が、台風発生域の拡大をもたらす可能性がある。日本の南南東方のマリアナ諸島付近や、はるか南東方のマーシャル諸島付近で発生する台風は、太平洋高気圧の縁辺の循環に乗って時計回りに移動しながら発達する傾向となる。高気圧の張り出し方によるが、東経130〜140°あたりで日本付近へ北上してくるケースが想定される。

大型台風が接近した場合、降雨が少ない条件下で、塩風害(潮風害)が発生し、白穂病が急速に広まることも推測される。特に、日本海に入った台風の南側にあたる山陰地方、北陸地方、東北地方西部などで、フェーン現象を伴う熱風とともに白穂病が短時間のうちに蔓延することがあるので、警戒しておきたいところである。

7.異常気象が多発

日本付近の偏西風は、西から東に流れているが、南北流が強まり、さらに大きく偏西風が南北にうねるブロッキングパターンに移行する場合がある。そして現在、北半球・南半球とも、グローバルにみて、ブロッキングパターンとなっている。

ブロッキングパターン卓越時には、世界各地で異常気象が頻発しやすくなる。つまり、気流の南へ迂回するところでは低温、北へ迂回するところでは高温・干ばつ、その中間のトラフ(気圧の谷)の南東側では豪雨・洪水に見舞われやすくなる。このように相反する気象災害がわずか数1000km内外の範囲で発現することもありうる。

アメリカ合衆国でのトルネード、日本の「ゲリラ豪雨」の頻発した2008年もブロッキングパターンと関連性があったが、今年もますますその傾向を強めている。シベリア方面からは、寒冷渦と呼ばれる上空に寒気を伴う低気圧が次々に到来している。寒冷渦の中心付近や、その東側数100kmから南側にかけてのコンマ状の領域には、積乱雲が形成されやすく、雷雨、降雹、突風を伴うことがあるので、要警戒である。

加えて、天候に悪影響を与えかねないもう一つの現象が起こった。千島列島、マツワ島にあるサリチェフ火山が6月に連続的に噴火した(図2)。噴煙の一部は成層圏まで進入しており、日本列島付近の天候が不順(降雹、多少の日照不足、早目の寒波)になる可能性もあるので、秋にかけて留意しておいた方がよいと思われる。

8.北極海,海氷縮小

2007年9月、北極海の海氷は観測史上もっとも縮小した。その後、本来なら高気圧圏内であるはず北極海上に低気圧が発達するようになり、アジアの気候システムに異変が及んでいる。例えば、1.シベリア高気圧の南方シフトによる2008年1月の中国豪雪、2.偏西風の南方シフトによる2008年5月、ミャンマーを襲ったサイクロン「ナルギス」の特異な東進、3.寒冷渦の南下による2008年8月、日本の「ゲリラ豪雨」。以上3例は、いずれも異常発達した北極低気圧に影響された天候異変と考えられる。

その影響は現在も終わっていない。北極低気圧の発達のほか、上記のブロッキングパターンの卓越や寒冷渦の度重なる南下は継続的に起こっている。そのため、降雹対策として、果樹などの場合になるが、防雹ネットなどの活用が考えられる。

図2 千島列島マツワ島サリチェフ火山の噴火

(2009年6月12日,国際宇宙ステーションより若田光一氏撮影;NASA提供)

一連の噴煙が成層圏に進入したので、気候への影響が心配されている。

9.成層圏循環からの類推

熱帯の成層圏(高度12〜50km)には約2年の振動がみられ、24〜30か月周期で東風と西風が交代している。その東風時と西風時とでは、対流圏の気候状態が対照的になる場合がある。例えば、日本の猛暑夏は東風年に、一方、日本の冷夏は西風年に起こる(逆は必ずしも真ならず)傾向がある。

2009年の夏はどうであろうか。2008年7月頃に、成層圏下部では、東風から西風に変わった。ほぼ時を同じくして、日本の「ゲリラ豪雨」が続発し始めた。その西風は通常以上に強く、その後12か月間、西風が続き、熱帯の西風域と北半球対流圏中緯度の偏西風がリンクするような構造を示すに至っている。そのため、相当に不安定な夏が予測される。ただし、従来の変動状況から順当に推移すれば、8月頃には東風に変化する見込みで、不安定な天候の回復方向へ寄与し、残暑は比較的安定して現れる可能性もある。

10.まとめ

今年の夏の天候は、当初に予想されたような暑いだけの夏とは、幾分様相を異にしそうな雲行きとなっている。暑い夏となることはある程度想定されるが、モンスーン異変、エルニーニョ現象、サリチェフ火山噴火、熱帯成層圏西風、どれをとってもやや不安定要素を抱えている。

どのように天候が推移するかは予断を許さないが、次第に傾向がはっきりしてくるので、常に新しい情報で対処し、豊作の秋を迎えていただきたいと思う。

2009年7月10(金)全国農業新聞

【ことば】IPCC(気象変動に関する政府間パネル)
人為起源による気候変化,影響,適応および緩和方策に関し,科学的技術的社会経済学的な見地から包括的な評価を行うことを目的として,88年に世界気象機関(WMO)と国連環境計画(UNEP)により設立された組織.

2009年7月10(金)全国農業新聞を修正

更新日:090722

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「気象面からみた大雪山系トムラウシ等での遭難」

山川修治

2009年7月16日,北海道・大雪山系のトムラウシ山(2141m)と美瑛山(2052m)で遭難があり,10名もの尊い命が失われました。心よりご冥福をお祈りいたします。

高年齢ツアー,不慣れなガイドなどの問題点が指摘されていますが,ここでは,気象面からの状況推移と留意事項を示したいと思います。

(a) 990hPaの発達した低気圧が宗谷海峡からオホーツク海に入る。大雪山系では,強い西風が吹き荒れ,横なぐりの雨が降っていたことが推測される。

(b) 閉塞点(aの国後島付近)にも低気圧が生まれ,中心が2分するとともに,低気圧の東進速度は鈍る。1000hPaの閉曲等圧線が示すように,大雪山系は依然として低気圧圏内で,強い北西風が吹きつけ,雨も断続的に降り続いたとみられる。

(c) 低気圧はようやく千島列島南部に移動するが,新たに閉曲した1004hPaの等圧線が示すように,大雪山系における気圧傾度(勾配)は大きいままで,冷たい北風が強く吹き込んだ。

図1 遭難当日の(a)06時 (b)12時 (c)18時の地上天気図

気象庁北海道放送「専門天気図」速報天気図

一行18名は,05:30頃,ヒサゴ沼避難小屋(1685m)を出発しました。06時の天気図(図1-a)から,宗谷岬付近に発達した低気圧があるため,風雨ともすでにかなり強かったと推測されます。

昼前には,トムラウシ山頂に近い北沼付近で1名が歩行困難になったとのことですが,12時の天気図(図1-b)によれば,低気圧はオホーツク海高気圧によってブロックされ,移動速度が遅くなりました。

その後,悪天候は続き,一行がちりぢりになってしまった頃,18時の天気図(図1-c)が示すように,低気圧は千島諸島南部ウルップ島の東へ移動したが,大雪山系はその影響圏にまだ入ったままで,しかも北方のオホーツク海高気圧から冷たい北風が吹きつける状況となっていました。

図2 2009年7月16日21時の東アジア850hPa天気図

気象庁

当時,オホーツク海北部の高気圧が強く,その影響もあり寒気団(約6℃)が宗谷岬付近から大雪山方面へ流入していた。また,北緯40〜55度帯が,低気圧の通り道となっていることも読み取れる。

遭難高度に近い850hPa,約1400mにおける16日21時の高層天気図(図2)を参照してみると,地上に比べオホーツク海高気圧の勢力が強く,それに後押しされて,6℃の寒気団が宗谷岬付近から大雪山系へ進入しつつあり,大雪山系の1400mあたりでも約10℃に低下していたことがわかります。遭難地点標高は約2000mですので,7〜8℃と推測されます。宗谷岬の上層,700hPa(約3000m)には約4℃の寒気があり,それより上ではもう雪になっているわけで,夏山とは思えない寒さです。札幌では15m/sの強風です(図1)が,大雪山系の稜線では5割増しの20〜25m/s程度の風速があったと推測されます。

くわえて,体感気温は,強風になるほど,つまり風速が1m/sますごとに1℃低温に感じられるといわれています。かりに気温が10℃としても,20m/sであれば,氷点下10℃の体感となるわけです。しかも,雨や汗で濡れた体はどんどん体温が奪われ冷え切って,低体温症を引き起こしてしまう危険性があります。特に,木綿の下着は濡れると冷えるので避けた方がいいでしょう。

図3 2009年7月16日12JSTのMTSAT衛星画像

(高知大学Web情報,可視画像)

道東の天気は回復し山岳波動による波状雲もみられるが,大雪山系から日高山脈にかけての稜線から西側・北西側には,寒気の流入に伴う中下層雲が宗谷岬の北西方から入り,なかなか取れにくい状況であった。つまり,冬型気圧配置時にやや類似した天気パターンを呈していた。

衛星画像(図3)によって,当日の雲分布の状況を確認してみましょう。16日正午には,北西風の風下側にあたる十勝平野などの道東域はすでに晴れてきています。しかしながら,宗谷岬の北西方には寒気に伴う積雲群が発生しており,それが次々に大雪山系方面へ進入し,脊梁山脈の西側大部分は,その中下層雲に覆われていたことがわかります。相当に強い寒気が存在し,それによって北西風の風上側の天気回復が大幅に遅れたということを理解することができます。

北海道には梅雨がないといわれていますが,今年のように,モンゴル付近に低圧部が形成されやすい年の7月頃には,頻繁に低気圧が通過し,周期的に(3〜4日ごとに)天気が崩れ,暖気のあとに寒気の進入という変動を繰り返します。地球温暖化に伴って,北海道の山を甘く見る傾向が生じているとすれば,それは憂慮すべきことです。

19日(日)にも低気圧が発達しながら津軽海峡付近を通過し,秋田など北日本(北海道・東北地方)の日本海側や島根県など山陰地方で豪雨に見舞われました。梅雨前線は南北に変動しながらまだしばらく活動を続ける見込みで,日本海側地域を中心に梅雨末期の集中豪雨災害が懸念されます。そして,梅雨明け後も不安定な気象状況が継続しそうで,夏休みの山や川や海での行楽が心配されます。とりわけ残雪の多い山では,落石や雪渓崩落に対する注意も怠らないようにしましょう。

図1のキャプションにあげたサイトを参照すれば,3時間ごとに更新される地上天気図および12時間ごとに更新される高層天気図をチェックすることができます。地上天気図では低気圧や前線の動き,高層天気図では気温や風速を調べることが可能です。また,夏山では雷雨が最も心配ですが,レーダーアメダス合成図によって,10分ごとにリアルタイムの乱層雲(雨雲)・積雲・積乱雲の動向を追跡することができますので,ぜひ参照してください。

天気予報を注視し,変わりやすい山の天気の変化に十分注意して,悪天候が予測される場合には,登山・行楽を中止(延期)する勇気を持つことが大切です。そして防寒・防水・耐風・避雷対策をしっかりと整えておく必要があります。ゆとりをもった日程で,臨機応変の対応を心がけて,夏山登山をしてほしいと思います。

更新日:090720

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